JP2679279B2 - テープカウンタ - Google Patents

テープカウンタ

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JP2679279B2
JP2679279B2 JP19888489A JP19888489A JP2679279B2 JP 2679279 B2 JP2679279 B2 JP 2679279B2 JP 19888489 A JP19888489 A JP 19888489A JP 19888489 A JP19888489 A JP 19888489A JP 2679279 B2 JP2679279 B2 JP 2679279B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第5図) D発明が解決しようとする問題点(第6図〜第8図) E問題点を解決するための手段 F作用 G実施例(第1図〜第4図) (G1)テープカウンタの計数原理(第1図) (G2)第1実施例(第2図及び第3図) (G3)第2実施例(第4図) (G4)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明はテープカウンタに関し、特にテープ状態記録
媒体の記録再生装置に適用して好適なものである。
B発明の概要 本発明は、リール回転情報に基づいてテープカウント
量を換算するテープカウンタにおいて、単位カウント量
が常に一定に保たれるように換算係数を修正するように
したことにより、カウント精度を向上させることができ
る。
C従来の技術 従来テープ状記録媒体例えば磁気テープの送り量を検
出する手段として第5図に示すように、供給リール2及
び巻取リール5の回転速度を表す周波数発信機出力(FG
出力)に基づいて換算演算処理するものが提案されてい
る。
第5図において、供給リール2及び巻取リール5はそ
れぞれハブ半径rを有し、全長L及び厚みdのテープ3
が供給リール2及び巻取リール5間に巻装されている。
ここで供給リール2に巻装されているテープ3の外周
までの半径をRS、角速度をω、テープ巻装断面積をSS
(斜線によつて示す部分)とし、また巻取リール5に巻
装されているテープ3の外周までの半径をRT、角速度を
ω、テープ断面積をST(斜線によつて示す部分)と
し、さらに録再時の走行速度をv、テープ全走行時間を
Tとすれば、理論上、 RTω=RSω=V ……(1) L=vT ……(2) ST=π(RT 2−r2) ……(3) SS=π(RS 2−r2) ……(4) ST+SS=dL ……(5) の関係がある。
また、テープ3が全て供給リール2に巻装されている
状態から走行を開始し、現在に至るまでの時間t(以下
テープ走行時間と呼ぶ)とテープ3が全て供給リール2
から巻取リール5に巻装されるのに必要な時間T(以下
テープ全走行時間Tと呼ぶ)との比は、巻き取られたテ
ープ量ST及び全テープ量ST+SSの比に等しくなるという
関係があるので、 が得られ、(6)式に(1)〜(5)式を代入して変形
すると、 が得られ、さらに(7)式の関係から巻取側テープ半径
RTは、 として求めることができる。
同様にして供給側テープ半径RSは、 として求めることができる。
そこで巻取側及び供給側リール回転周波数Tt及びS
tは、リールFGの歯数をNとすれば巻取側及び供給側テ
ープ半径RT及びRSに基づいて次式 を演算することにより求めることができる。
かくして求められたテープ走行時間tの時点における
リール回転周波数Tt及びStに定数値でなる換算係数J及
びKをそれぞれ重み付けした後足し合わせれば、単位カ
ウント量Xtは Xt=J・Tt+K・St ……(12) として求めることができる。
D発明が解決しようとする問題点 ところが第6図に示すように、テープ走行時間tを横
軸にとつてグラフとして表した場合、(10)式及び(1
1)式のリール回転周波数Tt及びStは、テープ走行時間
tの経過に従つてそれぞれ単調減少及び単調増加すると
共に、テープ走行時間tがテープ全走行時間Tに対して
t=T/2になつたとき互いに等しい値になり、かつこの
時点を中心軸として左右対称の特性曲線になる。従つて
(12)式において、換算係数として定数Jを周波数の高
いリール回転周波数Tt(又はSt)に乗算すると同時に、
換算係数として定数Kを周波数の低いリール回転周波数
St(又はTt)に乗算した後互いに加算すると、t=0な
いしt=T/2の期間においてJ・Tt+K・Stとなり、か
つt=T/2ないしt=Tの期間において、J・St+K・T
tとなることにより、単位カウント量Xtは第7図におい
て実線で示すように、時点t=T/2を中心軸として左右
対称(時間の経過に従つて前後対称)かつ下に凸の特性
曲線として表わされる。すなわち単位カウント量Xtは時
間tの経過に応じて変動する結果となつている。
ところが従来のテープカウンタにおいては、カウント
値を、単位カウント量Xtを時間tについて積分すること
により求めているので、単位カウント量Xtが変動すれ
ば、これに応じて時間tに対するカウント値の変化率が
変動し、その結果第8図に示すように、カウント値のカ
ウント誤差はテープ走行時間tに応じて増減し、正確な
テープ走行時間tを表示できない問題がある。
また従来のテープカウンタはテープの種類によつても
カウント誤差が大幅に変わり、使用者が正確なテープ残
量を知り得ないという問題があつた。
この問題を解決する方法として、テープから再生した
テープ送り量検出信号に基づいてテープ送り量を検出す
ることも考えられるが、このようにすると信号が記録さ
れていないテープについてそのテープ走行位置及びテー
プ残量を知ることができない問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、リール
回転情報に基づいてテープカウント量を換算するにつ
き、従来の場合と比較して一段と高い精度でテープ送り
量を検出することができるテープカウンタを提案しよう
とするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため第1の発明においては、
リール回転情報に基づいてテープ送り量を検出するテー
プカウンタ11において、供給リール12のリール回転周波
数Stと供給リール12側の換算係数Ktとを掛け合わせ、巻
取リール15のリール回転周波数Ttと巻取リール15側の換
算係数Jtとを掛け合わせた後、2つの乗算値Kt・St、Jt
・Ttを足し合わせることにより単位カウント量Xt(=Kt
・St+Jt・Tt)を算出する積算回路部17と、単位カウン
ト量Xtを、テープ送り量によらず一定値に保つように、
供給リール12側の換算係数Kt及び巻取リール15側の換算
係数Jtをテープ送り量に基づいて補正する供給リール12
側の換算係数補正手段16S及び巻取リール15側の換算係
数補正手段16Tと、積算回路部17より送出される桁上り
信号S7に基づいてテープ送り量をカウントするカウンタ
18とを設けるようにする。
第2の発明においては、リール回転情報に基づいてテ
ープ送り量を検出するテープカウンタ11において、供給
リール12のリール回転周波数Stと供給リール12側の換算
係数Ktとを掛け合わせることにより、又は、巻取リール
15のリール回転周波数Ttと巻取リール15側の換算係数Jt
とを掛け合わせることにより単位カウント量Xt(=Kt
St又はJt・Tt)を算出する積算回路部17と、単位カウン
ト量Xtを、テープ送り量によらず一定値に保つように、
供給リール12側の換算係数Kt又は巻取リール15側の換算
係数Jtをテープ送り量に基づいて補正する供給リール12
側の換算係数補正手段16S又は巻取リール15側の換算係
数補正手段16Tと、積算回路部17より送出される桁上り
信号S7に基づいてテープ送り量をカウントするカウンタ
18とを設けるようにする。
F作用 第1の発明において、換算係数Kt、Jtの値をテープ送
り量に基づいて補正することにより、換算係数Kt、Jt
びリール回転周波数St、Ttにより算出される単位カウン
ト量Xtを一定値に保つことができ、その積分値でなるカ
ウント値をテープ走行時間tに比例するように修正し得
ることにより、磁気テープ13の正確な位置を表すことが
できる精度の高いテープカウンタを実現できる。
また第2の発明においては、換算係数Kt(又はJt)の
値をテープ送り量に基づいて補正することにより、換算
係数Kt(又はJt)及びリール回転周波数St(又はTt)に
より算出される単位カウント量Xtを一定値に保つことが
でき、その積分値でなるカウント値をテープ走行時間t
に比例するように修正し得ることにより、磁気テープ13
の正確な位置を表すことができる精度の高いテープカウ
ンタを実現できる。
G実施例 (G1)テープカウンタの計数原理 本発明においては原理上、第1図の曲線Jt、Ktに示す
ように、時点tにおけるリール回転周波数Tt、St((1
0)式、(11)式によつて表される)及び換算係数Jt、K
tについて、単位カウント量Xtが時間に関係なく一定値
を維持する条件を求め、これを実現するような換算演算
処理を実行する。
この実施例の場合、次式 Jt・Tt+Kt・St=1 ……(13) Jt・Ttx+Kt・Stx=0 ……(14) によつて時間の経過に従つて一定値になるような関係を
満足する換算係数Kt及びJtを求める。
(14)式において、Ttx、Stxはリール回転周波数Tt
Stの導関数である。
(13)式及び(14)式を満足する換算係数Kt、Jtが存
在すれば、換算係数Kt、Jtはリール回転周波数Tt、St
びその導関数Ttx、Stxを用いて、次式 として求められる。
ここで、テープ3が定速送りで読み書きする記録媒体
のときには、リール回転周波数St、Ttはテープ走行時間
t及びテープの種類によつて決まる係数a、bを用い
て、次式 という式で与えられる。
リール回転周波数St及びTtを表す(17)式及び(18)
式を(15)式、(16)式に代入して整理すると、換算係
数Kt、Jtはテープ走行時間tを用いて、 として求められ、換算係数Kt、Jtは、第1図においてテ
ープ走行時間tを横軸にとつて表すように、t=T/2に
対して左右対称な特性曲線として表すことができる。
そこで単位カウント量Xtは、リール回転周波数St、Tt
及び換算係数Kt、Jtを用いて、次式 Xt=Jt・Tt+Kt・St ……(21) に(17)式及び(18)式並びに(19)式及び(20)式を
代入して求めることができる。
(21)式により求めることができる単位カウント量Xt
はテープ走行時間tの経過に従つてほぼ一定値を維持し
得、従つてこれを積分することにより得られるテープ送
り量のカウント結果は良好な直線性を示す。
(G2)第1実施例 第2図において、11は全体として磁気テープ記録再生
装置のテープカウンタを示し、周波数検出器19S及び19T
において供給リール12及び巻取リール15から検出したリ
ール回転周波数St及びTtと、換算係数演算部16S及び16T
から送出される換算係数Kt及びJt(テープ走行時間tと
共に変化する)とに基づいて積算回路部17において、次
式 Xt=Kt・St+Jt・Tt ……(22) に従つて単位カウント量Xtを演算する。
積算回路部17は、(22)式により算出された単位カウ
ント量Xtを順次加算し、加算値ΣXtが所定計数値になる
ごとに桁上り信号S7を送出し、この桁上り信号S7に基づ
いてカウンタ18のカウント値をカウントするようになさ
れている。
また、この加算値ΣXtは初期設定信号S11によりテー
プ送り開始時における磁気テープ13の現在位置(すなわ
ちテープ走行時間t)に基づいて設定されるようになさ
れている。
積算回路部17は、周波数検出器19S及び19Tにおいて検
出された供給リール12及び巻取リール15のリール回転周
波数St及びTtをそれぞれリール回転周波数信号S3及びS4
として入力し、この信号S3及びS4を受けるごとに(22)
式に基づく演算を実行する。
この実施例の場合換算係数Kt及びJtはテープ走行時間
tに対する特性曲線を一次関数で折れ線的に近似した近
似特性曲線上の値として表されている。
カウンタ18は、桁上り信号S7が入力されると、磁気テ
ープ13が順方向に送られている場合にはカウント値を例
えば、一秒ずつカウントアツプし、逆方向に送られてい
る場合にはカウント値を一秒ずつカウントダウンする。
かくしてカウンタ18は初期設定部21から与えられる初
期設定信号S12によつてカウント値をテープ送り開始時
における現在位置を示す値に設定した後、カウント動作
を開始し、やがてカウント値が近似特性曲線の折れ線の
傾きが変化する値になるごとに換算係数演算部16S及び
又は16Tの設定値を新たに設定し直すための再設定信号S
8Aを初期設定部21に送出する。
またカウンタ18はカウント値信号S8Bを表示装置20に
送出し、表示装置20は現在のテープ走行時間tを表示板
上に表示する。
回転周期検出部22は周期検出器23S及び23Tにおいて供
給リール12及び巻取リール15のリール回転周期を検出し
てリール回転周期信号S1及びS2を送出すると共に、現在
位置検出部24においてリール回転周期1/St及び1/Ttを演
算することによりテープ送り開始時における磁気テープ
13の現在位置を検出して、現在位置信号S9を初期設定部
21に送出する。
初期設定部21は現在位置信号S9を入力すると、テープ
送り開始時の現在位置に基づいて、換算係数演算部16
S、16T、積算回路部17及びカウンタ18に対して初期設定
信号S10A、S10B、S10XA、S10XB、S11及びS12を与える。
また、カウンタ18より再設定信号S8Aを入力すると初期
設定信号S10A、S10B、S10XA、S10XB及びS11によつて換
算係数演算部16S、16T及び積算回路部17をカウント値に
基づいた新たな値に再設定する。
換算係数演算部16S及び16Tは第3図に示すように、補
正量ホールド回路30及び換算係数演算回路31を有し、そ
れぞれ換算係数Kt及びJtを算出する。
換算係数演算部16Sの補正量ホールド回路30は、積算
回路部17の桁上り信号S7を受けてその都度、保持してい
る換算係数変化量(すなわちテープ走行時間tにおける
近似特性曲線の傾き)ΔKtを補正信号S5として換算係数
演算回路31に送出する。
すなわち補正量ホールド回路30は、初期設定信号S10A
が入力されると、保持している換算係数変化量ΔKtを新
たな値に設定すると共に、当該新たに設定された換算係
数変化量ΔKtを換算係数演算回路31に補正信号S5として
送出する。また換算係数演算回路31は桁上り信号S7を入
力するごとに、保持している換算係数Ktを換算係数信号
S6及びS6Xとして積算回路部17に送出すると共に、保持
している換算係数Ktを補正信号S5により新たな換算係数
Ktに書き換えて保持する。
かくして換算係数演算回路31は、初期設定信号S10Bが
入力されると保持している換算係数Ktを新たな値に設定
保持し、これを換算係数信号S6として積算回路部17に送
出すると共に補正信号S5に基づいて単位時間当り変化量
ΔKtを従来の換算係数Ktに加算して新たな換算係数Kt
設定保持する。
換算係数演算部16Tは換算係数演算部16Sと同一の構成
を有し、従つて換算係数演算部16Sと同様にして桁上り
信号S7を入力するごとに、補正量ホールド回路30に保持
されている換算係数変化量ΔJtを補正信号S5Xとして換
算係数演算回路31に送出すると同時に、換算係数Jtを換
算係数演算回路31より積算回路17にS6Xとして送出す
る。
また換算係数演算部16Tは初期設定信号S10XAを入力す
ると補正量ホールド回路30に保持されている換算係数変
化量ΔJtを新たな値に設定した後、補正信号S5Xとして
送出すると共に初期設定信号S10XBの入力に基づいて換
算係数演算回路31の換算係数Jtを新たな値に設定して積
算回路部17に換算係数信号S6Xとして送出する。
さらに換算係数演算回路31は換算係数信号S6Xを送出
した後補正信号S5に基づいて換算係数Jtの値を補正す
る。
以上の構成において、カセツトテープ装着部にカセツ
ト型の磁気テープ13を装着した状態において記録再生装
置が順方向再生モード(又は順方向早送りモード)に設
定されると、磁気テープ13は供給リール12側から巻取リ
ール15側へ順方向に走行される。
この再生モードにおいて、回転周期検出部22はテープ
走行開始時の現在位置を検出して初期設定部21、カウン
タ18を介して表示装置20に現在位置(例えば1時間3分
28秒)を表示させると同時に、初期設定部21を介して換
算係数演算部16S、16Tにテープ現在位置における換算係
数Kt及びJtを設定させると共に、積算回路部17の加算値
ΣXtの値を設定する。このとき積算回路部17は、リール
回転周波数信号S3及びS4によつて入力されたリール回転
周波数St及びTtから(22)式に基づいて単位カウント量
Xtを算出し、その加算値ΣXtに加算する。
やがて加算値ΣXtに桁上りが生ずると積算回路部17は
桁上り信号S7によつてカウンタ18をカウントアツプさせ
ると同時に、内部において単位カウント量Xtを一定に保
つように換算係数Kt及びJtを更新する。
積算回路部17はリール回転周波数信号S3及びS4の入力
を受けるごとに、かかる動作を繰り返す。
やがて換算係数演算部16S及び又は16Tの補正量ホール
ド回路30の補正量が変化する時点に到達したことをカウ
ンタ18が検出すると、初期設定部21は初期設定信号S10
A、S10B及び又はS10XA、S10XBによつて補正量ホールド
回路30及び換算係数演算回路31の値(換算係数変化量Δ
Kt(ΔJt)及び換算係数Kt(Jt)を近似特性曲線の値に
沿う値に補正更新し、これにより単位カウント量Xtを常
に一定に保つように動作する。
これに対して記録再生装置が逆方向再生モード(又は
逆方向早送りモード)に設定されると、順方向に磁気テ
ープを走行させる場合と同様にして、テープ現在位置に
基づいて換算係数Kt、Jtが設定され、積算回路部17にお
いて単位カウント量Xtが求められ、その加算値ΣXtに桁
上りが判別されると、カウンタ18のカウント値がカウン
トダウンされると同時に換算係数演算部16S及び16Tの値
が更新される。
以上の構成によれば、テープ走行時間tによらず、単
位カウント量Xtが一定値を保つように換算係数Kt及びJt
を補正することができることにより、カウント値の直線
性を向上させ得、その結果テープ送り量に比例した正確
なカウント値を得ることができる。
また、単位カウント量Xtはリール回転周波数St、Jt
よつて求めることができることにより、テープの種類
や、テープ位置情報を記録しているか否かによらず高精
度のテープカウント結果を得ることができる。
(G3)第2実施例 第4図は第2の実施例を示すもので、この場合のテー
プカウンタ11は、第2図との対応部分に同一符号を付し
て示すように、供給リール12側だけに周波数検出器19
S、換算係数演算部16S及び回転周期検出部22を設けたこ
とを除いて第2図と同様の構成を有する。
この実施例において、積算回路部17の単位カウント量
Xtはリール回転周波数St及び換算係数Ktから、次式 Xt=Kt・St ……(23) として算出される。
ここで換算係数Ktは、単位カウント量Xtをテープ走行
時間tによらず一定値に保つ値でなる特性曲線を折れ線
で近似した近似特性曲線上の値になるようになされてい
る。
以上の構成によれば供給リール12の回転情報のみによ
る簡易な構成によつて、テープ走行時間tによらず単位
カウント量Xtが一定の値を保つように換算係数Ktを補正
することができ、これによりカウント値の直線性が向上
され、テープ送り量に比例した正確なカウント値を得る
ことができる。
(G4)他の実施例 (1) 上述の実施例においては、換算係数演算手段と
して桁上り信号S7を入力するごとに補正量ΔKt及びΔJt
を従来の値に加算することにより換算係数Kt及びJtを更
新する換算係数演算部16S及び16Tを設けた場合について
述べたが、これに代え、テープ送り量に対応する補正量
を記憶したメモリ手段を設け、テープ走行時間tに対応
する値を順次読み出して積算回路部17に送出することに
より、単位カウント量Xtを算出するようにしても良い。
(2) 第2実施例においては、単位カウント量Xtを算
出する手段として供給リール12側のリール回転周波数St
及び換算係数Ktを用いた場合について述べたがこれに代
え、巻取リール15側のリール回転周波数Tt及び換算係数
Jtを用いるようにしても良い。
(3) 上述の実施例においては、テープ送り量と対応
するテープ走行時間tに基づいて、単位カウント量Xt
常に一定に保つように修正する換算係数Kt及びJtとし
て、特性曲線を折れ線で近似した近似特性曲線上の値を
とるようにしたが、これに代え、特性曲線上の値や、他
の近似方法による近似特性曲線上の値をとるように構成
しても同様の効果を得ることができる。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、換算係数をテープ送り
量によつて補正することにより単位カウント量を常に一
定に保つことができ、テープ送り量に対する直線性の優
れたテープカウンタを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は換算係数の特性を示す特性曲線図、第2図は本
発明によるテープカウンタの第1の実施例を示すブロツ
ク図、第3図は換算係数演算部の構成を示すブロツク
図、第4図は本発明によるテープカウンタの第2の実施
例を示すブロツク図、第5図は単位カウント量の算出原
理の説明に供する略線図、第6図はリール回転周波数の
特性曲線図、第7図は単位カウント量の特性曲線図、第
8図はカウント誤差の説明に供する特性曲線図である。 11……テープカウンタ、12……供給リール、13……磁気
テープ、14……キヤプスタンモータ、15……巻取リー
ル、16S、16T……換算係数演算部、17……積算回路部、
18……カウンタ、19S、19T……周波数検出器、20……表
示装置、21……初期設定部、22……回転周期検出部、23
S、23T……周期検出器、24……現在位置検出部、30……
補正量ホールド回路、31……換算係数演算回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール回転情報に基づいてテープ送り量を
    検出するテープカウンタにおいて、 供給リールのリール回転周波数と上記供給リール側の換
    算係数とを掛け合わせ、巻取リールのリール回転周波数
    と上記巻取リール側の換算係数とを掛け合わせた後、上
    記2つの乗算値を足し合わせることにより単位カウント
    量を算出する積算回路部と、 上記単位カウント量を、テープ送り量によらず一定値に
    保つように、上記供給リール側の換算係数及び上記巻取
    リール側の換算係数をテープ送り量に基づいて補正する
    上記供給リール側の換算係数補正手段及び上記巻取リー
    ル側の換算係数補正手段と、 上記積算回路部より送出される桁上り信号に基づいてテ
    ープ送り量をカウントするカウンタと を具えることを特徴とするテープカウンタ。
  2. 【請求項2】リール回転情報に基づいてテープ送り量を
    検出するテープカウンタにおいて、 供給リールのリール回転周波数と上記供給リール側の換
    算係数とを掛け合わせることにより、又は、巻取リール
    のリール回転周波数と上記巻取リール側の換算係数とを
    掛け合わせることにより単位カウント量を算出する積算
    回路部と、 上記単位カウント量を、テープ送り量によらず一定値に
    保つように、上記供給リール側の換算係数又は上記巻取
    リール側の換算係数をテープ送り量に基づいて補正する
    上記供給リール側の換算係数補正手段又は上記巻取リー
    ル側の換算係数補正手段と、 上記積算回路部より送出される桁上り信号に基づいてテ
    ープ送り量をカウントするカウンタと を具えることを特徴とするテープカウンタ。
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