JPH07273949A - 画像読取装置及びそれを用いた画像複写装置 - Google Patents

画像読取装置及びそれを用いた画像複写装置

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JPH07273949A
JPH07273949A JP6079763A JP7976394A JPH07273949A JP H07273949 A JPH07273949 A JP H07273949A JP 6079763 A JP6079763 A JP 6079763A JP 7976394 A JP7976394 A JP 7976394A JP H07273949 A JPH07273949 A JP H07273949A
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Shigeru Kawasaki
茂 川崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シェーディング補正機構を適切に設定し、原
稿面上の画像情報を高精度に読取ることができる画像形
成装置及びそれを用いた画像複写装置を得ること。 【構成】 原稿台に載置した原稿を照明系で照明し、該
原稿を結像光学系を介してラインセンサーを有する読取
手段面上に結像し、該原稿と該読取手段との相対的位置
関係を変えて走査しながら該原稿面上の画像情報を読取
る際、該原稿台近傍に該結像光学系に対して該原稿面と
光学的に等価な位置となるように透明部材を介してシェ
ーディング板を設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読取装置及びそれを
用いた画像複写装置に関し、特にシェーディング板を利
用して画像読取り用のラインセンサ(CCD)等から成
る読取手段の素子の並び方向(主走査方向)における端
部での光量落ちを効果的に補正して原稿面上の画像情報
を簡易な構成で高精度に読み取るようにした例えば複写
機、ファクシミリ、イメージスキャナ等に好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より照明系で照明された原稿面上の
画像情報をラインセンサ等の読取手段を用いて読取り、
該画像情報を記録紙に記録して出力するようにした画像
複写装置が種々と提案されている。この装置では原稿面
を例えば蛍光灯等の光源によって照明している。そして
該原稿面からの反射光束を結像光学系を介して読取手段
面上に原稿面上の画像を結像させ、該読取手段からの出
力した電気信号を画像処理部にて処理して読取ってい
る。そして原稿面又は画像読取手段を副走査方向に移動
させることにより原稿面上の2次元的な画像情報を読取
っている。
【0003】図4は従来の画像複写装置の要部概略図で
ある。
【0004】同図では記録紙等の記録媒体を搬送させな
がら電子写真方式により記録を行っており、装置は大き
く分けて画像入力部(画像読取部)41と画像出力部4
2とから成る。そのうち画像入力部41は記録するため
の画像情報を入力し、各種処理を施した後に画像出力部
42へその画像信号を送っている。又画像出力部42は
記録画像を形成するための画像形成部43、記録紙Pを
積載してそれを1枚ずつ送り出すための給紙ユニット4
4、給紙ユニット44から送り出された記録紙を保持し
ながら画像形成部43まで搬送し、画像を記録紙上に転
写するための転写搬送ユニット45、記録紙上に記録さ
れた画像を定着するための定着ユニット46及びこれら
装置内の全動作を制御するための制御ユニットとから構
成されている。
【0005】図5は図4の画像入力部(複写機の露光装
置)41の光学系の要部概略図であり、ハロゲンランプ
等の蛍光ランプを光源とした構成を示している。
【0006】同装置は原稿318を置くための原稿台ガ
ラス317、原稿を照明するための蛍光ランプ301と
リフレクタ302,303から成る照明光学系、照明光
学系の下に配置された遮光用スリット306、シェーデ
ィング補正するためのシェーディング板319(白
板)、原稿の画像をCCD素子に向けるための第1反射
ミラー312、及び第2,第3反射ミラー313,31
