JP2676478B2 - クロスベルトサンダー機 - Google Patents
クロスベルトサンダー機Info
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- JP2676478B2 JP2676478B2 JP28597793A JP28597793A JP2676478B2 JP 2676478 B2 JP2676478 B2 JP 2676478B2 JP 28597793 A JP28597793 A JP 28597793A JP 28597793 A JP28597793 A JP 28597793A JP 2676478 B2 JP2676478 B2 JP 2676478B2
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材等の研削研磨に適
用するクロスベルトサンダー機に関する。
用するクロスベルトサンダー機に関する。
【0002】
【従来の技術】無端サンディングベルトを、下部に送材
通路と直交方向に走行する水平走行部を生ずるようにベ
ルト駆動機構に掛渡し、該無端サンディングベルトの内
側で、送材通路の両側部位置に配設した駆動ローラと案
内ローラとにインナーベルトを掛渡して、その下部水平
走行部を、無端サンディングベルトの水平走行部上に重
ね合わせ、一方を駆動送材ローラとする送材ローラ対に
インナーベルトを掛渡して、その下部水平走行部を、無
端サンディングベルトの水平走行部上に重ね合わせ、さ
らにインナーベルトの内側に送材通路の幅方向に渡って
多数の押圧部材を列設して、各押圧部材を夫々踏圧シリ
ンダに連係して格別に踏圧制御可能として各押圧部材の
押圧力をインナーベルトの下部水平走行部に作用させる
ようにしたクロスベルトサンダー機は、特開平4-289066
号等に開示されている。
通路と直交方向に走行する水平走行部を生ずるようにベ
ルト駆動機構に掛渡し、該無端サンディングベルトの内
側で、送材通路の両側部位置に配設した駆動ローラと案
内ローラとにインナーベルトを掛渡して、その下部水平
走行部を、無端サンディングベルトの水平走行部上に重
ね合わせ、一方を駆動送材ローラとする送材ローラ対に
インナーベルトを掛渡して、その下部水平走行部を、無
端サンディングベルトの水平走行部上に重ね合わせ、さ
らにインナーベルトの内側に送材通路の幅方向に渡って
多数の押圧部材を列設して、各押圧部材を夫々踏圧シリ
ンダに連係して格別に踏圧制御可能として各押圧部材の
押圧力をインナーベルトの下部水平走行部に作用させる
ようにしたクロスベルトサンダー機は、特開平4-289066
号等に開示されている。
【0003】このようにインナーベルトを無端サンディ
ングベルトを走行させると、該インナーベルトにより送
り力が補完的に付与され、かつ踏圧部位での摩擦抵抗も
ないから無端サンディングベルトの走行を円滑に施し得
ることとなる。
ングベルトを走行させると、該インナーベルトにより送
り力が補完的に付与され、かつ踏圧部位での摩擦抵抗も
ないから無端サンディングベルトの走行を円滑に施し得
ることとなる。
【0004】一方、無端サンディングベルトの内側で、
エアーシリンダーのロッドと夫々連結してなる複数の押
圧部材を幅方向に渡って配設してなる研削ヘッドを備
え、研削ヘッドよりも送材側で、各押圧部材に対応する
多数の加工材検出子を幅方向に列設して、この加工材検
出子群からの幅方向列データに基づいて、各押圧部材の
各エアーシリンダーへの圧力制御を各個に施す昇降制御
装置を具備してなるクロスベルトサンダー機が、特開平
1-159165号、特開平1-246063号等で提案されている。
エアーシリンダーのロッドと夫々連結してなる複数の押
圧部材を幅方向に渡って配設してなる研削ヘッドを備
え、研削ヘッドよりも送材側で、各押圧部材に対応する
多数の加工材検出子を幅方向に列設して、この加工材検
出子群からの幅方向列データに基づいて、各押圧部材の
各エアーシリンダーへの圧力制御を各個に施す昇降制御
装置を具備してなるクロスベルトサンダー機が、特開平
1-159165号、特開平1-246063号等で提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように押圧部材
を送材通路の幅方向に列設したものにあっては、踏圧装
置よりも送材側に、各押圧部材に対応する検知ローラを
軸支した加工材検出子群が配設される。ところで、加工
材を往復走行させる可逆送材装置を備えた構成にあって
は、復工程では研削加工を生じさせないで、加工材を送
り位置に復帰させることとなるが、往行程のときに研削
した粉塵が復工程では、加工材上面に薄く堆積してい
る。このため、この復行程時に前記検出ロ−ラを加工材
の上面に接触させるようにしておくと、加工材上の粉塵
上に検知ローラが加圧接触して、該研削粉塵により、ロ
ール跡が付く。この場合に、該検知ローラの接触によ
り、研削粉塵は加工材に密着状となり取れにくく、この
ため、該研削粉塵の除去が面倒となっていた。本発明
は、かかる従来構成の欠点を除去するものである。
を送材通路の幅方向に列設したものにあっては、踏圧装
置よりも送材側に、各押圧部材に対応する検知ローラを
軸支した加工材検出子群が配設される。ところで、加工
材を往復走行させる可逆送材装置を備えた構成にあって
は、復工程では研削加工を生じさせないで、加工材を送
り位置に復帰させることとなるが、往行程のときに研削
した粉塵が復工程では、加工材上面に薄く堆積してい
る。このため、この復行程時に前記検出ロ−ラを加工材
の上面に接触させるようにしておくと、加工材上の粉塵
上に検知ローラが加圧接触して、該研削粉塵により、ロ
ール跡が付く。この場合に、該検知ローラの接触によ
り、研削粉塵は加工材に密着状となり取れにくく、この
ため、該研削粉塵の除去が面倒となっていた。本発明
は、かかる従来構成の欠点を除去するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、無端サンディ
ングベルトを、下部に送材通路と直交方向に走行する水
平走行部を生ずるようにベルト駆動機構に掛渡し、該無
端サンディングベルトの内側に、直接またはインナーベ
ルトを介して、送材通路の幅方向に渡って多数の押圧部
材を列設し、各押圧部材を夫々踏圧シリンダに連係して
格別に踏圧制御可能とし、各押圧部材の押圧力を無端サ
ンディングベルトの下部水平走行部に作用させる踏圧装
置を配設し、さらに前記踏圧装置よりも送材側に、各押
圧部材に対応する多数の加工材検出子を幅方向に列設し
て、該加工材検出子群からの幅方向列データに基づいて
踏圧装置の各押圧部材の昇降制御を施すようにして研削
ヘッドを構成すると共に、該研削ヘッドを、送材ローラ
群に送材ベルトを掛渡してなる可逆送材装置と、送材通
路を介して対設してなるクロスベルトサンダー機におい
て、夫々検知ローラを軸支した加工材検出子群を単一の
揺動体に装架し、該揺動体を、検知ローラの支軸とは異
なった位置で、踏圧フレーム側に傾動可能に軸支すると
共に、踏圧フレーム側に支持した傾動シリンダのロッド
を前記揺動体に連係して、前記傾動シリンダの駆動によ
り揺動体を傾動し、該傾動位置で各加工材検出子に支持
された検知ローラを加工材上面と当接する位置と上方退
避位置とに変換するようにし、さらには逆送時にのみ前
記傾動シリンダを駆動して検知ローラを上方退避位置と
する駆動制御手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
ングベルトを、下部に送材通路と直交方向に走行する水
平走行部を生ずるようにベルト駆動機構に掛渡し、該無
端サンディングベルトの内側に、直接またはインナーベ
ルトを介して、送材通路の幅方向に渡って多数の押圧部
材を列設し、各押圧部材を夫々踏圧シリンダに連係して
格別に踏圧制御可能とし、各押圧部材の押圧力を無端サ
ンディングベルトの下部水平走行部に作用させる踏圧装
置を配設し、さらに前記踏圧装置よりも送材側に、各押
圧部材に対応する多数の加工材検出子を幅方向に列設し
て、該加工材検出子群からの幅方向列データに基づいて
踏圧装置の各押圧部材の昇降制御を施すようにして研削
ヘッドを構成すると共に、該研削ヘッドを、送材ローラ
群に送材ベルトを掛渡してなる可逆送材装置と、送材通
路を介して対設してなるクロスベルトサンダー機におい
て、夫々検知ローラを軸支した加工材検出子群を単一の
揺動体に装架し、該揺動体を、検知ローラの支軸とは異
なった位置で、踏圧フレーム側に傾動可能に軸支すると
共に、踏圧フレーム側に支持した傾動シリンダのロッド
を前記揺動体に連係して、前記傾動シリンダの駆動によ
り揺動体を傾動し、該傾動位置で各加工材検出子に支持
された検知ローラを加工材上面と当接する位置と上方退
避位置とに変換するようにし、さらには逆送時にのみ前
記傾動シリンダを駆動して検知ローラを上方退避位置と
する駆動制御手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】傾動シリンダが駆動すると、揺動体は支軸を中
心として回動する。そして各加工材検出子の検知ローラ
は、前記支軸に対して偏位した位置となっているから、
該傾動により検知ローラは加工材に当接する位置と、上
方退避位置とに変換され得ることとなる。そして逆走時
に傾動シリンダが駆動して揺動体が傾斜位置となり、検
知ローラが加工材の上面と接触する位置から上方退避す
る。このため、加工材はその逆送時に検知ローラの接触
筋が付かない。
心として回動する。そして各加工材検出子の検知ローラ
は、前記支軸に対して偏位した位置となっているから、
該傾動により検知ローラは加工材に当接する位置と、上
方退避位置とに変換され得ることとなる。そして逆走時
に傾動シリンダが駆動して揺動体が傾斜位置となり、検
知ローラが加工材の上面と接触する位置から上方退避す
る。このため、加工材はその逆送時に検知ローラの接触
筋が付かない。
【0008】
【実施例】添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。
る。
【0009】図1,2は、単一の研削ヘッドを備えたク
ロスベルトサンダー機に本発明を適用したものであっ
て、本体フレーム1の下部には送材ローラ2,3間に送
材ベルト4を掛渡してなる可逆送材装置5が設けられ、
その上面を送材通路6としている。駆動送材ローラ2は
可逆駆動モータMにより回動するものであって、図8に
示すように前記駆動モータMの出力軸には周面に溝が形
成されたスリット板fが支持され、該スリット板fには
該溝の通過を検知するセンサーkが付装されている。す
なわち、このセンサーkからの出力により加工材wの走
行量を検知することが可能となる。そして、図示しない
手段により、加工材は往行程で、無端サンディングベル
ト7により研削されると共に、復行程で研削が解除さ
れ、送材位置に復帰することとなる。
ロスベルトサンダー機に本発明を適用したものであっ
て、本体フレーム1の下部には送材ローラ2,3間に送
材ベルト4を掛渡してなる可逆送材装置5が設けられ、
その上面を送材通路6としている。駆動送材ローラ2は
可逆駆動モータMにより回動するものであって、図8に
示すように前記駆動モータMの出力軸には周面に溝が形
成されたスリット板fが支持され、該スリット板fには
該溝の通過を検知するセンサーkが付装されている。す
なわち、このセンサーkからの出力により加工材wの走
行量を検知することが可能となる。そして、図示しない
手段により、加工材は往行程で、無端サンディングベル
ト7により研削されると共に、復行程で研削が解除さ
れ、送材位置に復帰することとなる。
【0010】前記送材装置5の上部位置で、本体フレー
ム1にはサンディングフレーム7が設けられ、該フレー
ム1に研削ヘッドが搭載されている。すなわち、前記サ
ンディングフレーム7の送材通路上の両側位置には、駆
動機構を構成する駆動ローラ8と、テンションローラ9
とが設けられ、該ローラ8,9に無端サンディングベル
ト7が掛け渡され、下部を水平走行部としている。
ム1にはサンディングフレーム7が設けられ、該フレー
ム1に研削ヘッドが搭載されている。すなわち、前記サ
ンディングフレーム7の送材通路上の両側位置には、駆
動機構を構成する駆動ローラ8と、テンションローラ9
とが設けられ、該ローラ8,9に無端サンディングベル
ト7が掛け渡され、下部を水平走行部としている。
【0011】また無端サンディングベルト7の内側で、
送材通路の両側部位置には駆動ローラ13と、案内ロー
ラ14とが配設され、両ローラ13,14にインナーベ
ルト15を掛渡して、その下部水平走行部を無端サンデ
ィングベルト7の水平走行部上に重ね合わせている。
送材通路の両側部位置には駆動ローラ13と、案内ロー
ラ14とが配設され、両ローラ13,14にインナーベ
ルト15を掛渡して、その下部水平走行部を無端サンデ
ィングベルト7の水平走行部上に重ね合わせている。
【0012】さらにローラ13,14間でサンディング
フレーム7には前記インナーベルト15の下部水平走行
部に幅方向に沿って踏圧力を付与する踏圧装置17が配
設されている。
フレーム7には前記インナーベルト15の下部水平走行
部に幅方向に沿って踏圧力を付与する踏圧装置17が配
設されている。
【0013】図3,4は前記踏圧装置17の構成を示
す。
す。
【0014】18は踏圧フレームであって、該踏圧フレ
ーム18には、幅方向に渡って上下方向の摺動溝20が
多数配設されている。そして前記踏圧フレーム18には
各摺動溝20と上下で連通する複数の操作孔23が形成
された装着板22が固定されている。また摺動溝20は
操作孔23の内径よりも径大な付勢孔部20aと、その
下の該付勢孔部20aよりも径小の摺擦部20bとから
なり、さらに下方が開口して、踏圧フレーム18の下面
に幅方向に沿って形成したパッド装着溝23と連通する
ようにしている。
ーム18には、幅方向に渡って上下方向の摺動溝20が
多数配設されている。そして前記踏圧フレーム18には
各摺動溝20と上下で連通する複数の操作孔23が形成
された装着板22が固定されている。また摺動溝20は
操作孔23の内径よりも径大な付勢孔部20aと、その
下の該付勢孔部20aよりも径小の摺擦部20bとから
なり、さらに下方が開口して、踏圧フレーム18の下面
に幅方向に沿って形成したパッド装着溝23と連通する
ようにしている。
【0015】各摺動溝20には摺擦部20bと同径の踏
圧ロッド24が装着される。この踏圧ロッド24は、前
記付勢孔部20a位置で、該付勢孔部20aとほぼ同径
の係止鍔24aが形成され、付勢孔部20aに踏圧ロッ
ド24の周囲で装着した前記発条25の上端を係止鍔2
4aの下面に当接してその付勢力を踏圧ロッド24に作
用させている。また前記踏圧ロッド24の上端部24b
は操作孔23内に挿入可能となっている。
圧ロッド24が装着される。この踏圧ロッド24は、前
記付勢孔部20a位置で、該付勢孔部20aとほぼ同径
の係止鍔24aが形成され、付勢孔部20aに踏圧ロッ
ド24の周囲で装着した前記発条25の上端を係止鍔2
4aの下面に当接してその付勢力を踏圧ロッド24に作
用させている。また前記踏圧ロッド24の上端部24b
は操作孔23内に挿入可能となっている。
【0016】前記装着板22の各操作孔23上には、圧
力源P1 ,P2 に連通し、電磁弁V1 ,V2 によって制
御されるエアーシリンダからなる踏圧シリンダ27が固
定され、発条25の付勢力によりシリンダロッド29を
前記踏圧ロッド24の上端部24bに常に接触させてい
る。この圧力源P1 ,P2 は、両端部の踏圧シリンダ2
7の圧力を他の踏圧シリンダ27よりも多くするため
に、異ならせて配置させている。
力源P1 ,P2 に連通し、電磁弁V1 ,V2 によって制
御されるエアーシリンダからなる踏圧シリンダ27が固
定され、発条25の付勢力によりシリンダロッド29を
前記踏圧ロッド24の上端部24bに常に接触させてい
る。この圧力源P1 ,P2 は、両端部の踏圧シリンダ2
7の圧力を他の踏圧シリンダ27よりも多くするため
に、異ならせて配置させている。
【0017】そしてこの各踏圧シリンダ27が駆動した
状態で、図3及び第4図左半分で示すように、踏圧ロッ
ド24は下方へ押し出され、駆動解除状態で図4右半分
で示すように発条25により上方退避位置となる。
状態で、図3及び第4図左半分で示すように、踏圧ロッ
ド24は下方へ押し出され、駆動解除状態で図4右半分
で示すように発条25により上方退避位置となる。
【0018】一方、各踏圧ロッド24の下端にはパッド
装着溝23内で押圧部材28が固定され、多数の押圧部
材28を下面から覆うようにスポンジ製等の弾性材料か
らなるパッド部材29が配設され、このパッド部材29
を踏圧フレーム18の下部両面に固定した耐摩帯30で
被覆している。この耐摩帯30の下面にはフェルト等の
緩衝材31が貼着されている。この耐摩帯30はその一
端を踏圧フレーム18に固定し、他端を引きバネ32で
引張している。この引きバネ32は、踏圧フレーム18
の他側部に幅方向へ固着した螺子杆33に固着されたバ
ネ掛け片34の下端に他端を固定している。
装着溝23内で押圧部材28が固定され、多数の押圧部
材28を下面から覆うようにスポンジ製等の弾性材料か
らなるパッド部材29が配設され、このパッド部材29
を踏圧フレーム18の下部両面に固定した耐摩帯30で
被覆している。この耐摩帯30の下面にはフェルト等の
緩衝材31が貼着されている。この耐摩帯30はその一
端を踏圧フレーム18に固定し、他端を引きバネ32で
引張している。この引きバネ32は、踏圧フレーム18
の他側部に幅方向へ固着した螺子杆33に固着されたバ
ネ掛け片34の下端に他端を固定している。
【0019】かかる構成からなる踏圧装置17は、サン
ディングフレーム7側に固定された支持体35,35に
対して脱着可能に取付けられる。すなわち、支持体3
5,35内には、夫々ウオーム歯車37を上端に備える
回動杆36が保持され、前記踏圧装置17上に差し渡さ
れてウオーム(図示せず)を前記ウオーム歯車37に噛
み合わせた連係杆38のノブ39を回転することによ
り、前記回動杆36を回転させるようにしている。この
回動杆36は、螺子部を前記装着板22に螺挿してお
り、このため、該連係杆38の回転操作により、前記踏
圧装置17は昇降調整可能に支持される。
ディングフレーム7側に固定された支持体35,35に
対して脱着可能に取付けられる。すなわち、支持体3
5,35内には、夫々ウオーム歯車37を上端に備える
回動杆36が保持され、前記踏圧装置17上に差し渡さ
れてウオーム(図示せず)を前記ウオーム歯車37に噛
み合わせた連係杆38のノブ39を回転することによ
り、前記回動杆36を回転させるようにしている。この
回動杆36は、螺子部を前記装着板22に螺挿してお
り、このため、該連係杆38の回転操作により、前記踏
圧装置17は昇降調整可能に支持される。
【0020】中央制御装置CPUによる各踏圧シリンダ
27の昇降制御は、踏圧装置17よりも送材側に、各押
圧部材28に対応する多数の加工材検出子Sを幅方向に
列設して、該加工材検出子S群からの幅方向列データに
基づいて踏圧装置17の各押圧部材28の昇降制御を施
すようにしている。かかる構成を図5〜図7に従って詳
細に説明する。
27の昇降制御は、踏圧装置17よりも送材側に、各押
圧部材28に対応する多数の加工材検出子Sを幅方向に
列設して、該加工材検出子S群からの幅方向列データに
基づいて踏圧装置17の各押圧部材28の昇降制御を施
すようにしている。かかる構成を図5〜図7に従って詳
細に説明する。
【0021】すなわち、サンディングフレーム7の入口
側上には図7で示すように、幅方向に長い揺動板50が
配設される。この揺動板50の内部には前記押圧部材2
8の位置と対応させて、上下方向に貫通する孔部43が
多数並成され、該孔部43の前面位置で、夫々L形リン
ク42が支軸41を中心に軸支されている。このリンク
42の下部後方の屈曲部には検知ローラ40が遊転可能
に枢支されている。前記支軸41は幅方向に各L形リン
ク42を貫通し、その両端を揺動板50の前面に支持さ
れるものであって、これにより各リンク42は同一の支
軸41で揺動可能に支持されている。また孔部43内に
は発条44が付装され、該孔部43内の押棒45を下方
付勢するようにしており、前記押棒45の下端をリンク
42の屈曲部の上縁に弾接し、リンク42を支軸41を
中心に図中反時計方向へ付勢し、検知ローラ40が加工
材の上面に弾接するようにしている。
側上には図7で示すように、幅方向に長い揺動板50が
配設される。この揺動板50の内部には前記押圧部材2
8の位置と対応させて、上下方向に貫通する孔部43が
多数並成され、該孔部43の前面位置で、夫々L形リン
ク42が支軸41を中心に軸支されている。このリンク
42の下部後方の屈曲部には検知ローラ40が遊転可能
に枢支されている。前記支軸41は幅方向に各L形リン
ク42を貫通し、その両端を揺動板50の前面に支持さ
れるものであって、これにより各リンク42は同一の支
軸41で揺動可能に支持されている。また孔部43内に
は発条44が付装され、該孔部43内の押棒45を下方
付勢するようにしており、前記押棒45の下端をリンク
42の屈曲部の上縁に弾接し、リンク42を支軸41を
中心に図中反時計方向へ付勢し、検知ローラ40が加工
材の上面に弾接するようにしている。
【0022】さらには、リンク42の上端には検知ボル
ト46が、その先端を孔部43上に夫々配設した近接ス
イッチSWの検知端近傍に位置するように螺着し、加工
材wが供給されて、その先端が検知ローラ40を発条4
4に抗して上方へ浮上させると、リンク42が支軸41
を中心に時計方向へ回動し、検知ボルト46の先端が近
接スイッチSWの検知端から離間し、これによりオン作
動(加工材検知)を生じさせるようにしている。尚、前
記検知ボルト46先端と近接スイッチSWとの間隔調整
は孔部43の外面に先端を当接する調整螺子47の螺進
操作によりなされ得る。
ト46が、その先端を孔部43上に夫々配設した近接ス
イッチSWの検知端近傍に位置するように螺着し、加工
材wが供給されて、その先端が検知ローラ40を発条4
4に抗して上方へ浮上させると、リンク42が支軸41
を中心に時計方向へ回動し、検知ボルト46の先端が近
接スイッチSWの検知端から離間し、これによりオン作
動(加工材検知)を生じさせるようにしている。尚、前
記検知ボルト46先端と近接スイッチSWとの間隔調整
は孔部43の外面に先端を当接する調整螺子47の螺進
操作によりなされ得る。
【0023】この検知ローラ40は、各押圧部材28と
一対一の関係で前後に対応させるようにしたり、又は押
圧部材28の二倍の数の検知ローラ40を設けて、二個
一組の検知ローラ40を各押圧部材に対応させるように
しても良い。
一対一の関係で前後に対応させるようにしたり、又は押
圧部材28の二倍の数の検知ローラ40を設けて、二個
一組の検知ローラ40を各押圧部材に対応させるように
しても良い。
【0024】このように、検知ローラ40と近接スイッ
チSW等によって加工材検出子Sが構成される。そして
上述したように、センサーkからの出力信号により検知
される送材装置5の駆動モータMの回動量から、加工材
の走行量が検出され、あらかじめ検知ローラ40から踏
圧装置17までの走行距離に対応させて設定したカウン
ターC(図8参照)の計数値がセンサーkからの出力情
報により消化されると、当該踏圧シリンダ27が踏圧作
動を生ずることとなる。
チSW等によって加工材検出子Sが構成される。そして
上述したように、センサーkからの出力信号により検知
される送材装置5の駆動モータMの回動量から、加工材
の走行量が検出され、あらかじめ検知ローラ40から踏
圧装置17までの走行距離に対応させて設定したカウン
ターC(図8参照)の計数値がセンサーkからの出力情
報により消化されると、当該踏圧シリンダ27が踏圧作
動を生ずることとなる。
【0025】而して、加工材の幅の異なるものや、外周
形状が均一でないもの、又は中央部に孔部を有する枠体
の研削研磨を行なう場合には、加工材検出子S群からの
幅方向列データに基づいて、各押圧部材28と連結する
踏圧シリンダ27への圧力制御を各個に施すことによ
り、加工材の端縁には最適の踏圧力がかかり、端だれを
防止されて、良好な研削研磨が施されることとなる。
形状が均一でないもの、又は中央部に孔部を有する枠体
の研削研磨を行なう場合には、加工材検出子S群からの
幅方向列データに基づいて、各押圧部材28と連結する
踏圧シリンダ27への圧力制御を各個に施すことによ
り、加工材の端縁には最適の踏圧力がかかり、端だれを
防止されて、良好な研削研磨が施されることとなる。
【0026】一方、前記揺動板50は、その両側下部位
置と、サンディングフレーム7に固定した軸支片60と
の間に支軸52,52を挿通することにより、該支軸5
2,52を中心として傾動可能に支持されている。この
支軸52,52の位置は支軸41の位置とほぼ等しく
し、これにより検知ローラ40の支軸に対して偏位させ
ている。また、サンディングフレーム7には支軸54に
よって傾動シリンダ55が枢支され、そのロッドを連係
軸57に支持し、該連係軸57を前記揺動板50の両側
位置に連係するようにしている。
置と、サンディングフレーム7に固定した軸支片60と
の間に支軸52,52を挿通することにより、該支軸5
2,52を中心として傾動可能に支持されている。この
支軸52,52の位置は支軸41の位置とほぼ等しく
し、これにより検知ローラ40の支軸に対して偏位させ
ている。また、サンディングフレーム7には支軸54に
よって傾動シリンダ55が枢支され、そのロッドを連係
軸57に支持し、該連係軸57を前記揺動板50の両側
位置に連係するようにしている。
【0027】かかる構成にあって、前記傾動シリンダ5
5が駆動すると、連係軸57が伸出し、揺動板50は支
軸52,52を中心に回動する。そして、この揺動板5
0の傾動により、各リンク42が該揺動板50と共に傾
動し、検知ローラ40が加工材の上面と当接する位置か
ら上方退避位置へ変換されることとなる。尚、前記傾動
シリンダ55の回動の際に生ずる上下の軸移動成分は、
支軸52,52位置等に遊びを設けることにより吸収し
ている。
5が駆動すると、連係軸57が伸出し、揺動板50は支
軸52,52を中心に回動する。そして、この揺動板5
0の傾動により、各リンク42が該揺動板50と共に傾
動し、検知ローラ40が加工材の上面と当接する位置か
ら上方退避位置へ変換されることとなる。尚、前記傾動
シリンダ55の回動の際に生ずる上下の軸移動成分は、
支軸52,52位置等に遊びを設けることにより吸収し
ている。
【0028】かかる構成の作動を説明する。前記傾動シ
リンダ55は、加工材が逆走すると共に駆動して、前記
支軸41を検知ローラ40が退避する方向へ傾動させ
る。このため、往行程で加工材の表面に粉塵が堆積して
も、その復行程では検知ローラ40が接触することは無
いから、ロール跡が残ることはない。
リンダ55は、加工材が逆走すると共に駆動して、前記
支軸41を検知ローラ40が退避する方向へ傾動させ
る。このため、往行程で加工材の表面に粉塵が堆積して
も、その復行程では検知ローラ40が接触することは無
いから、ロール跡が残ることはない。
【0029】一方、この傾動シリンダ55の駆動制御
は、前記加工材の逆走駆動と同期させれば良いから、そ
の制御は中央制御装置CPUの指令制御を核とする従来
の反転制御手段を用いて容易に行なうことができる。す
なわち加工材の通過を検知するセンサーと、該通過後に
所定慣性走行時間の経過時まで待機するタイマー又はカ
ウンターとを備え、該タイマーの時限消化又はカウンタ
ーの計数満了に伴って中央制御装置CPUにより送材モ
ータを反転制御するようにした反転制御手段にあって、
前記タイマーの時限消化と同期して傾動シリンダ55を
作動させればよい。このように、その反転制御手段を用
いることによりて、新たなセンサーを要することなく、
揺動板50の傾動制御を行なうことができる。
は、前記加工材の逆走駆動と同期させれば良いから、そ
の制御は中央制御装置CPUの指令制御を核とする従来
の反転制御手段を用いて容易に行なうことができる。す
なわち加工材の通過を検知するセンサーと、該通過後に
所定慣性走行時間の経過時まで待機するタイマー又はカ
ウンターとを備え、該タイマーの時限消化又はカウンタ
ーの計数満了に伴って中央制御装置CPUにより送材モ
ータを反転制御するようにした反転制御手段にあって、
前記タイマーの時限消化と同期して傾動シリンダ55を
作動させればよい。このように、その反転制御手段を用
いることによりて、新たなセンサーを要することなく、
揺動板50の傾動制御を行なうことができる。
【0030】上述の構成では無端サンディングベルト7
をインナーベルト15の水平走行部に重ね合わせた構成
につき説明したが、無端サンディングベルト7を直接踏
圧装置17で踏圧する構成にあっても適用され得る。
をインナーベルト15の水平走行部に重ね合わせた構成
につき説明したが、無端サンディングベルト7を直接踏
圧装置17で踏圧する構成にあっても適用され得る。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述したように夫々検知ロー
ラ40を軸支した加工材検出子S群を単一の揺動体50
に装架し、該揺動体50を傾動シリンダ55の駆動によ
り傾動して、逆送時に前記検知ローラ40を上方退避位
置とするようにしたから、加工材はその逆送時に研削時
に生ずる粉塵による検知ローラ40の接触筋が付かず、
加工材の後処理が容易となり、このため、良好な研削加
工を施し得ることとなる等の優れた効果がある。
ラ40を軸支した加工材検出子S群を単一の揺動体50
に装架し、該揺動体50を傾動シリンダ55の駆動によ
り傾動して、逆送時に前記検知ローラ40を上方退避位
置とするようにしたから、加工材はその逆送時に研削時
に生ずる粉塵による検知ローラ40の接触筋が付かず、
加工材の後処理が容易となり、このため、良好な研削加
工を施し得ることとなる等の優れた効果がある。
【図1】本発明の実施例のクロスベルトサンダー機の概
念正面図である。
念正面図である。
【図2】クロスベルトサンダー機の側面図である。
【図3】踏圧装置17の一部の縦断正面図である。
【図4】左半分で踏圧状態を、右半分で踏圧解除状態を
示す踏圧装置17の縦断正面図である。
示す踏圧装置17の縦断正面図である。
【図5】加工材検出子Sを示す一部切欠側面図である。
【図6】加工材検出子Sを示す正面図である。
【図7】揺動板50,加工材検出子S等を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】制御機構を示すブロック図である。
7 無端サンディングベルト 15 インナーベルト 17 踏圧装置 27 踏圧シリンダ 28 押圧部材 40 検知ローラ 41 支軸 42 リンク 50 揺動板 52 支軸 55 傾動シリンダ S 加工材検出子 CPU 中央制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 無端サンディングベルトを、下部に送材
通路と直交方向に走行する水平走行部を生ずるようにベ
ルト駆動機構に掛渡し、該無端サンディングベルトの内
側に、直接またはインナーベルトを介して、送材通路の
幅方向に渡って多数の押圧部材を列設し、各押圧部材を
夫々踏圧シリンダに連係して格別に踏圧制御可能とし、
各押圧部材の押圧力を無端サンディングベルトの下部水
平走行部に作用させる踏圧装置を配設し、さらに前記踏
圧装置よりも送材側に、各押圧部材に対応する多数の加
工材検出子を幅方向に列設して、該加工材検出子群から
の幅方向列データに基づいて踏圧装置の各押圧部材の昇
降制御を施すようにして研削ヘッドを構成すると共に、 該研削ヘッドを、送材ローラ群に送材ベルトを掛渡して
なる可逆送材装置と、送材通路を介して対設してなるク
ロスベルトサンダー機において、 夫々検知ローラを軸支した加工材検出子群を単一の揺動
体に装架し、該揺動体を、検知ローラの支軸とは異なっ
た位置で、踏圧フレーム側に傾動可能に軸支すると共
に、踏圧フレーム側に支持した傾動シリンダのロッドを
前記揺動体に連係して、前記傾動シリンダの駆動により
揺動体を傾動し、該傾動位置で各加工材検出子に支持さ
れた検知ローラを加工材上面と当接する位置と上方退避
位置とに変換するようにし、 さらには逆送時にのみ前記傾動シリンダを駆動して検知
ローラを上方退避位置とする駆動制御手段を備えたこと
を特徴とするクロスベルトサンダー機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28597793A JP2676478B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | クロスベルトサンダー機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28597793A JP2676478B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | クロスベルトサンダー機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07112359A JPH07112359A (ja) | 1995-05-02 |
JP2676478B2 true JP2676478B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=17698426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28597793A Expired - Fee Related JP2676478B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | クロスベルトサンダー機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2676478B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109773629A (zh) * | 2019-03-13 | 2019-05-21 | 安徽鑫艺达抛光机械有限公司 | 一种平板打磨设备 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP28597793A patent/JP2676478B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109773629A (zh) * | 2019-03-13 | 2019-05-21 | 安徽鑫艺达抛光机械有限公司 | 一种平板打磨设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07112359A (ja) | 1995-05-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |