JPH0435496Y2 - - Google Patents

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JPH0435496Y2
JPH0435496Y2 JP1984104180U JP10418084U JPH0435496Y2 JP H0435496 Y2 JPH0435496 Y2 JP H0435496Y2 JP 1984104180 U JP1984104180 U JP 1984104180U JP 10418084 U JP10418084 U JP 10418084U JP H0435496 Y2 JPH0435496 Y2 JP H0435496Y2
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door
horizontal arm
outer cylinder
stile
wedge
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JP1984104180U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は例えばビルあるいは店舗用の自動ド
アとして利用する旋回可能な摺動ドアにおける扉
の水平保持装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、第6図〜第9図に示すように通常は両側
の障子32が固定され、中央の障子31が左右に
摺動して開き(障子が2枚の場合は一方が固定、
他方が摺動)、大きな物の出し入れを行う場合あ
るいは緊急時には固定側の障子32と摺動側の障
子31が内開きまたは外開きできる形式の旋回可
能な摺動ドアが知られている。これらのドアでは
例えば特公昭49−43030号公報に示されるように、
通常扉としての摺動側の障子31が開口部上方の
レールに沿つて摺動する吊枠に垂直な軸を介して
回動自在に支持されており、面外方向に所定以上
の力を加えると一端に設けた軸以外の部分での係
合がはずれ前記垂直な軸のまわりに回動する形式
のもの等が一般的である。
しかし、このような形式のドアでは内開きまた
は外開きすることにより扉が一端の軸位置でのみ
支持されるため、扉の他端が垂れ下がりやすいと
いう問題がある。
これに対し、例えば(イ)実開昭59−8472号公報、
(ロ)実開昭59−8473号公報、(ハ)実開昭59−8474号公
報、(ニ)実開昭59−8475号公報にみられるような考
案がある。すなわち、(イ)の公報には上端を吊枠に
固定した旋回軸の垂直軸部を扉の竪框内に挿入す
るとともに、該旋回軸に対し旋回自在な水平アー
ムを上框内に挿入し、ねじ等により上框を水平ア
ームに対し相対的に上下させる等の傾斜調整手段
を設けた考案が示されている。(ロ)の公報には吊枠
に旋回自在に取付けた旋回軸の下端に水平アーム
を固定し、上框の支板と水平アーム間にくさびを
設け、このくさびを水平アームに沿つた長尺のボ
ルトで摺動させて扉の水平を調整する考案が示さ
れている。また、(ハ)の公報には逆に吊枠内に設け
た水平アームをこの水平アームに螺合する鉛直方
向のボルトで引き上げたり、押し下げたりするこ
とにより扉の水平を調整するようにした考案が示
されている。さらに、(ニ)の公報には鉛直軸部から
垂下した扉取付部を扉の竪框内に回動自在に設
け、この途中と上框に固定した補強台との間に設
けたボルトで両者の間隔を調整して扉の水平を調
整するようにした考案が示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術のうち、(イ)と(ハ)の装置はねじで突
つ張る形式のものであるが、ねじ部分に力が集中
し、また水平アームも長くとれないため均一な支
持ができない。(ロ)の装置は上框内の部品の組立が
面倒で、また長尺のボルトが曲がることにより操
作に支承をきたす恐れがある。また(ニ)の装置は補
強台と鉛直軸部の扉取付部間に設けた水平方向の
ボルトに大きな曲げ力、せん断力がかかるため、
耐力的に難しい。
この考案は上述のような従来の技術の欠点を解
消し、機構が簡単で、組立てやすく、操作が簡単
で、しかも耐力的にも優れた扉の水平保持装置を
提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の装置が適用される扉は出入口開口部
上方のレール12に沿つて摺動する吊枠11に対
し、一側の竪框22内に挿入した吊軸を含む2点
以上で吊支持され、面外方向に所定以上の力を加
えることにより、前記吊軸を中心として回動可能
とした形式の扉であり、通常は引戸形式に摺動
し、荷物の出し入れの際や緊急時等には内開きま
たは外開きできるものである。
この考案において、前記吊軸は上端を前記吊枠
11に固定した内軸1と、扉20の竪框22内に
挿入され前記内軸1のまわりに回動可能な外筒2
とからなり、前記外筒2の側面に軸支した水平ア
ーム3により扉20を水平に支持するようになつ
ている。
水平アーム3は外筒2に対して蝶番4などによ
り上下方向に回動可能に軸支されており、水平ア
ーム3の他端は扉20の上框21内に挿入され、
上框21内の長手方向に延びて先端が上框21に
固定されている。また、外筒2と水平アーム3取
付基部間に水平アーム3を上方に押上げるくさび
5が挿入されており、このくさび5に螺合したく
さび摺動ボルト6の操作により、くさび5を上下
方向に摺動させ、水平アーム3を上下方向に回動
させることができる。このとき、水平アーム3は
扉20の上框21に固定されているため、内軸1
および外筒2で構成される前記吊軸に対し、水平
アーム3とともに扉20全体が上下し、水平を調
整することができる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例について説明する。
第1図はこの考案の扉の水平保持装置の構造を
示す縦断面図、第3図は装置部分を下から見た斜
視図、第2図は第1図の−断面図である。
扉20本体は吊枠11に2箇所で吊支持され、
レール12に沿つて摺動する。吊枠12は角形ま
たは中空角形断面の棒状部材の上方2箇所にレー
ル12を挟み込むようにしてローラー13および
補助ローラー14を取付け、内開きまたは外開き
の軸となる側には内軸1の上端を固定し、内軸1
の下端は扉20の竪框22内に垂下させ、他側に
は扉20の上框21内に係脱自在な折り返し係合
部16を有する支持片15を垂下させてなる。
内軸1の外周には内軸1に対し回動可能な外筒
2が装着されており、この外筒2は扉20の竪框
22の上端から竪框22の中空部内へ遊嵌状態に
挿入されている。また、この外筒2の側面には水
平アーム3が蝶番4により上下方向に回動可能に
軸支され、外筒2とともに内軸1まわりに扉20
を回転させる。
この水平アーム3は下向き断面コ字状に形成さ
れ、上框21の長手方向に沿つて挿入されている
とともに、先端上面はビス24aで上框21の上
壁に固定され、一段下がつた取付基部は取付ボル
ト24bにより蝶番4の取付片4aと上框21の
上壁に固定されている。
そして、外筒2の側面とこの水平アーム3の取
付基部間には下方よりくさび5が挿入されてお
り、このくさび5を上方へ引き上げれば水平アー
ム3が上方へ持ち上がり、逆にくさび5を下方へ
戻せば扉の自重により水平アーム3も下方へ下が
るようになつている。この実施例においてくさび
5は中空の略台形をなし、くさび5上面の天井部
分に雌ねじが切つてあり、くさび摺動ボルト6の
操作により外筒2、水平アーム3間で上下に摺動
する。
すなわち、くさび摺動ボルト6は上框21の透
孔を貫通して、くさび5に係合しており、通常の
右ねじの場合、第4図および第5図に示すよう
に、くさび摺動ボルト6を右回転させることによ
り、くさび5が上方へ摺動して水平アーム3を押
し上げ、扉20全体が内軸1および外筒2に対し
て持ち上がることになり、左回転させることによ
り扉20を下げることができる。
また、他側の吊支持点である支持片15の係合
については上框21の上壁部分にバネで下向きに
付勢された球23を設け、この球23を前述の係
合部16の上面に設けたノツチ16a内に納める
ことによつて固定してあり、扉20の面外方向に
所定以上の力が加われば、この係合がずれて扉2
0が面外方向に開くようになつている。また、外
筒2の下端には、上下方向のノツチ2a内にやは
りバネで付勢された球25が納まり、通常時は外
筒2に対して扉20に回転が生じないようにして
ある。
〔考案の効果〕
この考案の扉の水平保持装置では、竪框内に挿
入され内軸のまわりに回転可能な外筒と上框内に
その長手方向に沿つて延び上框に固定され外筒の
側面に軸支された水平アームの取付基部との間に
くさびを挿入し、このくさびの上下方向の摺動に
より扉の水平度を調整するよう構成してあるた
め、装置に無理な力が作用せず、水平アームも長
くとることができる。また、水平アームは上框に
固定してあるため、長手方向にわたり、均一に支
持させることができると共に上框の補強も兼ねる
ことができる。また、従来のように旋回軸と扉の
竪框を水平なピンで連結するのではなく、水平ア
ームと外筒を蝶番によつて連結することができる
ので、構造が簡単で安価に製造でき、操作も容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の扉の水平保持装置の構造を
示す縦断面図、第2図は第1図の−断面図、
第3図は装置部分を下からみた斜視図、第4図お
よび第5図は装置の作用を示す縦断面図、第6図
は一般的な旋回可能な摺動ドアを外からみた正面
図、第7図〜第9図はフルオープンドアの機能を
示す障子のみの平面図である。 1……内軸、2……外筒、2a……ノツチ、3
……水平アーム、4……蝶番、4a……取付片、
5……くさび、6……くさび摺動ボルト、11…
…吊枠、12……レール、13……ローラー、1
4……補助ローラー、15……支持片、16……
係合部、16a……ノツチ、20……扉、21…
…上框、22……竪框、23……球、24a……
ビス、24b……ボルト、25……球、31……
摺動側障子、32……固定側障子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 出入口開口部上方のレール12に沿つて摺動
    する吊枠11に対し、扉20の一方の竪框22
    内に挿入した吊軸を含む2点以上で吊支持さ
    れ、面外方向に所定以上の力を加えることによ
    り、前記吊軸を中心として回動可能とした扉の
    水平保持装置において、前記吊軸は上端を前記
    吊枠11に固定した内軸1と、扉20の竪框2
    2内に挿入され前記内軸1のまわりに回動可能
    な外筒2とからなり、前記外筒2の側面には水
    平アーム3が外筒2に対して上下方向に回動可
    能に軸支されており、該水平アーム3は扉20
    の上框21内の長手方向に延び、先端で上框2
    1に固定されており、前記外筒2と水平アーム
    3取付基部間に水平アーム3を上方に押上げる
    くさび5が挿入され、該くさび5にはくさび5
    を上下方向に摺動させるためのくさび摺動ボル
    ト6を螺合してあることを特徴とする扉の水平
    保持装置。 (2) 水平アーム3は外筒2の側面に蝶番4によつ
    て軸支されている実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の扉の水平保持装置。
JP10418084U 1984-07-10 1984-07-10 扉の水平保持装置 Granted JPS6120767U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10418084U JPS6120767U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 扉の水平保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10418084U JPS6120767U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 扉の水平保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6120767U JPS6120767U (ja) 1986-02-06
JPH0435496Y2 true JPH0435496Y2 (ja) 1992-08-21

Family

ID=30663536

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10418084U Granted JPS6120767U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 扉の水平保持装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4943030A (ja) * 1972-05-20 1974-04-23

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55166891U (ja) * 1979-05-18 1980-12-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4943030A (ja) * 1972-05-20 1974-04-23

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Publication number Publication date
JPS6120767U (ja) 1986-02-06

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