JP2682523B2 - 露光方法及びモニタパターン - Google Patents
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70483—Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
- G03F7/7055—Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
- G03F7/70558—Dose control, i.e. achievement of a desired dose
-
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造工
程で行われる露光装置によるパターンの露光方法と、こ
の露光方法に用いられて露光量及び重ね合わせを確認す
るためのモニタパターンに関する。
程で行われる露光装置によるパターンの露光方法と、こ
の露光方法に用いられて露光量及び重ね合わせを確認す
るためのモニタパターンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年半導体装置は高集積化の一路を辿り
ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の分
野においては256Mあるいは1Gの集積度に達しよう
としている。これまで、高集積化に伴う微細化はステッ
パと呼ばれる縮小投影露光装置の投影レンズの高NA化
と短波長化により達成されてきた。例えば設計線幅1.
2μmの1MDRAMの時代にはg−line(波長4
36nm)ステッパが主に採用され、設計線幅0.5μ
mの16MDRAMの世代ではi−line(波長36
5nm)ステッパが用いられた。更に、設計線幅0.3
0μm以下の領域では365nmの波長では原理的に焦
点深度と解像力の確保が困難であることから、KrF及
びArF等のエキシマレーザ光(波長はそれぞれ248
nm及び193nm)の採用が必要になってきている。
このうちKrFエキシマリソグラフィについては既に実
用化の段階にある。
ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の分
野においては256Mあるいは1Gの集積度に達しよう
としている。これまで、高集積化に伴う微細化はステッ
パと呼ばれる縮小投影露光装置の投影レンズの高NA化
と短波長化により達成されてきた。例えば設計線幅1.
2μmの1MDRAMの時代にはg−line(波長4
36nm)ステッパが主に採用され、設計線幅0.5μ
mの16MDRAMの世代ではi−line(波長36
5nm)ステッパが用いられた。更に、設計線幅0.3
0μm以下の領域では365nmの波長では原理的に焦
点深度と解像力の確保が困難であることから、KrF及
びArF等のエキシマレーザ光(波長はそれぞれ248
nm及び193nm)の採用が必要になってきている。
このうちKrFエキシマリソグラフィについては既に実
用化の段階にある。
【0003】一方でDRAMは世代交代の度にその容量
を4倍に増加させてきており、微細化だけではチップの
面積を維持することができず、チップサイズの増大を招
いている。したがって、ステッパにおいては露光波長の
短波長化とともに、露光フィールドサイズの拡大のトレ
ンドを持ち、典型的には1M、16M及びそれ以降の世
代で15mm□、20mm□、22mm□となってい
る。しかしながら露光フィールドの拡大には以下に示す
様な問題点があった。第一に露光フィールドの拡大に伴
い投影レンズが大型化しその製造が非常に困難になって
いる。第二は露光フィールドの拡大に伴いマスクパター
ンを転写する半導体基板の平坦度の焦点深度に与える影
響が無視できなくなる。これらの問題点を回避できるこ
とから次世代露光装置として、走査(スキャン)型露光
装置が注目されるようになった。
を4倍に増加させてきており、微細化だけではチップの
面積を維持することができず、チップサイズの増大を招
いている。したがって、ステッパにおいては露光波長の
短波長化とともに、露光フィールドサイズの拡大のトレ
ンドを持ち、典型的には1M、16M及びそれ以降の世
代で15mm□、20mm□、22mm□となってい
る。しかしながら露光フィールドの拡大には以下に示す
様な問題点があった。第一に露光フィールドの拡大に伴
い投影レンズが大型化しその製造が非常に困難になって
いる。第二は露光フィールドの拡大に伴いマスクパター
ンを転写する半導体基板の平坦度の焦点深度に与える影
響が無視できなくなる。これらの問題点を回避できるこ
とから次世代露光装置として、走査(スキャン)型露光
装置が注目されるようになった。
【0004】図6にスキャン型露光装置の構成図を示
す。パルス光源10、ビーム整形部11、フライアイレ
ンズ12、リレーレンズ13、可動レチクルブラインド
14、コンデンサーレンズ15などからなる照明系と、
縮小投影レンズ18よりなる投影光学系と、レチクル1
6を載せ走査方向に移動可能なレチクルステージ17
と、半導体基板19を載せx,y及びz(光軸)方向に
移動可能なウェハーステージ20とにより構成される。
各部分は細かい点においてステッパと異なっているが、
最大の相違点はレチクルステージ17とウェハーステー
ジ20が投影光学系の縮小比に応じた速度で対向方向に
走査される点である。例えば、投影光学系の縮小比が1
/4であればレチクルステージ17が速度vでx方向に
走査されたとき、ウェハーステージ20は−x方向に速
度v/4で走査される。
す。パルス光源10、ビーム整形部11、フライアイレ
ンズ12、リレーレンズ13、可動レチクルブラインド
14、コンデンサーレンズ15などからなる照明系と、
縮小投影レンズ18よりなる投影光学系と、レチクル1
6を載せ走査方向に移動可能なレチクルステージ17
と、半導体基板19を載せx,y及びz(光軸)方向に
