JP2683111B2 - 被記録材及びこれを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents

被記録材及びこれを用いたインクジェット記録方法

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JP2683111B2
JP2683111B2 JP1243766A JP24376689A JP2683111B2 JP 2683111 B2 JP2683111 B2 JP 2683111B2 JP 1243766 A JP1243766 A JP 1243766A JP 24376689 A JP24376689 A JP 24376689A JP 2683111 B2 JP2683111 B2 JP 2683111B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高密度でフルカラー画像を形成する場合のよ
うに、被記録材に単位面積当たりに多量のインクが付与
される記録に際してもインク吸収性,耐ブロツキング性
及び耐水性に優れた被記録材及びこれを用いたインクジ
エツト記録方法に関する。
更に本発明は高湿下での使用においてもインク吸収性
に優れ、かつ高湿下での保存に対しても安定な画像を得
ることができ、また透光性に優れた被記録材及びこれを
用いたインクジエツト記録方法に関する。
〔従来の技術〕
インクジエツト記録方法は、騒音の発生が少なく、高
速印字、多色印字の行える記録方法として注目されてい
る。
このインクジエツト記録方法に使用される被記録材と
しては、従来、通常の紙やインクジエツト記録用紙と称
される基材上に多孔性インク受容層を設けてなる被記録
材、OHP用の透光性被記録材が使用されてきた。
近年、記録の高速化、多色化等、インクジエツト記録
装置の性能の向上に伴い、被記録材に対してもより高度
で広範な特性が要求されつつある。
特に、インクジエツト用の透光性被記録材としては、 1)透光性に優れていること、 2)インクの吸収性に優れること、 3)耐ブロツキング性に優れること、 4)耐水性に優れること、 5)高湿下でのインクの吸収性に優れること、 6)高湿下での画像が安定でにじみがないこと、 等の基本的諸要求を同時に満足させる必要がある。
特に耐ブロツキング性は、複数のインク吐出口(ノズ
ル)を持つ記録ヘツドを用いた場合や、多色のインクに
よるフルカラー画像を形成する場合のように、同時に多
量のインクが被記録材に打込まれるときに顕著に現われ
る。すなわち、多量のインクを吸収したインク受容層の
樹脂がインクにより膨潤,溶解し、粘着性が発現し、
紙、プラスチツクフイルムなどに粘着する現象が生じ
る。あるいは、インクを吸収した被記録材が高温高湿下
に保存される場合も同じ現象が生じる。これは環境下の
水分を記録部分の樹脂が吸収し、溶解し、粘着性をさら
に発現する結果である。この現象をブロツキング現象と
呼び、被記録材がたとえ多量のインクが付与されてもブ
ロツキングしない特性を耐ブロツキング性と言う。
また耐水性は、記録後の被記録材に水滴が付着した時
にインク受容層の樹脂あるいは染料が溶解し、流れ出す
ことがない特性を言う。
特に水系インクを好んで用いるインクジエツト記録の
被記録材に求められる重要特性の1つである。
さらに、高湿下で画像がにじまないことが好ましい。
画像が著しくにじむと記録された文字等が判別できなく
なるという問題が生じる。
従来、上述の機能を満足すべく諸々の検討がなされ、
ある程度の成果を上げているものの、これらの要求性能
を全て満たした被記録材は未だ知られていないのが実情
である。
たとえば特開昭60−132785号公報にはポリビニルピロ
リドン及びゼラチンもしくはポリビニルアルコールの混
合物から成る被記録材が開示されているが、ポリビニル
ピロリドンがインク受容層に25〜75%含有していること
が好ましい領域とされている。
上記の従来例の材料を用いた被記録材は、インク吸収
性が優れている反面、多量のインクを用いる記録方法で
は記録部分の耐ブロツキング性に欠け、記録後の被記録
材を積層していくと、剥離できなくなったり、剥離に大
きい力を要する問題があった。
さらに記録部に水滴が付着した際に記録部分の染料が
流れ出し、記録物の判別が困難になるという耐水性の点
でも満足するものではなかった。
また記録後の被記録材を高湿下で保存しておくと、印
字部分がインク受容層の吸収した水分によって拡散し、
印字部分の染料がにじみ、印字部が判別しずらくなると
