JP2674841B2 - マイクロフイルム検索装置 - Google Patents

マイクロフイルム検索装置

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JP2674841B2
JP2674841B2 JP1259200A JP25920089A JP2674841B2 JP 2674841 B2 JP2674841 B2 JP 2674841B2 JP 1259200 A JP1259200 A JP 1259200A JP 25920089 A JP25920089 A JP 25920089A JP 2674841 B2 JP2674841 B2 JP 2674841B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長尺状のマイクロフイルムを搬送しながら
指定されたアドレスに基づいて画像コマを検索するマイ
クロフイルム検索装置に関する。
〔従来技術〕
一般に、長尺状マイクロフイルムはカートリツジ内の
供給側リールに層状に巻取られて収容されている。カー
トリツジは、マイクロフイルム検索装置であるリーダプ
リンタへ装填可能となっており、カートリッジが装填さ
れるとリーダプリンタでは、オートローデイング機構が
作動して、巻取リールに巻取られたマイクロフイルムの
最上層を引出し、リーダプリンタ内の巻取側リールに巻
取るようになっている。
マイクロフイルムに記録された画像を投影するための
光軸位置は、巻取側リールと供給側リールとの間とされ
ている。
マイクロフイルムには、このマイクロフイルムに記録
された複数の画像コマのそれぞれに対応して、画像コマ
の近傍にブリツプマークが付されている。ブリツプマー
クは、それぞれマイクロフイルムの幅方向両端部に付さ
れており、この両端部位置に対応してそれぞれマーク検
出センサが設置され、マイクロフイルムを搬送しながら
ブリツプマークを検出するようになっている。
ここで、オペレータが所定の数値をキーボードから入
力することにより、マークカウント数等を指定すること
ができる。マークカウント数が指定されると、マイクロ
フイルムは、供給側リールから巻取側リールへ、又は巻
取側リールから供給側リールへと巻取られ、その搬送に
応じて順次ブリツプマークがカウントされ、画像コマを
検索することができる。
リーダプリンタでは、検索された画像コマがスクリー
ンへ投影するための光軸位置へ位置決めされ、拡大投影
される。また、必要に応じて投影されている画像を複写
することもできる。
ここで、従来のリーダプリンタでは、供給側リールを
一定の弱いトルクでマイクロフイルムを常時巻取る方向
へ回転させる力を与えながら、巻取側リールを正逆方向
へ回転させ、マイクロフイルムを搬送するようにしてい
る。従って、マイクロフイルムには張力が生じ、弛みな
く搬送させることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、供給側リールに巻取られているマイク
ロフイルムの巻径は、巻取側リールへの巻取量の増加に
応じて小さくなる。従って、ほぼ供給側リールへ全巻き
状態のマイクロフイルムの張力の方が、ほぼ巻取側リー
ルへ全巻き状態のマイクロフイルムの張力よりも小さく
なる。このため、巻取側リールへのマイクロフイルムの
巻取時に、最初は緩くまかれ、次第に強く巻かれること
になるため、内側に巻取られているマイクロフイルムが
蛇腹状に圧縮されて損傷するという問題点がある。
このため、マイクロフイルムに加わる張力を測定し、
この測定張力が一定となるようにモータの駆動トルクを
制御することが考えられる。この場合、マイクロフイル
ムに加わる張力を測定する構造として、マイクロフイル
ムを軸線が平行移動可能な可動ローラへ巻掛け、この可
動ローラの張力に応じた平行移動量を測定し、これを換
算して得ている。
しかしながら、このような構造ではマイクロフイルム
と可動ローラが常に接触状態となり、マイクロフイルム
の表裏面に傷がつくことがある。また、マイクロフイル
ム検索装置には、カートリツジからマイクロフイルムの
先端を自動的に引出して巻取リールへと案内するオート
ローデイング機構が備えられており、このオートローデ
イング機構の作動時に前記可動ローラを逃がす必要が生
じ、構造が複雑となる。
なお、帯状材料の張力を状態観測器を用いて推定演算
し、この演算値に基づいて電動機の駆動状態を制御し、
張力を一定に保持することが提案されているが(特公平
1−15460号公報参照)、上記構造では、電動機によっ
て回転されるリールへ直接帯状材料を巻取るような場合
に生じる巻径変化等が考慮されておらず、マイクロフイ
ルム検索装置には適さない。
本発明は上記事実を考慮し、マイクロフイルムを損傷
をさせることなくマイクロフイルムに加わる張力を求め
ることができ、マイクロフイルムの巻取りを適正に行う
ことができるマイクロフイルム検索装置を得ることが目
的である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るマイクロフイルム検索装置は、長尺状マ
イクロフイルムを層状に巻取る供給側リールと、供給側
リールから引出されたマイクロフイルムを層状に巻取る
巻取側リールと、前記巻取側リールをマイクロフイルム
の巻取又は引出方向へ回転させマイクロフイルムを所定
の速度で搬送する主モータと、前記供給側リールをマイ
クロフイルムの巻取方向へ回転させ巻取側リールと供給
側リール間でマイクロフイルムに張力を生じさせる副モ
ータとを備え、検索対象画像コマを検索するマイクロフ
イルム検索装置であって、前記供給側リール及び前記巻
取側リールへ巻取られているマイクロフイルムの巻径を
計測する巻径計測手段と、前記主モータまたは副モータ
の少なくとも一方の電機子電圧、電機子電流、回転速度
の少なくとも2以上の検出値に基づいて主モータまたは
副モータの負荷トルクを推定演算する状態観測器と、前
記状態観測器の演算結果及び前記巻径計測手段の計測結
果に基づいて前記マイクロフイルムの張力を演算する演
算手段と、前記演算手段によって演算された張力が一定
となるように前記副モータの駆動トルクを制御するトル
ク制御手段と、を有している。
〔作用〕
本発明によれば、状態観測器によって主モータ又は副
モータの少なくとも一方の負荷トルクを推定演算する。
この推定演算をするためのパラメータとして、主モータ
又は副モータの電機子電圧、電機子電流、回転速度の検
出値の内少なくとも2以上の検出値を適用する。
また、マイクロフイルムの搬送に伴い、巻径計測手段
によって供給側リール及び巻取側リールの巻径を演算す
る。演算手段は、状態観測器によって得られた負荷トル
クと、巻径計測手段によって計測された供給側リールと
巻取側リールのマイクロフイルムの巻径に基づいて、マ
イクロフイルムの張力を演算する。張力は、負荷トルク
とマイクロフイルムの巻径との間で一定の関係があり、
この関係式に基づいて演算される。例えば、張力をTe、
供給側リールへのマイクロフイルムの巻径をrS、巻取側
リールへのマイクロフイルムの巻径をrT、供給リール側
負荷トルクをTS、巻取リール側負荷トルクをTT、摩擦ト
ルクをTFとすると、これらは以下の式で示す関係があ
る。
TS=−rS×Te±TF ・・・(1) TT=rT×Te±TF ・・・(2) (1)、(2)式より、 ここで、上記(3)式に基づいて張力Teを演算し、そ
のTeが所定の値となるように副モータのトルクを制御す
る。これにより、巻取側リールへのマイクロフイルムの
巻締まり状態を均一とすることができる。また、本発明
ではマイクロフイルムへ直接接触せずにマイクロフイル
ムの張力を得ることができるので、マイクロフイルムの
損傷もない。
〔実施例〕
第1図には、本実施例に係るリーダプリンタ10が示さ
れている。このリーダプリンタ10は、そのケーシング12
前面(第1図右側面)に、マイクロフイルム14に記録さ
れた画像を投影するスクリーン16が配置されている。マ
イクロフイルム14が層状に巻取られて収容されているカ
ートリツジ18は、スクリーン16よりも若干下方に設けら
れた装填部20に装填されており、カートリツジ18内のマ
イクロフイルム14の先端が、装置内部の巻取リール22
(巻取側リール)へ巻取られている。カートリツジ18と
巻取リール22との間には、マイクロフイルム14に対応し
て光源24が設置されている。この光源24から照射された
光線は、光軸Lへ配置された画像コマを透過し、レンズ
26及び複数の反射ミラー28で構成される光学系を介して
スクリーン16方向へ案内されるようになっている。これ
により、マイクロフイルム14に記録された画像を拡大し
て投影することができる。
なお、光学系による反射方向を変更することにより
(例えば、第1図想像線で示されるようにミラー30を光
軸L上に出没可能とする)、透過画像を装置下方に設け