移動可能なウェハーステージ20とにより構成される。
各部分は細かい点においてステッパと異なっているが、
最大の相違点はレチクルステージ17とウェハーステー
ジ20が投影光学系の縮小比に応じた速度で対向方向に
走査される点である。例えば、投影光学系の縮小比が1
/4であればレチクルステージ17が速度vでx方向に
走査されたとき、ウェハーステージ20は−x方向に速
度v/4で走査される。
【0005】スキャン型露光装置においては、図7に示
すように、投影レンズ18の円形開口21に対してスリ
ット状の露光フィールド22で走査されることになるの
で、ステッパの露光フィールド23と比較すると投影レ
ンズ18の直径を小さくしたままで広い露光フィールド
を得ることができる。またスリット状の露光フィールド
22の走査に応じて半導体基板19のz方向の位置及び
傾斜を補正することが可能であるため半導体基板19の
平坦度が焦点深度に与える影響を小さく抑えることがで
きる。更にレンズディストーションが走査による平均化
効果の為に小さく抑えられる。
すように、投影レンズ18の円形開口21に対してスリ
ット状の露光フィールド22で走査されることになるの
で、ステッパの露光フィールド23と比較すると投影レ
ンズ18の直径を小さくしたままで広い露光フィールド
を得ることができる。またスリット状の露光フィールド
22の走査に応じて半導体基板19のz方向の位置及び
傾斜を補正することが可能であるため半導体基板19の
平坦度が焦点深度に与える影響を小さく抑えることがで
きる。更にレンズディストーションが走査による平均化
効果の為に小さく抑えられる。
【0006】また、スキャン型露光装置には光源として
エキシマレーザが主に用いられており、これはパルス光
源である。スキャン型露光装置の中には水銀灯に含まれ
る遠紫外(DUV)光を用いている装置、例えばSVG
L社製のMICRASCANの様なパルス光源でない装
置もあるが完全な反射光学系を採用しない限り、高解像
力を得ることが難しい。またDUV領域において高出力
を得られているレーザ光源は現在エキシマレーザしか無
く、スキャン型露光装置用の光源としてはパルス光の採
用が必須の状況である。
エキシマレーザが主に用いられており、これはパルス光
源である。スキャン型露光装置の中には水銀灯に含まれ
る遠紫外(DUV)光を用いている装置、例えばSVG
L社製のMICRASCANの様なパルス光源でない装
置もあるが完全な反射光学系を採用しない限り、高解像
力を得ることが難しい。またDUV領域において高出力
を得られているレーザ光源は現在エキシマレーザしか無
く、スキャン型露光装置用の光源としてはパルス光の採
用が必須の状況である。
【0007】ところが、パルス光を用いたスキャン型露
光装置においては露光量の制御、特に露光フィールド全
面の露光量均一性を得ることが難しい。1パルス毎の露
光量の安定性が良好でない光源を用い目標とする露光量
で露光を行う為には、ステッパの様な一括露光の場合に
は特開昭60−169136号公報にて開示されている
様に、目標とする露光量に近づいた時点でNDフィルタ
等の減光手段を挿入し露光量の微調節を行う方法が知ら
れている。しかしながら、この方法はスキャン型露光装
置においては採用できない。
光装置においては露光量の制御、特に露光フィールド全
面の露光量均一性を得ることが難しい。1パルス毎の露
光量の安定性が良好でない光源を用い目標とする露光量
で露光を行う為には、ステッパの様な一括露光の場合に
は特開昭60−169136号公報にて開示されている
様に、目標とする露光量に近づいた時点でNDフィルタ
等の減光手段を挿入し露光量の微調節を行う方法が知ら
れている。しかしながら、この方法はスキャン型露光装
置においては採用できない。
【0008】またスキャン型露光装置では発光のタイミ
ングによって、例えば露光フィールド内のある部分では
40パルスで露光され、別の部分では39パルスで露光
されるということが起こり得る。この場合、露光量差は
2.5%にもなり、問題となる値である。これらの対策
として特開平7−66103号公報、特開平7−740
92号公報には露光量均一化の方策が示されている。こ
れらはスループット向上の為の制約になる可能性があ
り、いずれにしろステッパ方式と比較すると露光量の制
御は難しく露光量の確認を半導体基板上で行う手段が必
要である。
ングによって、例えば露光フィールド内のある部分では
40パルスで露光され、別の部分では39パルスで露光
されるということが起こり得る。この場合、露光量差は
2.5%にもなり、問題となる値である。これらの対策
として特開平7−66103号公報、特開平7−740
92号公報には露光量均一化の方策が示されている。こ
れらはスループット向上の為の制約になる可能性があ
り、いずれにしろステッパ方式と比較すると露光量の制
御は難しく露光量の確認を半導体基板上で行う手段が必
要である。
【0009】これに対し、露光量制御を簡便に行う一般
的な方法としては、図8(a)に示すようにレチクル3
1の露光フィールド32内の各所に線幅測定用のライン
パターンからなるモニタパターン33を入れておき、レ
ジストパターン形成後に、図8(b)のように測長SE
Mの如き寸法測定手段によりモニタパターン33の寸法
を測定し、基準となる寸法に対する誤差を測定すること
で露光が適切に行われたか否かを判断していた。また、
パターンの重ね合わせに関しては、従来のステッパ方式
では露光中はレチクルは固定されているため、レチクル
が動くことによる要因は考慮する必要が無かった。これ
に対しスキャン型露光装置ではレチクルと半導体基板の
同期誤差がそのまま重ね合わせ誤差として現れるので、
バーニヤ目盛りの如き重ね合わせ確認パターンを露光フ
ィールド内に多数配置することにより、走査速度の異常
による重ね合わせ誤差を確認していた。
的な方法としては、図8(a)に示すようにレチクル3
1の露光フィールド32内の各所に線幅測定用のライン