いう高湿下での画像の安定性にも問題があった。
これらの問題点を解決するために、例えば特開昭61−
188181号公報では、塩基性ポリマーと酸性ポリマーとの
混合物を使用することが開示され、主にポリビニルピロ
リドンと酸性ポリマーの混合物がイオン的に結合し、耐
水性を実現し、しかもインク吸収性に優れた被記録材を
提供している。
しかしながら、一般に記録に用いる水系インク中に含
有されるグリコール,アルコールに対してイオン結合が
弱く、高湿下での印字部分の耐ブロツキング性に欠ける
問題は依然改良されないままである。
従って、高湿下での印字部分の耐ブロツキング性を改
良するためより多くのイオン結合を形成すべく、酸性ポ
リマーを増量していくと、初期のインク吸収性が低下す
る問題が生じる。この現象は、特に水系インク中に存在
するグリコール,アルコールが少量である速乾性のイン
クを多量に使用する際によく確認される。
以上の如く、多量のインクを用いる記録に際して、イ
ンク吸収性,耐ブロツキング性,耐水性に優れた被記録
材は未だ現状では得られていない。
更に上記特性をすべて満足しながら高湿下において上
記のインク吸収性を満たし、かつ高湿下での保存に対し
ても安定な画像を得ることができる被記録材も現状では
得られていないのが実情である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明の目的は高密度で多量のインクを用いる
記録に際しても、インク吸収性,耐ブロツキング性,耐
水性に優れた被記録材及びこれを用いたインクジエツト
記録方法を提供することにある。
又、本発明の目的は高湿下での使用においても前述し
たインク吸収性に優れ、かつ高湿下での保存に対しても
安定な画像を得ることができ、また透光性に優れた被記
録材及びこれを用いたインクジエツト記録方法を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は基材と該基材上に設けたインク受容層
とを有する被記録材において、前記インク受容層中に共
有結合によって架橋されたポリビニルピロリドン共重合
体を含有することを特徴とする被記録材及びこれを用い
たインクジエツト記録方法である。
又本発明は、基材と該基材上に設けたインク受容層を
有する被記録材において、前記インク受容層中に共有結
合によって架橋されたポリビニルピロリドン共重合体と
水不溶性の低分子量化合物を含有することを特徴とする
被記録材及びこれを用いたインクジエツト記録方法であ
る。
〔作用〕
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の被記録材は基材とインク受容層からなり、イ
ンク受容層が共有結合によって架橋されたポリビニルピ
ロリドン共重合体を含有することを特徴とするものであ
る。
本発明はで用いる基材としては、透光性の基材である
ことが好ましく、例えばポリエステル系樹脂、ジアセテ
ート系樹脂、トリアセテート系樹脂、アクリル系樹脂、
ポリカーボネート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ
イミド系樹脂等のフイルムもしくは板、ガラス板等が挙
げられる。
次に、本発明に係るインク受容層に用いるポリビニル
ピロリドン共重合体は分子量が10,000以上、好ましくは
30,000以上である。分子量が10,000未満では後に述べる
架橋を行っても、ポリビニルピロリドン共重合体架橋物
の強度が低下する。特に湿潤時著しく強度が低下するた
め、多量のインクを付与した場合、耐ブロツキング性が
損われる欠点がある。
本発明で用いられるポリビニルピロリドン共重合体と
は、100%のホモポリマーであっても別のモノマーが少
量共重合されたポリマーであってもよい。
耐ブロツキング性および耐水性を満たす1つの方法と
して本発明ではビニルピロリドンと別のモノマーとを共
重合することが望ましい。
好ましい共重合比率としては、ビニルピロリドンモノ
マー:別のモノマーの重量比が60:40〜99:1が好まし
い。
ビニルピロリドンが共重合体中に60%未満の含有率で
は、ポリビニルピロリドン本来の優れたインク吸収性を
期待することができなくなる。
一方、ビニルピロリドンが共重合体中に99%より多く
含有している場合は、ポリビニルピロリドンの特性に類
似しており、共重合体にする効果が極めて小さくなると
考えられる。
ビニルピロリドンと共重合できるモノマーとしてはス
チレン,酢酸ビニル,ビニルトルエン,4−ビニル−1−
シクロヘキサン,アクリル酸エチル,アクリル酸2−エ
チルヘキシル,アクリル酸n−ブチル,アクリル酸iso
−ブチル,アクリル酸メチル,メタクリル酸エチル,メ
タクリル酸2−エチル−ヘキシル,メタアクリル酸n−
ブチル,メタアクリル酸iso−ブチル,メタクリル酸メ
チルといった疎水性のモノマーが挙げられる。これらの
疎水性モノマーを共重合することによって耐ブロツキン
グ性もしくは耐水性が得られる。
一方、アリルアルコール,クロトン酸,フマル酸,2−
ビニルピリジン,4−ビニルピリジン,アクリルアミド,
アクリル酸,アクリル酸2−ヒドロキシエチル,アクリ
ル酸ジメチルアミノメチル,メタクリル酸,メタクリル
酸2−ヒドロキシエチル,メタクリル酸ジメチルアミノ
メチルといった極性基含有モノマーを用いることができ
る。これらの極性基含有モノマーを共重合することによ
って、耐ブロツキング性もしくはインク吸収性を改良で
きる。
さらには((1,1,1−トリメチル−3−ジメチルアミ
ノプロピル)アクリルアミド)クロライド等の4級アン
モニウム塩を有する電解質のモノマーとも共重合が可能
である。
共重合の方法としては、塊状重合,溶液重合,懸濁重
合,乳化重合等適宜選択することができる。
次にポリビニルピロリドンの共有結合による架橋の方
法について説明する。
大別すると以下の4つである。
i)酸素による架橋 ii)アルカリ性化合物による架橋 iii)有機過酸化物による架橋 iv)共重合された反応性モノマーによる架橋 まず酸素による架橋方法として、ポリビニルピロリド
ン共重合体を含有するインク受容層を150℃以上、30分
間空気中で加熱することによって、ポリビニルピロリド
ン共重合体は架橋される。より好ましい条件としては16
0℃以上で30分間以上で加熱することである。
次にアルカリ性化合物による架橋方法では、水酸化ナ
トリウム,水酸化リチウム,水酸化カリウム,ペルオク
ソ硫酸塩などのアルカリ性化合物を少量添加し、90℃以
上に加熱するとポリビニルピロリドン共重合体は架橋さ
れる。反応時間はアルカリ性化合物の種類,量,反応温
度によって異なるが、30分間で架橋が充分進行してい
る。
次に有機過酸化物による架橋について説明する。基本
的にはi)酸素による架橋反応と類似しているが、反応
条件,反応時間を温和にできる架橋方法である。2,4−
ジクロロベンゾイルオキシド,ベンゾイルペルオキシ
ド,ジクミルペルオキシド,α,α′−ビス(t−ブチ
ルペルオキシジイソプロピル)ベンゼン,t−ブチルペル
オキシド,ジ−t−ブチルペルオキシドといった有機過
酸化物をポリビニルピロリドン共重合体に対して0.1〜1
0%添加し、80℃以上で加熱すると架橋する。架橋効率
を上げるため架橋助剤を併用することができる。例えば
硫黄、メタフエニレンビスマレイミド、キノンジオキサ
ム、1,2−ポリブタジエン、トリアリルシアヌラート、
ジアリルフタレート、エチレングリコールジメタクリレ
ート、トリメチロールプロパン、トリメタクリレート、
トリエチレングリコールジメタクリレート、トリアリル
イソシアヌラートなどである。
添加量としてはポリビニルピロリドン共重合体に対し
て1〜20%が好ましい。
架橋助剤が1%未満の場合、架橋助剤の効果が小さく
反応の効率が低くなり、架橋反応は遅くなる。一方、20
%より多い添加量の場合はポリビニルピロリドン共重合
体の架橋の他に架橋助剤同志の架橋が支配的となり、イ
ンク受容層の見掛けの架橋密度が大きくなり、インクに
対する親和性に欠け、インク吸収性が著しく低下すると
いう欠点が生じる。
さらに共重合された反応性モノマーによって、ポリビ
ニルピロリドン共重合体を架橋することも可能である。
反応性モノマーとしては、グリシジルアクリレート、
グリシジメタクリレート、アリルグリシジルエーテル等
のエポキシ基を有するモノマーをビニルピロリドンと共
重合し、無水フタル酸、シユウ酸、エチレンジアミン、
トリエチレン、テトラミン、4,4−ジアミノジフエニー
ルメターンなどの硬化剤によってポリビニルピロリドン
共重合体を架橋することができる。
あるいは、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヒドロ
キシメタクリレート、アリルアルコール等の水酸基を有
するモノマーをビニルピロリドンと共重合し、ポリグリ
セロール、ポリグリシジルエーテル、ポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコー
ルジグリシジルエーテル等のエポキシ化合物もしくはト
リレンジイソシアナート、メタフエニレンジイソシアナ
ート、イソホロンジイソシアナート等のジイソシアナー
ト化合物によってもポリビニルピロリドン共重合体を架
橋することができる。
さらに、前記イソシアナート化合物の水分に対する経
時安定性を改良するため、フエノール、アルキルフエノ
ール、次亜硫ソーダー等によってブロツキングされたイ
ソシアナート化合物によってもポリビニルピロリドン共
重合体を架橋することができる。
ビニルピロリドンとアクリル酸、メタクリル酸等のカ
ルボン酸を有するモノマーを共重合することによっても
架橋が可能である硬化剤としては、前述した多官能のエ
ポキシ化合物、イソシアナート化合物が挙げる。
これらの共重合された反応性モノマーによる架橋方法
においては、ビニルピロリドン:反応性モノマーの比率
は重量比で60:40〜99:1が好ましい。
反応性モノマーがポリビニルピロリドン共重合体の1
%未満では架橋点が少なく、湿潤時のインク受容層の強
度が不足し、耐ブロツキング性が低下する。
逆に40%より多くの反応性モノマーが共重合された場
合には、耐ブロツキング性に優れる反面、インクに対す
る親和性,膨潤性が低下し、インク吸収性が著しく低下
する問題が生じる。
本発明に用いるビニルピロリドンの量はモノマー成分
がインク受容層中に40重量%以上含まれることが好まし
い。40重量%未満であると、ポリビニルピロリドン本来
のインク吸収性が期待できず、インク吸収性が低下す
る。
次に、本発明ではポリビニルピロリドン共重合体と、
水不溶性の低分子量化合物を併用することによってイン
ク吸収性,耐ブロツキング性にさらに優れた被記録材を
得ることができる。水不溶性とは一般に室温(20〜30
℃)下の水100重量部に対して1重量部以下の溶解度を
有することを言う。
低分子量の明確な定義はないが、一般には分子量5,00
0未満が好ましい。
本発明で用いられる材料として、ソルビトールとベン
ズアルデヒドとの縮合生成物、とりわけ2分子ベンズア
ルデヒドが付加した生成物が好ましい。また、3,9−ビ
ス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、ビスフエノ
ールA、水添化ビスフエノールA、ソルビトールとアル
キル基含有アルデヒドとの縮合生成物、ソルビトールと
芳香族アルデヒドとの縮合生成物等が挙げられる。
特にソルビトールと2分子のベンズアルデヒドが縮合
した生成物が好ましい。この縮合生成物はジベンジリデ
ンソルビトールと呼ばれ、化学的に中性の化合物であ
り、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の溶剤には溶解性(20重量
%程度)を示すが、大多数の溶剤、例えばエチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、
グリセリン、ジエチレングリコール、ベンジルアルコー
ル、エチルセロソルブ、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、シクロヘキシルアミン、アニリン、ピリジン、等に
は溶解性が小さく、加熱溶解後冷却すると溶液はゲル化
する性質がある。本発明では、上記縮合生成物の有する
このゲル化力(液体をゲル化又は固形化する能力)によ
り、インクジエツト記録を行った際のインク中に含まれ
る多価アルコール等の低揮発性溶剤の流動性を抑制する
ことによりインクの定着を実施するものである。
以上これらの疎水性の低分子量化合物の添加量として
はインク受容層中に1〜60重量%が好ましい。添加量が
1重量%未満の場合、インク吸収性は満足するものの、
耐ブロツキング性が低下し、逆に60重量%より多い添加
量では疎水性に富みインク吸収性が低下するという問題
が生じる。
本発明の被記録材の耐水性を満たすために4級アンモ
ニウム塩を有する樹脂が含有されていることが好まし
い。
上記樹脂としては、カチオン変性ポリビニルアルコー
ル、カチオン変性セルロース、カチオン変性ポリビニル
ピリジン、カチオン変性ポリビニルピロリドン等の水溶
性樹脂が挙げられる。4級アンモニウム塩を樹脂中に導
入する方法としては、((1,1,1−トリメチル−3−ジ
メチルアミノプロピル)アクリルアミド)クロライド、
((1,1,1−トリメチル−アミノプロピル)アクリルア
ミド)クロライド等のモノマーを共重合する方法と水酸
基もしくはカルボキシル基を有する樹脂に3−クロロ−
2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロラ
イド等の化合物やトリメチルプロピルグリシジルエーテ
ルの塩化物等のエポキシ化合物を付加する方法がある。
あるいは、前記ポリビニルピロリドン共重合体を重合
時にトリメチルプロピルアクリレートの塩化物等を添加
することによっても被記録材のインク受容層に4級アン
モニウム塩を導入することが可能である。
さらには、前記ポリビニルピロリドン共重合体を塩化
メチルと反応し、ビニルピロリドンの一部に直接4級ア
ンモニウム塩を導入することもできる。
本発明に用いられる4級アンモニウム塩の量としては
インク受容層100gに対して、0.01モルから0.5モルが好
ましい。
0.01モルより4級アンモニウム塩が少ないと多量のイ
ンクに含有する染料を固着することができず、耐水性が
不足する。
一方0.5モルよりも4級アンモニウム塩が多いと耐水
性が満足できる反面、親水性に富むインク受容層とな
り、高湿下での耐ブロツキング性が低下するという問題
が生じてくる。
本発明で用いる他のインク受容層の成分としては、水
性インクを吸収し、インク中の染料を定着することがで
きる材料であればいずれの材料でも良いが、インクが水
系であることから、少なくとも親水性樹脂(バインダ
ー)であることが必要である。
このような親水性樹脂としては、例えばアルブミン、
ゼラチン、カゼイン、デンプン、アラビアゴム、アルギ
ン酸ソーダ等の天然樹脂、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアミド、ポリア
クリルアミド、ポリエチレンイミン、メラミン樹脂、フ
エノール樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、ポリビニ
ルアルコール、ポリエステル、ポリアクリル酸ソーダ、
ポリエチレンオキサイド、ポリ−2−ヒドロキシエチル
メタクリレート等の合成樹脂が挙げられる。
上記インク受容層の厚さは、乾燥膜厚で1〜100μ
m、好ましくは1〜50μm、より好ましくは2〜30μm
の範囲になるように塗工することが必要である。
本発明では、更に、インク受容層の強度補強および/
または基材との密着性を改善するために、必要に応じ
て、SBRラテツクス、NBRラテツクス、ポリビニルホルマ
ール、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルブチラー
ル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、フエノール樹脂、アルキド樹脂等の樹脂を併用
してもよい。
また、インク受容層のインク吸収性を高めるために、
透光性を妨げない程度にインク受容層中に各種の充填
剤、例えば、シリカ、クレー、タルク、ケイソウ土、炭
酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸
アルミニウム、合成ゼオライト、アルミナ、酸化亜鉛、
リトポン、サチンホワイト等の充填剤をインク受容層中
に分散させることもできる。
更に、アニオン系、ノニオン系、カチオン系の界面活
性剤をインク受容層に包含させて、記録時のインクのド
ツト径をコントロールしたりインク吸収速度を速めた
り、印字部のベタツキを更に改善することも有効であ
る。
このようなインク受容層を形成する方法としては、上
記樹脂あるいは他のポリマーや添加剤との混合物を適当
な溶剤に溶解または分散させて塗工液を調製し、該塗工
液を、例えば、ロールコーテイング法、ロツドバーコー
テイング法、スプレーコーテイング法、エアナイフコー
テイング法等の公知の方法により透光性基材上に塗工
し、その後速やかに乾燥させる方法が好ましい。
以上のようにして形成される態様の被記録材は、充分
な透光性を有している透光性被記録材である。
更に、本発明においては、以上の如き各種の態様の被
記録材において、その記録面に有機または無機の微細な
粉体を、約0.01〜約1.0g/m2の割合で付与することによ
って、得られる被記録材の耐指紋性等を更に向上させる
ことができる。
以上、本発明の被記録材の代表的な態様を例示して本
発明を説明したが、勿論本発明の被記録材はこれらの態
様に限定されるものではない。尚、いずれの態様の場合
においても、インク受容層には、分散剤、蛍光染料、pH
調節剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤等の公知の各種添加剤
を包含させることができる。
なお、本発明の被記録材は必ずしも無色である必要は
なく、着色された被記録材であってもよい。
以上の如き、本発明の被記録材は単位面積あたりに多
