JP2681938B2 - フリツプフロツプ - Google Patents

フリツプフロツプ

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JP2681938B2
JP2681938B2 JP62214189A JP21418987A JP2681938B2 JP 2681938 B2 JP2681938 B2 JP 2681938B2 JP 62214189 A JP62214189 A JP 62214189A JP 21418987 A JP21418987 A JP 21418987A JP 2681938 B2 JP2681938 B2 JP 2681938B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は集積回路のフリップフロップに関し,特に複
数の入力信号の中から任意の信号を選択してラッチする
セレクタ付きマスター・スレイブ型フリップフロップに
関する。 〔従来の技術〕 従来,この種のマスター・スレイブ型フリップフロッ
プにおいては,マスターラッチからスレイブラッチへの
伝達信号にフリップフロップの入出力信号と同じ論理振
幅を持つ信号が用いられていた。 第2図は従来のフリップフロップの一例を示す図であ
る。第2図において,互いのエミッタが結合されたNPN
形トランジスタ101と102,NPN形トランジスタ103と104,
及びNPN形トランジスタ105と106によりマスター側のラ
ッチが構成され,互いにエミッタが結合されたNPN形ト
ランジスタ107と108,NPN形トランジスタ109と110,及びN
PN形トランジスタ111と112によりスレイブ側のラッチが
構成され,互いのエミッタが結合されたNPN形トランジ
スタ113と114と115,及びNPN形トランジスタ116と117と1
18によりセレクタが構成されている。 トランジスタ101と102は互いのエミッタが結合されて
第1のエミッタ結合部120を形成し,トランジスタ103と
104は互いのエミッタが結合されて第2のエミッタ結合
部121を形成している。第1のエミッタ結合部120にはト
ランジスタ105のコレクタが接続され,第2のエミッタ
結合部121にはトランジスタ106のコレクタが接続されて
いる。トランジスタ105とトランジスタ106は互いのエミ
ッタが結合されて第3のエミッタ結合部122を形成して
いる。 トランジスタ101のコレクタとトランジスタ103のコレ
クタとトランジスタ104のベースは互いに結合されて第
1のコレクタ結合部130を形成し,トランジスタ102のコ
レクタとトランジスタ104のコレクタとトランジスタ103
のベースは互いに結合されて第2のコレクタ結合部131
を形成している。 第1のコレクタ結合部130には抵抗140の一方の端子が
接続されており,抵抗140の他方の端子は第1の電源電
位170に接続されている。第2のコレクタ結合部131には
抵抗141の一方の端子が接続されており,抵抗141の他方
の端子は第1の電源電位170に接続されている。 第3のエミッタ結合部122には定電流源160の一方の端
子が接続され,定電流源160の他方の端子は,第1の電
源電位170よりも電位の低い第2の電源電位171に接続さ
れ,第3のエミッタ結合部122から第2の電源電位171へ
向って一定値I1の電流を流している。 以上のように接続されたトランジスタ101,102,103,10
4,105,106,抵抗140,141,及び定電流源160とによりマス
ターラッチ回路195が構成されている。 このマスターラッチ回路は,第1の電源電位170から
第2の電源電位171までの間に,第1のエミッタ結合部1
20と第3のエミッタ結合部122あるいは第2のエミッタ
結合部121と第3のエミッタ結合部122というような2段
階のエミッタ結合部を持つ構成になっていることから,
縦型2段のエミッタ・カップルド・ロジック(Emitter
Coupled Logic:以後ECLと略す)回路と称される。 マスターラッチ回路195では,トランジスタ101のベー
スに入力データD3が供給され,トランジスタ102のベー
スに接続された第1のリファレンス電位172に入力デー
タDSの論理振幅の中間に相当する直流電位VR1が供給さ
れ,トランジスタ105のベースに接続されたクロック端
子190にクロック信号Xが供給され,トランジスタ106の
ベースに接続された第2のリファレンス電位173にクロ
ック信号Xの論理振幅の中間に相当する直流電位VR2
供給されている。次に,マスターラッチ回路195の動作
について説明する。 いま,クロック端子190に供給されているクロック信
号Xが第2のリファレンス電位VR2に比較してハイレベ
ルにある時、トランジスタ105がオン状態,トランジス
タ106がオフ状態になり,電流I1はトランジスタ105を通
って定電流源160へと流れている。 この時,トランジスタ101のベースに供給された入力
データDSがトランジスタ102のベースに供給されている
第1のリファレンス電位VR1に比較してハイレベルにあ
るとすると,トランジスタ101がオン,トランジスタ102
がオフとなり,電流I1はトランジスタ101を通ってトラ
ンジスタ105のコレクタへと流れる。すなわち,電流I1
は第1の電源電位170から,抵抗140,トランジスタ101,
トランジスタ105,及び定電流源160を順に通って第2の
電源電位171へと流れ込む。このため,上記の電流パス
上にある第1のコレクタ結合部130はローレベルとな
り,電流パス上にない第2のコレクタ結合部131はハイ
レベルとなる。 ここで,トランジスタ104のベースは第1のコレクタ
結合部130に接続されているため,ローレベル状態にあ
り,トランジスタ103のベースは,第2のコレクタ結合
部131に接続されているため,ハイレベル状態にある。 クロック信号Xがハイレベルからローレベルに立下が
ると,第2のリファレンス電位VR2に接続されているト
ランジスタ106のベース電位の方がトランジスタ105のベ
ース電位より高くなるため,トランジスタ105はオフ,
トランジスタ106はオンへと変り,トランジスタ105を流
れていた電流I1はトランジスタ106を流れるように切替
る。 この時,トランジスタ103のベースはハイレベル,ト
ランジスタ104のベースはローレベルの状態にあったた
め,トランジスタ103がオン,トランジスタ104がオフと
なり,電流I1はトランジスタ103を流れる。すなわち,
電流I1は第1の電源電位170から抵抗140,トランジスタ1
03,トランジスタ106,及び定電流源160を順に通って第2
の電源電位171へと流れ込む。従って,第1のコレクタ
結合部130にはローレベルが,第2のコレクタ結合部131
にはハイレベルがラッチされる。 トランジスタ101のベースに供給された入力データDS
がトランジスタ102のベースに供給されている第1のリ
ファレンス電位VR1に比較してローレベルにあった時
は,クロック信号Xがハイレベルの時,電流I1は第1の
電源電位170から抵抗141トランジスタ102,トランジスタ
105,及び定電流源160を順に通って流れており,電流パ
ス上にある第2のコレクタ結合部131はローレベル,電
流パス上にない第1のコレクタ結合部130はハイレベル
になっている。この時,第1のコレクタ結合部130に接
続されたトランジスタ104のベースはハイレベル,第2
のコレクタ結合部131に接続されたトランジスタ103のベ
ースはローレベルの状態になっており,クロック信号X
がハイレベルからローレベルに立下がると電流I1は第1
の電源電位170から抵抗141,トランジスタ104,トランジ
スタ106,及び定電流源160を順に通って流れるため,第
1のコレクタ結合部130にはハイレベルが第2のコレク
タ結合部131にはローレベルがラッチされる。 このようにマスターラッチ回路195では,クロック信
号Xがハイレベルからローレベルに立下がると,第1の
コレクタ結合部130には入力データDSの負論理レベル
を,第2のコレクタ共通部131には入力データDSの正論
理レベルをラッチされる。 スレイブラッチ回路196はマスターラッチ回路と同一
の回路構成を有する縦型2段のECL回路である。すなわ
ち,スレイブラッチ回路196のトランジスタ107,108,10
9,110,111,112,抵抗142,143,及び定電流源161はそれぞ
れマスターラッチ回路195のトランジスタ101,102,103,1
04,105,106,抵抗140,141,及び定電流源160に相当し,第
4,第5,第6のエミッタ結合部123,124,125,及び第3,第4
のコレクタ結合部132,133はそれぞれマスターラッチ回
路195の第1,第2,第3のエミッタ結合部120,121,122,及
び第1,第2のコレクタ結合部130,131に相当する。ま
た,スレイブラッチ回路196の出力部には,トランジス
タ119,抵抗145によるエミッタフォロワが接続され,エ
ミッタフォロワ出力をフリップフロップの出力信号DOUT