パターンからなるモニタパターン33を入れておき、レ
ジストパターン形成後に、図8(b)のように測長SE
Mの如き寸法測定手段によりモニタパターン33の寸法
を測定し、基準となる寸法に対する誤差を測定すること
で露光が適切に行われたか否かを判断していた。また、
パターンの重ね合わせに関しては、従来のステッパ方式
では露光中はレチクルは固定されているため、レチクル
が動くことによる要因は考慮する必要が無かった。これ
に対しスキャン型露光装置ではレチクルと半導体基板の
同期誤差がそのまま重ね合わせ誤差として現れるので、
バーニヤ目盛りの如き重ね合わせ確認パターンを露光フ
ィールド内に多数配置することにより、走査速度の異常
による重ね合わせ誤差を確認していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たような露光量の適正を判断するために用いられる線幅
測定用のモニタパターンでは、露光の適正、不適正の判
断には少なくとも電子ビームによる寸法測定装置が必要
であり、また一露光フィールドにつき多数点の測定が必
要である為露光の良否判定に多大な時間と装置が必要で
あった。その理由は、パルス光によるスキャン型露光装
置においては、対象とする線幅は0.25μm以下であ
り、レジストパターンに対して0.02μm以下の測定
精度がないと露光の適正、不適正の判断はできない。こ
の測定精度は光学式寸法測定装置では達成できないレベ
ルである。
たような露光量の適正を判断するために用いられる線幅
測定用のモニタパターンでは、露光の適正、不適正の判
断には少なくとも電子ビームによる寸法測定装置が必要
であり、また一露光フィールドにつき多数点の測定が必
要である為露光の良否判定に多大な時間と装置が必要で
あった。その理由は、パルス光によるスキャン型露光装
置においては、対象とする線幅は0.25μm以下であ
り、レジストパターンに対して0.02μm以下の測定
精度がないと露光の適正、不適正の判断はできない。こ
の測定精度は光学式寸法測定装置では達成できないレベ
ルである。
【0011】また、重ね合わせ誤差を測定するためのモ
ニタパターンはバーニヤパターン又は矩形パターンによ
るものであるため、前記した寸法測定用のモニタパター
ンと兼用することが困難であった。そのため、露光フィ
ールド内に配置するモニタパターンの数が極めて多数に
なり、これらをスクライブ線の中に配置すればダイシン
グの際に問題が発生し、これらを半導体装置内に配置す
ればチップ中の有効でない面積が増大するという問題が
あった。ダイシングの際に問題が発生する理由として
は、例えばスクライブ線内に多数のモニタパターンが存
在すると被加工膜が残ることになり、アルミニウム等の
膜が残った場合、切断が難しいことが挙げられる。
ニタパターンはバーニヤパターン又は矩形パターンによ
るものであるため、前記した寸法測定用のモニタパター
ンと兼用することが困難であった。そのため、露光フィ
ールド内に配置するモニタパターンの数が極めて多数に
なり、これらをスクライブ線の中に配置すればダイシン
グの際に問題が発生し、これらを半導体装置内に配置す
ればチップ中の有効でない面積が増大するという問題が
あった。ダイシングの際に問題が発生する理由として
は、例えばスクライブ線内に多数のモニタパターンが存
在すると被加工膜が残ることになり、アルミニウム等の
膜が残った場合、切断が難しいことが挙げられる。
【0012】本発明の目的は、少ない測定パターンで露
光量の適正判断と、重ね合わせ誤差測定を可能にした露
光方法とモニタパターンを提供することにある。
光量の適正判断と、重ね合わせ誤差測定を可能にした露
光方法とモニタパターンを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の露光方法は、マ
スク上に形成された回路パターンを投影露光装置により
半導体基板上に繰り返し露光を行う露光方法において、
露光された一方のパターンには線幅が等しくかつ等ピッ
チで配列された複数の第1のモニタパターンを露光し、
これに隣接する他方のパターンには第1のモニタパター
ンと等ピッチで配列されかつ線幅が段階的に変化される
複数の第2のモニタパターンを第1のモニタパターンに
接するように露光し、第1のモニタパターンと第2のモ
ニタパターンとのピッチ方向の位置ずれと、複数のモニ
タパターンのうちの線幅が一致されるモニタパターンと
を確認して露光量と重ね合わせを判定することを特徴と
する。
スク上に形成された回路パターンを投影露光装置により
半導体基板上に繰り返し露光を行う露光方法において、
露光された一方のパターンには線幅が等しくかつ等ピッ
チで配列された複数の第1のモニタパターンを露光し、
これに隣接する他方のパターンには第1のモニタパター
ンと等ピッチで配列されかつ線幅が段階的に変化される
複数の第2のモニタパターンを第1のモニタパターンに
接するように露光し、第1のモニタパターンと第2のモ
ニタパターンとのピッチ方向の位置ずれと、複数のモニ
タパターンのうちの線幅が一致されるモニタパターンと
を確認して露光量と重ね合わせを判定することを特徴と
する。
【0014】また、本発明のモニタパターンは、マスク
を用いて半導体基板上に繰り返し露光を行う際に露光状
態の確認を行うためのモニタパターンであって、マスク
上の露光領域の外周部に配置され、一方の辺には線幅が
等しくかつ等ピッチで配列された複数の第1のモニタパ
ターンと、他方の辺には第1のモニタパターンと等ピッ
チで配列されかつ線幅が段階的に変化される複数の第2
のモニタパターンとで構成されることを特徴とする。こ
こで、第2のモニタパターンのうち、中間に位置される
モニタパターンの幅寸法は第1のモニタパターンの幅寸
法に等しく設定される。また、第1及び第2のモニタパ
ターンは、マスクが繰り返し露光されたときに、隣接し
て露光された回路パターン間で互いに接触された状態で
個々のモニタパターンが対向位置されるように形成され
