JP3254245B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3254245B2
JP3254245B2 JP18535292A JP18535292A JP3254245B2 JP 3254245 B2 JP3254245 B2 JP 3254245B2 JP 18535292 A JP18535292 A JP 18535292A JP 18535292 A JP18535292 A JP 18535292A JP 3254245 B2 JP3254245 B2 JP 3254245B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネガ,ポジフィルムよ
りのコピー作像ができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカラー複写機等の画像読取部に
装備され、通常の35mmフルサイズのネガ,ポジフィ
ルムよりの画像を読み取り、そのコピーを作像するため
の画像読取装置が提案されている(例えば、特開平3−
88566号公報等)。この装置では、原稿が載置され
る原稿台と、反射原稿を露光するための第1の光源と、
透過原稿を露光するための第2の光源と、露光された原
稿からの光像を光電的に読み取る読取手段と、前記読取
手段の出力に基づいて前記原稿台上に載置された枠付き
透過原稿の枠部分と透過原稿部分のそれぞれの位置を検
出する検出手段とを有することを特徴としており、枠付
透過原稿の枠部分と透過原稿部分のそれぞれの位置を検
出できるので、透過原稿部分の画像のみの読取りのみな
らず、枠部分を加えた読取りをも確実に実行可能とする
ことができる。しかしながら、上記画像読取装置は、枠
付きOHPフィルムの枠部分と透過原稿部分のそれぞれ
の位置を検出するものであり、フィルムが35mmサイ
ズでかつ長辺の上下サイズの一部が作像されない所謂パ
ノラマモードと言われるフィルムの場合については対応
する記述は全く無い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、スチールカメ
ラで用いられるフィルムのサイズは、通常35mmと呼
ばれているものが主流であるが、最近では、コンパクト
カメラなどに、所謂パノラマモードなるものができ、3
5mmサイズフィルムの長手方向の上下部分が未露光と
なるように上下に遮蔽板が設けられた状態で撮影された
フィルムが出廻るようになっている。このパノラマモー
ドで撮影されたフィルム(パノラマサイズフィルム)
は、上下が未露光部なので、前記の画像読み取り装置を
用いた複写機でコピー作像する場合、通常のネガフィル
ムのコピーモード時は未露光部分が黒(画像の暗いとこ
ろ)と判別され、黒トナーが付着する部分になり、トナ
ーの無駄な消費となる。また、見た目にも上下が黒く塗
りつぶされた画像となるので、好ましくない。本発明
は、上記の点に関して、フィルム原稿がパノラマモード
で撮影されたフィルム(パノラマサイズフィルム)の場
合に、フィルムの未露光部分がコピー上で白く地肌部分
になるように作像条件をセットすることが可能な画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、原稿画像をイメージセンサで読
み取り所定の画像処理を行い画像信号を出力する画像読
取部と、画像読取部からの画像信号に応じて画像形成部
の潜像担持体上に光書き込みを行う光書込部と、光書き
込みにより潜像担持体上に形成された潜像をトナーで顕
像化し該トナー像を記録紙に転写し定着する電子写真プ
ロセス方式の画像形成部と、前記画像読取部、光書込
部、画像形成部の各部を制御する制御部を備え、前記画
像読取部にはフィルム原稿を投影するための投影装置の
装着部を有し、該装着部に装着された投影装置からの前
記フィルムの投影光を画像読取部のイメージセンサで読
み取り、前記画像形成部によりフィルム原稿のコピー像
を所定のサイズに拡大して作像する機能を備えた画像形
成装置において、前記フィルム原稿が、35mmサイズ
で通常の35mmフルサイズで撮影された作像フィルム
の場合と、35mmサイズでかつフィルムの長手方向の
上下部分が未露光となる(すなわちフィルムの長辺に沿
った上下の一部が作像されない)所謂パノラマモードと
言われる撮影モードで撮影されたパノラマサイズフィル
ムの場合の、両方に対応する機能を備え、前記画像読取
部は、前記イメージセンサの読み取り信号に基づいてフ
ィルム原稿の画像領域を判別し、前記フィルム原稿が通
常の35mmフルサイズのフィルムかパノラマサイズフ
ィルムかを自動的に判別する手段を有し、フィルム原稿
がパノラマサイズと判別された場合には画像形成部に信
号を送り、前記画像形成部は、画像読取部によりフィル
ム原稿がパノラマサイズフィルムと判別された場合に
は、電子写真プロセスによる作像時に、潜像担持体上の
画像形成領域の、パノラマサイズフィルムの未露光部分
(無作像部分)に対応する部分にトナーが付着しないよ
うに、潜像担持体上の前記未露光部分に対応する部分の
潜像を消去する手段を作動させるパノラマサイズフィル
ム作像モードを備えたことを特徴とする。
【0005】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
画像形成装置において、前記画像形成部は、潜像担持体
上の潜像を消去するイレース用ランプを備え、パノラマ
サイズフィルム作像モードにおける潜像を消去する手段
として、画像読取部によるパノラマサイズフィルムの自
動判別結果に応じて、電子写真プロセス時における潜像
担持体上のイレース領域(潜像消去領域)を変更し、潜
像担持体上の画像形成領域においてパノラマサイズフィ
ルムの上下の未露光部分に対応する非画像部分の潜像
消去されるように前記イレース用ランプの点灯領域を設
定する手段を備え、該設定手段は、前記画像読取部にお
ける自動判別結果がパノラマモードの時に作動すること
を特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】請求項1の画像形成装置においては、前記フィ
ルム原稿が、35mmサイズで通常の35mmフルサイ
ズで撮影された作像フィルムの場合と、35mmサイズ
でかつフィルムの長手方向の上下部分が未露光となる
(すなわちフィルムの長辺に沿った上下の一部が作像さ
れない)所謂パノラマモードと言われる撮影モードで撮
影されたパノラマサイズフィルムの場合の、両方に対応
する機能を備え、前記画像読取部は、前記イメージセン
サの読み取り信号に基づいてフィルム原稿の画像領域を
判別し、前記フィルム原稿が通常の35mmフルサイズ
のフィルムかパノラマサイズフィルムかを自動的に判別
する手段を有し、フィルム原稿がパノラマサイズと判別
された場合には画像形成部に信号を送り、前記画像形成
部は、画像読取部によりフィルム原稿がパノラマサイズ
フィルムと判別された場合には、電子写真プロセスによ
る作像時に、潜像担持体上の画像形成領域の、パノラマ
サイズフィルムの未露光部分(無作像部分)に対応する
部分にトナーが付着しないように、潜像担持体上の前記
未露光部分に対応する部分の潜像を消去する手段を作動
させるパノラマサイズフィルム作像モードを備えたこと
により、現像時に、潜像担持体上のフィルムの未露光部
分に対応する部分へのトナー付着が防止される。また、
請求項2の画像形成装置では、請求項1記載の画像形成
装置において、前記画像形成部は、潜像担持体上の潜像
を消去するイレース用ランプを備え、パノラマサイズフ
ィルム作像モードにおける潜像を消去する手段として、
画像読取部によるパノラマサイズフィルムの自動判別結
果に応じて、電子写真プロセス時における潜像担持体上
のイレース領域(潜像消去領域)を変更し、潜像担持体
上の画像形成領域においてパノラマサイズフィルムの上
下の未露光部分に対応する非画像部分の潜像が消去され
るように前記イレース用ランプの点灯領域を設定する
段を備え、該設定手段は、前記画像読取部における自動
判別結果がパノラマモードの時に作動することにより、
パノラマモードの時には、前記設定手段によりイレース
用ランプの点灯領域が設定され、潜像担持体上の前記未
露光部分に対応する部分の潜像が消去されるので、現像
時に、潜像担持体上のフィルムの未露光部分に対応する
部分へのトナー付着が防止される。
【0009】
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明に関わる画像形成装置の一例
を示すデジタルカラー複写機の概略的構成図である。こ
のデジタルカラー複写機は、画像読取部1、光書込部
2、画像形成部、及び制御部3から構成されており、画
像読取部1は後述するように、反射原稿もしくは透過原
稿フィルムからの画像を等倍カラーCCD等のイメージ
センサ33で読取り、画像処理して色分解毎のカラー画
像信号として制御部3を介して光書込部2に送信する。
光書込部2は、図示の例では、複数のポリゴンミラー2
a、fθレンズ2b、ミラー2c等の走査光学系からな
り、画像読取部1からの色分解毎のカラー画像信号に対
応して4つの光路の走査光を出射し、画像形成部のシア
ン、イエロー、マゼンダ、黒の色毎に用意された各感光
体(潜像担持体)4C,4Y,4M,4Bに各色毎の画
像信号に応じた光書き込みを行う。
【0012】画像形成部は電子写真プロセスにより画像
を形成するものであって、図示の例では、上記光書き込
み部からの各色毎の走査光によって各色毎の潜像が形成
される感光体4C,4Y,4M,4Bを備えており、各
感光体の周囲には、シアン、イエロー、マゼンダ、黒の
各色に対応したトナーにより現像を行う現像装置5C,
5Y,5M,5B、及び帯電チャージャ6、クリーニン
グ装置7、除電LED8、転写チャージャ9C,9Y,
9M,9B、及びPセンサ10、電位センサ11がそれ
ぞれ設置されている。また、図中12は搬送ベルト、1
3は分離チャージャ、14は分離爪、15はベルト除電
チャージャ、16はベルトクリーニング部、17は定着
装置、18は定着ローラ、19は排紙ローラ、20は排
紙トレイ、21,22は給紙カセット、23は手差しテ
ーブル、24は呼び出しコロ、25は給紙コロ、26は
逆転コロ、27は定着ファン、28はオゾンフィルタ、
29はオゾン分解剤である。尚、図示しないが、帯電チ
ャージャ6の下流側には、イレース用(潜像消去用)の
ランプが設置されている。また、制御部3には、操作部
からの信号に応じて画像読取部1、光書込部2、画像形
成部の各部を制御する種々の制御基板が設置されてい
る。
【0013】この画像形成部においては、給紙カセット
21(または22)から給紙された記録紙は搬送ベルト
