JP2011062088A - レジオネラ菌検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】感染性があるレジオネラ菌のすべてを検出することを目的とする。
【解決手段】レジオネラ菌検出方法が、分子生物学的手法を用いてレジオネラ菌を検出するレジオネラ菌検出方法であって、「ctc ctc ccc act gaa agt(18)」の塩基配列を有する第1のポリヌクレオチドと、「ctc ctc cct act gaa agt(18)」の塩基配列を有する第2のポリヌクレオチドとを用いてレジオネラ菌を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、試料からレジオネラ菌を検出するレジオネラ菌検出方法に関する。
現在、レジオネラ菌を検出する方法としてPCR(polymerase chain reaction)法がある。このPCR法は、レジオネラ菌のみが持つ遺伝子配列だけを増幅して検出する方法であり、非常に高い検出精度を持つ。例えば、下記特許文献1〜16には、上記PCR法を利用した発明が開示されている。しかし、このPCR法は、定量性に欠けるという欠点がある。そのため、PCR法に定量性を持たせたq‐PCR法が開発されている(下記特許文献17)。しかし、q‐PCR法では、死んだレジオネラ菌も検出してしまうので、試料中の生きたレジオネラ菌を定量することが困難である。
そして、上記問題を解決できる方法としてFISH(Fluorescent in situ hybridization)法がある。FISH法とは、蛍光標識したプローブを標的微生物の核酸に結合させ、プローブの蛍光に基づいて標的微生物を検出する方法である。このFISH法において、死菌では分解されるリボソームRNAを標的にするプローブを用いると、生きたレジオネラ菌を検出でき、さらに蛍光量からレジオネラ菌を定量することができる。そして、FISH法におけるプローブとして、例えば、下記非特許文献1には、レジオネラ科内の種を幅広く検出するプローブが開示されており、また、非特許文献2には、レジオネラニューモフィラのみを検出するプローブが開示されている。
特開2008−92948号公報 特開2007−202569号公報 特開2006−320334号公報 特開2006−174837号公報 特開2005−211027号公報 特開2005−110545号公報 特開2004−201605号公報 特開2003−219878号公報 特開2002−320486号公報 特開2002−223766号公報 特開2001−61482号公報 特開2000−217600号公報 特開平9−107998号公報 特表2008−511313号公報 特表2001−505781号公報 国際公開第2003/106676号パンフレット 特開2002−51783号公報
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ところで、上記非特許文献1には幅広い種を検出するプローブが、また上記非特許文献2にはレジオネラニューモフィラのみを検出するプローブが開示されている。しかしながら、これらのプローブでは、下記参考文献1の中で挙げられている約40種類の感染性があるレジオネラ菌すべてを検出することができるわけではない。
(参考文献1) 新版レジオネラ症防止指針 厚生省生活衛生局企画課監修 (財)ビル管理教育センター発行
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、感染性があるレジオネラ菌のすべてを検出することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、レジオネラ菌検出方法に係る第1の解決手段として、分子生物学的手法を用いてレジオネラ菌を検出するレジオネラ菌検出方法であって、
「ctc ctc ccc act gaa agt(18)」の塩基配列を有する第1のポリヌクレオチドと、「ctc ctc cct act gaa agt(18)」の塩基配列を有する第2のポリヌクレオチドとを用いてレジオネラ菌を検出するという手段を採用する。
本発明では、レジオネラ菌検出方法に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記第1のポリヌクレオチド及び前記第2のポリヌクレオチドを用いてレジオネラ菌を検出し、「ttc ctc ccc act gaa agt(18)」の塩基配列を有する第3のポリヌクレオチドと、「ttc ctc cct act gaa agt(18)」の塩基配列を有する第4のポリヌクレオチドとを用いてレジオネラ菌以外の微生物の検出を回避するという手段を採用する。
本発明では、レジオネラ菌検出方法に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、試料中に添加したプローブをレジオネラ菌に結合させ、当該プローブの蛍光に基づいて試料中のレジオネラ菌を検出するFISH(Fluorescent in situ hybridization)法を用いたレジオネラ菌検出方法であって、前記第1のポリヌクレオチドが蛍光標識された第1のプローブと、前記第2のポリヌクレオチドが蛍光標識された第2のプローブとを試料に添加するプローブ添加工程を具備するという手段を採用する。
本発明では、レジオネラ菌検出方法に係る第4の解決手段として、上記第1〜3いずれかの解決手段において、前記プローブ添加工程において、FITC(fluorescein isothiocyanate)が3’末端に結合する前記第1のプローブ及び前記第2のプローブを添加するという手段を採用する。
感染性があるすべてのレジオネラ菌のリボソームRNAの塩基配列は、第1のポリヌクレオチドまたは第2のポリヌクレオチドに結合する2系統に分類できる。そのため、第1のポリヌクレオチドまたは第2のポリヌクレオチドが結合し得るレジオネラ菌は、感染性があるレジオネラ菌である。そして、第1のポリヌクレオチド及び第2のポリヌクレオチドが結合した微生物を検出することで、感染性があるレジオネラ菌のすべてを検出することができる。
本発明の一実施形態に係るレジオネラ菌検出方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るレジオネラ菌検出方法において蛍光顕微鏡で見える試料の画像の模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係るレジオネラ菌検出方法は、FISH法を用いて試料からレジオネラ菌を検出する方法であり、以下に説明するように第1〜第6の工程を有するものである。また、これら第1〜第6の工程のうち、第4の工程及び第5の工程は、本実施形態におけるプローブ添加工程である。
レジオネラ菌検出方法について、図1を参照して、説明する。
〔第1の工程〕
まず、第1の工程において、レジオネラ菌を含む液体試料に、終濃度が4%になるようにパラホルムアルデヒド溶液を添加し、当該液体試料を4℃の温度の下で一晩保存することでレジオネラ菌の固定標本を作製する(ステップS1)。
〔第2の工程〕
上記第1の工程が終了すると、次に第2の工程において、上記液体試料をろ過装置によってろ過することで、レジオネラ菌の固定標本をメンブレンフィルタ上に捕集する(ステップS2)。
〔第3の工程〕
上記第2の工程が終了すると、次に第3の工程において、上記メンブレンフィルタを99.5%のエタノールに1分間入れることで脱水し、その後に常温の空気中で乾燥させる(ステップS3)。
〔第4の工程〕
上記第3の工程が終了すると、次に第4の工程(プローブ添加工程)において、「ctc ctc ccc act gaa agt(18)」の塩基配列(第1の塩基配列)を有する第1のポリヌクレオチドをFITC(fluorescein isothiocyanate)で標識した第1のプローブと、「ctc ctc cct act gaa agt(18)」の塩基配列(第2の塩基配列)を有する第2のポリヌクレオチドをFITCで標識した第2のプローブとを作製して上記メンブレンフィルタの試料に添加する(ステップS4)。なお、上記塩基配列における、「a」はアデニン、「t」はチミン、「c」はシトシン、「g」はグアニンである。「a」は「t」と相補的に結合し、「c」は「g」と相補的に結合する。
そして、上記第1のポリヌクレオチド及び第2のポリヌクレオチドでは、左端の塩基「c」に5’末端が結合し、右端の塩基「t」に3’末端が結合している。上記第1のプローブ及び第2のプローブの作製では、その3’末端にFITCを結合させる。このようにFITCを3’末端に結合させるのは、FITCが5’末端に結合していると「c」と相補的に結合する「g」の影響でその蛍光が弱まってしまうからである。
また、上記第1の塩基配列あるいは第2の塩基配列は、約40種類の感染性があるレジオネラ菌のリボソームRNAの何れかに対して結合性を有する塩基配列である。つまり、感染性があるレジオネラ菌のリボソームRNAの塩基配列は、第1の塩基配列に対して結合性を有するものと、第2の塩基配列に対して結合性を有するものとの2系統に分類できる。
〔第5の工程〕
そして、第5の工程(プローブ添加工程)において、「ttc ctc ccc act gaa agt(18)」(第3の塩基配列)を有する第3のポリヌクレオチドと、「ttc ctc cct act gaa agt(18)」(第4の塩基配列)を有する第4のポリヌクレオチドとを作製して、上記メンブレンフィルタの試料に添加する(ステップS5)。この第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドは、蛍光標識されていない。なお、第3のポリヌクレオチドは、左端の塩基が第1のプローブの第1のポリヌクレオチドとは異なり、第4のポリヌクレオチドは、左端の塩基が第2のプローブの第2のポリヌクレオチドとは異なる。
このような第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドを試料に添加するのは、第1のプローブ及び第2のプローブが感染性があるレジオネラ菌以外の微生物に結合することを回避するためである。第1のプローブの第1の塩基配列及び第2のプローブの第2の塩基配列は、1塩基違いで感染性があるレジオネラ菌以外の微生物の塩基配列と相補的関係が成り立ってしまうものであり、当該微生物に結合する可能性がある。この可能性を回避するために、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドを液体試料に添加して、感染性があるレジオネラ菌以外の微生物に第3のポリヌクレオチドあるいは第4のポリヌクレオチドを結合させる。これにより、感染性があるレジオネラ菌以外の微生物に第1のプローブあるいは第2のプローブが結合して、当該微生物をレジオネラ菌として誤検出することを回避することができる。
ここで、上記第4の工程における第1のプローブ及び第2のプローブと、上記第5の工程における第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドとを試料に添加する手法について、具体的に説明する。
まず、上記第1のプローブ、第2のプローブ、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドをハイブリダイゼーションバッファに混ぜ、上記第1のプローブ、第2のプローブ、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドのそれぞれの濃度が80pmol/μlになるプローブ溶液を作製する。この際、プローブ(第1のプローブ及び第2のプローブ)と、ポリヌクレオチド(第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチド)との混合比は、「10:1」〜「1:10」にする。なお、上記ハイブリダイゼーションバッファの構成は、NaClが0.9%、Tris‐Clが20mM、formamideが35%、Blocking reagentが2%、SDS(Sodium Dodecyl sulphate:界面活性剤)が0.02%である。
そして、上記プローブ溶液をマイクロチューブに入れ、レジオネラ菌を捕集したメンブレンフィルタを適当な大きさに裁断し、裁断したメンブレンフィルタをプローブ溶液の中に入れる。これにより、メンブレンフィルタの試料に第1のプローブ、第2のプローブ、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドが添加される。
さらに、振とう機を使ってマイクロチューブを46℃の温度下で、約2時間振とうさせる。これにより、上記第1のプローブ、第2のプローブ、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドの添加が促進される。そして、時間の経過とともに試料に含まれるレジオネラ菌と第1のプローブ及び第2のプローブとが結合する。
〔第6の工程〕
上記第5の工程(プローブ添加工程)が終了すると、次に第6の工程において、プローブ溶液から取り出したメンブレンフィルタをスライドガラス上に載せ、スライドガラスまるごとウォッシングバッファに浸し、メンブレンフィルタ上の未反応の第1のプローブ、第2のプローブ、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドを洗浄する(ステップS6)。
〔第7の工程〕
上記第6の工程が終了すると、次に第7の工程において、スライドガラスまるごと99.5%のエタノールに1分間入れることでメンブレンフィルタを脱水し、その後に常温の空気中で乾燥させる(ステップS7)。
〔第8の工程〕
上記第7の工程が終了すると、次に第8の工程において、スライドガラス上のメンブレンフィルタにベクターシールドを滴下し、その上に気泡がはいらないようカバーガラスを載せて、密着させる(ステップS8)。
〔第9の工程〕
上記第8の工程が終了すると、次に第9の工程において、蛍光顕微鏡にスライドガラスを取り付け、蛍光顕微鏡が波長495nmの青色の励起光をスライドガラス上のメンブレンフィルタに対して照射すると、レジオネラ菌に結合した第1のプローブあるいは第2のプローブは波長520nmの緑色の蛍光を発光する。
蛍光顕微鏡でメンブレンフィルタを見ると、図2に示すように緑色蛍光を発するレジオネラ菌を見ることができる。そして、蛍光顕微鏡で撮影した試料の画像から、第1のプローブ及び第2のプローブの蛍光に基づいてレジオネラ菌を検出する(ステップS9)。
以上のように、本実施形態では、上記第1のプローブ、第2のプローブ、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドをメンブレンフィルタの試料に添加する。
そして、感染性があるレジオネラ菌に第1のプローブあるいは第2のプローブを結合させるとともに、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドを感染性があるレジオネラ菌以外の微生物に結合させる。
感染性があるレジオネラ菌のすべてのリボソームRNAの塩基配列は、第1のプローブあるいは第2のプローブに結合する2系統に分類できるので、第1のプローブまたは第2のプローブが結合したレジオネラ菌は、感染性があるレジオネラ菌である。そして、第1のプローブ及び第2のプローブの蛍光に基づいて検出処理を行うことで、感染性があるレジオネラ菌のすべてを検出することができる。
さらに、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドが感染性があるレジオネラ菌以外の微生物に結合することで、第1のプローブまたは第2のプローブが当該微生物に結合することを防止して、誤検出を防ぐことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)上記実施形態では、FITCを第1のプローブ及び第2のプローブの蛍光色素として使用したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、FITCの代わりに、Cy3を第1のプローブ及び第2のプローブの蛍光色素として使用してもよい。その場合には、Cy3は「g」の影響で蛍光は弱くならないため、Cy3を第1のプローブ及び第2のプローブの5’末端に結合してもよい。
(2)上記実施形態では、プローブ溶液の中にメンブレンフィルタを入れることで、メンブレンフィルタの試料に第1のプローブ、第2のプローブ、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドを添加するようにしたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、メンブレンフィルタ上の試料に、プローブ溶液をマイクロピペットで滴下して、第1のプローブ、第2のプローブ、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドを添加するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、第1のプローブ、第2のプローブ、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドは、4種類の塩基「a(アデニン)」、「t(チミン)」、「c(シトシン)」及び「g(グアニン)」から構成したが、本発明はこれに限定されない。
当然ではあるが、第1のプローブ、第2のプローブ、第3のポリヌクレオチド及び第4のポリヌクレオチドの「t」は、「u(ウラシル)」であってもよい。
(4)上記実施形態では、FISH法に第1〜4のポリヌクレオチドを用いたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、PCR(polymerase chain reaction)法、FISH法以外のハイブリダイゼーション法及びDNAチップに第1〜4のポリヌクレオチドを用いてレジオネラ菌を検出するようにしてもよい。すなわち、本発明は、分子生物学的手法を用いたあらゆるレジオネラ菌検出方法に適用することができる。

Claims (4)

  1. 分子生物学的手法を用いてレジオネラ菌を検出するレジオネラ菌検出方法であって、
    「ctc ctc ccc act gaa agt(18)」の塩基配列を有する第1のポリヌクレオチドと、「ctc ctc cct act gaa agt(18)」の塩基配列を有する第2のポリヌクレオチドとを用いてレジオネラ菌を検出するレジオネラ菌検出方法。
  2. 前記第1のポリヌクレオチド及び前記第2のポリヌクレオチドを用いてレジオネラ菌を検出し、「ttc ctc ccc act gaa agt(18)」の塩基配列を有する第3のポリヌクレオチドと、「ttc ctc cct act gaa agt(18)」の塩基配列を有する第4のポリヌクレオチドとを用いてレジオネラ菌以外の微生物の検出を回避することを特徴とする請求項1に記載のレジオネラ菌検出方法。
  3. 試料中に添加したプローブをレジオネラ菌に結合させ、当該プローブの蛍光に基づいて試料中のレジオネラ菌を検出するFISH(Fluorescent in situ hybridization)法を用いたレジオネラ菌検出方法であって、
    前記第1のポリヌクレオチドが蛍光標識された第1のプローブと、前記第2のポリヌクレオチドが蛍光標識された第2のプローブとを試料に添加するプローブ添加工程を具備することを特徴とする請求項1または2に記載のレジオネラ菌検出方法。
  4. 前記プローブ添加工程において、FITC(fluorescein isothiocyanate)が3’末端に結合する前記第1のプローブ及び前記第2のプローブを添加することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレジオネラ菌検出方法。


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