JP2673437B2 - クレーン等における操作装置 - Google Patents

クレーン等における操作装置

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JP2673437B2 JP63114597A JP11459788A JP2673437B2 JP 2673437 B2 JP2673437 B2 JP 2673437B2 JP 63114597 A JP63114597 A JP 63114597A JP 11459788 A JP11459788 A JP 11459788A JP 2673437 B2 JP2673437 B2 JP 2673437B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、クレーン等における操作装置、殊にクレ
ーン等の各種作業装置の運転席まわりの主操作盤と、該
運転席まわりから離間し、当該クレーン等の各種作業装
置の動作状態の直接視認に好適な任意の位置へ移動可能
な可搬操作盤との双方から、当該作業装置の当該動作状
態における安全度を直接視認しながら、交互に操作でき
るクレーン等における操作装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のクレーン等における操作装置としては、例え
ば、トラッククレーン等の旋回台上の運転席まわりに、
伸縮ブームの起伏、伸縮、旋回台の旋回、アウトリガー
の張出し状態等の当該クレーンの各種動作命令信号を発
生する操作手段を設けると共に、当該クレーン等の想定
された動作状態における最大許容荷重値の多数を記憶す
るデジタル・メモリ装置が設けられ、該デジタル・メモ
リ装置から選択的に読出された当該動作状態における想
定された最大許容荷重と実際荷重とを対比し、実際荷重
が選択的に読出された想定された最大許容荷重に近接し
た場合に、当該クレーンが危険状態に近接していること
を安全度表示手段に表示させると共に、当該動作状態が
危険状態に近接した場合にはそのことを告知する警報装
置を設けたものが知られている(例えば、特公昭56−47
117号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のクレーンにおける操
作装置にあっては、クレーンの運転席まわりに設けられ
た安全度表示手段により、当該動作状態におけるクレー
ンの安全度を視認しながら、当該動作状態下におけるク
レーンの荷役条件を決めて荷役操作を行えると共に、当
該動作状態における実際荷重が危険状態に近接した場合
には警報装置が作動して告知される効果を期待できるも
のの、クレーンの当該動作状態下における実際の荷吊状
態等を直接視認するために、当該クレーン等の操作者が
その運転席まわりから離れてその動作状態を視認し易い
場所へ移動する必要があり、また、その実際動作状態の
視認後、再び運転席まわりに戻らなければその操作を継
続することができなかった。また、仮に、作業現場状況
を直接視認する補助員との協同による操作手法によれ
ば、運転席まわりの操作者と補助員間の意志疎通を欠く
きらいが残る等の問題がった。
このような煩わしさを避けるため、仮に残余の作業量
が僅かで、当該動作状態における最大許容荷重の範囲内
であっても、従来は危険状態の発生回避ないし安全度重
視の観点から、実際にはその限界領域までの荷役操作の
されないことが多く、ひいてはクレーンの能力を充分発
輝させ難いという問題点があった。
この発明は、このような従来例の問題点に鑑み、クレ
ーン等の運転席まわりに設けた主操作盤と、前記運転席
まわりから離間可能な可搬式操作盤とのそれぞれに、当
該クレーン等の動作命令信号を発信する動作命令信信号
発信回路を備える操作手段と、当該動作状態におけるク
レーン等の安全度表示手段とを設けると共に、該主操作
盤と可搬式操作盤とに当該クレーン等の各種動作命令信
号発信回路を設け、かつ、前記主操作盤と可搬式操作盤
との両動作命令信号発信回路の一方の選択により、他方
の動作命令発信回路を非発信状態として、前記主操作盤
と可搬式操作盤との双方から当該動作状態における当該
クレーン等の安全度をその安全度表示手段により視認し
ながら交互に、しかも、何れの操作盤の操作手段による
操作状態においても、誤操作を招く恐れなく操作可能に
することにより、前記のような問題点のないクレーン等
における操作装置を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、前記のような従来例における問題点を解
決するため、クレーン等の運転席まわりに設けた主操作
盤と、前記運転席まわりから離間可能な可搬式操作盤と
に、当該クレーン等の伸縮ブームの起伏及び伸縮、ウイ
ンチモータ及び旋回モータの回転・停止等の各種動作動
作命令信号を発信する操作手段と、当該クレーン等の伸
縮ブームの起伏角度計及び長さ計、モーメント又は荷重
計、旋回体の旋回角度計等の各種センサによる検出値の
コントロール装置への入力により、該コントロール装置
に予め記憶された当該クレーン等の想定される動作状態
における複数の複数の最大許容荷重値から選択されたも
のとの対比による、クレーン等の当該動作状態における
安全度情報の表示手段とをそれぞれ設けると共に、前記
主操作盤と可搬式操作盤とに設けた両操作手段による動
作命令信号発信回路の一方の選択により、他方の動作命
令信号回路を非発信状態とするように構成したクレーン
等における操作装置である。
(作用) この発明は、前記のような構成を有するから、クレー
ン等の運転席まわりの主操作盤に設けたクレーン等の当
該動作状態における安全度をその表示手段により視認し
ながら、主操作盤上の操作手段の操作により発生する動
作命令信号によりクレーンの荷役等の操作を行える外、
当該クレーン等の操作者が可搬式操作盤を持ってその運
転席まわりから離れ、クレーン等による各種操作状態を
視認し易い場所において、当該可搬式操作盤上の安全度
表示手段により、当該動作状態におけるクレーン等の安
全度を視認しながら、クレーンによる被吊下物体まわり
や、その移動径路まわり等、当該クレーン等による実際
の作業環境等を直接視認しながら、可搬式操作盤上の操
作手段によりクレーンの荷役操作等を行ない、また、前
記主操作盤と可搬式操作盤との何れの操作手段による荷
役等の操作の場合においても、一方の操作手段の操作に
よるその動作命令発信回路の選択ONにより、他方の操作
手段側の動作命令信号発信回路がOFFされることによ
り、何れの操作盤からも誤操作を招く恐れなく、しか
も、両操作盤上の当該クレーン等の当該動作状態におけ
る安全度表示手段により、その安全度を視認しながら荷
役等の操作をする。
(実施例) 以下、この発明に係るクレーン等における操作装置の
一実施例を、図面を参照して説明する。
図において、16はクレーン、17は起伏及び伸縮するブ
ーム、18及び19はクレーン16車上に設けた電源及びコン
トロール装置で、このコントロール装置19にはクレーン
16の運転室内の運転席(図示省略)まわりに設けられる
主操作盤20の起伏シリンダレバー48D、伸縮シリンダレ
バー49D、ウインチモータレバー50D、旋回モータレバー
51D等の操作手段20Aを操作することにより発生するクレ
ーンの各種動作命令信号と、可搬式操作盤30の起伏シリ
ンダレバー48E、伸縮シリンダレバー49E、ウインチモー
タレバー50E、旋回モータレバー51E等の操作手段30Aの
操作により発生する各種動作命令信号とが交互に送信さ
れ、これらの動作命令信号によりブーム17の起伏シリン
ダ48、伸縮シリンダ49、ウインチロープの巻き上げ下げ
用ウインチモータ50、旋回台の旋回用旋回モータ51へ、
起伏シリンダ電磁比例弁48A、伸縮シリンダ電磁比例弁4
9A、ウインチモータ電磁比例弁50A、旋回モータ電磁比
例弁51A等のコントロールバルブ55を介して油圧源56の
圧油を送り、伸縮ブームの起伏、伸縮、ロープの巻込み
巻戻し、旋回台の旋回等をして所要の荷役作業をする。
また、このコントロール装置19には、クレーン16の実
際のブーム起伏角度計40、その長さ計41、旋回台の旋回
角度計53、モーメント計又は荷重計44等のセンサにより
検出された情報が入力される。さらに、このコントロー
ル装置19には、当該クレーン16の多数の想定された動作
状態における最大許容荷重情報を記憶するメモリ装置か
ら、当該動作状態(前記ブーム起伏角度計40、ブーム長
さ計41、旋回角度計53、モーメント計又は荷重計44等に
よる)に対応する最大許容荷重が読出されると共に、当
該動作状態における読出された想定された最大許容荷重
と当該動作状態における実際荷重との、コントロール装
置19の対比により演算された、当該動作状態における実
際荷重のその最大許容荷重に対する割合、すなわち、当
該動作状態におけるクレーン16の安全度を示す情報を、
その安全度主表示手段20A、30Aに出力する。(なお、ク
レーンの実際動作状態における安全度を、想定された動
作状態における最大許容荷重を用いて演算した安全情報
を発生せる構成の詳細については、前記特公昭56−4711
7号公報参照。) 21は主操作盤20のリレー、22はそのコイル、23は電源
スイッチ、24は電源回路で、この電源回路24は電源スイ
ッチ23がONの場合に主操作手段20Aによる動作命令信号
をコントロール装置19に送信する。しかし、この電源回
路24は可搬式操作盤30の電源回路34がONの場合には、そ
のコイル22が励磁されてリレー21がOFFとなり、操作手
段20Aからの動作命令信号がコントロール装置19へ送信
されない。
なお、安全度表示手段20Bには、コントロール装置19
により演算される当該動作状態におけるクレーン16の安
全度情報が、電源回路24のON、OFFに係わりなく常時伝
達、表示される。
31は可搬式操作盤30のリレー、32はそのコイル、33は
電源スイッチ、34は電源回路で、この電源回路34は電源
スイッチ33がONの場合に、可搬式操作盤30の操作手段30
Aによる動作命令信号が前記コントロール装置19へ送信
される。
しかし、この電源回路34は主操作盤30の電源スイッチ
23がONの場合には、コイル32が励磁されてリレー31がOF
Fとなり、この場合には、操作手段30Aによる動作命令信
号がコントロール装置19へ送信されない。なお、安全度
表示手段30には、コントロール装置19により演算される
当該動作状態におけるクレーン16の安全情報が、電源回
路34のON、OFFに係わりなく常時伝達、表示される。
35は可搬式操作盤30とコントロール装置19とを連結す
る配線、37及び38は可搬式操作盤30の左側及び右側の下
部に設けた左リミットスイッチ及び右リミットスイッチ
で、左右のリミットスイッチ37、38の何れか一方又は双
方のONにより、可搬式操作盤30の動作命令発信回路39が
閉成される。なお、この可搬式操作盤30の動作命令発信
回路39は、左右リミットスイッチ37、38の一方又は双方
と、その電源回路34の電源スイッチ33とが共にONの場合
に、この可搬式操作盤30の動作命令発信回路39から送信
可能となる。46は中継箱、47はロータリジョイントで、
該ロータリジョイント47はブームの起伏シリンダ48、伸
縮シリンダ49、ウインチモータ50、旋回モータ51等に連
結される。
52はロータリブラシ、53は旋回台の旋回角度計、55は
コントロールバルブで、このコントロールバルブ55は起
伏シリンダ電磁比例弁48A、伸縮シリンダ電磁比例弁49
A、ウインチモータ電磁比例弁50A、旋回モータ電磁比例
弁51A等の各種電磁比例弁からなり、その開度は前記コ
ントロール装置19から送信される動作命令信号によりコ
ントロールされ、油圧源56の圧油を起伏シリンダ48、伸
縮シリンダ49、ウインチモータ50、旋回モータ51等へ送
油し、クレーン16により所要の荷役操作をするが、これ
らの油圧回路の構成自体は従来の同種クレーンにおける
油圧回路とほぼ同様である。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、運転席まわりの主操作盤20の操作手段20A(起
伏シリンダレバー48D、伸縮シリンダレバー49D、ウイン
チモータレバー50D、旋回モータレバー51D)の操作によ
り発生するクレーン16の各種動作命令信号と、可搬式操
作盤30の操作手段30A(起伏シリンダレバー48E、伸縮シ
リンダレバー49E、ウインチモータレバー50E、旋回モー
タレバー51E)の操作により発生するクレーン16の各種
動作命令信号とが交互に送信され、これらの動作命令信
号の何れかを受けてコントロールバルブ55(起伏シリン
ダ電磁比例弁48A、伸縮シリンダ電磁比例弁49A、ウイン
チモータ電磁比例弁50A、旋回モータ電磁比例弁51A)の
対応するものが所要開度となり、油圧源56の圧油をクレ
ーン16のブーム17の起伏シリンダ48、伸縮シリンダ49、
ウインチロープの巻き上げ下げ用ウインチモータ50、旋
回台の旋回用旋回モータ51等へ所要量送り、クレーン16
により所要の荷役作業をする。
この際、クレーン16の操作者は、コントロール装置19
により同時に演算される当該動作状態におけるクレーン
16の当該動作状態における安全度を、主操作盤20の安全
度表示手段20Bにより確認しながら、所要の荷役作業を
するもので、これらの操作要領自体は前記特公昭56−47
117号公報に記載されたクレーン操作装置とほぼ同様で
ある。
しかし、この実施例では前記主操作盤20の電源回路24
に、リレー21、コイル22、電源スイッチ23等が設けら
れ、この電源スイッチ23をON操作した場合だけ、操作手
段20Aによる動作命令信号がコントロール装置19に送信
され、その際、可搬式操作盤30の電源回路34のコイル32
を励磁してリレー31をOFF、すなわち、可搬式操作盤30
の動作命令発信回路をOFFとし、非発信状態にする。
次に、可搬式操作盤30の操作手段30Aの操作によるク
レーン16の動作命令発信領域について述べる。
まず、クレーン16の運転席近傍の主操作盤20まわりに
位置する操作者M1が、可搬式操作盤30を持って同運転
席、ないし主操作盤30まわりから離れ、当該クレーン16
による実際動作状態を視認し易い任意の位置(例えば、
第4図のM2位置)に進みながら又は進んだ後、その電源
スイッチ33をONにすると共に、可搬操作盤30の一側又は
両側を把持してその動作命令信号発回路39をONとした
後、可搬式操作盤30操作手段30A(起伏シリンダレバー4
8E、伸縮シリンダレバー49E、ウインチモータレバー50
E、旋回モータレバー51E)を操作して所要の動作命令信
号を発生させ、コントロール装置19に送信し、その出力
によりコントロールバルブ55を所要開度に開放し、油圧
源56の圧油を所要量送油して、クレーン16による所要の
荷役操作をする。
この際、操作者はクレーン16のフックブロックによる
吊荷W1又はW2の荷吊状況、殊に、吊荷W1又はW2とその載
置個所まわりの関係、吊荷W1又はW2の荷吊径路状況等、
当該クレーン16の実際動作状態を視認し易い位置M2若し
くは吊荷W1の直近位置(主操作盤20まわりから離れた位
置)等のから、当該荷役領域ないし荷役環境等を直接視
認しながら、前記コントロール装置19により演算され
た、当該動作状態におけるクレーン16の安全度を、当該
可搬式操作盤30上に設けられたその安全度表示手段30に
より確認しながら、可搬式操作盤30上の操作手段30Aに
より荷役操作をする。
なお、可搬式操作盤30の電源回路34の電源スイッチ33
のONにより、主操作盤20のコイル22が励磁され、リレー
21、すなわち、電源回路24がOFFとなるから、この場合
には主操作盤20の操作手段20Aを操作してもその動作命
令信号発生回路が発信されない。
なお、上の説明では、可搬式操作盤30とクレーン16上
のコントロール装置19とを、配線35により連結する例に
ついて述べたが、このコントロール装置19と可搬式操作
盤30とは、可搬式操作盤30の操作手段30Aによる動作命
令信号をコントロール装置19に、また、コントロール装
置19がら発信される安全情報等を可搬式操作盤30の安全
度表示手段30Bに伝達できる限り、両者を無線結合構造
(図示省略)にもできる。
また、図示しないが、この発明は主操作盤20又は可搬
式操作盤30の操作手段20A又は30Aの発信する動作命令信
号を、クレーン16の操作手段20A(起伏シリンダレバー4
8D、伸縮シリンダレバー49D、ウインチモータレバー50
D、旋回モータレバー51D)の操作により発生するクレー
ン16の各種動作命令信号と、可搬式操作盤30の操作手段
30A(起伏シリンダレバー48E、伸縮シリンダレバー49
E、ウインチモータレバー50E、旋回モータレバー51E)
の操作により発生する各種動作命令信号とが交互に、コ
ントロールバルブ55(起伏シリンダ電磁比例弁48A、伸
縮シリンダ電磁比例弁49A、ウインチモータ電磁比例弁5
0A、旋回モータ電磁比例弁51A)へ直接(コントロール
装置19を介することなく)送信して、それぞれを所要開
度に開放し、油圧源56の圧油をクレーン16のブーム17起
伏シリンダ48、伸縮シリンダ49、ウインチロープの巻き
上げ下げ用ウインチモータ50、旋回台の旋回用旋回モー
タ51等へ所要量送り、所要の荷役作業をするようにも構
成できる。
また、前記主操作盤20と可搬式操作盤30とに、クレー
ンコントロール装置19から常時送信される、クレーンの
当該動作状態における安全度情報を表示する安全度表示
手段20B、30Bを設けたから、当該クレーン等の作業装置
の当該動作業状態における安全度を、運転席まわりから
離れ、実際動作環境を視認し易い位置へ持運んだ可搬式
操作盤30上の安全度表示手段30Bにより視認すると共
に、実際動作環境を直接視認しながら、その操作手段30
Aにより操作できるから、クレーン等の動作限界域にお
いて求められる作業量と、当該動作状態においてクレー
ン等に許容される残余の可能作業量とを当該操作者が直
接比較衡量して、その最大許容荷重等の限界領域まで有
効に活用でき、しかも、主操作盤20と可搬式操作盤30と
の操作手段20A、30Aによる誤操作発生を招く恐れなく実
行できるから、荷役等の各種作業の著しい能率向上を計
れる。
(発明の効果) この発明は、前記のような構成を有し、作用をするか
ら、次のような効果が得られる。すなわち、 (1) クレーン等の運転席まわりに主操作盤と該運転
席まわりから離間し、当該クレーン等の実際動作状態を
直接視認し易い任意の位置に持運び可能な可搬式操作盤
との双方の操作手段により、当該クレーン等の当該動作
状態における安全度を、その安全度表示手段により視認
すると共に、当該クレーン等の各種作業装置の実際の動
作状態を視認し易い場所へ持運んだ可搬式操作盤上の安
全度視認手段により視認(確認)しながら、交互に操作
できる。
(2) クレーン等の操作者が可搬式操作盤を持って運
転席まわりから離れ、当該クレーン等の実際動作状態を
視認し易い場所に進みながら又は進んだ後、当該クレー
ン等の演算された基本的ともいうべき安全度を、その可
搬式操作盤上の安全度表示手段により視認する一方、当
該安全度表示手段には表示されないが、当該クレーン等
の操作にあっては当該操に当って書認を要する吊荷の置
場、荷吊径路等の直接視認を要する個所で、その視認し
易い個へ同可搬式操作盤を持運部ことにより、当該操作
盤上の安全度表示手段により、当該クレーン等の刻々と
変化する当該動作状態における安全度を、可搬式操作盤
上の安全度表示手段により当該操作者が直接視認しなが
ら、その操作手段により荷役等の操作をできる。
(3) 主操作盤の電源回路に可搬式操作盤の電源スイ
ッチのONによりOFFするリレーを、また、可搬式操作盤
の電源回路に主操作盤の電源スイッチのONによりOFFす
るリレーを設けたから、一方の操作盤の操作手段による
操作中に、他方の操作盤の操作手段からの動作命令信号
の発信が阻止され、可搬式操作盤の操作手段と主操作盤
の操作手段とによるクレーン等の何れの位置からも、誤
操作発生を招く恐れなく操作できる。
(4) 運転席まわりの主操作盤と、運転席から離間可
能な可搬式操作盤との双方に操作者を配することによ
り、運転席まわりから視認できる場所と、運転席まわり
から視認し難い場所との間で荷物を移動させる場合等、
移動する荷の載置位置、移動径路等に応じて当該動作状
態における実際動作状態を最も視認易い場所において、
その操作状態を直接視認しながら、しかも何れの側から
も、当該動作状態における実際動作状態を確認しながら
クレーン等により荷役等の操作を安全、かつ能率的にで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明に係るクレーン等における操作装置の
一実施例を示すもので、第1図はその主操作盤及び可搬
式操作盤により操作するクレーン等の操作回路の概略説
明図、第2図は主操作盤と可搬式操作盤との電源回路部
の概略説明図、第3図は可搬式操作盤の電源回路の説明
図、第4図は主操作盤と可搬式操作盤とによる操作要領
の概略説明図である。 (符号の説明) 16……クレーン 17……伸縮ブーム 18……電源 19……コントロール装置 20……主操作盤 20A、30……操作手段 18……電源 19……コントロール装置 20……主操作盤 20A、30A……操作手段 21、31……リレー 22、32……コイル 23、33……電源スイッチ 30……可搬式操作盤 35……可搬式操作盤 39……動作命令信号発生回路 40……ブーム角度計 41……ブーム長さ計 44……モーメント計(又は荷重計) 48……起伏シリンダ 49……伸縮シリンダ 50……ウインチモータ 53……旋回角度計 55……コントロールバルブ 57……旋回モータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーン等の運転席まわりに設けた主操作
    盤と、前記運転席まわりから離間可能な可搬式操作盤と
    に、当該クレーン等の伸縮ブームの起伏及び伸縮、ウイ
    ンチモータ及び旋回モータの回転・停止等の各種動作動
    作命令信号を発信する操作手段と、当該クレーン等の伸
    縮ブームの起伏角度計及び長さ計、モーメント又は荷重
    計、旋回体の旋回角度計等の各種センサによる検出値の
    コントロール装置への入力により、該コントロール装置
    に予め記憶された当該クレーン等の想定される動作状態
    における複数の複数の最大許容荷重値から選択されたも
    のとの対比による、クレーン等の当該動作状態における
    安全度情報の表示手段とをそれぞれ設けると共に、前記
    主操作盤と可搬式操作盤とに設けた両操作手段による動
    作命令信号発信回路の一方の選択により、他方の動作命
    令信号回路を非発信状態とするように構成したことを特
    徴とするクレーン等における操作装置。
  2. 【請求項2】前記主操作盤と可搬式操作盤とに設けた操
    作手段の操作により動作命令信号が発信されるクレーン
    等の動作命令信号発信回路に、電源スイッチと常閉リレ
    ーとを直列状にそれぞれ設けると共に、前記主操作盤と
    可搬式操作盤との操作手段の一方の動作命令信号回路の
    電源スイッチのONにより、他方の動作命令信号回路の常
    閉リレーがOFFして非発信状態となるように構成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のクレ
    ーン等における操作装置。
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