られた複写装置32へ案内することができるようになって
いる。複写装置32では、マイクロフイルム14に記録され
た画像を拡大して複写することができる。
第2図(A)、(B)には、装填部20の詳細が示され
ている。カートリツジ18は、そのリール34(供給側リー
ル)がトルク制御部36を介して制御装置38へ接続された
サプライモータ40の回転軸42に連結されている。なお、
サプライモータ40は、トルク制御部36により所定のトル
クでリール34へマイクロフイルム14を巻取る方向へ回転
されるようになっている(第2図(A)及び(B)の矢
印A方向)。また、サプライモータ40には、タコジエネ
レータ96が取付けられ、回転速度に応じた電圧が制御装
置38へ供給されるようになっている。リール34に層状に
巻取られたマイクロフイルム14の先端は、カートリツジ
18に設けられた開口部44から図示しないローデイング機
構のローデイングローラの駆動力によって引出され、ガ
イドローラ46、48に巻掛けられた後、巻取リール22へ巻
取られている。ガイドローラ46、48のそれぞれの近傍に
は、マイクロフイルム14の有無を検出するフイルム検出
センサ49、51が配置されている。
巻取リール22の軸50には、無端の搬送ベルト52の外周
が接触されている。この搬送ベルト52は、弾性力を備え
ており、ガイドローラ54、56、58に巻掛けられている。
また、この搬送ベルト52は、速度制御部60を介して制御
装置38へ接続されたテークアツプモータ62の回転軸64に
取付けられた駆動リール66に巻掛けられている。従っ
て、搬送ベルト52は、駆動リール66の回転に応じて第2
図(A)及び(B)の矢印B方向及びその反対方向へ移
動されるようになっている。このテークアツプモータ62
にも、サプライモータ40と同様にタコジエネレータ98が
取付けられており、回転速度に応じた電圧が制御装置38
へ供給されるようになっている。
マイクロフイルム14は、この搬送ベルト52と軸50との
間に挟持されており、搬送ベルト52の移動に応じて、軸
50へ巻取り又は軸50から引出されるようになっている。
ここで、リール34の近傍には、巻径検出センサ63が配
設されている。この巻径検出センサ63には、軸65を中心
に回動可能なアクチユエータ76が備えられ、その先端部
がローラ69を介してリール34に巻取られたマイクロフイ
ルム14の外周に当接されている。アクチユエータ67は、
軸65に取付けられた図示しないねじりコイルばねの付勢
力で、その先端部のローラ69がマイクロフイルム14の外
周と当接する方向へ付勢されており、これにより、リー
ル34へのマイクロフイルム14の巻径rSが変化しても常に
接触状態が保持されている。巻径検出センサ63では、ア
クチユエータ67の回転角度を読み取り、これに応じた電
流値を制御装置38へ出力するようになっている。
また、上記構成の巻径検出センサ63は、巻取リール22
側にも設けられているが、同一構成であるので、図示は
省略する。なお、この巻取リール22側のマイクロフイル
ム14の巻径rTは、前記リール34側に設けられた巻径検出
センサ63の検出値と全巻取り時の巻径とに基づいて演算
により求めることもできる。従って、巻径検出センサ63
は少なくとも一方のリールへ巻き取られたマイクロフイ
ルム14の巻径を検出するのみでよい。
搬送ベルト52には従動ローラ68が接触されている。こ
の従動ローラ68はエンコーダ70の回転軸72に取付けられ
ており、これにより、搬送ベルト52の駆動状態(回転速
度)をエンコーダ70によりルス数として検出することが
できる。エンコーダ70は制御装置38へ接続されている。
ガイドローラ46とガイドローラ48との間における前記
光軸Lよりも若干ガイドローラ46側には、スリツト板74
が設けられ、マイクロフイルム14の幅方向両端部(第3
図の上側をAチヤンネル、下側をBチヤンネルとする)
に対応して、一対の受光素子76A、76Bが取付けられてい
る。この受光素子76A、76Bに対応して、マイクロフイル
ム14の反対側にはLED78が取付けられ、LED78から照射さ
れ、マイクロフイルム14を透過した光線を受光素子76
A、76Bで受光する構成となっている。受光素子76A、76B
及びLED78はそれぞれ制御装置38へ接続されている。
第3図に示される如く、マイクロフイルム14の両端部
には、ブリツプマーク80が付されており、受光素子76で