としている。 スレイブラッチ回路196もマスターラッチ回路195と同
様のラッチ動作を行ない,第3のコレクタ結合部132に
マスターラッチ回路195の出力である入力データDMの負
論理レベルを,第4のコレクタ結合部133に入力データD
Mの正論理レベルをラッチする。ただし,マスターラッ
チ回路195では,トランジスタ105のベースにクロック信
号Xを入力し,トランジスタ106のベースに第2のリフ
ァレンス電位VR2を入力したのに対し,スレイブラッチ
回路196では,トランジスタ105に相当するトランジスタ
111のベースに第2のリファレンス電位VR2を入力し,ト
ランジスタ106に相当するトランジスタ112のベースにク
ロック信号Xを入力しており,クロック信号Xと第2の
リファレンス電位VR2の接続関係が逆になっている。こ
のため,マスターラッチ回路195ではクロック信号Xが
ハイレベルからローレベルへ立下がる時,データをラッ
チしたのに対し,スレイブラッチ回路196ではクロック
信号Xがローレベルからハイレベルへ立上がる時にデー
タをラッチする。 セレクタ回路197は互いにエミッタが結合されたトラ
ンジスタ113,114,115及び定電流源162から成る第1のゲ
ート回路と,互いにエミッタが結合されたトランジスタ
116,117,118及び定電流源163から成る第2のゲート回路
とから構成されている。 トランジスタ113,114,115は互いにエミッタが結合さ
れ,エミッタ結合部126を形成しており,トランジスタ1
13,114のコレクタは結合されて第1の電源電位170に接
続され,トランジスタ115のコレクタは抵抗144を介して
第1の電源電位170に接続されている。エミッタ結合部1
26には定電流源162の一方の端子が接続され,定電流源1
62の他方の端子は第2の電源電位171に接続されてお
り,エミッタ結合部126から第2の電源電位171へ向って
一定値I1の電流を流している。 この回路は,第1の電源電位170から第2の電源電位1
71までの間にエミッタ結合部126を1段持っていること
から,マスターラッチ回路195やスレイブラッチ回路196
の縦型2段ECL回路に対比して,1段型のECL回路と称され
る。 第2のゲート回路は第1のゲート回路と同一の回路構
成を有する1段型ECL回路である。すなわち,第2のゲ
ート回路のトランジスタ116,117,118,及び定電流源163
はそれぞれ第1のゲート回路のトランジスタ113,114,11
5,及び定電流源162に相当し,エミッタ結合部127は第1
のゲート回路のエミッタ結合部126に相当する。第2の
ゲート回路のトランジスタ118のコレクタは,第1のゲ
ート回路のトランジスタ115のコレクタと結合してお
り,第1のゲート回路と第2のゲート回路とで抵抗144
を共有している。 セレクタ回路197の動作について説明する。 第1のゲート回路のトランジスタ113のベースに第1
の入力データD1が供給され,トランジスタ114のベース
に第1の入力データD1を選択するためのセレクト信号S1
が供給されている。第2のゲート回路のトランジスタ11
6のベースに第2の入力データD2が供給され,トランジ
スタ117のベースに第2の入力データD2を選択するため
のセレクト信号S2が供給されている。また,トランジス
タ115と118のベースには,第1の入力データD1,第2の
入力データD2,及びセレクト信号S1,S2の論理振幅の中
間に相当する直流電位VR2が供給されている。 今,第2のリファレンス電位VR2に比べてセレクト信
号S1がローレベルセレクト信号S2がハイレベルの場合を
考える。 この時,第2のゲート回路においては,トランジスタ
117のベース電位の方が第2のリファレンス電位VR2が供
給されたトランジスタ118のベース電位より高いため,
トランジスタ117がオン,トランジスタ118がオフとな
る。このため,トランジスタ116のベース供給されてい
る入力データD2がハイレベルであるかローレベルである
かに関係なく,電流I1は第1の電源電位170からトラン
ジスタ117のある枝を通って定電流源163へと流れ,トラ
ンジスタ118はオフ状態になる。 また,この時,第1のゲート回路では,トランジスタ
114のベース電位は第2のリファレンス電位VR2が供給さ
れたトランジスタ115のベース電位より低いため,トラ
ンジスタ114がオフ状態となり,電流I1はトランジスタ1
13もしくはトランジスタ115を通って定電流源162へと流
れるが,どちらを流れるかはトランジスタ113のベース
に供給された第1の入力データD1により決定される。す
なわち,第1の入力データD1が第2のリファレンス電位
VR2よりもローレベルならば,トランジスタ113はオフ,
トランジスタ115がオンとなり,電流I1はトランジスタ1
15を流れ,もし第1の入力データD1が第2のリファレン
ス電位VR2よりもハイレベルならば,トランジスタ113が
オン,トランジスタ115がオフとなり,電流I1はトラン
ジスタ113を流れる。 第1の入力データD1がローレベルで電流I1がトランジ
スタ115を流れると,トランジスタ115とトランジスタ11
8のコレクタ結合部134はローレベルとなる。また,第1
の入力データD1がハイレベルで電流I1がトランジスタ11
3を流れると,第1のゲート回路のトランジスタ115にも
第2のゲート回路のトランジスタ118にも電流が流れな
いため,コレクタ結合部134はハイレベルとなる。 以上のように,セレクト信号S1がローレベル,セレク
ト信号S2がハイレベルの時は,コレクタ結合部134に第
1の入力データD1の論理値が選択されて現れ,これがセ
レクタ回路197の出力DSとなる。 セレクト信号S1がハイレベル,セレクト信号S2がロー
レベルの時は,セレクト信号S1がローレベル,セレクト
信号S2がハイレベルの時における第1のゲート回路の動
作と第2のゲート回路の動作が入れ替りになるため,コ
レクタ結合部134には第2の入力データD2の論理値が選
択されて現れ,これがセレクタ回路197の出力DSとな
る。 第2図に例示したフリップフロップは,上述したよう
なマスターラッチ回路195,スレイブラッチ回路196,及び
セレクタ回路197より構成されており,セレクタ回路197
においてセレクト信号S1,S2により選択された入力デー
タD1もしくはD2の一方が,コレクタ結合部134に現れ,
これがマスターラッチ回路195とスレイブラッチ回路196
から成るマスター・スレイブ型フリップフロップにてラ
ッチされる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述した従来のフリップフロップでは,マスターラッ
チ回路195からスレイブラッチ回路196への伝達信号に,
フリップフロップへの入出力信号と同じ論理振幅を持つ
信号を用いていた。すなわち,抵抗141の抵抗値をRと
すると,マスターラッチ回路195の出力信号DMの論理振
幅Vlは、定電流源の電流値I1からVlI1Rとなるが,こ
の論理振幅Vlの値がフリップフロップの入力信号D1
D2,S1,S2,Xや出力信号DOUT等と同じ値になるように作
られていた。このため,マスターラッチ回路の出力がハ
イレベルの時に,スレイブラッチ回路の入力トランジス
タ107のベース電位はコレクタ電位より高くなり,トラ
ンジスタ107が飽和するために,スレイブラッチ回路の
信号伝播遅延時間が大きく,フリップフロップとしての
高速動作に支障をきたすという欠点がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明によるフリップフロップは, 少なくとも第1及び第2のトランジスタを含み,該第
1及び第2のトランジスタのエミッタが互いに結合され
た第1のエミッタ結合部と,第3及び第4のトランジス
タを含み,該第3及び第4のトランジスタのエミッタが
互いに結合された第2のエミッタ結合部と,前記第1の
エミッタ結合部にコレクタが接続された第5のトランジ
スタと前記第2のエミッタ結合部にコレクタが接続され
た第6のトランジスタとを含み,前記第5及び第6のト
ランジスタのエミッタが互いに結合された第3のエミッ
タ結合部の3つのエミッタ結合部を有し,前記第1のト
ランジスタのコレクタと前記第3のトランジスタのコレ
クタと前記第4のトランジスタのベースが互いに接続さ
れた第1のコレクタ結合部と,前記第2のトランジスタ
のコレクタと前記第4のトランジスタのコレクタと前記
第3のトランジスタのベースが互いに接続された第2の
コレクタ結合部の2つのコレクタ結合部を有し,前記第
1及び第2のコレクタ結合部にそれぞれ一端が接続され
た第1及び第2の抵抗を含み,該第1及び第2の抵抗の
他端が互いに接続された共通コレクタ抵抗部を有し,該
共通コレクタ抵抗部に一端が接続された第3の抵抗を有
し,前記第3のエミッタ結合部に一端が接続された第1
の定電流源を有し,前記第3の抵抗の他端に接続された
第1の電源電位から前記第1の定電流源の他端に接続さ
れた第2の電源電位に向かって一定の電流を流して差動
動作させる第1のラッチ回路と, 第7及び第8のトランジスタを含み,該第7及び第8
のトランジスタのエミッタが互いに結合された第4のエ
ミッタ結合部と,第9及び第10のトランジスタを含み,
該第9及び第10のトランジスタのエミッタが互いに結合
された第5のエミッタ結合部と,前記第4のエミッタ結
合部にコレクタが接続された第11のトランジスタと前記
第5のエミッタ結合部にコレクタが接続された第12のト
ランジスタとを含み,前記第11及び第12のトランジスタ
のエミッタが互いに結合された第6のエミッタ結合部の
3つのエミッタ結合部を有し,前記第7のトランジスタ
のコレクタと前記第9のトランジスタのコレクタと前記
第10のトランジスタのベースが互いに接続された第3の
コレクタ結合部と,前記第8のトランジスタのコレクタ
と前記第10のトランジスタのコレクタと前記第9のトラ
ンジスタのベースが互いに接続された第4のコレクタ結
合部の2つのコレクタ結合部を有し,前記第3及び第4
のコレクタ結合部にそれぞれ一端が接続され,他端が共
通に前記第1の電源電位に接続された第4及び第5の抵
抗を有し,前記第6のエミッタ結合部に一端が接続さ
れ,他端が前記第2の電源電位に接続された第2の定電
流源を有し,前記第1のラッチ回路の正論理出力若しく
は負論理出力のいずれか一方を入力とする第2のラッチ
回路と, エミッタ同士が結合され,コレクタが直接若しくは抵
抗を介して前記第1の電源電位に接続された複数のトラ
ンジスタを有し,該複数のトランジスタのエミッタ同士
が結合された点に定電流源が接続されて,前記第2の電
源電位に向かって一定の電流を流して差動動作させるゲ
ート回路を少なくとも2つ以上含み,これらゲート回路
の入力のうちのいずれかを選択して,前記第1のラッチ
回路の入力とするセレクタ回路とから構成され, 前記第1のラッチ回路から前記第2のラッチ回路への
伝播信号だけを回路外部との入出力信号の論理振幅より
小さい論理振幅で,かつ低い直流レベルにシフトさせた
信号にして動作させることを特徴とする。 〔実施例〕 次に本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。 第1図は本発明の一実施例によるフリップフロップの
構成を示す回路図である。 第1図の回路は,第2図に示した従来技術によるフリ
ップフロップにおいて,マスターラッチ回路195を抵抗1
40と抵抗141の第1の電源電位170に接続されていた側の
端子を直接第1の電源電位170に接続しないで,これら
の端子同士を結合して共通コレクタ抵抗部50を形成し,
これに第3の抵抗42を接続した上で第1の電源電位70に
接続したものである。95はマスターラッチ回路,96はス
レイブラッチ回路,97はセレクタ回路であり,これら各
々の回路の動作およびフリップフロップとしての全体の
動作は,従来技術にて説明したものと同じであるため,
ここでは説明を省略する。 本発明のフリップフロップにおいては,マスターラッ
チ回路95の出力信号DMの論理振幅VlMはセレクタ回路97
の出力信号DSやスレイブラッチ回路96の出力信号DLの論
理振幅VlSより小さくなるように,たとえばそれらの1/2
の大きさになるように設定される。これは,各定電流源
60,61,62,63の電流値をI1とし,抵抗43,44,45の抵抗値
をRSとすると,論理振幅VlSは VlSI1・RS で示され,またマスターラッチ回路95では抵抗40,41の
抵抗値をRMとすると,その出力信号DMの論理振幅VlMは VlMI1・RM で示されることから, なる関係を満すように抵抗値RM,RSを設定すれば良い。 また,マスターラッチ回路95では,抵抗42が抵抗40,4
1と第1の電源電位70との間に接続されている。抵抗42
には常時ほぼI1なる電流が流れるため,この抵抗値をR
C0とすると,マスターラッチ回路95の出力信号DMはI1
RC0の電位差だけ,直流レベルが低くシフトした信号に
なる。 この時,直流レベルのシフト量が出力信号DMの論理振
幅VlMの1/2になるようにRC0の値を設定する。これによ
り,第1のリファレンス電位VR1が振幅の中央に来るた
め,この信号を直接スレイブラッチ回路96のトランジス
タ7に接続して動作させることが可能となる。 マスターラッチ回路95の出力信号DMがハイレベルの
時,スレイブラッチ回路96にこのデータが入力される
と,コレクタ結合部32はローレベルとなるが,本発明に
おいては,DMのハイレベルが従来のものよりも低い直流
電位側にシフトしているため,トランジスタ7のコレク
タ電位はベース電位に比べて飽和するまでに低くなら
