JP2681747B2 - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

Info

Publication number
JP2681747B2
JP2681747B2 JP7630194A JP7630194A JP2681747B2 JP 2681747 B2 JP2681747 B2 JP 2681747B2 JP 7630194 A JP7630194 A JP 7630194A JP 7630194 A JP7630194 A JP 7630194A JP 2681747 B2 JP2681747 B2 JP 2681747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographing
shooting
film
start position
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7630194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07261282A (ja
Inventor
雅史 矢原
努 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7630194A priority Critical patent/JP2681747B2/ja
Priority to US08/397,353 priority patent/US5619303A/en
Publication of JPH07261282A publication Critical patent/JPH07261282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2681747B2 publication Critical patent/JP2681747B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体として、例え
ば長尺状のフィルムに画像情報を順次撮影記録する撮影
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の撮影装置の代表例としては
輪転式カメラが挙げられる。以下、この輪転式カメラを
例にして説明する。
【0003】輪転式カメラはマイクロフィルム化して保
存すべき資料、例えば手形・小切手・株券・文書・図面
等の資料の順次導入を受け、その資料の画像情報を長尺
フィルムに順次写し込み処理し、撮影済の資料は装置外
へ排出する自動撮影装置である。さらに、複数のフィル
ムに同時撮影するために、複数の撮影部を有する装置も
知られている。
【0004】図19は、撮影装置としての前記輪転式カ
メラの一例を示しており、撮影装置101はシート状の
被写体S’を撮影装置本体内部に供給する供給部102
と、撮影後の被写体S’を装置本体外に排出する排出部
103と、その両部間に順次配置された上流側搬送部1
04と露光部105と下流側搬送部106とを備えてい
る。そして、露光部105に搬送された被写体Sを後記
する光学系107を介してフィルムF’上に結像露光す
るようになっている。
【0005】さらに、前記装置の各部の配置構成は、外
装カバー110が装置全体を覆っており、その下端縁を
基台108の周縁に当接し、ヒンジ109で基台108
の後端に軸支され、前開き方向に開閉自在になってい
る。その基台108上に組み付けられたフレーム111
内には、その下部に上流側搬送部104及び露光部10
5が、その前端部111aに供給部102が、その上部
には下流側搬送部106及び排出部103がそれぞれ設
けられ、その一方のサイドには図示されない駆動系が設
けられている。また、供給部102の前方には、フィル
ムFが収納されるフィルム室112が設けられており、
上流側搬送部104の上流寄りの上部には被写体検知セ
ンサー113が設けられて被写体Sの通過を検知すると
ともに図26に示されるマークLEDアレー123や投
影レンズ122近傍のシャッタの制御などに使用されて
おり、露光部105は一対の照明ランプ114,11
4′により照明されかつ間を被写体が通る一対の平行な
ガイドガラス115,116から構成されている。
【0006】図20は前記光学系107の配置構成を示
す。すなわち、装置内部のほぼ中央に位置する露光部1
07を構成するガイドガラス115,116を通過する
被写体Sの表裏両面の画像光は第1ミラー117,11
7′によって反射され、スリット板のスリット118,
118′を通過した後、第2,第3,第4ミラー11
9,120,121を介して結像レンズ122によりフ
ィルムF上に結像されるようになっている。また、マー
クLEDアレー123は被写体Sの表面像光路に隣接し
て光路外側において図示されない装置本体のベース構造
体に固定されている。
【0007】輪転式カメラにおける撮影方法としては、
被写体の画像を長尺状のマイクロフィルム幅全面に撮影
しながらフィルム終端までいって撮影終了とする(シン
プレックスあるいはデュープレックス撮影)ものと、マ
イクロフィルム幅を上下半分ずつ使用しながら片側の撮
影が終わったらフィルムを上下反転させてフィルムの反
対側にも戻り撮影をする往復撮影(デュオ撮影)とがあ
る。また、マイクロフィルムを装着しておくフィルム室
(記録部)がカメラユニットとして着脱できるようにな
ったものが考案されていて、この撮影装置においてはカ
メラユニットを上下反転させることによって往復撮影
(デュオ撮影)が可能となるものがある。長尺状のマイ
クロフィルムの撮影装置ではフィルムを装填するときあ
るいはフィルムを取り出して現像するときにその先端部
あるいは後端部が外光により露光されてしまうことを防
ぐために、フィルムの先端のフィルム送り(リーダ送
り)と後端のフィルム送り(トレーラ送り)を行うよう
になっている。またフィルムを装填するときには通常、
