JP2672059B2 - 屋根パネル - Google Patents

屋根パネル

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JP2672059B2
JP2672059B2 JP4203985A JP20398592A JP2672059B2 JP 2672059 B2 JP2672059 B2 JP 2672059B2 JP 4203985 A JP4203985 A JP 4203985A JP 20398592 A JP20398592 A JP 20398592A JP 2672059 B2 JP2672059 B2 JP 2672059B2
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roof panel
roof
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tip
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顕 美奈井
戸田  剛
保 松田
元昭 古野
崇 中村
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Kubota Corp
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根パネルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近の木造住宅等の屋根施工において
は、作業者不足、施工コストの高謄等に鑑み、野地板、
防水シート、屋根瓦を一体とした屋根パネルを工場で生
産しておき、この屋根パネルを建築現場に搬入した後、
ロープを掛けてクレーン等で小屋組み上に吊込み、各屋
根パネルを小屋組み上で連結するようにする場合があ
る。
【0003】この場合、屋根パネルを吊下げる手段とし
て図4に示すものがある。即ち、同図において、屋根パ
ネル20は、野地板21の下面に垂木22を固着して主構成さ
れ、野地板21上面に防水シート23及び屋根瓦24を備えて
いる。垂木22の内側面にはブロック25が固着されてい
て、このブロック25を介して形成した挿通孔26にアイボ
ルト27を上から挿通してナット28で固定し、このアイボ
ルト27にシャックル29を介してワイヤ30を連結するよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、アイボルト27を屋根パネル20に貫通させている
ため、屋根パネル20の設置後にこのアイボルト27を取り
外す作業が不可欠であり、しかもこの作業は小屋裏内で
行うため施工手間がかかりすぎる。また、従来では、隣
接する屋根パネル20間の幅方向の相対位置は、垂木22の
外側立側面を突き合わせるか、又は垂木22間の間隙を測
り出すこと等により規定していたが、これでは、垂木22
の寸法誤差等のため正確な位置決めが行えず、屋根パネ
ル20の設置後にその幅方向位置を微調整する必要があっ
た。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑み、屋根パネル
の吊り込み作業を全くその上面側で行なえるようにし、
しかも屋根パネル間の相対位置をより簡便に特定できる
ようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明が講じた技術的手段は、野地板2 の幅方向両縁部
の裏面に骨格部材3 を有し、該骨格部材3 の外側立側面
に前記野地板2 の上面側に開口する凹部8 が形成され、
この凹部8 内に、先端を前記野地板2 の幅方向外側に向
けて片持ち状に配置された吊込み用の掛止ピン9 が、そ
の先端が当該屋根パネル1 のジョイント中心11に一致す
るように骨格部材3 の外側立側面よりやや外方に突出し
て取付けられている点にある。
【0007】
【作用】掛止ピン9 は、野地板2 の上面側に開口する凹
部8 内に片持ち状に取付けられているので、屋根パネル
1 の上面側からのみで吊り具6 を掛止ピン9 に係脱する
ことができる。また、掛止ピン9 の先端は屋根パネル1
のジョイント中心11に一致しているので、既設の屋根パ
ネル1 に隣接して他の屋根パネル1 を設置する際には、
その掛止ピン9 の先端を突き合わせることにより、両屋
根パネル1 間の幅方向の相対位置を正確に特定すること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明に係る一実施例
を詳述する。図1において、1 は本実施例で採用した屋
根パネルを示し、この屋根パネル1は、合板等よりなる
野地板2 の裏面に垂木 (骨格部材)3 を固着して主構成
されていて、この垂木3 は、野地板2 の幅方向両縁部と
同方向中途に、野地板2 の長手方向に沿うように、配置
されている。野地板2 の上面には、アスファルト等より
なる防水シート4 を介して屋根瓦5 が予め工場等におい
て瓦葺きされている。
【0009】屋根パネル1 の幅方向両端でかつ長手方向
両側には、当該屋根パネル1 を建物の小屋組み上に吊込
むための吊り具6 が係合する掛止部7 が形成されてい
る。この掛止部7 は、垂木3 の外側立側面を直方体状に
えぐることにより、野地板2 の上面側に開口する凹部8
を備え、この凹部8 内に、前記吊り具6 が掛止される掛
止ピン9 を有している。
【0010】掛止ピン9は、図1(b) に示すように、先
端を野地板2 の幅方向外側に向けるようにして、垂木3
に片持ち状に固着されていて、その先端には、抜止め用
の周フランジ10が一体形成されている。また、この掛止
ピン9 は、垂木3 の外側立側面より距離e だけやや外方
に突出して取付けられていて、これにより、掛止ピン9
の先端は、当該屋根パネル1 のジョイント中心11に一致
するように位置合わせされている。
【0011】ここで、ジョイント中心11とは、隣接する
屋根パネル1 が幅方向で接合される場合におけるその幅
方向の接合位置をいう。従って、図1(b) に示す如く、
掛止ピン9 同志を突き合わせて屋根パネル1 を設置すれ
ば、両屋根パネル1 が所定の幅方向位置で接合されるこ
とになる。吊り具6 は、短冊状の板金部材よりなり、下
部に掛止ピン9 の嵌合凹部12を有していると共に、上部
に吊りワイヤ13の係合孔14を有している。嵌合凹部12の
入口には抜止め片15が枢着されている。この抜止め片15
は、掛止ピン9 の嵌合凹部12への挿入は許容するが、逆
方向への抜けは規制するように取付けられていて、これ
により、吊り具6 の嵌合凹部12に掛止ピン9 をワンタッ
チで係合することができる。
【0012】上記構成に係る屋根パネル1 を建物の小屋
組み上に装着するには、先ず、図1(a) に示す如く、各
掛止ピン9 に吊り具6 を係合させて屋根パネル1 を吊り
ワイヤ13で吊り上げ、クレーン等によって小屋組み上に
搬入する。この際、本実施例によれば、野地板2 の上面
側に開口する凹部8 内に片持ち状に固定した掛止ピン9
で吊り具6 を係合させるようにしたので、屋根パネル1
の設置作業をすべて屋根面上で行うことができ、しかも
掛止ピン9 を吊り具6 の係脱もワンタッチで行うことが
でき、ひいては、屋根の施工手間及び施工時間を大幅に
短縮することができる。
【0013】また、本実施例によれば、掛止ピン9 の先
端が屋根パネル1 のジョイント中心11に一致しているの
で、最初に搬入される屋根パネル1 さえ小屋組み上の所
定位置にきっちりと設置しておけば、その後は掛止ピン
9 の先端を目印として他の屋根パネル1 を順次設置して
行くことにより、屋根パネル1 の搬入と同時にその幅方
向位置を特定することができる。
【0014】なお、本発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えば、垂木3 に金属筒16を埋入し、この金
属筒16に掛止ピン9 を螺入させて掛止ピン9 の突出量を
調整自在とすることにより、屋根パネル1 間のクリアラ
ンスを変更させることができる。また、掛止ピン9 の先
端部を磁性体で構成することにより、掛止ピン9 の突き
合わせを容易化することもできる。
【0015】更に、屋根パネル1 は瓦葺きまでされてい
る必要はなく、野地板2 に垂木3 を固着しただけの屋根
パネル1 に対しても本発明を適用できることは勿論であ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小屋裏内での作業を要することなく、屋根パネル1 の設
置を全てその上面側で行えるので、屋根施工に際する施
工手間を大幅に低減することができる。また、隣接する
屋根パネル1 の掛止ピン9 の先端を突き合わすことで、
その屋根パネル1 間の幅方向の相対位置を正確に特定で
きるので、従来のように屋根パネル1 の設置後にその幅
方位置を微調整する必要がなくなり、この点からも屋根
施工に際する施工手間を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は屋根パネルの斜視図であり、(b) は同屋
根パネルの要部断面図である。
【図2】掛止部の側面図である。
【図3】他の実施例を示す屋根パネルの要部断面図であ
る。
【図4】従来の屋根パネルの要部断面図である。
【符号の説明】
1 屋根パネル 2 野地板 3 骨格部材 (垂木) 8 凹部 9 掛止ピン 11 ジョイント中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古野 元昭 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47 号 株式会社クボタ内 (72)発明者 中村 崇 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47 号 株式会社クボタ内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野地板(2) の幅方向両縁部の裏面に骨格
    部材(3) を有し、該骨格部材(3) の外側立側面に前記野
    地板(2) の上面側に開口する凹部(8) が形成され、この
    凹部(8) 内に、先端を前記野地板(2) の幅方向外側に向
    けて片持ち状に配置された吊込み用の掛止ピン(9) が、
    その先端が当該屋根パネル(1) のジョイント中心(11)に
    一致するように骨格部材(3) の外側立側面よりやや外方
    に突出して取付けられていることを特徴とする屋根パネ
    ル。
JP4203985A 1992-07-30 1992-07-30 屋根パネル Expired - Lifetime JP2672059B2 (ja)

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JPH0650001A JPH0650001A (ja) 1994-02-22
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JP2006226072A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Shin Nikkei Co Ltd 上吊り型ひさし
JP6302382B2 (ja) * 2014-09-04 2018-03-28 積水化学工業株式会社 吊り具

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