JP2682736B2 - カラーインクジェット記録方法および装置 - Google Patents

カラーインクジェット記録方法および装置

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【発明の詳細な説明】 [概要] インクジェットヘッドを用いてカラー記録を行うカラ
ーインクジェット記録方法および装置に関し、 印字品位の高いカラー記録を行うことができるカラー
インクジェット記録方法および装置を提供することを目
的とし、 複数の色インクおよび黒インクを個別に噴射するイン
クジェットヘッドによりカラー記録を行うカラーインク
ジェット記録方法および装置において、 前記色インクの定着時間を黒インクの定着時間より短
くするとともに、色インクの定着時間を、前記記録紙上
に色相の異なる色インクが隣接記録された場合にその色
間境界部で混色がほとんど生じない時間とし、 前記黒インクでは単色で、前記色インクは所望の色を
得る場合に相互に重ね合わせることで記録を行うように
構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、インクジェットヘッドを用いてカラー記録
を行うカラーインクジェット記録方法および装置に関す
る。
インクジェット記録方法は、インク小滴を記録紙上に
所定の情報パターンで付着させて印刷を行うものであ
り、高速印字、低騒音、普通紙使用による低ランニング
コストなどの利点を有し、近年注目されている。特に、
印字品位の高いカラー記録を行うことができるインクジ
ェット記録方法の開発が要望されている。
[従来の技術] 従来のカラーインクジェット記録方法としては、例え
ば、黒、シアン、マゼンタ、イエローの各インクを個別
に噴射する4つのインクジェットヘッドを用いて、圧電
素子、発熱素子などの吐出エネルギー発生素子により圧
力発生によってインク滴を吐出させ、記録紙上にカラー
記録を行うものがある。
この場合、黒インクは、第3図の英字や数字等の文字
印字のように単色でのみ使用し、黒と他の色との重ね合
わせは行わない。一方、色(イエロー、マゼンタ、シア
ンなど)インクは重ね印字を行う。このように、カラー
記録では、黒インクと他の色インクでは使用条件が異な
っている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のカラーインクジェッ
ト記録方法にあっては、カラー記録を行うと、例えば緑
(シアンインクとイエローインク)で記録したベタ印字
領域と赤(イエローインクとマゼンタインク)で記録し
たベタ印字領域が接すると、2色のインクが記録紙上で
液体の状態で接するため、インク同士が境界部で混ざり
あい、印字品質が大きく低下するという問題点があった
(第3図、参照)。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであって、印字品位の高いカラー記録を行うことが
できるカラーインクジェット記録方法および装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、複数の色インクおよび黒インクを個別に噴
射するインクジェットヘッドにより記録紙上に記録を行
うカラーインクジェット記録方法において、 前記色インクの定着時間を黒インクの定着時間より短
くするとともに、色インクの定着時間を、前記記録紙上
に色相の異なる色インクが隣接記録された場合にその色
間境界部で混色がほとんど生じない時間とし、 前記黒インクでは単色で、前記色インクは所望の色を
得る場合に相互に重ね合わせることで記録を行うカラー
インクジェット記録方法を特徴とする。
また、複数の色インクを各々記録紙上に噴射する複数
のインクジェットヘッドおよび黒インクを該記録紙上に
噴射するインクジェットヘッドが、該記録紙と対向する
位置に配置され、 且つ前記色インクの定着時間が黒インクの定着時間よ
り短く、しかも該色インクの定着時間が、前記記録紙上
に色相の異なる色インクが隣接記録された場合にその色
間境界部で混色がほとんど生じない時間とされており、 前記インクジェットヘッドと前記記録紙とを相対的に
移動させると共に、前記黒インクは単色で、前記色イン
クは所望の色を得る場合に相互に重ね合わせることで記
録を行うカラーインクジェット記録装置を特徴とする。
[作用] 本発明においては、黒インクは、混ぜ合わされること
なく使用されるので、比較的、定着時間の長いインクと
した。また、色(イエロ、マゼンタ、シアン)インク
は、重ね印字もあり、黒インクと同じでは、定着時間は
長くなる。そこで、単色としては、黒インクより定着時
間を短くした。
インクが記録紙上で、液体の状態でインク同士が接す
ることにより、混ざり合うために、印字品位の低下が生
じる。そこで、インクの記録紙への浸透時間と色間の混
ざり合いの関係を求めた結果を下表に示す。
この結果により、色インクの定着時間を所定時間、例
えば10秒以下とすると、色間の混ざり合いの少ない良好
な印字品位が得られることが明らかとなった。
このように、黒インクに比較して色インクの定着時間
をより短くし、かつ、色インクの定着時間を色間の境界
部での混色をほとんど発生しない時間とすることによ
り、境界のはっきりした印字品位の良いカラー記録の行
うことができた。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本発明の一実施例を示す図であ
る。
第1図において、1はキャリッジであり、キャリッジ
1はシャフト2,3上に軸方向に移動可能に取り付けられ
ている。キャリッジ1上には黒、シアン、マゼンタ、お
よびイエローの各インクを個別に噴射する4つのインク
ジェットヘッド4A〜4Dが搭載されている。これらのイン
クジェットヘッド4A〜4Dの駆動により、プラテン5上の
記録紙6にカラー記録が行われる。
インクジェットヘッド4A〜4Dの構成を第2図に示す。
第2図において、7はインクジェットヘッド4A〜4Dの
基板であり、基板7はステンレスにより形成されてい
る。8はインクジェットヘッド4A〜4Dの振動板であり、
振動板8は同じくステンレスにより形成されている。
9は基板7と振動板8により構成されるノズルであ
り、ノズル9は先端部に吐出口を有し、インク滴を噴射
する。
10は基板7と振動板8により構成される圧力室であ
り、圧力室10はノズル9に連通している。
11は圧力発生手段としてのピエゾ素子(圧力素子)で
あり、ピエゾ素子11は圧力室10の外側の振動板8上に設
けられている。ピエゾ素子11はノズル9からインクを噴
射するための圧力を発生する。
12は圧力室10に連通する通路であり、通路12から圧力
室10にインクを供給する。通路12はインク室13にそれ連
通しており、インク室13はインク供給室に連通する供給
口14を有している。
次に、前記インクジェットプリンタを用いてカラー記
録を行った結果を説明する。
使用したインクの組成は以下の通りである。
色(黒以外)インク ヘキシレングリコール 10wt% グリセリン 25wt% トリエタノールアミン 2wt% 水 61wt% 染料 2wt% 黒インク ヘキシレングリコール 5wt% グリセリン 30wt% トリエタノールアミン 2wt% 水 61wt% 染料 2wt% 色インクに含有されるヘキシレングリコールは10wt%
であり、これに対して黒インクに含有されるヘキシレン
グリコールは5wt%であり、色インクのヘキシレングリ
コールの含有量が多くなっている。ヘキシレングリコー
は記録紙6の耐水剤をとかす作用があり、含有量が多く
なると、定着時間が短くなる。このように、色インクの
定着時間を黒インク定着時間より短くなるようにしてお
り、また、色インクの定着時間を所定時間、例えば10秒
以下となるようにしている。
上記の色インクおよび黒インクを使用して、インクジ
ェットヘッド4A〜4Dを駆動して、記録紙6にカラー記録
を行った結果、色間での境界部において色の混ざり合い
が生じないので、高い印字品位を得ることができた。
なお、インクジェットプリンタとして、本実施例では
オンデマンド型のものを用いたが、これに限定されるも
のではなく、連続噴射型のもの、静電吸引型のものを用
いて良い。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、色インクは数秒
程度で浸透定着するので、色間での液状での混ざり合い
が生じないために、鮮明な境界部を形成し、しかも定着
時間が色インクより長い黒インクにより、単色のみで使
用される文字等の記録を行うため濃度の高い黒記録が実
現できるなど、黒及びカラーの記録の両方について良好
な印字品位を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るインクジェットプリン
タを示す図、 第2図はインクジェットヘッドの一部断面斜視図、 第3図は問題点に説明図である。 図中、 1……キャリッジ、 2,3……シャフト、 4A〜4D……インクジェットヘッド、 5……プラテン、 6……記録紙、 7……基板、 8……振動板、 9……ノズル、 10……圧力室、 11……ピエゾ素子、 12……通路、 13……インク室、 14……供給口。
フロントページの続き (72)発明者 谷口 修 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−271778(JP,A) 特開 昭60−197777(JP,A) 特開 昭63−233881(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の色インクおよび黒インクを個別に噴
    射するインクジェットヘッドにより記録紙上に記録を行
    うカラーインクジェット記録方法において、 前記色インクの定着時間を黒インクの定着時間より短く
    するとともに、色インクの定着時間を、前記記録紙上に
    色相の異なる色インクが隣接記録された場合にその色間
    境界部で混色がほとんど生じない時間とし、 前記黒インクでは単色で、前記色インクは所望の色を得
    る場合に相互に重ね合わせることで記録を行うことを特
    徴としたカラーインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】複数の色インクを各々記録紙上に噴射する
    複数のインクジェットヘッドおよび黒インクを該記録紙
    上に噴射するインクジェットヘッドが、該記録紙と対向
    する位置に配置され、 且つ前記色インクの定着時間が黒インクの定着時間より
    短く、しかも該色インクの定着時間が、前記記録紙上に
    色相の異なる色インクが隣接記録された場合にその色間
    境界部で混色がほとんど生じない時間とされており、 前記インクジェットヘッドと前記記録紙とを相対的に移
    動させると共に、前記黒インクは単色で、前記色インク
    は所望の色を得る場合に相互に重ね合わせることで記録
    を行うことを特徴としたカラーインクジェット記録装
    置。
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