12により搬送され、各感光体4C,4Y,4M,4B
と転写チャージャ9C,9Y,9M,9Bとの対向位置
である転写部を通過することによって各色のトナー像が
記録紙に重ね合わされて転写され、フルカラー画像が形
成される。画像転写後の記録紙は分離チャージャ13及
び分離爪14により搬送ベルト12から分離され、定着
装置17に送られ、定着装置17の定着ローラ18によ
って画像が定着され、排紙ローラ19によって排紙トレ
イ20上に排紙される。尚、光書込部、画像形成部の構
成は図示のものに限らず、他のデジタルカラー複写機等
の構成が適用できる。
【0014】さて、上記画像形成装置において、画像読
取部1は通常は反射原稿を読み取るように構成されてい
るが、図1〜図3に示すように、装置本体右側の装着部
3aに投影装置としてスライドプロジェクタユニット
(以下SPUと呼ぶ)42を装着することができ、原稿
台のプラテンガラス(コンタクトガラス)37上に光路
変換ユニット54を設置することにより、SPU42に
よるフィルム原稿の投影像をイメージセンサ33で読み
取ることができるようになっている。すなわち、通常の
反射原稿を読み取る際には、SPU42及び光路変換ユ
ニット54を取外しておけばよく、この時には、画像読
取部1の走行体35が図示しないモータからなる駆動源
と駆動系とによってガイドロッド36に沿って走行しな
がら原稿台のプラテンガラス(コンタクトガラス)37
上に載置された反射原稿をカラー等倍CCD等のイメー
ジセンサ33で読み取る。また、SPU42及び光路変
換ユニット54の装着時には、走行体35はホームポジ
ション等の所定位置に固定され、SPU42からの投影
光を光路変換ユニット54を介してイメージセンサ33
で読み取るようになっている。尚、光路変換ユニット5
4は、複写機本体のエディタ(または原稿台カバー)3
0内に設置しておいてもよい。
【0015】図1〜3において、画像読取部1の走行体
35の中には、プラテンガラス37上の反射原稿を照明
するための螢光灯からなる光源31、リンスレンズ等の
収束性光伝送体32、カラー等倍CCD等のイメージセ
ンサ33、及びイメージセンサ33の色感度バランスを
補正するための色補正フィルタ34が保持されている。
そして、反射原稿を読み取る際には、プラテンガラス3
7上に載置された反射原稿が光源31により照明され、
その反射光像がリンスレンズ等の収束性光伝送体32に
より色補正フィルタ34を介してイメージセンサ33上
に結像されて3色(R:赤,G:緑,B:青)のカラー
画像信号に光電変換される。尚、図示していないが、走
行体35内には、イメージセンサ33を駆動するための
基板、並びにイメージセンサ33の出力信号を増幅する
増幅回路を持つプリント基板が保持され、この基板等
と、アナログ信号処理用の基板38及びデジタル信号処
理用の基板39とがケーブル41を介して電気的に接続
されている。また、上記アナログ信号処理用の基板38
及びデジタル信号処理用の基板39は、図示しないケー
ブル等を介して本体側の制御部3に接続されている。
【0016】一方、透過原稿フィルムを投影する投影装
置は、前述したようにSPU42と光路変換ユニット5
4とにより構成されており、SPU42は装置本体の装
着部3aのカバーを取外して装着される。この時、SP
U42側の制御基板と本体側の制御部とがケーブル等を
介して電気的に接続され、画像読取部は透過原稿読取モ
ードに自動的に設定される。また、光路変換ユニット5
4は、原稿台のプラテンガラス37の所定位置に設置さ
れる。ここで、SPU42及び光路変換ユニット54装
着時の光学系の基本構成を図3、図4及び図5に示す。
図3〜5において、32は前述したリンスレンズ等の収
束性光伝送体、33はカラー等倍CCD等のイメージセ
ンサ、43はSPUの投影レンズ、44は絞り、45は
基準ガラス、57は原稿フィルム、46はフィルム押え
ガラス、47は色補正フィルタ(フィルタチェンジ
ャ)、48は光量補正フィルタ、49はコンデンサレン
ズ、50は防熱ガラス、51は非球面レンズ、52はハ
ロゲンランプからなる光源、53はリフレクタであり、
また、55は光路変換ユニット54側の折返しミラー、
56は曇りガラス(上面:フレネルレンズ、下面:拡散
板)である。
【0017】透過原稿フィルムを投影するためのSPU
では、透過原稿フィルム57がフィルムマウントホルダ
ー等の保持部材に保持され、保持部材の基準ガラス45
の基準面に押えガラス46によって押え付けられて挾持
される。この透過原稿フィルム57はハロゲンランプか
らなる光源52等を有する上記光学系によって光量補正
フィルタ48、色補正フィルタ47を介して照明され、
この色補正フィルタ27は読み取り光学系とのマッチン
グを取るためのものであり、原稿フィルム57がポジフ
ィルムかネガフィルムかによって異なる種類のフィルタ
を有し、図示しない駆動源によって切替可能となってい
る。透過原稿フィルム57を透過した光像は絞り44を
経て拡大投影レンズ43によって拡大投影され、光路変
換ユニット54の折返しミラー55により折り返され
る。そしてこの折返しミラー55からの光像はプラテン
ガラス37上に置かれて下面に拡散面を持っている曇り
ガラス(投影板)56に投影され、収束性光伝送体32
及び色フィルタ34を介してイメージセンサ33上に結
像されてR,G,Bのカラー画像信号に光電変換され
