JP2679065B2 - 半導体磁器物質 - Google Patents

半導体磁器物質

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JP2679065B2 JP62308238A JP30823887A JP2679065B2 JP 2679065 B2 JP2679065 B2 JP 2679065B2 JP 62308238 A JP62308238 A JP 62308238A JP 30823887 A JP30823887 A JP 30823887A JP 2679065 B2 JP2679065 B2 JP 2679065B2
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修 神田
勉 坂下
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    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粒界誘電体層型の半導体磁器コンデンサ等と
して用いられる半導体磁器物質に関する。 〔従来技術〕 一般にチタン酸ストロンチウム(SrTiO3)等を主体と
する半導体磁器の結晶粒界に誘電体層を形成して構成さ
れる半導体磁器物質は誘電率が高く、また電気的安定性
に優れていることから、近時コンデンサ,バリスター,
サーミスター等に広く利用されている。 ところで従来におけるこの種の半導体磁器物質は主成
分であるチタン酸ストロンチウムに、結晶粒の半導体化
のための原子価制御剤として酸化ニオブ(Nb2O5)、酸
化イットリウム(Y2O3)等を、また焼結助剤として酸化
ケイ素(SiO2)、酸化マンガン(MnO2)等を夫々添加
し、中性又は還元雰囲気中で焼結し、得られた半導体磁
器に拡散物質として酸化ビスマス(Bi2O3),酸化銅(C
uO),酸化マンガン(MnO2)等の混合物を結晶粒界に熱
拡散させることにより得ている(特公昭58−23922
号)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 拡散物質として用いる混合物はその成分が、例えばコ
ンデンサの電気的特性に大きな影響を及ぼすことは知ら
れているが、従来用いられている混合物である酸化ビス
マス(Bi2O3)はコンデンサとしての誘電率(ε)、誘
電正接(tanδ)について優れた特性が得られる反面、
絶縁抵抗率(ρ)が低く、また酸化銅(CuO)、或いは
酸化マンガン(MnO2)は絶縁抵抗率(ρ)について優れ
た特性が得られる反面、誘電率(ε)が低く、更にこれ
ら各金属酸化物の混合物を用いた場合にも平均的レベル
の電気的特性は得られるものの誘電率、誘電正接、絶縁
抵抗率のいずれにも十分な値が得られないという問題が
あった。 本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、そ
の目的とするところは誘電率,絶縁抵抗率が共に向上し
た粒界誘電体層型の半導体磁器物質を提供することにあ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明に係る半導体磁器物質は、半導体磁器の結晶粒
の結晶粒界に、酸化ビスマス(Bi2O3)10〜80モル%,
酸化銅(CuO)10〜40モル%及びルビジウム系化合物10
〜80モル%からなる組成物が拡散して、前記結晶粒界に
誘電体層を形成してなることを特徴とする。 〔作用〕 本発明にあってはこれによって誘電率、絶縁抵抗率の
いずれにも高い値が得られる。 〔実施例〕 例えば主成分であるチタン酸ストロンチウム(SrTi
O3)に、酸化ニオブ(Nb2O5)を0.1〜2モル%、酸化マ
ンガン(MnO2)を0.1〜2モル%の各範囲で添加したも
のを原料として直径10mm、厚さ0.8mmの円板状の素体に
加圧成形し、次にこの円板状の素体を、例えば水素1〜
15%、窒素99〜85%の還元雰囲気中で1400〜1540℃で4
〜10時間焼成して半導体磁器を得、更にこの半導体磁器
に拡散物質として下記の混合物を塗布し、大気中で1000
〜1350℃で1〜2時間焼成を行って本発明の半導体磁器
物質を得、その後この半導体磁器物質の両面に、例えば
銀ペーストを付着させ800℃で焼付けて電極を形成し、
半導体磁器コンデンサを得た。 なお円板状の素体の焼結用還元雰囲気としては水素1
〜15%、窒素99〜85%に限らず、結晶粒が十分半導体化
され得る雰囲気であればよい。また電極材料についても
Agに限らずAl、その他の材料も用いられる。 拡散物質である混合物は酸化ビスマス(Bi2O3)を10
〜80モル%、酸化銅(CuO)を10〜40モル%及びルビジ
ウム系化合物である炭酸ルビジウム(Rb2CO3),水酸化
ルビジウム(RbOH),酸化ルビジウム(Rb2O),三酸化
二ルビジウム(Rb2O2),過酸化ルビジウム(Rb2O3),
超酸化ルビジウム(RbO2)のうちの1種又は2種以上が
10〜80モル%からなる組成よりなる。 第1,2,3図は拡散物質である混合物として酸化ビスマ
ス,酸化銅及び炭酸ルビジウムの各成分についてその組
成を変えた混合物について、その電気的特性を調べた結
果を示している。 第1図は誘電率(ε)×10-4値を、また第2図は誘電
正接(tanδ)値(%)を、更に第3図は絶縁抵抗率
(ρ)×10-10値(Ω−cm)を夫々示すグラフであり、
グラフ中の黒丸印は夫々の成分組成を拡散物質として得
た半導体磁器物質の各供試材を、また数値は10枚の試料
の誘電率値、誘電正接値、絶縁抵抗値の平均値を示して
いる。 なお電気的特性のうち、誘電率(ε)、誘電正接(ta
nδ)は作成した半導体磁器コンデンサに周波数1kHz、
電圧1Vを印加して測定した値であり、また絶縁抵抗率
(ρ)は25Vの直流電圧印加1分後の電流値を測定し、
これに基づいて算出した値である。 第1,2,3図から明らかな如く、酸化ビスマス(Bi2O3
を10〜80モル%、酸化銅(CuO)を10〜40モル%、炭酸
ルビジウムを10〜80モル%の範囲内とした混合物を拡散
物質に用いた本発明組成物にあっては、誘電率,誘電正
接,絶縁抵抗率のいずれにおいても優れた電気的特性を
示しているのが分かる。 これに対して酸化ビスマスが10モル%未満、又は90モ
ル%以上では第1図から明らかなように誘電率(ε)が
明らかに低く、更に酸化ビスマス単体では第3図から明
らかなように絶縁抵抗率(ρ)に著しい低下が認められ
る。 また、酸化銅が50モル%以上では第1,2図から明らか
な如く誘電率、誘電正接が共に劣り、また10モル%未満
では第1,3図から明らかな如く誘電率、絶縁抵抗率は共
に十分な値が得られていないことが分かる。 更に炭酸ルビジウムが90モル%以上、又は10モル%未
満では誘電率に劣った値が認められる。 ちなみに本発明物質に用いる拡散物質として酸化ビス
マスを45モル%、酸化銅を10モル%、炭酸ルビジウムを
45モル%からなる組成の混合物を用いた場合、酸化ビス
マス単体又は酸化銅単体を用いる場合と比較して誘電率
で1.4倍乃至1.8倍、絶縁抵抗率で2桁の向上が図れ、誘
電正接についてもほとんどその特性を劣化させていない
ことが分かった。 なお、拡散物質の一つとして炭酸ルビジウムの場合に
つき説明したが、他の水酸化ルビジウム,酸化ルビジウ
ム,三酸化二ルビジウム,過酸化ルビジウム,超酸化ル
ビジウム又はこれらの2種以上の混合物についても10〜
80モル%の範囲内で略同様の効果があることが確認され
た。 また、本発明に係る半導体磁器物質をコンデンサに利
用する場合について説明したが、本発明はこれに限るも
のではなくバリスタ、サーミスタ等の他の用途にも使え
ることは言うまでもない。 〔効果〕 以上の如く本発明にあっては、拡散物質として酸化ビ
スマス、酸化銅及びルビジウム系化合物を組合せてなる
組成物を用いてあるから誘電率,絶縁抵抗率が大幅に向
上し得る優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は拡散物質の組成と誘電率との関係を示す図、第
2図は拡散物質の組成と誘電正接との関係を示す図、第
3図は拡散物質の組成と絶縁抵抗率との関係を示す図で
ある。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.半導体磁器の結晶粒の結晶粒界に、酸化ビスマス
    (Bi2O3)10〜80モル%,酸化銅(CuO)10〜40モル%及
    びルビジウム系化合物10〜80モル%からなる組成物が拡
    散して、前記結晶粒界に誘電体層を形成してなることを
    特徴とする半導体磁器物質。
JP62308238A 1987-12-04 1987-12-04 半導体磁器物質 Expired - Lifetime JP2679065B2 (ja)

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