JP2675127B2 - Lapシースケーブルの製造方法 - Google Patents

Lapシースケーブルの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はLAPシースを備えた通信ケーブルのようなLAP
シースケーブルの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 第2図(イ)及び(ロ)はいずれもLAPテープの横断
面図である。
同図(イ)は、軟アルミ、軟銅等の金属テープ(21)
の片面に、ポリエチレン等の接着性プラスチックフイル
ム(22)を積層一体化したLAPテープであり、同図
(ロ)は金属テープ(21)の両面に接着性プラスチック
フイルム(22)を積層一体化したLAPテープである。
LAPシースの形成に当っては、第3図に示すように、
通信ケーブルの集合コア等のケーブルコア(C1)上に、
前記LAPテープ(2)をそのプラスチックフイルム(2
2)面を外側にして縦添えして円筒状に成形し、LAPテー
プ(2)の側縁の重なり部をホットエアノズル(4)を
用いて加熱し、プラスチックフイルム(22)を長手方向
に連続して溶着し、さらにその上にポリエチレン等のプ
ラスチックシースを押出し被覆して形成する。
このようなLAPシースを形成する工程において、LAPテ
ープの縦添え後、その側縁の重なり部を適度に加熱し、
接着性プラスチックフイルムを半溶融状態とするために
は、製造線速、LAPテープのサイズ(熱溶量)等の相違
により、与える熱量の調整が必要である。
従来はこのような熱量の調整は、実験的、経験的に求
めたホットエアの温度、風量、ホットエアノズルとケー
ブルとの距離(第3図のl)により行なっていた。例え
ば、 ホットエアの温度、風量を固定し、LAPテープの種類
等熱容量に関連するパラメーターと製造線速を変化させ
て実験を行ない、適正な熱量を与えるために必要なホッ
トエアノズルとケーブルとの距離(l)を求め、その結
果に基づいて距離を調整する方法。
ホットエアの温度、ホットエアノズルとケーブルとの
距離(l)を固定し、上記同様の実験を行ない、ホッ
トエアの風量を調整する方法。
ホットエアノズルとケーブルとの距離(l)とホット
エアの風量を固定し、前記同様の実験を行ない、ホッ
トエアの温度を調整する方法等があった。
(解決しようとする課題) 上述した従来の技術によると、適正な熱量を与える条
件を求めるために、いくつもの条件下で実験を繰り返す
必要があり、効率的な面で問題がある。
さらに、前記の場合、工程の雰囲気の温度や、LAP
テープ、ケーブルコア等の加熱前の温度が主に季節的要
因により変動した場合の調整が困難であり、前記の場
合は、上記の場合の問題に加え、ホットエアの風量を
ホットエアの温度を変化させずに調整することは技術的
に難しいため、一定の風量で運転する数本のホットエア
ノズルの本数を増減して対応することになり、線速の増
減に連続的に対応できないという問題がある。又前記
の場合は、上述のの場合の問題に加え、応答性の悪い
温度を調整するため、製造線速の増減に対応しきれない
場合が生じるという問題がある。
与えられる熱量が適正値に達しない場合は、LAPテー
プの重なり部が溶着されず、LAPシースの特徴であるモ
イスチャーバリアとしての機能が発揮されない他、ケー
ブルの機械特性が悪化する。又与える熱量が多すぎる
と、接着性のプラスチックフイルムが過度に溶け、押え
ローラー等に付着して生産性を著しく阻害する要因とな
る他、プラスチックシースとLAPテープとの接着性が損
われ、ケーブルの機械特性が悪化するという問題点があ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解消したLAPシースケーブル
の製造方法を提供するもので、その特徴は、LAPテープ
の側縁の重なり部付近を加熱するホットエアのノズルと
LAPテープ縦添え成形後のケーブルコアとの距離の調整
をホットエアにより加熱されたLAPテープ側縁の重なり
部周辺の温度を赤外放射温度センサーにより検出するこ
とにより行なうことにある。
第1図は本発明のLAPシースケーブルの製造方法の具
体例の説明図である。
LAPテープコイル(1)から繰り出されたLAPテープ
(2)は、縦添え成形装置(3)によりケーブルコア上
に縦添えされ円筒状に成形された後、主にLAPテープ
(2)の側縁の重なり部周辺をホットエアにより加熱さ
れるが、その際、加熱後のLAPテープ重なり部周辺の温
度を赤外放射センサー(5)の測定ヘッドで検知し、そ
の信号を制御回路(6)において適正に処理し、ホット
エアノズル昇降用モーター(7)にフィードバックし、
ホットエアノズル(4)とLAPテープ縦添え成形後のケ
ーブルコア(C2)との距離(l)を調整することで適正
な熱量を与え、押えローラー(8)及びガイドローラー
(9)により、LAPテープ(2)の側縁に重なり部を長
手方向に連続的に溶着させる。
(作用) 上述した本発明のLAPシースケーブルの製造方法にお
いては、ホットエアによって与えられた熱量は、LAPテ
ープ縦添え成形後のLAPテープ重なり部周辺の温度とし
て赤外放射温度センサーにより検出され、フィードバッ
クされる。
LAPテープ重なり部を長手方向に連続的に安定して溶
着するためには、ケーブルコア上に縦添え成形され、重
なり部周辺を加熱した後、押えローラー等で重なり部に
圧力を加えた時、金属テープに積層された接着性のプラ
スチックフイルム及び金属テープの温度によって接着力
を発揮し、しかも溶け過ぎてローラー等に付着する等の
問題が起こらない範囲である必要がある。
しかるに、本発明の製造方法においては、赤外放射温
度センサーにより検出される温度により、ホットエアノ
ズルとLAPテープ縦添え成形後のケーブルコアとの距離
を調整するため、製造線速の増減にすばやく対応出来る
他、LAPシースを構成するLAPテープの熱容量や雰囲気の
温度等の変動による加熱前のLAPテープ温度の影響を受
けずにLAPシースケーブルを製造することが可能とな
る。
(実施例) 第1図に示す要領で、ケーブルコア径16.0mmの光ファ
イバケーブルのLAPシースを25℃の雰囲気で製造した。
使用したLAPテープは、第2図(イ)に示す構成で、t
2=0.20mmの軟アルミニウムテープの片面に厚さt1=0.0
5mmのポリオレフィン系の接着性樹脂(商品名:アドマ
ーVE300)よりなる接着性プラスチックフイルムを積層
した複合テープであり、その幅(W)は60mmである。
本LAPテープをケーブルコア上に縦添え成形後、550℃
のホットエアでLAPテープ重なり部周辺を加熱し、測定
スポット径約10mm、応答時間約0.5秒の赤外放射温度セ
ンサーを使用して、LAPテープ重なり部周辺の温度が押
えローラー直前で140℃となるように、ホットエアノズ
ルの高さ(l)を昇降用モーターにより自動的に制御し
ながら実施した。
その結果、線速5m/min〜25m/minの範囲で、0.5m/sec2
の速度変化に充分追従して作動し、LAPテープ重なり部
を長手方向に連続的に溶着させることが出来た。しか
も、使用したテフロン製の押えローラーに溶融した接着
性プラスチックが付着することもなく、良好な結果が得
られた。
又ケーブルコア径22.0mmの光ファイバケーブルのLAP
シースを、10℃の雰囲気で、第2図(ロ)に示すような
両面に接着性プラスチックフイルムを積層したLAPテー
プ(t1=0.05mm、t2=0.15mm、W=80mm)を使用して行
ない、前記同様良好な結果を得た。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のLAPシースケーブルの
製造方法によれば、LAPシースの最も重要な要素の1つ
であるLAPテープの重なり部の溶着を、長手方向に製造
線速の変化や雰囲気温度、LAPテープ寸法等に関係なく
安定して得られるため、通信ケーブル等のLAPシースケ
ーブルの製造に極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のLAPシースケーブルの製造方法の具体
例の説明図である。 第2図(イ)及び(ロ)はLAPテープの構造例の横断面
図である。 第3図はLAPテープをケーブルコア上に縦添え成形し、
ホットエアで加熱する状態の断面図である。 1……LAPテープコイル、2……LAPテープ、3……縦添
え成形装置、4……ホットエアノズル、5……赤外放射
温度センサー、6……制御装置、7……ホットエアノズ
ル昇降用モーター、8……押えローラー、9……ガイド
ローラー、21……LAPテープの金属テープ、22……LAPテ
ープの接着性プラスチックフイルム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルコア上に、金属テープとプラスチ
    ックフイルムを積層してなる複合テープ(以下LAPテー
    プと称す)を縦添えして円筒状に成形し、その側縁の重
    なり部付近をホットエアを用いて加熱し、長手方向に連
    続的に溶着し、さらにその上にプラスチックシースを被
    覆するLAPシースケーブルの製造方法において、上記LAP
    テープの側縁の重なり部付近を加熱するホットエアのノ
    ズルとLAPテープ縦添え成形後のケーブルコアとの距離
    の調整をホットエアにより加熱されたLAPテープ側縁の
    重なり部周辺の温度を赤外放射温度センサーにより検出
    することにより行なうことを特徴とするLAPシースケー
    ブルの製造方法。
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