JP3348928B2 - 走査露光方法、走査型露光装置、及び露光量制御装置 - Google Patents

走査露光方法、走査型露光装置、及び露光量制御装置

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JP3348928B2
JP3348928B2 JP21124693A JP21124693A JP3348928B2 JP 3348928 B2 JP3348928 B2 JP 3348928B2 JP 21124693 A JP21124693 A JP 21124693A JP 21124693 A JP21124693 A JP 21124693A JP 3348928 B2 JP3348928 B2 JP 3348928B2
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    • G03F7/7055Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
    • G03F7/70558Dose control, i.e. achievement of a desired dose

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパルス光源を露
光光源として矩形又は円弧状等の照明領域を照明し、そ
の照明領域に対してマスク及び感光基板を同期して走査
することにより、マスク上のパターンを感光基板上に露
光する所謂スリットスキャン露光方式の露光技術に関
し、特に感光基板への露光量及び照度均一性を所定の範
囲内に制御する場合に使用して好適な露光量制御技術
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子、液晶表示素子又
は薄膜磁気ヘッド等をフォトリソグラフィー技術を用い
て製造する際に、フォトマスク又はレチクル(以下、
「レチクル」と総称する)のパターンを投影光学系を介
して、フォトレジスト等が塗布されたウエハ又はガラス
プレート等の感光基板上に露光する投影露光装置が使用
されている。最近は、半導体素子の1個のチップパター
ン等が大型化する傾向にあり、投影露光装置において
は、レチクル上のより大きな面積のパターンを感光基板
上に露光する大面積化が求められている。
【0003】また、半導体素子等のパターンが微細化す
るのに応じて、投影光学系の解像度を向上することも求
められているが、投影光学系の解像度を向上するために
は、投影光学系の露光フィールドを大きくすることが設
計上あるいは製造上難しいという不都合がある。特に、
投影光学系として、反射屈折系を使用するような場合に
は、無収差の露光フィールドの形状が円弧状の領域とな
ることもある。
【0004】斯かる転写対象パターンの大面積化及び投
影光学系の露光フィールドの制限に応えるために、例え
ば矩形、円弧状又は6角形等の照明領域(これを「スリ
ット状の照明領域」という)に対してレチクル及び感光
基板を同期して走査することにより、レチクル上のその
スリット状の照明領域より広い面積のパターンを感光基
板上に露光する所謂スリットスキャン露光方式の投影露
光装置が開発されている。一般に投影露光装置において
は、感光基板上の感光材に対する適正露光量及び照度均
一性の条件が定められているため、スリットスキャン露
光方式の投影露光装置においても、感光基板に対する露
光量を適正露光量に対して所定の許容範囲内で合致させ
ると共に、ウエハに対する露光光の照度均一性を所定の
水準に維持するための露光量制御装置が設けられてい
る。
【0005】また、最近は、感光基板上に露光するパタ
ーンの解像度を高めることも求められているが、解像度
を高めるための一つの手法が露光光の短波長化である。
これに関して、現在使用できる光源の中で、発光される
光の波長が短いものは、エキシマレーザ光源、金属蒸気
レーザ光源等のパルス発振型のレーザ光源(パルス光
源)である。しかしながら、水銀ランプ等の連続発光型
の光源と異なり、パルス光源では発光されるパルス光の
露光エネルギー(パルス光量)が、パルス発光毎に所定
の範囲内でばらつくという特性がある。
【0006】従って、パルス光源からのパルス光の感光
基板上での平均パルス光量を〈p〉、そのパルス光のパ
ルス光量のばらつきの範囲をΔpとして、従来の露光量
制御装置では、そのパルス光量のばらつきを表すパラメ
ータΔp/〈p〉が正規分布をしている(ランダムであ
る)としていた。そして、パルス光によるスリット状の
照明領域と共役な露光領域に対して相対的に走査される
感光基板上の走査方向に所定幅を有する領域(これを
「パルス数積算領域」という)に照射されるパルス光の
数をNとすると、露光終了後の積算露光量のばらつきが
(Δp/〈p〉)/N1/2 になることを利用して、その
積算露光量が所定の許容範囲内で適正露光量に達するよ
うに制御していた。
【0007】また、本出願人による特願平5−5344
9号に開示されているように、パルス光源を用いてスリ
ットスキャン露光方式で露光を行う場合には、感光基板
の位置に対するパルス光源の発光のタイミングのばらつ
き(以下、「発光位置ばらつき」と呼ぶ)が積算露光量
のばらつきの原因となる。発光位置ばらつきの要因の内
の光源側の要因としては、パルス光源に発光トリガー信
号を送出してからそのパルス光源が実際に発光するまで
の時間のばらつきがある。一方、露光装置側の要因とし
ては、上述の特願平5−53449号で開示されている
ように、それぞれ一定速度で基板とレチクルとを同期し
て走査し、発光トリガー信号を等時間間隔で送出して露
光する方式の場合には、走査速度の速度むらがある。ま
た、特開昭61−280619号公報にて開示されてい
るように、感光基板又はレチクルの位置を測長すること
により、その測長結果に同期して発光トリガー信号を送
出して露光する方式の場合には、露光装置側の要因とし
て、測長装置(レーザ干渉計等)での実測を始める時点
から測長結果を出力するまでの時間のばらつきが考えら
れる。
【0008】斯かる発光位置ばらつきは、走査露光後の
感光基板上で局所的に積算露光量が大きい領域や小さい
領域を発生する可能性がある。なぜならば、スリット状
の照明領域内の光強度が走査方向の前後の非照明領域か
らステップ関数的に0から100%に上昇すると仮定し
た場合、感光基板上でのスリット状の露光領域の走査方
向の幅をDとして、感光基板が走査方向にそのDだけ移
動する毎にパルス発光を行うものとすると(上述のパル
ス数積算領域に照射されるパルス数Nが1の場合に相当
する)、その隣接するパルス数積算領域間の継ぎ部での
積算露光量が、感光基板の位置決め精度によって2倍に
なったり、0になったりする可能性が有るからである。
【0009】これに関して、水銀ランプのような連続発
光の光源を用いた上で非走査方向に画面(チップパター
ン)を継ぐ場合(パルス光源を用いて走査方向にパルス
数Nが1の場合と等価)に関して、特公昭46−340
57号公報において、スリット状の露光領域を走査方向
に積分した光強度分布の非走査方向(即ち、画面を継ぐ
方向)の形状を等脚台形状にする手法が開示されてい
る。この手法を、感光基板上の各点に照射されるパルス
数Nが1の場合に適用することにより、継ぎ目で積算露
光量がばらつくという不都合を軽減することができる。
また、実質的には上記特公昭46−34057号公報に
開示されている内容からも明らかではあるが、パルス光
源を用いて走査方向にパルス数Nが1で露光していく際
に、画面継ぎの方向(走査方向)の照度分布を二等辺三
角形状又は等脚台形状にする方法が特開昭60−158
449号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来技術に
おいては、スリット状の照明領域の走査方向の光強度の
半値幅と発光位置間隔とが等しい場合(パルス数積算領
域にて、パルス数Nが1の場合)について定性的に対応
できるだけであり、所望の露光量及び照度均一性を得る
ための条件が明らかではなかった。更に、感光基板上の
各パルス数積算領域にて、パルス数Nを2以上にして複
数パルスを重畳して露光していく場合についても、所望
の露光量及び照度均一性を得るための条件が明らかでは
なかった。
【0011】本発明は斯かる点に鑑み、パルス光源を用
いてスリットスキャン露光方式で露光を行う場合に、感
光基板上で常に所望の露光量又は照度均一性が得られる
ような走査露光方法、走査型露光装置、及び露光量制御
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による露光量制御
装置は、例えば図1及び図4に示す如く、パルス光源
(1)からのパルス光を所定の照明領域(24)に照明
し、転写用のパターンが形成されたマスク(R)及び感
光性の基板(W)を同期して所定の照明領域(24)に
対して相対的に走査しつつ、マスク(R)のパターンを
基板(W)上に逐次露光する際に、基板(W)へのその
パルス光の積算露光量を所定の精度内に制御するための
装置において、所定の照明領域(24)の走査方向の照
度分布を台形状にし、この台形状の照度分布の両側の傾
斜部の基板(W)上での走査方向の幅の1/2の長さの
平均値をΔD12、所定の照明領域(24)の照度分布の
基板(W)上での走査方向の半値幅をD、基板(W)上
の各点で積算露光量を所定の精度内に制御するために必
要な最小の露光パルス数をNmin とするとき、少なくと
も次の条件を必要条件として満たすようにしたものであ
る。
【0013】ΔD12≧D/(2Nmin ) (A) この場合、所定の照明領域(24)の照度分布の両側の
傾斜部の基板(W)上での走査方向の幅の1/2の長さ
をそれぞれΔD1 及びΔD2 、基板(W)上の走査方向
への照度むらの許容値を〔UScanmax とするとき、更
に次の条件を満足することが望ましい。
【0014】|(1/ΔD1)-(1/ΔD2)|≦2Nmin・〔U
Scanmax /ΔD12 (B) また、所定の照明領域(24)を照明するための視野絞
り(7)を、基板(W)の露光面と光学的に共役な位置
から所定量デフォーカスして配置することにより、所定
の照明領域(24)の基板(W)上での走査方向の照度
分布を台形状にしても良い。次に、本発明による走査露
光方法は、パルス光源からのパルス光を所定の照明領域
に照明し、その所定の照明領域に対して基板を走査方向
へ移動しつつ、その基板を走査露光する走査露光方法に
おいて、その照明領域のその走査方向の照度分布は、そ
の両端に照度が徐々に変化する傾斜部を有し、かつその
傾斜部の間に照度がほぼ同一の平坦部を有し、その基板
上の所定領域を露光するためにその照明領域に対してそ
の基板を走査方向へ移動し、その所定領域の走査露光中
に、該所定領域内の全ての点がその照度分布の傾斜部で
少なくとも一回露光されるものである。次に、本発明に
よる走査型露光装置は、パルス光源からのパルス光を所
定の照明領域に照明し、その所定の照明領域に対して露
光対象の基板を走査方向へ移動しつつ、その基板を走査
露光する走査型露光装置において、その照明領域のその
走査方向の照度分布をほぼ台形状に規定し、この台形状
の照度分布の両側の傾斜部のその走査方向の幅の1/2
の長さの平均値をΔD12、その照度分布のその走査方向
の半値幅Dとその照明領域のその走査方向の幅<D>の
測定値とのずれに関する値を|ΔX|、その走査方向と
交差する非走査方向に関する照度均一性の劣化の許容値
を〔UBiasmax 、その基板に対する積算露光量の精度
を所定の範囲内に制御するために必要な最小の露光パル
ス数をNmin として、次の条件を満たすものである。 ΔD12≧|ΔX|/(2Nmin 〔UBiasmax
(C)
【0015】
【作用】斯かる本発明によれば、所定の照明領域(スリ
ット状の照明領域)の基板(W)上での走査方向の照度
分布を、例えば図4に示すように台形状にする。図4で
は、基板(W)上での台形状の照度分布の走査方向の半
値幅(照度が最大値の1/2になる点の間の幅)をD、
その照度分布の傾斜部(エッジ部)の走査方向の幅の1
/2をそれぞれΔD1 及びΔD2 としている。そして、
幅ΔD1 及び幅ΔD2 の平均値であるΔD12が、条件
(A)を必要条件として満たすときには、基板(W)上
の全ての点は少なくとも1パルスは照度分布の傾斜部
(エッジ部)で露光されることになり、走査方向での積
算露光量のばらつき(照度均一性の劣化分)を1パルス
分の露光エネルギー未満に収めることができる。
【0016】その照度分布の両側の傾斜部の走査方向の
幅の1/2であるΔD1 及びΔD2の平均値ΔD12につ
いては、条件(A)が課されたが、両側の幅ΔD1 とΔ
2との比率(対称性)についても所定の条件が必要に
なる。即ち、平均値ΔD12を定めただけでは、例えば一
方の傾斜部の幅ΔD1 が非常に小さく、他方の傾斜部の
幅ΔD2 が大きい場合には、走査方向に積算露光量のば
らつきが周期的に生じる虞がある。そこで、それら幅Δ
1 及びΔD2 の対称性について条件(B)を課すこと
により、走査方向の積算露光量のばらつき(照度分布の
むら)が〔USc anmax 以下になる。
【0017】また、所定の照明領域(24)を照明する
ための視野絞り(7)を、基板(W)の露光面と光学的
に共役な位置から所定量デフォーカスして配置すること
により、所定の照明領域(24)の基板(W)上での走
査方向の照度分布を台形状にした場合には、簡単な構成
でその台形状の照度分布の傾斜部の幅の1/2の平均値
ΔD12の値を所望の値に設定できる。更に、台形状の照
度分布の両側の傾斜部の幅の1/2であるΔD1 及びΔ
2 の値はほぼ等しくなり、対称性が良好である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。本実施例は、光源としてエキシマレーザ光
源等のパルス発振型の露光光源を有するスリットスキャ
ン露光方式の投影露光装置の露光量制御系に本発明を適
用したものである。図1は本実施例の投影露光装置を示
し、この図1において、パルス発振型のパルス光源1か
ら射出されたレーザビームは、シリンダーレンズやビー
ムエキスパンダ等で構成されるビーム整形光学系2によ
り、後続のフライアイレンズ4に効率よく入射するよう
にビームの断面形状が整形される。ビーム整形光学系2
から射出されたレーザビームは光量調整手段3に入射す
る。光量調整手段3は透過率の粗調部と微調部とを有す
るものとする。光量調整手段3から射出されたレーザビ
ームはフライアイレンズ4に入射する。フライアイレン
ズ4は、後続の視野絞り7及びレチクルRを均一な照度
で照明するためのものである。
【0019】フライアイレンズ4から射出されるレーザ
ビームは、反射率が小さく透過率の大きなビームスプリ
ッター5に入射し、ビームスプリッター5を通過したレ
ーザビームは、第1リレーレンズ6により視野絞り7上
を均一な照度で照明する。本実施例の視野絞り7の開口
部の形状は長方形である。視野絞り7を通過したレーザ
ビームは、第2リレーレンズ8、折り曲げミラー9及び
メインコンデンサーレンズ10を経て、レチクルステー
ジ11上のレチクルRを均一な照度で照明する。視野絞
り7とレチクルRのパターン形成面及びウエハWの露光
面とは共役であり、視野絞り7の開口部と共役なレチク
ルR上の長方形のスリット状の照明領域24にレーザビ
ームが照射される。視野絞り7の開口部の形状を駆動部
(図示省略)を介して変化させることにより、そのスリ
ット状の照明領域24の形状を調整することもできる。
【0020】レチクルR上のスリット状の照明領域24
内のパターン像が投影光学系15を介してウエハW上に
投影露光される。スリット状の照明領域24と投影光学
系15に関して共役な領域を、スリット状の露光領域2
4Wとする。そして、投影光学系15の光軸に平行にZ
軸をとり、その光軸に垂直な平面内でスリット状の照明
領域24に対するレチクルRの走査方向をX方向とする
と、レチクルステージ11はレチクルステージ駆動部1
2によりX方向に走査される。レチクルステージ駆動部
12は、装置全体の動作を制御する主制御系13により
制御されている。また、レチクルステージ駆動部12に
は、レチクルステージ11のX方向の座標を検出するた
めの測長装置(レーザ干渉計等)が組み込まれ、これに
より計測されたレチクルステージ11のX座標が主制御
系13に供給されている。
【0021】一方、ウエハWはウエハホルダー16を介
して、少なくともX方向(図1では左右方向)に走査可
能なXYステージ17上に載置されている。図示省略す
るも、XYステージ17とウエハホルダー16との間に
は、ウエハWをZ方向に位置決めするZステージ等が装
備されている。スリットスキャン露光時には、レチクル
Rが+X方向(又は−X方向)に走査されるのに同期し
て、XYステージ17を介してウエハWは露光領域24
Wに対して−X方向(又はX方向)に走査される。主制
御系13がウエハステージ駆動部18を介してそのXY
ステージ17の動作を制御する。ウエハステージ駆動部
18には、XYステージ17のX方向及びY方向の座標
を検出するための測長装置(レーザ干渉計等)が組み込
まれ、これにより計測されたXYステージ17のX座標
及びY座標が主制御系13に供給されている。
【0022】また、ビームスプリッター5で反射された
レーザビームは、光電変換素子よりなる露光量モニター
19で受光され、露光量モニター19の光電変換信号が
増幅器20を介して演算部14に供給される。露光量モ
ニター19の光電変換信号と、ウエハWの露光面上での
パルス露光光の照度との関係は予め求められている。即
ち、露光量モニター19の光電変換信号は予め校正され
ている。
【0023】演算部14は、露光モニター19の光電変
換信号より、パルス光源1から出力されるパルス光のパ
ルス光量のばらつきのみならず、各パルス光の発光タイ
ミングをも計測する。これらパルス光量のばらつき及び
発光タイミングのばらつきは主制御系13に供給され
る。また、露光時には演算部14は、各パルス光毎の光
電変換信号を積算して、ウエハWへの積算露光量を求め
て主制御系13へ供給する。
【0024】主制御系13は、トリガー制御部21を介
してパルス光源1に発光トリガー信号TPを供給するこ
とにより、パルス光源1の発光のタイミングを制御す
る。また、トリガー制御部21からパルス光源1に発光
トリガー信号TPを送出したタイミングと、演算部14
で検出される受光タイミングとより、演算部14は、パ
ルス光源1に発光トリガーが供給されてから、実際にパ
ルス光源1が発光するまでの時間のばらつき、即ちパル
ス光源1の発光タイミングのばらつきを求めることがで
きる。また、主制御系13は、必要に応じてパルス光源
1の出力パワーを調整するか、又は光量調整手段3にお
ける透過率を調整する。オペレータは入出力手段22を
介して主制御系13にレチクルRのパターン情報等を入
力することができると共に、主制御系13には各種情報
を蓄積できるメモリ23が備えられている。
【0025】次に、図2のフローチャートを参照して本
例でレチクルRのパターンをウエハW上に露光する場合
の動作の一例につき説明する。先ず、図2のステップ1
01において、オペレータは入出力手段22を介して主
制御系13に、ウエハ面での所望の露光量S(mJ/c
2 )を設定する。次にステップ102において、主制
御系13は、トリガー制御部21にダミー発光の指示を
与える。すると、ウエハWが露光されない場所(露光領
域24Wの外の領域)に退避した状態で、パルス光源1
の試験的な発光(ダミー発光)が行われる。ダミー発光
では例えば100パルス程度のパルス光が発光され、露
光量モニター19にて検出される光電変換信号から分か
るパルス光量の分布及び発光タイミングの分布は、図3
に示すように共にほぼ正規分布形となる。
【0026】図3(a)はそのダミー発光により測定さ
れる各パルス光のパルス光量p(ウエハの露光面上に換
算した量)の値(mJ/cm2 )の分布を示し、図3
(b)はそのダミー発光により測定されるパルス光源1
の発光タイミングδ(sec)の分布を示す。そして、
ステップ103において演算部14は、図3(a)に示
すパルス光量pの分布データから、ウエハの露光面上で
の平均パルス光量〈p〉(mJ/cm2・pulse)を求
め、図3(b)に示す発光タイミングδの分布データか
ら、発光タイミングのばらつきの平均値〈δ〉を求め
る。
【0027】その後ステップ104において演算部14
は、図3(a)に示すパルス光量pの分布データから、
標準偏差の3倍(3σ)でのパルス光量の偏差Δpを求
め、図3(b)に示す発光タイミングδの分布データか
ら、標準偏差の3倍での発光タイミングの偏差Δδを求
める。そして、演算部14は、パルス光量のばらつき
(Δp/〈p〉)及び発光タイミングのばらつき(Δδ
/〈δ〉)を算出する。
【0028】次に、ステップ105において、入出力手
段22を介して指定された所望の露光量S(mJ/cm
2 )が主制御系13から演算部14に送出され、演算部
14は、その所望の露光量S及びステップ103で算出
した平均パルス光量〈p〉を用いて次式より露光パルス
数Nを算出する。
【0029】
【数1】
【0030】ここで、int(A)は、実数Aの小数点
以下を切り捨てて得られた整数を表している。また、メ
モリ23から主制御系13を経て演算部14に、ウエハ
面上でのスリット状の露光領域24Wの走査方向の幅D
(cm)、パルス光源1の発振周波数f(Hz)の情報
が送られ、演算部14は、(数1)により求めた露光パ
ルス数N、幅D及び周波数fを用いて次式よりウエハ面
上での走査速度v(cm/sec)を求める。
【0031】
【数2】
【0032】その後ステップ106において、演算部1
4は、ウエハWの露光面での積算露光量及び照度均一性
を所定の精度内に制御するために必要な最小の露光パル
ス数Nmin を算出するが、その演算式については後で詳
細に説明する。露光パルス数N及び最小の露光パルス数
min は主制御系13に供給される。
【0033】なお、パルス光量のばらつき(Δp/
〈p〉)、及び発光タイミングの偏差Δδが共に小さい
場合には、予め求めておいたパルス光量のばらつき(Δ
p/〈p〉)、及び発光タイミングの偏差Δδから定ま
る最小の露光パルス数Nmin をメモリ23に格納してお
くことにより、ステップ104の動作を省略し、ステッ
プ106ではその最小の露光パルス数Nmin をメモリ2
3から読み出してもよい。
【0034】次に、ステップ107において、主制御系
13は露光パルス数Nと最小の露光パルス数Nmin とを
比較し、(N<Nmin)の場合にはステップ108に移行
して、主制御系13は図1の光量調整手段3の透過率を
粗く低下させる(粗調する)。その後ステップ102〜
107までを繰り返して、再び露光パルス数Nと最小の
露光パルス数Nmin とを比較する。従って、最終的に
(N≧Nmin)となるように光量調整手段3の透過率が設
定される。透過率を粗調する手段の一例としては、本出
願人による特開昭63−316430号公報や特開平1
−257327号公報に開示されているような、ターレ
ット板に複数の透過率をもつNDフィルタを装着した装
置等がある。
【0035】次に、ステップ107で(N≧Nmin)とな
った場合は、ステップ109に移行してパルス光の光量
の微調整を行う。即ち、(数1)においてS/〈p〉が
整数となるように、平均パルス光量〈p〉の微調を行
う。この際に、ステップ105において(数1)より求
めた露光パルス数Nに従って走査速度vも定めたので、
露光パルス数Nの値を変えないように、即ち平均パルス
光量〈p〉を少しだけ大きくする方向で、パルス光量の
微調整を行うのが望ましい。逆に、パルス光量の微調整
により、平均パルス光量〈p〉が僅かに小さくなること
によって、露光パルス数Nが(N+1)となってしまう
ときには、走査速度vを改めて(数2)に従って求め直
してやればよい。
【0036】パルス光のエネルギーを微調整するための
光量微調手段の一例としては、本出願人による特開平2
−135723号公報に開示されているように、パルス
光の光路に沿って配置されると共に同一ピッチでライン
・アンド・スペースパターンが形成された2枚の格子
と、これら2枚の格子を僅かに横ずれさせる機構とから
なる手段等が挙げられる。2枚の格子を使用する場合、
第1の格子の明部と第2の格子の明部とが重なった領域
のパルス光がウエハW側に照射されるため、それら2枚
の格子の相対的な横ずれ量を調整することにより、ウエ
ハW側に照射されるパルス光量を微調整することができ
る。
【0037】その後、ステップ110において、主制御
系13は、レチクルステージ11及びウエハ側のXYス
テージ17を介してレチクルR及びウエハWの走査を開
始させる。図1において、例えばレチクルRがX方向に
走査されるときには、ウエハWは−X方向に走査され
る。また、本例では、レチクルR及びウエハWの走査速
度(ウエハWの露光面での換算値)vは(数2)により
定められているが、走査開始後にウエハ側のXYステー
ジ17の走査速度がその走査速度vに達するまでの整定
時間をT0 とする。
【0038】本実施例ではパルス光源1の発光トリガー
は、特願平5−53449号で開示されているように等
時間間隔で発光するものとする。そこで、走査開始時に
時間tを0にリセットして、パラメータjを0にリセッ
トした後、ステップ111に示すように、主制御系13
は、時間tが(T0 +jΔT)になったときに、トリガ
ー制御部21を介してパルス光源1に発光トリガー信号
TPをオン(ハイレベル“1”のパルス)にする。これ
に応じて、パルス光源1では1個のパルス光を発生し、
レチクルRのパターンがウエハW上に露光される。
【0039】図5は本例の発光トリガー信号TPを示
し、この図5に示すように、発光トリガー信号TPは時
間tがT0 に達した時点から一定周期ΔTでオンにされ
る。従って、パルス光源1は一定の周期ΔTで発光する
ことになり、パルス光源1の発振周波数fは1/ΔTで
表される。その発振周波数fは予めメモリ23に記憶さ
れている値である。その後、ステップ112でパラメー
タjに1を加算して、ステップ113でパラメータjが
整数NT に達していない場合には、ステップ111でパ
ルス光源1の発光を行うことにより、パルス光源1では
T 個のパルス光の発光が一定の周波数fで(一定の周
期ΔTで)行われる。
【0040】図1において、ウエハW上の1個のショッ
ト領域の走査方向(X方向)の幅をL1、露光領域24
Wの走査方向の幅をDとすると、パルス光源1の発光の
1周期でウエハWが走査される距離はv/fであるた
め、パルス光の発光数NT の最小値は次のようになる。
【0041】
【数3】
【0042】実際には走査の開始時及び終了時に所定数
のパルス光が付加される。そして、ステップ113にお
いて、発光されたパルス数がNT に達したときに、ステ
ップ114に移行して主制御系13はレチクルR及びウ
エハWの走査及び露光を終了する。これにより、レチク
ルR上の1ショット分の全パターンがウエハW上の1つ
のショット領域に露光される。この場合、本例ではパル
ス光源1の発光はレチクルステージ11のX座標及びウ
エハ側のXYステージ17のX座標とは関係なく、一定
の周波数で行われる。但し、レチクルステージ11及び
XYステージ17はそれぞれ一定速度で走査されてい
る。そのため、本例での発光位置ばらつき(ウエハWの
位置に対するパルス光源1の発光のタイミングのばらつ
き)には、ステップ104で求めた発光タイミングのば
らつき〈δ〉に、ステップ105で(数2)から求めた
走査速度vを乗じた値と、速度むらとが影響することに
なる。
【0043】次に、図2のステップ106において最小
の露光パルス数Nmin を算出する方法について詳述す
る。先ず、図1の視野絞り7により形成される照明視野
(照明領域24)及びウエハW上の露光領域24Wの走
査方向の断面に沿う照度分布は、近似的に台形を成して
いるものとする。走査方向の断面に沿う照度分布を台形
状にする方法については後述する。
【0044】図4は、各パルス光毎に走査方向の断面に
沿う照度分布を台形で近似した場合の、照度のX方向へ
の分布曲線25A,25B,25Cを示す。実際には露
光領域24Wの走査方向の幅は数mmであり、照度のぼ
けの幅△Dは100〜数100μm程度であるので、図
4に示す走査方向の断面に沿う照度分布はほぼ長方形の
分布である。分布曲線25A,25B,25Cのピーク
値はそれぞれp1,p2,p3 であり、分布曲線25A,2
5B,25Cにおいて、それぞれ値がピーク値の1/2
になる位置の走査方向の幅は共通にDとなっている。こ
の半値幅Dを露光領域24Wの走査方向の幅と考えるこ
とができる。
【0045】また、図4において、パルス光量のばらつ
きにより1パルス目(分布曲線25A)、2パルス目
(分布曲線25B)、3パルス目(分布曲線25C)の
ピーク光量はそれぞれ変化しており、また発光位置のば
らつきにより各パルス光の発光間隔も一定ではなくなっ
ている。ここで、1パルス目の分布曲線25Aの両側の
スロープ部において、それぞれ値がピーク値の1/2以
下の領域(幅△D1 及び△D2 の領域)に対し、2パル
ス目以降重ねて露光されるパルス数をN1 及びN 2 とお
けば、次式が成立する。
【0046】
【数4】
【0047】即ち、幅Dの露光領域を走査する間に露光
されるパルス数が(数1)で表されるNであるため、幅
△D1 、幅△D2 、幅2ΔD1 、及び幅2ΔD2 の領域
にはそれぞれの幅に比例するだけの数のパルス数が露光
されるわけである。但し、ウエハ上の各パルス数積算領
域において、台形状の照度分布の両側のスロープ部の中
央(半値幅Dを決める位置)の露光光によって露光され
る点の近傍について着目したため、幅2ΔD1 及び幅2
ΔD2 の領域でのパルス数はそれぞれ(2N1+1)及
び(2N2 +1)とした。
【0048】次に、スリット照明領域の半値幅Dは、本
出願人による発明である特願平5−14483号に開示
されているように、予め走査方向に垂直な非走査方向
(Y方向)の複数箇所にて半値幅を測定しておき、その
平均値を〈D〉とおく。このとき、パルス光源1のパル
ス発光の1周期の間にウエハWが走査方向に移動する距
離であるパルス発光間隔XS は、次のようになる。
【0049】
【数5】
【0050】このとき、非走査方向の或る位置における
台形状の照度分布を有する露光領域24Wの真の半値幅
Dと、この半値幅の非走査方向への平均計測値〈D〉と
のずれΔXは、次のようになる。
【0051】
【数6】
【0052】通常このずれΔXは、図1での視野絞り7
の形状精度、照明系の収差、及び半値幅の平均値〈D〉
の測定精度より発生する。ここで、パルス光源1がi番
目に発光するときのパルス光のウエハW上での露光エネ
ルギーをpi として、i番目の発光が行われるときのウ
エハWの走査方向(X方向)の実際の位置の目標とする
位置からのオフセット(発光位置オフセット)をαi
する。そして、その発光位置オフセットαi の平均値及
びばらつきをそれぞれ〈α〉及びΔαとすると、スリッ
ト状の露光領域24Wに対してウエハWを走査した後の
X方向への照度分布I(X)(mJ/cm2)は、幅2ΔD
1 のスロープ部の中点をX=0とおくと、次のようにな
る。
【0053】
【数7】
【0054】又は、台形状の照度分布のスロープ部で
は、1パルスも露光されないウエハW上の点に対して
は、照度分布I(X)は次のようになる。
【0055】
【数8】
【0056】このとき、走査方向の露光量及び照度均一
性の精度U(X)は、パルスエネルギーpi 及び発光位
置オフセットαi のばらつきも考慮すると、(数7)、
(数8)より少々厄介な計算の後に次式のようになる。
但し、位置Xが異なることと、発光位置オフセットαの
平均値〈α〉が異なることとは等価なので、〈α〉=
0、としている。
【0057】
【数9】
【0058】又は、台形状の照度分布のスロープ部で
は、1パルスも露光されないウエハW上の点に対して
は、精度U(X)は次のようになる。
【0059】
【数10】
【0060】更に、照度分布の左右のスロープ部がほぼ
対称として、次のように近似する。
【0061】
【数11】
【0062】この近似により、(数9)は次のように簡
略化される。
【0063】
【数12】
【0064】(数12)の右辺の第2項は、ウエハW上
の各パルス数積算領域での露光量制御再現精度Arep
示している。この露光量制御再現精度Arep は次の条件
を満たす必要がある。
【0065】
【数13】
【0066】(数13)の不等式の右辺は(数10)か
ら得られる露光量制御再現精度と同じとなる。また、
(数13)より露光パルス数Nは次のようになる。
【0067】
【数14】
【0068】そこで、所望の露光量制御再現精度〔A
repmax を1%(標準偏差の3倍である3σで)とお
き、パルスエネルギーのばらつき(Δp/〈p〉)を5
%(3σで)とすれば、(数14)よりパルス数Nにつ
いて、N≧25(パルス)の関係が得られる。従って、
各パルス数積算領域での最小露光パルス数Nmin を25
パルスに設定すればよい。但し、実際には、パルス光源
1の持つコヒーレンシィが高いときには、本出願人によ
る特開平1−257327号公報に開示されているよう
に、干渉縞やスペックルパターンのコントラスト低減に
必要なパルス数をも加味して最小露光パルス数Nmin
決定される。
【0069】次に、(数12)の右辺第3項内の (1/
N)(1/2){(2N1+1)/ΔD1-(2N2+1)/ΔD2}X の項
は、台形状照度分布の両側のスロープ部の非対称性によ
って発生する各パルス数積算領域内での走査方向への照
度均一性の劣化分である。また、右辺第3項内の (1/
N){(2N12+1)/(2ΔD12)}ΔX の項は、(数6)にて
示した半値幅のずれΔXによって生じる露光量バイアス
(非走査方向にずれΔXが一定の場合)、又は非走査方
向への照度均一性の劣化分(非走査方向にずれΔXが一
定でない場合)である。
【0070】また、(数12)の右辺第4項は、右辺第
3項の再現精度であり、パルスエネルギーのばらつき
(Δp/〈p〉)のみならず、発光位置オフセットのば
らつきΔαも走査方向への照度均一性の劣化の再現精度
に寄与する。そこで、走査方向への照度均一性の劣化分
をUScan、露光量バイアス又は非走査方向への照度均一
性の劣化分をUBias、(UScan+UBias)の再現精度を
Scanとすると、次の関係が成立する。
【0071】
【数15】
【0072】
【数16】
【0073】
【数17】
【0074】ここで(数15)及び(数16)に示した
走査方向への照度均一性の劣化分UScan、及び露光量バ
イアス又は非走査方向への照度均一性の劣化分U
Biasは、照度均一性及び露光量バイアスに寄与するが、
その様子を図6に示す。図6は、図1のウエハW上の或
るショット領域26の状態を示し、このショット領域2
6のX方向の右側にスリット状の露光領域24Wが形成
されている。説明の便宜上、その露光領域24Wの形状
は非走査方向(Y方向)の中央部で走査方向の幅が狭く
なっているものとしている。即ち、露光領域24Wの走
査方向の幅(半値幅)の平均値を〈D〉とすると、Y方
向の両端部での走査方向の幅は(〈D〉+ΔX)とな
り、Y方向の中央部での走査方向の幅は(〈D〉−Δ
X)となっている。
【0075】露光領域24Wに対してX方向に幅L1の
ショット領域26を走査することにより、ショット領域
26内にレチクルRのパターンが逐次投影露光される。
また、パルス光源の1つの発光周期の間にウエハがX方
向に移動する間隔をXS とすると、ショット領域26を
X方向に幅XS で区分した領域271,272,273,…が
それぞれパルス数積算領域である。この場合、(数1
5)で示される走査方向への照度均一性の劣化分UScan
は、図6の各パルス数積算領域271,272,…毎に周期
的に走査方向に発生する照度むらである。また、(数1
6)で表される露光量バイアス又は非走査方向への照度
均一性の劣化分UBiasは、露光領域24W内(照野内)
での走査方向の照度積算値が、露光領域24Wの走査方
向の半値幅に比例する場合には、ウエハ上のショット領
域26内の非走査方向への照度むらとなって現れる。
【0076】具体的に、図6において、露光領域24W
の内で走査方向の幅が(〈D〉+ΔX)〜〈D〉のよう
に平均値〈D〉よりも広い領域を通過するショット領域
26内の部分領域26a及び26cでは露光オーバーと
なり、露光領域24Wの内で走査方向の幅が〈D〉〜
(〈D〉−ΔX)のように平均値〈D〉よりも狭い領域
を通過するショット領域26内の部分領域26bでは露
光アンダーとなる。また、走査方向の幅が〈D〉となる
露光領域24Wを通過する直線上の部分領域、即ちショ
ット領域26上でY座標がY1 及びY2 の直線上では積
算露光量が適正露光量となる。
【0077】なお、図6の露光領域24Wの走査方向の
照度分布は、実際には図4に示すように台形状となって
いる。そのように照度分布を台形状とする方法の一例
は、後に詳細に説明するように図1において視野絞り7
をレチクルRのパターン形成面及びウエハWの露光面と
共役な面からデフォーカスさせることである。このよう
に視野絞り7のデフォーカスにより、露光領域24Wの
走査方向の照度分布を台形状にする場合には、その台形
状の照度分布の傾斜部は、視野絞り7のエッジ部の投影
像のぼけであるため、以下ではその照度分布の傾斜部
を、露光領域24Wのエッジ部のぼけと呼び、その傾斜
部の走査方向の幅をぼけ幅という。
【0078】そこで、先ず(数16)より、スリット状
の露光領域24Wでの走査方向のエッジ部のぼけ幅の許
容値を求める。(数4)及び(数11)を考慮すると、
(数16)次のようになる。但し、露光量バイアス又は
非走査方向への照度均一性の劣化分UBiasの許容値を
〔UBiasmax とおいた。
【0079】
【数18】
【0080】又は、(数16)は次のようになる。
【0081】
【数19】
【0082】(数18)からずれΔXの条件式である次
の(数20)が得られ、(数19)から露光領域24W
の両側のぼけ幅の1/2の平均値ΔD12の条件式である
次の(数21)が得られる。
【0083】
【数20】
【0084】
【数21】
【0085】(数21)が常に成立するためには、次の
関係が必要である。
【0086】
【数22】
【0087】今、スリット状の露光領域24Wの走査方
向の半値幅Dを5mm、露光量バイアス又は非走査方向
への照度均一性の劣化分UBiasの許容値〔UBiasmax
を0.5%とすると、(数20)よりΔX≦25μm
となる。また、最小露光パルス数Nmin について、N
min ≧25とおけば、(数22)より平均値ΔD12につ
いて、ΔD12≧100(μm)が得られる。
【0088】更に、(数9)より、|X|≦ΔD1,ΔD
2 なので、(数15)は次のようになる。
【0089】
【数23】
【0090】この式の右辺は、N=Nmin 、且つN1=
0,N2=0のとき最大となる。そこで、(数23)でN
=Nmin 、且つN1=0,N2=0とおくと、次の関係が得
られる。
【0091】
【数24】
【0092】(数24)より、スリット状の露光領域2
4Wでの走査方向の両側のエッジ部のぼけ幅の1/2で
あるΔD1 及びΔD2 (図4参照)の対称性が求まるこ
とになる。ここで、走査方向への照度均一性の劣化分U
Scanの許容値を〔Uscanma x とおけば、(数24)は
次のようになる。
【0093】
【数25】
【0094】これが、露光領域24Wの走査方向の両側
のエッジ部のぼけの対称性の条件である。例えば、U
Scanの許容値〔Uscanmax を0.2%として、最小露
光パルス数Nmin を25、幅の平均値ΔD12を100μ
mとすれば、(数25)は次のようになる。
【0095】
【数26】
【0096】最後に、(数17)に(数4)、(数1
5)、(数16)を代入して、次式が得られる。
【0097】
【数27】
【0098】X=−ΔD12,N12=0のとき、(数2
7)の右辺は最大となるから、(数27)は次のように
なる。
【0099】
【数28】
【0100】そのAScanの許容値を〔AScanmax とお
けば、(数28)は次のように変形できる。
【0101】
【数29】
【0102】ここで、最小露光パルス数Nmin を25、
露光領域24Wの半値幅Dを5mm、パルスエネルギー
のばらつき(Δp/〈p〉)を5%とし、〔UScan
max を0.2%、〔UBiasmax を0.5%、
〔AScanmax を0.5%とおけば、(数29)は次の
ようになる。
【0103】Δα≦16.4(μm) これにより、発光位置のオフセットのばらつき(発光位
置のむら)Δαの規格(許容値)が得られる。以上の
(数14)、(数20)、(数21)、(数25)、
(数29)を使用して、〔Arepmax 、〔UBias
max 、〔UScanmax 、〔AScanmax 、D、及び(Δ
p/〈p〉)を与えれば、最小露光パルス数Nmin 、露
光領域24Wの台形状の照度分布の走査方向の半値幅の
ずれ|ΔX|、その照度分布の両側のぼけ部の幅の1/
2の平均値ΔD12、その両側のぼけ部の対称性|(1/ΔD
1)-(1/ΔD2)|、及び発光位置のオフセットのばらつき
Δαの許容値が求まる。
【0104】次に、露光領域24Wの走査方向の照度分
布の両側の傾斜部を形成する方法について説明する。先
ず、第1の方法は、図4に示した様な台形状の透過率分
布を持つように、露光光と同じ波長の光に対して透明な
基板(石英等)の上に、クロム等の不透明物質の膜厚を
変化させて被着したマスク(光学フィルタ)を使用する
方法が挙げられる。このマスクを図1の視野絞り7に照
明視野絞りとして密着して載置すればよい。
【0105】また、第2の方法としては断面に沿って矩
形状の透過率分布を持つ照明視野絞りを、レチクルRの
パターン形成面又はウエハWの露光面と共役な位置から
デフォーカスさせて載置する方法が挙げられる。このと
き、視野絞り7上の1点から発する光が、ウエハWの露
光面上で半径Δrの円形にぼけるとすると、スリット状
の露光領域24Wの走査方向(X方向)の断面に沿う照
度分布のエッジ部の形状は、その照度分布をX/Δrの
関数I(X/Δr)で表すものとすると、次のようにな
る。
【0106】
【数30】
【0107】但し、(数30)では露光エネルギーpは
1で規格化してある。この(数30)を、X/Δrにつ
いて原点0の回りにテイラー展開すると、次のようにな
る。
【0108】
【数31】
【0109】(数31)と(数7)とを比較すると、
(π/2)Δr12と2ΔD12とが対応関係にある。従っ
て、(数21)から求められる照度分布のぼけ部の幅の
1/2の平均値ΔD12の条件に対し、次の条件が成立す
るようにその点像のぼけの半径Δrを定めればよい。
【0110】
【数32】
【0111】上述のように、本実施例によれば、パルス
光源1の持つパルスエネルギーのばらつきのみならず、
発光タイミングのばらつきをも考慮に入れて露光量制御
を行うので、露光量及び照度均一性の制御精度が向上す
る利点がある。また、パルス光源1の発光トリガーを一
定周期でそのパルス光源1に供給し、露光時のマスクR
及びウエハWのそれぞれの走査速度も一定としているの
で、レーザ干渉計等の測長装置からの測長結果の読み出
しタイミングのばらつきの影響が軽減され、露光量及び
照度均一性の制御精度が更に向上する。
【0112】なお、上述実施例は本発明を投影光学系を
載置した投影露光装uに適用したものであるが、それ以
外に例えば、反射式の投影露光装置、プロキシミティ方
式の露光装置、又はコンタクト方式の露光装置にも本発
明を適用することができる。このように本発明は上述実
施例に限定されず、本発明の要旨を免脱しない範囲で種
々の構成を取り得る。また、上述の実施例によれば、パ
ルス光源を露光光源とする走査型露光装置において、所
望の露光量及び照度均一性精度を得るための条件式に従
って、所定の(スリット状の)照明領域の照度分布の基
板上での走査方向の両側の傾斜部の幅の平均値の条件を
定めているため、非走査方向での露光量又は照度分布の
均一性を良好に保つための必要条件が満たされる。ま
た、上述の実施例によれば、その照度分布の走査方向の
両側の傾斜部の幅の対称性の条件を定めた場合には、走
査方向での露光量又は照度分布の均一性が良好になる。
さらに、その所定の照明領域を照明するための視野絞り
を、基板の露光面と光学的に共役な位置から所定量デフ
ォーカスして配置することにより、その所定の照明領域
のその基板上での走査方向の照度分布を台形状にした場
合には、簡単な構成で照度分布を台形状にできると共
に、その台形状の照度分布の両側の傾斜部の幅を容易に
所望の値に設定できる利点がある。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、感光基板上で所望の露
光量及び照度均一性を得ることができる。
【0114】特に、その照度分布の走査方向の両側の傾
斜部の幅の対称性の条件を定めることによって、その走
査方向での露光量又は照度分布の均一性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のスリットスキャン露光方式
の投影露光装置を示す構成図である。
【図2】その実施例における露光動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図3】(a)は実施例におけるパルス光量の分布状態
を示す図、(b)は実施例における発光タイミングの分
布状態を示す図である。
【図4】実施例のウエハの露光面上でのパルス光による
照度分布を示す図である。
【図5】実施例のパルス光源に供給される発光トリガー
パルスを示すタイミングチャートである。
【図6】ウエハ上の或るショット領域とスリット状の露
光領域とを示す拡大平面図である。
【符号の説明】
1 パルス光源 3 光量調整手段 7 視野絞り R レチクル W ウエハ 11 レチクルステージ 13 主制御系 14 演算部 15 投影光学系 17 XYステージ 19 露光量モニター 21 トリガー制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス光源からのパルス光を所定の照明
    領域に照明し、転写用のパターンが形成されたマスク及
    び感光性の基板を同期して前記所定の照明領域に対して
    相対的に走査しつつ、前記マスクのパターンを前記基板
    上に逐次露光する際に、前記基板への前記パルス光の積
    算露光量を所定の精度内に制御するための露光量制御
    置において、 前記所定の照明領域の走査方向の照度分布を台形状に
    し、該台形状の照度分布の両側の傾斜部の前記基板上で
    の走査方向の幅の1/2の長さの平均値をΔD12、前記
    所定の照明領域の照度分布の前記基板上での走査方向の
    半値幅をD、前記基板上の各点で積算露光量を所定の精
    度内に制御するために必要な最小の露光パルス数をN
    min とするとき、 ΔD12≧D/(2Nmin ) の関係を満たすことを特徴とする露光量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の照明領域の照度分布の両側の
    傾斜部の前記基板上での走査方向の幅の1/2の長さを
    それぞれΔD1 及びΔD2 、前記基板上の走査方向への
    照度むらの許容値を〔UScanmax とするとき、 |(1/ΔD1 )−(1/ΔD2 )|≦2Nmin
    〔UScanmax /ΔD12 の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の露光
    量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の照明領域を照明するための視
    野絞りを、前記基板の露光面と光学的に共役な位置から
    所定量デフォーカスして配置することにより、前記所定
    の照明領域の前記基板上での走査方向の照度分布を台形
    状にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の露光
    量制御装置。
  4. 【請求項4】 パルス光源からのパルス光を所定の照明
    領域に照明し、前記所定の照明領域に対して基板を走査
    方向へ移動しつつ、前記基板を走査露光する走査露光方
    法において、 前記照明領域の前記走査方向の照度分布は、その両端に
    照度が徐々に変化する傾斜部を有し、かつその傾斜部の
    間に照度がほぼ同一の平坦部を有し; 前記基板上の所定領域を露光するために前記照明領域に
    対して前記基板を走査方向へ移動し; 前記所定領域の走査露光中に、該所定領域内の全ての点
    が前記照度分布の傾斜部で少なくとも一回露光されるこ
    とを特徴とする走査露光方法。
  5. 【請求項5】 前記所定領域内の全ての点が前記照度分
    布の傾斜部で少なくとも一回露光されるように、前記走
    査方向における前記傾斜部の幅が規定されることを特徴
    とする請求項4に記載の走査露光方法。
  6. 【請求項6】 前記照度分布は、前記照明領域の前記走
    査方向のエッジを規定するための光学部材を前記基板の
    露光面と光学的に共役な位置からデフォーカスして配置
    することによって形成される特徴とする請求項4又は5
    に記載の走査露光方法。
  7. 【請求項7】 前記走査方向に関する前記傾斜部の幅の
    条件を、前記走査方向に関する前記照明領域の半値幅に
    基づいて規定することを特徴とする請求項4、5、又は
    6に記載の走査露光方法。
  8. 【請求項8】 前記走査方向に関する前記傾斜部の幅の
    条件を、前記基板に対する積算露光量の精度を所定の範
    囲内に制御するために必要な最小の露光パルス数に基づ
    いて規定することを特徴とする請求項4〜7のいずれか
    一項に記載の走査露光方法。
  9. 【請求項9】 前記傾斜部の幅の条件は、前記両端の傾
    斜部の幅の対称性であることを特徴とする請求項8に記
    載の走査露光方法。
  10. 【請求項10】 前記所定領域内の各点は、前記照度分
    布の前記平坦部でも露光されることを特徴とする請求項
    4〜9のいずれか一項に記載の走査露光方法。
  11. 【請求項11】 パルス光源からのパルス光を所定の照
    明領域に照明し、前記所定の照明領域に対して露光対象
    の基板を走査方向へ移動しつつ、前記基板を走査露光す
    る走査型露光装置において、 前記照明領域の前記走査方向の照度分布をほぼ台形状に
    規定し、 該台形状の照度分布の両側の傾斜部の前記走査方向の幅
    の1/2の長さの平均値をΔD12、前記照度分布の前記
    走査方向の半値幅Dと前記照明領域の前記走査方向の幅
    <D>の測定値とのずれに関する値を|ΔX|、前記走
    査方向と交差する非走査方向に関する照度均一性の劣化
    の許容値を〔UBiasmax 、前記基板に対する積算露光
    量の精度を所定の範囲内に制御するために必要な最小の
    露光パルス数をNmin として、 ΔD12≧|ΔX|/(2Nmin 〔UBiasmax ) の条件を満たすことを特徴とする走査型露光装置。
  12. 【請求項12】 前記照度分布の両側の傾斜部の幅の対
    称性の条件を、前記最小の露光パルス数Nmin に基づい
    て規定することを特徴とする請求項11に記載の走査型
    露光装置。
  13. 【請求項13】 前記照度分布の両側の傾斜部の幅の対
    称性を、前記走査方向の照度均一性の劣化の許容値に基
    づいて規定することを特徴とする請求項11又は12
    記載の走査型露光装置。
  14. 【請求項14】 前記最小の露光パルス数Nmin は、前
    記パルス光源から射出されるパルス光の光量のばらつき
    に基づいて決定されることを特徴とする請求項11、1
    2、又は13に記載の走査型露光装置。
  15. 【請求項15】 前記最小の露光パルス数Nmin は、前
    記基板の位置に対する前記パルス光源の発光タイミング
    のばらつきに基づいて決定されることを特徴とする請求
    11〜14のいずれか一項に記載の走査型露光装置。
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