JP2679594B2 - 重合体水分散液及び紙塗被用組成物 - Google Patents

重合体水分散液及び紙塗被用組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙塗被用組成物及び重合
体水分散液に関し、さらに詳しくは、接着強度、耐ブリ
スター性及びインキ転移性に優れる塗工紙を得るための
紙塗被用組成物及びこれに好適な重合体水分散液に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷技術の急速な発達に伴い、塗
工紙に要求される性能もきびしくなってきた。例えば、
オフセット枚葉印刷においてドライピック強度とウェッ
トピック強度が高く且つそれらのバランスが良好な塗工
紙、オフセット輪転印刷においてドライピック強度とウ
ェットピック強度とのバランスが良好で且つ耐ブリスタ
ー性に優れる塗工紙、またグラビア印刷においてドライ
ピック強度が高く且つインキ転移性が良好な塗工紙が求
められている。この塗工紙に塗布される紙塗被用組成物
に用いるラテックスとしては、シードラテックスの存在
下に単量体を重合して得られる重合体のラテックスが知
られている。そして、塗工紙の特性を向上させるため
に、シードラテックスの単量体組成、ガラス転移温度、
最低フィルム形成温度などを特定した重合体のラテック
スが提案されている。しかし、従来の重合体ラテックス
は、前記要求に十分対応できるものでなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ドラ
イピック強度及びウェットピック強度が高く且つそのバ
ランスに優れるオフセット枚葉印刷用塗工紙、ドライピ
ック強度、ウェットピック強度とのバランスが良好で且
つ耐ブリスター性に優れるオフセット輪転印刷用塗工紙
又はドライピック強度が高く且つインキ転移性が良好な
グラビア印刷用塗工紙を得るための紙塗被用組成物及び
これに用いる重合体水分散液を提供することにある。本
発明者らは、この目的を達成すべく鋭意研究を行った結
果、有機溶剤不溶解分が特定の範囲にある重合体のラテ
ックスの存在下に、単量体を乳化重合することによって
本目的を達成できることを見いだし、この知見に基いて
本発明を完成するに到った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、テトラヒドロフラン不溶解分が40〜80重量%で
あり且つトルエン不溶解分が40〜80重量%である重
合体(A)のラテックス1〜25重量部(固形分換算)
の存在下に、共役ジエン単量体15〜70重量%、エチ
レン性不飽和カルボン酸単量体0.5〜10重量%、芳
香族ビニル単量体5〜65重量%及びこれらと共重合可
能な単量体0〜79.5重量%からなる単量体(b)1
00重量部を乳化重合してなることを特徴とする重合体
水分散液が提供される。また、本発明によれば、前記重
合体水分散液と顔料とを必須成分とする紙塗被用組成物
が提供される。
【0005】本発明の重合体水分散液は、テトラヒドロ
フラン不溶解分40〜80重量%の重合体(A)のラテ
ックスの存在下に、共役ジエン単量体、エチレン性不飽
和カルボン酸単量体、芳香族ビニル単量体及びこれらと
共重合可能な単量体からなる単量体(b)を乳化重合し
てなるものである。
【0006】本発明において使用する重合体(A)のラ
テックスにおいて、それを構成する重合体(A)のテト
ラヒドロフラン不溶解分は40〜80重量%、好ましく
は50〜70重量%である。40重量%未満では、重合
体水分散液の重合安定性が低下し、逆に80重量%を超
えると、重合体水分散液を必須成分とする紙塗被用組成
物と塗布して得られる塗工紙の接着強度が低下する。ま
た、重合体(A)のトルエン不溶解分は40〜80重量
%、好ましくは50〜70重量%である。40重量%未
満では、重合体水分散液の重合安定性が低下し、逆に8
0重量%を超えると、重合体水分散液を必須成分とする
紙塗被用組成物と塗布して得られる塗工紙の接着強度が
低下する。テトラヒドロフラン不溶解分及びトルエン不
溶解分は後記の方法により測定して得られる値である。
【0007】本発明において使用する重合体(A)のラ
テックスを構成する重合体(A)の平均粒子径は、通
常、25〜100nm、好ましくは40〜70nmであ
る。25nm未満では、単量体(b)を重合する時の安
定性が低下し、100nmを超えると、重合体水分散液
を必須成分とする組成物を塗布して得られる塗工紙の接
着強度が低下する。
【0008】重合体(A)のラテックスを構成する重合
体(A)は、共役ジエン単量体、エチレン性不飽和カル
ボン酸単量体、芳香族ビニル単量体及びこれらと共重合
可能な単量体からなる単量体(a)を重合してなるもの
である。
【0009】単量体(a)を構成する共役ジエン単量
体、エチレン性不飽和カルボン酸単量体、芳香族ビニル
単量体及びこれらと共重合可能な単量体は、後記の単量
体(b)を構成する共役ジエン単量体、エチレン性不飽
和カルボン酸単量体、芳香族ビニル単量体及びこれらと
共重合可能な単量体の各々と同じものが挙げられる。ま
た、単量体(a)における共役ジエン単量体、エチレン
性不飽和カルボン酸単量体、芳香族ビニル単量体及びこ
れらと共重合可能な単量体の各々の量は、単量体(b)
を構成する共役ジエン単量体、エチレン性不飽和カルボ
ン酸単量体、芳香族ビニル単量体及びこれらと共重合可
能な単量体の各々の量と同じ範囲であるものが好まし
い。
【0010】重合体(A)のラテックスは、通常、連鎖
移動剤を適宜添加し乳化重合して得られる。重合の温度
は、重合開始から重合転化率が60〜80%までにおい
ては、通常、55〜70℃、好ましくは60〜65℃で
あり、重合転化率が60〜80%、好ましくは65〜7
5%を超えた以降においては、通常、65〜90℃、好
ましくは70〜90℃の範囲で且つ重合開始から重合転
化率が60〜80%までの温度よりも少なくとも10℃
以上、好ましくは20℃以上高くする。
【0011】本発明に用いる単量体(b)は、共役ジエ
ン単量体、エチレン性不飽和カルボン酸単量体、芳香族
ビニル単量体及びこれらと共重合可能な単量体とからな
るものである。
【0012】共役ジエン単量体としては、1,3−ブタ
ジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタ
ジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペ
ンタジエン及びクロロプレン等を挙げることができる。
これら共役ジエン単量体のうち1,3−ブタジエンが好
適である。共役ジエン単量体の量は、単量体(b)の1
5〜70重量%、好ましくは20〜65重量%、さらに
好ましくは30〜65重量%である。
【0013】エチレン性不飽和カルボン酸単量体として
は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のエチレ
ン性不飽和モノカルボン酸;マレイン酸、イタコン酸等
のエチレン性不飽和多価カルボン酸、マレイン酸モノメ
チル等のエチレン性不飽和多価カルボン酸部分エステル
などが挙げられる。エチレン性不飽和カルボン酸単量体
の量は、単量体(b)の、0.5〜10重量%、好まし
くは1〜6重量%、さらに好ましくは1.5〜5重量%
である。
【0014】芳香族ビニル単量体としては、スチレン、
α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ヒドロキシ
メチルスチレン等が挙げられる。これらの芳香族ビニル
単量体のうちスチレンが好適である。芳香族ビニル単量
体の量は、単量体(b)の、5〜65重量%、好ましく
は10〜60重量%、さらに好ましくは15〜50重量
%である。
【0015】共役ジエン単量体、エチレン性不飽和カル
ボン酸単量体及び芳香族ビニル単量体と共重合可能な単
量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、フマロニトリル、α−クロロアクリロニトリル、α
−シアノエチルアクリロニトリル等のシアノ基含有エチ
レン性不飽和単量体;(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート等のエチレン性不飽和カルボン酸エステル;(メ
タ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリル
アミド等のエチレン性不飽和カルボン酸アミドなどが挙
げられる。これらの単量体の量は、単量体(b)の、7
9.5重量%以下、好ましくは69重量%以下、さらに
好ましくは53.5重量%以下である。
【0016】重合体(A)のラテックスと単量体(b)
との比率は、単量体(b)100重量部に対して、重合
体(A)のラテックスが固形分換算で1〜25重量部、
好ましくは3〜18重量部である。この範囲外では、塗
工紙の接着強度、耐ブリスター性、インキ転移性などの
バランスが悪くなる。
【0017】単量体(b)の重合は、重合体(A)のラ
テックスの存在下で行われる。具体的には、重合体
(A)のラテックスの重合に引続き、単量体(b)を添
加して重合を行ってもよいし、重合体(A)のラテック
スを別個に重合しておいて、重合体(A)のラテックス
を反応器に、適宜、移し、その反応器で単量体(b)を
重合してもよい。重合体(A)のラテックスの重合に引
続き、単量体(b)を添加して重合する場合、重合体
(A)のラテックスの重合転化率が通常90%以上、好
ましくは94%以上になってから単量体(b)を添加し
て重合するのが好ましい。
【0018】本発明の重合体水分散液において、これを
構成する重合体の平均粒子径は、通常、60〜200n
m、好ましくは70〜180nmである。この範囲外で
は塗工紙のドライピック強度とウェットピック強度との
バランスが悪くなる。
【0019】本発明の紙塗被用組成物は、前記の重合体
水分散液と顔料とを必須成分とするものである。
【0020】本発明の紙塗被用組成物に用いる顔料とし
てはクレー、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、
酸化チタン、サチンホワイト等の無機顔料、プラスチッ
クピグメント、中空重合体粒子等の有機顔料などが挙げ
られる。本発明の重合体水分散液と顔料との比率は、顔
料100重量部に対して、重合体水分散液を固形分換算
で、通常、1重量部以上、好ましくは3〜20重量部で
ある。
【0021】本発明の紙塗被用組成物には、必要に応じ
て、他のラテックスバインダー、水溶性高分子、pH調
製剤、顔料分散剤、耐水化剤、消泡剤、染料、滑剤、有
機溶剤などを配合させることができる。
【0022】本発明の紙塗被用組成物は、これを紙に塗
工することによって、接着強度、耐ブリスター性、イン
キ転移性などの塗工紙特性を改善することができる。塗
工の方法は特に限定されず、例えば、ブレードコータ
ー、ロールコーター、エアナイフコーター、ショートド
ウェルコーターなどの塗工装置を用いて塗工する。塗工
量は、通常、組成物が固形分換算で、通常、3〜30g
/m2、好ましくは5〜25g/m2になる範囲である。
【0023】
【発明の効果】本発明の紙塗被用組成物を用いれば、接
着強度、耐ブリスター性及びインキ転移性に優れた塗工
紙を得ることができる。この塗工紙は、オフセット枚葉
印刷あるいはオフセット輪転印刷に好適に適用でき、グ
ラビア印刷にも適用できる。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は、実施例に限定されるものでな
い。なお、実施例中の部及び%は、重量基準である。
【0025】本実施例において行った評価方法を以下に
説明する。 (テトラヒドロフラン(THF)不溶解分)重合体ラテ
ックスを枠付きガラス板に流延し、23℃、65%R.
H.の雰囲気下に48時間放置してフィルムを得る。こ
のフィルムを100メッシュの金網に入れ、これを20
℃のテトラヒドロフランに24時間浸漬した後、金網に
残った固形分の恒量を求め、最初に金網に入れたフィル
ムの重量に対する残存率で表した。
【0026】(トルエン(TOL)不溶解分)THF不
溶解分の測定において、テトラヒドロフランをトルエン
に変えた他は、THF不溶解分の測定方法と同様にして
求めた。
【0027】(平均粒子径)透過型電子顕微鏡で写真撮
影し、写真から、粒子350個を無作為に選び出し、そ
の粒子径を測定し、その数平均を求めた。
【0028】(オフセット枚葉印刷用塗工紙の特性評
価) ドライピックI 塗工紙にRIテスター(明石製作所製)を用いて、印刷
インク(タック値20)を用いてべた刷りした後、紙面
の剥がれ(ピッキング)状態を観察し5点法で評価し
た。点数の高いほうがドライピック強度が高い。 ウェットピックI 塗工紙にモルトンロールを用いて水を塗布した後、RI
テスターを用いて、印刷インク(タック値16)を用い
てべた刷りした後、ドライピックIの評価方法と同様に
して5点法で評価した。点数の高いものほどウェットピ
ック強度が高い。
【0029】(オフセット輪転印刷用塗工紙の特性評
価) ドライピックII 印刷インクのタック値を16のものに変えた他は ドラ
イピックIと同じ方法で評価した。 ウェットピックII 印刷インクのタック値を20のものに変えた他は、ウェ
ットピックIと同じ方法で評価した。 耐ブリスター性 塗工紙を25℃、65%R.Hの雰囲気下に4時間放置
した後、加熱したオイルバスに投げ込み、ブリスターの
発生する最低オイルバス温度を調べた。
【0030】(グラビア印刷用塗工紙の特性評価) ドライピックIII 印刷インキのタック値を12のものに変えた他は ドラ
イピックIと同じ方法で評価した。 インキ転移性 大蔵省印刷局式グラビア印刷適性試験機を用いて、網点
グラビア版で印刷をした後、一定面積(14cm2)内の
ミスドットの数を数えて評価する。数値の低いものほど
優れている。
【0031】参考例1 1,3−ブタジエン40部、スチレン30部、メタクリ
ル酸メチル14部、アクリロニトリル12部、イタコン
酸3部、メタクリルアミド1部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム0.5部、α−メチルスチレンダイマ
ー0.2部及びt−ドデシルメルカプタン0.3部を軟
水150部に乳化分散し、63℃に昇温し、これに過硫
酸アンモニウム0.5部を添加し、63℃を維持したま
ま重合した。重合転化率が70%に達した時点で、温度
を75℃に昇温し、昇温後、75℃を維持したまま、さ
らに6時間反応させ、20℃に冷却して、テトラヒドロ
フラン不溶解分66%、トルエン不溶解分68%の重合
体(A)ラテックスを得た。重合転化率は97%以上で
あった。
【0032】参考例2 参考例1において用いた単量体及び連鎖移動剤を表1、
表2及び表3に記載される処方に従って、単量体及び連
鎖移動剤を変えた他は、上記方法と同様にして、テトラ
ヒドロフラン不溶解分の異なる重合体(A)ラテックス
を得た。これら重合体(A)ラテックスの特性を表1〜
表3に示した。
【0033】実施例1 1,3−ブタジエン48部、スチレン25部、メタクリ
ル酸メチル14部、アクリロニトリル10部、イタコン
酸2部及びメタクリルアミド1部、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ソーダ0.5部、t−ドデシルメルカプタン
0.3部及びα−メチルスチレンダイマー0.8部を軟
水35部に添加し攪拌して単量体乳化物を得た。一方、
温度計、攪拌器、還流冷却器、供給管及び窒素導入管を
備えた反応器内を窒素ガスで置換した後、参考例で得ら
れた重合体ラテックス8部(固形分換算)、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ0.3部及び軟水85部を仕込
んだ。次いで反応器を60℃まで加熱し、過硫酸アンモ
ニウム5%水溶液10部を添加して、次に前記の単量体
乳化物を5時間かけて反応器に添加した。単量体乳化物
の添加終了後、更に2時間反応を続け、最後に20℃ま
で冷却して、本発明の重合体水分散液を得た。
【0034】この重合体水分散液(固形分)10部、カ
オリンクレー(エンゲルハルド社製:UW90)70
部、炭酸カルシウム(三共製粉社製:エスカロン#20
00)30部、分散剤(東亜合成社製:アロンT−4
0)0.15部及び水酸化ナトリウム0.15部を混合
し攪拌して、紙塗工用組成物を得た。この組成物を上質
紙に塗工量が片面当り15g/m2となるように塗布
し、塗布直後に140℃の熱風で4秒間乾燥し、20
℃、65%R.H.の恒温恒湿室に一夜放置した。その
後温度40℃、線圧40kg/cmの条件で2回スーパ
ーカレンダー処理を行って塗工紙を得た。評価結果を表
1に示す。
【0035】実施例2〜9及び比較例1〜4 表1〜表3に記載される処方に従って、重合体(A)ラ
テックス及びこのラテックスの存在下に重合する単量体
を変えた他は実施例1と同様にして重合体水分散液、紙
塗被用組成物及び塗工紙を得た。評価結果を表1〜表3
に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】以上より、本発明のラテックスを必須成分
とする紙塗被用組成物を塗布した塗工紙は、オフセット
枚葉印刷、オフセット輪転印刷及びグラビア印刷用の塗
工紙として優れた特性を有していることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−99395(JP,A) 特開 昭50−107030(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラヒドロフラン不溶解分が40〜8
    0重量%であり且つトルエン不溶解分が40〜80重量
    %である重合体(A)のラテックス1〜25重量部(固
    形分換算)の存在下に、共役ジエン単量体15〜70重
    量%、エチレン性不飽和カルボン酸単量体0.5〜10
    重量%、芳香族ビニル単量体5〜65重量%及びこれら
    と共重合可能な単量体0〜79.5重量%からなる単量
    体(b)100重量部を乳化重合してなることを特徴と
    する重合体水分散液。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の重合体水分散液と顔料と
    を必須成分とすることを特徴とする紙塗被用組成物。
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