量のインクを付与する記録に際してもインク吸収性,耐
ブロツキング性,耐水性に優れた被記録材に関する。
更に本発明は高湿下での使用においても、安定な画像
を得ることができる。
また、透光性に優れた被記録材が得ることができる。
また、本発明では従来のインクジエツト用被記録材で
は見られなかった表面光沢の優れたものを提供すること
も可能であり、また、スライドやOHP等の光学機器によ
り記録画像をスクリーン等への投影により観察に用いる
もの、カラー印刷のポジ版を作成する際の色分解版、あ
るいは液晶等のカラーデイスプレイに用いるCMF等、従
来の表面画像観察用以外の用途に適用することができ
る。
以下、実施例に従って本発明を更に詳細に説明する。
なお、文中、部または%とあるのは特に断わりの無い限
り重量基準である。
実施例および比較例の各々の被記録材に対して下記組
成のイエロー,シアン,マゼンタ,ブラツクのインクを
用いてインクの発泡によりインクを吐出させるバブルジ
エツト記録ヘツド(吐出ドロツプレツト体積30pl,記録
密度16pel,最大インク付与量7.4nl/mm2・色,最大重ね
数3色、吐出周波数2KHz)を有する記録装置を使用して
インクジエツト記録を実施した。
イエローインク(組成) C.I.アシツドイエロー23 3重量% ジエチレングリコール 20重量% 水 77重量% シアンインク(組成) C.I.ダイレクトブルー86 3重量% ジエチレングリコール 20重量% 水 77重量% マゼンタインク(組成) C.I.アシツドレツド35 3重量% ジエチレングリコール 20重量% 水 77重量% ブラツクインク(組成) C.I.ダイレクトブラツク19 3重量% ジエチレングリコール 20重量% 水 77重量% 第1表における各評価項目の測定は下記の方法に従っ
た。
(1)架橋体か否かはDMFをスポイトで1滴インク受容
層にたらし、インク受容層の溶解を観察した。溶解した
ものを×、しなかったものを○とした。
(2)インク定着性は23℃/50%RH環境下にてイエロ
ー,マゼンタ,シアンの3色のフルドツトを記録し、5
分間23℃/50%RH環境下に静置した後、コピー用紙(キ
ヤノンNPドライ)にインクが転写するか否かを判断し
た。
インクが全く転写しない場合を○、付着する場合を
×、その中間を△とした。
(3)耐ブロツキング性はイエロー、マゼンタ、シアン
の3色フルドツトを記録し、1日間23℃/50%RH環境下
に静置した後、インク受容層にポリエチレンテレフタレ
ートフイルム(東レ製商品名ルミラーT 100μm)を積
層し、35℃/90%RH下で10g/cm2の圧力を加え一日放置し
た。
インク受容層とポリエチレンテレフタレートフイルム
の剥離が可能なものを○とし、不可能なものを×とし、
剥離の際に、インク受容層の破断が生じるものや大きい
剥離力の必要なものには△とした。
(4)耐水性はブラツクのフルドツトを記録し、23℃/5
0%RH環境下に静置した後、20℃の流水に5分間浸せき
し、感想後のブラツクのフルドツトの残留画像を見て判
断した。ブラツクの記録部分の光学濃度が変化せず、周
辺に染料のにじみのないものを○とし、ブラツクの光学
濃度が低下したものを×とし、ブラツクの光学濃度が低
下しないものの周辺に染料のにじみが確認できるものを
△とした。
(5)高湿保存後の染料にじみは、マゼンタインクでア
ルフアベツトを記録し、1日間23℃/50%RH環境下に静
置した後、35℃/90%RH下で1日放置した。
アルフアベツトがにじまないものを○とし、判別でき
ないものを×とし、判別できるものの周辺にマゼンタ染
料のにじみが確認されるものを△とした。
(6)高湿下でのインク吸収性は、35℃/90%RHで記録
した他は、(2)と同様の操作,評価を行なった。
(7)実画像の再現評価は、前記バブルジエツト記録ヘ
ツドを用い、風景画を記録し、反射型のO.H.Pを使って2
mの距離から観察した。
入力した実画像を忠実に再現したものを○として細線
等を再現できないものを×として、その中間のものを△
とした。
実施例1 ポリビニルピロリドン(GAF社製 PVP K−90平均分子
量120万)4.5部とジベンジリデンソルビトール(新日本
理化製 商品名ゲルオールD)4.5部とカチオンポリマ
ー(総研化学4級アンモニウム塩含有アクリル樹脂 商
品名PQ−10)1部をDMF90部に溶解した。このポリマー
溶液をポリエチレンテレフタレートフイルム(東レ社製
ルミラーT 100μm)に塗布し、120℃で3分予備乾燥
した後、170℃で30分間空気中で加熱した。加熱後の膜
厚が10μmの塗膜を形成して本発明の被記録材を得た。
参考例1(ポリビニルピロリドン共重合体の合成) 3口フラスコにビニルピロリドン8部とスチレン2部
とDMF5部およびアゾビスイソブチロニトリル0.05部を入
れて撹拌し、均質化した。
次いでN2ガスを導入して1時間バブルした後80℃に昇
温した。1時間後にDMF5部を追加し、80℃に保ったまま
20時間撹拌し重合を行った。
実施例2 参考例1で得た共重合体7部とジベンジリデンソルビ
トール(新日本理化製 商品名ゲルオールD)2部、カ
チオンポリマー(商品名PQ−10)1部と水酸化リチウム
0.1部を水30部およびDMF60部に溶解した。このポリマー
溶液をポリエチレンテレフタレートフイルム(ルミラー
T−100)に塗布し、120℃で30分間乾燥した。
膜厚が10μmの塗膜を形成して本発明の被記録材を得
た。
参考例2(ポリビニルピロリドン共重合体の合成) 3口フラスコにビニルピロリドン8.5部と((1,1,1−
トリメチル−3−ジメチルアミノプロピル)アクリルア
ミド)クロライド1.5部と水5部を入れて撹拌し均質化
した。
次いでN2ガスを導入して1時間バブルした後100℃に
昇温した。4時間後に水5部を追加し、100℃に保った
まま15時間撹拌し重合を行った。
実施例3 参考例2で得た共重合体7部とジベンジリデンソルビ
トール2部、トリアリルイソシアヌラート1部とジクミ
ルペルオキシド0.3部をDMF90部に溶解した。このポリマ
ー溶液をポリエチレンテレフタレートフイルム(ルミラ
ーT−100)に塗布し、100℃で30分間乾燥した。
膜厚が10μmの塗膜を形成して本発明の被記録材を得
た。
参考例3(ポリビニルピロリドン共重合体の合成) 3口フラスコにビニルピロリドン5部、グリシジルメ
タクリレート1.42部とアゾビスiso−ブチロニトリル0.0
33部とDMF4部を加えて撹拌し均質化した。
次いでN2ガスを導入して1時間バブルした後80℃に昇
温した。1時間後、3時間後にDMFを2部ずつ追加し、8
0℃に保ったまま20時間撹拌し重合を行った。
実施例4 参考例3で得た共重合体6.42部と1,3・2,4−ジベンジ
リデンソルビトール3.58部と1,3,5−トリス(ジメチル
アミノメチル)フエノール0.1をDMF90部に溶解した。
このポリマー溶液をポリエチレンテレフタレートフイ
ルム(ルミラーT−100)に塗布し、150℃で30分間乾燥
した。
膜厚が10μmの塗膜を形成して本発明の被記録材を得
た。
実施例5 実施例1においてカチオン・ポリマーを除いた他は全
て同様の操作を行なった。
実施例6 実施例4においてジベンジリデンソルビトールを除い
た他は全て同様の操作を行なった。
実施例7 実施例2においてはジベンジリデンソルビトール2部
の代りに3.9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエ
チル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデ
カン(三菱瓦斯化学製 商品名スピログリコール)2部
を用いた他は全て同様の操作を行なった。
参考例4(ポリビニルピロリドン共重合体の合成) 3口フラスコにビニルピロリドン5部と2−ヒドロキ
シメタクリレート5部とDMF5部とアゾビスイソブチロニ
トリル0.05部を入れて撹拌し均質化した。
次いでN2ガスを導入して1時間バブルした後80℃に昇
温した。2時間後にDMF5部を追加し、80℃に保ったまま
20時間撹拌し重合を行なった。
実施例8 参考例4で得た共重合体10部をDMF90部に溶解した。
以下全て実施例1と同様の操作を行なった。
実施例9 ポリビニルピロリドン3.5部とジベンジリデンソルビ
トール5部とカチオンポリマー(PQ−10)1.5部をDMF90
部に溶解した。
以下全て実施例1と同様の操作を行なった。
比較例1 ポリビニルピロリドン5部(PVP K−90)と88%部分
ケン化ポリビニルアルコール(クラレ社製 商品名PVA2
17 重合度1700)5部を水90部に溶解した。
以下実施例2に従って被記録材を得た。
比較例2 ポリビニルピロリドン(PVP K−90)6部とスチレン
アクリル酸(日本触媒社製 商品名オキシラツクSH−21
00)2部とカチオンポリマー(総研化学PQ−10)2部を
DMF90部に溶解した。以下実施例2に従って被記録材を
得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−218181(JP,A) 特開 昭62−160274(JP,A) 特開 昭61−63476(JP,A)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材と該材上に設けたインク受容層を有す
    る被記録材において、前記インク受容層中に、共有結合
    によって架橋されたポリビニルピロリドン共重合体を含
    有することを特徴とする被記録材。
  2. 【請求項2】インク受容層中に、ビニルピロリドンのモ
    ノマー単位が40重量%以上含有される請求項1に記載の
    被記録材。
  3. 【請求項3】共重合体がビニルピロリドンと他のモノマ
    ーとの共重合体である請求項1に記載の被記録材。
  4. 【請求項4】共重合体におけるビニルピロリドンモノマ
    ーの含有量が60重量%以上である請求項3に記載の被記
    録材。
  5. 【請求項5】共重合体におけるビニルピロリドンモノマ
    ーと他のモノマーとの含有量比が重量比で、60:40〜99:
    1の範囲にある請求項3に記載の被記録材。
  6. 【請求項6】他のモノマーが、疎水性モノマー、極性基
    含有モノマーもしくは4級アンモニウム塩を含有する電
    解質モノマーである請求項3に記載の被記録材。
  7. 【請求項7】疎水性モノマーが、スチレン、酢酸ビニ
    ル、ビニルトルエン、4−ビニル−1−シクロヘキサ
    ン、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸2
    −エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、
    (メタ)アクリル酸イソブチルもしくは(メタ)アクリ
    ル酸メチルである請求項6に記載の被記録材。
  8. 【請求項8】極性基含有モノマーが、アリルアルコー
    ル、クロトン酸、フマル酸、2−ビニルピリジン、4−
    ビニルピリジン、アクリルアミド、(メタ)アクリル
    酸、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルもしくは
    (メタ)アクリル酸ジメチルアミノメチルである請求項
    6に記載の被記録材。
  9. 【請求項9】4級アンモニウム塩を含有する電解質モノ
    マーが、((1、1、1−トリメチル−3−ジメチルア
    ミノプロピル)アクリルアミド)クロライドである請求
    項6に記載の被記録材。
  10. 【請求項10】インク受容層中に、水不溶性の低分子量
    化合物を含有する請求項1乃至9のいずれかに記載の被
    記録材。
  11. 【請求項11】前記低分子量化合物がインク受容層中
    に、1〜60重量%の範囲で含有される請求項10に記載の
    被記録材。
  12. 【請求項12】前記低分子量化合物がソルビトールとベ
    ンズアルデヒドとの縮合生成物である請求項10に記載の
    被記録材。
  13. 【請求項13】インク受容層中に、4級アンモニウム塩
    を有する樹脂を含有する請求項1乃至12のいずれかに記
    載の被記録材。
  14. 【請求項14】4級アンモニウム塩を有する樹脂が、カ
    チオン変性ポリビニルアルコール、カチオン変性セルロ
    ース、カチオン変性ポリビニルピリジンもしくはカチオ
    ン変性ポリビニルピロリドンである請求項13に記載の被
    記録材。
  15. 【請求項15】インク受容層の厚さが1〜50μmの範囲
    にある請求項1乃至14のいずれかに記載の被記録材。
  16. 【請求項16】基材が透光性である請求項1乃至15のい
    ずれかに記載の被記録材。
  17. 【請求項17】透光性である請求項1乃至16のいずれか
    に記載の被記録材。
  18. 【請求項18】インクジェット記録用である請求項1乃
    至17のいずれかに記載の被記録材。
  19. 【請求項19】インクの液滴を被記録材に付与して印字
    を行うインクジェット記録方法に於いて、前記被記録材
    が請求項1乃至18のいずれかに記載の被記録材であるこ
    とを特徴とするインクジェット記録方法。
  20. 【請求項20】前記インクジェット記録方法が水系イン
    クの発泡によりインクを吐出させる記録方法である請求
    項19に記載のインクジェット記録方法。
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