JP2679813B2 - 被覆用組成物 - Google Patents
被覆用組成物Info
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- JP2679813B2 JP2679813B2 JP63178108A JP17810888A JP2679813B2 JP 2679813 B2 JP2679813 B2 JP 2679813B2 JP 63178108 A JP63178108 A JP 63178108A JP 17810888 A JP17810888 A JP 17810888A JP 2679813 B2 JP2679813 B2 JP 2679813B2
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- fluoropolymer
- fluorine
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は被覆用組成物に関するものである。
[従来の技術] 従来フッ素樹脂を被膜構成成分とする被覆用組成物
は、耐候性などが優れたものとして知られている。しか
しながら、これらの多くは被膜形成に高温を要するとい
う問題があった。最近、常温で硬化可能なフッ素系被覆
用組成物が提供されてきている。これらの常温硬化可能
なフッ素系被覆用組成物は、溶剤を乾燥させるだけ、す
なわちラッカータイプのものと、架橋反応により硬化さ
せるタイプと二種類ある。前者は、耐溶剤性が悪く、後
者は硬化に3日程度の長時間かかるという問題があっ
た。これら問題を解決する方法が、特開昭62−260868号
に提案されている。
は、耐候性などが優れたものとして知られている。しか
しながら、これらの多くは被膜形成に高温を要するとい
う問題があった。最近、常温で硬化可能なフッ素系被覆
用組成物が提供されてきている。これらの常温硬化可能
なフッ素系被覆用組成物は、溶剤を乾燥させるだけ、す
なわちラッカータイプのものと、架橋反応により硬化さ
せるタイプと二種類ある。前者は、耐溶剤性が悪く、後
者は硬化に3日程度の長時間かかるという問題があっ
た。これら問題を解決する方法が、特開昭62−260868号
に提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 特開昭62−260868号に記載されたものは、ヒドロキシ
ル基を有するフルオロオレフィン系樹脂にシリルイソシ
アネートと、酸性リン酸エステル化合物ないしホスホン
酸化合物と、有機溶剤とを加えて調製した組成物であ
る。この組成物は、速乾性、耐溶剤性という点では前述
の技術の問題を解決するものであったが、場合によって
は硬化被膜の耐水性に難点が生ずるという問題があっ
た。本発明は、これらの問題を解消し、速乾性があり、
耐溶剤性、耐水性等に優れた被膜を与える被覆用組成物
を提供することを目的とするものである。
ル基を有するフルオロオレフィン系樹脂にシリルイソシ
アネートと、酸性リン酸エステル化合物ないしホスホン
酸化合物と、有機溶剤とを加えて調製した組成物であ
る。この組成物は、速乾性、耐溶剤性という点では前述
の技術の問題を解決するものであったが、場合によって
は硬化被膜の耐水性に難点が生ずるという問題があっ
た。本発明は、これらの問題を解消し、速乾性があり、
耐溶剤性、耐水性等に優れた被膜を与える被覆用組成物
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者の研究によれば、前述の問題は、硬化被膜中
に残存する未反応のヒドロキシル基などに起因するもの
であることが見出された。而して、本発明者はケイ素原
子に直接結合したイソシアネート基(Si−NCO基)を有
するケイ素化合物を用いる場合には、ヒドロキシル基な
どの官能基を含有しない含フッ素重合体であっても、意
外にも優れた特性を有する硬化被膜を与え得るという知
見を得たものである。
に残存する未反応のヒドロキシル基などに起因するもの
であることが見出された。而して、本発明者はケイ素原
子に直接結合したイソシアネート基(Si−NCO基)を有
するケイ素化合物を用いる場合には、ヒドロキシル基な
どの官能基を含有しない含フッ素重合体であっても、意
外にも優れた特性を有する硬化被膜を与え得るという知
見を得たものである。
かくして本発明は、これら知見に基いて完成されたも
のであり、ケイ素原子に直接結合したイソシアネート基
(Si−NCO基)を有するケイ素化合物、Si−NCO基と縮合
架橋する官能基を含有しない含フッ素重合体を含む被覆
用組成物を提供するものである。
のであり、ケイ素原子に直接結合したイソシアネート基
(Si−NCO基)を有するケイ素化合物、Si−NCO基と縮合
架橋する官能基を含有しない含フッ素重合体を含む被覆
用組成物を提供するものである。
本発明における有機ケイ素化合物としては、ケイ素原
子に直接結合したイソシアネート基(Si−NCO基)を有
する化合物、すなわち、一般にシリルイソシアネートと
呼ばれる化合物が採用される。かかるシリルイソシアネ
ートとしては、一般式、RnSi(NCO)4-n(nは0〜3の
整数、Rは炭素数1〜18程度のアルキル基、アリール基
またはアルケニル基である)で表わされる化合物や、そ
の部分縮合物、反応物などが挙げられる。具体的には、
メチルシリルトリイソシアネート、ジメチルシリルジイ
ソシアネート、トリメチルシリルモノイソシアネート、
ビニルシリルトリイソシアネート、メチルビニルシリル
ジイソシアネート、フェニルシリルトリイソシアネー
ト、メチルフェニルシリルジイソシアネート、n−オク
チルシリルトリイソシアネート、オクタデシルシリルト
リイソシアネートやこれらの縮重合体やエポキシ化合物
との反応物を挙げる事が出来る。
子に直接結合したイソシアネート基(Si−NCO基)を有
する化合物、すなわち、一般にシリルイソシアネートと
呼ばれる化合物が採用される。かかるシリルイソシアネ
ートとしては、一般式、RnSi(NCO)4-n(nは0〜3の
整数、Rは炭素数1〜18程度のアルキル基、アリール基
またはアルケニル基である)で表わされる化合物や、そ
の部分縮合物、反応物などが挙げられる。具体的には、
メチルシリルトリイソシアネート、ジメチルシリルジイ
ソシアネート、トリメチルシリルモノイソシアネート、
ビニルシリルトリイソシアネート、メチルビニルシリル
ジイソシアネート、フェニルシリルトリイソシアネー
ト、メチルフェニルシリルジイソシアネート、n−オク
チルシリルトリイソシアネート、オクタデシルシリルト
リイソシアネートやこれらの縮重合体やエポキシ化合物
との反応物を挙げる事が出来る。
本発明において、有機ケイ素化合物は一種単独で使用
してもよいし、二種以上の混合で使用してもよい。有機
ケイ素化合物としては、1分子当り平均3個のSi−NCO
基が存在する様配合することが好ましい。
してもよいし、二種以上の混合で使用してもよい。有機
ケイ素化合物としては、1分子当り平均3個のSi−NCO
基が存在する様配合することが好ましい。
本発明における含フッ素重合体としては、Si−NCO基
と縮合架橋する基(以下、官能基という)を有しないも
のが採用される。ここで官能基としては、水酸基、カル
ボン酸基などの活性水素含有基などが挙げられる。この
様な基を有しない含フッ素重合体としては、フルオロオ
レフィンの単独重合体、複数のフルオロオレフィンの共
重合体、フルオロオレフィンと官能基を有しないエチレ
ン性不飽和単量体との共重合体、フッ素置換基を有する
アクリル酸もしくはメタアクリル酸エステル(以下、総
称してフルオロ(メタ)アクリレートという)の単独重
合体または他のエチレン性不飽和単量体との共重合体な
どが例示される。中でも、炭化水素系、エステル系など
の通常塗料用溶剤として使用される溶剤に可溶性のもの
が好ましく採用される。ポリテトラフルオロエチレン、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ(アル
キルビニルエーテル)共重合体の如き溶剤に不溶あるい
は離溶性の含フッ素重合体は被覆作業性が悪くなり、好
ましいとは言えない。好ましくは、フルオロオレフィン
とアルキルビニルエーテルなどのエチレン性不飽和単量
体の共重合体や、フルオロ(メタ)アクリレートとアク
リル酸エステルなどのエチレン性不飽和単量体の共重合
体などが好ましく採用される。フルオロオレフィンと共
重合されるエチレン性不飽和単量体としては、炭素1〜
15程度の直鎖状、分岐状あるいは脂環状のアルキル基を
有するアルキルビニルエーテル、アルキルアリルエーテ
ル、アルキルビニルエステル、アルキルアリルエステル
などが挙げられる。またこの共重合体は、フルオロオレ
フィン単位を30〜60モル%程度含むものが好ましく採用
される。フルオロ(メタ)アクリレートと共重合される
単量体は、アクリロイル基またはメタアクリロイル基含
有化合物、スチレンなどのビニル基含有化合物などが挙
げられる。特に、溶剤可溶性含フッ素重合体としては、
側鎖にフッ素含有基を有するものが好ましい。側鎖にフ
ッ素含有基を有する含フッ素重合体を用いると、被覆の
表面付近にフッ素含有基が配向する傾向があり、少量の
フッ素含有量であっても良好な防汚性、易洗浄性などが
発揮されるので好ましい。かかる側鎖にフッ素含有基を
有する含フッ素重合体としては、フルオロ(メタ)アク
リレート系重合体、すなわち、含フッ素アクリル系重合
体などが例示される。ここで、フルオロ(メタ)アクリ
レートとしては、炭素数3〜21程度のポリフルオロアル
キル基を有するものが好ましく採用される。具体的に
は、 CF3(CF2)4CH2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)6(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)6CH2OCOC=CH2 CF2(CF2)7CH2CH2OCOCH=CH2 CF3(CF2)7SO2N(C3H7)(CH2)2OCOCH=CH2 CF3(CF2)7(CH2)4OCOCH=CH2 CF3(CF2)7SO2N(CH3)(CH2)2OCOCH(CH3)=CH2 CF3(CF2)SO2N(C2H5)(CH2)2OCOCH=CH2 CF3(CF2)7CONH(CH2)2OCOCH=CH2 CF3(CF2)8(CH2)2OCOCH=CH2 CF3(CF2)8(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 H(CF2)10CH2OCOCH=CH2 CF2Cl(CF2)10CH2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)8OC2H4OCOCH=CH2 CF3(CF2)2O(C3F6O)2COCH=CH2 CF3(CF2)2O(C3F6O)2COC(CH3)=CH2 などが例示される。
と縮合架橋する基(以下、官能基という)を有しないも
のが採用される。ここで官能基としては、水酸基、カル
ボン酸基などの活性水素含有基などが挙げられる。この
様な基を有しない含フッ素重合体としては、フルオロオ
レフィンの単独重合体、複数のフルオロオレフィンの共
重合体、フルオロオレフィンと官能基を有しないエチレ
ン性不飽和単量体との共重合体、フッ素置換基を有する
アクリル酸もしくはメタアクリル酸エステル(以下、総
称してフルオロ(メタ)アクリレートという)の単独重
合体または他のエチレン性不飽和単量体との共重合体な
どが例示される。中でも、炭化水素系、エステル系など
の通常塗料用溶剤として使用される溶剤に可溶性のもの
が好ましく採用される。ポリテトラフルオロエチレン、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ(アル
キルビニルエーテル)共重合体の如き溶剤に不溶あるい
は離溶性の含フッ素重合体は被覆作業性が悪くなり、好
ましいとは言えない。好ましくは、フルオロオレフィン
とアルキルビニルエーテルなどのエチレン性不飽和単量
体の共重合体や、フルオロ(メタ)アクリレートとアク
リル酸エステルなどのエチレン性不飽和単量体の共重合
体などが好ましく採用される。フルオロオレフィンと共
重合されるエチレン性不飽和単量体としては、炭素1〜
15程度の直鎖状、分岐状あるいは脂環状のアルキル基を
有するアルキルビニルエーテル、アルキルアリルエーテ
ル、アルキルビニルエステル、アルキルアリルエステル
などが挙げられる。またこの共重合体は、フルオロオレ
フィン単位を30〜60モル%程度含むものが好ましく採用
される。フルオロ(メタ)アクリレートと共重合される
単量体は、アクリロイル基またはメタアクリロイル基含
有化合物、スチレンなどのビニル基含有化合物などが挙
げられる。特に、溶剤可溶性含フッ素重合体としては、
側鎖にフッ素含有基を有するものが好ましい。側鎖にフ
ッ素含有基を有する含フッ素重合体を用いると、被覆の
表面付近にフッ素含有基が配向する傾向があり、少量の
フッ素含有量であっても良好な防汚性、易洗浄性などが
発揮されるので好ましい。かかる側鎖にフッ素含有基を
有する含フッ素重合体としては、フルオロ(メタ)アク
リレート系重合体、すなわち、含フッ素アクリル系重合
体などが例示される。ここで、フルオロ(メタ)アクリ
レートとしては、炭素数3〜21程度のポリフルオロアル
キル基を有するものが好ましく採用される。具体的に
は、 CF3(CF2)4CH2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)6(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)6CH2OCOC=CH2 CF2(CF2)7CH2CH2OCOCH=CH2 CF3(CF2)7SO2N(C3H7)(CH2)2OCOCH=CH2 CF3(CF2)7(CH2)4OCOCH=CH2 CF3(CF2)7SO2N(CH3)(CH2)2OCOCH(CH3)=CH2 CF3(CF2)SO2N(C2H5)(CH2)2OCOCH=CH2 CF3(CF2)7CONH(CH2)2OCOCH=CH2 CF3(CF2)8(CH2)2OCOCH=CH2 CF3(CF2)8(CH2)2OCOC(CH3)=CH2 H(CF2)10CH2OCOCH=CH2 CF2Cl(CF2)10CH2OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF2)8OC2H4OCOCH=CH2 CF3(CF2)2O(C3F6O)2COCH=CH2 CF3(CF2)2O(C3F6O)2COC(CH3)=CH2 などが例示される。
特に、含フッ素アクリル系重合体の中でもクシ型ポリ
マーが強靭な被膜が得られるため好ましい。かかるクシ
型ポリマーとは、比較的長い側鎖を有する重合体であ
り、マクロモノマーとフルオロ(メタ)アクリレート、
必要に応じ他の共単量体を共重合する方法、含フッ素重
合体中の反応性の基に、マクロ化合物を反応させる方法
あるいは二種以上の重合体同志を反応せしめる方法など
の方法により得られるグラフト重合体が好ましく採用さ
れる。特に、マクロモノマーを共重合したグラフト重合
体が安定した重合体を得られるため好ましく採用され
る。ここで、マクロモノマーとは、分子量1000〜100000
程度で、片末端にラジカル重合性不飽和基を有するもの
である。かかる共重合体は、上記フルオロ(メタ)アク
リレート、マクロモノマーおよび他の不飽和単量体が共
重合したものが好ましく採用される。ここで他の不飽和
モノマーとしては、例えば、スチレン、ビニルトルエ
ン、α−メチルスチレン、クロロスチレンなどの芳香族
ビニル単量体類、ブタジエン、イソプレン、クロロプレ
ンなどの共役ジエン単量体類、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどのア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル類、塩化ビニ
ル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニリデンなど
のハロゲン化ビニルおよびビニルデン類、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類などが挙げ
られる。
マーが強靭な被膜が得られるため好ましい。かかるクシ
型ポリマーとは、比較的長い側鎖を有する重合体であ
り、マクロモノマーとフルオロ(メタ)アクリレート、
必要に応じ他の共単量体を共重合する方法、含フッ素重
合体中の反応性の基に、マクロ化合物を反応させる方法
あるいは二種以上の重合体同志を反応せしめる方法など
の方法により得られるグラフト重合体が好ましく採用さ
れる。特に、マクロモノマーを共重合したグラフト重合
体が安定した重合体を得られるため好ましく採用され
る。ここで、マクロモノマーとは、分子量1000〜100000
程度で、片末端にラジカル重合性不飽和基を有するもの
である。かかる共重合体は、上記フルオロ(メタ)アク
リレート、マクロモノマーおよび他の不飽和単量体が共
重合したものが好ましく採用される。ここで他の不飽和
モノマーとしては、例えば、スチレン、ビニルトルエ
ン、α−メチルスチレン、クロロスチレンなどの芳香族
ビニル単量体類、ブタジエン、イソプレン、クロロプレ
ンなどの共役ジエン単量体類、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどのア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル類、塩化ビニ
ル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニリデンなど
のハロゲン化ビニルおよびビニルデン類、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類などが挙げ
られる。
この様な含フッ素クシ型ポリマーは綜研化学LF40など
として市販されている。
として市販されている。
本発明の被覆用組成物は、上記2成分の他に硬化触媒
が含まれていることが硬化速度の点から好ましい。かか
る硬化触媒としては、酸性リン酸エステル化合物、ホス
ホン酸化合物、ホウ酸トリエステル化合物などが例示さ
れている。ここで、酸性リン酸エステルは一般式 (ここにRはC=1〜10のアルキル基、アリール基、又
はアルケニル基を示し、n=1又は2)で表わされる化
合物であり、一方ホスホン酸化合物は一般式 (Rは上記の同じ)で表わされる化合物であり、ホウ酸
トリエステル化合物は一般式 B(OR)3 (Rは上記と同じ)で表わされる化合物である。
が含まれていることが硬化速度の点から好ましい。かか
る硬化触媒としては、酸性リン酸エステル化合物、ホス
ホン酸化合物、ホウ酸トリエステル化合物などが例示さ
れている。ここで、酸性リン酸エステルは一般式 (ここにRはC=1〜10のアルキル基、アリール基、又
はアルケニル基を示し、n=1又は2)で表わされる化
合物であり、一方ホスホン酸化合物は一般式 (Rは上記の同じ)で表わされる化合物であり、ホウ酸
トリエステル化合物は一般式 B(OR)3 (Rは上記と同じ)で表わされる化合物である。
酸性リン酸エステル化合物としてはたとえば酸性ブチ
ルリン酸エステル、酸性ジブチルリン酸エステル、酸性
オクチルリン酸エステルが挙げられる。又ホスホン酸と
してはモノ又はジブチルホスホン酸、モノ又はジオクチ
ルホスホン酸、フェニルホスホン酸があげられる。ホウ
酸トリエステル化合物としては、ホウ酸トリメチル、ホ
ウ酸トリエチルなどが例示される。中でも酸性リン酸エ
ステル化合物は、触媒効果としレベリング効果が得られ
るため好ましく採用される。
ルリン酸エステル、酸性ジブチルリン酸エステル、酸性
オクチルリン酸エステルが挙げられる。又ホスホン酸と
してはモノ又はジブチルホスホン酸、モノ又はジオクチ
ルホスホン酸、フェニルホスホン酸があげられる。ホウ
酸トリエステル化合物としては、ホウ酸トリメチル、ホ
ウ酸トリエチルなどが例示される。中でも酸性リン酸エ
ステル化合物は、触媒効果としレベリング効果が得られ
るため好ましく採用される。
また、本発明の組成物は、上記成分の他に有機溶剤を
含んでいることが被覆作業性に優れるため好ましく採用
される。かかる有機溶剤としては、トリクロロトリフル
オロエタン、ジフルオロメタンなどのフロン系溶剤、酢
酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、ジブチルエーテ
ル、メチルエチルケトン、キシレン、トルエンなど、通
常塗料用溶剤として使用される炭化水素系、エステル
系、ケトン系などの溶剤が採用可能である。ただし、イ
ソシアネートと反応性の基を有する有機溶剤は、ゲル化
をおこすため、使用できない。また、有機溶剤の一成分
として、ジエチルグリコールジメチルエーテル、トリエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジアセテート、トリエチレングリコールジアセテー
ト等のポリアルキレングリコールジエーテル又はホリア
ルキレングリコールジエステル等を併用すると、被覆用
組成物が安定になり、沈殿などの心配がなくなるため好
ましい。
含んでいることが被覆作業性に優れるため好ましく採用
される。かかる有機溶剤としては、トリクロロトリフル
オロエタン、ジフルオロメタンなどのフロン系溶剤、酢
酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、ジブチルエーテ
ル、メチルエチルケトン、キシレン、トルエンなど、通
常塗料用溶剤として使用される炭化水素系、エステル
系、ケトン系などの溶剤が採用可能である。ただし、イ
ソシアネートと反応性の基を有する有機溶剤は、ゲル化
をおこすため、使用できない。また、有機溶剤の一成分
として、ジエチルグリコールジメチルエーテル、トリエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジアセテート、トリエチレングリコールジアセテー
ト等のポリアルキレングリコールジエーテル又はホリア
ルキレングリコールジエステル等を併用すると、被覆用
組成物が安定になり、沈殿などの心配がなくなるため好
ましい。
本発明において、有機ケイ素化合物と含フッ素重合体
の配合割合は、用途、目的に応じて適宜選定することが
できる。通常は有機ケイ素化合物100重量部当り、含フ
ッ素重合体が100重量部程度以下とすることが好まし
い。あまりに含フッ素重合体の量が大きくなると被膜の
耐溶剤性などが悪くなる傾向があり、好ましくない。ま
た、あまりに含フッ素重合体の量が少なすぎると、耐水
性などが得られなくなり、好ましくない。有機ケイ素化
合物100重量部当り含フッ素重合体1重量部程度以上配
合することが好ましい。通常は、耐溶剤性、耐水性、防
汚性、耐アルカリ性などのバランスのすぐれた5〜30重
量部程度の割合が好ましく採用される。
の配合割合は、用途、目的に応じて適宜選定することが
できる。通常は有機ケイ素化合物100重量部当り、含フ
ッ素重合体が100重量部程度以下とすることが好まし
い。あまりに含フッ素重合体の量が大きくなると被膜の
耐溶剤性などが悪くなる傾向があり、好ましくない。ま
た、あまりに含フッ素重合体の量が少なすぎると、耐水
性などが得られなくなり、好ましくない。有機ケイ素化
合物100重量部当り含フッ素重合体1重量部程度以上配
合することが好ましい。通常は、耐溶剤性、耐水性、防
汚性、耐アルカリ性などのバランスのすぐれた5〜30重
量部程度の割合が好ましく採用される。
また、他の配合物は、その目的に応じ、適宜選定され
るが、有機ケイ素化合物100重量部当り硬化触媒は0〜
5重量部程度、有機溶剤は0〜1000重量部程度が好まし
く採用される。薄い被膜の形成を目的とする時は有機溶
剤を多めに、厚い被膜形成を目的とする場合には有機溶
剤を少なめにすることが好ましい。
るが、有機ケイ素化合物100重量部当り硬化触媒は0〜
5重量部程度、有機溶剤は0〜1000重量部程度が好まし
く採用される。薄い被膜の形成を目的とする時は有機溶
剤を多めに、厚い被膜形成を目的とする場合には有機溶
剤を少なめにすることが好ましい。
本発明の組成物は、上記成分の他に、光安定剤、顔
料、染料などの添加剤が添加されていても良い。
料、染料などの添加剤が添加されていても良い。
[作用] 本発明の組成物が、耐溶剤性に優れた被膜を形成する
機構は明らかではないが、含フッ素重合体が有機ケイ素
化合物との反応性の基を有していないことから推測する
と、有機ケイ素化合物同志が縮合架橋することにより、
三次元網状構造のマトリックスが形成され、このマトリ
ックス中に含フッ素重合体が絡まるため、含フッ素重合
単体では得られない耐溶剤性に優れた被膜が形成される
ものであると考えられる。また、含フッ素重合体として
側鎖にフッ素含有基を有する重合体を使用すると、被膜
形成成分中の表面エネルギーの差により、フッ素含有基
が表面に配向するため、少量のフッ素含有量であって
も、優れた耐水性、耐アルカリ性などの発揮する被膜が
形成されるものと考えられる。さらに含フッ素重合体と
して、クシ型ポリマーを使用すると、有機ケイ素化合物
が縮合架橋したマトリックスに複雑に絡まるため、含フ
ッ素重合体がマトリックス中に強固に保持され、極めて
優れた耐溶剤性と耐水性、耐アルカリ性などが発揮され
るものと考えられる。また、本発明の有機ケイ素化合物
は反応性が極めて高いため、溶剤の乾燥と共に硬化塗膜
が得られるという速乾性が達成されると考えられる。
機構は明らかではないが、含フッ素重合体が有機ケイ素
化合物との反応性の基を有していないことから推測する
と、有機ケイ素化合物同志が縮合架橋することにより、
三次元網状構造のマトリックスが形成され、このマトリ
ックス中に含フッ素重合体が絡まるため、含フッ素重合
単体では得られない耐溶剤性に優れた被膜が形成される
ものであると考えられる。また、含フッ素重合体として
側鎖にフッ素含有基を有する重合体を使用すると、被膜
形成成分中の表面エネルギーの差により、フッ素含有基
が表面に配向するため、少量のフッ素含有量であって
も、優れた耐水性、耐アルカリ性などの発揮する被膜が
形成されるものと考えられる。さらに含フッ素重合体と
して、クシ型ポリマーを使用すると、有機ケイ素化合物
が縮合架橋したマトリックスに複雑に絡まるため、含フ
ッ素重合体がマトリックス中に強固に保持され、極めて
優れた耐溶剤性と耐水性、耐アルカリ性などが発揮され
るものと考えられる。また、本発明の有機ケイ素化合物
は反応性が極めて高いため、溶剤の乾燥と共に硬化塗膜
が得られるという速乾性が達成されると考えられる。
[実施例] 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、
かかる実施例により、本発明は何ら限定されるものでは
ない。
かかる実施例により、本発明は何ら限定されるものでは
ない。
実施例1 含フッ素重合体として含フッ素クシ型ポリマー(綜研
化学、クシ型ポリマーLF−40;トルエン/メチルエチル
ケトン溶液、樹脂分約25重量%)10重量部酢酸エチルエ
ステル40重量部,メチルシリルトリイソシアネート45重
量部を撹拌混合し、均一な溶液とした後、酸性リン酸ブ
チルエステル1.5重量部を加えて溶剤の還流下60℃で30
分間撹拌混合し、無色透明な溶液を得た。この溶液は、
室温で2ケ月間以上安定であった。また、この溶液を用
いて行なった各試験結果を第1表に示した。
化学、クシ型ポリマーLF−40;トルエン/メチルエチル
ケトン溶液、樹脂分約25重量%)10重量部酢酸エチルエ
ステル40重量部,メチルシリルトリイソシアネート45重
量部を撹拌混合し、均一な溶液とした後、酸性リン酸ブ
チルエステル1.5重量部を加えて溶剤の還流下60℃で30
分間撹拌混合し、無色透明な溶液を得た。この溶液は、
室温で2ケ月間以上安定であった。また、この溶液を用
いて行なった各試験結果を第1表に示した。
実施例2 含フッ素重合体として、含フッ素クシ型ポリマー(東
亜合成化学アロンGシリーズGP300;酢酸ブチルエステル
/メチルイソブチルケトン溶液、樹脂分約25重量%)を
用いる他は実施例1と同様にして、無色透明な溶液を得
た。この溶液は室温で2ケ月以上安定であった。また、
この溶液を用いて各試験を行なった結果を第1表に示し
た。
亜合成化学アロンGシリーズGP300;酢酸ブチルエステル
/メチルイソブチルケトン溶液、樹脂分約25重量%)を
用いる他は実施例1と同様にして、無色透明な溶液を得
た。この溶液は室温で2ケ月以上安定であった。また、
この溶液を用いて各試験を行なった結果を第1表に示し
た。
第1表 実施例1 実施例2 指触乾燥時間 4〜5分 4〜5分 密着性 100/100 100/100 耐沸水性 変化なし ← 耐溶剤性 変化なし ← 耐アルカリ性 変化なし ← 実施例における各試験は以下に示す方法で行なった。
指触乾燥性…脱脂処理したアルミ板上にロールコートし
た後、室温で放置し、指触乾燥する時間を測定した。
た後、室温で放置し、指触乾燥する時間を測定した。
密着性…脱脂処理したアルミ板上にロールコートした
後、室温で6時間乾燥させた後のゴハン目剥離試験を行
なった結果を示した。
後、室温で6時間乾燥させた後のゴハン目剥離試験を行
なった結果を示した。
耐沸水性…ガラス板上にロールコートし、室温で6時間
乾燥させた試験片を沸騰水中に60分間浸漬し、室温で10
分間放置した後の表面状態を観察した。
乾燥させた試験片を沸騰水中に60分間浸漬し、室温で10
分間放置した後の表面状態を観察した。
耐溶剤性…脱脂処理したアルミ板上にロールコートし、
室温で24時間放置した後、トルエン含浸脱脂綿で200回
ラビングした後の表面状態を観察した。
室温で24時間放置した後、トルエン含浸脱脂綿で200回
ラビングした後の表面状態を観察した。
耐アルカリ性…ガラス板上にロールコートし、室温で24
時間放置後、被膜上に10%水酸化ナトリウム水溶液を滴
下し、1時間後の表面状態を観察した。
時間放置後、被膜上に10%水酸化ナトリウム水溶液を滴
下し、1時間後の表面状態を観察した。
[発明の効果] 本発明の組成物は、室温短時間で硬化被膜を得ること
ができ、また、得られる硬化被膜は、ガラス、金属など
の無機質材料に対しても優れた密着性を示し、しかも、
耐アルカリ性、耐水性、耐溶剤性、透明性などに優れた
ものである。かかる被覆用組成物は、金属、ガラスなど
の表面保護用に極めて有用である。
ができ、また、得られる硬化被膜は、ガラス、金属など
の無機質材料に対しても優れた密着性を示し、しかも、
耐アルカリ性、耐水性、耐溶剤性、透明性などに優れた
ものである。かかる被覆用組成物は、金属、ガラスなど
の表面保護用に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 133/16 C09D 133/16 (56)参考文献 特開 平1−282236(JP,A) 特開 昭62−298594(JP,A) 特開 昭62−260868(JP,A)
Claims (7)
- 【請求項1】ケイ素原子に直接結合したイソシアネート
基(Si−NCO基)を有するケイ素化合物、Si−NCO基と縮
合架橋する官能基を含有しない含フッ素重合体を含む被
覆用組成物。 - 【請求項2】含フッ素重合体が溶剤可溶性含フッ素重合
体である請求項1の被覆用組成物。 - 【請求項3】含フッ素重合体が、含フッ素アクリル系重
合体である請求項1の被覆用組成物。 - 【請求項4】含フッ素重合体が、クシ型ポリマーである
請求項1の被覆用組成物。 - 【請求項5】さらに酸性リン酸エステル化合物が配合さ
れている請求項1〜4のいずれか1の被覆用組成物。 - 【請求項6】有機溶剤を含む請求項1〜5のいずれか1
の被覆用組成物。 - 【請求項7】有機溶剤の一成分として、ポリアルキレン
グリコールジエーテルおよびポリアルキレングリコール
ジエステルから選ばれる少なくとも一種を混合してなる
請求項6の被覆用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63178108A JP2679813B2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | 被覆用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63178108A JP2679813B2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | 被覆用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0229449A JPH0229449A (ja) | 1990-01-31 |
JP2679813B2 true JP2679813B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=16042792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63178108A Expired - Fee Related JP2679813B2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | 被覆用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2679813B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1433828A1 (en) | 2000-02-25 | 2004-06-30 | Kansai Paint Co., Ltd | Coating composition |
JP2003165955A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-06-10 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 上塗り塗料用硬化性樹脂組成物およびそれを塗布してなる塗装物。 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62260868A (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-13 | Matsumoto Seiyaku Kogyo Kk | 被覆組成物 |
JPS62298594A (ja) * | 1986-06-19 | 1987-12-25 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 有機けい素化合物 |
JPH01282236A (ja) * | 1988-05-10 | 1989-11-14 | Dainippon Ink & Chem Inc | フッ素樹脂塗料組成物及びその塗装物 |
-
1988
- 1988-07-19 JP JP63178108A patent/JP2679813B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0229449A (ja) | 1990-01-31 |
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