JP2000267257A - マスク及びそれを用いた露光方法 - Google Patents

マスク及びそれを用いた露光方法

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JP2000267257A
JP2000267257A JP6653999A JP6653999A JP2000267257A JP 2000267257 A JP2000267257 A JP 2000267257A JP 6653999 A JP6653999 A JP 6653999A JP 6653999 A JP6653999 A JP 6653999A JP 2000267257 A JP2000267257 A JP 2000267257A
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exposure
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mask
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Miyoko Kawashima
美代子 川島
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周期パターン露光と通常パターン露光の2重
露光によって高解像度のパターン線幅が得られるマスク
及びそれを用いた露光方法を得ること。 【解決手段】 多重露光により感光基板上にパターンを
転写するためのマスクであって、該マスクはピッチが異
なりパターン線幅が同じの周期パターンを含み複数の周
期パターンを有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスク及びそれを
用いた露光方法に関し、例えば微細な回路パターンで感
光基板上を露光し、IC,LSI等の半導体チップ、液
晶パネル等の表示素子、磁気ヘッド等の検出素子、CC
D等の撮像素子といった各種デバイスを製造する際に好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、IC,LSI,液晶パネル等
のデバイスをフォトリソグラフィー技術を用いて製造す
るときには、フォトマスク又はレチクル等(以下、「マ
スク」と記す)の面上に形成した回路パターンを投影光
学系によってフォトレジスト等が塗布されたシリコンウ
エハ又はガラスプレート等(以下、「ウエハ」と記す)
の感光基板上に投影し、そこに転写する(露光する)投
影露光方法及び投影露光装置が使用されている。
【0003】近年、ウエハに対する微細加工技術の中心
をなす上記投影露光方法及び投影露光装置においては、
0.3/μm以下の寸法(線幅)の像(回路パターン
像)を形成するべく、解像度の向上が計られている。
【0004】一方、現在主流となりつつある上記のエキ
シマレーザを光源とする投影露光装置は高い投影解像力
を有しているが、例えば0.15μm以下のパターン像
を形成することが技術的に困難である。
【0005】これに対して、米国特許第5415835
号公報は2光束干渉露光によって微細パターンを形成す
る技術を開示しており、この2光束干渉露光によればウ
エハに線幅0.15μm以下のパターンを形成すること
ができることを開示している。
【0006】本出願人は、例えば特願平10−2210
95号,特願平10−201333号,特願平10−2
21097号等において、パターンを感光基板に転写す
るときに、通常パターン露光による像コントラストの低
い像形成位置に周期パターン露光による像コントラスト
の高いパターン像を多重露光させる露光方法を提案して
いる。
【0007】これらの提案では、像コントラストの低い
パターン露光の像形成位置が場所によりピッチが異なる
場合、像コントラストの高いパターン像の像形成位置を
像コントラストの低い像形成位置と等しく、場所により
ピッチを変えて露光する方法を開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】通常、像コントラスト
の高いパターン像は、2光束干渉による周期パターンに
よって形成され、位相シフトマスクの周期パターンのコ
ヒーレント照明によって得られるか、あるいはシフター
のないクロムマスクの斜入射照明によって得られる。こ
のマスクの周期パターンはパターン間隔とパターン線幅
の長さが限定されていない。このため、通常は図19
(B)のように各周期パターンPM1,PM2において
パターン線幅Lとパターン間隔Sが等しい、すなわちパ
ターン線幅LがピッチPの半分の長さで構成されること
が多い。
【0009】図19(A)は通常パターン露光(像コン
トラストの低いパターン)におけるレチクル面上の回路
パターンを示している。図19(C)は図19(A)の
回路パターンと図19(B)の周期パターンの多重露光
による重ね合わせ状態を示している。
【0010】このような周期パターンはピッチの大きい
パターンのコントラストが高くなり、最小ピッチに適し
た一定の露光レベルではピッチの大きいパターンで線幅
誤差が大きくなる。又、この露光方法では通常パターン
露光では解像できない微細なパターンを露光するため、
微細なパターンから成るレチクルを必要とする。
【0011】レチクル製作上の問題点としては、パター
ン線幅(線幅)が多種にわたるとパターン線幅誤差のば
らつきが大きくなる。レチクル製作では、パターン線幅
をある1つの基準線幅(通常、最も微細な線幅)の誤差
が小さくなるようにEB露光の条件を設定している。こ
の条件で基準線幅と異なる線幅のパターンを描画する
と、線幅リニアリティが保たれる範囲の線幅では所望の
線幅でパターンが描画されるが、リニアリティが保たれ
る範囲の線幅を超えるとリニアリティ誤差が発生する。
それに加えて、基準線幅に誤差があると、リニアリティ
が保たれない線幅では基準線幅と異なる誤差量になる。
【0012】従って、パターンの線幅が多種にわたりリ
ニアリティが保たれないパターン線幅があるとリニアリ
ティ誤差が発生し、パターン全体のレチクル線幅誤差の
ばらつきが大きくなる。
【0013】又、特に位相シフトマスクでは、シフター
部分はガラス基板を彫り込むことによって光路長をそれ
以外の部分と差をつけているが、彫り込むことによって
導波路効果が起こり光の透過率が低下する。導波路効果
低減のために彫り込んだトレンチの壁をサイドエッチン
グしたサイドバイアス型が開発されているが、サイドエ
ッチングの最適な量は線幅によって異なることがわかっ
ている。この場合も基準線幅でサイドエッチングの量を
決めているために、基準線幅以外では透過率が一様とな
らない。
【0014】基準線幅より線幅が太い部分ではサイドエ
ッチングの量が不足し、シフター部分の透過率が低下す
るが、線幅が細い部分ではサイドエッチングの量が過多
のために透過率が増加するためである。
【0015】このような、シフター部分とそうでない部
分、つまりガラス基板の彫り込みがある部分とそうでな
い部分で透過率に差があると、パターンの線幅が1本お
きに変わるので問題となってくる。
【0016】本発明は、周期パターンのコントラストが
ピッチによらず一定であり、最小ピッチに適した一定の
露光レベルでもピッチの大きいところのパターン線幅誤
差が小さくなり高解像度のパターン像が得られるマスク
及びそれを用いた露光方法の提供を目的とする。
【0017】又、本発明の他の目的は、線幅0.15μ
m以下の部分を備える回路パターンを容易に得ることが
可能な露光方法及び露光装置の提供にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のマスク
は、多重露光により感光基板上にパターンを転写するた
めのマスクであって、該マスクはピッチが異なりパター
ン線幅が同じの周期パターンを含み複数の周期パターン
を有していることを特徴としている。
【0019】請求項2の発明のマスクは、感光基板上に
パターンを転写するためのマスクであって、該マスクは
ピッチが異なりパターン線幅が同じの周期パターンを含
み複数の周期パターンを有していることを特徴としてい
る。
【0020】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記マスクはパターン線幅とパターン間隔が同
一のパターンより成る周期パターンを有していることを
特徴としている。
【0021】請求項4の発明は請求項3の発明におい
て、パターン線幅とパターン間隔が異なるパターンより
成る周期パターンを有し、該周期パターンのパターン線
幅と前記パターン線幅とパターン間隔が同一のパターン
より成る周期パターンのパターン線幅が等しいことを特
徴としている。
【0022】請求項5の発明は請求項1から4のいずれ
か1つの発明において、前記マスクが有する複数の周期
パターンのパターン線幅はいずれも該マスクが有する複
数の周期パターンの最小ピッチのパターン線幅と同一で
あることを特徴としている。
【0023】請求項6の発明の露光方法は請求項1から
5のいずれか1項のマスクを用いて、感光基板上に該マ
スクのパターンを露光転写していることを特徴としてい
る。
【0024】請求項7の発明の露光方法は請求項1から
5のいずれか1項のマスクを用いて、感光基板上に周期
パターン露光と通常パターン露光の多重露光を行って、
所定形状のパターンを得ていることを特徴としている。
【0025】請求項8の発明は請求項7の発明におい
て、前記周期パターン露光は像コントラストの高いパタ
ーン露光であり、前記通常パターン露光は像コントラス
トの低いパターン露光であることを特徴としている。
【0026】請求項9の発明の露光装置は請求項6,7
又は8の露光方法を用いて、感光性の基板にマスク上の
パターンを転写していることを特徴としている。
【0027】請求項10の発明は請求項1から5のいず
れか1つの発明の、マスクの周期パターンを投影光学系
で感光基板上に投影露光する露光装置において、前記マ
スクが有する周期パターンのパターン線幅は最小ピッチ
の線幅又はパターン線幅をL、波長をλ、該投影光学系
の開口数をNAとし、
【0028】
【数2】
【0029】としたとき、 0.25≦k1 であることを特徴としている。
【0030】請求項11の発明のデバイスの製造方法は
請求項6,7又は8の露光方法を用いて、レチクル面上
のパターンをウエハ面上に転写した後、該ウエハを現像
処理工程を介してデバイスを製造していることを特徴と
している。
【0031】請求項12の発明のデバイスの製造方法は
請求項9又は10の露光装置を用いて、レチクル面上の
パターンをウエハ面上に転写した後、該ウエハを現像処
理工程を介してデバイスを製造していることを特徴とし
ている。
【0032】
【発明の実施の形態】まず本発明における2重露光(多
重露光)について説明する。
【0033】図1〜図9は本発明の露光方法における2
重露光(多重露光)の原理を示す説明図である。図1は
本発明の露光方法を示すフローチャートである。図1に
は本発明の露光方法を構成する周期パターン露光ステッ
プ、投影露光ステップ(通常パターン露光ステップ)、
現像ステップの各ブロックとその流れが示してある。同
図において周期パターン露光ステップと投影露光ステッ
プの順序は、逆でもいいし、どちらか一方のステップが
複数回の露光段階を含む場合は各ステップを交互に行う
ことも可能である。また、各露光ステップ間には、精密
な位置合わせを行なうステップ等があるが、ここでは図
示を略した。
【0034】本発明の露光方法及び露光装置は、被露光
基板(感光基板)に対して周期パターン露光と通常パタ
ーン露光の2重露光を行うことを特徴としている。
【0035】ここで2重露光とは現像処理工程を介さず
に異なったパターンを感光基板上に複数個露光すること
をいう。又、通常パターン露光とは周期パターン露光よ
り解像度が低いが任意のパターンで露光が行える露光で
ある。
【0036】通常パターン露光によって露光されるパタ
ーン(通常パターン)は解像度以下の微細なパターンを
含み、周期パターン露光はこの微細なパターンと略同線
幅の周期パターンを形成するようにする。通常パターン
露光の解像度以上の大きなパターンは、周期パターン露
光の線幅に限定されない。
【0037】通常パターン露光は任意の形状をしている
のでいろいろな方向を向いていてもよい。一般にICパ
ターンでは、方向がある方向とそれに直行する方向の2
方向を向いている場合が多く、最も微細なパターンはあ
る特定の1方向のみに限定される場合が多い。
【0038】2重露光で周期パターン露光をする際、そ
の通常パターンの最も微細なパターンの方向に、周期パ
ターンの方向を合致させることが重要である。
【0039】また、周期パターンのピークの中心は、通
常パターンにおける解像度以下の微細なパターンの中心
に合致するように露光する。
【0040】本発明における2重露光とは周期パターン
露光と通常パターン露光の2重露光という意味であっ
て、周期パターン露光は、通常パターン露光は何回繰り
返して露光しても良い。
【0041】本発明の露光方法及び露光装置の周期パタ
ーン露光と通常パターン露光のそれぞれは、1回また
は、複数回の露光段階よりなり、複数回の露光段階を取
る場合は、各露光階ごとに異なる露光量分布を感光基板
に与えている。
【0042】図1のフローに従って露光を行なう場合、
まず周期パターンによりウエハ(感光基板)を図2に示
すような周期パターンで露光する。図2中の数字は露光
量を表しており、図2(A)の斜線部は露光量1(実際
は任意)で白色部は露光量0である。
【0043】このような周期パターンのみを露光後現像
する場合、通常,感光基板のレジストの露光しきい値E
thは図2(B)の下部のグラフに示す通り露光量0と
1の間に設定する。尚、図2(B)の上部は最終的に得
られるリソグラフィーパターン(凹凸パターン)を示し
ている。
【0044】図3に、この場合の感光基板のレジストに
関して、現像後の膜厚の露光量依存性と露光しきい値と
をポジ型レジスト(以下、「ポジ型」と記す。)とネガ
型レジスト(以下、「ネガ型」配す。)の各々について
示す。ポジ型の場合は露光しきい値Eth以上の場合
に、ネガ型の場合は露光しきい値Eth以下の場合に、
現像後の膜厚が0となる。
【0045】図4はこのような露光を行った場合の現像
とエッチングプロセスを経てリソグラフィーパターンが
形成される様子を、ネガ型とポジ型の場合に関して示し
た摸式図である。
【0046】本実施形態においては、この通常の露光感
度設定とは異なり、図5(図2(A)と同じ)及び図6
に示す通り、周期パターン露光での中心露光量を1とし
たとき、露光基板のレジストの露光しきい値Ethを1
よりも大きく設定している。この感光基板は図2に示す
下地パターン露光のみ行った露光パターン(露光量分
布)を現像した場合は露光量が不足するので、多少の膜
厚変動はあるものの現像によって膜厚が0となる部分は
生じず、エッチングによってリソグラフィーパターンは
形成されない。これは即ち周期パターンの消失と見做す
ことができる(尚、ここではネガ型を用いた場合の例を
用いて本発明の説明を行うが、本発明はポジ型の場合も
実施できる)。
【0047】尚、図6において、上部はリソグラフィー
パターンを示し(何もできない)、下部のグラフは露光
量分布と露光しきい値の関係を示す。尚、下部に記載の
1は周期パターン露光における露光量を、E2は通常の
投影露光における露光量を表している。
【0048】本実施形態の特徴は、周期パターン露光の
みでは一見消失する高解像度の露光パターンを通常の投
影露光による露光装置の分解能以下の大きさのパターン
を含む任意の形状の露光パターンと融合して所望の領域
のみ選択的にレジストの露光しきい値以上の露光をし、
最終的に所望のリソグラフィーパターンを形成できると
ころにある。
【0049】図7(A)は通常の投影露光(通常パター
ン露光)による露光パターンであり、微細なパターンで
ある為、解像できずに被露光物体上での強度分布はぼけ
て広がっている。本実施形態では通常の投影露光の解像
度の約半分の紙幅の微細パターンとしている。
【0050】図7(A)の露光パターンを作る投影露光
を、図5の周期パターン露光の後に、現像工程なしで、
同一レジストの同一領域に重ねて行ったとすると、この
レジスト面上への合計の露光量分布は図7(B)の下部
のグラフのようになる。尚、ここでは周期パターン露光
の露光量E1 と投影露光の露光量E2 の比が1:1、レ
ジストの露光しきい値Ethが露光量E1 (=1)と露
光量E1 と投影露光の露光量E2 の和(=2)の間に設
定されている為、図7(B)の上部に示したリソグラフ
ィーパターンが形成される。
【0051】その際、通常パターンの中心が周期パター
ンのピークと合致させておく。又、通常パターンの方向
と周期パターンの方向とを合致させている。
【0052】図7(B)の上部に示す孤立線パターン
は、解像度が周期パターン露光のものであり且つ単純な
周期パターンもない。従って通常の投影露光で実現でき
る解像度以上の高解像度のパターンが得られたことにな
る。
【0053】ここで仮に、図8の露光パターンを作る投
影露光(図5の露光パターンの2倍の線幅で露光しきい
値以上(ここではしきい値の2倍の露光量)の投影露
光)を、図5の周期パターン露光の後に、現像工程なし
で、同一レジストの同一領域に重ねる。この際、通常パ
ターンの中心が周期パターン露光のピーク位置と合致さ
せることで重ね合わせたパターンの対称性が良く、良好
なるパターン像が得られる。
【0054】このレジストの合計の露光量分布は図8
(B)のようになり、2光束干渉露光(周期パターン露
光)の露光パターンは消失して最終的に投影露光による
リソグラフィーパターンのみが形成される。
【0055】また、図9に示すように、図5の露光パタ
ーンの3倍の線幅で行う場合も理屈は同様であり、4倍
以上の線幅の露光パターンでは、基本的に2倍の線幅の
露光パターンと3倍の線幅の露光パターンの組み合わせ
から、最終的に得られるリソグラフィーパターンの線幅
は自明でであり、投影露光で実現できるリソグラフィー
パターンは全て、本実施形態でも、形成可能である。
【0056】以上簡潔に説明した周期パターン露光と投
影露光の夫々による露光量分布(絶対値及び分布)と感
光基板のレジストのしきい値の調整を行うことにより、
図6,図7(B),図8(B),及び図9(B)で示し
たような多種のパターンの組み合わせより成り且つ最小
線幅が周期パターン露光の解像度(図7(B)のパター
ンとなる回路パターンを形成することができる。
【0057】以上の露光方法の原理をまとめると、 (ア-1) 投影露光(通常パターン露光)をしないパターン
領域即ちレジストの露光しきい値以下の周期露光パター
ンは現像により消失する。
【0058】(ア-2) レジストの露光しきい値以下の露光
量で行った投影露光のパターン領域に関しては投影露光
と周期パターン露光のパターンの組み合わせにより決ま
る周期パターン露光の解像度を持つ露光パターンが形成
される。
【0059】(ア-3) 露光しきい値以上の露光量で行った
投影露光のパターン領域は投影露光のみでは解像しなか
った微細パターンも同様に(マスクに対応する)形成す
る。ということになる。更に露光方法の利点として、最
も解像力の高い周期パターン露光を2光束干渉露光で行
えば、通常の露光に比してはるかに大きい焦点深度が得
られることが挙げられる。
【0060】以上の説明では周期パターン露光と投影露
光の順番は周期パターン露光を先としたが、この順番に
限定されない。
【0061】次に本発明の実施形態を説明する。
【0062】図10は本発明のマスクの実施形態1の要
部概略図である。本発明に係るマスクの周期パターン
は、パターン線幅Lが同じでピッチが異なる複数の周期
パターンを有しており、ピッチに応じてパターン間隔S
を場所により変えている。このとき、周期パターンの中
心位置は通常パターン露光による像形成位置と一致する
ようにする。ここでピッチPはP=L+Sである。パタ
ーン間隔Sが小さくなるとピッチPとパターン線幅が等
しくなってくる。
【0063】図10におけるように、ピッチP1の周期
パターンPM1とピッチP2の周期パターンPM2があ
ると、上記条件を満たすような中心位置に一定の線幅
(パターン線幅)LとピッチP1の周期パターンPM1
ではパターン間隔(P1−L)である。又、ピッチP2
の周期パターンPM2ではパターン間隔(P2−L)で
ある。このとき、ピッチP1の領域Q1とピッチP2の
領域Q2の境界、すなわち、ピッチP1の領域Q1のう
ち他のピッチ領域Q2側のパターンP1aとピッチP2
の領域Q2の他のピッチ領域Q1側のパターンP2aの
間隔D12はどちらにも属さない。このような境界の長
さD12は、線幅Lにより長さが異なる。
【0064】本実施形態では、境界の長さD12を線幅
Lにより適切な値にし、周期パターンの中心位置と通常
パターン露光の像形成位置と一致するようにしている。
【0065】図11(A)は通常パターン露光による通
常パターン(像コントラストの低いパターン)の模式図
である。図11(B)は周期パターン露光による周期パ
ターン(像コントラストの高いパターン)の模式図であ
る。図11(C)は図11(A)の通常パターンと図1
1(B)の周期パターンを2重露光したときの模式図で
ある。
【0066】本実施形態では、図11(A)の像コント
ラストの低い通常パターンの像形成位置に図11(B)
の像コントラストの高い周期パターン像を多重露光させ
るとき、像コントラストの低い通常パターンの像形成位
置が場所によりピッチが異なる場合、像コントラストの
高い周期パターンのパターン線幅をすべて同じにし、パ
ターン間隔のみピッチに応じて変えて図11(C)に示
すように2重露光している。
【0067】本実施形態において、パターン線幅はパタ
ーン部分が光遮光型であっても光透過型であってもパタ
ーン線幅k1<0.25は解像されないため、k1≧
0.25(k1は線幅を(λ/NA)で割った波長λと
NAによらない長さ)の長さでピッチより短ければどん
な長さでも良い(図10参照)。
【0068】通常の露光方法に用いるパターン(通常パ
ターン露光)の像形成位置が他に比べてピッチの大きい
孤立線の場合、ピッチを整数nで割った長さがなるべく
最小ピッチに近いような長さpを求め、その長さpを周
期パターンのピッチとし、孤立パターンと隣のパターン
との間に長さpのnピッチの周期を持つものとしている
(図19参照)。孤立線のピッチがnピッチのピッチ長
さpの積(p×n)と一致しない場合、その差をn周期
の間隔のどこかで調整するか、隣の異なるピッチとの境
界で調整する。
【0069】図12(B)に示すようにピッチ0.24
μmと0.30μmの領域Q1,Q2を持つ位相シフト
型の周期パターンPM1,PM2をパターン線幅Lを全
て同じ0.12μmとした。ここでは2つの周期パター
ンの最小ピッチにおいてパターン線幅Lとパターン間隔
Sが等しくなるようにした。尚、周期パターンのパター
ン間隔Sはピッチからパターン線幅を引いた長さであ
る。ピッチ0.30μmの領域Q2ではパターン間隔を
ピッチ0.30μmからパターン線幅0.12μmを引
いた0.18μmとなる。
【0070】波長KrF(λ=0.248μm)、NA
=0.60の露光装置でσ(照明装置のNA/投影光学
系のNA)をσ=0.2として露光した結果の強度分布
を図12(B)に示す。
【0071】図12は、縦軸に光強度、横軸にパターン
の位置を示す。図の矩形の部分はレチクル上のパターン
強度であり、曲線は像面であるウエハ面上のパターンの
強度分布である。
【0072】比較のために、図13に示すピッチP1=
0.24μmとピッチP2=0.30μmの領域Q1,
Q2を持つ位相シフト型の周期パターンPM1a,PM
2aのそれぞれの領域のパターン線幅Lがそれぞれの領
域のピッチの1/2の0.12μmと0.15μmと
し、露光した結果の強度分布を図12(A)に示す。
【0073】図12(A),(B)を比較すると、図1
2(B)の方が強度分布が一様になり、強度ピークの差
が少なくなっていることが確認される。この周期パター
ンの周期パターン露光に重ねて、通常パターンを通常パ
ターン露光で露光する。通常パターンは図14に示す如
く設計線幅と同じパターンで線幅0.12μm,ピッチ
0.24μmと線幅0.15μm,ピッチ0.30μm
の位相差なしのクロムマスクから成るものとした。マス
ク上のパターン寸法はこれらパターンに露光装置の投影
光学系による投影倍率で割ってある。
【0074】通常のパターン露光の照明条件はσ=0.
8の輪帯照明とした。通常パターン露光の1回露光の結
果の強度分布を図14に示す。図14に示すように、線
幅0.12μmと0.15μmは3本線のうち中央のパ
ターンのコントラストが0.11,0.46で、このコ
ントラストでは線幅0.12μmのパターンの線の解像
は難しい。
【0075】周期パターンの線幅がすべて0.12μm
の周期パターン露光と通常パターン露光の2重露光の結
果の強度分布を図15(B)に示す。設計パターン線幅
が0.12μmと0.15μmは3本線のうち中央のパ
ターン像のコントラストが0.39,0.61である。
これは最近の高解像レジストではコントラスト0.3以
上の解像が可能となるため、パターン像は解像される。
パターン線幅0.12μmの3本線のうち中央のパター
ンが設計値となる露光量レベルで、パターン線幅0.1
5μmの3本線のうちの中央のパターンの線幅は0.1
623μmで誤差は12nmである。
【0076】又、周期パターンのパターン線幅が0.1
2μmと0.15μmの周期パターン露光と通常パター
ン露光の2重露光の結果の強度分布を図15(A)に示
す。設計パターン線幅0.12μmと0.15μmは3
本線のうち中央のパターンのコントラストが0.36,
0.64で解像が可能となる。パターン線幅0.12μ
mの3本線のうち中央のパターンが設計値となる露光量
レベルでパターン線幅0.15μmの3本線のうちの中
央のパターンの線幅は0.1779μmで誤差は28n
mである。
【0077】2重露光後の上記結果を比較して、図15
(B)は図15(A)よりパターン線幅0.12μmと
0.15μmのコントラスト差が少なくなり、パターン
線幅の差も少なくなった。又、この場合はパターン線幅
を周期パターンの最小ピッチの1/2、最小ピッチにお
いてパターン線幅とパターン間隔が等しくなるようにし
たが、大きい方のピッチの1/2としても良く、それ以
外の任意の長さでもコントラストが多少違うが、線幅誤
差は同じ結果が得られている。
【0078】パターンの線幅を変えると強度が一様に上
下し、強度分布の形が変わらずに一様シフトが起こる。
従って、コントラストは若干変わるが、一様シフトなの
でパターン線幅0.12μmが設計値となる露光量レベ
ルは前記量より上下するだけで、パターン線幅0.15
μmの線幅誤差に影響しない。
【0079】以上の結果をまとめると、周期パターンの
パターン線幅をすべて同じにしたものは、それぞれのピ
ッチでパターン線幅を変えたもの(ピッチの1/2の線
幅としたもの)より、ピッチ0.24μmとピッチ0.
30μmの周期パターン露光の強度分布が一様になる。
その結果、2重露光後の結果では設計パターン線幅0.
12μmと0.15μmのコントラスト差が少なくな
り、パターン線幅誤差も少なくなる。
【0080】又、周期パターンのパターン線幅が1種類
となるためにレチクル製作が容易になり、パターン線幅
誤差は少なくなる。つまり、周期パターンのパターン線
幅が1種類しか存在しないために、異なるパターン線幅
がないから線幅リニアリティ誤差は存在しなくなる。周
期パターンのパターン線幅誤差はパターン全体で一様な
ものとなり、強度分布が一様にシフトする。そのため、
露光量レベルが変わるのみであるからパターン線幅誤差
に影響はなく、コントラスト変化にもほとんど影響がな
い。更に、位相シフトマスクを用いた場合、サイドエッ
チングの量をこのパターン線幅で最適化すればシフター
部分とシフターでない部分の透過率が同じになる。シフ
ター部分の透過率がシフターでない部分の透過率と同じ
になると、パターンの線幅が1本おきに変わる減少はな
くなりパターン線幅誤差の原因は更に少なくなる。
【0081】以上のように本実施形態では、通常パター
ン露光により、像コントラストの低いパターン像形成位
置に、周期パターン露光によりコントラストの高い周期
パターン像を多重露光させる場合、回路設計がなされた
回路パターンにおいてピッチが場所的に異なるとき、像
コントラストの低いパターン像形成位置と、像コントラ
ストの高いパターンの強度ピーク位置が等しくなるよう
にし、かつ周期パターンのパターン線幅をピッチによら
ずすべて同じパターン線幅としている。これによって、
ピッチが異なる場所での異なるパターン線幅のコントラ
ストの差が少なくなり、パターン線幅誤差が少なくなる
ようにしている。
【0082】又、周期パターンのパターン線幅をすべて
同じにすることによって、レチクル製作を容易にしてい
る。これによって、レチクル上のパターン線幅に誤差が
あっても一様な線幅誤差は、像面であるウエハ面上での
線幅誤差に影響しないようにしている。
【0083】又、周期パターンとして位相シフトレチク
ルを用いる場合、位相シフトレチクルで一般的な基板彫
り込みによる透過率低下を補正するサイドバイアス量
が、線幅がすべて同じになるとパターン全体で同じにな
り線幅が異なるために、サイドエッチングの量に過不足
を生じ透過率低下/増加を起こし、パターンの線幅が1
本おきに変わるような問題が生じないようにしている。
【0084】図16は本発明の2光束干渉用露光(周期
パターン露光)と通常パターン露光の双方が行える高解
像度の露光装置を示す概略図である。
【0085】図16において、221はKrF又はAr
Fエキシマレーザー、222は照明光学系、223はマ
スク(レチクル)、224はマスクステージ、227は
マスク223の回路パターンをウエハ228上に縮小投
影する投影光学系、225はマスク(レチクル)チェン
ジャであり、ステージ224に、通常のレチクルと前述
したレベンソン位相シフトマスク(レチクル)又はエッ
ジシフタ型のマスク(レチクル)又は位相シフタを有し
ていない周期パターンマスク(レチクル)の一方を選択
的に供給する為に設けてある。
【0086】また、マスクステージは微細パターンの方
向と周期パターンの方向と平行にする為に、予めマスク
にバーコード等に描かれてある情報をもとにマスクを回
転させる機能を持たせてある。
【0087】図16の229は2光束干渉露光と通常パ
ターン露光で共用される1つのXYZステージであり、
このステージ229は、光学系227の光軸に直交する
平面及びこの光軸方向に移動可能で、レーザー干渉計等
を用いてそのXY方向の位置が正確に制御される。
【0088】また、図16の装置は、不図示のレチクル
位置合わせ光学系、ウエハ位置合わせ光学系(オフアク
シス位置合わせ光学系とTTL位置合わせ光学系とTT
R位置合わせ光学系)とを備える。
【0089】図16の露光装置の照明光学系222は部
分的コヒーレント照明とコヒーレント照明とを切換え可
能に構成してあり、コヒーレント照明の場合には、ブロ
ック230内の図示した前述した(1a)又は(1b)
の照明光を、前述したレベンソン型位相シフトレチクル
又はエッジシフタ型レチクル又は位相シフタを有してい
ない周期パターンレチクルの1つに供給し、部分的コヒ
ーレント照明の場合にはブロック230内に図示した
(2a)の照明光を所望のレチクルに供給する。部分的
コヒーレント照明からコヒーレント照明とを切換えは、
通常光学系222のフライアイレンズの直後に置かれる
開口絞りを、この絞りに比して開口径が十分に小さいコ
ヒーレント照明用絞りと交換すればいい。
【0090】本発明の露光方法及び露光装置における2
重露光における前記第1露光と前記第2露光の露光波長
は、第2露光が投影露光の場合、双方とも400nm以
下であり、好ましくは250nm以下である。250n
m以下の露光波長の光を得るにはKJrFエキシマレー
ザ(約248nm)やArFエキシマレーザ(約193
nm)を用いる。
【0091】尚、本発明において「投影露光」というの
は、マスクに形成された任意のパターンからの3個以上
の平行光線束が互いに異なる様々な角度で像面に入射し
て露光が行なわれるものである。
【0092】本発明の露光装置はマスクのパターンをウ
エハに投影する投影光学系と、部分的コヒーレント照明
とコヒーレント照明の双方の照明が可能なマスク照明光
学系とを有し、部分的コヒーレント照明によって通常の
露光を行い、コヒーレント照明によって2光束干渉露光
を行うことにより、周期パターン露光を特徴とする。
「部分的コヒーレント照明」とはσ=(照明光学系の開
口数/投影光学系の開口数)の値がゼロより大きく1よ
り小さい照明であり、「コヒーレント照明」とは、σの
値がゼロまたはそれに近い値であり、部分的コヒーレン
ト照明のσに比べて相当小さい値である。
【0093】周期パターン露光でのコヒーレント照明で
はσを0.3以下にする。通常露光を行う際の部分的コ
ヒーレント照明はσを0.6以上にする。σ=0.8が
望ましい。更に照度分布が外側に比べて内側が低い輪帯
照明にすると、なお効果的である。
【0094】この露光装置の露光波長は、400nm以
下であり、好ましくは250nm以下である。250n
m以下の露光波長の光を得るにはKrFエキシマレーザ
(約248nm)やArFエキシマレーザ(約193n
m)を用いる。
【0095】発明の実施形態においては、マスク照明光
学系として部分的コヒーレント照明とコヒーレント照明
とが切換え可能な光学系を開示している。
【0096】本発明の露光装置は2光束干渉露光装置と
通常(投影)露光装置を両装置で共用される被露光基板
(感光基板)を保持する移動ステージとを有している。
【0097】この露光装置の露光波長も、400nm以
下であり、好ましくは250nm以下である。250n
m以下の露光波長の光を得るにはKrFエキシマレーザ
(約248nm)やArFエキシマレーザ(約193n
m)を用いている。
【0098】以上説明した露光方法及び露光装置を用い
てIC,LSI等の半導体チップ、液晶パネル等の表示
素子、磁気ヘッド等の検出素子、CCD等の撮像素子と
いった各種デバイスの製造が可能である。
【0099】本発明は以上説明した実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て種々に変更することが可能である。特に2光束干渉露
光及び通常露光の各ステップでの露光回数や露光量の段
数は適宜選択することが可能であり、更に露光の重ね合
わせもずらして行なう等適宜調整することが可能であ
る。このような調整を行うことで形成可能な回路パター
ンにバリエーションが増える。
【0100】次に上記説明した投影露光装置を利用した
半導体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。
【0101】図17は半導体デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、或いは液晶パネルやCCD等)の製造
のフローを示す。
【0102】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では
設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0103】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0104】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0105】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0106】図18は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。
【0107】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0108】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0109】本実施形態の製造方法を用いれば、従来は
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製
造することができる。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、周期パターンのコント
ラストがピッチによらず一定であり、最小ピッチに適し
た一定の露光レベルでもピッチの大きいところのパター
ン線幅誤差が小さくなり高解像度のパターン像が得られ
るマスク及びそれを用いた露光方法を達成することがで
きる。
【0111】又、本発明によれば、線幅0.15μm以
下の部分を備える回路パターンを容易に得ることが可能
な露光方法及び露光装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の露光方法のフローチャート
【図2】 2光束干渉露光による露光パターンを示す説
明図
【図3】 レジストの露光感度特性を示す説明図
【図4】 現像によるパターン形成を示す説明図
【図5】 通常の2光束干渉露光による露光パターンを
示す説明図
【図6】 本発明における2光束干渉露光による露光パ
ターンを示す説明図
【図7】 本発明の多重露光において形成できる露光パ
ターン(リソグラフィーパターン)の一例を示す説明図
【図8】 本発明の多重露光において形成できる露光パ
ターン(リソグラフィーパターン)の他の一例を示す説
明図
【図9】 本発明の多重露光において形成できる露光パ
ターン(リソグラフィーパターン)の他の一例を示す説
明図
【図10】 本発明のマスクの実施形態1の要部概略図
【図11】 本発明に係る多重露光の説明図
【図12】 本発明に係るマスクとそのパターン像の光
強度分布の説明図
【図13】 周期パターンの説明図
【図14】 通常パターン露光によるパターン像の説明
【図15】 本発明の露光方法によるパターン像の説明
【図16】 本発明の露光装置の要部概略図
【図17】 本発明のデバイスの製造方法のフローチャ
ート
【図18】 本発明のデバイスの製造方法のフローチャ
ート
【図19】 従来の通常パターン露光と周期パターン露
光の2重露光の模式図
【符号の説明】
PM1,PM2 周期パターン L パターン線幅 S パターン間隔 221 光源 222 照明光学系 223 マスク 224,229 ステージ 227 投影光学系 228 ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 515F

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重露光により感光基板上にパターンを
    転写するためのマスクであって、該マスクはピッチが異
    なりパターン線幅が同じの周期パターンを含む複数の周
    期パターンを有していることを特徴とするマスク。
  2. 【請求項2】 感光基板上にパターンを転写するための
    マスクであって、該マスクはピッチが異なりパターン線
    幅が同じの周期パターンを含む複数の周期パターンを有
    していることを特徴とするマスク。
  3. 【請求項3】 前記マスクはパターン線幅とパターン間
    隔が同一のパターンより成る周期パターンを有している
    ことを特徴とする請求項1又は2のマスク。
  4. 【請求項4】 パターン線幅とパターン間隔が異なるパ
    ターンより成る周期パターンを有し、該周期パターンの
    パターン線幅と前記パターン線幅とパターン間隔が同一
    のパターンより成る周期パターンのパターン線幅が等し
    いことを特徴とする請求項3のマスク。
  5. 【請求項5】 前記マスクが有する複数の周期パターン
    のパターン線幅はいずれも該マスクが有する複数の周期
    パターンの最小ピッチのパターン線幅と同一であること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項のマスク。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項のマスク
    を用いて、感光基板上に該マスクのパターンを露光転写
    していることを特徴とする露光方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれか1項のマスク
    を用いて、感光基板上に周期パターン露光と通常パター
    ン露光の多重露光を行って、所定形状のパターンを得て
    いることを特徴とする露光方法。
  8. 【請求項8】 前記周期パターン露光は像コントラスト
    の高いパターン露光であり、前記通常パターン露光は像
    コントラストの低いパターン露光であることを特徴とす
    る請求項7の露光方法。
  9. 【請求項9】 請求項6,7又は8の露光方法を用い
    て、感光性の基板にマスク上のパターンを転写している
    ことを特徴とする露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から5のいずれか1項のマス
    クの周期パターンを投影光学系で感光基板上に投影露光
    する露光装置において、前記マスクが有する周期パター
    ンのパターン線幅は最小ピッチの線幅又はパターン線幅
    をL、波長をλ、該投影光学系の開口数をNAとし、 【数1】 としたとき、 0.25≦k1 であることを特徴とする露光装置。
  11. 【請求項11】 請求項6,7又は8の露光方法を用い
    て、レチクル面上のパターンをウエハ面上に転写した
    後、該ウエハを現像処理工程を介してデバイスを製造し
    ていることを特徴とするデバイスの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項9又は10の露光装置を用い
    て、レチクル面上のパターンをウエハ面上に転写した
    後、該ウエハを現像処理工程を介してデバイスを製造し
    ていることを特徴とするデバイスの製造方法。
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