JPH0534918Y2 - - Google Patents

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JPH0534918Y2
JPH0534918Y2 JP313788U JP313788U JPH0534918Y2 JP H0534918 Y2 JPH0534918 Y2 JP H0534918Y2 JP 313788 U JP313788 U JP 313788U JP 313788 U JP313788 U JP 313788U JP H0534918 Y2 JPH0534918 Y2 JP H0534918Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、熱可塑性樹脂を材料とした発泡体シ
ートと鋼板や亜鉛鉄板などの金属板とを熱的に接
着したり、接着剤によつて接着したりするため
に、金属板の搬送経路途中に設けられて前記金属
板を加熱する加熱装置と、熱可塑性樹脂を材料と
した発泡体シートを供給するシート供給装置と、
前記シート供給装置によつて供給された前記発泡
体シートを前記加熱装置によつて加熱された前記
金属板に圧着する圧着装置とを備えた発泡体シー
ト接着機に関する。
一般に、屋根材や断熱壁等として用いられる鋼
板は、その断熱機能を付加するために鋼板に断熱
材を接着した後、ロール成型などにより所定の型
に成型して使用されている。
そして、断熱材としては、上述の発泡体シート
が用いられ、その鋼板への接着方法としては、接
着剤を用いて行う方法か、熱的に行う方法が採用
されている。また、このような発泡体シートの接
着においては、発泡体シートを鋼板の全面に接着
する、いわゆる全面貼りに限らず、屋根材におけ
る軒先はずしのように、鋼板の周部に部分的に未
貼り部を残す、いわゆる部分貼りをも行う必要が
あり、部分貼りにおいても発泡体シートの融着を
連続的にかつ効率良く行うためには、鋼板に対す
る発泡体シートの位置決めに高い精度が要求され
る。
[従来の技術] 従来の発泡体シート接着機では、シート供給装
置が、発泡体シートを巻いた巻き取りロールから
繰り出される発泡体シートを送り出しロールによ
つて送り出すように構成され、そして、発泡体シ
ートの長手方向の先端縁を光電管などのセンサに
よつて検出し、その先端縁の位置と鋼板との相対
的な位置関係に基づいて、鋼板に対する発泡体シ
ートの長手方向の先端縁の位置決めを行い、しか
る後に、送り出しロールの回転量をカウントして
発泡体シートの長手方向長さを測定し、測定長さ
が所定長さになつた状態でシート切断装置により
切断するように構成されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、送り出しロールが発泡体シート
を線接触状態で押さえるものであり、発泡体シー
トに対して押さえる位置が変動するに伴い、押さ
え位置を中心にして発泡体シートの長手方向の先
端縁が上下に変位し、センサで先端縁を検出した
時点において、送り出しロールによる発泡体シー
トの押さえ位置から長手方向の先端縁までの長さ
にバラツキを生じ、部分貼りの場合における1枚
の発泡体シートの長手方向での寸法精度が低下す
る欠点があつた。殊に、発泡体シートが巻き取り
ロールに巻き取られているため、その巻き取りロ
ールから繰り出された状態では巻き癖が付いてお
り、この巻き癖のために発泡体シートの長手方向
の先端縁が上下に変位しやすく、より一層上述の
寸法精度が低下する欠点があつた。
また、送り出しロールが線接触状態で発泡体シ
ートを送るために、スリツプを生じやすく、この
ことによつても上述寸法精度が低下する欠点があ
つた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、発泡体シートの長手方向先端縁の位
置が上下に変動することを防止するとともに、発
泡体シートをスリツプ無く送り出し、発泡体シー
トの長手方向における寸法精度を高くできるよう
にすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る発泡体シート接着機は、このよう
な目的を達成するために、金属板の搬送経路途中
に設けられて前記金属板を加熱する加熱装置と、
熱可塑性樹脂を材料とした発泡体シートを供給す
るシート供給装置と、前記シート供給装置によつ
て供給された前記発泡体シートを、前記加熱装置
によつて加熱された前記金属板に圧着する圧着装
置とを備えた発泡体シート接着機において、前記
シート供給装置と前記圧着装置との間に、ガイド
部材との協働により前記発泡体シートを面接触状
態で搬送するベルト式搬送装置を設けて構成す
る。
加熱装置としては、表面燃焼バーナやパネルヒ
ータなどの赤外線輻射型加熱装置とか、バーナや
ヒータなどで加熱した高温ガスをブロワーで送る
熱融着用や接着剤乾燥用の熱風炉などが適用でき
る。
発泡体シートとしては、熱分解型発泡剤を用い
たものでも、押出機内に液体と熱可塑性樹脂とを
混練し、その液体のガス化により得られたいわゆ
る押出発泡と称する方法で製造されたものでも良
い。
また、この発泡体シートを形成する熱可塑性樹
脂としては、ポリオレフイン系の熱可塑性樹脂、
特には、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重
合体、ポリプロピレンなどが適用できる。
ガイド部材としては、平板状の板材とか、ロツ
ドの複数本を並設したものなどが採用できる。
[作用] 本考案に係る発泡体シート接着機によれば、ガ
イド部材によりベルト式搬送装置に面接触させ、
発泡体シートの長手方向で所定長さにわたる部分
を押さえた状態で発泡体シートの長手方向先端縁
を検出し、かつ、ベルト式搬送装置により面接触
した状態で発泡体シートを送り出して行くことが
できる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、実施例に係る発泡体シート接着機の
概略図、第2図はその要部拡大図である。
これらの図において、1は、金属板の一例とし
ての鋼板であり、この鋼板1はロール状に巻回さ
れたアンコイラ(図示せず)から繰り出されると
ともに、送り出し装置(図示せず)によつて搬送
されるように構成されている。
鋼板1の搬送経路途中には、鋼板1を加熱する
加熱装置として熱風炉2が設けられている。な
お、この熱風路2の前段には、例えば赤外線輻射
型加熱装置などが適宜に設けられる。
3は鋼板1に融着される発泡体シート3であ
る。6は、発泡体シート3を供給するシート供給
装置であつて、発泡体シート3を巻回収納する巻
き取りロール4や、巻き取りロール4から発泡体
シート3を送り出すためのシート送り出し装置5
などから構成されている。
7は、シート供給装置6から供給された発泡体
シート3を所定の長さに切断するシート切断装置
である。
8は、送り出された発泡体シート3をガイド部
材9との協働によつて面接触状態で搬送するベル
ト式搬送装置である。このベルト式搬送装置8
は、駆動輪体8aと従動輪体8bとにわたり、ベ
ルト8cが巻回された構成になつており、駆動輪
体8aの回転量が例えば、ロータリエンコーダな
どで計測されることによつて、送り出した発泡体
シート3の長さを計測するように構成されてい
る。ガイド部材9は、発泡体シート3と接触する
面部分に鏡面仕上げが施され、発泡体シート3の
送り出しに対する抵抗を極力減少するように構成
されている。
ベルト式搬送装置8のシート搬送路下手側に
は、送り出されてきた発泡体シート3の先端縁を
検出するための反射型の光センサ10と、この光
センサ10の検出信号に基づいて駆動される点付
け装置11が設けられている。点付け装置11
は、エアーシリンダなどの駆動手段によつて揺動
駆動されるアーム11aと、このアーム11aの
先端部に取り付けられた点付けロール11bなど
によつて構成されている。
12は、所定温度に加熱された鋼板1と、発泡
体シート3とを圧着するための圧着装置であつ
て、上下一対の押圧ロールで構成されている。1
3は、発泡体シート3が融着された鋼板1を所定
長さに切断するための切断装置である。なお、圧
着装置12と切断装置13との間には、発泡体シ
ート3が融着された鋼板1を冷却するための図示
しない冷却装置などが適宜に設けられる。
次に上述した発泡体シート接着機の動作を説明
する。
搬送経路に沿つて送り出された鋼板1は、熱風
炉2を通過している間に、発泡体シート3が融着
するのに適当な温度にまで加熱された後、圧着装
置12に向けて搬送される。
一方、シート供給装置6から送り出された発泡
体シート3は、ベルト式搬送装置8のベルト8c
とガイド部材9との間に導入され、ベルト8cと
面接触した状態でガイド部材9の表面を摺動搬送
される。
ベルト式搬送装置8によつて搬送されてきた発
泡体シート3の先端縁が光センサ10によつて検
出されると、鋼板1および発泡体シート3の搬送
がそれぞれ停止され、続いて、点付け装置11が
駆動される。その結果、第2図に示すように、点
付け装置11のアーム11aが下方に揺動され、
アーム11aの先端部に取り付けられた点付けロ
ール11bによつて発泡体シート3の先端縁が鋼
板1に押し付けられることによつて、発泡体シー
ト3の先端縁が鋼板1に融着される。
このようにして発泡体シート3の先端縁が鋼板
1に融着されると、点付け装置11のアーム11
aは元の位置に戻る。そして、発泡体シート3を
点付けされた鋼板1が圧着装置12に搬送され、
発泡体シート3と鋼板1とが圧着される。
ベルト式搬送装置8によつて一定長さの発泡体
シート3が送り出されたことが、上述したロータ
リエンコーダによつて検出されると、シート供給
装置6およびベルト式搬送装置8がともに停止さ
れ、続いて、シート切断装置7が駆動されて発泡
体シート3が切断される。
発泡体シート3が切断されると、再びシート供
給装置6およびベルト式搬送装置8が駆動されて
発泡体シート3が搬送されることにより、前述し
たと同様に発泡体シート3と鋼板1とが圧着され
る。このようにして、一定長さの発泡体シート3
が鋼板1に順次圧着されていく。圧着装置12に
よつて発泡体シート3が圧着された鋼板1は、適
宜に冷却された後、切断装置13によつて一定の
長さに切断される。
上記発泡体シート接着機により、厚さ0.6mm、
幅762mmの鋼板1に、厚さ4mm、発泡倍率40倍の
ポリエチレン製発泡体シート3を、30mの長さの
鋼板1に対して長手方向両端それぞれに500mm、
幅方向の一方にのみ50mmの未貼り部を設けるよう
に速度15m/minで連続的に運転したところ、貼
り合わせの位置決め精度が±1.5mmの範囲に収ま
り、また、貼り合わせ位置付近での発泡体シート
3の変形も無く、発泡体シート3を鋼板1に良好
に接着することができた。
第3図は、このようにして得られた複合材の平
面図、第4図はその一部省略拡大図である。第3
図および第4図に示した複合材は、例えば、幅が
762mm、長手方向長さが30mの断熱屋根材であつ
て、長手方向の両端それぞれに500mm、幅方向の
一端側に50mmの未貼部が存在する状態、いわゆる
部分貼り状態で発泡体シート3が融着されてい
る。こうして得られた鋼板1が、折り目が鋼板1
の長手方向に沿うようにして折り曲げられて、第
5図の斜視図に示すような折板1Aに形成され、
これら折板1A…どうしの幅方向両端縁それぞれ
が、第6図の断面図に示すように互いに重ねら
れ、発泡体シート3…が互いに突き合わせられて
連なる状態で屋根が形成されるように構成されて
いる。
なお、第1図に示した融着機において、熱風炉
2の搬送経路上手側に、鋼板1の表面に接着剤を
塗布する装置を設けてもよい。このような接着剤
塗布装置を設けることにより、鋼板1と発泡体シ
ート3とを接着剤または熱融着いずれによつても
接合可能な兼用機を構成することができる。即
ち、接着剤で鋼板1と発泡体シート3とを接合す
る場合には、熱風炉2は鋼板1に塗布された接着
剤を乾燥する乾燥炉として使用される。そして、
乾燥炉としての熱風炉2を通過した鋼板1と、発
泡体シート3とを圧着装置12で圧着することに
よつて鋼板1と発泡体シート3とが貼り合わされ
る。
[考案の効果] 本考案に係る発泡体シート接着機によれば、発
泡体シートの長手方向で所定長さにわたる部分を
押さえた状態で発泡体シートの長手方向先端縁を
検出することができるから、巻き癖のいかんにか
かわらず、従来のような、発泡体シートの押さえ
位置の変動による長手方向先端縁の上下変化を防
止でき、ベルト式搬送装置から長手方向先端縁ま
での長さが一定の状態で発泡体シートの長手方向
先端縁を検出できる。
また、本考案によれば、ベルト式搬送装置に面
接触した状態で発泡体シートを送り出して行くか
ら、発泡体シートとベルトとの間での摩擦抵抗が
大きく、スリツプを生じることなく発泡体シート
を送り出すことができる。したがつて、ベルト搬
送装置のベルトの移動量と発泡体シートの送り出
し量とが一致するから、ベルトの移動量を測定す
ることにより発泡体シートの送り出し量を正確に
測定することができる。
以上のように本考案によれば、発泡体シートの
送り出し量を正確に測定できる結果、発泡体シー
トの長手方向における寸法精度が向上するから、
発泡体シートを部分貼りする場合に、金属板の所
定位置に所定長さの発泡体シートを良好に接着で
き、屋根材等を歩留り良く生産できるようになつ
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る発泡体シート接着機の実施
例を示し、第1図は、発泡体シート接着機の概略
図、第2図はその要部拡大図、第3図は、発泡体
シートを融着した鋼板の平面図、第4図は、発泡
体シートを融着した鋼板の一部省略斜視図、第5
図は折板の斜視図、第6図は、折板どうしによつ
て形成した屋根の断面図である。 1……金属板としての鋼板、2……熱風炉、3
……発泡体シート、6……シート供給装置、8…
…ベルト式搬送装置、9……ガイド部材、12…
…圧着装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金属板の搬送経路途中に設けられて前記金属板
    を加熱する加熱装置と、 熱可塑性樹脂を材料とした発泡体シートを供給
    するシート供給装置と、 前記シート供給装置によつて供給された前記発
    泡体シートを、前記加熱装置によつて加熱された
    前記金属板に圧着する圧着装置と、 を備えた発泡体シート接着機であつて、 前記シート供給装置と前記圧着装置との間に、 ガイド部材との協働により前記発泡体シートを面
    接触状態で搬送するベルト式搬送装置を設けたこ
    とを特徴とする発泡体シート接着機。
JP313788U 1988-01-14 1988-01-14 Expired - Lifetime JPH0534918Y2 (ja)

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JP313788U JPH0534918Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14

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JP313788U JPH0534918Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14

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Publication Number Publication Date
JPH01108721U JPH01108721U (ja) 1989-07-24
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