る。この時、読取部内の走行体35は所定の位置に停止
した状態にあり、透過原稿フィルム57は原稿フィルム
走査用モータ59からなる駆動源により所定の速度で副
走査方向へ保持部材(基準ガラス45及び押えガラス4
6)と共に移動し、透過原稿フィルム57の画像が1ラ
イン毎に読み取られる。
【0018】次に、図6はSPU装着時の画像読み取り
部の回路構成を示すブロック図である。SPU側は、マ
イクロコンピュータ(CPU)を中心としたSPU制御
部63と、透過原稿フィルム走査用モータ59からなる
駆動源、色補正フィルタ47切替用モータ、光量補正フ
ィルタ48駆動用モータや冷却ファン等からなるメカ駆
動部66と、上記ハロゲンランプ52を点灯させるラン
プ点灯回路65と、フィルムの走行位置をホームポジシ
ョンで検知するセンサや透過原稿フィルムのホルダを検
知するセンサ等からなるセンサ部とを有する。また、本
体側画像読取部の制御部は、CPUを中心とするスキャ
ナ制御部67と、走行体35を駆動するモータや冷却フ
ァンからなるメカ駆動部68と、螢光灯からなる光源3
1を駆動するランプ点灯回路70と、走行体35をホー
ムポジションで検知するホームポジションセンサや螢光
灯31の管壁温度検知用センサからなるセンサ部69と
を有する。また、この画像読取部において、前記プリン
ト基板を含む画像信号系は、等倍カラーCCD等のイメ
ージセンサ33、アナログ処理部60、シェーディング
補正回路61、デジタル処理部42を有する。
【0019】図6において、透過原稿フィルムまたは原
稿載置台上の反射原稿からの光像はイメージセンサ33
により光電変換されてアナログ画像信号となり、アナロ
グ処理部60により所定の処理をされてシェーディング
補正回路61へ出力される。シェーディング補正回路6
1は光源31,52の光量分布とイメージセンサ33の
各画素の感度のバラツキを補正するために基準原稿を読
み取ってアナログ処理部60から得たデータをシェーデ
ィング補正データとしてメモリに記憶し、実際の原稿を
読み取るときにはそのメモリからシェーディング補正デ
ータを読み出してこのシェーディング補正データにより
アナログ処理部60からの画像信号を補正する。デジタ
ル処理部62はシェーディング補正回路61からの画像
信号に対して変倍処理、γ変換、色変換等の画像処理を
行い、画像処理後の画像信号を前述の光書込部へ出力す
る。ここに、デジタル処理部62は透過原稿フィルム、
特に35mmフィルムの画像を読み取る場合には、その
画像信号をγ変換、色変換等によって反射原稿に対する
画像信号と同等な信号に変換する。
【0020】これらの画像信号系の各部33,60〜6
2はスキャナ制御部67からタイミング信号が与えられ
て動作する。SPU制御部63とスキャナ制御部67と
の間のインターフェイスは光ファイバ等によるシリアル
通信によってコマンド、ステータス、及びデータのやり
取りを行う。SPU制御部63はスキャナ制御部67か
らの指令によりSPU全体の動作を制御し、つまりセン
サ部64からの検知信号を参照しながらメカ駆動部66
及びランプ点灯回路65を制御して透過原稿フィルム5
7に対する投影動作を上述のように行わせる。また、ス
キャナ制御部67はセンサ部69からの検知信号や操作
部からの信号に基づいてメカ駆動部68及びランプ点灯
回路70を制御して反射原稿の画像、透過原稿フィルム
57の投影画像に対する読取動作を上述のように行わ
せ、かつ画像信号系の各部33,60〜62を制御す
る。
【0021】次に、図7、図8は上記画像読取部の透過
原稿フィルムよりの読取動作の処理フローを示す。この
処理フローは次のような5つのステップ(1)〜(5)
に分けられる。 (1)セットアップ.先ず、操作者は透過原稿フィルム
を読み取るためのSPUモードと、反射原稿を読み取る
ための反射原稿モードとの何れかを操作部により選択
し、スキャナ制御部67はSPUモードと反射原稿モー
ドとの何れが選択されたかを操作部からの操作信号によ
り判断する。そして、スキャナ制御部67はSPUモー
ドが選択された場合には、指令を出してSPU42の電
源をオンさせ、SPUを初期化してその各負荷を初期状
態に設定する。
【0022】(2)ネガ,ポジ,セレクト.次に、操作
者は読み取るべき透過原稿フィルムの種類に合わせてポ
ジモードかネガモードかを操作部によりセットし、イメ
ージセンサ33及びSPU42内の色補正フィルタ3
4,47にポジモードではポジ用色フィルタをセット
し、ネガモードではネガ用色フィルタをセットする。
【0023】(3)フィルム画像領域判別、潜像消去領
域設定、シェーディング補正データ・コレクト.操作者
はフィルムのモードに応じてフィルム保持部材の基準ガ
ラス45と押えガラス46の間に色フィルムをセットす
る。つまり操作者はポジモードではフィル保持部材に何
もセットせず、ネガモードではフィルム保持部材にネガ
のオレンジベースフィルム(パノラマサイズの場合はパ
ノラマサイズのオレンジベースフィルム)をセットす
る。そして、フィルム保持部材はSPU制御部67から
の指令により作動するメカ駆動部66の走査用モータ5
9により投影位置へ移動される。
【0024】この後、操作者は操作部によりスタートキ
ーで動作開始を指示し、スキャナ制御部67はその指示
によりメカ駆動部68に指令を出して走行体35を透過
原稿読取位置(光路変換ユニット54の設置位置)へ移
動させる。次に、SPU制御部63はスキャナ制御部6
7からの指令によりランプ点灯回路65に光源52を初
期光量値で点灯させ、かつフィルム走査用モータ59を
駆動してフィルム保持部材を上下動させながら本体側の
イメージセンサ33で画像を読み取る。そして、この読
み取り値により光量の大小を判別し、光量補正部材48
を制御することにより光量補正を行い、光源52からの
光量を適正な光量とする。また、この画像読取時に、フ
ィルムの画像領域を判別し、35mmフルサイズのフィ
ルムかパノラマサイズのフィルムかの判別を行う。そし
て、パノラマサイズと判別された場合には、画像形成部
に信号を送り、潜像消去手段の作動領域の変更を行う。
尚、このパノラマサイズの判別は、先のCCDイメージ
センサ33の読み取り信号に基づいて、その信号値の8
bit値(0〜255)の内、200以上の値が連続し
て発生する領域をフィルムの短手方向(イメージセンサ
の主走査方向)について判別し、さらに、フィルムの長
手方向(イメージセンサの副走査方向)について、順次
フィルムの送りに従って判別して行き。そのトータルな
判別結果に応じてパノラマモードの判別を行う。
【0025】サイズ判別後は、上述の光量の補正値をメ
モリに記憶するシェーディング補正データ記憶を行い、
その後、SPU制御部63はスキャナ制御部67からの
指令によりランプ点灯回路65に光源52をオフさせ、
スキャナ制御部67が画像読取部の走行体35をホーム
ポジション(HP)に戻し、操作者のフィルムセット待
機状態となる。
【0026】(4)プレスキャン.読み取るべき透過原
稿フィルム57が操作者によりフィルム保持部材の基準
ガラス45と押えガラス46との間にセットされ、SP
U42にセットされると、SPU制御部63が操作部か
らの指示でスキャナ制御部67から指令を受けることに
よりランプ点灯回路65に光源52を点灯させ、かつ原
稿フィルム走査用モータ59を駆動してフィルム57を
上下に移動させることで透過原稿フィルム57の走査
(プレスキャン)を行う。この際、SPU制御部63は
光量補正部材48を制御して光源52からの光量を適正
な光量に設定する。
【0027】(5)読み取りスキャン.次に、SPU制
御部63は操作部にて設定された倍率に対応した速度で
原稿フィルム走査用モータ59を駆動してフィルムを移
動させることにより透過原稿フィルム57を走査し、そ
の投影像がCCDイメージセンサ33に1ラインづつ読
み取られる。このイメージセンサ33からのアナログ画
像信号はアナログ処理部60により所定の処理をされて
シェーディング補正回路61へ出力され、シェーディン
グ補正回路61は上記メモリからシェーディング補正デ
ータを読み出してこのシェーディング補正データにより
アナログ処理部60から画像信号を画素単位で演算して
シェーディング補正を行う。デジタル処理部62はシェ
ーディング補正回路61からの画像信号に対して変倍処
理、γ変換、色変換等の画像処理を行い、画像信号を制
御部3を介して光書込部2へ出力する。そして前述した
ように、光書込部2により画像形成部の各色毎の感光体
4C,4Y,4M,4Bへの光書き込みが行われ、画像
形成部により、透過原稿フィルム57のコピー作像が行
われる。尚、透過原稿フィルムがパノラマサイズの場合
には、前述したように、潜像消去領域の変更が自動的に
行われ、感光体上のパノラマサイズフィルムの未露光部
分に対応する部分の潜像が消去される。
【0028】スキャナ制御部67は、同一の透過原稿フ
ィルムに対する2回以上の読み取り動作(同一原稿リピ
ート)が操作部にて設定されている時には上述の透過原
稿フィルムにたいする読み取り動作をその回数だけ繰り
返して行わせる。次に、スキャナ制御部67は操作者に
より操作部から同一種類で(透過原稿フィルムがネガか
ポジかが同じで)上記読み取った透過原稿フィルムとは
異なる透過原稿フィルムがフィルム保持部材にセットさ
れてその読み取りを指示された場合には、上記(4)プ
レスキャンに戻って同様に原稿の読み取りを行わせる。
また、スキャナ制御部67は操作者により操作部から種
類が異なる(透過原稿フィルムがネガかポジかが異な
る)透過原稿フィルムがフィルム保持部材にセットされ
てその読み取りを指示された場合には、図7のフローの
(2)ネガ,ポジ,セレクトに戻って前述の光量補正、
領域判別等の動作を再実行した後、原稿の読み取りを行
う。
【0029】また、スキャナ制御部67は操作者が反射
原稿モードを設定した場合には、SPU制御部63に指
令を出し、SPU側の電源をオフにする。そしてスキャ
ナ制御部67は、ランプ点灯回路70により走行体35
側の螢光灯光源31を点灯させ、走行体35を移動させ
ることにより原稿台のプラテンガラス37上の反射原稿
を走査し、その反射像をイメージセンサ33で1ライン
づつ読み取る。
【0030】以上、本発明に関わる画像形成装置の構成
及び動作について説明したが、次に、透過原稿フィルム
がパノラマサイズの場合の画像形成領域変更手段につい
てより詳しく説明する。尚、この画像形成領域変更手段
としては、(1)請求項2のように、画像形成部の感光
体(潜像担持体)上のイレース領域(潜像消去領域)を
パノラマサイズフィルムの未露光部分に対応させて設定
し、画像形成領域を変更する方式が採用される。また、
別の手段としては、(2)光路変換ユニットに遮光機構
を設けて画像形成領域を変更する方式と、(3)フィル
ムマウントに遮光機構を設けて画像形成領域を変更する
方式とがある。
【0031】 (1)イレース領域を変更する場合. SPU42で35mmサイズフィルムより投影してCC
イメージセンサ33にて読み取り動作を行う場合、本
機では、その投影サイズは、例えばA4紙の大きさに拡
大コピーすることを標準モードとしている。そのため、
通常の35mmフルサイズの場合は、イレース用ランプ
による感光体上のイレース領域は通常のA4サイズの縦
送りの場合と同じ領域の潜像が消去されるようにセット
される。しかし、図7に示した処理動作において、パノ
ラマサイズフィルムと判別された場合は、画像読取部か
ら画像形成部に信号が送られ、画像形成部がパノラマモ
ードにセットされ、画像の横手(A4縦)方向はA4サ
イズと同一のサイズにイレースタイミングがセットされ
るが、短手(A4横)方向は、A4サイズの両端からパ
ノラマサイズフィルムの未露光領域に対応する部分のと
ころまで潜像が消去されるようにイレース用ランプの点
灯領域がセットされる。尚、イレース用ランプは図1の
帯電チャージャ6の下流側に設置されており、このイレ
ース用ランプとしては、感光体の幅方向に列状に配置さ
れたアレー状のLEDランプ等が用いられ、各LEDの
点灯を制御することにより、イレース領域の変更を容易
に行うことができる。
【0032】 (2)光路変換ユニットに遮光機構を設けて画像形成領
域を変更する場合. 図9は光路変換ユニットに遮光機構を設けた例を示す図
であって、(a)は光路変換ユニットの斜視図、(b)
は光路変換ユニットの要部斜視図である。図9に示す実
施例においては、光路変換ユニット54の両サイドに
は、遮光膜81を収納する遮光膜ホルダー80が設けら
れており、光路変換ユニット54のスリット(光入射用
開口部)54aに沿って両サイドの遮光膜ホルダー80
より遮光膜81を引き出し、遮光膜81の先端位置を任
意の位置でセットするように先端の位置決めピン82を
光路変換ユニット54のクリックの溝83にセットす
る。また、遮光膜ホルダー80内には遮光膜81を巻取
るためのバネが内蔵されており、このバネにより遮光膜
81にはホルダーへの巻き込み方向の張力が掛かってい
る。この遮光膜81の位置は、両側で独立的に任意の位
置でセットすることができるので、フィルム投影像の上
下(横手)の遮光領域を非対称にセットすることができ
る。
【0033】この方式を用いた場合の特徴は、通常の3
5mmフルサイズで撮影されたフィルムからでも任意の
領域をパノラマモードとして選択して作像できることで
ある。すなわち、パノラマサイズのカメラでなく、通常
のカメラで撮影されたフィルムは、撮影時のフレーミン
グがフルサイズとして判断されているので、(1)の方
式のように対称的にイレース領域を設定してカットする
場合には、撮影者が重要としていている領域が中央にな
く下よりまたは上よりにある場合にはこの重要な部分が
カットされてしまう恐れがあるが、本方式の場合には、
遮光膜81の位置を調整することにより、フィルム上の
任意の位置を任意の幅でカットすることができるため、
フルサイズで撮影されたフィルムからでも任意の領域を
パノラマモードとして選択して作像できる。
【0034】 (3)フィルムマウントに遮光機構を設けて画像形成領
域を変更する. 図10は遮光機構付きフィルムマウントホルダー(フィ
ルム保持部材)の説明図であって、(a)はフィルムマ
ウントホルダーの斜視図、(b)はフィルムマウントホ
ルダーのフタ部の裏面側に取り付けられた遮光機構の平
面図及び側面図、(c)はフィルムマウントホルダーの
フタ部の表面側に取り付けられた遮光機構の平面図及び
側面図、(d)は遮光機構使用時の説明図である。図1
0において、フィルムマウントホルダー90は、前述の
基準ガラス45を保持する基部91と押えガラス46を
保持する押え部92と遮光機構94が取り付けられたフ
タ部93とによって構成されており、フィルムは基部9
1と抑え部92との間にセットされる。フタ部93の裏
面側には(b)に示すように2枚セットの遮光板94A
−a,94A−bが、また、フタ部93の表面側にも
(c)に示すように2枚セットの遮光板94B−a,9
4B−bが設けられている。フタ部93裏面側の2枚の
遮光板94A−a,94A−bの両側端にはスリット状
の長穴が設けられており、この長穴部分を重ね合わせて
2枚の遮光板94A−a,94A−bの両側端部がフタ
部93にネジ止めされている。従って、2枚の遮光板9
4A−a,94A−bは、長穴の長さ範囲内で矢印方向
にスライドできるようになっている。同様に、フタ部9
3表面側の2枚の遮光板94B−a,94B−bの両側
端にもスリット状の長穴が設けられており、この長穴部
分を重ね合わせて2枚の遮光板94B−a,94B−b
の両側端部がフタ部93にネジ止めされている。従っ
て、表面側の2枚の遮光板94B−a,94B−bも、
長穴の長さ範囲内で矢印方向にスライドできるようにな
っている。尚、表面側と裏面側の遮光板のスライド方向
は互いに直交しており、従って、この遮光機構によれ
ば、フィルムの上下、左右の遮光領域を任意に設定でき
る。
【0035】この実施例のように、フィルムマウントホ
ルダーに遮光機構を設けてフィルムの画像領域を設定す
る方式では、図10(d)に示すように、フィルム95
の長辺の上下(長手方向:スキャナーの副走査方向)、
及び短辺の上下の遮光領域をそれぞれ任意に指定できる
という特徴を持つ。すなわち、先の(1)のイレース領
域を変更する方式では、イレース用ランプの点灯タイミ
ングを無段階にセットできるように本体側のシーケンス
制御を変更しなければできず、また、その指定方式も複
雑なものとなっていた。また、(2)の光路変換ユニッ
トに遮光機構を設ける方式では、光束のスリット幅の上
下方向を狭めても、光量が変化するだけであり、フィル
ムの長手方向の上下サイズの領域指定はできない。これ
に対して、本方式では、フィルムマウントホルダーに上
下、左右の2方向の遮光機構を設けたことにより、フィ
ルムの長手方向及び短手方向の領域設定を任意に行うこ
とが出きる。従って、パノラマサイズに限らず、任意の
サイズでトリミングが可能となる。
【0036】以上、3方式の特徴をまとめると、(1)
は本体側画像形成部のイレース領域を変更することによ
り、感光体上の、パノラマサイズフィルムの未露光部分
に対応する部分の潜像を消去する方式であるため、本体
側の制御部を変更する必要があるが、(2)は光路変換
ユニットに遮光機構を設ける方式であるため、本体側の
変更は必要がなく、SPUが取り付けられる画像形成装
置であれば全ての機種に適用できる。但し、この方式の
場合は、フィルムのスキャン方向の領域指定はできな
い。これに対し、(3)の方式では、フィルムマウント
ホルダーに上下、左右の2方向の遮光機構を設けたこと
により、フィルムの長手方向及び短手方向の領域設定を
任意に行うことが出き、SPUが取り付けられる画像形
成装置であれば全ての機種でパノラマサイズに限らず任
意のサイズでのトリミングが可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の画像形
成装置においては、前記フィルム原稿が、35mmサイ
ズで通常の35mmフルサイズで撮影された作像フィル
ムの場合と、35mmサイズでかつフィルムの長手方向
の上下部分が未露光となる所謂パノラマモードと言われ
る撮影モードで撮影されたパノラマサイズフィルムの場
合の、両方に対応する機能を備え、前記画像読取部は、
前記イメージセンサの読み取り信号に基づいてフィルム
原稿の画像領域を判別し、前記フィルム原稿が通常の3
5mmフルサイズのフィルムかパノラマサイズフィルム
かを自動的に判別する手段を有し、フィルム原稿がパノ
ラマサイズと判別された場合には画像形成部に信号を送
り、前記画像形成部は、画像読取部によりフィルム原稿
がパノラマサイズフィルムと判別された場合には、電子
写真プロセスによる作像時に、潜像担持体上の画像形成
領域の、パノラマサイズフィルムの未露光部分(無作像
部分)に対応する部分にトナーが付着しないように、潜
像担持体上の前記未露光部分に対応する部分の潜像を消
去する手段を作動させるパノラマサイズフィルム作像モ
ードを備えたことにより、現像時に、潜像担持体上のフ
ィルムの未露光部分に対応する部分へのトナー付着が防
止される。また、請求項2の画像形成装置では、請求項
1記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、潜
像担持体上の潜像を消去するイレース用ランプを備え、
パノラマサイズフィルム作像モードにおける潜像を消去
する手段として、画像読取部によるパノラマサイズフィ
ルムの自動判別結果に応じて、電子写真プロセス時にお
ける潜像担持体上のイレース領域(潜像消去領域)を変
更し、潜像担持体上の画像形成領域においてパノラマサ
イズフィルムの上下の未露光部分に対応する非画像部分
の潜像が消去されるように前記イレース用ランプの点灯
領域を設定する手段を備え、該設定手段は、前記画像読
取部における自動判別結果がパノラマモードの時に作動
することにより、パノラマモードの時には、前記設定手
段によりイレース用ランプの点灯領域が設定され、潜像
担持体上の前記未露光部分に対応する部分の潜像が消去
されるので、現像時に、潜像担持体上のフィルムの未露
光部分に対応する部分へのトナー付着が自動的に防止さ
れる。従って、請求項1,2によれば、パノラマサイズ
のフィルムからのコピー作像時においても画像外が黒く
ならず白地になり、目視に好ましいコピー画像が得られ
ると同時にトナー消費を抑えることができる。
【0038】
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる画像形成装置の一例を示すデジ
タルカラー複写機の概略的構成図である。
【図2】図1に示すデジタルカラー複写機のスライドプ
ロジェクタユニット(SPU)装着部を示す要部斜視図
である。
【図3】図1に示すデジタルカラー複写機のSPU装着
時の画像読取部を示す概略的要部構成図である。
【図4】図1に示すデジタルカラー複写機のSPU及び
光路変換ユニット装着時の画像読取部の光学系の基本構
成を示す斜視図である。
【図5】図4に示す光学系を光路に直交する方向から見
たときの光学系配置図である。
【図6】図3に示す画像読取部の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】画像読取部の透過原稿フィルムよりの読取動作
の処理フローの一部を示すフローチャートである。
【図8】画像読取部の透過原稿フィルムよりの読取動作
の処理フローの他の一部を示すフローチャートである。
【図9】光路変換ユニットに遮光機構を設けた例を示す
図であって、(a)は光路変換ユニットの斜視図、
(b)は光路変換ユニットの要部斜視図である。
【図10】光機構付きフィルムマウントホルダーの説
明図であって、(a)はフィルムマウントホルダーの斜
視図、(b)はフィルムマウントホルダーのフタ部の裏
面側に取り付けられた遮光機構の平面図及び側面図、
(c)はフィルムマウントホルダーのフタ部の表面側に
取り付けられた遮光機構の平面図及び側面図、(d)は
遮光機構使用時の説明図である。
【符号の説明】
1・・・画像読取部 2・・・光書込部 2a・・・ポリゴンミラー 2b・・・fθレンズ 2c・・・ミラー 3・・・制御部 3a・・・SPU装着部 4C,4Y,4M,4B・・・潜像担持体 5C,5Y,5M,5B・・・現像装置 6・・・帯電チャージャ 7・・・クリーニング装置 8・・・除電ランプ 9C,9Y,9M,9B・・・転写チャージャ 12・・・搬送ベルト 17・・・定着装置 32・・・収束性光伝送体 33・・・イメージセンサ 34・・・色補正フィルタ 35・・・走行体 37・・・プラテンガラス(コンタクトガラス) 42・・・投影装置(スライドプロジェクタユニット:
SPU) 43・・・投影レンズ 44・・・絞り 45・・・基準ガラス 46・・・フィルム押えガラス 47・・・色補正フィルタ(フィルタチェンジャ) 48・・・光量補正フィルタ 49・・・コンデンサレンズ 50・・・防熱ガラス 51・・・非球面レンズ 52・・・ハロゲンランプ光源 53・・・リフレクタ 54・・・光路変換ユニット 55・・・折返しミラー 56・・・曇りガラス(投影板) 57・・・透過原稿フィルム 58a,58b・・・フィルムマウント 59・・・フィルム走査用モータ 80・・・遮光膜ホルダー 81・・・遮光膜 82・・・位置決めピン 90・・・遮光機構付きフィルムマウントホルダー 94・・・遮光機構 94A−a,94A−b,94B−a,94B−b・・
・遮光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 H04N 1/04 - 1/207 H04N 1/38,1/387

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像をイメージセンサで読み取り所定
    の画像処理を行い画像信号を出力する画像読取部と、画
    像読取部からの画像信号に応じて画像形成部の潜像担持
    体上に光書き込みを行う光書込部と、光書き込みにより
    潜像担持体上に形成された潜像をトナーで顕像化し該ト
    ナー像を記録紙に転写し定着する電子写真プロセス方式
    の画像形成部と、前記画像読取部、光書込部、画像形成
    部の各部を制御する制御部を備え、前記画像読取部には
    フィルム原稿を投影するための投影装置の装着部を有
    し、該装着部に装着された投影装置からの前記フィルム
    の投影光を画像読取部のイメージセンサで読み取り、
    記画像形成部によりフィルム原稿のコピー像を所定のサ
    イズに拡大して作像する機能を備えた画像形成装置にお
    いて、前記フィルム原稿が、35mmサイズで通常の35mm
    フルサイズで撮影された作像フィルムの場合と、35m
    mサイズでかつフィルムの長手方向の上下部分が未露光
    となる所謂パノラマモードと言われる撮影モードで撮影
    されたパノラマサイズフィルムの場合の、両方に対応す
    る機能を備え、 前記画像読取部は、前記イメージセンサの読み取り信号
    に基づいてフィルム原稿の画像領域を判別し、前記フィ
    ルム原稿が通常の35mmフルサイズのフィルムかパノ
    ラマサイズフィルムかを自動的に判別する手段を有し、
    フィルム原稿がパノラマサイズと判別された場合には画
    像形成部に信号を送り、 前記画像形成部は、画像読取部によりフィルム原稿がパ
    ノラマサイズフィルムと判別された場合には、電子写真
    プロセスによる作像時に、潜像担持体上の画像形成領域
    の、パノラマサイズフィルムの未露光部分(無作像部
    分)に対応する部分にトナーが付着しないように、潜像
    担持体上の前記未露光部分に対応する部分の潜像を消去
    する手段 を作動させるパノラマサイズフィルム作像モー
    ドを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、潜像担持体上の潜像を消去するイレ
    ース用ランプを備え、 パノラマサイズフィルム作像モー
    ドにおける潜像を消去する手段として、画像読 取部によ
    パノラマサイズフィルムの自動判別結果に応じて、電
    子写真プロセス時における潜像担持体上のイレース領域
    (潜像消去領域)を変更し、潜像担持体上の画像形成領
    域においてパノラマサイズフィルムの上下の未露光部分
    に対応する非画像部分の潜像が消去されるように前記イ
    レース用ランプの点灯領域を設定する手段を備え、該設
    定手段は、前記画像読取部における自動判別結果がパノ
    ラマモードの時に作動することを特徴とする画像形成装
    置。
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