る。
を用いて半導体基板上に繰り返し露光を行う際に露光状
態の確認を行うためのモニタパターンであって、マスク
上の露光領域の外周部に配置され、一方の辺には線幅が
等しくかつ等ピッチで配列された複数の第1のモニタパ
ターンと、他方の辺には第1のモニタパターンと等ピッ
チで配列されかつ線幅が段階的に変化される複数の第2
のモニタパターンとで構成されることを特徴とする。こ
こで、第2のモニタパターンのうち、中間に位置される
モニタパターンの幅寸法は第1のモニタパターンの幅寸
法に等しく設定される。また、第1及び第2のモニタパ
ターンは、マスクが繰り返し露光されたときに、隣接し
て露光された回路パターン間で互いに接触された状態で
個々のモニタパターンが対向位置されるように形成され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の実施形態を説明する
ためのマスク(レクチル)の平面図であり、矩形型のマ
スク1は半導体装置を形成するための回路パターンを露
光するための露光フィールド2と、この露光フィールド
2の周囲に配置されたスクライブ領域3とを有してい
る。このマスク1は図6に示したようなスキャン露光装
置のレチクル16として構成されているものであり、レ
チクルステージ17によって図示のx方向に走査されな
がら半導体基板19に対して露光を行うように構成され
るものとする。そして、このマスク1の上下のスクライ
ブ領域3、すなわち露光時の走査方向に沿った両側辺の
スクライブ領域にそれぞれモニタパターン4が形成され
ている。
参照して説明する。図1は本発明の実施形態を説明する
ためのマスク(レクチル)の平面図であり、矩形型のマ
スク1は半導体装置を形成するための回路パターンを露
光するための露光フィールド2と、この露光フィールド
2の周囲に配置されたスクライブ領域3とを有してい
る。このマスク1は図6に示したようなスキャン露光装
置のレチクル16として構成されているものであり、レ
チクルステージ17によって図示のx方向に走査されな
がら半導体基板19に対して露光を行うように構成され
るものとする。そして、このマスク1の上下のスクライ
ブ領域3、すなわち露光時の走査方向に沿った両側辺の
スクライブ領域にそれぞれモニタパターン4が形成され
ている。
【0016】前記モニタパターン4は、マスク1の辺の
長さ方向に所要の間隔で複数個配列されている。各モニ
タパターン4は、同図に拡大図示するように、上側のス
クライブ領域3の第1のモニタパターン4Aは、それぞ
れの幅寸法が段階的に相違される複数個、ここでは5個
の矩形パターン5a〜5eが一定のピッチ寸法で配列さ
れている。また、下側のスクライブ領域の第2のモニタ
パターン4Aは、それぞれの幅寸法が等しい5個の矩形
パターン6a〜6eが一定のピッチ寸法で配列されてい
る。ここで、前記第1のモニタパターン4Aでは、その
中央の矩形パターン5cの幅寸法は第1のモニタパター
ン4Aの各矩形パターン6a〜6eと同一幅寸法に設定
される。また、第1及び第2の各モニタパターン4A,
4Bにおける各矩形パターン5a〜5eと6a〜6eの
ピッチ寸法は等しく設定されている。
長さ方向に所要の間隔で複数個配列されている。各モニ
タパターン4は、同図に拡大図示するように、上側のス
クライブ領域3の第1のモニタパターン4Aは、それぞ
れの幅寸法が段階的に相違される複数個、ここでは5個
の矩形パターン5a〜5eが一定のピッチ寸法で配列さ
れている。また、下側のスクライブ領域の第2のモニタ
パターン4Aは、それぞれの幅寸法が等しい5個の矩形
パターン6a〜6eが一定のピッチ寸法で配列されてい
る。ここで、前記第1のモニタパターン4Aでは、その
中央の矩形パターン5cの幅寸法は第1のモニタパター
ン4Aの各矩形パターン6a〜6eと同一幅寸法に設定
される。また、第1及び第2の各モニタパターン4A,
4Bにおける各矩形パターン5a〜5eと6a〜6eの
ピッチ寸法は等しく設定されている。
【0017】このようにモニタパターン4が形成された
マスク1を用いてスキャン型露光装置で半導体基板19
に対して露光を行った状態を図2に示す。ここでは、半
導体基板19上にKrFエキシマレーザ光を光源とする
ステップ&スキャン露光装置により、半導体装置を形成
するための露光フィールド2が順次転写される。この転
写により形成される各半導体装置はスクライブ領域3に
より分離されることになる。スクライブ領域3はその線
幅は100μmであり、その略中央位置が前記マスク1
を露光する際のステップ境界部となり、同図に破線で示
す境界線7に沿って前記モニターパターン4が露光され
ることになる。
マスク1を用いてスキャン型露光装置で半導体基板19
に対して露光を行った状態を図2に示す。ここでは、半
導体基板19上にKrFエキシマレーザ光を光源とする
ステップ&スキャン露光装置により、半導体装置を形成
するための露光フィールド2が順次転写される。この転
写により形成される各半導体装置はスクライブ領域3に
より分離されることになる。スクライブ領域3はその線
幅は100μmであり、その略中央位置が前記マスク1
を露光する際のステップ境界部となり、同図に破線で示
す境界線7に沿って前記モニターパターン4が露光され
ることになる。
【0018】図3はy方向に隣接して転写されたマスク
1のパターンによって形成された前記第1及び第2の各
モニターパターン4A,4Bの関係を示す模式図であ
る。第1及び第2のモニタパターン4A,4Bは、境界
線7に沿って互いに接するように形成される。ここで、
第1のモニタパターン4Aは、各矩形パターン5a〜5
eの幅寸法La,Lb,Lc,Ld,Leがそれぞれ
0.42,0.46,0.50,0.54,0.58μ
mに設定され、第2のモニタパターン4Bは各矩形パタ
ーン6a〜6eの幅寸法Lsが0.50μmに設定され
ている。したがって、これらの隣接する第1及び第2の
モニタパターン4A,4B間のずれや線幅の比較を容易
に行うことが可能となる。
1のパターンによって形成された前記第1及び第2の各
モニターパターン4A,4Bの関係を示す模式図であ
る。第1及び第2のモニタパターン4A,4Bは、境界
線7に沿って互いに接するように形成される。ここで、
第1のモニタパターン4Aは、各矩形パターン5a〜5
eの幅寸法La,Lb,Lc,Ld,Leがそれぞれ
0.42,0.46,0.50,0.54,0.58μ
mに設定され、第2のモニタパターン4Bは各矩形パタ
ーン6a〜6eの幅寸法Lsが0.50μmに設定され
ている。したがって、これらの隣接する第1及び第2の
モニタパターン4A,4B間のずれや線幅の比較を容易
に行うことが可能となる。
【0019】したがって、第1のモニタパターン4Aの
うち、中間の矩形パターン5cの幅寸法Lcと、第2の
モニタパターン4Bの矩形パターン6cの幅寸法Lsと
は等しい幅寸法に設定されているため、両者を直接対比
させることで、いずれの幅寸法が大きいかを容易に確認
することができ、これにより、露光量が適切であるか否
かを容易に判定することが可能となる。この場合、第1
のモニタパターン4Aの矩形パターン5a〜5eうちの
いずれの矩形パターンの幅寸法が第2のモニタパターン
4Bの矩形パターン6a〜6eの幅寸法に等しいか、或
いは近似しているかを確認することで、その露光量が過
度であるか、過少であるかの判定も容易となり、さらに
その矩形パターンが中間位置の矩形パターン5cから何
番目であるかを確認することで、過度あるいは過少の露
光量を定量的に判定することも可能となる。
うち、中間の矩形パターン5cの幅寸法Lcと、第2の
モニタパターン4Bの矩形パターン6cの幅寸法Lsと
は等しい幅寸法に設定されているため、両者を直接対比
させることで、いずれの幅寸法が大きいかを容易に確認
することができ、これにより、露光量が適切であるか否
かを容易に判定することが可能となる。この場合、第1
のモニタパターン4Aの矩形パターン5a〜5eうちの
いずれの矩形パターンの幅寸法が第2のモニタパターン
4Bの矩形パターン6a〜6eの幅寸法に等しいか、或
いは近似しているかを確認することで、その露光量が過
度であるか、過少であるかの判定も容易となり、さらに
その矩形パターンが中間位置の矩形パターン5cから何
番目であるかを確認することで、過度あるいは過少の露
光量を定量的に判定することも可能となる。
【0020】一方、第1のモニタパターン4Aと第2の
モニタパターン4Bの各矩形パターン5a〜5eと6a
〜6eは、それぞれ同一ピッチ寸法であるために、各矩
形パターンの中心は互いに一致されるはずであるが、そ
の中心のずれ状態を確認することで、マスク重ね合わせ
を判定することができる。この場合、例えば、幅寸法が
等しい第1のモニタパターン4Aの中央の矩形パターン
5cと、これに対向する第2のモニタパターン4Bの中
央の矩形パターン6cとに注目すれば、図4に示すよう
に、マスク1(レチクル16)と半導体基板19の同期
走査に異常が生じた場合、両矩形パターン5cと6cに
走査方向のずれが生じるため、このずれから重ね合わせ
のずれが判定できる。
モニタパターン4Bの各矩形パターン5a〜5eと6a
〜6eは、それぞれ同一ピッチ寸法であるために、各矩
形パターンの中心は互いに一致されるはずであるが、そ
の中心のずれ状態を確認することで、マスク重ね合わせ
を判定することができる。この場合、例えば、幅寸法が
等しい第1のモニタパターン4Aの中央の矩形パターン
5cと、これに対向する第2のモニタパターン4Bの中
央の矩形パターン6cとに注目すれば、図4に示すよう
に、マスク1(レチクル16)と半導体基板19の同期
走査に異常が生じた場合、両矩形パターン5cと6cに
走査方向のずれが生じるため、このずれから重ね合わせ
のずれが判定できる。
【0021】また、この場合、図5に示すように、第1
のモニタパターン4Aのうち、いずれの矩形パターンの
一側縁が第2のモニタパターン4Bのいずれの矩形パタ
ーンの一側縁に一致されているかを確認し、この矩形パ
ターンが中間位置の矩形パターン5cから何番目である
かを確認することで、その重ね合わせの誤差を定量的に
判定することも可能となる。
のモニタパターン4Aのうち、いずれの矩形パターンの
一側縁が第2のモニタパターン4Bのいずれの矩形パタ
ーンの一側縁に一致されているかを確認し、この矩形パ
ターンが中間位置の矩形パターン5cから何番目である
かを確認することで、その重ね合わせの誤差を定量的に
判定することも可能となる。
【0022】なお、このずれを判定する場合、露光装置
の光学系のレンズディストーションにより、50nm程
度以下のパターンずれが走査速度の異常とは関係なく発
生するため、これと混同するおそれがあるが、レンズデ
ィストーションにより発生するずれ量はステップ&スキ
ャン露光装置においては走査方向の直線上では位置に関
わらず一定であるので、走査速度の異常とは識別がつ
く。また同期走査に明確な異常が発生すれば、そのずれ
量はレンズディストーションによるずれ量の比ではな
く、他のモニターパターンと比較するまでもなく判定可
能である。
の光学系のレンズディストーションにより、50nm程
度以下のパターンずれが走査速度の異常とは関係なく発
生するため、これと混同するおそれがあるが、レンズデ
ィストーションにより発生するずれ量はステップ&スキ
ャン露光装置においては走査方向の直線上では位置に関
わらず一定であるので、走査速度の異常とは識別がつ
く。また同期走査に明確な異常が発生すれば、そのずれ
量はレンズディストーションによるずれ量の比ではな
く、他のモニターパターンと比較するまでもなく判定可
能である。
【0023】したがって、この実施形態では、1つのモ
ニタパターンによって露光量の適否と、走査速度の異常
による重ね合わせの誤差の判定とが可能となる。このた
め、複数種類のモニタパターンにより露光量や重ね合わ
せを判定する場合に比較して、モニタパターン数を低減
することができる。これにより、露光フィールドの有効
面積を低減することがないようにモニタパターンをスク
ライブ領域に形成した場合でも、半導体装置の製造によ
り被加工膜が残ることは少なくなり、アルミニウム等の
膜残りが低減されて半導体基板の切断を容易に行うこと
ができる。また、幅寸法が異なる複数のモニタパターン
を利用して露光量やずれ量を定量的に判定することがで
きるため、高精度の寸法測定装置を用いることなく、し
かもこれらの判定を迅速に行うことが可能となる。
ニタパターンによって露光量の適否と、走査速度の異常
による重ね合わせの誤差の判定とが可能となる。このた
め、複数種類のモニタパターンにより露光量や重ね合わ
せを判定する場合に比較して、モニタパターン数を低減
することができる。これにより、露光フィールドの有効
面積を低減することがないようにモニタパターンをスク
ライブ領域に形成した場合でも、半導体装置の製造によ
り被加工膜が残ることは少なくなり、アルミニウム等の
膜残りが低減されて半導体基板の切断を容易に行うこと
ができる。また、幅寸法が異なる複数のモニタパターン
を利用して露光量やずれ量を定量的に判定することがで
きるため、高精度の寸法測定装置を用いることなく、し
かもこれらの判定を迅速に行うことが可能となる。
【0024】なお、前記した実施形態では、本発明をス
テップ&スキャン型露光装置に適用した例であるが、本
発明はステッパを含む他のタイプの露光装置を用いた露
光方法、およびその際に用いるマスクのモニタパターン
として適用することは可能である。また、前記実施形態
は、マスクの1つの辺に複数のモニタパターン群を配列
した例を示しているが、最低1つのモニタパターン群が
あれば本発明が実現できるため、実施形態の数に限られ
ることなく必要とされる群数のモニタパターンを設けれ
ばよい。
テップ&スキャン型露光装置に適用した例であるが、本
発明はステッパを含む他のタイプの露光装置を用いた露
光方法、およびその際に用いるマスクのモニタパターン
として適用することは可能である。また、前記実施形態
は、マスクの1つの辺に複数のモニタパターン群を配列
した例を示しているが、最低1つのモニタパターン群が
あれば本発明が実現できるため、実施形態の数に限られ
ることなく必要とされる群数のモニタパターンを設けれ
ばよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、線幅が等
しくかつ等ピッチで配列された複数の第1のモニタパタ
ーンと、第1のモニタパターンと等ピッチで配列されか
つ線幅が段階的に変化される複数の第2のモニタパター
ンとを利用し、これら第1及び第2のモニタパターンを
比較することで、露光量の適否を定量的に判定すること
が可能となり、かつこれと同時にマスク重ね合わせの位
置ずれとそのずれ量を定量的に判定することができる。
これにより少ないモニタパターンでの露光量と重ね合わ
せの適否の判定が可能となり、露光フィールドにおける
有効面積を増大し、かつその一方でスクライブ領域での
半導体基板の切断を容易なものにでき、しかも露光量と
重ね合わせの適否を迅速に判定することができる効果が
ある。
しくかつ等ピッチで配列された複数の第1のモニタパタ
ーンと、第1のモニタパターンと等ピッチで配列されか
つ線幅が段階的に変化される複数の第2のモニタパター
ンとを利用し、これら第1及び第2のモニタパターンを
比較することで、露光量の適否を定量的に判定すること
が可能となり、かつこれと同時にマスク重ね合わせの位
置ずれとそのずれ量を定量的に判定することができる。
これにより少ないモニタパターンでの露光量と重ね合わ
せの適否の判定が可能となり、露光フィールドにおける
有効面積を増大し、かつその一方でスクライブ領域での
半導体基板の切断を容易なものにでき、しかも露光量と
重ね合わせの適否を迅速に判定することができる効果が
ある。
【図1】本発明の実施形態を説明するためのマスクの平
面図とモニタパターンの拡大図である。
面図とモニタパターンの拡大図である。
【図2】図1のマスクでパターン露光を行った半導体基
板の平面図である。
板の平面図である。
【図3】モニタパターンを利用した露光量の判定方法を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図4】モニタパターンを利用したずれ状態の判定方法
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図5】モニタパターンを利用したずれ量の判定方法を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図6】スキャン型露光装置の構成を示す図である。
【図7】スキャン露光装置の露光スリットを説明するた
めの図である。
めの図である。
【図8】従来のモニタパターンとこれを用いて露光量の
適否を判定する方法を説明するための図である。
適否を判定する方法を説明するための図である。
1 マスク(レチクル) 2 露光フィールド 3 スクライブ領域 4 モニタパターン 4A 第1のモニタパターン 4B 第2のモニタパターン 5a〜5e 矩形パターン 6a〜6e 矩形パターン 7 境界線 10 パルス光源 12 フライアイレンズ 15 コンデンサレンズ 16 レチクル 17 レクチルステージ 18 投影レンズ 19 半導体基板 20 ウェハステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 518 525C 527
Claims (6)
- 【請求項1】 マスク上に形成された回路パターンを投
影露光装置により半導体基板上に繰り返し露光を行う露
光方法において、露光された一方のパターンには線幅が
等しくかつ等ピッチで配列された複数の第1のモニタパ
ターンを露光し、これに隣接する他方のパターンには前
記第1のモニタパターンと等ピッチで配列されかつ線幅
が段階的に変化される複数の第2のモニタパターンを第
1のモニタパターンに接するように露光し、前記第1の
モニタパターンと第2のモニタパターンとのピッチ方向
の位置ずれと、複数のモニタパターンのうちの線幅が一
致されるモニタパターンとを確認することで、露光量と
重ね合わせを判定することを特徴とする露光方法。 - 【請求項2】 マスク上に形成された回路パターンを投
影露光装置により半導体基板上に繰り返し露光を行う際
に露光状態の確認を行うためのモニタパターンであっ
て、前記マスク上の露光領域の外周部に配置され、一方
の辺には線幅が等しくかつ等ピッチで配列された複数の
第1のモニタパターンと、他方の辺には第1のモニタパ
ターンと等ピッチで配列されかつ線幅が段階的に変化さ
れる複数の第2のモニタパターンとで構成されることを
特徴とするモニタパターン。 - 【請求項3】 第2のモニタパターンのうち、中間に位
置されるモニタパターンの幅寸法は第1のモニタパター
ンの幅寸法に等しく設定される請求項2のモニタパター
ン。 - 【請求項4】 第1及び第2のモニタパターンは、マス
クが繰り返し露光されたときに、隣接して露光された回
路パターン間で互いに接触された状態で個々のモニタパ
ターンが対向位置されるように形成されてなる請求項3
のモニタパターン。 - 【請求項5】 第1及び第2のモニタパターンは走査型
投影露光装置の走査方向に沿うマスク外周部に配置され
る請求項4のモニタパターン。 - 【請求項6】 第1及び第2のモニタパターンは、走査
型投影露光装置の走査方向に沿ってそのピッチ寸法と幅
寸法が設定される矩形型のパターンとして形成されてな
る請求項5のモニタパターン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7304792A JP2682523B2 (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 露光方法及びモニタパターン |
US08/754,367 US5800951A (en) | 1995-11-22 | 1996-11-22 | Exposure method and exposure mask with monitoring patterns |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7304792A JP2682523B2 (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 露光方法及びモニタパターン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09148222A JPH09148222A (ja) | 1997-06-06 |
JP2682523B2 true JP2682523B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=17937298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7304792A Expired - Fee Related JP2682523B2 (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 露光方法及びモニタパターン |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5800951A (ja) |
JP (1) | JP2682523B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7670729B2 (en) | 2004-06-04 | 2010-03-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Measurement method and apparatus, exposure apparatus, and device fabrication method |
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---|---|---|---|---|
TW357262B (en) | 1996-12-19 | 1999-05-01 | Nikon Corp | Method for the measurement of aberration of optical projection system, a mask and a exposure device for optical project system |
US5962173A (en) * | 1997-03-27 | 1999-10-05 | Vlsi Technology, Inc. | Method for measuring the effectiveness of optical proximity corrections |
US5902703A (en) * | 1997-03-27 | 1999-05-11 | Vlsi Technology, Inc. | Method for measuring dimensional anomalies in photolithographed integrated circuits using overlay metrology, and masks therefor |
US6022649A (en) * | 1998-09-21 | 2000-02-08 | Chartered Semiconductor Manufacturing, Ltd. | Wafer stepper method utilizing a multi-segment global alignment mark |