4から成る反射光学系、原稿の画像を結像するための結
像レンズ315、原稿の画像を読取るためのレッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)3色用のCCD
センサ311及び画像処理系320から構成されてい
る。
【0007】次に図5において露光動作を順を追って説
明する。装置動作が開始されると、まず蛍光ランプ30
1が発光して均一濃度(白)のシェーディング板319
を照明し、そこの輝度をCCDセンサ311で読取り蛍
光ランプ301の照明ムラによるCCDセンサ311内
の受光素子のばらつきを補正(シェーディング補正)す
る。
【0008】ここでシェーディング補正について詳述す
る。図6に示すように一般に複写機の画像入力装置に用
いられる蛍光ランプ301の主走査方向の配光(相対照
度)は中心が高く端部に行くにつれて低下している。こ
の照明ムラを補正せずに露光動作を行うと、同じ濃度の
原稿を読んだにもかかわらず、原稿面上に輝度差が生
じ、CCDで読取った画像に濃度ムラが生じる。
【0009】シェーディング補正においては、その蛍光
ランプの主走査方向の照明ムラに対して基準となる均一
濃度のシェーディング板319の反射光をCCDライン
センサ311で検知したとき、CCD311の端部の出
力と中央部の出力の差を補正する補正係数を算出し、原
稿を読む際にCCDの各出力(各画素)に所定の補正係
数を乗じて照明ムラを補正している。
【0010】次にシェーディング補正後、原稿の画像を
読取るために紙面に平行に矢印304の方向に原稿を照
明しながら原稿を走査する。このとき原稿の画像はミラ
ー312,313,314で反射し、レンズ315によ
ってCCDセンサ311の受光面上に結像する。又照明
系、スリット、第1反射ミラーは一定速度Vで移動し、
これと同期して第2,第3反射ミラー313,314は
速度V/2で移動し、原稿318とレンズ315及びC
CD311間の距離を常に一定とし結像関係を保ってい
る。
【0011】実際にカラー原稿を走査するときは一般に
記録紙に対してイエロー(Y),マゼンタ(M),シア
ン(C),ブラック(BK)4色のトナーを塗布するた
め上記の画像走査を4回繰り返し、上記画像出力部によ
り原稿の複写画像を出力している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のシェーディング
板を用いた画像複写装置では次のような問題点があっ
た。
【0013】(イ)画像入力部においてシェーディング
補正を行う際、シェーディング板と原稿を載せた原稿台
ガラスの高さ方向の光学的距離が結像レンズに対して異
なる。このため同じ蛍光ランプで照明しているにも関わ
らず、シェーディング板上と原稿台ガラス上で輝度分布
に差が生じ、完全にシェーディング補正を行うことがで
きない。
【0014】最近の画像複写装置の画質の向上は目覚ま
しく、特にカラー原稿に対する画像入力装置における読
取り精度が厳しい。即ちわずかな輝度ムラでさえも、色
ムラあるいは濃度ムラとなって画質が劣化してくる。
【0015】(ロ)又、画像入力部を搭載した画像複写
装置において、特に設置時において設置する床の平面性
が悪い場合、画像出力部の歪の影響を画像入力部が受
け、画像入力部を構成する枠体がねじれ、画像入力部内
の光軸にズレが生じてくる。画像入力部を構成する枠体
がねじれると、その結果、調整組立時に保持されていた
原稿台ガラス、照明光学系、反射光学系、結像レンズ、
CCD間の光学配置関係が崩れ、光軸にズレ及びねじれ
が生じてくる。
【0016】一般に原稿台ガラス上のチャートは光軸の
ズレ及び傾きがあるとCCD上でズレて傾いてくる。
【0017】図7はR,G,B3色のCCDセンサ51
1と各CCDセンサと結像関係にある原稿面518上の
点P1,P2,P3の位置関係とそこでの副走査方向の
配光分布の説明図である。
【0018】図に示すようにCCDセンサ511は色に
よって読取り位置が異なるが、主走査方向(紙面に垂直
方向)に同一ラインのカラー画像を読取るためにその異
なっている分だけ各色データを一定時間ズラして読取り
補正を行っている。主走査方向においては照明光の配光
が不均一であった場合、上述したシェーディング補正に
よって補正することができる。
【0019】しかしながら副走査方向における配光分布
は図に示すように均一な照明領域が数mmと非常に狭
い。このため上記のような光軸のズレ及び傾きが生じ、
均一配光の照明領域からCCDの読取り位置がわずかに
ズレても光量が極端に低下してくる。そうするとシェー
ディング補正を行った際、各色の基準となるCCD中央
部の出力に大きな差が生じてしまうためにカラーバラン
スが崩れ、画像に色ムラが生じ画質が劣化してくる。
【0020】更に傾きが大きくなると遮光用のスリット
にけられてしまい色ムラ及びその他画質劣化の要因とな
る。又工場の生産ラインにおいて画像入力部を画像出力
部に取り付ける際に、画像入力部の取付面の平面度と画
像出力部の平面度が異なるために組立時にも上記と同様
の光軸ズレが生じ、効率及び歩留まりが低下してくる。
【0021】本発明は、画像入力部におけるシェーディ
ング補正用の構成を適切に設定することにより原稿台ガ
ラスとシェーディング板との光路差によるシェーディン
グ補正のムラ及び画像出力部の歪による色ムラを効率よ
く確実に除去し、原稿面上の画像情報を高精度に読取る
ことができる画像読取装置の提供を目的とする。
【0022】又本発明は、画像入力部を画像出力部に装
着する際の、該画像入力部の構成を適切に設定すること
により、組立誤差に伴う画質の低下を防止し、高精度な
画像情報が得られる画像複写装置の提供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
(1−1)本発明の画像読取装置は、原稿台に載置した
原稿を照明系で照明し、該原稿を結像光学系を介してラ
インセンサーを有する読取手段面上に結像し、該原稿と
該読取手段との相対的位置関係を変えて走査しながら該
原稿面上の画像情報を読取る際、該原稿台近傍に該結像
光学系に対して該原稿面と光学的に等価な位置となるよ
うに透明部材を介してシェーディング板を設けたことを
特徴としている。
【0024】特に、前記原稿台の材質の屈折率をn0
その厚さをt0 、前記透明部材の材質の屈折率をna
その厚さをta としたとき 0.7×n0 ×t0 <na ×ta <1.3×n0 ×t0 なる条件を満足することを特徴としている。
【0025】(1−2)本発明の画像複写装置は、 (1−2−1)原稿台に載置した原稿を照明系で照明
し、該原稿を結像光学系を介してラインセンサーを有す
る読取手段面上に結像し、該原稿と該読取手段との相対
的位置関係を変えて走査しながら該原稿面上の画像情報
を読取り、該読取手段からの信号を画像処理部で画像処
理し、該画像処理部からの画像情報を画像出力部から出
力する際、該原稿台近傍に該結像光学系に対して該原稿
面と光学的に等価な位置となるように透明部材を介して
シェーディング板を設けたことを特徴としている。
【0026】特に、前記原稿台の材質の屈折率をn0
その厚さをt0 、前記透明部材の材質の屈折率をna
その厚さをta としたとき 0.7×n0 ×t0 <na ×ta <1.3×n0 ×t0 なる条件を満足することを特徴としている。
【0027】(1−2−2)原稿台に載置した原稿を照
明系で照明し、該原稿を結像光学系を介してラインセン
サーを有する読取手段面上に結像し、該原稿と該読取手
段との相対的位置関係を変えて走査しながら該原稿面上
の画像情報を読取る画像走査部と、該画像走査部からの
信号を処理する画像処理部とを有する画像入力部を筐体
内に収納した入力ユニット、該画像入力部からの画像情
報に基づいた画像を記録体に形成し出力する画像出力部
を筐体内に収納した出力ユニットを有する画像複写装置
において該入力ユニットの少なくとも1カ所に鉛直方向
の位置を調整する調整機構を設けたことを特徴としてい
る。
【0028】特に、前記調整機構は前記入力ユニットと
前記出力ユニットとの相対的な位置関係を変位させる機
構より成っていることを特徴としている。
【0029】
【実施例】図1は本発明の画像複写装置の要部断面図、
図2は図1の画像入力部(画像読取部)の要部断面図、
図3は図1の外観図である。
【0030】図中100は画像複写装置であり、画像入
力部(画像読取部)101と画像出力部103とを有し
ている。画像入力部101は原稿面上の画像情報を読取
る画像走査部111、画像走査部111からの画像信号
を処理する画像処理部112、該画像走査部111と画
像処理部112を操作するための操作部そしてこれらの
各要素を制御する制御部(不図示)とを有している。画
像出力部103は画像形成部131、給紙ユニット13
2、転写搬送ユニット133、定着ユニット134及び
制御ユニット(不図示)とを有している。
【0031】次に本実施例における画像入力部(画像読
取部)101を構成する画像走査部111と画像処理部
112とについて図2を用いて説明する。
【0032】画像走査部111は原稿露光系113とC
CDユニット114とを有している。画像処理部112
はアナログプロセッサ127とイメージプロセッサ12
8とを有している。
【0033】次に画像走査部111と画像処理部112
を構成する各要素について説明する。
【0034】図2において121はカラー原稿であり、
その面上にはカラー画像が形成されており、原稿台ガラ
ス122面上に載置している。115は蛍光灯やハロゲ
ンランプ等の光源である。116は凹面鏡であり、光源
115から原稿台ガラス122と逆方向に射出した光束
を集光し、原稿121に導光している。光源115と凹
面鏡116は照明系の一要素を構成している。
【0035】IRは赤外カットフィルターである。12
5は結像光学系(投影光学系)であり、原稿121面上
のカラー画像をミラー117,119a,119bと赤
外カットフィルターIRを介して読取手段126に結像
している。各要素115,116,117は第1ミラー
台118に載置している。又各要素119a,119b
は第2ミラー台120に載置している。
【0036】読取手段126は例えばCCD等から成る
3つのラインセンサを有している。3つのラインセンサ
は基板にモノリシックに構成されており、主走査方向
(図2では紙面と垂直方向)に一次元的に複数の受光素
子を配列した構成より成っている。又3つのラインセン
サの前方には各々カラー画像を読取るための所定の色
光、例えば赤色(R),緑色(G),青色(B)を通過
させる色フィルターR,G,Bが配置されている。
【0037】各要素115,116,117,119
a,119bは原稿露光系113の一要素を構成し、各
要素IR,125,126はCCDユニット114の一
要素を構成している。
【0038】アナログプロセッサ127はCCD126
から送られてきた電気信号を補正し、A/D変換してい
る。イメージプロセッサ128はアナログプロセッサ1
27から得られたデジタル信号を各画素の濃度に応じた
電気信号に変換している。123は白基準となるシェー
ディング板であり、分光反射率は均一となっており、原
稿台ガラス122の近傍に設けている。
【0039】124は透明部材であり、シェーディング
板123の下方に設けている。透明部材124は結像光
学系125(又はCCD126)に対して原稿面121
とシェーディング板123とが光学的に等価な位置とな
るように屈折率na と厚さta を設定している。
【0040】本実施例ではシェーディング板123を用
いてシェーディング補正を行った後に、原稿台ガラス1
22面上に載置した原稿121からの反射光束をミラー
117,119a,119bで反射させ、赤外カットフ
ィルターIRを介して結像光学系125により読取手段
126面上に結像させて、原稿121面上のカラー画像
をデジタル的に読取っている。そして原稿台ガラス12
2を矢印122aの如く、又は第1ミラー台118を矢
印118の方向に速度Vで、且つ第2ミラー台120を
矢印120aの方向に速度V/2で副走査方向に移動さ
せて原稿121面上を走査し、これにより原稿121面
上のカラー画像を2次元的に読取っている。
【0041】本実施例ではシェーディング板123を原
稿台ガラス122と略同じ屈折率(n0 )で且つ略同じ
板厚(t0 )のダミーガラスとしての透明部材124上
に置くことによって結像光学系125又はCCD126
に対するシェーディング板123と原稿面121の光学
的距離が等価になるようにしている。
【0042】これによりシェーディング補正の際、光源
としての蛍光ランプの主走査方向の照明ムラに対して基
準となる均一濃度のシェーディング板123の反射光を
CCD126で検知し、CCD126の端部の出力と中
央部の出力の差を補正する補正係数を算出している。又
シェーディング板123と原稿面121の光学的距離を
等価としているためにシェーディング板123上と原稿
面121上とで輝度分布に差は生じないようにしてい
る。
【0043】本実施例ではCCD126の各出力(各画
素)に所定の補正係数を乗じることにより照明ムラを補
正し、完全なシェーディング補正を行い、原稿121面
上のカラー画像を色ムラのない画像データとして読取る
ことができるようにしている。
【0044】本実施例において透明部材124はシェー
ディング板123と原稿面121が結像光学系125に
対して光学的に略等価な位置にあれば良い。
【0045】例えば、前記原稿台の材質の屈折率をn
0 、その厚さをt0 、前記透明部材の材質の屈折率をn
a 、その厚さをta としたとき 0.7×n0 ×t0 <na ×ta <1.3×n0 ×t0 ‥‥‥(1) なる条件を満足すれば良い。
【0046】条件式(1)を満足するように透明部材1
24の材質の屈折率na と厚さtaを設定すれば、前述
したのと同様の効果が得られる。
【0047】次に図3を用いて本実施例における画像入
力部101と画像出力部103との相対的位置関係の調
整機構について説明する。
【0048】本実施例では画像入力部101のユニット
フレーム(入力ユニット)129はユニットフレーム1
29の後側を画像出力部103を有する出力ユニット1
30の後側板にビス2点で固定し、ユニットフレーム1
29の左前側の出力ユニット130と接する箇所にユニ
ットフレーム129の足135を持ち、ユニットフレー
ム129の右前側の出力ユニット130と接する箇所に
調整機構となるビス足136を設けている。
【0049】本来、平面は3点で決めることができる
が、本実施例の入力ユニット129は前述のビス2本と
足135で入力ユニット129の平面を決めている。そ
して調整機構となるビス足136をドライバー(不図
示)で調整することによって先に決まった平面内にねじ
れたユニットフレーム129を簡単に補正するようにし
ている。
【0050】これにより原稿台ガラス122、照明系、
反射用のミラー、結像レンズ125、CCD126間の
ユニット調整後の光学配置関係を適切に調整し、良好な
シェーディング補正ができ、カラーバランスのとれた色
ムラの無い画像データを得ている。
【0051】又本実施例においてはビス足136を調整
機構として用いたが、アクチュエータ等を用いた電気的
な調整機構でも良い。
【0052】本実施例の画像複写装置では、例えば工場
のラインの組立後に画像評価を行う際やユーザー元で配
置後に色バランス等のチェックを行う際に前述した色ム
ラが生じた場合、簡単に色ムラを除去することができ
る。
【0053】次に図1の本実施例の画像複写装置の各要
素について説明する。
【0054】図1において1は装置本体外装筐、101
は該装置本体外装筐の上部に配設した原稿走査読取り部
である。原稿台ガラス122上に原稿121をその画像
面を下向きにして所定の載置基準でセットし、その上か
ら原稿押え板3をかぶせて読取りをスタートさせること
により、原稿台ガラス下側の移動光学系4が原稿台ガラ
スの下面に沿って一辺側から他辺側に移動して原稿台ガ
ラス3上のセット原稿の下向き画像面が照明走査され、
その照明走査光の原稿面反射光が光電読取りユニット5
に結像され、色分解フィルタによって色分解されると共
に、原稿画像の各色分解成分画像がカラー画像信号(時
系列電気デジタル画素信号)としてそれぞれ光電読取り
され、メモリー回路に記憶貯蔵される。
【0055】6は画像形成部の像担持体としての電子写
真感光体ドラムである。この感光体ドラム6は例えば直
径180mmであり、矢示の時計方向に所定のプロセス
スピード(周速度)をもって回転駆動される。
【0056】7は感光体ドラム6を所定の極性・電位に
一様に帯電処理する帯電器、8はレーザ出力部・ポリゴ
ンミラー・レンズ系・ミラー等よりなる像露光手段であ
る。帯電器7による感光体ドラム帯電処理面が前記メモ
リー回路からの時系列電気デジタル画素信号に対応して
像露光手段8から変調出力されるレーザビームEにより
走査露光されることにより、回転感光体ドラム6面に走
査露光パターンに対応した静電潜像が形成される。
【0057】9は複合現像装置であり、シアントナーを
収容したシアン現像器9C、マゼンタトナーを収容した
マゼンタトナー現像器9M、イエロートナーを収容した
イエロートナー現像器9Y、黒トナーを収容したブラッ
ク現像器9Kの4つの現像器を有しており、この4つの
現像器9C・9M・9Y・9Kが選択的に回転感光体ド
ラム6に作用して該回転感光体ドラム6面の静電潜像が
トナー現像される。
【0058】11は転写ドラムであり、複合現像装置9
の次位において感光体ドラム6に接して感光体ドラム6
と略同一の周速度をもって感光体ドラム6の回転に順方
向に回転駆動される。
【0059】この転写ドラム11は、例えば直径180
mmであり、その周面開口域には記録材担持手段である
フィルム状の誘電体からなる記録材担持シート11aが
円筒状に一体的に張設されている。また記録材を転写ド
ラム11の外周面に吸着させるための吸着帯電手段であ
る吸着用コロナ帯電器11bとその対向電極としての吸
着用(当接用)ローラ11c、転写ドラム11に吸着さ
れた記録材へ感光体ドラム6側のトナー画像を転写させ
るための転写用コロナ帯電器11d、内側コロナ帯電器
11e、外側コロナ帯電器11f、記録材分離帯電器1
1g、記録材分離爪11h等を配設してある。
【0060】12・13・14は第1〜第3の記録材自
動給紙機構、15は記録材手差し給紙部である。記録材
(転写材)Pは選択された第1〜第3の記録材自動給紙
機構12・13・14の何れかから1枚宛給紙され、ガ
イド板・搬送ローラ対等からなる所定のシートパスを通
ってレジストローラ対16へ搬送される。或いは記録材
手差し給紙部15からレジストローラ対16へ搬送され
る。
【0061】そして記録材はレジストローラ対16によ
り所定のタイミングにて転写ドラム11へ給送されて該
転写ドラム11の外周面に対して巻き付けられて静電的
に保持され転写ドラム11と一体に回転搬送され、その
記録材の外面に対して感光ドラム6側のトナー画像が転
写用コロナ帯電器11dにより転写される。記録材Pに
対するトナー画像転写後の回転感光体ドラム6面はクリ
ーナ(クリーニング装置)10により転写残りトナー等
の残留付着物の除去を受けて清掃される。
【0062】フルカラー画像形成モードの場合は、 .回転感光体ドラム6に対する、帯電→目的のカラー
画像の前述色分解画像信号のうちのシアン画像信号によ
り変調されたレーザ光による画像露光E→シアン現像器
9Cによる現像→そのシアントナー画像の記録材Pに対
する転写→回転感光ドラム6のクリーニングの工程 .回転感光体ドラム6に対する、帯電→目的のカラー
画像の前述色分解画像信号のうちのマゼンタ画像信号に
より変調されたレーザ光による画像露光E→マゼンタ現
像器9Mによる現像→そのマゼンタトナー画像の記録材
Pに対する転写→回転感光ドラム6のクリーニングの工
程 .回転感光体ドラム6に対する、帯電→目的のカラー
画像の前述色分解画像信号のうちのイエロー画像信号に
より変調されたレーザ光による画像露光E→イエロー現
像器9Yによる現像→そのイエロートナー画像の記録材
Pに対する転写→回転感光ドラム6のクリーニングの工
程 .回転感光体ドラム6に対する、帯電→目的のカラー
画像の前述色分解画像信号のうちのブラック画像信号に
より変調されたレーザ光による画像露光E→ブラック現
像器9Kによる現像→そのブラックトナー画像の記録材
Pに対する転写→回転感光ドラム6のクリーニングの工
程 の以上4つの作像・転写サイクル〜が感光体ドラム
6及び転写ドラム11の回転が続行して順次に実行され
ることで、回転転写ドラム11に巻き付き保持された同
一の記録材Pの外面(第一面)に対して上記のシアント
ナー画像・マゼンタトナー画像・イエロートナー画像・
ブラックトナー画像の都合4つのトナー画像が相互に所
定に位置合わせ(レジストレーション)されて重畳転写
されることにより、記録材Pに目的のカラー画像に対応
したカラートナー画像が合成形成される。
【0063】回転転写ドラム11に保持された同一の記
録材Pに対する上記4色分のトナー画像の重ね転写が終
了すると、記録材は分離帯電器11gにより除電され、
分離手段としての分離爪11hによって転写ドラム11
から分離され、搬送手段17により定着装置(本例では
熱ローラ定着装置)18に送られて、4色分のトナー画
像が一括して記録材面に定着処理される。
【0064】片面画像形成モードのときは、定着装置1
8を出た片面(第一面)画像形成・定着済みの記録材は
排紙口19から機外の排紙トレイ20へ排出される。
【0065】両面画像形成モードのときは、定着装置1
8を出た片面画像形成・定着済みの記録材は再搬送シー
トパスaへ導入され、スイッチバックシートパスb→シ
ートパスcの経路を通って表裏反転されて中間トレイ2
1へ送られる。そしてこの中間トレイ21からレジスト
ローラ対16へ搬送されて再び転写ドラム11に対して
給送されて、画像形成済みの第1面側内向き、第2面側
外向きで転写ドラム11に巻き付き保持される。
【0066】この記録材の第2面に対して、前記第1面
に対する画像形成と同様に、感光体ドラム6に順次に形
成される第2面用のカラー画像の4色の色分解トナー画
像の転写が順次に行なわれてカラートナー画像が合成形
成される。
【0067】そして記録材は転写ドラム11から分離さ
れて再び定着装置18に送られて第2面に形成された4
色分のトナー画像が一括して定着処理され、フルカラー
両面画像形成済みの記録材が排出口19から排紙トレイ
20へ排出される。
【0068】片面(第1面)画像形成・定着済みの記録
材を一旦排紙トレイ20へ排出させ、その記録材を第2
面上向きにして手差し給紙部15から装置へ再導入して
第2面に対する画像形成を実行させることもできる。
【0069】なお、上記4色の色分解トナー画像の形成
順序は本例の順序に限られない。白黒画像コピーの場合
はブラック現像器9Kのみが作動する。白黒画像の両面
コピーモードや、記録材の一方の面はカラー画像とし、
他方の面は白黒画像とする画像形成モードも選択実行で
きる。
【0070】
【発明の効果】
(2−1)本発明によれば以上のように、画像入力部に
おけるシェーディング補正用の構成を適切に設定するこ
とにより原稿台ガラスとシェーディング板との光路差に
よるシェーディング補正のムラ及び画像出力部の歪によ
る色ムラを効率よく確実に除去し、原稿面上の画像情報
を高精度に読取ることができる画像読取装置を達成する
ことができる。
【0071】(2−2)本発明によれば以上のように、
画像入力部を画像出力部に装着する際の、該画像入力部
の構成を適切に設定することにより、組立誤差に伴う画
質の低下を防止し、高精度な画像情報が得られる画像複
写装置達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部断面図
【図2】 図1の一部分の要部断面図
【図3】 図1の外観図
【図4】 従来の画像複写装置の概略図
【図5】 図4の一部分の要部断面図
【図6】 従来の画像複写装置における光源の主走査方
向の相対照度の説明図
【図7】 従来の画像複写装置における光学系の副走査
断面内の説明図
【符号の説明】
100 画像複写装置 101 画像入力部(画像読取部) 103 画像出力部 111 画像操作部 112 画像処理部 113 原稿露光系 114 CCDユニット 115 光源 121 原稿 122 原稿台ガラス 123 シェーディング板 124 透明部材 125 結像光学系 126 読取手段(CCD)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 107 B 1/401

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台に載置した原稿を照明系で照明
    し、該原稿を結像光学系を介してラインセンサーを有す
    る読取手段面上に結像し、該原稿と該読取手段との相対
    的位置関係を変えて走査しながら該原稿面上の画像情報
    を読取る際、該原稿台近傍に該結像光学系に対して該原
    稿面と光学的に等価な位置となるように透明部材を介し
    てシェーディング板を設けたことを特徴とする画像読取
    装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿台の材質の屈折率をn0 、その
    厚さをt0 、前記透明部材の材質の屈折率をna 、その
    厚さをta としたとき 0.7×n0 ×t0 <na ×ta <1.3×n0 ×t0 なる条件を満足することを特徴とする請求項1の画像読
    取装置。
  3. 【請求項3】 原稿台に載置した原稿を照明系で照明
    し、該原稿を結像光学系を介してラインセンサーを有す
    る読取手段面上に結像し、該原稿と該読取手段との相対
    的位置関係を変えて走査しながら該原稿面上の画像情報
    を読取り、該読取手段からの信号を画像処理部で画像処
    理し、該画像処理部からの画像情報を画像出力部から出
    力する際、該原稿台近傍に該結像光学系に対して該原稿
    面と光学的に等価な位置となるように透明部材を介して
    シェーディング板を設けたことを特徴とする画像複写装
    置。
  4. 【請求項4】 前記原稿台の材質の屈折率をn0 、その
    厚さをt0 、前記透明部材の材質の屈折率をna 、その
    厚さをta としたとき 0.7×n0 ×t0 <na ×ta <1.3×n0 ×t0 なる条件を満足することを特徴とする請求項3の画像複
    写装置。
  5. 【請求項5】 原稿台に載置した原稿を照明系で照明
    し、該原稿を結像光学系を介してラインセンサーを有す
    る読取手段面上に結像し、該原稿と該読取手段との相対
    的位置関係を変えて走査しながら該原稿面上の画像情報
    を読取る画像走査部と、該画像走査部からの信号を処理
    する画像処理部とを有する画像入力部を筐体内に収納し
    た入力ユニット、該画像入力部からの画像情報に基づい
    た画像を記録体に形成し出力する画像出力部を筐体内に
    収納した出力ユニットを有する画像複写装置において該
    入力ユニットの少なくとも1カ所に鉛直方向の位置を調
    整する調整機構を設けたことを特徴とする画像複写装
    置。
  6. 【請求項6】 前記調整機構は前記入力ユニットと前記
    出力ユニットとの相対的な位置関係を変位させる機構よ
    り成っていることを特徴とする請求項5の画像複写装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7123755B2 (en) 2001-12-04 2006-10-17 Canon Kabushiki Kaisha Image input apparatus, subject identification system, subject verification system and image input method
JP2014119413A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Satake Corp 粒状物の外観測定装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7123755B2 (en) 2001-12-04 2006-10-17 Canon Kabushiki Kaisha Image input apparatus, subject identification system, subject verification system and image input method
US7567691B2 (en) 2001-12-04 2009-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Image input apparatus, subject identification system, subject verification system and image input method
JP2014119413A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Satake Corp 粒状物の外観測定装置

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