JP2679784B2 - レンズ保持構造 - Google Patents

レンズ保持構造

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JP2679784B2
JP2679784B2 JP62039124A JP3912487A JP2679784B2 JP 2679784 B2 JP2679784 B2 JP 2679784B2 JP 62039124 A JP62039124 A JP 62039124A JP 3912487 A JP3912487 A JP 3912487A JP 2679784 B2 JP2679784 B2 JP 2679784B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レンズ鏡筒をカシメることによりレンズを
保持するレンズ保持構造に関する。より詳細には、合成
樹脂から成るレンズ鏡筒の熱カシメによるレンズ保持構
造に関する。 (従来の技術) 従来レンズ鏡筒、例えば合成樹脂製レンズ鏡筒にレン
ズを固定保持するには、レンズ鏡筒へレンズを挿入後押
え環やワイヤースプリング等を用いて保持させるか接着
により固定保持していた。これに対して、レンズ鏡筒の
一部を変形させてレンズを押え込み固定することも知ら
れている。 後者の方法としては、従来よりレンズ鏡筒を熱可塑性
樹脂で作り、変形させようとする部分に熱を加えて軟化
させレンズを押え込む、いわゆる熱カシメという方法が
取られている。例えば、従来は第5図に示すように、熱
可塑性のある合成樹脂で作ったレンズ鏡筒21に熱カシメ
部31を設けている。このカシメ部31にレンズ32を嵌込
み、その後熱カシメ用のコテ3を加熱して、上方より熱
カシメ部31にあてがうと共に所定の圧力で加圧すると、
第6図のように熱カシメ部31の端部がレンズ32の上にか
ぶさり熱カシメが完了する。 (発明が解決しようとする問題点) 上述の従来のレンズ保持構造においては、第7図に見
られるようにレンズとカシメ部31との間にレンズ2のガ
タつきの原因となり、ひいては光学性能の低下につなが
る隙間Pが発生し易く、熱カシメ等のカシメ作業の歩留
まりが非常に悪かった。 そこで、本発明の目的は、簡単な構成で、カシメ作業
が安定しており、歩留まりの良いレンズ保持構造を提供
することである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明のレンズ保持構造
は、 合成樹脂のレンズ鏡筒にカシメによってレンズを保持
するレンズ保持構造であって、 前記レンズ鏡筒の一端部に設けられ、前記レンズを該
レンズ鏡筒に固定させるためのカシメ部と、該カシメ部
の前記レンズの外周面と対向する位置の内周面にカシメ
による変形分を吸収させるために形成されたほぼ周方向
に延在する溝と、を有することを特徴としている。 (作用) 上述のように構成したため、本発明のレンズ保持構造
によれば、カシメ部の内周面にほぼ周方向に延在する溝
がカシメ時のレンズ鏡筒の変形分の逃げ場となるので、
隙間が生じにくい。 (実施例) 以下添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。尚、図面において同一部分は同一符号で示してあ
る。 第1図は、本発明の一実施例を示すレンズ保持構造の
光軸方向断面図である。本実施例においてはレンズ鏡筒
1は、熱可塑性の合成樹脂材料でできているが、これは
かならずしも熱可塑性の合成樹脂材料でなく、その他の
材料も使用できることは言うまでもないことである。レ
ンズ鏡筒1の先端部は、半径方向に肉の薄くなった環状
の熱カシメ部、すなわちカシメ部11となっている。カシ
メ部11は、そこに嵌合されるレンズ2の大きさに応じて
所定距離光軸方向に延びている。カシメ部11の内周面に
は、溝11aが周方向、すなわち円周方向全周にわたって
設けられている。この溝11aの大きさ、位置等は、レン
ズの曲率やカシメ部11の光軸方向の幅などによって、適
宜決定することができる。溝11aの位置は、好ましくは
レンズ2の外周面に対向する位置である。カシメ部先端
の外周縁部には、光軸と所定の角度を成す傾斜部11bが
同じく円周方向全周にわたって設けられている。 第1図の状態で、レンズ鏡筒1にレンズ2を挿入後上
方より(矢印の方向)所定の温度に加熱されたホーン、
すなわちコテ3をカシメ部11に当てがうと共に所定の圧
力で加圧すると、第2図のようにカシメ部11の端部がレ
ンズ2上にかぶさりカシメ作業が完了する。このコテ3
は、レンズ2の表面とほぼ平行な接触面を有し、熱カシ
メ部のレンズの接線方向にほぼ等しい角度をもつ円錐面
を有する円錐形状をしており、温度が制御できるように
なっていると共に、エアープレス等の装置により加圧の
際の圧力も制御できるようになっている。 この時、カシメによるレンズ鏡筒1の変形分は、溝11
aがあるため、この溝11aに吸収されてしまい、第7図に
見られる従来例のようなカシメ部とレンズ表面との間の
隙間は殆ど無くなる。 上述の傾斜部11bを設けると、カシメ部11にコテ3を
当てがって押圧するときに、両者の接触位置が半径方向
のより内側に来るので(第1図に見られる半径R2とR1
の差によって生じる)、レンズ2上面へのカシメ部11の
端部のかぶさりがより円滑に行なわれる。 第3及び第4図は、溝11aの形状を変えた他の実施例
を示す断面図である。第1図に示す実施例においては、
溝11aの円周方向断面は三角形の形状をしていたが、第
3図においては矩形に、また第4図においては半円形と
なっている。また、各実施例において、溝11aは、カシ
メ部11の全周に渡って設けているが、加工都合等の必要
に応じて円周方向に部分的に設けてもよいことが実験的
に分かった。同様に、傾斜部11bも円周方向に部分的に
設けてもよく、更に溝11aを光軸方向に複数本設けるこ
とができることと、溝を光軸と垂直な平面内に設けるだ
けでなく、光軸に所定の角度をもたせて、すなわち傾け
て螺旋状に設けることもできることが実験により確かめ
られた。 以上の説明においては、レンズ鏡筒として熱可塑性の
ある合成樹脂製のものを使用したが、これは既に述べた
ように他の材料でできたものでも良い。しかしながら、
実施例のように熱カシメによる場合は、熱可塑性のある
レンズ鏡筒を使用することがより好ましいのである。 (発明の効果) 以上述べた本発明のレンズ保持構造によれば、次のよ
うな効果が得られる。 カシメ部とレンズ表面との間に隙間が生じることがな
いので、カシメ作業が安定し、歩留まりの非常に良いレ
ンズ保持構造を提供できる。 特に実施例のように、熱可塑性のレンズ鏡筒の熱カシ
メに適用すれば更に良好な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は、本発明の一実施例を示すレンズ保
持構造の光軸方向の断面図であり、第1図はカシメ前、
第2図はカシメ後を示しており、 第3図及び第4図は、それぞれ他の実施例を示す断面図
であり、 第5乃至7図は、従来のレンズ保持構造を示す断面図で
ある。 [主要部分の符号の説明] 1、21……レンズ鏡筒 2……レンズ 11、31……カシメ部 11a……溝 11b……傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 勝 東京都品川区西大井1丁目6番3号 日 本光学工業株式会社大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭56−1006(JP,A) 特開 昭57−34588(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.合成樹脂のレンズ鏡筒にカシメによってレンズを保
    持するレンズ保持構造であって、 前記レンズ鏡筒の一端部に設けられ、前記レンズを該レ
    ンズ鏡筒に固定させるためのカシメ部と、該カシメ部の
    前記レンズの外周面と対向する位置の内周面にカシメに
    よる変形分を吸収させるために形成されたほぼ周方向に
    延在する溝と、を有することを特徴とするレンズ保持構
    造。 2.前記レンズ鏡筒は、熱可塑性樹脂から成り、前記カ
    シメ部は、熱カシメによりカシメられることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載のレンズ保持構造。 3.前記カシメ部の外周縁部は、光軸と角度をなす傾斜
    部となっていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    または第2項に記載のレンズ保持構造。
JP62039124A 1987-02-24 1987-02-24 レンズ保持構造 Expired - Fee Related JP2679784B2 (ja)

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