JP2675723B2 - マイコバクテリア属細菌の核酸の検出およびマイコバクテリア属細菌の同定のための試薬および方法 - Google Patents
マイコバクテリア属細菌の核酸の検出およびマイコバクテリア属細菌の同定のための試薬および方法Info
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Description
cteria)核酸の存在を検出し、試料中のMyco
bacteriaの核酸が生じたMycobacter
ia属種を同定するための試薬および方法に関するもの
である。特に、本発明はMycobacteria種の
16SリボソームRNA遺伝子の標的領域または相当す
るRNAにハイブリダイズするオリゴヌクレオチドプラ
イマーに関するもので、前記プライマーはハイブリダイ
ズする配列として配列5′CACATGCAAGTCG
AACGGAAAGG3′(KY18)または5′GC
CCGTATCGCCCGCACGCTCACA3′
(KY75)を含む。さらに本発明は一対のプライマー
を用いた増幅により得られたMycobacteria
属種の16SリボソームRNA遺伝子または相当するR
NAの標的領域にハイブリダイズできるオリゴヌクレオ
チド配列を含むオリゴヌクレオチドプローブに関するも
ので、ハイブリダイズする配列として、第一ののプライ
マーは配列KY18を含み、第二のプライマーは配列K
Y75を含む。さらに特異的には、本発明はMycob
acteria種の16SリボソームRNA遺伝子また
は相当するRNAの標的領域を増幅し、プローブと増幅
した核酸を混合し、および前記核酸および前記プロー
ブ、ここには特異的プローブが存在するが、との間に形
成される雑種を検出または同定することにより、試料中
のMycobacteriaの核酸を検出または同定す
る方法に関するものである。またさらに発明は方法を実
施するためのキットに関しても指示する。
る、耐酸性好気性バチルスである。少なくとも19種の
Mycobacteria、最も著名なものではM.t
uberculosis、M.bovisおよびM.l
epraeがこれまでヒトのの病気に関連している。
M.avium、M.intracellulare、
およびM.kansasiiのようないくつかの種は健
康人には通常病原ではないが、AIDSウイルスに感染
しているような免疫不全者に病気を引き起こす。さら
に、いくつかの種が希にヒトに病気を引き起こすが、腐
生植物のような臨床試料に生じる。Mycobacte
ria種の検出および同定の方法には細菌の培養、抗体
による検出および最近では放射活性標識された核酸プロ
ーブを用いたハイブリダイゼーションによるrRNAの
検出が含まれる。これらの方法のそれぞれは重要な問題
をもつ。
く、二カ月まで必要で、典型的には種の同定のためにさ
らに生化学的試験が必要である。抗体による検出はMy
cobacteria種間の交差反応のために特異性を
欠いており、また感度も不足している。さらに現在およ
び過去の感染の区別が困難である。小サブユニットリボ
ソームRNA(16S rRNA)にハイブリダイズす
るプローブとして放射活性標識したDNA断片を用いる
検出は感度が不足しており、さらに少なくとも数日の培
養期間が必要である(PCT/WO84/02721参
照)
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)の発明は、以前には検
出できない程の少量であった細胞に存在する核酸の迅速
な検出を可能にした。PCR増幅を用いて、一コピーの
標的核酸でさえ検出できる。配列特異的なオリゴヌクレ
オチドプローブを用いたハイブリダイゼーションによる
検出できるレベルにまで増幅された核酸配列の直接的な
検出は、配列の単一のヌクレオチドの変化を検出するの
に充分な程特異的な診断試験を可能にした。しかし、全
てのプライマーの対およびプローブが有効なわけではな
い。プローブの選択とともに、プライマーおよびそれ故
増幅される領域の選択が得られる特異性および感度を大
部分決定する。
iaの核酸のシークエンシング、試料中のMycoba
cteria核酸の検出およびMycobacteri
a種の同定に用いられた。最近ゲノムの各種の領域が試
料中のMycobacteria核酸を検出および同定
するために用いられた。これらの診断試験のほとんどは
たった一つまたは小数の種を検出するためにデザインさ
れており、ある場合には、限定された特異性チェックが
Mycobacteriaではない細菌のDNAに対し
て行われた。
子領域の検出がChiaらの1990年、J.Cli
n.Microbiol.、第28巻(第9号)、18
77から1880ページ;Brisson−Noelら
の1989年、Lancet、第334巻、1069か
ら1071ページ;Hackelらの1990年、Mo
lecular and Cellular Prob
es、第4巻、205から210ページ;Woodsお
よびColeの1989年、FEMS Mycrobi
ology Letters、第65巻、305から3
10ページおよびHanceらの1989年、Mole
cular Microbiology、第3巻(第7
号)、843から849ページに記述されている。65
キロダルトン抗原遺伝子に基づく一度の試験ではMyc
obacteria種を三種以上区別することはできな
い。
の増幅について、Thierryらの1990年、J.
Clin.Microbiol.、第28巻(第12
号)、2668から2673ページおよびEisena
chらの1990年、J.Infectious Di
sease、第161巻、977から981ページで報
告された。M.tuberculosisおよびM,b
ovisはコピー数により区別されるのだが(Plik
aytisらの1991年、Molecularand
Cellular Probes、第5巻、215か
ら219ページ)、IS6110の増幅は基本的にはM
ycobacteriaの特定の種の存在を試験すると
きにのみ用いられる。
はHartskeerlらの1989年、J.Gen.
Microbiol.、第135巻、2357から23
64ページの中で診断試験に用いられた。試験はM.l
epraeに対して特異的であることを意味したが、他
のMycobacteriaからのDNAに対して弱い
ものから中程度のハイブリダイゼーションが観察され
た。
増幅産物の存在または非存在に基づくM.tuberc
ulosis/bovisの試験を作り出すためにSj
obringらの1990年、J.Clin.Micr
obiol.、第28巻(第10号)、2200から2
204ページの中で用いられた。
配列に基づくM.tuberculosisの存在の単
なる試験がShankarらの1990年、Lance
t、第335巻、423ページに記述された。
れたプローブがPatelらの1990年、J.Cli
n.Microbiol.、第28巻(第3号)、51
3から518ページおよびFriesらの1990年、
Molecular andCellular Pro
bes、第4巻、87から105ページに記述された。
プローブの特異性はプローブのデザインの間の配列解析
によるよりはむしろ選択の過程により得られた。
されるMycobacteriaのゲノムの領域の一つ
は、小サプユニットリボソームRNA(16S rRN
A)である。Bottgerらの1989年、FEMS
MicrobiologyLetters、第65
巻、171から176ページで、各種の生物の16Sr
RNAが広範囲の生物の核酸を増幅するようにデザイン
された「共通」プライマーを用いて増幅され、その後直
接的にシークエンスされた。Mycobacteria
種の系統発生学的関係はRogallらの1990年、
J.Gen.Micro.、第136巻、1915から
1920ページの中で、16S rRNA遺伝子配列を
比較することにより研究された。Boddinghau
sらの1990年、J.Clin,Microbio
l.、第28巻(第8号)、1751から1759ペー
ジにおいて、同定に関して増幅のための配列特異的オリ
ゴヌクレオチドおよび16S rRNA配列領域へのハ
イブリダイゼーションを用いてなされた証拠が示され
た。16S rRNA配列の高度に可変的な領域が三種
のMycobacteriaについて研究された。属特
異的プライマーが種特異的プローブハイブリダイゼーシ
ョンに用いられるための可変領域を含む領域を増幅する
ために用いられた。
び疎遠の多くの生物の小サブユニットrRNAが研究さ
れ、シークエンスされている。多くの生物の小サブユニ
ットrRNA配列の編集がNeefsらにより、Nu
c.Acids Res.、補遺、第18巻、2237
から2317ページ(1990)に用意されている。
およびDNAが生じた種を同定するために迅速で感度の
良い試験が必要である。
および種の同定のための迅速で感度の良いPCRに基づ
く方法を提供する。16SリボソームRNA遺伝子配列
に特異的なプライマーおよびプローブが提供される。M
ycobacteriaの検出は属特異的プライマーを
用いた増幅およびそれに続くドットブロットハイブリダ
イゼーションによる属特異的プローブを用いたスクリー
ニングにより行われる。Mycobacteriaが検
出されると、種の同定が増幅されたDNAから、通常リ
バースドットブロット法による種特異的プローブを用い
た同じ増幅反応から決定される。
化する配列の増幅はいくつかの利点をもつ。本発明は臨
床試料に存在する30以上のMycobacteria
属種および非常に多くの他の生物を検出し、区別するた
めに用いられる。本発明のプローブおよびプライマーは
可能な最大の特異性を提供し、それにより類似配列をも
つ関連生物の存在により引き起こされる誤りの陽性の可
能性を最小限にする。16S RNA遺伝子は高度に保
存された領域を含む。本発明の属特異的プライマーおよ
びプローブはそのような保存された領域にハイブリダイ
ズし、属の中のほとんど全ての種の配列にハイブリダイ
ズできる;プライマーは試験された15のMycoba
cteria種のうち14の核酸を増幅し、これらの1
4の増幅されたMycobacteriaのDNA配列
のうち、属特異的プローブは12にハイブリダイズす
る。16S rRNAはまた増幅される領域内に高度に
可変的な領域を含む。本発明の種特異的プローブは目的
のそれぞれの種が独特の配列をもつ可変領域にハイブリ
ダイズする。
ローブを選択することのさらに有利な点は、RNAが生
細胞中に多くのコピー数(103から104)で存在す
ることである。与えられた臨床試料中のRNAの形態で
の遺伝子配列の数はそれ故これに相当するDNA配列の
数の104倍にまでなる。さらに検出感度を望むなら
ば、RNA自身が増幅標的として用いられる。
試験として行われる。第二の増幅反応は、直接的ではな
く第一の標的、即ち16SリボソームRNA核酸に関連
する標的配列の存在をあてにするものである。適当な標
的配列が好ましくはMycobacteria種に保存
され、Mycobacteriaではない種には関連し
ない。適当な標的遺伝子は例えば、65kDaタンパク
質遺伝子を暗号化する遺伝子である(Paoらの198
9年、FEMS Micro.Letters、第65
巻、305から310ページ;Hartskeerlら
の1989年、J.Gen.Micro.、第135
巻、2357から2364ページ;およびHackel
らの1990年、Mol.Cel.Probes、第4
巻、205から210ページ)。第一の増幅反応の結果
を確認するために役立つ一方、第二の標的配列の増幅は
比較研究、特にPCRおよび培養法の比較から生じた一
致しない結果を解析するために特に意味がある。
aを検出するために陽性の対照として用いる新規組成に
関するものである。発明は種特異的Mycobacte
riaプローブ同様、属特異的プローブを用いて、試験
の結果を確認するための新規組成を提供する。
aの核酸の存在を検出し(属特異的プローブ)、核酸を
生じる種の同一性を決定できる(種特異的プローブ)プ
ローブに関するものである。
のである。好ましい具体例では、発明はMycobac
teriaの単離の異種の増幅および検出のための共通
オリゴヌクレオチドを提供する。共通オリゴヌクレオチ
ドプローブはMycobacteriaに近縁の非My
cobacteria種にはハイブリダイズしない。
プローブを用いた広範囲の標的特異的な検出に適してい
る。ここで用いられているような共通プローブは検出さ
れるべきMycobacteriaのいずれの核酸配列
とも同一でないオリゴヌクレオチドプローブである。共
通プローブは非天然核酸配列を含む雑種オリゴヌクレオ
チド構成物である。本発明で記述されるような共通プロ
ーブは検出法において、選択された種を包含すると同時
に排除するために用いられる。具体的には、発明は新規
配列からなるオリゴヌクレオチドプローブを提供する。
これらのプローブは広くMycobacteria種を
検出するが、例えばCorynebacterのような
近縁ではあるが、Mycobacteriaではない種
を検出しない。
iaの核酸の特異的な領域を増幅するためのプライマー
に関するものである。この領域はMycobacter
ia種間に保存される領域および配列特異的オリゴヌク
レオチドプローブを用いて標的核酸の起源を決定できる
ような種間の充分な不均一性をもつ可変領域の両者を含
む。
関するものである。発明のプライマーを用いたPCRに
よる標的核酸の増幅は、増幅された核酸を属特異的プロ
ーブと混合し、ハイブリダイゼーションが起きるかを検
出することにより、Mycobacteriaの核酸の
検出をさせ、一方種の同定は種特異的プローブとのハイ
ブリダイゼーションのパターンを決定することにより行
われる。
のである。これらのキットは各種の形態をとり、一つま
たはそれ以上のプローブを含み、具体的には種レベルで
感染したMycobacteriaの同一性を決定する
のに充分な一群のプローブおよびキットの成分を用いる
ための指示書を含む。キットはまた一つまたはそれ以上
の増幅試薬、例えば属特異的プライマー、ポリメラー
ゼ、緩衝液およびヌクレオシド三リン酸を含むことがで
きる。
び陰性の対照を含む。好ましい陽性の対照はこの中で記
述される。
が下に定義される。
されるDNA断片および核酸の対照のような二つまたは
通常それ以上のデオキシリボヌクレオチドまたはリボヌ
クレオチドからなる分子を指す。オリゴヌクレオチドの
正確な大きさは、多くの因子およびオリゴヌクレオチド
の最終的な機能または利用に依存する。オリゴヌクレオ
チドは、例えば適当な配列のクローニングおよび制限酵
素による切断およびNarangらの1979年、Me
th.Enzymol.、第68巻、90から99ペー
ジのホスホトリエステル法;Brownらの1979
年、Meth.Enzymol.、第68巻、109か
ら151ページのホスホジエステル法;Beaucag
eらの1981年、Tetrahedron Let
t.、第22巻、1859から1862ページのジエチ
ルホスホアミダイド法;および米国特許第4,458,
066号の固体支持体法のような方法による直接的な化
学合成を含む適当な方法により調製される。
成の、適当な緩衝液で、適当な温度で、核酸の鎖に相補
的なプライマー伸長産物の合成が誘導される、即ち四種
の異なるデオキシリボヌクレオシド三リン酸およびポリ
メリゼーションの試薬(即ちDNAポリメラーゼまたは
逆転写酵素)の存在条件下で、DNA合成の開始点とし
て作用できるオリゴヌクレオチドを指す。プライマーは
好ましくは一本鎖のオリゴデオキシリボヌクレオチドで
ある。プライマーの適当な長さは用いようとするプライ
マーに依存するが、典型的には15から25ヌクレオチ
ドの範囲である。短いプライマー分子は一般に鋳型と充
分に安定な雑種複合体を形成するのに、より低い温度が
必要である。プライマーは鋳型の正確な配列を反映する
必要はないが、鋳型とハイブリダイズし、DNA合成を
開始できるのに充分相補的でなければならない。
は、特異的配列のプライマーおよびプローブが提供され
る。これらの具体例で提供される特異的配列のプライマ
ーおよびプローブは、例えば5′または3′端に標的配
列に相補的な、または相補的ではないヌクレオチドを付
加することにより修飾されることは技術者には明らかな
ことである。プライマー組成が標的配列の伸長開始点と
して作用し、プライマーおよびプローブがこれらの例示
される具体例に含まれる少なくとも14の連続したヌク
レオチドからなる限り、そのような組成は発明の範囲内
にある。
域の一方または両端の情報に不明瞭さがある場合、一つ
以上のプライマーを指す。「保存された」領域が集団中
で著しいレベルの多型を示すなら、そのような配列を増
幅するプライマーの混合液が調製されるか、またはプラ
イマーがミスマッチの配列さえ増幅するようにデザイン
される。もし望むならば、プライマーは分光学的に、光
化学的、生化学的、免疫化学的、または化学的手段によ
り検出できる標識を取り込むことにより標識される。例
えば、有効な標識には32P、蛍光色素、電子密度試
薬、(通常ELISAで用いられるような)酵素、ビオ
チン、またはハプテン、および抗血清またはモノクロー
ナル抗体が得られるタンパク質が含まれる。標識はま
た、プライマーまたは増幅されたDNAのようなプライ
マー伸長産物の固体支持体上への固定化を促進するため
に、プライマーを「捕捉する」のに用いられる。
「SSO」は、「ハイブリダイズする」領域と呼ばれる
検出される配列に相補的な配列をもつ、「配列特異的な
緊縮のハイブリダイゼーション条件」下で、正確に相補
的な標的配列にのみハイブリダイズするオリゴヌクレオ
チドを指す。ハイブリダイゼーションの条件の緊縮度を
緩めることにより、配列のミスマッチが許容される;許
容されるミスマッチの程度はハイブリダイゼーション条
件の適当な調整によりコントロールされる。「プロー
ブ」および「SSOプローブ」はSSOと互換的に用い
られる。
す。
に熱に安定で、標的配列の核酸の鎖の一方に相補的なプ
ライマー伸長産物を形成するためにヌクレオシド三リン
酸の重合を触媒する酵素を指す。酵素はプライマーの
3′端で合成を開始し、合成が停止するまで、鋳型の
5′端へ向かって進む。精製された熱安定性ポリメラー
ゼ酵素は米国特許第4,889,818号により充分に
記述されている。
的なプライマー伸長産物を形成するためにヌクレオシド
三リン酸の重合を触媒する酵素を指す。酵素はプライマ
ーの3′端で合成を開始し、合成が停止するまで、鋳型
の5′端へ向かって進む。RNA標的配列を相補的なコ
ピーDNA(cDNA)配列に変換する適当な重合試薬
の例は、トリ骨髄芽腫ウイルス逆転写酵素および逆転写
酵素活性をもつ熱安定性DNAポリメラーゼである。T
hermus thermophilusのDNAポリ
メラーゼである。
ローブ両者を用いたハイブリダイゼーション試験の結果
を示している。プローブの特異性はMycobacte
riaの異なる13種のDNAで試験された。
および種の同定に関する迅速かつ感度の良いPCRに基
づく方法を提供する。Mycobacteriaの16
SリボソームRNA遺伝子配列に特異的なプライマーお
よびプローブが提供される。Mycobacteria
の検出は、属特異的プライマーを用いた増幅およびそれ
に続くドットブロットハイブリダイゼーション法による
属特異的プローブを用いたスクリーニングにより行われ
る。Mycobacteriaが検出されると、種の同
定がリバースドットブロット法により種特異的プローブ
を用いて、同じ増幅反応のDNAから決定される。正
逆、両ドットブロット法は非常に簡便にマイクロタイタ
ープレートで行われる。
S rRNA遺伝子の保存領域にハイブリダイズし、種
特異的プローブは16S rRNA遺伝子の可変領域に
ハイブリダイズする。合成はプライマーの3′端で始ま
るので、3′端でのミスマッチはより重大である。チミ
ジンは他の塩基のミスマッチよりも許容される;それで
プライマーは3′端にチミジン塩基を付けないようにデ
ザインされた。オリゴヌクレオチドの塩基含量は変性温
度に影響を及ぼす。プライマーまたはプローブの結合の
緊縮度および特異性は温度上昇を増加する。しかし、全
てのプローブがリバースドットブロット法では同時にハ
イブリダイズされるので、最適なプローブハイブリダイ
ゼーション条件は全てのプローブで類似している。
ycobacteria種の16SrRNA遺伝子配列
の増幅で効果的に機能するが、殆どの他の材料からの相
当するDNAを増幅しない。さらに、これらのプライマ
ーの増幅条件および効率は種間でかなり一定で、そのた
め殆ど全てのMycobacteria種が一回の試験
で検出可能である。表1は本発明のプライマーのハイブ
リダイズする配列を示している。
イマーKY18は16S rRNA遺伝子の塩基52か
ら74に、下流プライマーKY75は塩基624から6
47に広がる。合わせると、これらのプライマーは約5
83塩基対の長さの産物を合成する;正確な大きさは種
に依存する。
に対する最初のスクリーニングは混合液として同時に用
いられる二つの属特異的プローブを用いて行われる。
Mycobacteria種がKY101(配列番号
3)およびKY102(配列番号4)の領域の配列に関
して、二つのグループに分けられることである。これら
の二つのプローブは試験されたMycobacteri
a属の14種のうち12種のDNAを検出する。
3)がプローブKY101(配列番号3)およびKY1
02(配列番号4)に置き換わる。プローブKY101
(配列番号3)、KY102(配列番号4)、KY16
5(配列番号13)およびKY166(配列番号14)
は表2に与えられる。KY165(配列番号13)はK
Y101(配列番号3)およびKY102(配列番号
4)の両者の配列を含む共通プローブである。KY10
1(配列番号3)およびKY102(配列番号4)は互
いに二塩基異なる。KY165(配列番号13)はKY
101(配列番号3)またはKY102(配列番号4)
と同一ではないが、互いに一塩基異なる。この一致は一
方のミスマッチの「有利な」KY101(配列番号3)
およびもう一方のミスマッチのKY102(配列番号
4)で達成された。KY165(配列番号13)は全て
のKY101(配列番号3)およびKY102(配列番
号4)特異的なMycobacteria種に充分ハイ
ブリダイズできる。KY165(配列番号13)はさら
にミスマッチがあるために、高緊縮条件下でM.xen
opi(配列番号15)にハイブリダイズしない。
nopi(配列番号15)を含むMycobacter
ia種を検出するための境界共通プローブである。KY
165(配列番号13)の配列同様、KY166(配列
番号14)の配列は非Mycobacteria種に相
当しない。プローブはKY101(配列番号3)、KY
102(配列番号4)、およびM.xenopi(配列
番号15)(GenBank取得番号X52929、I
ntelligeneticsから入手可能)の相当す
る配列と同様に異なるようにデザインされる。KY16
6(配列番号14)はKY101(配列番号3)、KY
102(配列番号4)およびM.xenopi(配列番
号15)とそれぞれ二塩基異なる。KY166(配列番
号14)は効果的に全てのKY101(配列番号3)お
よびKY102(配列番号4)に特異的な種およびM.
xenopi(配列番号15)にハイブリダイズする。
さらにKY166(配列番号14)は、Mycobac
teriaに近縁の二種の非Mycobacteria
である、Corynebacter pseudodi
phtheriticumまたはC.diphther
iaeにはハイブリダイズしない。M.xenopi
(配列番号15)の相当する配列は表2に含まれる。表
で、KY166(配列番号14)に対してのミスマッチ
は下線が引かれている。KY165(配列番号13)に
対するミスマッチは小文字で示される。
在するならば、核酸が生じた種が一群の種特異的プロー
ブへのハイブリダイゼーションにより決定される。種の
同定の段階で用いられるプローブは表3に示される。
erculosis、M.kansasii、M.xe
nopi、M.intracellulareおよび
M.aviumである。M.gordonaeは普通は
病気とは関係ないが、頻繁にヒト試料に生じる。したが
って、属特異的プローブによるMycobacteri
aの核酸の検出は臨床的に重要ではないM.gordo
naeによることが頻繁に予想される。例6は種特異的
プローブの特異性に関する追加情報を含む。
遺伝子領域の増幅である。本発明を実施する者は、ポリ
メラーゼ連鎖反応は好ましい増幅方法であるが、試料中
の標的配列の増幅はリガーゼ連鎖反応(LCR)、転写
増幅および自己を維持する配列の複製のような、それぞ
れが充分な増幅をでき、その結果標的配列がSSOプロ
ーブへの核酸ハイブリダイゼーションにより検出される
既知の方法により行われることに注目すべきである。代
わりとして、Qβ−レプリカーゼ増幅のような、検出で
きるレベルまでプローブを増幅する方法が用いられる。
「プローブ」は上記の方法に用いられる配列特異的オリ
ゴヌクレオチドを含む;例えば、LCRで用いられる二
つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチドは、LCRが配
列の存在を示すためにプローブの連結のみを必要とする
場合でも本発明の目的の「プローブ」である。
が(米国特許第4,683,195号、4,683,2
02号、および4,965,188号を参照せよ)、一
般的なPCRの情報は以下のPCRの過程に不慣れな者
に発明を明らかにし、充分理解させる目的を提供する。
するために、配列は増幅システムの成分に入れやすくな
ければならない。一般に、この入りやすさは試料から核
酸を分離することにより保証される。生物試料から核酸
を抽出する各種の方法が技術的に知られている。例え
ば、Higuchiらが1989年に「PCR工学」
(Erlich編、Stockton Press、N
ew York)の中で記述していることを参照せよ。
代わって、試料がかなり容易に壊れるものならば、核酸
はPCR技術による増幅の前に精製される必要はない、
即ち、試料が細胞、特に末梢血リンパ球またはアミニオ
サイトを含むなら、細胞内成分の溶解および分散は単に
低調緩衝液に細胞を懸濁することにより行われる。
伸長により形成される核酸二重鎖の分離を含む。PCR
過程の好ましい具体例では、鎖の分離は反応液を二重鎖
の変性を引き起こすが、ポリメラーゼの非可逆的な変性
は引き起こさないような効果的な時間で、充分な高温に
熱することにより達成される(米国特許第4,965,
188号を参照せよ)。典型的な熱変性は秒から分の範
囲の時間に対して、約80℃から105℃の範囲の温度
を含む。しかし、鎖の分離は物理的、化学的または酵素
的手段を含むいずれかの適当な変性法により行われる。
鎖の分離は例えば、ヘリカーゼまたはへリカーゼ活性を
もつ酵素により誘導される。例えば、酵素RecAはA
TP存在下でヘリカーゼ活性をもつ。ヘリカーゼによる
鎖の分離に適した反応条件は技術的に知られている(K
uhn Hoffman−Berlingの1978
年、CSH−Quantitative Biolog
y、第43巻、63から67ページ;およびRaddi
ngの1982年、Ann.Rev.Genetic
s、第16巻405から436ページを参照せよ)。
一度分離されると、PCRの次の段階には標的配列に隣
接したプライマーを用いて分離された鎖をハイブリダイ
ズすることが含まれる。プライマーは標的の鎖の相補鎖
を形成するために伸長される。好結果のPCR増幅で
は、プライマーは、二重鎖配列にハイブリダイズするそ
れぞれのプライマーが一つのプライマーから合成される
伸長産物が鋳型(相補鎖)から分離されると、他のプラ
イマーの伸長の鋳型として作用するような位置になるよ
うにデザインされる。変性、ハイブリダイゼーションお
よび伸長のサイクルは望みの量の増幅された核酸を得る
ために必要な回数繰り返される。
伸長は、適当な塩、金属陽イオンおよびpH緩衝システ
ムを含む反応系で、適当量の四種のデオキシリボヌクレ
オシド三リン酸(dATP、dGTP、dCTP、およ
びdTTP;以下に記述されるUNG滅菌システムが取
り込まれているならば、dUTPがdTTPに代わっ
て、またはこれに加えて用いられる)存在下で重合試薬
により触媒される。適当な重合試薬は鋳型依存性DNA
合成を触媒することが知られている酵素である。DNA
鋳型とともに用いるのに適しているポリメラーゼの例に
は、大腸菌ポリメラーゼIまたはこの酵素のKleno
w断片、T4DNAポリメラーゼおよびThermus
aquaticusから分離された熱安定性DNAポ
リメラーゼであるTaqポリメラーゼが含まれる。後者
の酵素は核酸の増幅およびシークエンシングに広く用い
られる。Taqポリメラーゼを用いる反応条件は技術的
に知られており、上述の「PCR工学」(1989)中
でGelfandにより記述されている。RNA鋳型か
ら相補的なコピーDNA(cDNA)を合成するために
適している重合試薬はトリ骨髄芽腫ウイルスRTのよう
な逆転写酵素(RT)または逆転写酵素活性をもつ熱安
定性DNAポリメラーゼであるThermusther
mophilusのDNAポリメラーゼである。典型的
には、RNA鋳型は次の増幅のためのDNA鋳型だけを
残して、最初の逆転写の段階後の最初の変性段階の間に
熱分解される。
ば、このRNAのDNAコピー(cDNA)を作るため
に最初の逆転写(RT)段階が行われる。PCT特許公
示WO91/09944はPCR増幅でも機能する熱安
定性ポリメラーゼによる高温での逆転写について記述し
ている。高温RTはより高いプライマーの特異性および
改良された効率を提供する。同一のプライマーおよびポ
リメラーゼは逆転写およびPCR増幅段階の両者に充分
であり、反応条件は両反応が試薬の変化なしに起きるよ
うに最適化される。逆転写酵素として機能できる熱安定
性DNAポリメラーゼである、Thermus the
rmophilus DNAポリメラーゼは鋳型に関係
なく全てのプライマー伸長段階に用いられる。両過程は
試薬を変えるまたは添加するためにチューブを開くこと
なしに行われる;温度プロフィールのみが最初のサイク
ル(RNA鋳型)および残りの増幅サイクル(DNA鋳
型)の間で調整される。
薬が添加される段階的な様式で、または全ての試薬が同
時に添加される様式で、あるいは与えられた数の段階の
後、新鮮な、または異なる試薬が添加される、部分的に
段階的な様式で行われる。例えば、鎖の分離が熱により
誘導され、ポリメラーゼが熱感受性であるなら、ポリメ
ラーゼは鎖分離の回転後に添加されなければならない。
しかし、例えばヘリカーゼが変性に用いられ、または熱
安定性ポリメラーゼが伸長に用いられるならば、全ての
試薬が最初に添加され、あるいは代わって、試薬の分子
の割合が反応にとって重大であるならば、試薬は合成反
応により消費された場合、定期的に補充される。
いて自動的な過程として行われることを技術者は知るで
あろう。この過程において、反応液の温度は変性領域、
プライマーアニーリング領域および反応領域をサイクル
する。熱安定性酵素の使用に特異的に適している機械は
Perkin Elmerから購入できる。
よるPCRの汚染の問題に気づくであろう。この問題を
減少する方法は前の反応の増幅されたDNAを酵素的に
分解することである。PCR増幅はdTTPの代わりに
dUTP存在下で行われる。得られた二重鎖ウラシルを
含む産物はウラシル−N−グリコシラーゼ(UNG)に
より分解され、一方通常のチミンを含むDNAはUNG
により分解されない。増幅前に増幅反応液にUNGを添
加することにより、標的として作用する全てのウラシル
を含むDNAの分解が始まる。ウラシルを含むDNAの
唯一の材料は前の反応の増幅産物であるので、この方法
は効果的に反応液を滅菌し、前の反応からの汚染の問題
(持ち越し)を取り除く。UNGは熱により一時的に不
活化され、増幅の変性段階もまたUNGを不活化するよ
うに作用する。それ故ウラシルを取り込んだ新たな増幅
産物はUNGのない環境で形成され、分解はされない。
ンは本方法を旨く実践するための重要な段階である。本
発明の配列特異的オリゴヌクレオチドプローブは特異的
にMycobacteriaゲノムの特定の断片とハイ
ブリダイズし、属特異的プローブの場合、他の生物から
の、種特異的プローブの場合、他のMycobacte
ria種からの配列について不安定化するミスマッチを
もつ。緊縮ハイブリダイゼーション条件は、プローブが
特異的に正確に相補的な配列にのみハイブリダイズする
ように選択される。増幅産物の検出は、正しい増幅産物
のみが検出され、関連生物の相同配列の存在により引き
起こされる偽の陽性シグナルの機会を減少させることを
保証するためにこの配列特異的ハイブリダイゼーション
を用いる。
される雑種を検出する方法は、ハイブリダイゼーション
の領域に加え、プローブがさらに特徴をもつことを必要
とする。ドットブロット法では、例えばプローブは典型
的に標識される。以下に記述される「リバース」ドット
ブロット法の場合のように、プローブが最初に固定化さ
れるならば、プローブはまたPCT特許公示89/11
548により詳細に記述される技術である、照射により
ナイロン膜へ固定されるポリーdTの長い伸長を含むこ
とができる。
チドを合成する技術を利用して、合成され、標識され
る。例えば、プローブは32P−ATPおよびキナーゼ
とともにプローブをインキュべートすることにより、3
2Pで5′端が標識される。SSOプローブの適当な非
放射活性標識は西洋ワサビのパーオキシダーゼ(HR
P)である。この標識を含むプローブの調製および検出
方法が米国特許第4,914,210号および4,96
2,02号に記述されている。そのような標識プローブ
に関する追加情報は、米国特許第4,789,630
号;Saikiらの1988年、N.Eng.J.Me
d.、第319巻、537から541ページ;およびB
ugawanらの1988年、Bio/Thchnol
ogy、第6巻、943から947ページを参照せよ。
有効な色素原には赤白色素および3,3′,5,5′−
テトラメチルベンジジン(TMB)が含まれる。Hel
muthは「PCRプロトコール」(San Dieg
o、California、Academic Pre
ss、1990)の119から128ページで、PCR
産物の非アイソトープ検出の方法について記述してい
る。
存在しているかをプローブが試料中に存在している配列
に結合するかを決定することにより決めるのに用いられ
る。試料中にプローブおよび核酸配列の間に形成される
雑種を検出するための本発明の目的の適当な方法は技術
的に知られている。例えば、検出は例4に記述されるよ
うにドットブロット法を用いて行われる。ドットブロッ
ト法で、未標識の増幅試料は膜のような固体支持体に結
合され、膜は適当なハイブリダイゼーション条件下で標
識プローブとインキュベートされ、ハイブリダイズしな
かったプローブは洗浄により除去され、フィルターは結
合プローブの存在をモニターされる。試料が属特異的プ
ローブを用いてMycobacteriaの核酸の存在
をスクリーニングされる場合のように、複数試料がいく
つかのプローブで解析される場合、ドットブロット法は
非常に有効である。
の方法が非常に有効である。この方法は、増幅配列が標
識を含み、プローブが固体支持体に結合しているような
「リバース」ドットブロットである。この方法で、未標
識プローブは膜に結合され、適当な緊縮ハイブリダイゼ
ーション条件下で標識試料にさらされる。ハイブリダイ
ズしない標識試料はその後適当な緊縮条件下で洗浄によ
り除去され、フィルターは結合配列の存在がモニターさ
れる。種の決定にはそれぞれの増幅試料に対する複数の
種特異的プローブの使用が必要なので、リバースドット
プロット法はこの段階で好ましい試験方法である。
ゼーション部位またはウェルをもつ検出方法を使用する
ことが望ましい。例えば、マイクロタイタープレートの
ような固体支持体が発明の方法の大規模な臨床応用に特
に有効である。PCRで増幅されたDNAのハイブリダ
イゼーション/捕捉または固体支持体についての方法は
知られている。これらの方法の具体例で、増幅された標
的DNAはPCR反応の増幅の間に(例えばビオチン
で)標識される。標識DNAは、PCR産物のマイクロ
タイタープレートのウェルに結合した標的特異的オリゴ
ヌクレオチド捕捉プローブへのハイブリダイゼーション
により特異的に捕捉される。結合産物は用いられる標識
の型にしたがって適当に検出される。例えば、ビオチン
が標識として用いられるならば、アビジンHRP複合体
が添加され、(a)過酸化水素基質およびO−フェニレ
ンジアミン(OPD)色素原、または(b)過酸化水素
基質およびテトラメチルベンジジン色素原(TMB)の
いずれかと反応される。PCRで増幅されたDNAを定
量的に検出させる色素定量シグナルが開発された。
クロタイタープレート法を用いた検出方法が広範囲の標
的で標準化されている。長さ25ヌクレオチド以下の検
出プローブをもつことが望ましい。より短いプローブは
交差反応の機会を最小にし、特に大規模スクリーニング
法では有効である。したがって、例8はマイクロタイタ
ープレート法によるMycobacteria種を検出
する好ましい方法が記述される。25ヌクレオチド以上
のプローブはマイクロタイタープレート検出法に同様に
適しているが、最大の特異性を保証するためにハイブリ
ダイゼーションおよび緊縮条件を個々に決定しなければ
ならないことを技術者は認識せねばならない。
ブはPCR増幅過程の間に添加される。それぞれの合成
段階の間に標的DNAにハイブリダイズするプローブは
プライマー伸長を触媒するために用いられるポリメラー
ゼの5′から3′へのエキソヌクレアーゼ活性により分
解される。プローブの分解産物はその後検出される。そ
れ故、分解産物の存在はプローブおよび標的DNAの間
にハイブリダイゼーションが起きたことを示す。
ーブからなる複数容器単位であるキットに関するもので
ある。有用なキットはMycobacteriaの核酸
を検出するためにSSOプローブを含むことができる。
いくつかの場合、SSOプローブは適当な支持膜に固定
される。キットはまたPCR増幅のプライマーを含むこ
とができる。キットの他の付随的な組成には、例えば逆
転写酵素またはポリメラーゼ、その基質のヌクレオシド
三リン酸、標識に用いられる手段(例えば、標識がビオ
チンならば、アビジン−酵素コンジュゲートおよび酵素
基質および色素原)または検出標識、およびPCR、逆
転写またはハイブリダイゼーション反応のための適当な
緩衝液が含まれる。上記成分に加え、キットはまた発明
の増幅および検出方法を行うための支持書を含む。
acteriaを検出するキットにはまた陽性および陰
性の対照が含まれる。好ましくは陽性の対照は試験試料
中のMycobacteriaの核酸を増幅するために
用いられた同一のプライマーの対を用いて増幅可能な核
酸配列を含む。陽性の対照を用いる方法は知られてお
り、ここでは存在するまたはしない標的および陽性の対
照は同一のプライマーの対を用いる。好ましくは陽性の
対照は産物DNAが標的の大きさと直ちに区別できる分
離した大きさとなるようにデザインされる。
cteriaプローブ同様、属特異的Mycobact
eriaプローブを検出するためのプローブにハイブリ
ダイズできる陽性の対照を提供する。例9は陽性の対照
核酸の構築について記述している。
ないPCRおよび培養のデータを解決するために、第二
の増幅標的を用いることが望ましい。内部陽性対照ベク
ターを提供するための本発明の教訓を与えると、さらに
内部陽性対照が構築されることを普通の技術者直ちに認
識するであろう。例えば、ハイブリダイズし、続いて陽
性の対照DNAの分離した断片を増幅するために、陽性
の対照は一次(16SrRNA)および二次標的(例え
ば、65kDaタンパク質遺伝子)の両者に対するプラ
イマー部位を取り込む。
みで、発明の範囲を限定するものではない。
ickTMシステムを用いて唾液試料から分離される。
約10mlの唾液試料は液化/消毒され、遠心により沈
澱され、BSAを含む緩衝液約1mlに再懸濁される。
この試料のうち200から500μlが細菌を沈澱させ
るために遠心される。沈澱は100μlの試料緩衝液A
に再懸濁され、100μlの溶菌試薬1で溶菌される。
溶菌液は7容の試薬2および4容の試薬3で抽出される
(試薬1、2および3は試料緩衝液AとともにIsoQ
uickシステムで供給される)。試料は遠心され、そ
の後1/3容の10M酢酸アンモニウムが水層に添加さ
れ、DNAが等量のイソプロパノールで沈澱される。沈
澱したDNAは70%エタノールで洗浄され、風乾後、
100μlのTE、pH8.0に再懸濁される。50μ
lのそれぞれの試料標品が増幅反応に用いられる。
のプライマー25pmol、それぞれのdNTP10n
mol、2×PCR緩衝液(10×緩衝液=500mM
KCl、500mM Tris−HCl、pH8.
9、20mM MgC12)、3単位のTaqポリメラ
ーゼ、2単位のUNG、および反応当り50μlの反応
液になるようにH2Oを含むように調製される。このマ
スター溶液は50μlの鉱物油を重層され、DNA試料
が油層の下で反応液に添加される。
マルサイクラーで増幅される。サーマルサイクラーは変
性、プライマーアニーリングおよびプライマー伸長の3
7サイクル;それぞれ1分当り98℃、62℃および7
2℃を2サイクル、続いて1分当り94℃、62℃およ
び72℃を35サイクルとなるようにプログラムされ
る。Perkin Elmerサーマルサイクラーは、
UNG滅菌システムが用いられているなら、最終の伸長
を完全にし、UNG酵素を不活性化したままにするため
に、最後のサイクルの後適当な時間72℃に試料をおく
ようにプログラムされる。増幅産物はその後ゲル電気泳
動および/またはドットブロットハイブリダイゼーショ
ンにより解析される。ゲル電気泳動による解析がなされ
るなら、10×試料緩衝液(0.25%キシレンシアノ
ール、0.25%ブロモフェノールブルー、25%フィ
コール)が添加され、100μlのクロロホルムで鉱物
油が抽出され、Taqポリメラーゼは不活化される。
cteriaの核酸の存在が検出される。ドットブロッ
ト法で、増幅DNAの少量が変性され、ナイロンフィル
ターにのせられ、以下に記述されるように固定化され
る。フィルターはその後標識プローブの一つにハイブリ
ダイゼーションさせるためにプローブ溶液に浸される。
それぞれのプローブは放射活性標識されるが、西洋ワサ
ビのパーオキシダーゼ(HRP)に共有結合したプロー
ブはまた色素原の、または化学蛍光の基質存在下での非
同位元素の検出の手段を提供するために用いられる。固
定化された標的DNAは二つの属に特異的なプローブK
Y101およびKY102の混合液にハイブリダイズさ
れる。試験される試料数がプローブ数をはるかに超える
と予想されるので、(一つの混合液に二つのプロー
ブ)、ドットブロット法はこの最初のスクリーニングに
は最も便利である。非常に多くの試料が単一の固体支持
体の別々の位置でハイブリダイズされ、プローブ溶液に
支持体を浸すことによって同時に標識プローブにさらさ
れる。
はその後アルカリで処理することにより変性される。P
CR産物5μlに対して5μlの0.5M EDTA、
pH8.0、8μlの5N水酸化ナトリウムおよび82
μlが添加される。混合液は室温で10分間放置され
る。
(Pall Corp.、GlenCove、NY)は
H2Oに5から10分間浸され、さらにドットブロット
マニフォールド(Bio−DotTM、Bio Ra
d、Richmond、CA)が設定された後、200
μlのH2Oで洗浄されることにより調製される。変性
に続き、100μlの試料混合液はドットブロット器を
用いてナイロン膜へ真空下でのせられる。それぞれのウ
ェルはその後200μlの0.4N水酸化ナトリウムで
洗浄され、さらに簡単に2×SSCで洗浄され、液体が
残らなくなるまで乾燥される。DNAはStratal
inker(Stratagene、La Joll
a、CA)UVライトボックスを用いて(「オートクロ
スリンク」の設定で)、1200mJ/cm2の紫外線
照射によりナイロン膜に固定化されクロスリンクされ
る。
(エアシェイカー)で熱シールできる袋の中でハイブリ
ダイゼーション緩衝液(0.5×SSC、5×Denh
ardt溶液、0.1% SDS、50μg/mlのマ
ス精子DNA)に浸されて「プレハイブリダイズ」され
る。放射活性標識されたプローブが用いられるなら、緩
衝液はその後1×106cpmのプローブを含む等量の
同一溶液に置き換えられ、フィルターは60℃で2時間
から一晩の間ハイブリダイズされる。
三回2×SSC/0.1%SDSで、二回20分間室温
で、さらに一度20分間振とう水浴中で71℃の高度の
緊縮温度で洗浄される。フィルターは乾燥され、プラス
チックラップにくるまれ、一枚または二枚の増感スクリ
ーンとともに−70℃でX線フィルムに露光される。
たオリゴヌクレオチドプローブを用いてハイブリダイズ
することで、このオリゴヌクレオチドプローブは「PC
Rプロトコール:方法と応用へのガイド」(Innis
ら(編)、AcademicPress、San Di
ego)(1989)の92から112ページのLev
ensonおよびChangにより、およびN.En
g.J.Med.の第319巻、537から541ペー
ジ(1988)のSaikiらにより記述されたように
調製される。ハイブリダイゼーションは5mlのハイブ
リダイゼーション溶液当たり2pmolのHRP−SS
Oプローブを用いて行われる。
ィルターは100mMクエン酸ナトリウム、pH5.0
で洗浄され、0.1mg/mlの3,3′,5,5′−
テトラメチルベンジジン(Fluka)および0.00
15%過酸化水素を含む100mMクエン酸ナトリウ
ム、pH5.0に入れられ、緩やかに攪拌しながら10
から30分間室温でインキュベートされる。現像された
フィルターは水で洗浄され、直ちに写真撮影される。T
MB検出システムはHoffmann−La Roch
eにより開発され製造され、Perkin Elmer
から入手できるAmpliType DQalphaD
NAタイピングキットに記述されているように基本的に
は調製され用いられる。別の具体例では、フィルターは
化学蛍光検出システム(ECL;Amersham、A
rlington Heights、IL)を用いて現
像される。フィルターは5分間PBSで洗浄され、緩や
かに攪拌しながらECL溶液に1分間入れられる。フィ
ルターはその後室温で1から5分間X線フィルムに露光
される。
にさらされる必要がある;同一性はプローブが試料DN
Aに結合することにより示される。それぞれの試料が複
数のプローブにさらされるため、リバースドットブロッ
ト法がより便利である。プローブは膜の別々の位置に固
定され、その後膜に結合したプローブにハイブリダイズ
させるために、膜全体が増幅された標的DNAを含む溶
液に浸される。リバースドットブロットの過程は申請中
の出願第197,000号および第347,495号
に;Saikiらの1989年、Proc.Natl.
Acad.Sci.、第86巻、6230から6234
ページ;およびHoffmann−La Rocheに
より開発製造され、Perkin Elmerから市販
されるAmpliType DQalpha DNAタ
イピングキットに記述される。増幅プライマーは上述の
LevensonおよびChang の1989年の報
告に記述されたようにビオチン化され、そのため、膜結
合プローブにハイブリダイズするいずれの増幅されたD
NAも容易に検出される。
ンを結合させた西洋ワサビのパーオキシダーゼ(SA−
HRP)を膜に結合したプローブにハイブリダイズした
ビオチン化させた(プライマーを介した)増幅DNAと
反応させることにより行われる。それ故HRPはSA−
ビオチン相互作用を介して増幅DNAに結合し、例えば
テトラメチルベンジジンの酸化により色素化合物の生成
のような各種の既知の手段によりシグナルを生成するた
めに用いられる(米国特許第4,789,630号を参
照)。
化されるが、好ましい方法はオリゴヌクレオチドプロー
ブのハイブリダイズする領域にポリ−dTの長い配列を
「テーリング」させることを含む。得られたポリ−dT
の「テール」はナイロン膜上でプローブを膜に共有結合
で固定するためにアミン基と反応させることができる。
この反応はUV照射により促進される。
プローブをまた合成できるが、末端デオキシリボヌクレ
オチジルトランスフェラーゼ(TdT、Ratliff
Biochemicals;以下の反応に約120単
位/μl(100pmole/μl)の濃度を仮定)が
プローブにポリ−dTテールを付けるために用いられ
る。しかし、テールを付けたプローブを作るためにDN
A合成機を用いる場合、プローブの5′端にテールを配
置し、そのために望まない未成熟の鎖の停止が主として
テール領域に生じる。
oleのオリゴヌクレオチド、800μM DTTおよ
び60単位のTdTを含む約100μlの容量で行われ
る。10×TdT塩は1000mMカコジル酸カリウ
ム、10mM塩化コバルト、2mMジチオスレイトー
ル、250mM Tris−HCl、pH7.6であ
り、ここで参考として取り入れられているRoycho
udhuryおよびWuによるMeth.Enzymo
l.、第65巻、43から62ページに記述されている
ように調製される。8mM dTTPの10×保存溶液
は簡単に調製される(水酸化ナトリウムでpH7に中和
される)。
後100μlの10mM EDTA、pH8を添加する
ことにより停止される。テールを付けたオリゴヌクレオ
チドの終濃度は1μM.(1pmole/μl)で、ホ
モポリマーテールの長さは約400残基である。テール
の長さはdTTPのオリゴヌクレオチドに対する分子比
を調整することにより変えられる。テールを付けたプロ
ーブは−20℃で使用まで保存される。
ロン膜はPallにより製造され、BioTransナ
イロン膜としてICNより販売されている、0.45ミ
クロのポアサイズのBiodyne Bナイロン膜であ
る。プローブはBioRad製のBio−Dotブロッ
ト器を用いて非常に容易に膜にスポットされる。それぞ
れのプローブは膜上の単一の独立した位置にスポットさ
れる。それぞれのテールを付けたプローブ2から10p
moleはドットブロット器にのせる前に50から10
0μlのTE緩衝液に予め混合される。ドットブロット
後、膜は過剰の液体を取り去るために吸収紙上に一時的
におかれる。膜はその後Stratagene製のSt
ratalinkerライトボックスのようなUVライ
トボックス内へ入れられ、ナイロン膜へテールを付けた
プローブを固定するために254nmで50から60m
J/cm2でUVにさらされる。未結合のプローブを除
去するための簡単な洗浄後(ハイブリダイゼーション溶
液で約15分間)、膜はビオチン化PCR産物とのハイ
ブリダイゼーションに用いられる。
熱することにより変性され、40μlの変性PCR産物
がハイブリダイゼーションのためにそれぞれのプローブ
に添加される。ハイブリダイゼーションは0.5×SS
C、0.25% SDS、および5×Denhardt
溶液からなるハイブリダイゼーション緩衝液中で、振と
う水浴で20分間57℃で行われる。ハイブリダイゼー
ション緩衝液は、3.1mlのハイブリダイゼーション
緩衝液にPerkin Elmerから市販される25
μlのSA−HRPを含む3mlの溶液に置き換えら
れ、振とう水浴中で57℃、20分間インキュベートさ
れる。
洗浄緩衝液中で行われる。10mlの洗浄緩衝液での簡
単な膜の洗浄後、10mlの緩衝液での12分の厳密な
洗浄が57℃で行われる。さらに5分の室温での洗浄が
行われ、続けて10mlの0.1Mクエン酸ナトリウ
ム、pH5.0による5分間の洗浄が行われる。
酸ナトリウム、5μlの3%過酸化水素および0.25
mlの色素原(Perkin ElmerのTMB)か
らなる5mlの色素原溶液中で25から30分間、室温
で行われる。蒸留水による10分間の洗浄が三回室温で
行われる。1×PBSでの室温、30分間の後洗浄はシ
グナルの質を増すことができる。色素原が存在する段階
の間は、膜はアルミ箔で被うことにより光から遮断され
なければならない。現像された膜は永久に記録するため
に写真撮影される。
記述されたプロトコールを用いた、ビオチン化した属特
異的プライマーKY18(配列番号1)およびKY75
(配列番号2)による増幅およびそれに続く上の例3に
記述されたドットブロット法を用いた、属特異的プロー
ブKY101(配列番号3)およびKY102(配列番
号4)へのハイブリダイゼーションにより行われる。上
流プライマーKY18(配列番号1)および下流プライ
マーKY75(配列番号2)のハイブリダイズする領域
の配列は上の表1にあげられている。属特異的プローブ
KY101(配列番号3)およびKY102(配列番号
4)のハイブリダイズする領域の配列は上の表2にあげ
られている。
1)およびKY75(配列番号2)はMycobact
eriaの15種の核酸を増幅するためにポリメラーゼ
連鎖反応(PCR)増幅に用いられた。結果が表4に示
されている。予想されるように、KY18(配列番号
1)/KY75(配列番号2)は、M.simiaeを
除く全てのMycobacteria種のDNAを増幅
した。KY75(配列番号2)がM.simiaeの
3′端5塩基のうち4塩基が、M.chitaeの3′
端の2塩基が異なっているため、M.simiaeまた
はM,chitaeのDNAの増幅は予想されなかっ
た。しかし、ヒトの病気へのM.simiaeの関連は
殆ど報告されていないので、検出は臨床的には重要では
ない。M.xenopiおよびM.terraeのDN
Aを除いて、ハイブリダイズした全ての増幅したMyc
obacteriaのDNAは属特異的プローブKY1
01(配列番号3)およびKY102(配列番号4)と
のハイブリダイゼーションにより検出された。
るMycobacteriaではない種のDNAを増幅
させることにより試験された。増幅産物はCoryne
bacter diptheriaeおよびCoryn
ebacter xerosis、Nisseria
siccaおよびPropinibacteriuma
cnesのDNAのみから得られた。しかし、これらの
増幅産物は属特異的プローブとはハイブリダイズせず、
それ故、誤りの陽性結果は得られなかった。試験された
生物は下の表5にあげられている。
れると、核酸を生じる種が例4のリバースドットブロッ
ト法を用いて種特異的プローブとのハイブリダイゼーシ
ョンのパターンにより決定される。現在のシステムによ
り検出される臨床的に興味のある種はM.avium、
M.intracellulare、M.kansas
iiおよびM.tuberculosisである。さら
に、この種が頻繁に臨床試料に見いだされるため、M.
gordonaeの検出が望まれる。
異的プローブの特異性の試験の結果を示す。予想された
特異性とともに、それぞれのプローブのハイブリダイズ
する領域の配列が上の表3に示されている。Micob
acteriaの異なる13種の精製DNAの増幅産物
が属特異的および種特異的プローブの特異性を試験する
ために用いられた。それぞれの種に対して、培養された
細菌から精製されたlpgのDNA(約300の細菌ゲ
ノムに相当)がビオチン化プライマーを用いて、例2の
ように増幅された。プローブハイブリダイゼーションの
検出は例4のリバースドットブロット法を用いて行われ
た。増幅DNAの存在の陽性の対照として、属特異的プ
ローブが種特異的プローブとともに試験ストリップに含
まれた。
し、このcDNAを増幅することにより増幅される。上
述の例2と同一のプライマーが用いられる。この例で
は、高温での逆転写およびPCR増幅の両者が熱安定性
Tthポリメラーゼを用いて行われる。
行われる:8μlのH2O、2μlの10×RT反応緩
衝液(100mM Tris−HCl、pH8.3、お
よび900mM塩化カリウム)、2μlの10mM塩化
マンガン、2μlのdNTP溶液(それぞれH2Oに溶
解した2mMのdATP、dCTP、dGTPおよびd
TTP、pH7.0)、2μlの「下流」プライマー
(H2Oに溶解した7.5mM)、1×保存緩衝液(2
0mM Tris−HCl、pH7.5、100mM塩
化カリウム、0.1mM EDTA、1mM DTT、
0.2% Tween 20(Pierce Surf
actants)、50%(v/v)グリセロール)に
溶解した2μlの0.18μMのTthポリメラーゼお
よび2μlの鋳型RNA溶液(10mM Tris−H
Clおよび1mM EDTAに溶解した250ng以
下)。Trisを除く全ての溶液は、Maniatus
らの1982年の「Molecular Clonin
g,a LaboratoryManual(Cold
Springs Harbor Laborator
y、New York)」の190ページに記述された
ように混入したリボヌクレアーゼを除去するためにジエ
チルピロカーボネート(DEPC)で処理される。逆転
写はサーモサイクラーで5分間、72℃で行われる。反
応は氷で4℃まで冷却することにより停止される。
り行われる:2μlの残りのプライマー(H2Oに溶解
した7.5mM)、2μlのdNTP溶液(それぞれH
2Oに溶解した10mM dATP、dCTP、dGT
PおよびdTTP、pH7.0)、8μlの10×PC
R反応緩衝液(100mM Tris−HCl、pH
8.3、1mM塩化カリウム、18.75mM塩化マグ
ネシウム、7.5mMEGTAおよび50%(v/v)
グリセロール)および68μlのDEPC処理したH2
O。核酸は例2と同一の熱プローフィールを用いて、P
erkin Elmerサーマルサイクラーで増幅され
る。増幅産物は前述の例のように解析される。
タープレートアッセイ 本発明のこの具体例で、プローブはマイクロタイタープ
レートのウェルに固定される。増幅された標的DNAは
上述のように結合したプローブにハイブリダイズされ
る。前例にあるように、増幅プライマーは結合プローブ
にハイブリダイズした増幅DNAを検出するためにビオ
チン化される。
個々のウェルのプラスチック表面に吸着された。ウェル
はその後ウシ血清アルブミンのようなタンパク質でブロ
ックされた。好ましくはCorning製の96ウェル
プレートが用いられる。
モサイクラー(Perkin Elmer)から取り出
された。100μlの変性溶液がそれぞれのPCRチュ
ーブに添加された。新しいチップがそれぞれのチューブ
に用いられる。一つの具体例で、検出は直ちには行われ
ない。その場合、PCRチューブは2から8℃で一晩保
存された。変性された増幅反応液は2から8℃の保存で
粘性をもつようになる。チューブは開ける前にピペッテ
ィングを容易にするために25から30℃で簡単に温め
られた。
レートのストリップ(少なくとも二つのストリップ)が
取り出され、マイクロタイタープレート枠にセットされ
た。100μlのハイブリダイゼーション緩衝液がマイ
クロタイタープレートのそれぞれのウェルに入れられ
た。
0mM EDTAおよび0.005%チモールブルーを
含む。ハイブリダイゼーション/中和緩衝液は3Mチオ
シアン化ナトリウム;80mMリン酸一ナトリウム;1
0mMリン酸一ナトリウムおよび0.125%Twee
n20を含む。使用前にpHは5.0+/−0.2にな
るようにチェックされる。
を用いて、トレーのそれぞれのPCRチューブからの2
5μlの変性された増幅反応液がマイクロタイタープレ
ートの相当するウェルの位置に入れられた。プレートは
マイクロタイタープレートの蓋で被われ、10から15
回側面を緩やかにたたかれた。適正な試薬のピペッティ
ングが行われたウェルは黄色に着色する。色の変化がな
い、または青色への単一の変化が注目されるなら、過剰
量のアンプリコンが添加される。陽性のOD値は増加す
るが、陰性のOD値は影響されなくなるまで試験は続け
られる。プレートは60分間、37℃でインキュベート
された。37℃、一時間の最初のハイブリダイゼーショ
ン後、ハイブリダイゼーション/中和緩衝液は除去さ
れ、同一緩衝液に置き換えられ、プレートはさらに15
分、37℃インキュベートされた。
五回、洗浄溶液で洗浄された。プレートの洗浄は手動
で、または適当にプログラムされた自動マイクロタイタ
ープレート洗浄機を用いて行われる。洗浄には、1×P
CR洗浄緩衝液が用いられた。10×濃度のPCR洗浄
緩衝液は次のように調製された:9.94g/lのリン
酸二ナトリウム;4.41g/lのリン酸一ナトリウ
ム;3.722g/lのEDTA;87.66g/lの
塩化ナトリウム;13.7g/lのTween20およ
び10g/lのPro Clin300(Rohm a
nd Haas、Philandelphia、P
A)。溶液はpHをリン酸で調整される(pH6.5か
ら7.1が望ましい)。
れ、乾燥された。300μlの洗浄溶液が試験されるプ
レートのそれぞれのウェルに添加され、プレートは15
から30秒乾かされた。プレートは再び空にされ、乾燥
された。この洗浄の過程はさらに四回繰り返された。そ
の後プレートは乾燥された。
法が用いられた。ウェルの中身は吸引された。洗浄機は
試験されるプレートのそれぞれのウェルに350μlの
洗浄溶液が添加され、30秒間浸され、吸引されるよう
にプログラムされた。この段階がさらに四回繰り返され
た。プレートはその後乾燥された。
プレートのそれぞれのウェルに添加された。アビジン−
HRPコンジュゲートは次のように調製される。希釈液
は0.1モル;0.25%Emulsit25(DKS
International,Inc.、Toky
o、Japan);1.0%Kathon CG(Ro
hm and Haas、Philadelphia、
PA);0.1%フェノール;1.0%ウシγ−グロブ
リンを含む。溶液は濃塩酸でpH7.3に調整された。
この希釈液に対して、10nMの結合したアビジン(V
ector Labs、Burlingame、CA)
が添加された。プレートはその後カバーされ、50分
間、37℃でインキュベートされ、再び上述のように洗
浄された。作用基質は二つの8ウェルマイクロタイター
プレートのストリップ(16検体)に対し、2.0ml
の基質Aおよび0.5mlの基質Bを混合することによ
り調製された。基質Aは3mM過酸化水素、6.5mM
クエン酸および0.1%Kathon CGを含む。基
質Bは4.2mM3,3′,5,5′−テトラメチルベ
ンジジンおよび40%ジメチルホルムアミドを含む。作
用基質は使用三時間以内に調製され、直射日光を避けて
保存された。
混合液)が試験されるプレートのそれぞれのウェルに添
加された。プレートはカバーされ、10分間、室温(2
0から25℃)で、暗所にてインキュベートされた。1
00μlの停止試薬(5%硫酸)が試験されるそれぞれ
のウェルに添加された。それぞれのウェルの450nm
の吸収が停止試薬を添加後一時間以内に読まれた。吸収
値は試料および対照について記録された。
めの方法に有効な陽性の対照ベクターの構築 種特異的プローブ結合配列を含むオリゴヌクレオチドが
その相補鎖(KY178(配列番号24)からKY18
1(配列番号27))とともに合成された。(これらの
オリゴはクローニングを容易にするために両端に制限酵
素の認識部位を含む。)KY178(配列番号24)お
よびKY179(配列番号25)、またはKY180
(配列番号26)およびKY181(配列番号27)の
それぞれ1μgが、相補鎖をアニールさせるために、合
わされ、5分間98℃で熱処理され、一時間75℃でイ
ンキュベートされた。アニール産物は3%Nusiev
e(FMC Products)/1%アガロースゲル
の電気泳動により、残留した一本鎖のオリゴから分離さ
れた。二本鎖の産物のバンドは切り出され、DNAが溶
出された。DNA断片はその後適当な制限酵素で切断さ
れ、互いに連結された。連結産物は上記のNusiev
e/アガロースゲルから分離された。
ピエントベクターはプライマーおよびプローブ結合部位
を含むM.tbの16S rRNA遺伝子の断片が挿入
されたプラスミドで、次のように調製された。
のDNAがプライマーKY70(配列番号28)および
CR01(配列番号29)を用いて、全反応系100μ
l中に50pmolのCR01(配列番号29)、80
pmolのKY70(配列番号28)、20nmolの
それぞれのdNTP、2.5単位のTaqポリメラーゼ
および1×PCR緩衝液(50mM Tris−HC
l、pH8.9;50mM塩化カリウム;1.5mM塩
化マグネシウム)が存在する状態で増幅された。熱のサ
イクル条件は例2の概略の通りである。増幅産物は10
0μlのクロロホルムで抽出された。
tratagene)の両者は制限酵素PstIで消化
され、一度フェノール/クロロホルムで抽出され、エタ
ノールで沈澱された。(CR01は5′端にPstI部
位を含み、増幅産物はMycobacteria特異的
プライマーおよびプローブの結合部位の下流に内部Ps
tI部位を含む。)PstIで切断されたベクターは仔
ウシの腸のホスファターゼでの処理により脱リン酸化さ
れ(Maniatis)、フェノール/クロロホルムで
抽出された後、エタノールで沈澱された。調製された増
幅産物は標準条件下でベクターに連結された(Mani
atis)。
細胞に形質転換された。望みの挿入を含むプラスミドを
もつコロニーは次のようにtb−特異的プローブKY2
1(配列番号5)に対するコロニーブロットハイブリダ
イゼーションにより同定された。細菌は栄養寒天プレー
ト上に重層されたニトロセルロースフィルターディスク
に画線され、一晩培養された。フィルターは取り出さ
れ、続いて3MM漉紙に細菌側を上にして)重層され、
10%SDS(3分)、0.5M水酸化ナトリウム/
1.5M塩化ナトリウム(5分)、0.5M Tris
−HCl、pH8/1.5M塩化ナトリウム(5分)お
よび2×SSC(5分)に浸された。フィルターは風乾
された。DNAはフィルター上でUV照射によりクロス
リンクされ、その後KY21(配列番号5)にハイブリ
ダイズされ、例3の概略のように洗浄された。
特異的プローブ結合部位を含むが、完全なプライマーお
よび属特異的プローブ結合部位を取り去った174塩基
対の断片を除去するために、制限酵素StyIおよびX
hoIで切断されたプラスミドは1.5%低融点アガロ
ースゲル電気泳動により174塩基対の断片から分離さ
れた。ベクターを含むバンドはゲルから切り出され、N
ACSカラム(Bethesda Research
Lab)を用いたクロマトグラフィおよびエタノール沈
殿により精製された。種特異的プローブの認識部位を含
む挿入断片は調整したベクターに連結される。連結産物
はコンピテントの宿主細菌に形質転換される。
により同定される。形質転換体の細菌コロニーは0.5
mlのTE緩衝液に再懸濁される。50μlの細菌懸濁
液はMycobacteriaのDNAの増幅に必要な
組成を含むPCR反応チューブに入れられ、増幅が上述
のように行われる。望みの挿入を含むプラスミドをもつ
細菌はプライマーKY18(配列番号1)およびKY7
5(配列番号2)の対を用いて、640塩基対のPCR
産物を生成する。元々のpKY5プラスミドを含む細菌
の増幅は584塩基対のPCR産物を生成する。
述されている属特異的および種特異的プローブのハイブ
リダイゼーション部位の存在を確認するために、Myc
obacteriaの属特異的および種特異的プローブ
に例4に概略されるリバースドットブロットハイブリダ
イゼーションによりハイブリダイズされる。陽性の対照
プラスミドは、属プローブおよび種特異的プローブの選
択された部分にハイブリダイズするように類似して調製
される。キットでは例えば、KY178からKY181
(配列番号24から27)の配列を含む陽性の対照プラ
スミドを含むことに加え、tuberculosisを
他の種と区別するための陽性の対照プラスミドを含むこ
とが望ましい。
おける増幅の効率をモニターすることである。そのよう
な応用では、陽性の対照プラスミドの連続的な希釈液が
作成される。既知のコピー数のプラスミドが増幅反応の
鋳型として用いられる。増幅されるプラスミドDNAの
最低数が増幅反応の効率の測定を与える。陽性の対照プ
ラスミドの別の利用は、属および種特異的プローブがM
ycobacteriaのDNAを検出する効率をモニ
ターするために用いられる産物を生成することである。
上述のように生成された増幅産物はハイブリダイゼーシ
ョン反応の基質として作用できる。適当なハイブリダイ
ゼーションシグナルの生成はプローブがどの程度良好に
MycobacteriaのDNAを検出できるかにつ
いての評価を可能にする。
性の試験の結果を示す図である。
Claims (22)
- 【請求項1】 マイコバクテリア(Mycobacte
ria)属種の16SリボソームRNA遺伝子の標的領
域またはそれに相当するRNAを増幅できる一対のオリ
ゴヌクレオチドプライマーで、第一のプライマーはハイ
ブリダイズする配列として配列KY18(配列番号1)
の少なくとも14ヌクレオチドからなるサブ配列を含
み、第二のプライマーはハイブリダイズする配列として
配列KY75(配列番号2)の少なくとも14ヌクレオ
チドからなるサブ配列を含むオリゴヌクレオチドプライ
マー。 - 【請求項2】 ハイブリダイズする配列として、第一の
プライマーが配列KY18(配列番号1)を含有し、第
二のプライマーが配列KY75(配列番号2)を含有す
る請求項1に記載のオリゴヌクレオチドプライマー。 - 【請求項3】 請求項1に記載の一対のプライマーによ
り増幅されるマイコバクテリア属種の16Sリボソーム
RNA遺伝子の標的領域またはそれに相当するRNA内
に保存される領域にハイブリダイズすることができる核
酸配列を含むオリゴヌクレオチドプローブであって、こ
のプローブが配列KY101(配列番号3)の少なくと
も14ヌクレオチドからなるサブ配列またはその相補性
配列を含有するオリゴヌクレオチドプローブ。 - 【請求項4】 請求項1に記載の一対のプライマーによ
り増幅されるマイコバクテリア属種の16Sリボソーム
RNA遺伝子の標的領域またはそれに相当するRNA内
に保存される領域にハイブリダイズすることができる核
酸配列を含むオリゴヌクレオチドプローブであって、こ
のプローブが配列KY102(配列番号4)の少なくと
も14ヌクレオチドからなるサブ配列またはその相補性
配列を含有するオリゴヌクレオチドプローブ。 - 【請求項5】 請求項1に記載の一対のプライマーによ
り増幅されるマイコバクテリア属種の16Sリボソーム
RNA遺伝子の標的領域またはそれに相当するRNA内
に保存される領域にハイブリダイズすることができる核
酸配列を含むオリゴヌクレオチドプローブであって、こ
のプローブとハイブリダイズする配列が検出されるべき
マイコバクテリア属種の16SリボソームRNA遺伝子
配列とは同一ではなく、かつこのプローブとハイブリダ
イズする配列が配列KY165(配列番号13)の少な
くとも14ヌクレオチドからなるサブ配列またはその相
補性配列を含有するオリゴヌクレオチドプローブ。 - 【請求項6】 請求項1に記載の一対のプライマーによ
り増幅されるマイコバクテリア属種の16Sリボソーム
RNA遺伝子の標的領域またはそれに相当するRNA内
に保存される領域にハイブリダイズすることができる核
酸配列を含むオリゴヌクレオチドプローブであって、こ
のプローブとハイブリダイズする配列が検出されるべき
マイコバクテリア属種の16SリボソームRNA遺伝子
配列とは同一ではなく、かつこのプローブとハイブリダ
イズする配列が配列KY166(配列番号14)の少な
くとも14ヌクレオチドからなるサブ配列またはその相
補性配列を含有するオリゴヌクレオチドプローブ。 - 【請求項7】 請求項1に記載の一対のプライマーによ
り増幅されるマイコバクテリア属種の16Sリボソーム
RNA遺伝子の標的領域またはそれに相当するRNA内
の可変的な領域にハイブリダイズすることができる核酸
配列からなるオリゴヌクレオチドプローブであって、こ
のプローブは、配列KY21(配列番号5)、配列KY
25(配列番号6)、配列KY26(配列番号7)、配
列KY63(配列番号8)、配列KY151(配列番号
9)、配列KY106(配列番号10)、配列KY12
6(配列番号11)、配列KY139(配列番号1
2)、配列KY157(配列番号16)、配列KY16
7(配列番号17)、配列KY168(配列番号1
8)、配列KY169(配列番号19)、配列KY17
0(配列番号20)、配列KY171(配列番号2
1)、配列KY172(配列番号22)および配列KY
173(配列番号23)並びにこれらの完全に相補的な
配列からなる群から選択されるオリゴヌクレオチドプロ
ーブ。 - 【請求項8】 請求項7に記載の少なくとも二つのオリ
ゴヌクレオチドプローブからなる一群のオリゴヌクレオ
チドプローブ。 - 【請求項9】 請求項1に記載の一対のプライマーから
なるサンプル中のマイコバクテリア核酸を検出し、場合
により同定するキット。 - 【請求項10】 更に、一対のプライマー、KY18
(配列番号1)およびKY75(配列番号2)により増
幅された16SリボソームRNA遺伝子の領域にハイブ
リダイズすることができる核酸を含むオリゴヌクレオチ
ドプローブからなる請求項9に記載のキット。 - 【請求項11】 前記プローブ配列が、検出されるマイ
コバクテリア属種のいずれとも配列において同一ではな
い請求項10に記載のキット。 - 【請求項12】 更に、配列KY21(配列番号5)、
配列KY25(配列番号6)、配列KY26(配列番号
7)、配列KY63(配列番号8)、配列KY151
(配列番号9)、配列KY106(配列番号10)、配
列KY126(配列番号11)、配列KY139(配列
番号12)、配列KY157(配列番号16)、配列K
Y167(配列番号17)、配列KY168(配列番号
18)、配列KY169(配列番号19)、配列KY1
70(配列番号20)、配列KY171(配列番号2
1)、配列KY172(配列番号22)および配列KY
173(配列番号23)の少なくとも14ヌクレオチド
からなるサブ配列、並びにこれらの相補的な配列からな
る群から選択される少なくとも一つのオリゴヌクレオチ
ドプローブからなる請求項9〜11のいづれか一つに記
載のキット。 - 【請求項13】 更に、配列KY21(配列番号5)、
配列KY25(配列番号6)、配列KY26(配列番号
7)、配列KY63(配列番号8)、配列KY151
(配列番号9)、配列KY106(配列番号10)、配
列KY126(配列番号11)、配列KY139(配列
番号12)、配列KY157(配列番号16)、配列K
Y167(配列番号17)、配列KY168(配列番号
18)、配列KY169(配列番号19)、配列KY1
70(配列番号20)、配列KY171(配列番号2
1)、配列KY172(配列番号22)および配列KY
173(配列番号23)の少なくとも14ヌクレオチド
からなるサブ配列、並びにこれらの相補的な配列からな
る群から選択される少なくとも二つのオリゴヌクレオチ
ドプローブからなる一群のオリゴヌクレオチドプローブ
を含んでなる請求項9〜11のいづれか一つに記載のキ
ット。 - 【請求項14】 プライマーKY18(配列番号1)お
よびKY75(配列番号2)に相補的な上流および下流
の配列に隣接した内部対照オリゴヌクレオチド配列を更
に含む請求項9〜13のいずれか一つに記載のキット。 - 【請求項15】 プライマーKY18(配列番号1)お
よびKY75(配列番号2)に相補的な上流および下流
の配列に隣接する請求項1に記載の一対のプライマーを
用いて増幅することができる内部陽性対照オリゴヌクレ
オチド。 - 【請求項16】 更に、配列KY101(配列番号
3)、配列KY102(配列番号4)、配列KY165
(配列番号13)および配列KY166(配列番号1
4)の少なくとも14ヌクレオチドからなる核酸サブ配
列を含んでなる請求項15に記載のオリゴヌクレオチ
ド。 - 【請求項17】 更に、配列KY21(配列番号5)、
配列KY25(配列番号6)、配列KY26(配列番号
7)、配列KY63(配列番号8)、配列KY151
(配列番号9)、配列KY106(配列番号10)、配
列KY126(配列番号11)、配列KY139(配列
番号12)、配列KY157(配列番号16)、配列K
Y167(配列番号17)、配列KY168(配列番号
18)、配列KY169(配列番号19)、配列KY1
70(配列番号20)、配列KY171(配列番号2
1)、配列KY172(配列番号22)および配列KY
173(配列番号23)の少なくとも14ヌクレオチド
からなるサブ配列からなる群から選択される核酸サブ配
列を含んでなる請求項16に記載のオリゴヌクレオチ
ド。 - 【請求項18】 試料中に含まれるマイコバクテリアの
核酸を検出する方法であって、 (a)請求項1に記載の一対のプライマーを用いて16
SリボソームRNA遺伝子由来の前記核酸領域を増幅
し、 (b)工程(a)にて増幅される前記核酸を、マイコバ
クテリア属に特異的なプローブと混合し、そして (c)前記核酸および前記プローブの間に形成されたハ
イブリッドを検出することを含んでなる方法。 - 【請求項19】 マイコバクテリア属に特異的なプロー
ブが、請求項3〜6のいずれかに記載のプローブである
請求項18に記載の方法。 - 【請求項20】 マイコバクテリアを分類する方法であ
って、 (a)請求項1に記載の一対のプライマーを用いて16
SリボソームRNA遺伝子由来の核酸領域を増幅し、 (b)工程(a)にて増幅される前記核酸を、請求項8
に記載の一群の配列特異的オリゴヌクレオチドプローブ
と混合し、そして (c)前記核酸および前記プローブの間に形成されたハ
イブリッドを検出することを含んでなる方法。 - 【請求項21】 増幅がポリメラーゼ連鎖反応により行
われる請求項19および20のいずれか一つに記載の方
法。 - 【請求項22】 ポリメラーゼ連鎖反応が、配列KY1
8(配列番号1)および配列KY75(配列番号2)か
らなる一対のプライマーを用いて行われる請求項21に
記載の方法。
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