JP2674438B2 - Egr制御装置 - Google Patents

Egr制御装置

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JP2674438B2
JP2674438B2 JP4253073A JP25307392A JP2674438B2 JP 2674438 B2 JP2674438 B2 JP 2674438B2 JP 4253073 A JP4253073 A JP 4253073A JP 25307392 A JP25307392 A JP 25307392A JP 2674438 B2 JP2674438 B2 JP 2674438B2
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bypass air
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passage
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博文 土田
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/0047Controlling exhaust gas recirculation [EGR]
    • F02D41/0065Specific aspects of external EGR control
    • F02D41/0072Estimating, calculating or determining the EGR rate, amount or flow
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
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    • F02D2200/0414Air temperature
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は排気還流(以下、EG
Rという)制御装置の改良に関し、くわしくはこの装置
に故障があるかどうかを判断するものに関する。
【0002】
【従来の技術】排出ガス中の有害成分であるNOxの発
生を抑制するために、吸気管に不活性の排出ガスを再循
環させる、いわゆるEGR装置が周知である。このEG
R装置では、EGR通路(排出ガスの一部を吸気管に戻
すための通路)にEGR弁を装着しておき、EGRの作
動域でEGR弁を開いて一定量の排出ガス(EGRガ
ス)を吸入空気に混入させることにより燃焼時の最高温
度を下げるのである。
【0003】しかしながら、EGRガス中のカーボン等
の堆積により、EGR弁が閉じることができなくなった
り、EGR通路の断面積が小さくなるなど、EGR装置
に故障が生じると、EGRガスの流量(EGR流量)を
必要なだけ還流できなくなり、排気性能が悪くなる。
【0004】このため、特開昭63−134844号公
報では、EGR通路の吸気管への開口部の上流側と下流
側の吸気管に温度センサを設けておき、EGRの作動域
になると各温度センサで開口部の上流と下流の各吸入空
気温度を測定し、その温度差が所定値以下のときに運転
席のアラームランプを点灯するようにしている。
【0005】これは、EGRの作動域では、高温のEG
Rガスにより開口部下流の吸入空気温度が開口部上流よ
り上昇するはずであるから、開口部の下流と上流の温度
差がないとき(つまり開口部下流の吸入空気温度が上昇
していないとき)は、EGR装置に故障があると判断す
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の装置
のように、開口部の下流と上流の吸入空気の温度差から
EGR装置の故障を判断するものでは、故障判断の精度
がよいとは必ずしもいえない。開口部の下流と上流で温
度差がある程度大きく生じれば、故障判断の精度がよく
なるのに、還流率(新気量とEGR流量の割合)はそれ
ほど大きなものでないため、吸入空気の全量にEGRガ
スが流入した後のガス温度が大きく上昇することは望め
ないからである。
【0007】そこでこの発明は、吸入空気の一部をスロ
ットル弁をバイパスする空気をEGR通路に導いてEG
Rガスと混合し、この混合前後のガス温度の測定値とバ
イパス空気の流量にもとづいてEGR流量を算出し、こ
のEGR流量を用いてEGR装置の故障判断を行うこと
により、EGR装置の故障判断の精度を高めることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1に示
すように、排気の一部をEGRガスとして吸気管42に
戻すためのEGR通路43と、このEGR通路43をE
GRの作動域で開くEGR弁44とを備えるEGR制御
装置において、前記EGR弁44の下流のEGR通路に
スロットル弁45をバイパスして吸入空気の一部を導く
バイパス空気通路46と、このバイパス空気の流量およ
び温度をそれぞれ測定する手段47,48と、このバイ
パス空気と前記EGRガスの混合後のガス温度およびE
GRガス温度をそれぞれ測定する手段49,50と、こ
れら4つの測定値にもとづいてEGR流量を算出する手
段51と、このEGR流量と目標EGR流量との差が所
定値以上になったときEGR装置に故障が生じたことを
判断する手段52とを設けた。
【0009】第2の発明は、図23に示すように、排気
の一部をEGRガスとして吸気管42に戻すためのEG
R通路43と、このEGR通路43をEGRの作動域で
開くEGR弁44と、このEGR弁44の開度を運転条
件に応じて設定する手段61とを備えるEGR制御装置
において、前記EGR弁44の下流のEGR通路にスロ
ットル弁45をバイパスして吸入空気の一部を導くバイ
パス空気通路46と、このバイパス空気の流量および温
度をそれぞれ測定する手段47,48と、このバイパス
空気と前記EGRガスの混合後のガス温度およびEGR
ガス温度をそれぞれ測定する手段49,50と、これら
4つの測定値にもとづいてEGR流量を算出する手段5
1と、このEGR流量と目標EGR流量との差が所定値
以内に収まるように前記運転条件に応じて設定されるE
GR弁開度をフィードバック制御する手段62とを設け
た。
【0010】第3の発明は、第1の発明または第2の発
明において、バイパス空気流量測定手段は、バイパス空
気通路46に介装されるソニックノズルと、バイパス空
気温度の測定値からバイパス空気流量を算出する手段と
からなる。
【0011】第4の発明は、第1の発明または第2の発
明において、バイパス空気通路46に介装される補助空
気制御弁と、この制御弁の開度を調整してアイドル回転
数を制御する手段と、この制御弁の開度とスロットル弁
の下流の吸気管圧力とからバイパス空気流量を算出する
手段とを設けた。
【0012】第5の発明は、第4の発明において、EG
Rの作動域のうちにEGR自己診断領域を設定する手段
と、このEGR自己診断領域で補助空気制御弁を全閉に
したとき、補助空気制御弁が開かれているとき、またE
GRの非作動域で補助空気制御弁が開かれているとき、
バイパス空気通路とEGR通路の合流部下流のEGR通
路に介装される温度センサの測定値をそれぞれサンプリ
ングする手段とを設けた。
【0013】
【作用】第1の発明ではEGR流量と目標EGR流量の
比較からEGR装置に故障が生じたかどうかが判断され
るのであるが、EGR流量は、バイパス空気流量の測定
値ならびにバイパス空気とEGRガスとの混合前後の温
度測定値にもとづいて計算により求められる。
【0014】この計算式は、バイパス空気とEGRガス
との混合の前後で熱量が変わらないことにもとづくもの
で、具体的には QE=QI(AE/AI){(T−TI)/(TE−
T)} ただし、QE;EGR流量 QI;バイパス
空気流量 AE;EGRガスの熱容量 AI;バイパス空気の熱
容量 TE;EGRガスの温度 TI;バイパス空気の温
度 T;バイパス空気とEGRガスの混合後のガス温度 である。
【0015】この場合に、EGR弁44の下流のEGR
通路にスロットル弁45をバイパスして吸入空気の一部
が導かれ、EGRガスと混合されると、混合の前後で温
度差が大きくなるため、EGR流量が精度よく求まる。
EGRガスが混合するのは、吸入空気の全量でなくその
一部(バイパス空気)であるため、混合の前後でガス温
度差が大きくなるのである。
【0016】こうしてEGR流量が精度よく求められる
と、EGR装置の故障判断の精度が高まる。
【0017】ところで、EGRガス中のカーボンがEG
R弁44に付着したり堆積することなどによりEGR流
量が変化すると、目標EGR流量を還流できなくなる。
【0018】これに対して第2の発明では、EGR流量
が減少して目標EGR流量との差が所定値を越えると、
EGR流量が増えるようにEGR弁開度が大きくなる側
に補正される。この逆に、EGR流量の増加により目標
EGR流量との差が所定値を越えたときは、EGR弁開
度が小さくなる側に補正され、これによってEGR流量
が少なくされる。
【0019】このように、EGR弁開度がフィードバッ
ク制御されると、EGR弁にカーボンが堆積した状態で
も、目標EGR流量にほぼ近いEGR流量が流されるこ
とになり、NOxについての排気性能が良好に保たれ
る。
【0020】第3の発明で、ソニックノズルがバイパス
空気通路に設けられると、排出ガス中のカーボンなどが
ノズルに付着したり堆積したりすることがないため、ノ
ズル断面積が変化することがなく、バイパス空気流量が
安定する。
【0021】ただし、ソニックノズルを通過する流量は
一定値でなく、温度の影響を受ける。
【0022】これに対して、バイパス空気温度の測定値
からバイパス空気流量が算出されると、バイパス空気温
度が高いときも低いときも同じ精度でバイパス空気流量
を求めることができる。
【0023】第4の発明において、EGRの作動域でア
イドル回転数制御により補助空気制御弁が開かれるとき
は、スロットル弁をバイパスして流れる空気がEGRガ
スと混合するので、第1または第2の発明と同じに、E
GR流量を精度良く求めることができる。
【0024】ここで、バイパス空気通路は、アイドル回
転数制御のためとEGR流量の算出のためとに共用され
ることになっており、アイドル回転数制御用とEGR流
量の算出用に別々にバイパス空気通路を設ける場合に比
べてコストが減少する。
【0025】第5の発明において、EGR自己診断領域
で補助空気制御弁を全閉にしたときと補助空気制御弁が
開かれているときとで温度センサの測定値がそれぞれサ
ンプリングされると、EGRガス温度と混合後のガス温
度が求まる。また、EGRの非作動域で補助空気制御弁
が開かれているときに温度センサの測定値がサンプリン
グされると、バイパス空気温度が求まる。
【0026】このように、3つの温度が1つの温度セン
サから求められると、それぞれの温度を別々の温度セン
サで測定する場合に比べて、コストが低くなり、かつ温
度センサのバラツキを考慮する必要がなく、その分だけ
EGR流量の算出精度が高くなる。
【0027】
【実施例】図2,図3において、1はエンジン本体、2
は吸気管、3は排気管、4はEGR通路、5はダイアフ
ラム式のEGR弁である。
【0028】6はEGR弁5への制御負圧を調整するた
めの負圧制御弁で、図3のように、スロットル弁8の下
流の吸気管負圧を通路6cを介し導いて一定圧の負圧を
作り出す定圧弁6aと、この一定圧の負圧に大気を導入
することによって、EGR弁5への制御負圧を作り出す
ソレノイド弁6bとからなる。
【0029】EGR流量は、ソレノイド弁6bへのOF
Fデューティ(一定周期の閉弁時間割合)にほぼ比例し
て定まり、OFFデューティを大きくするほどEGR流
量が多くなる。ソレノイド弁6bでは、コントロールユ
ニット15からのONデューティ(一定周期の開弁時間
割合)が大きくなるほど大気による希釈割合が大きくな
ってEGR弁5への制御負圧が小さくなる(制御負圧の
減少によりEGR弁開度が小さくなりEGR流量が少な
くなる)ため、ソレノイド弁6bへの制御値としてはE
GR流量に応じて大きくなる値であるOFFデューティ
のほうを採用するのである。
【0030】EGR流量をエンジンの運転条件に応じて
制御するため、マイコンからなるコントロールユニット
15が設けられ、コントロールユニット15ではエアフ
ローメータ16、クランク角度センサ17、水温センサ
18からの信号などにもとづいて、EGR流量を制御す
る。
【0031】図6はEGR流量の制御と後述するEGR
装置の故障判断を行うための流れ図で、一定周期で実行
する。
【0032】まず、目標EGR流量QTEを、エンジン
負荷(たとえばエアフローメータ流量Qa)とエンジン
回転数Neから図7を内容とするマップを補間計算付き
でルックアップして求める(図6のステップ2)。
【0033】図7の特性としたのは次の理由による。目
標EGR率を、 目標EGR率=QTE/新気量 とすれば、この式を変形してQTEは、 QTE=新気量×目標EGR率… となる。
【0034】ここで、式右辺の新気量は、図8に示し
たようにエアフローメータ流量Qaに応じて、またエン
ジン回転数Neが高くなるほど多くなる。式右辺のも
うひとつの目標EGR率は、図9のように2段階(10
%と5%)に設定している。これらの結果、目標EGR
流量QTEは図7で示した特性となるのである。
【0035】なお、図9において、目標EGR率が10
%または5%になる運転域がEGRの作動域、それ以外
の領域がEGRの非作動域である。また、運転性を向上
させるため、EGRのクランプ条件(たとえばクランキ
ング中、スロットル弁スイッチがONのとき、冷却水温
が所定値以下のときなど)を設けたときは、EGRの作
動域であってもEGRが行われないことがある。
【0036】こうして求めた目標EGR流量QTEは、
EGRの作動域でOFFデューティの基本特性値EGR
SETに変換し(図10を内容とするテーブルをルックア
ップする)、ソレノイド弁6bへのOFFデューティE
GROFFを、 EGROFF(%)=EGRSET… により決定する(図6のステップ4,5)。EGRの非
作動域ではEGROFF=0である(図6のステップ4,
7)。決定したEGROFFはON−OFFパルスにかえ
てソレノイド弁6bに出力する(図6のステップ6)。
【0037】なお、ソレノイド弁6bの作動がバッテリ
電圧VBによって影響を受けないようするには、式に
かえて EGROFF(%)=EGRSET−EGRVBC… ただし、EGRVBC;バッテリ電圧補正値 を用いればよい。バッテリ電圧補正値EGRVBCは、た
とえばEGRVBC=(13−VB)×1.34により与え
る。
【0038】EGROFFを与える式は,式に限られ
ない。次の式 EGROFF(%)=(EGRSET×KCUT+EGRVBC)×KETW… ただし、KCUT;EGRカット係数 EGRVBC;バッテリ電圧補正値 KETW;水温補正係数 も公知であり、このものに対しても適用できる。式に
おいて、水温補正係数KETWは冷却水温が低い場合(N
Oxの排出量も少ない)にEGR流量を少なくして運転
性を改善するための値、EGRカット係数KCUTは減速
時などにEGRの作動を停止させるための値(EGRカ
ット条件で0、EGR作動域で1となる)である。
【0039】ところで、EGR弁5やソレノイド弁6b
などからなるEGR装置に故障が生じると、目標EGR
流量を還流できなくなり、NOxについての排気性能が
悪くなる。
【0040】これに対処するため、コントロールユニッ
ト15では、EGR流量を測定し、この測定値と目標E
GR流量との差が所定値を越えると、EGR装置に故障
が生じたと判断し、運転席に設けたアラームランプを点
灯する。
【0041】EGR流量を測定するため、図2に示した
ように、まずスロットル弁8の上流の吸気管2aからス
ロットル弁8をバイパスする空気通路9をEGR弁5の
下流のEGR通路4aに開口し、バイパス空気通路9に
ソニックノズル10を設けると、EGRの作動域でバイ
パス空気通路9を流れるバイパス空気と高温のEGRガ
スとが混合し、EGRガスからバイパス空気に熱が受け
渡されるため、EGRガスの温度は混合前より下がり、
その反対にバイパス空気の温度は上昇する。これを式で
表せば、 QE×AE×(TE−T)=QI×AI×(T−TI)… ただし、QE;EGR流量 QI;バイパス空気流量 AE;EGRガスの熱容量 AI;バイパス空気の熱容量 TE;EGRガスの温度 TI;バイパス空気の温度 T;バイパス空気とEGRガスの混合後のガス温度 である。なお、式の左辺はEGRガスが失う熱量、右
辺はバイパス空気が受け取る熱量である。
【0042】式を変形してEGR流量QEを求める
と、 QE=QI(AE/AI){(T−TI)/(TE−T)}…
【0043】この式より、(AE/AI)はあらかじめ
定まる値であるから、バイパス空気流量QI、バイパス
空気温度TI、EGRガス温度TEおよび混合後のガス
温度Tを測定できれば、EGR流量QEを直接に測定し
なくとも、計算により求めることができる。
【0044】上記のソニックノズル10では、このノズ
ルを通過するバイパス空気の流速が音速に達するとノズ
ル通過時のバイパス空気が真空状態となり流量がそれ以
上増えない。つまり、ソニックノズル10の前後差圧が
一定値以上あるときは、ノズル前後の圧力差に関係なく
一定の流量となるのである。ただし、バイパス空気流量
(質量流量)はバイパス空気温度TIに依存するため、
後述するようにこのTIの温度に応じてバイパス空気流
量QIを求めることになる。
【0045】なお、式よりEGR流量QEを精度良く
算出するためには、混合の前後でガスの温度差が大きく
なるようにソニックノズル10の口径を定めることが望
ましい。
【0046】式右辺の3つの温度TI、TE、Tは、
図2で示したようにソニックノズル10の下流のバイパ
ス空気通路9a、EGR弁5の上流のEGR通路4b
(バイパス空気通路9とEGR通路4の合流部上流のE
GR通路であればEGR弁5の下流でもかまわない)、
合流部下流のEGR通路にそれぞれ設けた別々の温度セ
ンサ11,12,13で測定する。
【0047】なお、バイパス空気通路9とEGR通路4
の合流部においては、EGRガスとバイパス空気を均一
に混合させる必要があるため、図4のようにEGR通路
4の断面に対して接線方向にバイパス空気通路9を連通
させることにより、バイパス空気のEGRガスへの混合
を促進させる。また、バイパス空気とEGRガスを十分
に混合させるため、図5のように混合後のガス温度を測
定する温度センサ13は、バイパス空気通路9とEGR
通路4の合流部からの距離LがEGR通路4の直径dの
5倍程度となる位置に取り付ける。たとえばdが15m
m程度であれば、Lは50〜100mm必要である。
【0048】コントロールユニット15では、EGRの
作動域になると、バイパス空気流量QIを、バイパス空
気温度TIから図11を内容とするテーブルをルックア
ップして求める(図6のステップ10)。
【0049】バイパス空気流量(質量流量)はバイパス
空気温度に依存するが、両者はリニア(線形)の関係で
はない。しかしながら、バイパス空気温度は外気温度に
ほぼ等しく、その温度変化幅はあまり大きくない(たと
えば±30℃程度の幅である)ため、その範囲であれば
温度と流量の関係をリニアに近似しても精度が問題ない
レベルにとどまる。そこで、図11に示したように、バ
イパス空気温度TIが低下するのに比例してバイパス空
気流量QIを増す特性としている。
【0050】このバイパス空気流量QIと3つの温度測
定値(EGRガス温度TE、バイパス空気温度TI、混
合後のガス温度T)から上記の式を用いてEGR流量
QEを算出し(図6のステップ11)、このQEとQT
Eの差ΔQ(=QE−QTE)の絶対値が所定値ε以内
かどうかみて、|ΔQ|>εであれば運転席に設けたア
ラームランプ19を点灯する(図6のステップ12,1
3,14)。アラームランプのかわりにブザーを鳴らし
てもかまわない。
【0051】ここで、この例の作用を説明する。この例
では、EGR流量QEと目標EGR流量QTEの比較か
らEGR装置に故障が生じたかどうかが判断されるので
あるが、EGR流量QEは、バイパス空気流量QIなら
びにバイパス空気とEGRガスとの混合前後の温度(混
合前の温度であるTI,TEと混合後の温度であるT)
にもとづいて計算式により求められる。
【0052】この場合に、EGR弁5の下流のEGR通
路4aにスロットル弁8をバイパスして吸入空気の一部
が導かれ、EGRガスと混合されると、混合の前後で温
度差が大きくなるため、EGR流量が精度よく求まる。
EGRガスが混合するのは、吸入空気の全量でなくその
一部(バイパス空気)であるため、混合の前後でガス温
度差が大きくなるのである。
【0053】こうしてEGR流量が精度よく求められる
と、EGR装置の故障判断の精度が高まる。
【0054】また、ソニックノズルがバイパス空気通路
9に設けられると、排出ガス中のカーボンなどがノズル
に付着したり堆積したりすることがないため、ノズル断
面積が変化することがなく、バイパス空気流量が安定す
る。
【0055】ただし、ソニックノズルを通過する流量は
一定値でなく、温度の影響を受けるのであるが、バイパ
ス空気温度の測定値からバイパス空気流量を求めるよう
にしているため、バイパス空気温度が高いときも低いと
きも同じ精度でバイパス空気流量を求めることができ
る。
【0056】EGR流量は、EGR通路4にオリフィス
を設け、このオリフィス前後の圧力差を圧力計で測定す
ることによっても求められるのであるが、この場合に
は、排出ガス中のカーボンなどがオリフィスや圧力計に
堆積するため、流量精度が徐々に悪くなるのである。ま
た、EGR通路の吸気管への合流部下流の吸気管圧力を
EGRが行われる場合と行われない場合とでそれぞれ測
定し、その両者の圧力差からEGR流量を算出すること
も考えられる。しかしながら、EGRが行われる場合と
行われない場合とでそれほど圧力が変化しないため、微
小な圧力変化からEGR流量を求めるのでは、低い流量
精度にしかならないのである。
【0057】図12,図13は第2実施例である。これ
は第1実施例におけるバイパス通路9に補助空気制御弁
(以下AAC弁という)22を設け、このAAC弁22
を開閉してアイドル回転数制御を行うとともに、AAC
弁22の開度とスロットル弁8の下流の吸気管圧力とか
らバイパス空気流量QIを算出するようにしたものであ
る。
【0058】リニアソレノイドにより駆動されるAAC
弁22の開度は、このAAC弁22に出力されるONデ
ューティに応じて定まり、ONデューティが大きくなる
ほどバイパス空気流量が多くなる。
【0059】コントロールユニット25ではAAC弁2
2へのONデューティISCONを、 ISCON(%)=ISCTW+ISCAT+ISCTR+ISCCL… ただし、ISCTW;基本特性値 ISCAT;ギア位置補正値 ISCTR;加減速補正値 ISCCL;フィードバック制御値 により決定する(図13のステップ41)。この式は公
知である。
【0060】式において基本特性値ISCTWは一定値
(たとえば80%)であるため、エンジンの運転中であ
ればAAC弁22は始終開かれており、EGRの作動域
になると、EGRガスとバイパス空気が混合する。
【0061】なお、ISCONを与える式も、EGROFF
(ソレノイド弁6bへのOFFデューティ)を与える式
と同様にエンジンの種類に応じてさまざまあり、式に
限られるものでない。ただし、EGRの作動域でAAC
弁22が開かれるものでなければならないことはいうま
でもない。混合後のガス温度Tを測定するには、EGR
ガスとバイパス空気が混合することが必要だからであ
る。
【0062】式において、ギア位置補正値ISCAT
自動変速機のシフトレバー位置に応じた値を持つ(たと
えばシフトレバーがNやPの各レンジにあれば0%、D
やRの各レンジなら10%である)。つまり、Nレンジ
からDレンジにシフトレバーを入れると(ニュートラル
スイッチ32がONからOFFになる)、スロットル弁
8を開かなくとも、NレンジのときよりAAC弁22が
少し多めに開いて吸入空気量が増える。エンジン回転が
落ち込まないようにされるわけである。
【0063】加減速補正値ISCTRは、エンジン回転数
Neに応じた値をもつ。この補正値は、スロットル弁8
のアイドル接点がOFFのときに一定量が加えられ、ま
たスロットル弁8のアイドル接点がONになると、一定
の割合で0%になるまで減少する値が加えられる。発進
時などアクセルペダルを踏んだ瞬間の加速をスムーズに
するとともに、走行状態からアクセルペダルを戻してエ
ンジンブレーキ状態になったときは、吸気管負圧の急激
な上昇を抑え、HCやCOが増えないようにするための
補正である。
【0064】フィードバック制御値ISCCLは、冷却水
温Tw、エアコンの作動状態やバッテリ電圧VBなどに
応じた制御目標値を定めるもので、実際のアイドル回転
数がこの制御目標値から所定の回転数(たとえば25r
pm)はずれたとき、フィードバック制御を行う。ただ
し、フィードバック制御が働くためには、一定の条件
(たとえば、スロットル弁のアイドル接点がON、
ニュートラルスイッチ33がONまたは車速が8km/
h以下の2つの条件が同時に成立しているとき)が満た
されている必要がある。
【0065】こうしたアイドル回転数制御のため、図1
2のように、水温センサ18、スロットル弁スイッチ
(アイドル接点のON,OFFを検出する)32、ニュ
ートラルスイッチ33、エアコンスイッチ34などから
の信号がコントロールユニット25に入力されている。
【0066】コントロールユニット25では、バイパス
空気流量QIを、AAC弁22へのONデューティIS
ONと、ブースト圧(ブーストセンサ35により検出さ
れる吸気コレクタ部2cの吸気管負圧のこと)とから、
図14を内容とするマップをルックアップして求める
(図13のステップ44,45)。
【0067】図14に示したように、バイパス空気流量
QIはONデューティISCONが大きくなるほど、また
ブースト圧が大きくなるほど多くなっている。これは、
AAC弁22の前後差圧(つまりブースト圧)が一定の
ときは、図15のようにONデューティISCONに比例
して空気流量が多くなり、またAAC弁22の開口面積
が一定のとき、図16のように、AAC弁22の前後差
圧の平方根に比例して空気流量が増えるため、両者を総
合すると、図14に示す特性となるのである。
【0068】この例では、バイパス空気通路9がアイド
ル回転数制御用の補助空気通路としても利用されるた
め、この補助空気通路を別に設ける場合と比較してコス
トが減少する。
【0069】図17,図18,図19は第3実施例で、
図17は図12に、図18,図19は図13にそれぞれ
対応する。この例は、EGRの作動域の中にEGR自己
診断領域を設定し、このEGR自己診断領域に入ると通
常の制御(図13においてステップ1〜5,7,41〜
43のこと)とは別にEGR自己診断を行うもので、図
12,図13の第2実施例とは、EGR自己診断領域
をもつ点と、バイパス空気通路9とEGR通路4の合
流部下流のEGR通路に設けた1つの温度センサ13だ
けからTI、TE、Tの3つの温度を測定する点とが異
なる。
【0070】(1)EGR自己診断領域 以下の条件をすべて満たす場合がEGR自己診断領域で
ある(図18のステップ51,52)。 〈1〉冷却水温Twが暖機完了温度(たとえば75℃以
上)であること。 〈2〉エンジン回転数Neが所定の回転域(たとえば1
000〜3000rpmの範囲)にあること。 〈3〉基本噴射パルス幅(エンジン負荷相当量)Tpが
所定の範囲(たとえばエンジン負荷で1/4〜3/4の
範囲)にあること。なお、Tpはエアフローメータ流量
Qaとエンジン回転数Neから定まっている。 〈4〉Neの変化幅が所定値以内(たとえば±5%以
内)の状態が一定時間(たとえば10秒以上)連続する
こと。 〈5〉Tpの変化幅が所定値以内(たとえば±5%以
内)の状態が一定時間(たとえば10秒以上)連続する
こと。 〈6〉前回のEGR自己診断から所定の時間(たとえば
20分)が経過していること(図18のステップ5
2)。
【0071】1つの温度センサ13で3つの温度(EG
Rガス温度TE、バイパス空気温度TI、混合後のガス
温度T)を測定をするには、同じエンジン運転条件で測
定しなければならないため、このようにEGR自己診断
領域を限定するのである。
【0072】(2)ガス温度の測定 1つの温度センサ13しか設けられていないため、EG
Rガス温度を測定するときは、AAC弁22を全閉にし
た状態でEGR弁5を開き、そのときの温度測定値TS
をメモリのTEに入れる(図18のステップ53,5
4,55,図19のステップ57)。これにより、TE
にEGRガス温度が入る。同様にして、混合後のガス温
度を測定するときは、EGR弁5とAAC弁22をとも
に開いて、EGRガスとバイパス空気を混合させ、その
ときの温度測定値TSをメモリのTに入れることで、混
合後のガス温度を測定する(図19のステップ58,5
9,61)。
【0073】バイパス空気は温度変化が小さいため、E
GR自己診断領域で行う必要はない。このため、EGR
の非作動域でAAC弁22を開き、そのときの温度測定
値TSをメモリのTIに入れる(図18のステップ4,
7,43,63)。
【0074】なお、EGR弁5やAAC弁22を開いて
からEGRガスやバイパス空気が温度センサ13に達す
るまでに応答遅れがあるので、EGR弁5、AAC弁2
2を開いてから温度測定値の読み込みを行うまでに一定
時間待つようにしている(図19のステップ56,6
0,図18のステップ63)。待機する時間はEGR通
路4やバイパス通路21の管径と長さに応じて決定され
る(たとえば0.5秒程度)。
【0075】この例によれば、図17のように1つの温
度センサ13しか設けられていないため、先の2つの実
施例よりコストを低くすることができ、かつ1つの温度
センサ13からTI、TE、Tの3つの温度がすべて測
定されるため、それぞれの温度を別々の温度センサで測
定する場合に比べて、温度センサのバラツキを考慮する
必要がなく、その分だけEGR流量の計算精度が高くな
る。
【0076】図20は第4実施例で、図6に対応する。
この例は、EGR流量QEと目標EGR流量QTEの差
ΔQの絶対値が所定値εを越えるときは、アラームラン
プを点灯するかわりに、QEがQTEと一致するように
EGR弁開度のフィードバック制御を行うものである。
【0077】たとえばソレノイド弁6bへのOFFデュ
ーティEGROFFを、 EGROFF(%)=EGRSET+EGRCL… ただし、EGRCL;フィードバック制御値 により求めるとすれば(図20のステップ4,71)、
QE<QTEのときフィードバック制御値EGRCLに一
定値ΔEGRを加えることによってEGRCLを更新する
(図20のステップ72,74)。フィードバック制御
値EGRCLによりOFFデューティEGROFFを増加補
正することによってEGR弁開度を大きくするわけであ
る。これを、|ΔQ|≦εとなるまで繰り返す。
【0078】この逆に、QE>QTEであれば一定値Δ
EGRだけ減少することによってフィードバック制御値
EGRCLを更新し(図20のステップ72,73)、Q
EとQTEの差ΔQの絶対値を所定値ε以内に収める。
【0079】図21,図22は第5実施例で、この例
も、図20で示した第4実施例と同じに、EGR弁開度
のフィードバック制御を行う。
【0080】ただし、この例では図21に示したよう
に、EGR弁81がステップモータ82により駆動さ
れ、ステップモータ82へのステップ数STEPに応じ
た分だけEGR弁81が開弁方向に移動する(たとえば
STEPが最大の128でEGRガスが最大流量にな
る)。
【0081】このため、ステップモータ82へのステッ
プ数STEPを STEP=STEPSET+STEPCL… ただし、STEPSET;基本特性値 STEPCL;フィードバック制御値 により与えるとすれば、フィードバック制御値STEP
CLを一定値ΔSTEPを用いて更新することになる(図
22のステップ72,86、ステップ72,87)。な
お、ステップモータ式のEGR弁は公知である(特開昭
57−193751号参照)。
【0082】図20と図21,図22との2つの例によ
れば、EGR流量が減少して目標EGR流量との差が所
定値を越えると、EGR流量が増えるようにEGR弁開
度が大きくなる側に補正される。この逆に、EGR流量
の増加により目標EGR流量との差が所定値を越えたと
きは、EGR弁開度が小さくなる側に補正され、これに
よってEGR流量が少なくされる。
【0083】このように、EGR弁開度がフィードバッ
ク制御されると、EGR弁にカーボンが堆積した状態で
も、目標EGR流量にほぼ近いEGR流量が流されるこ
とになり、NOxについての排気性能が良好に保たれ
る。
【0084】
【発明の効果】第1の発明では、EGR弁の下流のEG
R通路にスロットル弁をバイパスして吸入空気の一部を
導き、このバイパス空気の流量および温度、またバイパ
ス空気とEGRガスの混合後のガス温度およびEGRガ
ス温度をそれぞれ測定し、これら4つの測定値にもとづ
いてEGR流量を算出し、このEGR流量と目標EGR
流量との差が所定値以上になったときEGR装置に故障
が生じたことを判断するため、EGRガスが混合するの
が吸入空気の全量でなくその一部であることから混合の
前後でガス温度差を大きく、これにより十分な精度でE
GR流量を算出することができ、EGR装置の故障判断
の精度が高まる。
【0085】第2の発明では、EGR弁の下流のEGR
通路にスロットル弁をバイパスして吸入空気の一部を導
き、このバイパス空気の流量および温度、またバイパス
空気とEGRガスの混合後のガス温度およびEGRガス
温度をそれぞれ測定し、これら4つの測定値にもとづい
てEGR流量を算出し、このEGR流量と目標EGR流
量との差が所定値以内に収まるようにEGR弁開度をフ
ィードバック制御するため、EGRガス中のカーボンの
付着などによりEGR弁の通過断面積が変化することが
あっても、常に目標EGR流量に等しいEGR流量を流
すことができ、これによりNOxについての排気性能が
良好に保たれる。
【0086】第3の発明では、第1の発明または第2の
発明において、バイパス空気通路に介装されるソニック
ノズルと、バイパス空気温度の測定値からバイパス空気
流量を測定する手段とを設けたため、ノズル断面積が変
化することがなく、またバイパス空気温度が高いときも
低いときも同じ精度でバイパス空気流量を求めることで
きる。
【0087】第4の発明では、第1の発明または第2の
発明において、バイパス空気通路に補助空気制御弁を介
装し、この制御弁の開度を調整してアイドル回転数を制
御するとともに、この制御弁の開度とスロットル弁の下
流の吸気管圧力とからバイパス空気流量を算出するた
め、バイパス空気通路がアイドル回転数制御のためとE
GR流量の算出のために共用されることになり、アイド
ル回転数制御のために補助空気通路を別に設ける場合と
比較してコストが減少する。
【0088】第5の発明では、第4の発明において、E
GRの作動域のうちにEGR自己診断領域を設定し、こ
のEGR自己診断領域で補助空気制御弁を全閉にしたと
き、補助空気制御弁が開かれているとき、またEGRの
非作動域で補助空気制御弁が開かれているとき、バイパ
ス空気通路とEGR通路の合流部下流のEGR通路に介
装される温度センサの測定値をそれぞれサンプリングす
るため、EGRガス温度、混合後のガス温度、バイパス
空気温度のすべてを求めるのに必要となる温度センサの
数が1つだけとなり、第4の発明より低コストとなり、
かつ温度センサのバラツキを考慮する必要がなく、その
分だけEGR流量の算出精度を高くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のクレーム対応図である。
【図2】一実施例のEGR制御装置の構成図である。
【図3】負圧制御弁6の構成図である。
【図4】バイパス空気通路9とEGR通路4の合流部の
断面図である。
【図5】温度センサ13の取り付け位置を説明するため
の図である。
【図6】EGR流量の制御とEGR装置の故障判断を説
明するための流れ図である。
【図7】目標EGR流量QTEの特性図である。
【図8】新気量の特性図である。
【図9】目標EGR率の特性図である。
【図10】OFFデューティの基本特性値EGRSET
特性図である。
【図11】バイパス空気流量QIの特性図である。
【図12】第2実施例のEGR制御装置の構成図であ
る。
【図13】第2実施例のEGR流量の制御、アイドル回
転数の制御およびEGR装置の故障判断を説明するため
の流れ図である。
【図14】AAC弁22へのONデューティISCON
ブースト圧に対するバイパス空気流量QIの特性図であ
る。
【図15】AAC弁22へのONデューティISCON
対するバイパス空気流量の特性図である。
【図16】ブースト圧に対するバイパス空気流量の特性
図である。
【図17】第3実施例のEGR制御装置の構成図であ
る。
【図18】第3実施例のEGR流量の制御、アイドル回
転数の制御およびEGR装置の故障判断を説明するため
の流れ図である。
【図19】第3実施例のEGR流量の制御、アイドル回
転数の制御およびEGR装置の故障判断を説明するため
の流れ図である。
【図20】第4実施例のEGR流量の制御とEGR弁開
度のフィードバック制御を説明するための流れ図であ
る。
【図21】第5実施例の要部構成図である。
【図22】第5実施例のEGR流量の制御とEGR弁開
度のフィードバック制御を説明するための流れ図であ
る。
【図23】第2の発明のクレーム対応図である。
【符号の説明】
2 吸気管 3 排気管 4 EGR通路 5 EGR弁 6 負圧制御弁 6b ソレノイド弁 8 スロットル弁 9 バイパス通路 10 ソニックノズル 11,12,13 温度センサ 15 コントロールユニット 16 エアフローメータ 17 クランク角度センサ 18 水温センサ 22 AAC弁 25 コントロールユニット 35 ブーストセンサ 42 吸気管 43 EGR通路 44 EGR弁 45 スロットル弁 46 バイパス空気通路 47 バイパス空気流量測定手段 48 バイパス空気温度測定手段 49 混合ガス温度測定手段 50 EGRガス温度測定手段 51 EGR流量算出手段 52 故障判断手段 61 EGR弁開度設定手段 62 EGR弁開度フィードバック制御手段 81 EGR弁 82 ステップモータ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気の一部をEGRガスとして吸気管に
    戻すためのEGR通路と、このEGR通路をEGRの作
    動域で開くEGR弁とを備えるEGR制御装置におい
    て、前記EGR弁の下流のEGR通路にスロットル弁を
    バイパスして吸入空気の一部を導くバイパス空気通路
    と、このバイパス空気の流量および温度をそれぞれ測定
    する手段と、このバイパス空気と前記EGRガスの混合
    後のガス温度およびEGRガス温度をそれぞれ測定する
    手段と、これら4つの測定値にもとづいてEGR流量を
    算出する手段と、このEGR流量と目標EGR流量との
    差が所定値以上になったときEGR装置に故障が生じた
    ことを判断する手段とを設けたことを特徴とするEGR
    制御装置。
  2. 【請求項2】 排気の一部をEGRガスとして吸気管に
    戻すためのEGR通路と、このEGR通路をEGRの作
    動域で開くEGR弁と、このEGR弁の開度を運転条件
    に応じて設定する手段とを備えるEGR制御装置におい
    て、前記EGR弁の下流のEGR通路にスロットル弁を
    バイパスして吸入空気の一部を導くバイパス空気通路
    と、このバイパス空気の流量および温度をそれぞれ測定
    する手段と、このバイパス空気と前記EGRガスの混合
    後のガス温度およびEGRガス温度をそれぞれ測定する
    手段と、これら4つの測定値にもとづいてEGR流量を
    算出する手段と、このEGR流量と目標EGR流量との
    差が所定値以内に収まるように前記運転条件に応じて設
    定されるEGR弁開度をフィードバック制御する手段と
    を設けたことを特徴とするEGR制御装置。
  3. 【請求項3】 前記バイパス空気流量測定手段は、バイ
    パス空気通路46に介装されるソニックノズルと、バイ
    パス空気温度の測定値からバイパス空気流量を算出する
    手段とからなることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のEGR制御装置。
  4. 【請求項4】 前記バイパス空気通路に介装される補助
    空気制御弁と、この制御弁の開度を調整してアイドル回
    転数を制御する手段と、この制御弁の開度と前記スロッ
    トル弁の下流の吸気管圧力とからバイパス空気流量を算
    出する手段とを設けたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のEGR制御装置。
  5. 【請求項5】 前記EGRの作動域のうちにEGR自己
    診断領域を設定する手段と、このEGR自己診断領域で
    前記補助空気制御弁を全閉にしたとき、前記補助空気制
    御弁が開かれているとき、また前記EGRの非作動域で
    前記補助空気制御弁が開かれているとき、前記バイパス
    空気通路とEGR通路の合流部下流のEGR通路に介装
    される温度センサの測定値をそれぞれサンプリングする
    手段とを設けたことを特徴とする請求項4に記載のEG
    R制御装置。
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