JP2006226072A - 上吊り型ひさし - Google Patents
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Abstract
【課題】一人の作業者でも安全迅速に取付が可能な上吊り型ひさし、取付角度の調整に工具を必要としない上吊り型ひさしを提供する。
【解決手段】建物外壁に固着される先付け金具1と、その下方で建物外壁に固着されるひさし掛け4と、建物側端部がひさし掛けに係止され、中間部上面に金具5が固着されたひさし本体3と、上端部は先付け金具に枢支され、下端部がひさし本体の金具5に枢着された吊り棒2とを有する上吊り型ひさしにおいて、先付け金具1に上向きの切欠孔11を形成するとともに、吊り棒2の上端部に挿通したボルト24を切欠孔11に嵌合した後にその切欠孔を閉鎖するロック片12を取り付けた。吊り棒2をターンバックルで構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】建物外壁に固着される先付け金具1と、その下方で建物外壁に固着されるひさし掛け4と、建物側端部がひさし掛けに係止され、中間部上面に金具5が固着されたひさし本体3と、上端部は先付け金具に枢支され、下端部がひさし本体の金具5に枢着された吊り棒2とを有する上吊り型ひさしにおいて、先付け金具1に上向きの切欠孔11を形成するとともに、吊り棒2の上端部に挿通したボルト24を切欠孔11に嵌合した後にその切欠孔を閉鎖するロック片12を取り付けた。吊り棒2をターンバックルで構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、玄関や勝手口などに取り付けられる上吊り型ひさしに関する。
玄関や勝手口には、簡易な上吊り型ひさしが取り付けられることがある。
図8は、従来の上吊り型ひさしの構成と取付順序を示すものである。図8に例示するように、玄関又は勝手口の開口部よりも上方の建物外壁Wに取り付けた先付け金具1に吊り棒2の一端を枢着して置き、次に、板状のひさし本体3の建物側端部を先付け金具1の下方において建物外壁Wに固着したひさし掛け4に係止し、最後にそのひさし本体3を水平になるように持ち上げて、吊り棒2の他端に設けてある孔とひさし本体3の中間部に取り付けてある金具5に設けてある孔とにボルト6を挿通し、そのボルトの端部に止めナットを螺合することにより、上吊りが実現されていた。
特になし
しかしながら、上記従来の上吊り型ひさしは、吊り棒2の上端を先付け金具1に枢着するためには、先付け金具の孔と吊り棒の上端に設けてある孔にボルトを通し、これにナットを螺合し、また、重量体であるひさし本体3の一端をひさし掛け4に係止した状態でそのひさし本体を支えながら、ひさし本体の金具5の孔と吊り棒2の下端の孔にボルトを通し、ナットを螺合する作業が必要であるため、一人での作業は困難であり、危険を伴うので、安全に作業を行うには作業者は少なくとも二人を必要とする。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、一人の作業者でも安全迅速に取付が可能な上吊り型ひさしを提供することにある。また、もう一つの目的は、取付角度の調整に工具を必要としない上吊り型ひさしを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、建物外壁に固着される先付け金具と、その先付け金具の下方において建物外壁に固着されるひさし掛けと、建物側端部がひさし掛けに係止され、中間部上面に金具が固着されたひさし本体と、上端部は先付け金具に枢支され、下端部がひさし本体の金具に枢着された吊り棒とを有する上吊り型ひさしにおいて、前記先付け金具に上向きの切欠孔を形成するとともに、吊り棒の上端部に挿通したボルトを前記切欠孔に嵌合した後にその切欠孔を閉鎖するロック片を開閉自在に取り付けたことを特徴としている。
上記構成により、この上吊り型ひさしを取り付ける際は、吊り棒の一端部をひさし本体の金具に枢着した状態のひさし本体の建物側端部をひさし掛けに係止し、そのひさし本体の建物と反対側の端部を持ち上げるとともに、吊り棒の他端部の支軸を先付け金具の切欠孔に挿入し、ロック片を閉めることにより、ひさし本体の上吊りが完了する。
上記上吊り型ひさしにおいて、吊り棒は、これをターンバックルで構成することが望ましい。
これにより、ターンバックルを手で所要の方向に回すだけで、ひさし本体の取付角度を任意に調整することができる。
これにより、ターンバックルを手で所要の方向に回すだけで、ひさし本体の取付角度を任意に調整することができる。
請求項1の発明によれば、吊り棒の一端部は予めひさし本体の金具に枢着され、吊り棒の他端部にも予め支軸を取り付けておくことができ、ひさし本体を取り付ける際は、ひさし掛けへの係止と先付け金具の切欠孔への支軸の挿入及びロック片の閉鎖だけで済むので、ひさし本体の重量を例えば脚立などで支持したままで、安全簡単迅速に上吊り作業を行うことができる。
請求項2の発明によれば、吊り棒にターンバックルを用いているので、取付角度の調整は工具を必要とせずに、ターンバックルを手で回すだけで容易に行うことができる。
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明による上吊り型ひさしの断面図、図2は外壁に取り付けられる先付け金具とひさし掛けを示す斜視図、図3はひさし本体及びこれに一端が枢着された吊り棒を示す斜視図、図4はつり棒の上端部の枢支構造を示す図、図5は吊り棒の下端部のひさし本体に取り付けられる金具に対する枢着構造を示す分解斜視図、図6及び図7は、ひさし本体の取り付け順序を説明する斜視図である。図8の従来技術の構成部材と同一又は相当の部材には同一の符号を用いる。
図1は本発明による上吊り型ひさしの断面図、図2は外壁に取り付けられる先付け金具とひさし掛けを示す斜視図、図3はひさし本体及びこれに一端が枢着された吊り棒を示す斜視図、図4はつり棒の上端部の枢支構造を示す図、図5は吊り棒の下端部のひさし本体に取り付けられる金具に対する枢着構造を示す分解斜視図、図6及び図7は、ひさし本体の取り付け順序を説明する斜視図である。図8の従来技術の構成部材と同一又は相当の部材には同一の符号を用いる。
図1及び図2に示すように、玄関又は勝手口の上方における外壁Wに、1本の水平線上の左右に隔てた位置に少なくとも2個の先付け金具1が取り付けられ、その先付け金具1の下方に、もう一つの水平線に沿って延びるひさし掛け4がねじ41などで固着されている。
ここで、本発明における先付け金具1には、その金具の上辺に開口し、建物側に向かって斜め下方に傾斜する切欠孔11が形成されている。また、その先付け金具には、切欠孔11の上部開口を開閉可能にロックするロック片12が取り付けられている。例えば、ロック片12を短冊状に形成し、その一端を切欠孔の上端部よりも建物と反対側又は建物側にねじ13で回転自在に取付け、ロック片の他端と先付け金具の切欠孔の上端部よりも建物側又は建物と反対側とにねじの挿通が可能な孔14、15を設けてある。これにより、ロック片12で切欠孔11を閉鎖した状態で両孔に他のねじ16をねじ込むことにより、切欠孔を閉鎖状態にロックすることができるようになっている。
ここで、本発明における先付け金具1には、その金具の上辺に開口し、建物側に向かって斜め下方に傾斜する切欠孔11が形成されている。また、その先付け金具には、切欠孔11の上部開口を開閉可能にロックするロック片12が取り付けられている。例えば、ロック片12を短冊状に形成し、その一端を切欠孔の上端部よりも建物と反対側又は建物側にねじ13で回転自在に取付け、ロック片の他端と先付け金具の切欠孔の上端部よりも建物側又は建物と反対側とにねじの挿通が可能な孔14、15を設けてある。これにより、ロック片12で切欠孔11を閉鎖した状態で両孔に他のねじ16をねじ込むことにより、切欠孔を閉鎖状態にロックすることができるようになっている。
本発明による上吊り型ひさしにおいて用いられる吊り棒2は、一端に孔を有し、他端部に右ねじを有する第1継ぎ手21と、一端に孔を有し、他端部に左ねじを有する第2継ぎ手22と、両端にねじ孔を有し、それぞれのねじ孔に第1継ぎ手21の右ねじ及び第2継ぎ手22の左ねじがねじ込まれているナット23とからなるターンバックルで構成されている。
そして、第1継ぎ手21の一端の孔21hは、図4に示すように、支軸に相当するボルト24が挿通され、孔の反対側に突出された軸部にワッシャー25,ナット26及びゆるみ止めナット26’が螺合されて、軸部の中間部が露出されている。
また、第2継ぎ手22の一端は、ひさし本体3の中間部上面にねじ51により固着された金具5の一対の脚52の間に挿入されて、第2継ぎ手22の一端の孔と脚52に形成されている孔とが合致され、それらの孔に一方側からボルト27を挿通し、反対側に突出した軸部にナット28及びゆるみ止めナット28’を螺合されて、第2継ぎ手22の一端部が金具5に枢着されている。
ひさし本体3の構造は、任意であるが、図示された一例を説明すると、耐候性に優れたアルミニウム又は合成樹脂材料の形材31を等しい長さに切断し、幅方向に連続的に連結するとともに、周囲に枠材32を連結することにより堅固に構成されている。
本発明による上吊り型ひさしは、上述したように、また、図3に示すように、一端にボルト24が取り付けられた吊り棒2の一端を予めひさし本体の金具5に枢着し、その状態で玄関又は勝手口の上方に持ち上げられ、先付け金具1及びひさし掛け4を用いて、図6及び図7に示す順序で取り付けられる。すなわち、まず、ひさし本体3の建物側端部を外壁に固着されているひさし掛け4に係止し、そのひさし本体3の建物と反対側部分を安定性の高い支持手段、例えば脚立などで水平状態に支持する。次いで、吊り棒2の第1継ぎ手21の先端のボルト24の軸を先付け金具1の切欠孔11に挿入する。この場合、ボルト24の切欠孔11への挿入を容易にするために、はじめは吊り棒2のナット23を所定方向に適量回して、吊り棒2の長さを金具5の孔から切欠孔11までの直線距離よりも長くしてボルト24の軸を切欠孔11の上部開口から挿入し、続いて、ナット23を反対方向に回してその吊り棒の長さを短くして、ボルト24を切欠孔11の下端部に嵌合させて、金具5の孔から切欠孔11の下端部までの直線距離と、吊り棒2の両端のボルト24,27間の距離とを等しくする。そして、先付け金具1のロック片12を回して切欠孔11を閉鎖し、ロック片の先端の孔と先付け金具の孔にねじ16をねじ込んでそのロック片12を固定する。最後に、必要な場合は、吊り棒2のナット23を回転することにより、ひさし本体3の取付角度を調整することができる。
上述のように、ひさし本体を係止し、安定した状態に保ったまま吊り棒のボルトを先付け金具の切欠孔に挿入し、ロック片によ切欠孔を閉鎖するのみで上吊り型ひさしの取付が可能であるので、比較的重量体であるひさしの取付作業を最小限の人数で安全迅速に行うことができる。また、ひさしの取付角度の調整もターンバックルの回転だけで容易に行うことができる。
1 先付け金具
11 切欠孔
12 ロック片
2 吊り棒
21 第1継ぎ手
22 第2継ぎ手
23 ナット
3 ひさし本体
4 ひさし掛け
5 ひさし本体の金具
11 切欠孔
12 ロック片
2 吊り棒
21 第1継ぎ手
22 第2継ぎ手
23 ナット
3 ひさし本体
4 ひさし掛け
5 ひさし本体の金具
Claims (2)
- 建物外壁に固着される先付け金具と、その先付け金具の下方において建物外壁に固着されるひさし掛けと、建物側端部が前記ひさし掛けに係止され、中間部上面に金具が固着されたひさし本体と、上端部は前記先付け金具に枢支され、下端部が前記ひさし本体の金具に枢着された吊り棒とを有する上吊り型ひさしにおいて、前記先付け金具に上向きの切欠孔を形成するとともに、前記吊り棒の上端部に設けた支軸を前記切欠孔に嵌合した後にその切欠孔を閉鎖するロック片を取り付けたことを特徴とする上吊り型ひさし。
- 吊り棒はターンバックルで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の上吊り型ひさし。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005044444A JP2006226072A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 上吊り型ひさし |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005044444A JP2006226072A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 上吊り型ひさし |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006226072A true JP2006226072A (ja) | 2006-08-31 |
Family
ID=36987670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005044444A Pending JP2006226072A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 上吊り型ひさし |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006226072A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008063750A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd | 庇 |
Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPS6029837U (ja) * | 1983-08-05 | 1985-02-28 | 中村 寛 | 着脱自在なヒサシ |
JPH03103652U (ja) * | 1990-02-08 | 1991-10-28 | ||
JPH0650001A (ja) * | 1992-07-30 | 1994-02-22 | Kubota Corp | 屋根パネル |
JP2002348968A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Sekisui House Ltd | ブレースの取付け構造 |
-
2005
- 2005-02-21 JP JP2005044444A patent/JP2006226072A/ja active Pending
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JP4676938B2 (ja) * | 2006-09-05 | 2011-04-27 | 日本化学産業株式会社 | 庇 |
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