の受光量の変化によりブリツプマーク80の有無を検出す
ることができるようになっている。
受光素子76A、76Bと光軸Lとの間隔寸法Mは一定(本
実施例では75mm)とされており、従って、この受光素子
76A、76Bで指定された画像コマ14Aを検出後、寸法M分
移動させることにより、光軸Lの位置へ位置決めするこ
とができる。
ブリツプマーク80には、ページマーク80P、また必要
に応じてフアイルマーク80F、ブロツクマーク80Bがあ
り、複数の画像コマ14Aを分類している。
制御装置38は、CPU82、RAM84、ROM86、入出力ポート8
8及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス
等のバス90で構成されている。
入出力ポート88には、キーボード92が接続されてい
る。キーボード92では、通常はスクリーン16へ投影され
る画像コマを指定するようになっており、ブロツク番
号、フアイム番号、ページ番号の内、使用されるマイク
ロフイルム14に必要な番号を入力することにより、マイ
クロフイルム14を搬送しながら受光素子76A、76Bで各マ
ークを検出して、指定された画像コマを検索するように
なっている。
RAM84には、巻径検出センサ63からの電流値と巻径と
の関係を示すマツプが記憶されている。従って、制御装
置38では、入力された電流値により、リール34へのマイ
クロフイルム14の巻径rSを求めることができる。また、
RAM84では、この巻径rSに基づいて巻取リール22側の巻
径rTを演算している。
また、RAM84には、マイクロフイルム14に生じさせる
張力Teが予め記憶されている。CPU82では、巻径rS、rT
と負荷トルクTS、TTとにより、前記発明の作用の項で示
した(3)式に基づいて実際の張力Te′を演算するよう
になっている。
ここで本実施例では、負荷トルクTS、TTを状態観測器
94を用いて推定演算し、この推定演算された負荷トルク
に基づいて張力Te′をフイードバツク補正している。
状態観測器94は、サプライモータ40及びテークアツプ
モータ62にそれぞれ対応して設けられており、その状態
方程式の等価回路は第6図に示される如く、11種の比例
要素100、102、104、106、108、110、112、114、116、1
18、119(1/L、−R/L、−KE/L、KT/J−1/J、G1、G2、G3
G4、G5、G6))と3つの積分要素120(1/S)と加算器12
6とから構成されており、制御装置38に接続されてい
る。
なお、Lはモータ電機子インダクタンス、Rはモータ
電機子抵抗、KTはモータトルク定数、KEは逆起電力定
数、Jは慣性モーメントである。
制御装置38では、その入出力ポート88からサプライモ
ータ40及びテークアツプモータ62の電機子電圧、電機子
電流及び回転速度のパラメータを出力し、状態観測器94
の入力端へ供給している。状態観測器94の出力端は制御
装置38の入出力ポート88へ接続されており、前記パラメ
ータによって推定演算された負荷トルクの推定値TSとTT
が制御装置38へ供給されるようになっている。制御装置
38では、この状態観測器94から供給される推定値TSとTT
とから実際の張力Te′を演算し、演算結果と前記張力Te
とを比較してサプライモータ40へ供給する電流値を補正
するようにしている。
以下に本実施例の作用を第4図のフローチヤートに従
い説明する。
まず、使用されるマイクロフイルム14を検査し、予め
記憶されているモードの内、適合するモードをキーボー
ド92から入力する(ステツプ200)。これにより、ステ
ツプ202へ移行して、RAM84からはその入力されたモード
に対応するパラメータが読み出され、以下このパラメー
タに応じた制御がなされる。
特定のモードが設定された後は、まず、カートリツジ
18を装填する。ステツプ208で装填されたことが判定さ
れると(例えば、マイクロスイツチ等のオン・オフ状態
で判定される)、ステツプ210へ移行してローデイング
機構が働き、マイクロフイルム14の外周へローデイング
ローラが接触し、先端部を引出す。引出されたマイクロ
フイルム14は、ガイドローラ46、48を介して、巻取リー
ル22へと至り、搬送ベルト52と軸50との間に挟持され
る。これにより、マイクロフイルム14には、搬送ベルト
52の移動力が伝達され、軸50へと巻取られる。マイクロ
フイルム14が軸50へ所定量巻取られると、搬送ベルト52
の移動は停止され、待機状態となる。
ここで、ステツプ212においてキーボード92により画
像コマを指定する。例えば、3、2、10と入力すると、
制御装置38では3ブロツク目の2フアイル目に記録され
ている画像コマの10ページ目であると認識し、ステツプ
214へ移行してテークアツプモータ62を駆動させる(例
えば正転)。テークアツプモータ62が回転すると搬送ベ
ルト52が移動され、これと共にマイクロフイルム14が軸
50へ巻取られる。この場合、搬送速度は、第5図に示さ
れる如く、最初は高速とされる。
受光素子76A、76Bでは、マイクロフイルム14の搬送時
にLED78と受光素子76A、76Bとの間を通過する各ブリツ
プマーク80をカウントする。すなわち、この場合はブロ
ツクマーク80Bを3カウント、フアイルマーク80Fを2カ
ウント、ページマーク80Pを10カウントし、ステツプ216
で所定のマークを検出したか否かが判断され、肯定判定
された場合は、ステツプ217へ移行して、テークアツプ
モータ62の駆動を停止させる。また、否定判定された場
合は、ステツプ240へ移行して、巻径検出センサ63から
の電流値を取り込み、次いでステツプ242へ移行してRAM
84に記憶されている電流値と巻径とのマツプから巻径rS
を求める。このとき、演算によって巻取リール22側の巻
径rTも演算する。
次のステツプ244では、状態観測器94からの制御装置3
8へと出力される負荷トルクの推定値TS、TTを取り込
み、次いでステツプ246でこの推定値TS、TTと前記巻径r
T、rSとから前記(3)式により実際の張力Te′を演算
する。次いでステツプ247でこの実際の張力Te′と予めR
AM84に記憶されているマイクロフイルム14に生じさせる
張力Teとの差に基づいて、トルク制御部36へセツトする
電流値を補正した後、ステツプ216へ移行する。
これにより、マイクロフイルム14に生じる張力Teは常
に一定に保持されるため、巻取リール22へのマイクロフ
イルム14の巻締まり状態を一定とすることができ、巻取
リール22への巻取時に張力が変化して、内側が弱く巻取
られて外側が強く巻取られるようなことはなく、マイク
ロフイルム14が蛇腹状に圧縮されて変形し、損傷するこ
とを防止することができる。
次のステツプ216で所定のマークを検出し、ステツプ2
17へ移行して、テークアツプモータ62の駆動が停止され
た後は、ステツプ218へ移行して位置決めがなされる。
すなわち、マイクロフイルム14はテークアツプモータ62
の駆動停止後直ちに停止されず、若干オーバランされて
停止される。マイクロフイルム14が完全に停止された時
点で、第5図に示される如く、低速で逆転させテークア
ツプモータ62を停止させる。この場合にも若干オーバラ
ンし、第5図に示される如く、さらに低速で正転させ、
指定コマを所定位置(第2図(B)の寸法Mを考慮した
位置)へ停止させる。これにより、指定コマの光軸L上
への位置決めは完了し、光源24による透過画像をスクリ
ーン16へ投影することができる(ステツプ219)。
次のステツプ232では、投影された画像を複写するか
否かが判定され、肯定判定された場合は、ステツプ233
で複写処理を行った後、ステツプ234へ移行する。ま
た、ステツプ232で否定判定された場合は、ステツプ233
は飛び越してステツ234へ移行する。
次のステツプ234では、装填されたカートリツジ18で
の検索が終了したか否かが判断される。ステツプ234で
否定判定された場合は、ステツプ212へ移行し、ステツ
プ212で画像コマの指定がない場合は、ステツプ212と23
4とを繰り返す。また、ステツプ234で終了と判断された
場合は、ステツプ236へ移行して、カートリツジ18へ全
てのマイクロフイルム14を巻取って、終了する。
このように、本実施例ではマイクロフイルム14の巻取
リール22への巻取時にリール34へ巻取られているマイク
ロフイルム14の巻径の変化に応じて、サプライモータ40
の駆動トルクを変化させることにより、マイクロフイル
ム14へ生じる張力を一定とすることができ、マイクロフ
イルム14の巻取リール22への巻締まり状態を一定とする
ことができる。また、状態観測器94によって実際の負荷
トルクとほぼ同一の推定値を得ることができ、この推定
値に基づいて設定すべきトルクをフイードバツク補正し
ているので、より正確にマイクロフイルム14に加わる張
力を一定とすることができる。
なお、本実施例では、状態観測器94へ入力されるパラ
メータをサプライモータ40及びテークアツプモータ62の
電機子電圧、電機子電流、回転速度としたが、パラメー
タを電機子電圧と電機子電流との2種としてもよく、こ
の場合の状態観測器94の回路構成は第7図の如くなる。
さらに、パラメータを電機子電圧と回転速度との2種と
してもよく、この場合の状態観測器94の回路構成は第8
図の如くなる。
また、本実施例では状態観測器94を各モータ40、62に
対応させて設置したが、何れか一方ののモータ40又は62
の負荷トルクを推定演算して、張力を制御してもよい。
この場合、例えば、サプライモータ40側のみに状態観
測器94が設けられているときは、下式によって実際の張
力Te′を演算する。
TS=−rK×Te±TF ・・・(4) 従って、 なお、摩擦トルクTFは定数として使用する。
さらに、本実施例では、巻径検出センサ63をリール34
側へ設置し、巻取リール22側の巻径を演算によって求め
たが、巻取リール22側へ設置して、巻取リール22へ巻取
られるマイクロフイルム14の巻径らリール34へ巻取られ
ているマイクロフイルム14の巻径を演算によって求めて
もよい。
また、本実施例では、この巻径計測手段として、所謂
メカ的に計測するようにしたが、マイクロフイルム14の
送り量から演算で求めてもよいし、リール34の1回転毎
のマイクロフイルム14の送り量から求める等、他の巻径
計測手段を適用してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明に係るマイクロフイルム検索
装置は、マイクロフイルムを損傷させることなくマイク
ロフイルムに加わる張力を求めることができ、マイクロ
フイルムの巻取りを適正に行うことができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係るリーダプリンタの概略構成図、
第2図(A)はカートリツジ装填部近傍の斜視図、第2
図(B)はカートリツジ装填部近傍の概略ブロツク図、
第3図はブリツプマークが付されたマイクロフイルムの
一例を示す平面図、第4図は制御フローチヤート、第5
図は画像コマ位置決めのための速度制御を示す説明図、
第6図は状態観測器の回路構成を示すブロツク図、第7
図はパラメータとして電機子電圧と電機子電流とを用い
た場合の状態観測器の回路構成を示すブロツク図、第8
図はパラメータとして電機子電圧と回転速度とを用いた
場合の状態観測器の回路構成を示すブロツク図である。 10……リーダプリンタ、 14……マイクロフイルム、 22……巻取リール(巻取側リール)、 34……リール(供給側リール)、 38……制御装置、 40……サプライモータ、 62……テークアツプモータ、 63……巻径検出センサ、 94……状態観測器、 96、98……タコジエネレータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状マイクロフイルムを層状に巻取る供
    給側リールと、供給側リールから引出されたマイクロフ
    イルムを層状に巻取る巻取側リールと、前記巻取側リー
    ルをマイクロフイルムの巻取及び引出方向へ回転させマ
    イクロフイルムを所定の速度で搬送する主モータと、前
    記供給側リールをマイクロフイルムの巻取方向へ回転さ
    せ巻取側リールと供給側リールとの間でマイクロフイル
    ムの張力を生じさせる副モータとを備え、検索対象画像
    コマを検索するマイクロフイルム検索装置であって、 前記供給側リール及び前記巻取側リールへ巻取られてい
    るマイクロフイルムの巻径を計測する巻径計測手段と、 前記主モータまたは副モータの少なくとも一方の電機子
    電圧、電機子電流、回転速度の少なくとも2以上の検出
    値に基づいて主モータまたは副モータの負荷トルクを推
    定演算する状態観測器と、 前記状態観測器の演算結果及び前記巻径計測手段の計測
    結果に基づいて前記マイクロフイルムの張力を演算する
    演算手段と、 前記演算手段によって演算された張力が一定となるよう
    に前記副モータの駆動トルクを制御するトルク制御手段
    と、 を有するマイクロフイルム検索装置。
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