JP2681598B2 - 化粧板およびその製造方法 - Google Patents

化粧板およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板の表面に化粧単板
が貼着されてなる化粧板およびその製造方法に関し、特
に、合成樹脂の含浸による強硬度表面を有する化粧板お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧単板を加圧、減圧装置に投入し、合
成樹脂を注入して該合成樹脂を化粧単板に含浸して硬化
させることにより、樹脂含浸化粧単板が得られる。そし
て、この樹脂含浸化粧単板を接着剤を介して基板に貼着
して化粧板を構成することが行われている。
【0003】このようにして構成された化粧板は、化粧
単板内の全般に亙って合成樹脂が含浸されているので化
粧単板が強硬度化され、化粧板としての耐摩耗性や耐日
割れ性等の向上が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来法によるときは加圧、減圧装置を用いて樹脂含浸を行
うため、大掛かりな設備が必要となる。また、生産性が
低く、かつ、化粧単板の全般に亙って合成樹脂を含浸さ
せるものであるため、多量の合成樹脂を使用する必要が
ある。これらの要因によって製造コストが高いものとな
らざるを得なかった。
【0005】また、合成樹脂が化粧単板の表裏面に残置
されるため、これを基板に接着する際に接着剤の化粧単
板内への浸透が妨げられ、投錨効果が期待できないため
に十分な接着力が得られないという難点があった。これ
を解決するためには、含浸に用いられる合成樹脂と同系
の合成樹脂接着剤を用いて分子間引力に伴う接着力を求
める必要が生じ、更にコストを高くしていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
した従来技術における問題を解消し、簡単な装置を用い
ながら、基板に対する化粧単板の接着力を向上させ、か
つ、化粧単板の表面性を改善して耐摩耗性や耐日割れ
性、耐衝撃性、耐水性等にに優れた化粧板を提供するこ
とを目的とする。
【0007】すなわち、本発明による化粧板は、少なく
とも表面に比重の高い硬質層を有する木質繊維板よりな
る基板の該硬質層上に接着剤を介して化粧単板が貼着さ
れてなり、該化粧単板の裏面側には該接着剤が含浸硬化
された接着剤含浸層が形成されると共に表面側には熱硬
化性樹脂が含浸硬化された熱硬化性樹脂含浸層が形成さ
れてなることを特徴とする。
【0008】基板として用いられる木質繊維板は、その
全体比重が0.4以上であることが好ましいが、その片
面または両面には内層部よりも比重の高い硬質層が露出
形成されている。この硬質層は0.8〜1.4の比重で
あり、0.3〜1.0mm程度の層厚を有するものであ
ることが好ましい。
【0009】硬質層は木質繊維板の内層部よりも比重が
高いものであるため、木質繊維板自体が引っ張り強度、
圧縮強度および曲げ強度に優れ、曲げたわみ量の非常に
小さなものとなり、化粧板の強度向上がなされる。ま
た、表面の硬質層により非透水性が付与される。
【0010】以上に述べたような、高比重の硬質層を少
なくとも表面に有する木質繊維板は、以下のようにして
製造可能である。すなわち、例えば乾式法による製造工
程において、松、杉、桧等の針葉樹材やカポール、ラワ
ン、栗、ポプラ等の広葉樹材等による木材チップないし
は建築等の廃材チップを解繊し、あるいはサンダーダス
ト、ソーダスト等の木粉を適宜混合して木質繊維を得、
この木質繊維に接着剤、サイズ剤等を添加した後乾燥
し、この木質繊維をフォーミング装置によりスクリーン
コンベア上に堆積し、仮圧締して木質繊維マットとし、
次いで一定寸法に裁断して定尺木質繊維マットとした
後、これを加熱圧締することによって木質繊維板が得ら
れる。
【0011】この製造工程において、木質繊維に対する
接着剤の添加量を多くし、あるいは木質繊維の含水率を
高くすることにより、得られる木質繊維板の片面または
両面に硬質層を形成し、しかもその硬質層の層厚を大き
くすることができる。
【0012】また、定尺木質繊維マットの上面および/
または下面に水を塗布し、あるいは不織布、紙、布等の
保水性のあるシート状物に含水させたものを該木質繊維
マットの上面および/または下面に載置し、この状態で
加熱圧締する。これにより、表裏部の含水率が高められ
た状態で加熱圧締されることとなるため、水の塗布面ま
たはシート状物の載置面側に大きな層厚の硬質層が形成
される。
【0013】この場合において、水の塗布量や、シート
状物への含水量を適宜調整し、あるいは木質繊維に対す
る接着剤の添加量や木質繊維の含水率を適宜調整するこ
とによって、硬質層に所望の比重や層厚を与えることが
できる。
【0014】このようにして、片面または両面に所定層
厚の硬質層を有する木質繊維板が得られるが、この木質
繊維板においては、加熱圧締時の接着剤のプレキュアに
よる低比重の薄表層が形成されることがあるため、必要
に応じて少なくとも表面側をサンディングして該低比重
薄表層を除去し、硬質層を表面に露出させる。
【0015】かかる木質繊維板の表面硬質層上に、必要
に応じて目止め処理、シーラー処理、耐摩処理等の下地
処理を施した後、塗装装置(ロールコーター、フローコ
ーター、カーテンコーター、スプレッダー、スプレー
等)を用いて接着剤を塗布する。
【0016】接着剤としては、酢酸ビニル樹脂、ユリア
樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、イソシアネー
ト、SBR、MBR等の合成樹脂あるいはゴム系の接着
剤が好適であり、それらを単独でまたは任意混合して用
いられる。また、これらの合成樹脂接着剤を任意変性し
たものを用いても良い。
【0017】接着剤の塗布量は50〜150g/m
またその粘度は100〜300ポイズとすることが好ま
しい。塗布量が150g/mを越えたり、粘度が10
0ポイズに満たなかったりすると、塗布した接着剤が貼
着される化粧単板の表面にまで滲出してしまい、後に塗
布される熱硬化性樹脂の化粧単板への圧入含浸の妨げと
なる。ただし、接着剤と熱硬化性樹脂とに同系の合成樹
脂を用いた場合には、それらの分子間引力作用によって
十分な接着力が得られるので、この限りではない。
【0018】また、塗布量が50g/m未満であった
り、粘度が300ポイズを越えたりすると、塗布接着剤
の化粧単板への圧入含浸が行われにくくなり、基板と化
粧単板との間の接着力が十分に得られなくなる。
【0019】次に、接着剤が塗布された基板の表面に化
粧単板を載置する。化粧単板には、スライス単板、ソー
ド単板、ロータリー単板、ハーフランド単板、人工突板
等が用いられ、その厚さは0.1〜2.0mm程度のも
のが一般に用いられる。化粧単板は、接着剤の圧入含浸
を妨げることのない不織布、薄葉紙、クラフト紙等のシ
ート状物を裏面に貼着して裏打ちしたものを用いても良
い。
【0020】次に、化粧単板が載置された基板を圧締装
置(ロールプレス、平盤プレス等)に投入して熱圧また
は冷圧圧締し、接着剤を介して化粧単板を基板表面に貼
着する。このとき、基板として少なくとも表面に比重の
高い硬質層が形成された木質繊維板が用いられているた
め、圧締装置による熱圧あるいは冷圧圧締においても接
着剤が木質繊維板の表面から内部に向けて必要以上に含
浸されることがなく、少ない接着剤塗布量であっても、
その一部を有効に化粧単板の裏面側から圧入含浸させて
接着剤含浸層を形成することができる。かくして、化粧
単板と基板表面との間には十分な接着強度が得られる。
【0021】次に、基板に貼着された化粧単板の表面
に、塗装装置(ロールコーター、フローコーター、カー
テンコーター、スプレッダー、スプレー等)を用いて、
熱硬化性樹脂を塗布する。熱硬化性樹脂としては、フェ
ノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹
脂、ポリウレタン樹脂等が例示され、これらを単独でま
たは任意混合して用いることができる。また、これらの
熱硬化性樹脂を任意変性したものを用いても良い。
【0022】熱硬化性樹脂の塗布量は30〜150g/
、またその粘度は0.2〜3.0ポイズとすること
が好ましい。塗布量が30g/m未満であったり、粘
度が0.2ポイズ未満であったりすると、化粧単板の表
面に形成される熱硬化性樹脂含浸層に十分な層厚が得ら
れず、その表面強度や耐久性の向上等の効果が十分に得
られない。また、塗布量が150g/mを越えたり、
粘度が3.0ポイズを越えたりすると、コストが高くな
るだけでなく、圧締時に熱硬化性樹脂が化粧単板の表面
に滲出して化粧板や圧締装置の熱盤を汚染してしまうの
で、好ましくない。
【0023】熱硬化性樹脂の塗布後、平盤プレス装置に
投入して上下圧締盤間で加熱加圧し、熱硬化性樹脂を化
粧単板の表面に圧入含浸硬化させ、熱硬化性樹脂含浸層
を形成する。
【0024】以上の工程により、本発明の化粧板が得ら
れる。この化粧板にあっては、基板表面に貼着される化
粧単板の裏面側に接着剤含浸層が、また表面側には熱硬
化性樹脂含浸層がそれぞれ形成され、すなわち化粧単板
が樹脂含浸化されているので、表面強度、耐水性、寸法
安定性等各種特性が顕著に向上されている。また、基板
として、少なくとも表面に硬質層を有する木質繊維板が
用いられているので、化粧単板の貼着のために基板表面
に塗布される接着剤が木質繊維板内に必要以上に含浸す
ることがなく、少ない塗布量であってもそのうちの十分
な量が化粧単板内に含浸され、これらの間の接着力が向
上される。
【0025】更に、この化粧板の表面に塗装装置を用い
て透明合成樹脂塗料を塗布し、その後乾燥して、化粧単
板の表面に透明保護被膜を形成することができる。透明
合成樹脂塗料には、アクリル樹脂塗料、アミノアルキド
樹脂塗料、ビニル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、ポリウ
レタン樹脂塗料等が好適に用いられる。透明合成樹脂塗
料には任意着色剤を混合しても良い。また、酸化アルミ
ニウム、炭化ケイ素、酸化ケイ素、ホウ砂、炭化ホウ
素、酸化チタン等の無機質粒子を混合すると、耐摩耗性
に優れた透明保護被膜とすることができる。
【0026】透明合成樹脂塗料の塗布前に、サンディン
グ、ワイヤーブラシ掛け等により化粧単板の表面に微細
凹部を形成することができる。これにより、透明合成樹
脂塗料が微細凹部内に入り込み、投錨効果による密着力
の向上がなされる。また、密着力向上を目的として、透
明合成樹脂塗料にイソシアネートを混合することができ
る。
【0027】
【作用】少なくとも表面に比重の高い硬質層が形成され
てなる木質繊維板が基板として用いられ、該硬質層が存
在するために、その表面に塗布される接着剤が過剰に基
板の内部に浸透することがない。したがって、塗布され
る接着剤のうちの十分な量が、接着剤を介して基板表面
に貼着される化粧単板に含浸され、大きな接着強度発揮
する。
【0028】化粧単板の表面には熱硬化性樹脂含浸層が
形成され、表面強度、耐衝撃性、耐押圧性、耐摩耗性、
耐水性、寸法安定性等の諸特性が向上される。
【0029】
【実施例】
(実施例1)表裏面に比重の高い硬質層を露出させた比
重0.8の木質繊維板を基板とし、該基板の表面に、ロ
ールコーターを用いて接着剤を塗布量60g/mにて
塗布した。用いた接着剤はフェノール変性メラミン樹脂
接着剤であり、添加物として小麦粉、消泡剤、浸透剤、
硬化剤等を混合し、粘度200〜250ポイズのもので
あった。
【0030】次に、該基板の表面に0.23mmのオー
ク材スライス単板を載置した後、ホットプレス装置に投
入し、圧力7kg/m、温度130℃、圧締時間60
秒の条件にて熱圧圧締した。これにより、接着剤の一部
がスライス単板の裏面側に圧入含浸されると共に硬化
し、接着剤含浸層が形成され、十分な接着力にてスライ
ス単板が基板表面に貼着された。
【0031】このようにして基板表面に貼着されたスラ
イス単板の表面に、ロールコーターを用いて熱硬化性樹
脂を塗布量65g/mにて塗布した。熱硬化性樹脂と
してはフェノール変性メラミン樹脂を用い、その粘度は
0.38ポイズであった。
【0032】熱硬化性樹脂を塗布した後、直ちにホット
プレス装置に投入し、圧力7kg/m、温度130
℃、圧締時間60秒の条件にて熱圧圧締した。これによ
り、熱硬化性樹脂の一部がスライス単板の表面に圧入含
浸されると共に硬化し、熱硬化性樹脂含浸層が形成され
た。
【0033】このようにして得られた化粧板の概略構成
が図1に示され、表裏面に比重の高い硬質層2a、2b
を有する木質繊維板よりなる基板1の表面に化粧単板
(スライス単板)3が貼着されている。化粧単板の裏面
側には接着剤含浸層4が形成されると共に、その表面側
には熱硬化性樹脂含浸層5が形成されている。 (実施例2)実施例1で得られた化粧板の表面に、更
に、ロールコーターを用いて、ポリエステル変性アクリ
ル樹脂にイソシアネートおよび着色剤、浸透剤等を添加
して得た着色透明合成樹脂塗料を、塗布量50g/m
にて塗布した後、紫外線照射装置に投入して紫外線硬化
して、透明保護被膜を形成した。
【0034】このようにして得られた化粧板の概略構成
が図2に示され、図1の化粧板における化粧単板3上に
更に透明保護被膜6が形成されてなる化粧板である。 (実施例3)実施例1で得られた化粧板をサンディング
装置に投入して、スライス単板の表面をサンディング処
理し、微細凹部を形成した。サンディング処理には番手
#240〜#400のサンドペーパーを用いた。これ
は、番手が#240よりも粗くなるとスライス単板表面
に形成される凹部が幅広で深いものとなって表面が荒れ
てしまい、逆に番手#400よりも細いものを用いると
形成される凹部の幅が狭く小さくなりすぎてしまい、後
に塗布される塗料に対する投錨効果が期待できなくなる
ためである。
【0035】このようにして微細凹部が形成されたスラ
イス単板の表面に、スポンジコーターを用いて、ポリエ
ステル変性アクリル樹脂に着色剤、浸透剤等を添加して
得た着色透明合成樹脂塗料を、塗布量50g/mにて
塗布した後、紫外線照射装置に投入して紫外線硬化し
て、透明保護被膜を形成した。
【0036】このようにして得られた化粧板は図2に示
されるものと略同様のものであるが、透明保護被膜6が
化粧単板5の表面微細凹部に投錨してこれらの間の接着
力が高められたものであった。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、基板である木質繊維板
の表面に硬質層が形成されて接着剤の過剰な浸透を防止
しているため、化粧単板を貼着するために基板表面に塗
布される接着剤が少ない量であっても十分な接着力がこ
れらの間に得られ、剥離強度に優れた化粧板を低コスト
にて提供することができる。
【0038】また、基板表面の硬質層のゆえに、水分の
吸収が行われにくく、膨張収縮の小さいものであるの
で、化粧単板に割れや膨れ、皺等を発生させることがな
い。また、表面強度の向上がなされる。
【0039】更に、化粧単板は裏面側に接着剤含浸層
が、また表面側に熱硬化性樹脂含浸層が形成されて、樹
脂含浸化されているため、表面強度、耐衝撃性、耐押圧
性、耐日割れ性、耐摩耗性、耐水性等が大幅に向上され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧板の構成例を示す断面図である。
【図2】本発明の化粧板の別の構成例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 木質繊維板(基板) 2a、2b 硬質層 3 化粧単板 4 接着剤含浸層 5 熱硬化性含浸層 6 透明保護被膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 33/00 B32B 33/00 E04F 13/08 8913−2E E04F 13/08 A

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面に比重の高い硬質層を
    有する木質繊維板よりなる基板の該硬質層上に接着剤を
    介して化粧単板が貼着されてなり、該化粧単板の裏面側
    には該接着剤が含浸硬化された接着剤含浸層が形成され
    ると共に表面側には熱硬化性樹脂が含浸硬化された熱硬
    化性樹脂含浸層が形成されてなることを特徴とする化粧
    板。
  2. 【請求項2】 少なくとも表面に比重の高い硬質層を
    有する木質繊維板よりなる基板の該硬質層上に接着剤を
    介して化粧単板が貼着されてなり、該化粧単板の裏面側
    には該接着剤が含浸硬化された接着剤含浸層が形成され
    ると共に表面側には熱硬化性樹脂が含浸硬化された熱硬
    化性樹脂含浸層が形成されてなり、更に、該化粧単板上
    に透明保護被膜が形成されてなることを特徴とする化粧
    板。
  3. 【請求項3】 前記化粧単板の表面に微細凹部が形成
    され、前記透明保護被膜が該微細凹部に投錨してそれら
    の間の接着力が高められていることを特徴とする請求項
    2の化粧板。
  4. 【請求項4】 少なくとも表面に比重の高い硬質層を
    有する木質繊維板を基板とし、該硬質層上に接着剤を塗
    布し、該接着剤の塗布面に化粧単板を載置し圧締して該
    接着剤の一部を該化粧単板に含浸硬化させて該化粧単板
    の裏面側に接着剤含浸層を形成すると共に該化粧単板を
    該基板に貼着し、次に、該化粧単板の表面に熱硬化性樹
    脂を塗布し上下圧締盤間で加圧して該化粧単板の表面に
    該熱硬化性樹脂を含浸硬化させて該化粧単板の表面側に
    熱硬化性樹脂含浸層を形成することを特徴とする化粧板
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも表面に比重の高い硬質層を
    有する木質繊維板を基板とし、該硬質層上に接着剤を塗
    布し、該接着剤の塗布面に化粧単板を載置し圧締して該
    接着剤の一部を該化粧単板に含浸硬化させて該化粧単板
    の裏面側に接着剤含浸層を形成すると共に該化粧単板を
    該基板に貼着し、次に、該化粧単板の表面に熱硬化性樹
    脂を塗布し上下圧締盤間で加圧して該化粧単板の表面に
    該熱硬化性樹脂を含浸硬化させて該化粧単板の表面側に
    熱硬化性樹脂含浸層を形成し、更に、該化粧単板上に透
    明合成樹脂塗料を塗布乾燥して透明保護被膜を形成する
    ことを特徴とする化粧板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記透明合成樹脂塗料を塗布する前
    に、前記化粧単板の表面に微細凹部を形成することを特
    徴とする請求項5の化粧板の製造方法。
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