フィルムの先端部のある程度の量を巻き取りリール等に
巻つけてからリーダ送りを開始する。該撮影装置のフィ
ルム送りは、その縮小率が小さいことから非常に低速に
設定されていることが多くフィルム送りに時間がかか
る。
【0008】長尺状のマイクロフィルム撮影装置ではフ
ィルムの使用量あるいは現在の撮影位置がわかるように
フィルム先端部からの送り量をオドメータとして表示し
ているものがある。また、フィルムが後端に近づいたと
きには警告(ニアエンド)を発するようにしたものがあ
る。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】上記従来例におい
てフィルムを反転して往復撮影するとき、撮影終了後は
フィルムをすべて巻き取ることによって、フィルム取り
出し時に撮影された画像が露光されることを防止してい
た。該撮影装置においては高縮率撮影を行うのでフィル
ム送りが非常に低速となるが、フィルム送りだけを行い
たいときに高速なフィルム搬送をしようとするとフィル
ム搬送用の別モータを装着するか、あるいは可変速ギア
によって変速率を変えるなどの装置が必要となり、装置
の構成が複雑かつ高価になるという問題点があった。ま
た通常はフィルム送りが低速のみであることから送り量
がわずかであってもフィルム送りに非常に時間がかかる
という問題点があった。
【0010】また、フィルムの先端部はすでに露光され
ている可能性があるので、反転後の撮影は余裕を持って
フィルムの先端よりも早めに終了する必要があり、フィ
ルムが無駄になるという問題点があった。
【0011】また、オドメータの表示はフィルム先端部
からであり、正確な撮影可能領域の量を表示するもので
はなく、同様に、ニアエンドの警告も絶対的な撮影可能
量に基づいて発せられるものではなかった。
【0012】本発明は上記の従来技術の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、フィ
ルム搬送を的確に制御することで、フィルム送りの時間
の短縮と、操作の簡便化、さらにフィルムを無駄なく有
効に使用することと、撮影装置の状態を正確に表示する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】長尺状の記録媒体に画像
情報を往復撮影(デュオ撮影)可能な画像情報撮影手段
と、長尺状の記録媒体の搬送量を計測する計測手段と、
を有する画像情報撮影装置において、記録媒体上の撮影
開始位置を記憶し、記録媒体の位置決め制御を行うよう
にする。
【0014】さらに、記憶した撮影開始位置を基にし
て、撮影方向反転後の撮影終了時には該記録媒体を少な
くとも撮影開始位置まで搬送してから撮影を終了、もし
くは撮影方向反転後の撮影終了時には該記録媒体を最後
まで巻き取らず撮影終了後のフィルム搬送を停止する。
【0015】また、撮影開始位置を基にして撮影方向反
転後の長尺状の記録媒体の撮影可能領域の終端付近にお
いて撮影する場合には撮影終了の警告を発する。また、
撮影方向反転後の撮影中断時が長尺状の記録媒体の撮影
可能領域の終端付近の所定の位置以降にある場合には、
自動的に撮影終了を判断して該記録媒体を少なくとも撮
影開始位置まで搬送してから撮影を終了する。そして、
撮影方向反転後に該記録媒体の搬送が前記撮影開始位置
に到達したときには撮影を禁止する。さらに長尺状の記
録媒体の搬送量を表示する表示手段を有し、長尺状の記
録媒体に往復撮影(デュオ撮影)をするときに、撮影開
始位置を記憶して該位置を基準とし、正方向撮影時には
該基準位置からの搬送量を増加させて表示し、逆方向撮
影時には既搬送量から逆方向搬送量を減算して表示す
る。
【0016】
【作用】記録媒体上の撮影開始位置を記憶し、記録媒体
の位置決め制御を行うようにすることで記録媒体の搬送
を制御することができる。
【0017】撮影方向反転後の撮影終了時には該記録媒
体を少なくとも撮影開始位置まで搬送してから撮影を終
了、もしくは撮影方向反転後の撮影終了時には該記録媒
体を最後まで巻き取らず撮影終了後のフィルム搬送を停
止することで、撮影終了時の記録媒体の交換準備がなさ
れる。
【0018】また、撮影方向反転後の長尺状の記録媒体
の撮影可能領域の終端付近において撮影する場合には撮
影終了の警告を発することで、撮影終了間近であること
をオペレータへ知らしめる。
【0019】また、撮影方向反転後の撮影中断時が長尺
状の記録媒体の撮影可能領域の終端付近の所定の位置以
降にある場合には、自動的に撮影終了を判断して該記録
媒体は少なくとも撮影開始位置まで搬送された後、撮影
が終了される。
【0020】そして、撮影方向反転後に該記録媒体の搬
送が前記撮影開始位置に到達したときには撮影が禁止さ
れる。
【0021】さらに長尺状の記録媒体の搬送量が、撮影
開始位置を基準とし正方向撮影時には該基準位置からの
搬送量を増加、逆方向撮影時には既搬送量から逆方向搬
送量を減算して表示される。
【0022】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0023】(第1実施例)図1は、本発明の第1実施
例を表す画像情報撮影装置としての撮影装置1の被写体
搬送系の概略構成図である。同図において、シート状被
写体Sが下方に傾斜した給紙トレイ2上に置かれると、
重力により矢印A方向に移動する。この被写体Sは、矢
印B方向に回転する給紙ローラ3と矢印C方向に回転す
る分離ローラ4により1枚ずつ分離されて送られる。
【0024】そして、下部搬送ベルト8がベルトローラ
7及び12に掛け渡されかつテンションローラ11によ
って適当なテンションが保持され、下部駆動ローラ10
の回転により被写体Sを搬送するようにするとともにア
イドルローラ6及びガイドユニット9によって被写体S
を搬送ベルト8に押し付けて保持している。また、アイ
ドルローラ6とガイドユニット9との間には搬送されて
きた被写体Sを検知する被写体検知ユニット5が配設さ
れ、この被写体検知ユニット5は後記する図5に示す画
像情報撮影手段としてのカメラユニット40aのシャッ
タ49aの制御に使用されている。
【0025】次に、下部搬送ベルト8によって水平方向
から垂直方向に搬送された被写体Sは一対のガイドガラ
ス23を通過し、その通過時に一対の照明ランプ22に
よって、その両面を同時に照明される。ガイドガラス2
3の上下にはニップローラ13,14が設けられてい
る。さらに、上部搬送ベルト19がベルトローラ16及
び18に掛け渡されかつテンションローラ17によって
適当なテンションが保持され、上部駆動ローラ20の回
転によりガイドガラス23を通過した被写体Sを上方に
搬送するとともにアイドルローラ15によって被写体S
を搬送ベルト19に押しつけて保持している。
【0026】そして、被写体Sは上部搬送ベルト19に
よって垂直方向から水平方向へと搬送経路を転換し、矢
印D方向に進行して排紙トレイ21へ放出される。
【0027】なお、露光部であるガイドガラス23の両
側には、垂直方向に移動する被写体Sの平面に対して左
右にそれぞれ45°の角度をなす第1ミラー24a,2
4bが対称の位置に配設されている。この第1ミラー2
4a,24bは前述の被写体搬送のためのローラ軸と同
様に撮影装置本体1の内部のベース構造体(図示せず)
に支持されている。
【0028】図2は撮影装置1を作動制御するためのコ
ントロール部26の斜視図を示す。同図において、コン
トロール部26はキーボード27及びディスプレイ28
より構成され、撮影装置1の図示しないCPUと電気的
に結合されており、キーボード27よりのキー操作でC
PUを介して撮影装置1を制御している。
【0029】図3は撮影装置1の光学系をなすミラー構
成の斜視図である。同図の露光部において、照明ランプ
22に照らされた被写体Sの両面の像は、第1ミラー2
4a,24bによって反射され、スリット板25のスリ
ット25a,25bをそれぞれ通過し、その通過した像
は第2ミラー30によって斜め下方に反射される。
【0030】この像は第3ミラー31によって再び垂直
方向上方に反射された後、第4ミラー32によって斜め
下方に反射される。この第4ミラー32によって反射さ
れた像は、投影レンズ33a,33bを通り、後記する
図4及び図5に示す記録部としてのカメラユニット40
a,40bの中にあるキャプスタンローラ34a,34
bにより駆動される長尺状の記録媒体としてのフィルム
Fa,Fbへ投影結像される。
【0031】図4はカメラユニット40a,40b及び
その駆動系の斜視図である。
【0032】同図において、カメラユニット40a,4
0bはそれぞれ投影レンズ33a,33b、連結ギア3
5aと36a,35bと36b及び一対の位置決めリブ
37a,37bを有している。この位置決めリブ37
a,37bとカメラシャーシ41に固定されたカメラガ
イド42a,42b上にそれぞれ形成された一対のガイ
ド溝43a,43bとで記録部着脱手段を構成し、カメ
ラロック爪44a,44bによりカメラユニット40
a,40bは挿入状態において固定される。
【0033】固定されたカメラユニット40a,40b
の連結ギア35a,35bは、カメラ駆動モータ45
a,45bと回転軸46a,46bを介して回転軸46
a,46bに固定された駆動ギア47a,47bとそれ
ぞれ連結されており、駆動モータ45a,45bを作動
させることにより、カメラユニット40a,40bの中
にセットされたフィルムFa,Fbを移送することがで
きる。
【0034】また、カメラユニット40a,40bはカ
メラシャーシ41にセットされた時、コネクター部48
a,48bを図示されない本体側コネクターと結合させ
電気的な結合をすることができる。
【0035】なお、カメラユニット40a,40bはカ
メラシャーシ41に対して図4に示される方向を矢印
a,b方向に反転させて挿入することも可能である。
【0036】すなわち、矢印a,b方向に反転して挿入
された時、前述と同様にカメラユニット40a,40b
の連結ギア35a,35bは、カメラ駆動モータ45
a,45bと回転軸46a,46bを介して回転軸46
a,46bに固定された駆動ギア47a,47bとそれ
ぞれ連結されており、駆動モータ45a,45bを作動
させることにより、カメラユニット40a,40bの中
にセットされたフィルムFa,Fbを移送することがで
きる。
【0037】なおまた、カメラユニットを図4に示す場
合から矢印a,b方向に反転させて入れることにより、
カメラユニット内のフィルムFは図4の場合と逆方向へ
搬送されることになる。
【0038】図5はカメラユニット40aの内部概略構
成図である。なお、カメラユニット40bについても同
様な構成になっている。
【0039】カメラユニット40aは前述のように投影
レンズ33a,キャプスタンローラ34aを有し、未露
光フィルムを巻きつけた供給リール38aから送り出さ
れたフィルムFaはキャプスタンローラ34aの位置で
投影レンズ33a及びシャッタ49aにより結像された
被写体画像を露光され、巻き取りリール39aへ巻き取
られる。
【0040】このキャプスタンローラ34aは図4に示
すカメラ駆動モータ45aと連結されており、被写体の
搬送スピードに対して縮率を掛け合わせたスピードでフ
ィルムFaを搬送することにより、縮小投影された画像
とフィルムが同期するようにキャプスタンローラ34a
の回転数を設定すればよい。
【0041】なお、カメラユニット40a,40bの連
結ギア35a,35bよりキャプスタンローラ34a,
34b間の図示されないギアにて各々の縮率に応じた減
速を行い、カメラ駆動モータ45a,45bはカメラユ
ニット40a,40bの縮率とは無関係に被写体搬送ス
ピードに比例した一定スピードで回転させることによ
り、フィルムをカメラユニットの縮率に対応したスピー
ドで送ってもよい。
【0042】前記シャッタ49aは図示されないソレノ
イドと連結され、矢印cまたはd方向へ作動することに
より被写体画像をフィルムFa上に投影したり、その露
光を遮光することができる。
【0043】また、図5のキャプスタンローラ34aは
フィルムの搬送量を計測する計測手段としてのフィルム
エンコーダ205aに接続されていて、センサ210a
からはフィルムの移動量に応じたパルスが発生される。
【0044】図6は撮影装置1を作動するための制御回
路のブロック図である。キーボード27及びディスプレ
イ28を有するコントロール部26は撮影装置1内のC
PU200に接続されている。CPU200にはその第
1カメラ制御部J及び第2カメラ制御部Kがそれぞれカ
メラ駆動モータ制御回路201a及び201bを介して
カメラ駆動モータ45a及び45bに接続され、LED
制御回路202を介してマーク用のLED203に接続
されている。また、CPU200にはそれぞれフィルム
搬送量計測回路204a及び204bが接続されてお
り、これを介してカメラユニットのキャプスタンローラ
34a及び34bに接続されたフィルムエンコーダー2
05a及び205bが接続されている。さらに、CPU
200内にはフィルム搬送量等を記憶する記憶部206
とフィルム搬送量を演算する演算部207とが内蔵され
ている。
【0045】図7は撮影されたデュオフィルムであるが
最初に撮影される側をAチャネル、戻り側をBチャネル
としている。図8はロール状に巻かれたマイクロフィル
ムである。
【0046】以上の構成の本実施例において、本発明は
往復撮影(デュオ撮影)を行い、かつフィルムのAチャ
ネルには被写体の撮影を終え、フィルム反転後Bチャネ
ルに撮影を行っている場合に関するものである。このと
き、例えば図7に示すようにフィルムのAチャネルには
フィルム全域に渡って画像が撮影済であり、Bチャネル
には途中まで画像が撮影されている。
【0047】第1実施例では長尺状のマイクロフィルム
に画像を往復撮影する場合においてBチャネルの撮影が
まだ途中であるときに、撮影を終了した例を示す。
【0048】図9(a),(b)は第1の実施例を示す
フィルムの先端部と後端部である。まず、供給リール3
8aからフィルム先端301を引き出し、巻き取りリー
ル39aにフィルム先端を320だけ巻き付けてから撮
影装置1に装着すると、図9(a)に示すように撮影装
置は外光によってすでに露光されている可能性のあるフ
ィルム部321を302からリーダ送りして、303に
達する。ここをフィルム搬送量の0として撮影開始位置
を記憶し、Aチャネルの画像撮影はこの基準となるポイ
ント303から開始され、矢印330の方向にフィルム
を送りながら順次画像を撮影していくと同時にフィルム
エンコーダ205からの信号によるフィルム搬送量を演
算した結果、フィルム搬送量が0→1→2→3→ と増
加していく。撮影がフィルム後端部に達して308まで
くるとAチャネルの撮影を終了して、フィルムを反転し
Bチャネルに移る。このとき、Aチャネルのフィルム搬
送量は127まで増加している。
【0049】本実施例の図9(b)においてはBチャネ
ルに移るとフィルム送りは矢印331の方向に変わる
が、このポイントをフィルム搬送量の0とし、フィルム
を送りながら順次画像を撮影していくと同時にフィルム
エンコーダ205からの信号によるフィルム搬送量を演
算して0→1→2→3→ と加算していく。Bチャネル
の撮影が304まできたときに撮影すべき被写体が終了
したとすると、撮影終了となるがこのままでフィルムを
取り出すと撮影された画像部分が外光によって露光され
てしまう。そこで撮影終了するときは、まず、積算して
きた搬送量を基にしてAチャネルと同量のフィルム搬送
量127に達するまでフィルム送りをして、Aチャネル
の撮影開始と同じ位置306に達する。306からはA
チャネルのリーダ送りと同様に323だけトレーラ送り
をすることにより、フィルムの最後まで巻き取ることな
く、撮影された画像が外光によって露光されない位置3
07までフィルム送りをしたらすべての動作を終了す
る。
【0050】一連の動作を図10のフローチャートで説
明する。まず、401でAチャネル撮影中であれば40
2でAチャネルの撮影を続け、Aチャネルのフィルム搬
送量を積算していく(403)。Bチャネルの撮影であ
って404で被写体が給紙されると405で被写体の撮
影をするがフィルムも送られるので406でBチャネル
フィルム搬送量を積算する。Bチャネルの途中でありな
がら、407で撮影終了の操作をされたら、まだ撮影で
きるという警告をコントロール部26に表示する(40
8)。この警告表示に対して409でさらに撮影終了の
操作がなされたら410でフィルム送りを開始すると同
時にフィルムエンコーダ205によりBチャネルフィル
ム搬送量の積算を続ける(411)。この積算結果より
412においてAチャネルフィルム搬送量=Bチャネル
フィルム搬送量(すなわち306にきた)となったらフ
ィルム送りを中止し、413でトレーラ送りを開始す
る。414においてトレーラ送りのフィルム搬送量を演
算しながらフィルムが307まできたら、416でフィ
ルム送りを停止し撮影を終了する。その結果、供給側の
リール38aには最初に巻き取りリール39aに巻かれ
たフィルム320が残った状態で撮影終了となる。
【0051】以上説明したように、マイクロフィルムに
画像を往復撮影するときにまずAチャネルの画像撮影開
始位置を記憶しておき、フィルム搬送量を積算していく
ことによってBチャネルの撮影がまだ途中であるときに
撮影を終了しても、確実にAチャネルの画像開始位置ま
でフィルム送りをしてからトレーラ送りをするので、す
でに撮影されている画像が外光によって露光されること
無く、また、不必要なフィルム送りをすることもなく往
復撮影をすることができる。
【0052】(第2実施例)第2実施例では長尺状のマ
イクロフィルムに画像を往復撮影する場合において、B
チャネルの撮影がほとんど終了に近づいたときに、撮影
を終了した場合の例を示す。
【0053】図11は第2実施例を示すフィルムの先端
部図11(a)と後端部図11(b)である。第1の実
施例と同様にまず、供給リール39aからフィルム先端
301を引き出し、巻き取りリール39aにフィルム先
端を320だけ巻き付けて撮影装置1に装着すると、図
11(a)に示すように撮影装置は外光によってすでに
露光されている可能性のあるフィルム部321を302
からリーダ送りして、303に達する。ここをフィルム
搬送量の0としてAチャネルの画像撮影はこの基準とな
るポイント303から開始され、矢印330の方向にフ
ィルムを送りながら順次画像を撮影していくと同時にフ
ィルムエンコーダ205からの信号によるフィルム搬送
量を演算して、フィルム搬送量が0→1→2→3→ と
増加していく。撮影がフィルム後端部に達して308ま
でくるとAチャネルの撮影を終了して、フィルムを反転
しBチャネルに移る。このとき、Aチャネルのフィルム
搬送量は127まで増加している。
【0054】図11(b)においてBチャネルに移ると
フィルム送りは矢印331の方向に変わるが、このポイ
ントをフィルム搬送量の0とし、フィルムを送りながら
順次画像を撮影していくと同時にフィルムエンコーダー
205からの信号によるフィルム搬送量を演算して0→
1→2→3→ と加算していく。Bチャネルの撮影が3
05までくると撮影可能な残りのフィルムは322しか
なくなるが、これを本実施例のBチャネルニアエンドと
する。Bチャネルの撮影が304まできたときにはフィ
ルム搬送量が125に達していてこの位置はBチャネル
ニアエンドとなりもうすぐ撮影ができなくなってしまう
ので305を過ぎたらニアエンドの警告を出すようにす
る。ここで撮影すべき被写体が終了したとすると、撮影
終了の指示・操作をするが、このあとの動作は第1の実
施例と同様であり、307までフィルムを送ったらすべ
ての動作を終了する。
【0055】一連の動作を図12のフローチャートで説
明する。
【0056】まず、420でAチャネル撮影中であれば
421でAチャネルの撮影を続け、Aチャネルのフィル
ム搬送量を積算していく(422)。Bチャネルの撮影
であって423で被写体が給紙されると424で被写体
の撮影をするがフィルムも送られるので425でBチャ
ネルフィルム搬送量を積算する。ここで、Aチャネルの
フィルム搬送量から逆算したBチャネルニアエンドが3
05付近であるとするとフィルム積算量が305までき
たかどうかの判断をする。305まで来ていたときには
427でBチャネルニアエンドの警告をし、428で撮
影終了の操作を待つ。撮影終了の指示により429でフ
ィルム送りを開始すると同時にフィルムエンコーダ20
5によりBチャネルフィルム搬送量の積算を行う(43
0)。この積算結果より431においてAチャネルフィ
ルム搬送量=Bチャネルフィルム搬送量(すなわち30
6にきた)となったら、432でトレーラ送りを開始す
る。433においてトレーラ送りのフィルム搬送量を演
算しながらフィルムが307まできたら、435でフィ
ルム送りを停止し撮影を終了する。
【0057】以上説明したように、第2実施例において
は、Aチャネルの画像撮影開始位置を記憶しておきフィ
ルム搬送量を積算していくことによって、Bチャネルの
撮影可能な領域が僅少であることを正確に警告すること
ができる。
【0058】(第3実施例)第3実施例では長尺状のマ
イクロフィルムに画像を往復撮影するときに、Bチャネ
ルにおいての撮影がBチャネルニアエンド領域になって
から撮影を中断した場合の例を示す。
【0059】図13(a),(b)は第3実施例を示す
フィルムの先端部と後端部である。第1の実施例と同様
にまず、供給リール38aからフィルム先端301を引
き出し、巻き取りリール39aにフィルム先端を320
だけ巻き付けて撮影装置1に装着すると、図13(a)
に示すように撮影装置は外光によってすでに露光されて
いる可能性のあるフィルム部321を302からリーダ
ー送りして、303に達する。ここをフィルム搬送量の
0としてAチャネルの画像撮影はこの基準となるポイン
ト303から開始され、矢印330の方向にフィルムを
送りながら順次画像を撮影していくと同時にフィルムエ
ンコーダー205からの信号によるフィルム搬送量を演
算して、フィルム搬送量が0→1→2→3→ と増加し
ていく。図13(b)に示すように撮影がフィルム後端
部に達して308までくるとAチャネルの撮影を終了し
て、Bチャネルに移る。このとき、Aチャネルのフィル
ム搬送量は127まで増加している。
【0060】図13(b)においてBチャネルに移ると
フィルム送りは矢印331の方向に変わるが、このポイ
ントをフィルム搬送量の0とし、フィルムを送りながら
順次画像を撮影してくと同時にフィルムエンコーダ20
5からの信号によるフィルム搬送量を演算して0→1→
2→3→ と加算していく。図13(a)においてBチ
ャネルの撮影が305までくるとBチャネルニアエンド
となりニアエンドの警告が発せられるが、撮影は304
まで進んでいる。Bチャネルニアエンドとなった後で被
写体の給紙を中断するとこれ以上は撮影しないと判断し
て、自動的に306までフィルム送りをし、第1の実施
例と同様に307までフィルム送りをした後すべての動
作を終了する。
【0061】一連の動作を図14のフローチャートで説
明する。
【0062】まず、440でAチャネル撮影中であれば
441でAチャネルの撮影を続け、Aチャネルのフィル
ム搬送量を積算していく(442)。Bチャネルの撮影
であって443で被写体が給紙されると444で被写体
の撮影をするがフィルムも送られるので445でBチャ
ネルフィルム搬送量を積算する。ここで、Aチャネルの
フィルム搬送量から逆算したBチャネルニアエンドが3
05付近であるとするとフィルム積算量が305までき
たかどうかの判断をする(446)。305まで来てい
たときには447でBチャネルニアエンドの警告をし、
428で撮影が中断するまで待つ。撮影が中断するまで
は449で被写体の撮影をし、450でフィルム送りに
よるフィルム搬送量の積算を続ける。ニアエンドの後で
給紙が中断すると、451で自動的にフィルム送りが開
始されると同時にフィルムエンコーダ205によりBチ
ャネルフィルム搬送量の積算を続ける(452)。この
積算結果より453においてAチャネルフィルム搬送量
=Bチャネルフィルム搬送量(すなわち306にきた)
となったら、454でトレーラ送りを開始する。455
においてトレーラ送りのフィルム搬送量を演算しながら
フィルムが307まできたら(456)、457でフィ
ルム送りを停止し撮影を終了する。
【0063】以上説明したように、第3実施例は画像を
往復撮影するときに、Bチャネルの撮影がBチャネルニ
アエンド領域になってから撮影を中断した場合には、自
動的に撮影を終了しフィルム送りを始めるようにしたも
のである。
【0064】(第4実施例)第4実施例では長尺状のマ
イクロフィルムに画像を往復撮影するときに、Aチャネ
ルの撮影開始位置を記憶しておき、Bチャネルにおける
撮影がその撮影開始位置まできたときには撮影を中断す
るようにした例を示す。
【0065】図15(a),(b)は第4実施例を示す
フィルムの先端部と後端部である。第1の実施例と同様
にまず、供給リール38aからフィルム先端301を引
き出し、巻き取りリール39aにフィルム先端を320
だけ巻き付けて撮影装置1に装着すると、図15(a)
に示すように撮影装置は外光によってすでに露光されて
いる可能性のあるフィルム部321を302からリーダ
送りして、303に達する。ここをフィルム搬送量の0
としてAチャネルの画像撮影はこの基準となるポイント
303から開始され、矢印330の方向にフィルムを送
りながら順次画像を撮影していくと同時にフィルムエン
コーダ205からの信号によるフィルム搬送量を演算し
て、フィルム搬送量が0→1→2→3→ と増加してい
く。撮影がフィルム後端部に達して308までくるとA
チャネルの撮影を終了して、Bチャネルに移る。このと
き、Aチャネルのフィルム搬送量は127まで増加して
いる。 図15(b)においてBチャネルに移るとフィ
ルム送りは矢印331の方向に変わるが、このポイント
をフィルム搬送量の0とし、フィルムを送りながら順次
画像を撮影していくと同時にフィルムエンコーダ205
からの信号によるフィルム搬送量を演算して0→1→2
→3→ と加算していく。図15(a)においてBチャ
ネルの撮影が305までくるとBチャネルニアエンドと
なりニアエンドの警告が発せられる。さらに撮影を続け
て304まで来るとBチャネルフィルム搬送量が127
とAチャネルと等しくなってしまいこれ以上撮影すると
フィルム装填時に外光によって露光されている領域32
3に入ってしまう。そこで、撮影が306まで来ると強
制的に撮影を禁止にして、第1の実施例と同様に307
までフィルム送りをした後すべての動作を終了する。
【0066】一連の動作を図16のフローチャートで説
明する。まず、460でAチャネル撮影中であれば46
1でAチャネルの撮影を続け、Aチャネルのフィルム搬
送量を積算していく(462)。Bチャネルの撮影であ
って463で被写体が給紙されると464で被写体の撮
影をするがフィルムも送られるので465でBチャネル
フィルム搬送量を積算する。ここで、Aチャネルのフィ
ルム搬送量から逆算したBチャネルニアエンドが305
付近であるとするとフィルム積算量が305まできたか
どうかの判断をする(466)。305まで来ていたと
きには467でBチャネルニアエンドの警告を発する
が、さらに給紙が続けられていると(468)撮影(4
69)と搬送量の積算(470)を実行する。この積算
結果より471においてAチャネルフィルム搬送量=B
チャネルフィルム搬送量(すなわち306にきた)とな
ったらこれ以上撮影できないので、472で撮影を禁止
し、トレーラ送りを開始する(473)。474におい
てトレーラ送りのフィルム搬送量を演算しながらフィル
ムが307まできたら(475)、476でフィルム送
りを停止し撮影を終了する。
【0067】以上説明したように、第4実施例は画像を
往復撮影するときに、Aチャネルの撮影開始位置を記憶
しておき、Bチャネルにおける撮影がその撮影開始位置
まできたときには撮影を禁止するようにしたものであ
る。
【0068】(第5実施例)第5実施例では長尺状のマ
イクロフィルムに画像を往復撮影するときに、Aチャネ
ルの撮影開始位置を0としたオドメータを表示するよう
にして、フィルム反転後のBチャネル撮影のときにはオ
ドメータの数値の表示を減少させていくようにしたもの
である。
【0069】図17(a),(b)は第5の実施例を示
すフィルムの先端部と後端部とフィルム位置に対するオ
ドメータ表示の例である。第1の実施例と同様にまず、
供給リール38aからフィルム先端301を引き出し、
巻き取りロール39aにフィルム先端を320だけ巻き
付けて撮影装置1に装着すると、図17(a)に示すよ
うに撮影装置は外光によってすでに露光されている可能
性のあるフィルム部321を302からリーダ送りし
て、303に達する。ここ(フィルム搬送量の0)をオ
ドメータの0.0として表示し、Aチャネルの画像撮影
はこの基準となるポイント303から開始され、矢印3
30の方向にフィルムを送りながら順次画像を撮影して
くと同時にフィルムエンコーダ205からの信号による
フィルム搬送量を演算して、オドメータの表示が0.0
→1.0→2.0→ と増加していく。図17(b)に
おいて撮影がフィルム後端部に達して308までくると
きにはオドメータの値は287.0に達している。ここ
でAチャネルの撮影を終了して、Bチャネルに移るが、
オドメータの値はフィルムを反転したことに拘らずAチ
ャネルの値287.0のままにしておく。
【0070】図17(b)においてBチャネルに移ると
フィルム送りは矢印331の方向に変わるが、このポイ
ントはオドメータ287.0のままであり、フィルムを
送りながら順次画像を撮影していくと同時にフィルムエ
ンコーダ205からの信号によるフィルム搬送量を演算
して、今度はオドメータの値を 287.0→286.
0→285.0→ と減少させていく。図17(a)に
おいてBチャネルの撮影が305までくるとBチャネル
ニアエンドとなるが、これはオドメータの値が5.0→
4.0→3.0 と変化していくのを確認することによ
ってもうすぐニアエンドであることがわかるようになっ
ている。さらに撮影を続けて304まで来るとオドメー
タの値が0.0になり、ここで撮影が禁止されることに
なる。一連の動作を図18のフローチャートで説明す
る。まず、480でフィルム先端のリーダ送りを行い、
リーダ送りの終了を待つ(481)。リーダ送りが終了
したら482でオドメータの表示を0.0に初期化し
て、最初はAチャネルの撮影をする(483)。Aチャ
ネルの撮影と同時に484でフィルム搬送量の計測をし
ながら、結果をオドメータに加算し(485)、コント
ロール部26のディスプレイ28に表示する(48
6)。これをAチャネルの撮影が終了するまで繰り返す
(487)。Aチャネルの撮影が終了すると488でフ
ィルムを反転させてBチャネルにし、489でBチャネ
ルの撮影をする。Bチャネルの撮影と同時に490でフ
ィルム搬送量の計測をしながらその結果をオドメータの
値から減算し(491)、コントロール部26のディス
プレイ28に表示する(492)。本実施例ではBチャ
ネルニアエンドをオドメータ値の2.0以下としている
が、493で演算されたオドメーター値が2.0以上で
あれば、Bチャネルの撮影を繰り返す。493で2.0
以下であればBチャネルニアエンドなので495でニア
エンドの表示をする。次に494でオドメータの0.0
まで来ると、撮影を中止し(496)、トレーラ送りを
する(497)。フィルムが所定量送られるとその時点
でトレーラ送りが終了し(498)、フィルムを取り出
して撮影を終了する(499)。
【0071】以上説明したように、第5実施例は画像を
往復撮影するときに、Aチャネルのリーダ送りが終了し
た点をオドメータの0.0と表示し、Aチャネルをフィ
ルム送りあるいは撮影するときはオドメータの値を増加
させ、Bチャネルの撮影のときはAチャネルで増加させ
たオドメータ値を減少させて表示するようにすることに
よって、Bチャネルにおける撮影可能なフィルム残量を
分かりやすく表示することができる。
【0072】尚、実施例1,2,3,4または5におい
てフィルム搬送動作を説明するために用いたフィルム搬
送量とオドメータ表示の数値はフィルムの長さ、または
設定により任意に変更することができるものとする。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、長尺状の記録媒体
に画像情報を往復撮影(デュオ撮影)可能な画像情報撮
影手段と、長尺状の記録媒体の搬送量を計測する計測手
段とを有する画像情報撮影装置において、該記録媒体に
画像を往復撮影するときにまずAチャネルの画像撮影開
始位置を記憶しておきフィルム搬送量を積算していくこ
とによって、フィルム反転後のBチャネルの撮影がまだ
途中であるときに撮影を終了しても、確実にAチャネル
の画像開始位置までフィルム送りを行い、さらにトレー
ラ送りをするので、すでに撮影されている画像が外光に
よって露光されることが無く安全な撮影ができる。
【0074】撮影方向反転後の撮影終了時には、最初に
巻き取りリールに巻つけた長さのフィルム先端部を残し
てトレーラ送りを終了させるので、不必要なトレーラ送
りをすることがなく、撮影終了後のフィルム搬送時間が
短縮される。
【0075】また、Aチャネルの搬送量を基にしている
のでBチャネルの撮影可能フィルム残量を正確に警告す
ることができ、撮影可能な領域の最後まで安全に撮影が
できるのでフィルムの無駄なく撮影ができる。
【0076】さらに、撮影方向反転後の撮影終了時がフ
ィルムの撮影可能領域の終端付近(Bチャネルニアエン
ド)であるときには自動的に撮影終了を判断し、フィル
ム送りを始めるので、操作の間違いが少なくなり、撮影
終了時の操作時間が短縮される。
【0077】オドメーターの表示をするときには、Aチ
ャネルはオドメーターの値を増加させ、フィルムを反転
後、Bチャネルに移るとオドメーターの値を減少させて
表示することによって、Bチャネルにおける撮影可能な
フィルム残量が即座に判読でき、操作時の判断ミスを予
防する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る第1実施例の撮影装置の
概略断面図である。
【図2】図2は、図1の撮影装置のコントロール部斜視
図である。
【図3】図3は、図1の撮影装置の露光光学系の構成図
である。
【図4】図4は、図1の撮影装置におけるカメラユニッ
トと装着部の斜視図である。
【図5】図5は、図4のカメラユニットの概略断面図で
ある。
【図6】図6は、図1の撮影装置を作動するための制御
回路のブロック図である。
【図7】図7は撮影されたデュオフィルムの例である。
【図8】図8は撮影されたフィルムの例である。
【図9】図9は本発明に係る第1実施例のデュオフィル
ムの説明図である。
【図10】図10は本発明に係る第1実施例を説明する
ためのフローチャートである。
【図11】図11は本発明に係る第2実施例のデュオフ
ィルムの説明図である。
【図12】図12は本発明に係る第2実施例を説明する
ためのフローチャートである。
【図13】図13は本発明に係る第3実施例のデュオフ
ィルムの説明図である。
【図14】図14は本発明に係る第3実施例を説明する
ためのフローチャートである。
【図15】図15は本発明に係る第4実施例のデュオフ
ィルムの説明図である。
【図16】図16は本発明に係る第4実施例を説明する
ためのフローチャートである。
【図17】図17は本発明に係る第5実施例のデュオフ
ィルムの説明図である。
【図18】図18は本発明に係る第5実施例を説明する
ためのフローチャートである。
【図19】図19は本発明に係る従来例の撮影装置の概
略断面図である。
【図20】図20は本発明に係る従来例の撮影光学系の
構成図である。
【符号の説明】
F,F’,Fa フィルム(長尺状の記録媒体) S,S’ シート状被写体 1 撮影装置 26 コントロール部 40 カメラユニット(画像情報撮影手段) 38a 供給リール 39a 巻き取りリール 204 フィルム搬送量計測回路 205 フィルムエンコーダ(計測手段) 210 センサ(計測手段)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の記録媒体に画像情報を往復撮影
    (デュオ撮影)可能な画像情報撮影手段と、長尺状の記
    録媒体の搬送量を計測する計測手段と、を有する画像情
    報撮影装置において、記録媒体上の撮影開始位置を記憶
    し、記録媒体の位置決め制御を行うことを特徴とする撮
    影装置。
  2. 【請求項2】 長尺状の記録媒体に往復撮影(デュオ撮
    影)をするときに、記憶した撮影開始位置を基にして、
    撮影方向反転後の撮影終了時には該記録媒体を少なくと
    も撮影開始位置まで搬送してから撮影を終了することを
    特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 長尺状の記録媒体に往復撮影(デュオ撮
    影)をするときに、撮影方向反転後の撮影終了時には該
    記録媒体を最後まで巻き取らないことを特徴とする請求
    項1に記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】 撮影方向反転後の長尺状の記録媒体の撮
    影可能領域の終端付近において撮影する場合には撮影開
    始位置を基にして撮影終了の警告を発することを特徴と
    する請求項1に記載の撮影装置。
  5. 【請求項5】 撮影方向反転後の撮影中断時が長尺状の
    記録媒体の撮影可能領域の終端付近の所定の位置以降に
    ある場合には、自動的に撮影終了を判断して該記録媒体
    を少なくとも撮影開始位置まで搬送してから撮影を終了
    することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  6. 【請求項6】 往復撮影(デュオ撮影)において、撮影
    開始位置を記憶しておき、撮影方向反転後に該記録媒体
    の搬送が前記撮影開始位置に到達したときには撮影を禁
    止することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の撮影装置において、長
    尺状の記録媒体の搬送量を表示する表示手段を有し、長
    尺状の記録媒体に往復撮影(デュオ撮影)をするとき
    に、撮影開始位置を記憶して該位置を基準とし、正方向
    撮影時には該基準位置からの搬送量を増加させて表示
    し、逆方向撮影時には既搬送量から逆方向搬送量を減算
    して表示することを特徴とする撮影装置。
  8. 【請求項8】 フィルムを収納し、往復撮影(デュオ撮
    影)可能なカメラユニットとフィルムの搬送量を計測す
    る計測手段と、を有する撮影装置において、フィルム上
    の撮影開始位置を記憶し、フィルムの位置決め制御を行
    うことを特徴とする撮影装置。
  9. 【請求項9】 フィルムを収納したカメラユニットを反
    転させて往復撮影(デュオ撮影)をするときに、記憶し
    た撮影開始位置を基にして、撮影方向反転後の撮影終了
    時にはフィルムを少なくとも撮影開始位置まで搬送して
    から撮影を終了することを特徴とする請求項8に記載の
    撮影装置。
  10. 【請求項10】 フィルムを収納したカメラユニットを
    反転させて往復撮影(デュオ撮影)をするときに、撮影
    方向反転後の撮影終了時にはフィルムを最後まで巻き取
    らないことを特徴とする請求項8に記載の撮影装置。
  11. 【請求項11】 撮影開始位置を基にして撮影方向反転
    後のフィルムの撮影可能領域の終端付近において撮影す
    る場合には撮影終了の警告を発することを特徴とする請
    求項8に記載の撮影装置。
  12. 【請求項12】 撮影方向反転後の撮影中断時がフィル
    ムの撮影可能領域の終端付近の所定の位置以降にある場
    合には、自動的に撮影終了を判断して該記録媒体を少な
    くとも撮影開始位置まで搬送してから撮影を終了するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の撮影装置。
  13. 【請求項13】 往復撮影(デュオ撮影)において、撮
    影開始位置を記憶しておき、撮影方向反転後にフィルム
    の搬送が前記撮影開始位置に到達したときには撮影を禁
    止することを特徴とする請求項8に記載の撮影装置。
  14. 【請求項14】 請求項8に記載の撮影装置において、
    フィルムの搬送量を表示する表示手段を有し、フィルム
    に往復撮影(デュオ撮影)をするときに、撮影開始位置
    を記憶して該位置を基準とし、正方向撮影時には該基準
    位置からの搬送量を増加させて表示し、逆方向撮影時に
    は既搬送量から逆方向搬送量を減算して表示することを
    特徴とする撮影装置。
JP7630194A 1994-03-07 1994-03-24 撮影装置 Expired - Fee Related JP2681747B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7630194A JP2681747B2 (ja) 1994-03-24 1994-03-24 撮影装置
US08/397,353 US5619303A (en) 1994-03-07 1995-03-02 Photographing apparatus usable in first and second postures with a film amount display feature for each posture

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7630194A JP2681747B2 (ja) 1994-03-24 1994-03-24 撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07261282A JPH07261282A (ja) 1995-10-13
JP2681747B2 true JP2681747B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=13601555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7630194A Expired - Fee Related JP2681747B2 (ja) 1994-03-07 1994-03-24 撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2681747B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07261282A (ja) 1995-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2602583B2 (ja) 写真プリンタ
EP0581241B1 (en) Reproduction apparatus for film images, enabling reading and writing of additional information for each frame
US5124743A (en) Photographic printer with apparatus for straightening curl of developed photographic film
US5208627A (en) Recording apparatus
EP0695434A1 (en) Dual mode 2d/3d printer
JP2681747B2 (ja) 撮影装置
US4351609A (en) Photographing apparatus
JP2899218B2 (ja) 撮影装置
JPH0545714A (ja) 写真フイルム
JP2630660B2 (ja) 撮影装置
JP3332644B2 (ja) 画像記録装置
US5619303A (en) Photographing apparatus usable in first and second postures with a film amount display feature for each posture
EP0610825A1 (en) Photographic printer
JP2772596B2 (ja) 撮影装置
JP3015128B2 (ja) 撮影装置
JPH07244331A (ja) 撮影装置
JPH06337479A (ja) 画像プリント条件決定装置
JP2947144B2 (ja) 情報検索装置
JP3495464B2 (ja) マイクロフィルムカメラのマーク写し込み装置
JP2947139B2 (ja) 情報検索装置
JP3029754B2 (ja) 画像プリント条件決定装置
JP2983444B2 (ja) 撮影装置
JP3305865B2 (ja) 印画紙搬送方法及び写真焼付装置
JP2662386B2 (ja) 撮影装置
JP3603218B2 (ja) 写真システム及び写真フィルム焼付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970617

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees