JP2673158B2 - 地中配管用自動推進ロボット - Google Patents

地中配管用自動推進ロボット

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JP2673158B2
JP2673158B2 JP3193422A JP19342291A JP2673158B2 JP 2673158 B2 JP2673158 B2 JP 2673158B2 JP 3193422 A JP3193422 A JP 3193422A JP 19342291 A JP19342291 A JP 19342291A JP 2673158 B2 JP2673158 B2 JP 2673158B2
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康夫 遠藤
陽三 望月
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地山に配管用等の孔を
掘削する自動推進ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】地山を掘削する場合、発破、掘削機械、
或は人力による工法が選択して採用される。これらの掘
削方法の決定にあたっては、施工性、経済性を考慮する
とともに、極力地山を緩めないように、地質、湧水、近
接構造物等の有無と影響、周辺住民に対する振動、騒音
等をも考慮して決定されている。これらの工法の中でも
地下に各種配管を配設する場合は、周辺への騒音、振動
が比較的少なく、作業効率の良い掘削機械を用いた工法
が多く採用されている。この工法に用いられる掘削機械
は、従来、掘削の種類、工事規模や工期、現場状況等に
応じてパワーショベルやバックホー等が選択されて使用
され、これらの掘削機械による地山の掘削は、一般的に
配設する配管長さの溝を地山に掘って、この溝に配管を
配設しているだけであって、掘削用回転ドリルに推進力
を持たせて、地中に配管用孔を掘削することができる掘
削機械は現在知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記、従来の掘削機械
を用いた掘削工法は、露天掘りで行なわれる為、掘削現
場には掘削機械を動作させるための作業スペースの確保
が必要であった。このため、一般公道で上記の掘削作業
を行なう場合、交通規制が必要な為、車や人の通行に支
障を及ぼす場合があった。また、掘削場所近隣の構造物
や足場状況よっては掘削工事ができない場合があり、掘
削工事の延期を余儀なくされる場合があった。さらに、
従来の掘削工法では掘削中に残土が発生するので、掘削
機械の他に残土を処分するためのトラック等の輸送手段
が必要であった。このため、施工コストが高くなる等の
問題があった。また、掘削により形成した開孔は、雨天
時では地盤が緩んで塞がり易いため、掘削時期を天候に
合わせて考慮しなければならない等の問題があった。
【0004】そこで本発明は、掘削現場の足場状態や天
候状況によって掘削施工の時期が限定されることがな
く、また掘削により残土が発生しないようにすること
で、省労務を図ることができる地中配管用自動推進ロボ
ットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、地山に配管用
等の穴を掘削する地中配管用自動推進ロボットであっ
て、上記目的を達成したものである。それは、掘削用回
転ドリルと、掘削用回転ドリルの支軸に回転可能に嵌合
されて掘削土を周囲に圧着させる回転プーリーと、掘削
用回転ドリルと回転プーリーの各支軸に軸連結されてそ
れぞれを回転させる駆動部と、駆動部の外周を覆うケー
シングの外周に設けられて掘進方向を設定する複数の回
転翼と、ケーシング内に設けられて各回転翼の傾斜角を
制御する制御部と、ケーシングの基端に設けられて配管
と連結可能な配管固定用アダプターとで構成したもので
ある。なお、ケーシング内にレーザー発光装置からの方
向測定用レーザー光線を受光する受光部を設けて上記制
御部に導通させ、各回転翼の傾斜角を制御して掘削用回
転ドリルの掘進方向を制御できるようにするのが望まし
い。
【0006】
【作用】本発明の地中配管用自動推進ロボットは、掘削
用回転ドリルが回転することにより地中に配管用の孔が
開けられる。この際、掘削用回転ドリルで掘削された土
は、回転プーリーの回転によって順次開孔の周壁に圧着
されて周壁が固められるので、開孔部の落盤が防止され
る。また、駆動部を覆うケーシングの外周から突出した
回転翼が、掘削用回転ドリルの掘進方向に回転しながら
開孔の周壁に食い込むので、回転ドリル駆動時に生じる
掘削抵抗が受け止められて掘削効果が向上する。さら
に、各回転翼をケーシングの軸方向に対して傾斜させる
ことにより、掘削用回転ドリルに軸直角方向の力が働
き、掘進方向を変更させることができる。この回転翼の
傾斜角の制御は、ケーシング内に設けた受光部に、その
後方のレーザー発光装置から方向測定用レーザー光線を
照射して行なう為、掘削用回転ドリルの掘進方向の設定
を正確に行なうことができる。またケーシングの一端に
は、配管固定用アダプターが設けられるので、このアダ
プターに配管を連結させることにより、掘削用回転ドリ
ルによる配管用孔の掘削と同時に、この配管用孔へ配管
を配設することができる。
【0007】
【実施例】本発明の地中配管用自動推進ロボットの一実
施例を、図1,図2により説明する。例えば、公道を横
切るように公道の地下に水道管を配設する場合、配設す
る水道管ルートの両端位置に予め、水道管の単体が嵌入
可能な所定幅及び深さの入孔部がパワーショベル等の掘
削機械により掘削される。この2つの入孔部の片側に、
水道管の単体を連結させた下記の地中配管用自動推進ロ
ボット1が、クレーン等の揚重機により吊り下げられ
て、水道管が水平になるようにして所定深さに保持され
る。そして、地中配管用自動推進ロボット1を水平方向
に駆動させることにより、地中に水道管用の開孔を掘削
しながらこの開孔部に水道管の単体が配設される。上記
自動推進ロボット1の掘削に応じて、これに連結させた
水道管に順次他の複数の水道管を連結することにより、
公道の交通規制を行なうことなく、水道管を上記2つの
入孔部間に配管ルートに沿って配設することができるよ
うになっている。
【0008】地中配管用自動推進ロボット1は、図1に
示すように、掘削用回転ドリル2の支軸に、外周が掘削
用回転ドリル2の最大径より大きな外径部を有する略リ
ング状の回転プーリー3が回転可能に嵌合される。掘削
用回転ドリル2の支軸2aは減速機4を介して回転プー
リー3の支軸3aに軸連結されるとともに、この支軸3
aは駆動部5の駆動軸5aに軸連結されており、駆動軸
5aの回転に連動して回転プーリー3が回転するととも
に、これに連動して回転ドリル2が減速機4により減速
されて回転するようになっている。このように、回転プ
ーリー3が回転ドリル2より高速で回転するため、回転
ドリル2によって掘削された土砂は、回転プーリー3に
より開孔周壁に確実に圧着される。
【0009】駆動部5の外周には、側壁の中央に4つの
長孔6aを等間隔で配列させた筒状のケーシング6が設
けられる。このケーシング6の各長孔6aには、周縁が
のこぎりの歯状に形成されたリング状の回転翼7の外周
部が長孔6aから外側へ向かって突出するように嵌入さ
れており、この回転翼7はケーシング6の軸方向に回転
するとともに、ケーシング6の軸方向に対して傾斜する
ように構成されている。またケーシング6内に設けた各
回転翼7の駆動機構には、この傾斜角を制御する制御部
8が設けられ、制御部8により回転翼7の傾斜角を制御
することにより、回転ドリル2の掘進方向を任意に設定
できるようになっている。
【0010】ケーシング6内の基端中央には、上記制御
部8に導通させた方向測定用レーザー光線受光部9が設
けられ、レーザー光線受光部9の後方位置のレーザー発
光装置から基準進行方向のレーザー光線が照射されるよ
うになっている。そして、レーザー光線受光部9の受光
状態の信号が制御部8に送信され、制御部8が各回転翼
7の動作を制御させて、掘削用回転ドリル2の進行方向
を制御できるようになっている。また、ケーシング6の
基端には、水道管等の配管が連結可能なネジ部を外周に
有するとともに、内部に制御部8及び駆動部5に外部か
ら電流を供給させるための電線用孔10aを有する配管
固定用アダプター10が着脱可能に設けられ、この配管
固定用アダプター10を配管の種類に応じて取替ること
により、各種配管を自動推進ロボット1による掘削と同
時に掘削によって形成された開孔内に配設することがで
きる。
【0011】
【発明の効果】本発明の地中配管用自動推進ロボット
は、掘削用回転ドリルで地中を掘削するので、従来のバ
ックホー等の掘削機のように配管ルートの掘削が不要で
ある。また、掘削用回転ドリルで掘削された土砂は回転
プーリーで順次開孔周壁に圧着されるので、開孔の落盤
が防止されるとともに、残土の処分が不要である。さら
に、従来の掘削機と比較して足場の確保や隣接する構造
物等の影響を受けることがなく、また天候に左右される
ことがない為、工事の時期が限定されることがない。ま
た掘削に伴う地固め等の施工工事を行なう必要がないの
で、少人数で施工することができ、配管は自動推進ロボ
ットによって自動索引によって配設されるため、省労務
となる。さらに、勾配及び方向をそれほど正確さを必要
としないエフレックス管の場合は、方向制御用レーザー
光線を無視することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地中配管用自動推進ロボットの側面図
である。
【図2】本発明の地中配管用自動推進ロボットのA−A
線断面図(a),B−B線断面図(b),C−C線断面
図(c)である。
【符号の説明】
1 地中配管用自動推進ロボット 2 掘削用回転ドリル 3 回転プーリー 5 駆動部 6 ケーシング 7 回転翼 8 制御部 9 方向測定用レーザー光線受光部 10 配管固定用アダプター

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地山に配管用等の孔を掘削する自動推進
    ロボットであって、掘削用回転ドリルと、掘削用回転ド
    リルの支軸に回転可能に嵌合されて掘削土を周囲に圧着
    させる回転プーリーと、掘削用回転ドリルと回転プーリ
    ーの各支軸に軸連結されてそれぞれを回転させる駆動部
    と、駆動部の外周を覆うケーシングの外周に設けられて
    掘進方向を設定する複数の回転翼と、ケーシング内に設
    けられて各回転翼の傾斜角を制御する制御部と、ケーシ
    ングの基端に設けられて配管と連結可能な配管固定用ア
    ダプターとで構成したことを特徴とする地中配管用自動
    推進ロボット。
  2. 【請求項2】 ケーシング内にレーザー発光装置からの
    方向測定用レーザー光線を受光する受光部を設けて上記
    制御部に導通させ、各回転翼の傾斜角を制御して掘削用
    回転ドリルの掘進方向を制御できるようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の地中配管用自動推進ロボッ
    ト。
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