JP3492341B2 (ja) * | 2001-08-27 | 2004-02-03 | Necマイクロシステム株式会社 | 半導体装置およびその製造方法ならびにレチクル |
US6766507B2 (en) | 2002-04-12 | 2004-07-20 | International Business Machines Corporation | Mask/wafer control structure and algorithm for placement |
JP4506209B2 (ja) * | 2004-03-04 | 2010-07-21 | 日本ビクター株式会社 | フォトレジストパターンの形成方法 |
FR2875624A1 (fr) * | 2004-09-23 | 2006-03-24 | St Microelectronics Sa | Generation deterministe d'un numero d'identifiant d'un circuit integre |
CN100432840C (zh) * | 2005-02-07 | 2008-11-12 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 光刻制程中对掩膜图案进行光学邻近修正的方法 |
JP5507875B2 (ja) * | 2009-04-14 | 2014-05-28 | キヤノン株式会社 | 露光装置、露光方法およびデバイス製造方法 |
US8619236B2 (en) | 2010-11-24 | 2013-12-31 | International Business Machines Corporation | Determining lithographic set point using optical proximity correction verification simulation |
US8577489B2 (en) | 2011-01-26 | 2013-11-05 | International Business Machines Corporation | Diagnosing in-line critical dimension control adjustments using optical proximity correction verification |
US8499260B2 (en) * | 2011-01-26 | 2013-07-30 | International Business Machines Corporation | Optical proximity correction verification accounting for mask deviations |
TWI497632B (zh) * | 2013-04-01 | 2015-08-21 | Process monitoring method and surface analysis system | |
DE102017204719A1 (de) * | 2017-03-21 | 2018-09-27 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Metrologie-Target |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60169163A (ja) * | 1984-02-13 | 1985-09-02 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
JPS63151948A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-24 | Nec Corp | 露光用マスク |
JPH0444307A (ja) * | 1990-06-12 | 1992-02-14 | Nec Corp | 半導体装置の製造方法 |
JP2862477B2 (ja) * | 1993-06-29 | 1999-03-03 | キヤノン株式会社 | 露光装置及び該露光装置を用いてデバイスを製造する方法 |
JP3348928B2 (ja) * | 1993-08-26 | 2002-11-20 | 株式会社ニコン | 走査露光方法、走査型露光装置、及び露光量制御装置 |
US5601957A (en) * | 1994-06-16 | 1997-02-11 | Nikon Corporation | Micro devices manufacturing method comprising the use of a second pattern overlying an alignment mark to reduce flattening |
-
1995
- 1995-11-22 JP JP7304792A patent/JP2682523B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-11-22 US US08/754,367 patent/US5800951A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7670729B2 (en) | 2004-06-04 | 2010-03-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Measurement method and apparatus, exposure apparatus, and device fabrication method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09148222A (ja) | 1997-06-06 |
US5800951A (en) | 1998-09-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |