JP2682171B2 - ダイナモメータの自動検量装置 - Google Patents

ダイナモメータの自動検量装置

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JP2682171B2 JP26464089A JP26464089A JP2682171B2 JP 2682171 B2 JP2682171 B2 JP 2682171B2 JP 26464089 A JP26464089 A JP 26464089A JP 26464089 A JP26464089 A JP 26464089A JP 2682171 B2 JP2682171 B2 JP 2682171B2
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明はダイナモメータの自動検量装置に関する。
B.発明の概要 この発明はダイナモメータに設けられているトルク計
を自動検量する装置において、 検量装置は検量レバーの一端をダイナモメータの揺動
子に取り付け、その他端をリンクの一端に枢支し、リン
クの他端に重錘を取り付けて、前記リンクの一端の枢支
部の両側に遠隔制御されるシリンダを設けたことによ
り、 検量作業を遠隔かつ自動化して行うことができるよう
にするとともに、重錘の大きさをテコ作用で小さくでき
るようにしたものである。
C.従来の技術 自動車の性能試験(走行抵抗,登降板,車重など)に
使用されるシャシーダイナモメータは車両が実路上での
走行に相当する実験を室内で再現性よく、容易に実施で
きるから、排ガス特性や、燃料消費特性の試験などに広
く利用されている。しかし、その利用にあたっては吸収
トルクの設定をはじめ管理しなければならない事項が多
い。従って、この管理が不適当であると満足なシミュレ
ーションができなくなる。特にダイナモメータにおける
重要な管理の一つに、トルクの初期設定(トルクの検
量)がある。
D.発明が解決しようとする課題 ダイナモメータのトルク計を検量するには重錘が用い
られ、検量が増すと重錘の大きさも大きくなる。特に最
近、ダイナモメータの大容量化に伴ってトルク設定用の
重錘量も増大してきた。このため、重錘の占有するスペ
ースおよび作業スペースが広くなる問題がある。
また、ロードセルの引張り,圧縮,設定用に両側に重
錘が必要であるが、この重錘の取り付け、取り外し作業
が手作業であるため、大変面倒であり、かつ危険であ
る。このように、手作業で重錘の取り付け、取り外しを
行うと、作業が迅速にできないため、自動車の試験前後
の検量チェック記録がとりにくい問題がある。さらに、
検量の精度を向上させたい等の種々の問題がある。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、検量
作業を遠隔かつ自動化して検量作業能率の向上を図ると
ともにテコ作用を用いて重錘の大きさを小さくできるよ
うにしたダイナモメータの自動検量装置を提供すること
を目的とする。
E.課題を解決するための手段 この発明はダイナモメータの揺動子に設けられたトル
ク計の検量を行う検量装置において、 前記揺動子に一端が設けられた検量レバーと、この検
量レバーの他端に連結リンクを介して枢支されたリンク
と、このリンクに枢支された連結リンクの枢支点を挾ん
で前記リンクに設けられた一対のナイフエッジ部と、こ
の一対のナイフエッジ部に設けられ、遠方からの制御信
号で操作して前記リンクを上下動させる上向および下向
荷重動作シリンダと、前記リンクと前記連結リンクの枢
支点から離れた端部に配設された重錘とを備えたもので
ある。
F.作用 トルク設定を行うために、リンクの支点を両動作シリ
ンダにて動作されることによって変え圧縮引張りの検量
を行う。
G.実施例 以下この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、11はダイナモメータで、このダイナ
モメータ11はフレーム12をベース13上に数ケ所配設され
たフレーム油圧浮場軸受14で支持される。フレーム12に
は検量レバー15の一端を固着し、その他端の先端をナイ
フエッジ部15aに形成する。16はリンクで、このリンク1
6には4ケ所ナイフエッジ部16a〜16dを設ける。ナイフ
エッジ部16aには重錘17を設ける。ナイフエッジ部16bと
16dには上向荷重動作シリンダ18および下向荷重動作シ
リンダ19を設ける。なお、下向荷重動作シリンダ19のロ
ッド部には第2図に示すようにストッパ19aを設ける。
ナイフエッジ部16cと検量レバー15のナイフエッジ部1
5aは90゜ねじり連結リンク20で連結する。21はトルク計
となるロードセルで、このロードセル21はフレーム12に
突設されたレバー22に取り付けられる。ロードセル21は
トルクに応じて生じた電気信号をアンプ23で増幅した
後、表示器24にトルクを表示させる。
次に上記実施例の動作を述べる。
まず、第2図により検量ゼロの場合について述べる
に、重錘17をベース13に着地させる。そして、リンク16
はナイフエッジ部16aと下向荷重動作シリンダ19のロッ
ド部に取り付けられたストッパ19aで支持させ、90゜ね
じり連結リンク20のナイフエッジ部16cを遊ばせるよう
にする。このような状態にしておいて、ダイナモメータ
11を動作させ、ロードセル21の検量ゼロのときの設定を
行う。
次に、第3図により上向検量100%の場合について述
べるに、上向荷重動作シリンダ18を動作させてピストン
18aを上昇させると、支点がナイフエッジ16bの位置にく
るから重錘17はベース13から離れ、ベース13と重錘17と
の間に一定の間隔があく。このようにして重錘17を上げ
ると90゜ねじり連結部20は図示矢印上方に圧縮されるた
め、ロードセル21の圧縮時の検量が設定される。
また、第4図により下向検量100%の場合について述
べるに、下向荷重及び上向荷重動作シリンダ18,19のピ
ストン18a,19bを下降させると、支点がナイフエッジ16c
に移り、90゜ねじり連結リンク20を図示矢印の方向に引
張るようになる。これにより、ロードセル21の引張時の
検量が設定される。
上述のように検量用の重錘17を第3図および第4図に
示すように5:1のテコ作用で動作させるようにしたの
で、重錘17の大きさを、この実施例では1/5にできる。
また、検量作業もシリンダ18,19を遠隔から制御するこ
とができ、このため、安全性が増す。検量が片側だけで
引張り、圧縮の検量ができる。
さらに、検量時間が遠隔にて自動的にできるので、速
くでき、かつ検量精度も高く、チェック記録ができる利
点がある。
H.発明の効果 以上述べたように、この発明によれば、トルクの初期
設定が遠隔にてかつ自動的に行うことができる利点があ
るとともに、重錘の大きさをテコ作用で小さくできる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す概略的な斜視図、第2
図から第4図は検量時の動作を述べるための説明図であ
る。 11……ダイナモメータ、12……フレーム、13……ベー
ス、14……フレーム油圧浮場軸受、15……検量レバー、
16……リンク、17……重錘、18,19……上向,下向荷重
動作シリンダ、20……90゜ねじり連結リンク、21……ロ
ードセル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイナモメータの揺動子に設けられたトル
    ク計の検量を行う検量装置において、 前記揺動子に一端が設けられた検量レバーと、この検量
    レバーの他端に連結リンクを介して枢支されたリンク
    と、このリンクに枢支された連結リンクの枢支点を挾ん
    で前記リンクに設けられた一対のナイフエッジ部と、こ
    の一対のナイフエッジ部に設けられ、遠方からの制御信
    号で操作して前記リンクを上下動させる上向および下向
    荷重動作シリンダと、前記リンクと前記連結リンクの枢
    支点から離れた端部に配設された重錘とを備えたことを
    特徴とするダイナモメータの自動検量装置。
JP26464089A 1989-10-11 1989-10-11 ダイナモメータの自動検量装置 Expired - Fee Related JP2682171B2 (ja)

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DE4323999A1 (de) * 1993-07-17 1995-01-19 Bosch Gmbh Robert Justiereinrichtung für einen Rollenprüfstand
DE102008022088B4 (de) * 2008-05-05 2010-05-12 Horiba Europe Gmbh Kalibriervorrichtung und Kalibrierverfahren für einen Prüfstand
CN104807653B (zh) * 2015-05-13 2018-07-10 吉林大学 滚筒反力式制动试验台制动轴荷再分配装置

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