ず,その結果,スレイブラッチ回路の伝播遅延時間の遅
れを防ぐことができ,フリップフロップの高速動作を可
能にすることができる。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は,少なくとも第1及び第
2のトランジスタを含み,該第1及び第2のトランジス
タのエミッタが互いに結合された第1のエミッタ結合部
と,第3及び第4のトランジスタを含み,該第3及び第
4のトランジスタのエミッタが互いに結合された第2の
エミッタ結合部と,前記第1のエミッタ結合部にコレク
タが接続された第5のトランジスタと前記第2のエミッ
タ結合部にコレクタが接続された第6のトランジスタと
を含み,前記第5及び第6のトランジスタのエミッタが
互いに結合された第3のエミッタ結合部の3つのエミッ
タ結合部を有し,前記第1のトランジスタのコレクタと
前記第3のトランジスタのコレクタと前記第4のトラン
ジスタのベースが互いに接続された第1のコレクタ結合
部と,前記第2のトランジスタのコレクタと前記第4の
トランジスタのコレクタと前記第3のトランジスタのベ
ースが互いに接続された第2のコレクタ結合部の2つの
コレクタ結合部を有し,前記第1及び第2のコレクタ結
合部にそれぞれ一端が接続された第1及び第2の抵抗を
含み,該第1及び第2の抵抗の他端が互いに接続された
共通コレクタ抵抗部を有し,該共通コレクタ抵抗部に一
端が接続された第3の抵抗を有し,前記第3のエミッタ
結合部に一端が接続された第1の定電流源を有し,前記
第3の抵抗の他端に接続された第1の電源電位から前記
第1の定電流源の他端に接続された第2の電源電位に向
かって一定の電流を流して差動動作させる第1のラッチ
回路と,第7及び第8のトランジスタを含み,該第7及
び第8のトランジスタのエミッタが互いに結合された第
4のエミッタ結合部と,第9及び第10のトランジスタを
含み,該第9及び第10のトランジスタのエミッタが互い
に結合された第5のエミッタ結合部と,前記第4のエミ
ッタ結合部にコレクタが接続された第11のトランジスタ
と前記第5のエミッタ結合部にコレクタが接続された第
12のトランジスタとを含み,前記第11及び第12のトラン
ジスタのエミッタが互いに結合された第6のエミッタ結
合部の3つのエミッタ結合部を有し,前記第7のトラン
ジスタのコレクタと前記第9のトランジスタのコレクタ
と前記第10のトランジスタのベースが互いに接続された
第3のコレクタ結合部と,前記第8のトランジスタのコ
レクタと前記第10のトランジスタのコレクタと前記第9
のトランジスタのベースが互いに接続された第4のコレ
クタ結合部の2つのコレクタ結合部を有し,前記第3及
び第4のコレクタ結合部にそれぞれ一端が接続され,他
端が共通に前記第1の電源電位に接続された第4及び第
5の抵抗を有し,前記第6のエミッタ結合部に一端が接
続され,他端が前記第2の電源電位に接続された第2の
定電流源を有し,前記第1のラッチ回路の正論理出力若
しくは負論理出力のいずれか一方を入力とする第2のラ
ッチ回路と,エミッタ同士が結合され,コレクタが直接
若しくは抵抗を介して前記第1の電源電位に接続された
複数のトランジスタを有し,該複数のトランジスタのエ
ミッタ同士が結合された点に定電流源が接続されて,前
記第2の電源電位に向かって一定の電流を流して差動動
作させるゲート回路を少なくとも2つ以上含み,これら
ゲート回路の入力のうちのいずれかを選択して,前記第
1のラッチ回路の入力とするセレクタ回路とから構成さ
れ,第1のラッチ回路から第2のラッチ回路への伝播信
号だけを,回路外部との入出力信号の論理振幅より小さ
い論理振幅で,かつ低い直流レベルにシフトさせた信号
にして動作させることにより,第1のラッチ回路の出力
信号を受ける第2のラッチ回路の入力トランジスタにお
いて,ベースに入力される信号がハイレベルの時に,コ
レクタ電位がベース電位より低くなりすぎるために発生
するトランジスタの飽和状態を防止し,飽和状態が引起
こす第2のラッチ回路における伝播遅延時間の増加を防
いで,フリップフロップの高速動作を可能にすることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例によるフリップフロップの構
成を示す回路図,第2図は従来技術におけるフリップフ
ロップの構成例を示す回路図である。 1〜19…トランジスタ,40〜46…抵抗,60〜63…定電流
源,20〜27…エミッタ結合部,30〜36…コレクタ結合部,5
0…共通コレクタ抵抗部,70…第1の電源電位,71…第2
の電源電位,72…第1のリファレンス電位,73…第2のリ
ファレンス電位,80,82…入力データ信号端子,81,83…セ
レクト信号端子,90…クロック信号端子,75…データ出力
端子,95…マスターラッチ回路,96…スレイブラッチ回
路,97…セレクタ回路。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.少なくとも第1及び第2のトランジスタを含み,該
    第1及び第2のトランジスタのエミッタが互いに結合さ
    れた第1のエミッタ結合部と,第3及び第4のトランジ
    スタを含み,該第3及び第4のトランジスタのエミッタ
    が互いに結合された第2のエミッタ結合部と,前記第1
    のエミッタ結合部にコレクタが接続された第5のトラン
    ジスタと前記第2のエミッタ結合部にコレクタが接続さ
    れた第6のトランジスタとを含み,前記第5及び第6の
    トランジスタのエミッタが互いに結合された第3のエミ
    ッタ結合部の3つのエミッタ結合部を有し,前記第1の
    トランジスタのコレクタと前記第3のトランジスタのコ
    レクタと前記第4のトランジスタのベースが互いに接続
    された第1のコレクタ結合部と,前記第2のトランジス
    タのコレクタと前記第4のトランジスタのコレクタと前
    記第3のトランジスタのベースが互いに接続された第2
    のコレクタ結合部の2つのコレクタ結合部を有し,前記
    第1及び第2のコレクタ結合部にそれぞれ一端が接続さ
    れた第1及び第2の抵抗を含み,該第1及び第2の抵抗
    の他端が互いに接続された共通コレクタ抵抗部を有し,
    該共通コレクタ抵抗部に一端が接続された第3の抵抗を
    有し,前記第3のエミッタ結合部に一端が接続された第
    1の定電流源を有し,前記第3の抵抗の他端に接続され
    た第1の電源電位から前記第1の定電流源の他端に接続
    された第2の電源電位に向かって一定の電流を流して差
    動動作させる第1のラッチ回路と, 第7及び第8のトランジスタを含み,該第7及び第8の
    トランジスタのエミッタが互いに結合された第4のエミ
    ッタ結合部と,第9及び第10のトランジスタを含み,該
    第9及び第10のトランジスタのエミッタが互いに結合さ
    れた第5のエミッタ結合部と,前記第4のエミッタ結合
    部にコレクタが接続された第11のトランジスタと前記第
    5のエミッタ結合部にコレクタが接続された第12のトラ
    ンジスタとを含み,前記第11及び第12のトランジスタの
    エミッタが互いに結合された第6のエミッタ結合部の3
    つのエミッタ結合部を有し,前記第7のトランジスタの
    コレクタと前記第9のトランジスタのコレクタと前記第
    10のトランジスタのベースが互いに接続された第3のコ
    レクタ結合部と,前記第8のトランジスタのコレクタと
    前記第10のトランジスタのコレクタと前記第9のトラン
    ジスタのベースが互いに接続された第4のコレクタ結合
    部の2つのコレクタ結合部を有し,前記第3及び第4の
    コレクタ結合部にそれぞれ一端が接続され,他端が共通
    に前記第1の電源電位に接続された第4及び第5の抵抗
    を有し,前記第6のエミッタ結合部に一端が接続され,
    他端が前記第2の電源電位に接続された第2の定電流源
    を有し,前記第1のラッチ回路の正論理出力若しくは負
    論理出力のいずれか一方を入力とする第2のラッチ回路
    と, エミッタ同士が結合され,コレクタが直接若しくは抵抗
    を介して前記第1の電源電位に接続された複数のトラン
    ジスタを有し,該複数のトランジスタのエミッタ同士が
    結合された点に定電流源が接続されて,前記第2の電源
    電位に向かって一定の電流を流して差動動作させるゲー
    ト回路を少なくとも2つ以上含み,これらゲート回路の
    入力のうちのいずれかを選択して,前記第1のラッチ回
    路の入力とするセレクタ回路とから構成され, 前記第1のラッチ回路から前記第2のラッチ回路への伝
    播信号だけを回路外部との入出力信号の論理振幅より小
    さい論理振幅で,かつ低い直流レベルにシフトさせた信
    号にして動作させることを特徴とするフリップフロッ
    プ。
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