JP2682999B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP2682999B2
JP2682999B2 JP62310520A JP31052087A JP2682999B2 JP 2682999 B2 JP2682999 B2 JP 2682999B2 JP 62310520 A JP62310520 A JP 62310520A JP 31052087 A JP31052087 A JP 31052087A JP 2682999 B2 JP2682999 B2 JP 2682999B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
color
correction
frame
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62310520A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01151376A (ja
Inventor
敏裕 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP62310520A priority Critical patent/JP2682999B2/ja
Publication of JPH01151376A publication Critical patent/JPH01151376A/ja
Priority to US07/852,504 priority patent/US5233414A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2682999B2 publication Critical patent/JP2682999B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はカラー画像を読取る画像処理装置に関する。 <従来の技術> 従来カラー画像を読取り、カラー画像データに変換す
る画像読取り装置において、例えば照明光の色温度の影
響によって、得られたカラー画像データの色調を補正す
ることによって常に色バランスが適正な画像データを得
る装置は既に知られている。 <発明が解決しようとする問題点> しかしながら上述の装置において複数の画像を一度に
読取る場合、各画像の色調を同じ様に補正すると領域に
よっては他の領域に比べ特に青味がかったり、赤味がか
ったりする可能性があるという問題点があった。 この様な問題点は複数のカラー画像を読取って例えば
カラーコピー等の処理を行う様な場合には同様に発生す
る問題点であった。 本発明はかかる問題点を解消して色調の異なる複数の
画像を良好に処理することが出来る画像処理装置を提供
することを目的とする。 <問題点を解決するための手段及び作用> 本発明は上述の目的を達成するために、複数の画像領
域を含む対象画像を読み取り、画像データを発生する入
力手段と、前記複数の画像領域ごとに位置情報を生成す
る位置情報生成手段と、前記複数の画像領域ごとに色調
情報を検出する色調情報検出手段と、前記位置情報に対
応する前記色調情報に基づき、該位置情報に対応する画
像領域に対して色修正を行う色修正手段とを有すること
を特徴とする。 <実施例> 以下説明する本発明の実施例においては複数駒のフイ
ルム上の画像データを一度に読取り夫々の駒について色
調及び画像濃度を独立に変え、複写物を得ることが出来
る画像処理装置が説明されるが本発明はこの様な装置に
限るものではなく読取られる対象としてはフイルムに限
らず、種々の物が可能であり、又複写物を得ることを要
件とするものでもないことは勿論である。 以下図面を用いて本発明の実施例について説明する。 第2図は本発明の実施例の装置の構成を示す断面図で
ある。第2図において、1は原稿台ガラス、2は前記原
稿台ガラスの上面の定位置に設置するフイルムキヤリ
ア、3は照明手段としてのスライドプロジエクターで、
ここからの光が2のフイルムキヤリア全体を照明する様
配置してある。2のフイルムキヤリアは、例えば第5図
に示す様にカツトされたフイルムの大きさの孔のあいて
いる下板2aと、フイルムが原稿台ガラスに密着する様に
おさえるフレネルレンズ2b、キヤリア固定用にあけられ
ている孔2cよりなり、フイルムに写っている各コマが、
原稿台1上のあらかじめ定められた場所に位置するよう
になっている。5は前記スライドプロジエクター3に設
けた反射ミラー、6は光源、7は前記光源6より発せら
れる光を集光するコンデンサレンズ、8は前記コンデン
サレンズ7により集光された光を投影するための投影レ
ンズ、9は前記投影レンズ8に相対向して配設したミラ
ーで、前記投影レンズ8を通過した光を下方へ反射する
ように適当な傾斜角を設けてある。10は前記原稿台ガラ
ス1上に載置される反射カラー原稿を複写する場合の照
射用の光源としてのハロゲンランプ、11,12,13は反射用
の第1〜第3ミラー、14は近赤外光カツトフイルタであ
り撮像レンズ15の前方に配設してある。16は前記撮像レ
ンズ15の後方に配設され、青(B)、緑(G)、赤
(R)の各色分解を行う3色プリズムである。17,18,19
は前記青、緑、赤の各色分解光像をそれぞれ読取るため
の撮像手段としての電荷結合デバイス(以下CCDとい
う)である。 また第3図は、前記3色分解プリズム16近傍の部分拡
大断面図で、各々のプリズム20,21,22により、前記スラ
イドプロジエクター3よりの光が各光像B,G,Rに分解さ
れる様子を示している。 第2図に示したハロゲンランプ10と第1ミラー11とは
走査ユニットUを構成し、図示してない支持体に支持さ
れ、案内レール(図示せず)に沿って図中のY方向へ移
動して前記原稿台ガラス1に投影される原稿の副走査が
できるように配置してある。また第2および第3ミラー
12,13は図示していない支持体により一体として支持さ
れ、案内レール(図示せず)に沿って同じく図中のY方
向へ移動するように構成してあるが、それらのY方向へ
の移動速度は、前記ハロゲンランプ10および第1ミラー
11がそれぞれ図中の一点鎖線で示される位置迄移動して
も、原稿台ガラス1上のどの走査点についても、撮像レ
ンズ15までの光路長は一定値を維持するようにしてあ
る。 第4図は第2図に示した原稿情報を読取る撮像装置に
より読み取られた画像情報を出力するカラーレーザービ
ームプリンタである。 図において23はレーザー光Laを発射する記録手段とし
ての半導体レーザで、第2図に示すCCD17〜19により得
られる信号に基づく信号により変調される。24は変調さ
れた前記レーザー光Laを所定のビーム径にするビームエ
キスパンダ、25は前記ビームエキスパンダ24を経由した
レーザー光Laを反射する多面体反射鏡、26は前記多面体
反射鏡25を回転させてレーザー光Laを実質的に水平走査
させるための定速回転モーター、27はf−Q特性を有す
る結像レンズ、28は前記結像レンズ27を経由したレーザ
ー光Laを通過させるためのスリツトで、後述の2次帯電
器34に備えられる。29は前記スリツト26を通ったレーザ
ー光Laをスポット光として結像する感光ドラムである。
30は前記感光ドラム29の近傍に配設され、前記結像レン
ズ27を経由したレーザー光Laの一部を反射するミラー、
31は前記ミラー30により反射されたレーザー光Laを検出
するレーザービーム検出器で、前記感光ドラム29に所定
の光情報を与えるために適当なタイミングで半導体レー
ザー23が変調されるように制御信号を取り出している。 なお、前記感光ドラム29は、例えば導電性体、光導電
層、および絶縁層の3層より成るCds感光体を有し、回
転可能に支持体(図示せず)で支持するようにしてあ
る。 そして32は前記感光ドラム29の近傍に備えられたクリ
ーニングユニツト、33は同じく前記感光ドラム29に対向
して配設した1次帯電器、34は2次帯電器、35は前記感
光ドラム29を均一露光して静電潜像を行なうランプで、
前記2次帯電器34とともに感光ドラム29に相対向して配
設されている。36,37,38は各々イエロー、マゼンタ、シ
アンの現像剤を有する現像器で、前記感光ドラム29の下
方に隣接されている。39は給紙用のカセツト、40は前記
給紙用のカセツト39に収納された転写材、41は給紙ロー
ラ、42は前記感光ドラム29と同径の転写ドラム、43は前
記転写ドラム42に設けられ転写材40の先端を保持するグ
リツパ、44は前記転写ドラム43に穿ったシリンダ切欠
部、45は前記シリンダ切欠部44に張り渡した70メツシユ
前後のポリエステル製メツシユスクリーンで、前記転写
材40を巻き付けられるようにしてある。46は前記メツシ
ユスクリーン45の開口部を通して転写材42の表面を帯電
させるとともに、メツシユスクリーン45を帯電させる転
写帯電器で、これにより前記感光ドラム29上に現像され
た像を転写材40に転写するとともにその転写材40をメツ
シユスクリーン45に静電吸着させるものである。47は前
記転写材40を転写ドラム42より分離するための分離爪、
48は分離された前記転写材40を搬送するための搬送ベル
ト、49は前記搬送ベルト48により搬送された転写材40を
加熱定着するための加熱ローラ定着器、50は排紙トレー
で、前記加熱ローラ定着器49を経由した転写材40を集め
るためにある。 次に第6図とともに本装置の画像処理手段Cとしての
画像処理部およびその周辺について説明する。 図において51,52,53は各々前述のCCD17,18,19を駆動
するためのCCDドライバで、それぞれ青色(B)、緑色
(G)、赤色(R)の光像を光電変換させている。54は
前記CCD17,18,19により電気信号に変換された各信号を
光源の特性、すなわち照度分布に合わせて補正するため
のシエーデイング補正回路、55はシエーデイング補正を
した色信号を、後述する画像内の領域毎に定まるレベル
調整パラメータにより補正する回路、56はレベル補正を
した色信号を対数変換するためのγ(ガンマ)補正回
路、57は色補正を行なうためのマスキング処理回路、60
は前段より得られる濃度データをエリア濃度に変換され
たデータに基づく信号によってレーザービームの1スポ
ツト分に対して時分割で頻度変調を行なうための多値化
処理回路、61は後述する本体制御部からの信号で前記多
値化処理回路60より出力を反転する反転制御回路、62は
前述の半導体レーザー23を駆動するためのレーザードラ
イバー、63は前記CCDドライバー51,52,53およびシエー
デイング補正回路54、レベル補正回路55、γ補正回路5
6、マスキング処理回路57、デイザ処理回路59、多値化
処理回路60の各々に同期信号を送るための同期制御回
路、64は各部をコントロールする本体制御部である。 第7図は第6図のレベル補正回路55の構成を示したブ
ロツク図である。 本体制御部より送られる主・副走査アドレスは領域選
択回路65に入る。領域選択回路65は、第8図に示すブロ
ツク図の様な構成になっている。75はコンパレータ、76
は境界値を記憶するラツチで、MPU69より書き換えるこ
とができる。そして入力されたアドレスと、ラツチ76の
内容を比較して、そのアドレスがどのコマに位置するか
という信号を出力するよう構成してある。77はゲートで
ある。第7図のMPU69は、レベル補正回路の制御、及び
各コマの平均濃度算出の演算を行なう。ROM70は、各コ
マの境界値や演算のプログラムなどを記憶、補正パラメ
ータテーブル73には、演算して求まったコマ別・色別の
補正量が記憶される。セレクタ66はシエーデイング補正
回路54より送られて来るR,G,Bのデータを、MPU69の制御
により、R,G,Bの各レベル補正演算回路72に送るか、MPU
69に送るかを選択する。レベル補正演算回路72は、実際
に読み取った画像データに対して補正演算を行なう部分
である。尚後述するプリスキヤン時にはかかるセレクタ
66はMPU69側に切り換わり、本スキヤン時にはレベル補
正演算回路72側に切り換わる。 次に領域選択回路65による領域の指定と、フイルムキ
ヤリア2上のフイルムの各駒の位置との関係について説
明する。 第9図(a)は、フイルムを入れたフイルムキヤリア
を原稿台に設置したところを上から見た図である。また
第9図(b)は、その際にフイルム上の実際の画像の占
めるエリアを示したもので、斜線部が画像エリアであ
る。例えばコマAは、主走査方向のアドレスCS1,CE1間
と副走査方向のアドレスLS1,LE1間とで定義される領域
であるアドレス。CSi,CEi,LSi,LEi(i=1,2…)の値
は、あらかじめMPU69のROM70に記憶させられている。第
10図は、コマAに関して部分的に拡大した図であり、実
線で囲まれた範囲が第9図(b)におけるコマA斜線部
を意味する。点線で囲まれた領域が、レベル補正用(色
調補正用)のパラメータを算出する際に、データを収集
する領域であり、ひとまわり小さく設定してある。その
理由は、 (i)フイルムの位置ずれ(6コマ毎にカツトする際の
バラつき)により、実線範囲内から補正データを求める
と、コマの画像以外の点のデータを参照してしまう。 (ii)主要被写体は、コマの中心部に位置することが多
い。 の2つである。 また一点鎖線で囲まれた領域が、コマの露出レベル補
正(色調補正)を行なう領域を示しており、実線範囲よ
りひとまわり大きく設定してある。その理由は先程とは
逆に、 (iii)フイルムの位置ずれにより、実線範囲内のデー
タのみを補正すると、コマの画像の周辺で補正されない
領域が出現する可能性がある。 ことによる。 次に以上の様に構成される実施例の動作について説明
するが、その前に本実施例の装置における画像処理の方
法について第1図を用いて説明する。 第1図は、本実施例の画像処理装置のフイルム原稿複
製のフローを示す図である。 まず、スライドプロジエクター3に画像を有しないベ
ース濃度のみの較正用フイルム4をセツトしておき(S
1)、予備スキヤン1を行ない、G信号用のCCDドライバ
52より出力されるデジタル信号をシエーデイング補正回
路54内に含まれるRAMに記憶する(S2)、次回以下のス
キヤン時にはこのデータを基にシエーデイング補正が行
なわれる。 次に、較正用フイルムを取り外し第5図に示すフイル
ムキャリア2にコンタクトプリントをとるフイルムをセ
ツトした後、(S3)、原稿台1上の定位置に固定する。
そして予備スキヤン2を行なう(S4)。この予備スキヤ
ンの目的は、各コマ毎の平均濃度を算出して、各コマに
おける露出レベル、及びカラーバランス補正のパラメー
ターを決定することである。 以上が終了した時点で、本スキヤンに入り、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順にスキヤン
を行ないながら出力する。この時、前述の予備スキヤン
で求まったパラメーターにより、読み取られた画像デー
タは補正される(S5)。 次に以上の実施例の動作について装置内部の動作を説
明する。第2図に示すスライドプロジエクター3の光源
6より発射された光の大部分は前方へ、一部は後方の反
射ミラー9により反射されて前方へ向い、コンデンサレ
ンズ7により集光され、投影レンズ8を経由して反射ミ
ラー9により下方へ反射されて原稿台ガラス1上へ投影
される。 かかる投影された像は第2図に示されるCCD17〜19に
よって読み取られ、第6図の画像処理部Cにおいて主走
査1ラインに相当する1系列の画像信号に形成され半導
体レーザー23の駆動のために変調される。するとかかる
信号によって駆動されレーザー23から発生した前記レー
ザー光Laはビームエキスパンダ24において所定のビーム
径をもつレーザー光Laとなり多面体反射鏡25に入射され
る。そして、前記多面体反射鏡25の複数個の反射鏡が定
速回転モータ26により所定速度で回転すると、入射した
レーザー光Laは実質的に水平に走査される。この走査さ
れたレーザー光Laは結像レンズ27により2次帯電器34の
スリツト28を通って感光ドラム29上にスポツト光として
結像される。 また、前記結像レンズ27を通過したレーザー光Laの一
部はミラー30により反射されてレーザービーム検出器31
で検知されその検知された信号により感光ドラム29上に
所定の光情報を与えて半導体レーザー23の変調動作のタ
イミングを制御する。前記感光ドラム29は予めクリーニ
ングユニツト32により清掃されており、次いで交流帯電
器により以前に形成された潜像の影響が除去され、さら
に図中の矢印方向の回転に伴なってその感光ドラム29の
表面が一次帯電器33により一様にプラス極性に帯電され
た後、2次帯電器34によりマイナス極性のコロナ放電が
施されつつ、レーザー光Laによる走査を受け、さらにラ
ンプ35により均一露光されて静電潜像が形成される。こ
の潜像は、各々イエロー、マゼンタおよびシアン現像剤
を有する現像器36,37および38のうち対応する色の現像
器により現像される。そして予めカセツト39に収納され
た転写材42は感光ドラム29の回転に同期して給紙ローラ
41により送られ、転写ドラム42のグリツパ43に転写材40
の先端が保持され、シリンダ切欠部44のメツシユスクリ
ーン45の表面に巻きつけられる。転写帯電器46は前記メ
ツシユスクリーン45の格口部を通して転写材40の表面を
帯電させるとともにメツシユスクリーン45の表面を帯電
させ感光ドラム29上の現像された像を転写材40に転写す
るとともにメツシユスクリーン45の表面に前記転写材40
を静電吸着させる。そして、転写ドラム42上の転写材40
に感光ドラム29上の現像された像が3色位置合わせがな
されて多重転写されたのち、グリツパ43が開放され、分
離爪47が作動して転写材40を分離する。するとその転写
材40は搬送ベルト48により加熱ローラ定着器49へ導か
れ、転写された像が加熱定着され、その後転写材40は排
紙トレー50に排出される。 次に前述のレーザー光Laの変調について述べる。この
レーザー光Laの変調のためには予備スキヤン2において
得られたデータが用いられる。 前述の第1図のフローに示した様に予備スキヤン2は
予備スキヤン1を終了したのちに実行される。 予備スキヤン2においては第7図に示したレベル補正
回路のMPU69は各色のセレクタ66を上側に切換、シエー
デイング補正回路66より入力されるシエーデイング補正
済のデータをMPU69に送るようにする。MPU69は、そのデ
ータとそのデータの位置する点が画像上のどのコマに入
っているかという情報、すなわち領域選択回路65の出力
を受け取り、各コマ毎の平均濃度を算出する。このとき
MPU69より領域選択回路65の各ラツチ76には、第10図に
示したレベル補正パラメータ算出エリアの境界値が各コ
マ毎の主走査方向、副走査方向別に、あらかじめセツト
されている。 例えば、コマAのR信号の平均値AVEAR ただしDATA−R(i,j)は主走査アドレスjの点のR
のデータ 副走査アドレスi で演算される。 そしてこの値は、各色信号毎に演算される。 演算の負荷を軽減する様に、例えば4画素毎に間引い
た形で演算してもよい。 次に、上述の方法で求められた値AVEARはあらかじめ
定められROM70に格納してある標準的な原稿より得られ
る平均濃度STDと比較され、その差分を補正パラメータ
とする。すなわちコマAの補正パラメータADJARは、ADJ
AR=STD−AVEAR … として求まる。 この時補正パラメータの大きさには所定の範囲を設け
てある。その理由を次に述べる。すなわち補正量が非常
に大きいということは、そのコマが ・極端な露出不足又は露出オーバーで、補正可能な範囲
を超えている。 ということを意味し、前述の式より求まった補正量で単
純に補正しても、結局効果がないからである。 それを図示したのが第11図であり、横軸が補正前デー
タ、縦軸が補正後データである。実線は補正しない時の
補正前データと補正後データの関係を示し、一点鎖線は
補正パラメータの値がXである場合の両者の関係を示
す。それを式で表わすと Out=MAX(0,MIN(In+X,255)) … となる。ここでMAX(a,b)はa,bの最大値を、MIN(a,
b)はa,bの最小値を返す関数である。 また図中で斜線を付けた部分が、補正として実行され
うる範囲(2R)を示す。すなわち、式は補正の範囲を
考慮して、 ADJAR=MAX(−R,MIN(STD−AVER,R)) … となる。 上述の様に求まったコマ毎の色別のレベル補正パラメ
ーターは第7図に示した補正パラメータテーブル73に記
憶される。そして予備スキヤン2を終了する。 レベル補正パラメーターを各色独立に演算して補正す
ることの目的は、各フイルムの駒の画像の色調を補正す
ることにある。 つまり、例えば蛍光灯下で撮影された画像は全体に縁
がかった色調になっている。その画像の平均濃度を算出
すると、緑のデータの平均値が、赤や青の平均値と比較
して大きくなっている。そこで、式で求まる補正パラ
メータADJAGも、ADJAR,ADJABに比較して大きくなり、
式で補正された結果も、緑に関してはより補正され、
緑の色調が抑えられることになる。 最後に第1図のS5に示す本スキヤンを実行する。まず
MPU69は、領域選択回路65の各ラツチ76に、第10図に示
す様な補正エリアの主走査・副走査方向の境界を示すア
ドレス値をセツトする。また、セレクタ66を下側に切
換、シエーデイング補正回路54から送られるデータがレ
ベル補正演算回路72に送られるようにする。その後、ス
キヤンを開始すると、アドレス信号より領域選択回路65
はコマ選択信号を出力し、それに応じて補正パラメータ
テーブル73に格納されたコマ別・色別の補正パラメータ
がレベル補正演算回路72にセツトされ、セレクタ66から
送られる画素データ信号との間に式の演算を施して、
ガンマ補正回路56へ出力する。そしてその後データはガ
ンマ補正回路56、マスキング処理回路57、および多値化
処理回路60を通り、本体制御部64の信号に伴なって反転
制御回路61で反転され、あるいはそのままレーザードラ
イバー62に送られ、半導体レーザー23を変調する。 以上の本スキヤンを、Y色、M色、C色の3回繰り返
して1枚の出力が完成する。 以上説明した様に本実施例に依ればフイルムの各コマ
毎の平均濃度を算出し、それに基づいて露出レベルを補
正する手段を設けることにより、各コマ毎に露出レベル
のそろったコンタクトプリントが得られ、さらには色毎
にレベル補正を行なうことによりコマ毎に色調もそろっ
たコンタクトプリントが得られるという効果がある。 以上説明した実施例においてはカラー原画像のカラー
画像データを読み取る手段として、原稿台1上に置かれ
たフイルム像を光電変換する第3図に示した3色プリズ
ム16、CCD1718,19としたが本発明はこの様に原稿台1上
に置かれた像を読み取る手段に限定されるものではな
く、例えばエリアセンサと呼ばれる2次元センサを用い
てもよい。 また、該読み取り手段から出力されるカラー画像デー
タから複数領域の夫々の色調を判別する手段を読み取り
手段により一旦プリスキヤンを行ない、領域選択回路65
により選択された領域の夫々についてR,G,Bの各信号の
平均値を得るMPU69及びその平均値から第11図に示す様
な補正パラメータが格納される補正パラメータテーブル
73から構成したが、色調を判別するに際しては他の種々
の変形が可能である。例えばR、G、Bの各信号の平均
値の比やあるいはR、G、B各信号からR−Y、B−Y
信号あるいはR/G,B/Gの比を示す信号を得、この信号の
レベルを比較して色調を判別する様にしてもよい。 また本実施例においてはカラー画像データの色調を判
別するに際して領域選択回路65により予め選択された領
域としたが、本発明はこの領域を可変とするものについ
ても適用可能である。即ちカラー画像データの領域はカ
ラー原画像の大きさに応じて自動的あるいは手動にて変
えるものであってもよい。 また判別手段の判別結果に基づいて、前記読取る手段
から出力されるカラー画像データに対して各領域毎に色
調補正を行う手段を第7図に72として示す各レベル補正
演算回路とし、電気的に補正処理を行ったが本発明はこ
れに限らず光学的に補正処理を行ってもよい。即ち読取
り手段における読取り状態例えば読取りに際してカラー
画像に照射される光の色をかえる様にしてもよい。 <発明の効果> 以上説明した様に本発明に依れば色調の異なる複数の
画像を良好に処理することが出来る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の装置の動作を示すフロー、 第2図は本発明に係る撮像装置の断面説明図、 第3図は本発明に係る3色分解プリズムの断面説明図、 第4図は本発明に係る記録部の斜視図、 第5図は本発明に係るフイルムキヤリアの斜視図、 第6図は本発明に係る画像処理部のブロツク図、 第7図はレベル補正回路のブロツク図、 第8図は領域選択回路の一例、 第9図はフイルム原稿と各コマ毎の画像位置を説明する
図、 第10図は各コマにおけるレベル補正パラメータ算出エリ
ア、レベル補正エリアを説明する図、 第11図はレベル補正演算の説明図である。 2…フイルムキヤリア 3…照明手段 b…撮像手段 c…画像処理手段 54…シエーデイング補正回路 55……レベル補正回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数の画像領域を含む対象画像を読み取り、画像デ
    ータを発生する入力手段と、 前記複数の画像領域ごとに位置情報を生成する位置情報
    生成手段と、 前記複数の画像領域ごとに色調情報を検出する色調情報
    検出手段と、 前記位置情報に対応する前記色調情報に基づき、該位置
    情報に対応する画像領域に対して色修正を行う色修正手
    段とを有することを特徴とする画像処理装置。
JP62310520A 1987-12-08 1987-12-08 画像処理装置 Expired - Fee Related JP2682999B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62310520A JP2682999B2 (ja) 1987-12-08 1987-12-08 画像処理装置
US07/852,504 US5233414A (en) 1987-12-08 1992-03-17 Color image processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62310520A JP2682999B2 (ja) 1987-12-08 1987-12-08 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01151376A JPH01151376A (ja) 1989-06-14
JP2682999B2 true JP2682999B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=18006219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62310520A Expired - Fee Related JP2682999B2 (ja) 1987-12-08 1987-12-08 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2682999B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01151376A (ja) 1989-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5972870A (ja) 情報読取り装置
EP0840497B1 (en) Image forming apparatus and method of printing and reading a reference pattern
US4700236A (en) Image processing apparatus with improved gamma-correction
JPH0722311B2 (ja) カラ−画像読み取り装置
JP3193591B2 (ja) 色補正装置
US5233414A (en) Color image processing apparatus
JP3642874B2 (ja) カラー画像入力装置
JPH0669210B2 (ja) 画像再生装置
JPH11187221A (ja) 画像読取装置
JPH11215313A (ja) 画像読取方法
JPH11187199A (ja) 画像入力装置
JP2682999B2 (ja) 画像処理装置
JPH0515106B2 (ja)
US6879730B1 (en) Sensitivity correction method and image reading device
JPH11266366A (ja) 画像複写装置
JP3254245B2 (ja) 画像形成装置
JPH1132218A (ja) 欠陥画素修正装置及び欠陥画素修正方法
JPH1013681A (ja) 画像形成装置
JP3130949B2 (ja) 画像処理装置
JP2919149B2 (ja) 画像形成装置
JP2000349968A (ja) 画像処理装置
JPH1127523A (ja) 欠陥画素修正装置及び欠陥画素修正方法
JPH06133158A (ja) 画像形成装置
JP2954265B2 (ja) 画像形成装置
JP3209739B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees