JP2675368B2 - テープレコーダの操作装置 - Google Patents

テープレコーダの操作装置

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JP2675368B2 JP63293127A JP29312788A JP2675368B2 JP 2675368 B2 JP2675368 B2 JP 2675368B2 JP 63293127 A JP63293127 A JP 63293127A JP 29312788 A JP29312788 A JP 29312788A JP 2675368 B2 JP2675368 B2 JP 2675368B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、第1方向の再生機能及び該第1方向の反対
方向である第2方向の再生機能を有する往復式テープレ
コーダの操作装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、この種往復式テープレコーダにあつては、テ
ープ走行方向を第1方向から第2方向あるいは第2方向
から第1方向に反転させるためのテープ走行反転用の操
作釦が備えられている。
この場合、テープ走行反転用釦を他の操作釦と独立し
て設けると、機構が複雑になるため、従来では、例えば
特開昭60−98550号公報(G11B15/44)に見られるよう
に、早送り釦にテープ走行反転用釦としての機能を持た
せ、再生時に早送り釦を操作することにより、再生方向
を第1方向から第2方向へ,あるいは第2方向から第1
方向へ切換えるようにしている。
しかし、前述のものでは、再生状態からのテープ早送
り動作,いわゆるキユー動作を実行させることができな
い不都合がある。
このため、従来において、テープ走行反転用釦を再生
釦に兼用させることが考えられている(特願昭62−2486
56号に添付の明細書及び図面)。
これは、再生釦の釦スライドを非操作位置と操作位置
との中間位置にロツクして再生状態を形成すると共に、
この再生中に再生釦により釦スライドを中間位置から操
作位置へ移動させることにより、テープ走行方向反転作
動機構を作動させ、テープ走行方向の反転動作を行なう
ものである。
一方、従来より、この種操作装置にあつては、各種操
作釦の誤操作による磁気テープの損傷を防止するため、
各操作釦の釦スライドに連動する各種連動部材を設け、
操作釦相互間の操作規制や動作の切換えを行わせるよう
にしている。
例えば、再生釦を操作位置にロツクした後には録音釦
の押圧操作を阻止したり、録音状態における早送りまた
は巻戻し釦の押圧操作を阻止するようにしている。
あるいは、特開昭62−3452号公報(G11B15/10)等に
見られるように、定速走行時におけるテープ終端での動
作を、モード選択レバーによって,常にリバース動作す
るモードと1往復の走行が済むと自動的に停止するモー
ドとに切換えるようにしたテープレコーダにおいて、こ
れにフルオートストツプ機能,つまりテープ終端で常に
停止する機能を付加する場合には、早送りまたは巻戻し
時においてはテープ終端で常に停止するよう、テープ終
端でのテープ走行を停止と反転とに切換える選択機構を
早送り釦及び巻戻し釦の押圧操作に連動する連動部材に
より停止側に動作切換えするようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕 従来の往復式テープレコーダの操作装置にあつては、
再生釦にテープ走行反転用釦を兼用したものの場合、再
生釦に隣接する他の操作釦を操作する際に誤まつて再生
釦も同時に操作してしまい、テープ走行方向を反転させ
てしまう問題がある。
この再生釦には通常録音釦,早送り釦,巻戻し釦のい
ずれかが隣接される場合が大半であり、特に早送り釦ま
たは巻戻し釦の場合には、キユー,レビユー動作のため
に釦操作を行う際に同時に再生釦を操作してしまうと、
テープ走行の反転が行われ、キユー,レビユー操作後の
テープ走行方向が操作前と反転することになり、実使用
上非常に不便である。
しかも、テープ走行の反転機構をリールを駆動するモ
ータの回転力を利用して作動させるテープレコーダにあ
つては、反転途中で早送りまたは巻戻し用の負荷がモー
タに加わることになり、高トルクのモータが必要になる
難点がある。
さらに、従来では、各種操作釦相互間の押圧阻止や動
作切換えに際して、各操作釦に連動する種々の連動部材
によつてそれぞれ所定の動作を行わせるようにしている
ため、多くの機構部品が必要となり、構成が複雑になる
問題がある。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に留
意してなされたものであり、その第1の目的は、再生釦
にテープ走行反転用釦を兼用させる場合に、再生釦とこ
れに隣接する早送りまたは巻戻し釦とが同時に操作され
た際の誤動作を確実に防止し得るテープレコーダの操作
装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、各種操作釦相互間の操作規制
や動作の切換えを簡単な機構で実現できるテープレコー
ダの操作装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記第1の目的を達成するために、本発明のテープレ
コーダの操作沿い置においては、再生用釦スライドの非
操作位置から操作位置への移動により非動作位置から動
作位置に移動する再生連動スライドと、該再生連動スラ
イドを動作位置にロツクするロツクスライドと、動作位
置にロツクされた前記再生連動スライドにより前記再生
用釦スライドを非操作位置と操作位置との中間位置に位
置決めする位置決め手段と、前記再生用釦スライドの中
間位置から操作位置への移動により作動するテープ走行
方向反転作動機構と、早送りまたは巻戻し用釦スライド
の非操作位置から操作位置への移動に連動して第1阻止
位置から第2阻止位置に移動する連動スライドと、該連
動スライドに設けられ第2阻止位置において前記再生用
釦スライドの操作位置への移動を阻止する係止手段と、
前記再生用釦スライドに設けられ操作位置において前記
連動スライドを第1阻止位置に規制する係合手段とを備
えたことを特徴としている。
さらに、前記第2の目的を達成するために、本発明の
テープレコーダの操作装置においては、録音用釦スライ
ドの操作に連動して操作位置に移動する再生用釦スライ
ドと、該再生用釦スライドの操作位置への移動に連動し
て第1移動位置に,早送りまたは巻戻し用釦スライドの
操作位置への移動に連動して第2移動位置にそれぞれ移
動する連動スライドと、該連動スライドに設けられ前記
第1及び第2移動位置においてそれぞれ非操作位置の前
記録音用釦スライドの操作位置への移動を阻止する係止
部と、前記録音用釦スライドに設けられ操作位置におい
て前記連動スライドの第2位置への移動を阻止する係止
片と、前記連動部材に設けられ前記第2移動位置におい
てのみ,テープ終端でのテープ走行を停止と反転とに切
換える選択機構を停止側に操作する操作部とを備えたこ
とを特徴としている。
〔作用〕
前述のように構成された前者のテープレコーダの操作
装置においては、停止状態より再生用釦スライドを操作
すると、これに連動する再生連動スライドが動作位置に
おいてロツクスライドによりロツクされるため、再生用
釦スライドを非操作位置と操作位置との中間位置に位置
決めして再生状態にすることができ、この再生状態にお
いて再生用釦スライドを中間位置より操作位置に操作す
ることにより、テープ走行方向反転作動機構を作動して
テープ再生方向を反転することができる。
このとき、再生用釦スライドが操作位置に移動するた
め、係合手段により連動スライドを第1阻止位置に規制
することができ、連動スライドを連動操作する早送りま
たは巻戻し釦用スライドを非操作位置に規制して操作位
置への移動を阻止することができる。
前記再生状態において、早送りまたは巻戻し用釦スラ
イドを操作すると、テープ走行が定速走行から高速走行
に移行し、キユーまたはレビユー状態となり、このと
き、早送りまたは巻戻し用釦スライドの操作位置への移
動に連動して連動スライドが第2阻止位置へ移動するた
め、係止手段により再生用釦スライドの操作位置への移
動を阻止することができ、テープ走行方向の反転を阻止
できる。
また、後者のテープレコーダの操作装置においては、
停止状態より再生用釦スライドを操作位置に操作する
と、再生状態となり、このとき、連動スライドが第1移
動位置に移動するため、連動スライドの係止部により録
音用釦スライドの操作位置への移動が阻止され、再生状
態における録音用釦スライドの操作を阻止できる。
停止状態より録音用釦スライドを操作すると、これに
連動して再生用釦スライドが操作位置へ移動すると共
に、該再生用釦スライドに連動して連動スライドが第1
移動位置へ移動するが、連動スライドが第1移動位置に
到達する以前に録音用釦スライドの係止片が連動スライ
ドの係止部を通り過ぎるため、録音用釦スライドの録音
位置への移動が可能になり、録音状態とすることができ
る。
このとき、録音用釦スライドの係止片が連動スライド
の第2位置への移動を阻止するため、連動スライドを介
して早送りまたは巻戻し用釦スライドの操作が阻止され
る。
停止状態より早送りまたは巻戻し用釦スライドを操作
すると、これに連動して連動スライドが第2移動位置に
移動し、連動スライドの係止部が録音用釦スライドの操
作位置への移動を阻止するため、早送りまたは巻戻し状
態における録音用釦スライドの操作を阻止できる。
このとき、連動スライドが第2移動位置に移動するた
め、その操作部により選択機構が停止側に操作され、早
送りまたは巻戻し状態におけるテープ終端でテープ走行
を停止に制御することができる。
〔実施例〕
本発明の実施例につき、図面を参照して説明する。
まず、第1の実施例を第1図ないし第3図を用いて説
明する。
(1)はテープレコーダメカニズムを組立てるシヤー
シ、(2)は先端に録音釦が設けられる録音用釦スライ
ド、(3)は先端に再生釦が設けられる再生用釦スライ
ド、(4)は該再生用釦スライド(3)に連動する再生
連動スライド、(5)は先端に巻戻し釦が設けられる巻
戻し用釦スライド、(6)は先端に停止釦が設けられる
停止用釦スライドであり、各スライド(2)〜(6)は
シヤーシ(1)上に前後に摺動自在に設けられている。
前記各スライド(2)〜(6)はそれぞれ復帰ばね
(7)〜(11)により前方に付勢され、各スライド
(2)〜(6)がそれぞれシヤーシ(1)の前縁リブを
ストツパとして停止し、各釦スライド(2),(3),
(5),(6)が非操作位置に設定されると共に再生連
動スライド(4)が非動作位置に設定されている。
(12)はシヤーシ(1)上に左右に摺動自在に設けら
れ復帰ばね(13)により左方に付勢されたロツクスライ
ドであり、該ロツクスライド(12)には、録音用釦スラ
イド(2)の係止片(2a)に係止して該釦スライド
(2)を操作位置にロツクするロツク爪(12a),再生
連動スライド(4)の係止片(4a)に係止して該スライ
ド(4)を動作位置にロツクするロツク爪(12b),巻
戻し用釦スライド(5)の係止片(5a)に係止して該釦
スライド(5)を操作位置にロツクするロツク爪(12
c)が形成されると共に、停止用釦スライド(6)の解
除片(6a)に対向した傾斜面(12d)が形成され、該釦
スライド(6)の操作により解除片(6a)が傾斜面(12
d)を押圧すると、ロツクスライド(12)が右方へ摺動
し、各ロツク爪(12a)〜(12c)によるロツク状態を解
除する。
前記録音用釦スライド(2)及び再生用釦スライド
(3)にはそれぞれ、操作突片(2b)及び該操作突片
(2b)が当接する当接突片(3a)が形成されており、録
音用釦スライド(2)の操作により両突片(2b),(3
a)を介して再生用釦スライド(3)が一緒に非操作位
置から操作位置に移動する。
前記再生用釦スライド(3)には当接突片(3a)との
反対側に操作突片(3b)が形成され、再生連動スライド
(4)には該操作突片(3b)の当接突片(4b)及び位置
決め突片(4c)が形成されており、再生用釦スライド
(3)が非操作位置から操作位置に移動することにより
両突片(3b),(4b)を介して再生連動スライド(4)
が非動作位置から動作位置に移動し、再生連動スライド
(4)が動作位置でロツクスライド(12)によりロツク
された後、再生用釦スライド(3)の操作を解除する
と、該釦スライド(3)は復帰ばね(8)により前方に
復帰し、操作突片(3b)が位置決め突片(4c)に当接し
て当該釦スライド(3)が非操作位置と操作位置との中
間位置に位置決めされる。
(14)はテープ走行方向反転作動機構の一部を構成す
る反転作動レバーであり、中腹の長孔(14a)をシヤー
シ(1)に突設された支軸(1a)に組合わせて支持さ
れ、ばね(15)により前方に付勢されると共に時計方向
に回動付勢され、先端部がロツクスライド(12)の制御
片(12e)に常時当接している。
この作動機構は反転作動レバー(14)が図示の状態よ
り後方へ移動することによりテープ走行方向反転のため
に動作するものであり、反転作動レバー(14)の後部に
再生用釦スライド(3)の制御突片(3c)に対向する段
部(14b)が形成され、再生用釦スライド(3)が中間
位置から操作位置へ移動することにより、制御突片(3
c)が段部(14b)に係合して反転作動レバー(14)が後
方へ移動する。
(16)はシヤーシ(1)上の再生用釦スライド(3)
と巻戻し用釦スライド(5)との間の位置に左右に摺動
自在に設けらればね(17)により左方に付勢されて第1
阻止位置に設定された連動スライドであり、該連動スラ
イド(16)の左端部には、巻戻し用釦スライド(5)の
係合突部(5b)に対向した傾斜面(16a)が形成され、
該釦スライド(5)の非操作位置から操作位置への移動
により係合突部(5b)が傾斜面(16a)を押圧し、連動
スライド(16)が右方の第2阻止位置へ移動する。
この連動スライド(16)の右端部及び前記再生用釦ス
ライド(3)にはそれぞれ、相互に鎖錠関係にある係止
片(16b)及び係合突片(3d)が形成されており、連動
スライド(16)の第2阻止位置において係止片(16b)
が係合突片(3d)に係止して再生用釦スライド(3)の
操作位置への移動を阻止すると共に、再生用釦スライド
(3)の操作位置において係合突片(3d)が係止片(16
b)に係合して連動スライド(16)の第2阻止位置への
移動を阻止する。
なお、磁気ヘツドを搭載したヘツドスライドは前記再
生連動スライド(4)に連動して移動するように構成さ
れており、再生連動スライド(4)が動作位置に移動し
た時、ヘツドスライドが録音再生位置に移動するよう設
定されている。
つぎに、実施例の動作について説明する。
第1図の停止状態より再生用釦スライド(3)を操作
位置へ移動操作すると、これに連動して再生連動スライ
ド(4)が非動作位置から動作位置へ移動し、ロツクス
ライド(12)により再生連動スライド(4)が動作位置
にロックされ、その後、再生用釦スライド(3)の操作
力を解除すると、第2図に示すように、該釦スライド
(3)が位置決め突片(4c)により中間位置に位置決め
され、再生状態となる。
この再生状態においては、反転作動レバー(14)の段
部(14b)が中間位置における再生用釦スライド(3)
の制御突片(3c)に対向し、再生用釦スライド(3)を
中間位置から操作位置に移動操作することにより、制御
突片(3c)が段部(14b)に係合して反転作動レバー(1
4)が後方へ移動し、再生方向を反転することができ
る。
このとき、再生用釦スライド(3)が操作位置に操作
されている間においては、その係合突片(3d)が連動ス
ライド(16)における係止片(16b)の右側に近接する
ため、連動スライド(16)は第1阻止位置に規制され、
したがつて、巻戻し用釦スライド(5)を操作しても係
合突部(5b)が傾斜面(16a)に当接するだけで連動ス
ライド(16)は動かず、巻戻し用釦スライド(5)の操
作が阻止されることになる。
また、前記再生状態において、巻戻し用釦スライド
(5)を操作すると、第3図に示すように、係合突部
(5b)が傾斜面(16a)を押圧して連動スライド(16)
が右方へ移動し、該釦スライド(5)がロツクスライド
(12)により操作位置にロツクされることにより連動ス
ライド(16)が第2阻止位置に保持され、レビユー状態
となる。
このとき、連動スライド(16)の係止片(16b)は中
間位置における再生用釦スライド(3)の係合突片(3
d)に近接して対向し、したがつて、再生用釦スライド
(3)の操作位置への移動が阻止され、反転操作が禁止
されることになる。
なお、前記反転作動レバー(14)は、再生用釦スライ
ド(3)が非操作位置から操作位置へ移動する時には後
方へ移動操作されることはない。
すなわち、再生用釦スライド(3)を非操作位置から
操作すると、これに連動した再生連動スライド(4)の
非動作位置から動作位置への移動途中において係止片
(4a)がロツクスライド(12)を一旦右方へ移動させる
ため、ロツクスライド(12)の制御片(12e)が反転作
動レバー(14)を反時計方向に回動し、段部(14b)が
制御突片(3c)の左方に逃げるようになり、両者が係合
することはなく、その後、再生用釦スライド(3)が操
作位置から復帰し再生連動スライド(4)により中間位
置に位置決めされることにより、反転作動レバー(14)
の段部が制御突片(3c)に対向するようになる。
また、録音状態においては、反転操作が行えないよう
になつている。
すなわち、録音用釦スライド(2)を操作位置へ操作
すると、これに連動して再生用釦スライド(3)及び再
生連動スライド(4)がそれぞれ操作位置及び動作位置
に移動し、前述したようにロツクスライド(12)を介し
て反転作動レバー(14)を反時計方向に回動させるた
め、操作位置の再生用釦スライド(3)により反転作動
レバー(14)が操作されることはなく、その後、再生連
動スライド(4)が動作位置にロツクされるが、再生用
釦スライド(3)は録音用釦スライド(2)が操作位置
にロツクされることにより同様に操作位置にロツクされ
るため、ロツクスライド(12)のロツク完了後,反転作
動レバー(14)はその後端部側面を制御片(3c)に当接
させた回動状態のままとなり、反転操作されることはな
い。
なお、前記実施例では、早送り用釦スライドを省略し
ているが、該釦スライドはたとえば巻戻し用釦スライド
(5)の左隣りに配置され、前記連動スライド(16)が
再生用釦スライド(3)と早送り用釦スライドとの間に
渡つて設けられると共に、該連動スライド(16)に、巻
戻し用釦スライド(5)に対する傾斜面(16a)と同様
に、早送り用釦スライドの係合突部に対向する傾斜面が
形成される。
したがつて、再生中に反転操作を行つている時には早
送り用釦スライドの操作位置への移動を阻止できると共
に、早送り用釦スライドの操作時には再生用釦スライド
(3)の操作を阻止して反転動作を阻止することができ
る。
つぎに、第2の実施例を第4図ないし第7図を用いて
説明する。
(21)はシヤーシ、(22),(23),(24),(2
5),(26)及び(27)は前端に録音釦,再生釦,巻戻
し釦,早送り釦,停止釦及び一時停止釦が設けられる録
音用釦スライド,再生用釦スライド,巻戻し用釦スライ
ド,早送り用釦スライド,停止用釦スライド及び一時停
止用スライドであり、それぞれシヤーシ(21)上に前後
に摺動自在に支持されると共に、それぞれの復帰ばね
(図示せず)により前方に付勢され、シヤーシ(21)の
前端リブに当接して非操作位置に保持されている。
(28)はシヤーシ(21)上に左右に摺動自在に設けら
れ復帰ばね(図示せず)により左方に付勢されたロツク
スライドであり、録音,再生,巻戻し,早送りの各釦ス
ライド(22)〜(25)のそれぞれの係止片(22a),(2
3a),(24a),(25a)に係止して各釦スライド(22)
〜(25)をそれぞれ操作位置にロツクするロツク爪(28
a),(28b),(28c),(28d)が形成されると共に、
停止用釦スライド(26)の解除片(26a)に対向した傾
斜面(28e)が形成され、該釦スライド(26)の操作に
より解除片(26a)が傾斜面(28e)を押圧すると、ロツ
クスライド(28)が右方へ摺動し、各ロツク爪(28a)
〜(28d)によるロツク状態を解除できる。
前記録音用釦スライド(22)及び再生用釦スライド
(23)にはそれぞれ、操作突片(22b)及び該操作突片
(22b)が当接する当接突片(23b)が形成されており、
録音用釦スライド(22)の操作により両突片(22b),
(23b)を介して再生用釦スライド(23)が一緒に非操
作位置から操作位置に移動する。
(29)はシヤーシ(21)上のロツクスライド(28)の
後方位置に設けられた左右方向に長い連動スライドであ
り、シヤーシ(21)上の軸(21a)をガイドにして左右
に摺動自在に支持され、復帰ばね(図示せず)により左
方に付勢されている。
この連動スライド(29)には、再生用釦スライド(2
3)の操作片(23c)に若干の隙間を介して対向した傾斜
幅の小さい傾斜面(29a)が形成されており、再生用釦
スライド(23)が非操作位置から操作位置へ移動する移
動中期に操作片(23c)が傾斜面(29a)を押圧して連動
スライド(29)を右方へ少し移動し、連動スライド(2
9)が非移動位置から第1移動位置へ移動する。
また、連動スライド(29)には、巻戻し用釦スライド
(24)及び早送り用釦スライド(25)のそれぞれの操作
片(24b),(25b)に対向した傾斜幅の大きい傾斜面
(29b),(29c)が形成されており、巻戻し用釦スライ
ド(24)または早送り用釦スライド(25)が操作位置へ
移動すると、操作片(24b)または(25b)が傾斜面(29
b)または(29c)を押圧して連動スライド(29)を右方
へ大きく移動し、連動スライド(29)が非移動位置から
前記第1移動位置より右方の第2移動位置へ移動する。
(29d)は連動スライド(29)の右端部に形成され録
音用釦スライド(22)の係止片(22c)と相互鎖錠関係
にある三角片状の係止部であり、連動スライド(29)の
非移動位置においては係止片(22c)と係止部(29d)と
が係合することはないが、第1及び第2移動位置におい
て係止部(29d)の一部及び全部が係止片(22c)の後方
に近接して対向し、録音用釦スライド(22)の移動を阻
止し、さらに、該釦スライド(22)の操作位置において
係止片(22c)が係止部(29d)の右方に近接して対向
し、連動スライド(29)の第2移動位置への移動を阻止
する。
(30)はテープ終端でのテープ走行を停止と反転とに
切換える選択機構に連結された選択レバーであり、前記
選択機構はモード切換レバーの切換えに応じてオートリ
バースとオートストツプとに切換わるが、選択レバー
(30)を右方へ押圧操作することにより、モード切換レ
バーの切換えに拘わらず選択機構をオートストツプ側に
設定することができる。
(29e)は連動スライド(29)に選択レバー(30)に
対向して設けられた操作部であり、連動スライド(29)
の第2移動位置においてのみ、操作部(29e)が選択レ
バー(30)に当接してこれを右方へ押圧操作する。
つぎに、第2の実施例の動作につき説明する。
第4図の停止状態より再生用釦スライド(23)を操作
すると、該釦スライド(23)の移動途中において操作片
(23c)が傾斜面(29a)を押圧することにより連動スラ
イド(29)が右方へ少し移動し、第5図に示すように、
再生用釦スライド(23)がロツクスライド(28)により
操作位置にロツクされると、連動スライド(29)は第1
移動位置に保持され、再生状態となる。
このとき、連動スライド(29)の係止部(29d)が係
止片(22c)との係合可能位置に移動するため、録音用
釦スライド(22)の操作が阻止され、再生中に誤つて録
音釦を押圧操作しても録音状態になることはない。
また、停止状態より巻戻し用釦スライド(24)を操作
すると、該釦スライド(24)の操作片(24b)が傾斜面
(29b)を押圧するため、連動スライド(29)は右方へ
大きく移動し、第6図に示すように、巻戻し用釦スライ
ド(24)がロツクスライド(28)により操作位置にロツ
クされると、連動スライド(29)は第2移動位置に保持
され、巻戻し状態となる。
このとき、連動スライド(29)の係止部(29d)が係
止片(22c)との係合可能位置に移動するため、録音用
釦スライド(22)の操作が阻止され、巻戻し状態からの
録音動作に移行することによるテープの損傷が防止され
る。
さらに、この巻戻し時、連動スライド(29)が第2移
動位置まで移動することによりその操作部(29e)が選
択レバー(30)を右方へ押圧操作するため、テープ終端
では常にオートストツプとなる。
早送り用釦スライド(25)の操作時も前述と同様に動
作する。
つぎに、停止状態より録音用釦スライド(22)を操作
すると、これに連動して再生用釦スライド(23)も操作
位置へ移動し、再生用釦スライド(23)の移動中期にな
ると、その操作片(23c)が傾斜面(29a)を押圧するよ
うになるが、この時には既に録音用釦スライド(22)の
係止片(22c)が係止部(29a)の前縁位置を通り過ぎて
その側面に位置するため、操作片(23c)による連動ス
ライド(29)の右方への移動に支障はなく、第7図に示
すように、録音用釦スライド(22)及び再生用釦スライ
ド(23)がそれぞれロツクスライド(28)により操作位
置にロックされ、録音状態となる。
このとき、巻戻し用釦スライド(24)あるいは早送り
用釦スライド(25)を操作しようとしても、録音用釦ス
ライド(22)の係止片(22c)が係合部(29d)との係合
可能位置に移動しているため、連動スライド(29)の第
2移動位置への移動が阻止され、前記釦スライド(2
4),(25)の操作が阻止されることになり、録音中の
巻戻し及び早送りが阻止されてテープが保護される。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、
つぎに記載するような効果を奏する。
請求項のテープレコーダの操作装置においては、早
送りまたは巻戻し用釦スライドの非操作位置から操作位
置への移動に連動して第1阻止位置から第2阻止位置に
移動する連動スライドを設け、第2阻止位置における連
動スライドの係止手段により再生用釦スライドの操作位
置への移動を阻止すると共に、操作位置における再生用
釦スライドの係合手段により連動スライドを第1阻止位
置に規制して早送りまたは巻戻し用釦スライドの操作を
阻止するようにしたので、再生中に早送りまたは巻戻し
釦を操作してキユーまたはレビユー動作を行なう場合
に、誤まつてテープ走行反転用釦を兼用した再生釦を操
作しても、テープ走行の反転を防止できると共に、テー
プ走行反転中に早送りまたは巻戻し釦を操作しても早送
りまたは巻戻し動作を阻止でき、再生釦とこれに隣接し
た早送りまたは巻戻し釦との操作による誤動作を確実に
防止できるものである。
このため、テープ走行の反転動作をモータの回転力を
利用して行うものにあつては、モータに対する負荷を小
さくでき、低消費電力化が可能となり、実用上価値大な
るものである。
請求項のテープレコーダの操作装置にあつては、再
生用釦スライドの操作によつて第1移動位置に,早送り
または巻戻し用釦スライドの操作によつて第2移動位置
にそれぞれ移動する連動スライドを設け、該連動スライ
ドの第1,第2移動位置において録音用釦スライドの操作
を阻止すると共に、第2移動位置においてのみ選択機構
を停止側に操作するようにしたので、再生時及び早送り
または巻戻し時の録音釦の操作阻止と、録音時の早送り
または巻戻し釦の操作阻止と、早送りまたは巻戻し時の
オートストツプ動作への切換えとを1つの連動スライド
により実行することができ、機構の大幅な簡略化が図
れ、実用上価値大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明におけるテープレコーダの操作装置の実施
例を示し、第1図ないし第3図は第1の実施例の平面図
を示し、第1図は停止時、第2図は再生時、第3図はレ
ビユー動作時、第4図以下は第2の実施例の平面図を示
し、第4図は停止時、第5図は再生時、第6図は巻戻し
時、第7図は録音時である。 (2),(22)……録音用釦スライド、(3),(23)
……再生用釦スライド、(3d)……係合突片、(4)…
…再生連動スライド、(4c)……位置決め突片、
(5),(24)……巻戻し用釦スライド、(12)……ロ
ツクスライド、(14)……反転作動レバー、(16),
(29)……連動スライド、(16b)……係止片、(22c)
……係止片、(25)……早送り用釦スライド、(29d)
……係止部、(29e)……操作部、(30)……選択レバ
ー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生用釦スライドの非操作位置から操作位
    置への移動により非動作位置から動作位置に移動する再
    生連動スライドと、該再生連動スライドを動作位置にロ
    ツクするロツクスライドと、動作位置にロツクされた前
    記再生連動スライドにより前記再生用釦スライドを非操
    作位置と操作位置との中間位置に位置決めする位置決め
    手段と、前記再生用釦スライドの中間位置から操作位置
    への移動により作動するテープ走行方向反転作動機構
    と、早送りまたは巻戻し用釦スライドの非操作位置から
    操作位置への移動に連動して第1阻止位置から第2阻止
    位置に移動する連動スライドと、該連動スライドに設け
    られ第2阻止位置において前記再生用釦スライドの操作
    位置への移動を阻止する係止手段と、前記再生用釦スラ
    イドに設けられ操作位置において前記連動スライドを第
    1阻止位置に規制する係合手段とを備えたことを特徴と
    するテープレコーダの操作装置。
  2. 【請求項2】録音用釦スライドの操作に連動して操作位
    置に移動する再生用釦スライドと、該再生用釦スライド
    の操作位置への移動に連動して第1移動位置に,早送り
    または巻戻し用釦スライドの操作位置への移動に連動し
    て第2移動位置にそれぞれ移動する連動スライドと、該
    連動スライドに設けられ前記第1及び第2移動位置にお
    いてそれぞれ非操作位置の前記録音用釦スライドの操作
    位置への移動を阻止する係止部と、前記録音用釦スライ
    ドに設けられ操作位置において前記連動スライドの第2
    位置への移動を阻止する係止片と、前記連動部材に設け
    られ前記第2移動位置においてのみ,テープ終端でのテ
    ープ走行を停止と反転とに切換える選択機構を停止側に
    操作する操作部とを備えたことを特徴とするテープレコ
    ーダの操作装置。
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