JP2671989B2 - プリンタのプラテン部材 - Google Patents
プリンタのプラテン部材Info
- Publication number
- JP2671989B2 JP2671989B2 JP2011388A JP2011388A JP2671989B2 JP 2671989 B2 JP2671989 B2 JP 2671989B2 JP 2011388 A JP2011388 A JP 2011388A JP 2011388 A JP2011388 A JP 2011388A JP 2671989 B2 JP2671989 B2 JP 2671989B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printer
- printing
- platen member
- parts
- platen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/02—Platens
- B41J11/04—Roller platens
- B41J11/057—Structure of the surface
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、電子計算機の出力の印字等に使用されるプ
リンタのプラテン部材に関する。
リンタのプラテン部材に関する。
（従来の技術） 従来より、電子計算機の出力の印字等に使用されるプ
リンタは、その印字方式の違いから、例えばワイヤード
ット方式に代表されるインパクトタイプと、例えばサー
マル方式のようなノンインパクトタイプとに大別され
る。前者は、ランニングコストが低く印字時に複写がと
れる等の利点を有しており、後者は、印字時に音が静か
で、機器も前者に比較して小型で低価格である等の利点
を有している。
リンタは、その印字方式の違いから、例えばワイヤード
ット方式に代表されるインパクトタイプと、例えばサー
マル方式のようなノンインパクトタイプとに大別され
る。前者は、ランニングコストが低く印字時に複写がと
れる等の利点を有しており、後者は、印字時に音が静か
で、機器も前者に比較して小型で低価格である等の利点
を有している。
このようなプリンタにおいて使用されるプラテン部材
としては、金属芯軸上にゴム状組成物を被覆したプラテ
ンローラが一般に用いられている。このプラテンローラ
を用いたプリンタで印字する際には、プラテンローラを
回転させて紙送りしつつ、ローラ曲面上のプリンタ用紙
にプリンタヘッドを接触させて印字が行われる。
としては、金属芯軸上にゴム状組成物を被覆したプラテ
ンローラが一般に用いられている。このプラテンローラ
を用いたプリンタで印字する際には、プラテンローラを
回転させて紙送りしつつ、ローラ曲面上のプリンタ用紙
にプリンタヘッドを接触させて印字が行われる。
しかしながら、このようにプラテンローラを回転させ
つつ印字を行う場合には、必要な印字面を確保するため
に、例えば直径400mm以上の大径のローラを使用しなけ
ればならず、さらに、このようなローラを回転させるた
めの駆動装置をも内蔵させるため、プリンタの機構が複
雑化するとともに、装置が大型化するという問題があっ
た。
つつ印字を行う場合には、必要な印字面を確保するため
に、例えば直径400mm以上の大径のローラを使用しなけ
ればならず、さらに、このようなローラを回転させるた
めの駆動装置をも内蔵させるため、プリンタの機構が複
雑化するとともに、装置が大型化するという問題があっ
た。
（発明が解決しようとする課題） プラテン部材の簡素化あるいは小型化の方法として、
これまでにも、金属板のみ、あるいは金属板にゴム板を
貼付けした平プラテンとよばれるタイプのものが用いら
れている。このようなプラテン部材は、印字面の確保も
容易であり、駆動装置も必要としないため、ローラタイ
プのものに比較して小型化しやすいという長所を有して
いる。
これまでにも、金属板のみ、あるいは金属板にゴム板を
貼付けした平プラテンとよばれるタイプのものが用いら
れている。このようなプラテン部材は、印字面の確保も
容易であり、駆動装置も必要としないため、ローラタイ
プのものに比較して小型化しやすいという長所を有して
いる。
しかしながらこのようなプラテン部材は、ノンインパ
クトタイプのプリンタには容易に適用可能であるが、ワ
イヤドット方式のようなインパクトタイプのプリンタに
は以下の理由から適用が不可能であった。
クトタイプのプリンタには容易に適用可能であるが、ワ
イヤドット方式のようなインパクトタイプのプリンタに
は以下の理由から適用が不可能であった。
すなわち、金属板のみからなる平プラテンでは、緩衝
材が設けられていないため、プリンタヘッドのワイヤが
打ちつける印字音が非常に喧しく、さらに繰り返し強い
衝撃が与えられるためインクリボンが切れやすいという
不都合が生じる。また、金属板にゴム板を貼付してなる
平プラテンの場合には、印字時に生じる応力がプラテン
の平面の特定部位に集中するため、ゴム板面が局部的変
形を起しやすく、また印字時の衝撃によりゴム−金属間
が圧縮と開放を繰り返すため、ゴム板が剥離しやすいと
いう不都合があった。
材が設けられていないため、プリンタヘッドのワイヤが
打ちつける印字音が非常に喧しく、さらに繰り返し強い
衝撃が与えられるためインクリボンが切れやすいという
不都合が生じる。また、金属板にゴム板を貼付してなる
平プラテンの場合には、印字時に生じる応力がプラテン
の平面の特定部位に集中するため、ゴム板面が局部的変
形を起しやすく、また印字時の衝撃によりゴム−金属間
が圧縮と開放を繰り返すため、ゴム板が剥離しやすいと
いう不都合があった。
本発明は、このような従来の平プラテンの難点を解消
し、インパクトタイプのプリンタにも容易に適用可能な
プラテン部材を提供することを、その目的とする。
し、インパクトタイプのプリンタにも容易に適用可能な
プラテン部材を提供することを、その目的とする。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明のプリンタのプラテン部材は、未加硫のミラブ
ル型ウレタンゴム100重量部に対して、比表面積が100m2
/g以上の炭素微粉末を30〜200重量部配合してなる板状
のゴム材を、金属基体平面上に接着してなることを特徴
とするものである。
ル型ウレタンゴム100重量部に対して、比表面積が100m2
/g以上の炭素微粉末を30〜200重量部配合してなる板状
のゴム材を、金属基体平面上に接着してなることを特徴
とするものである。
本発明において炭素微粉末を比表面積100m2/g以上の
ものとしたのは、上記未満では補強効果が小さく本発明
の効果が得られないからである。また炭素微粉末の配合
量を、未加硫のウレタンゴム100重量部に対して、30〜2
00重量部としたのは、配合した30重量部未満では十分な
硬度増強効果が得られず、200重量部を超えるとローラ
ミルによる混練が困難になるからである。
ものとしたのは、上記未満では補強効果が小さく本発明
の効果が得られないからである。また炭素微粉末の配合
量を、未加硫のウレタンゴム100重量部に対して、30〜2
00重量部としたのは、配合した30重量部未満では十分な
硬度増強効果が得られず、200重量部を超えるとローラ
ミルによる混練が困難になるからである。
なお、板状のゴム材を金属基板平面上に接着する際使
用する接着剤としては、ゴム系接着剤あるいはエポキシ
系接着剤が適している。ゴム系接着剤は、その弾力性に
より、ゴム材と金属基体の界面での圧縮・開放の繰り返
しによる影響の緩和に効果がある。一方、エポキシ系接
着剤は、ゴム材と金属基板とを堅固に接着して一体とす
ることにより、界面でおこる上述の影響を小さくするの
に有効である。
用する接着剤としては、ゴム系接着剤あるいはエポキシ
系接着剤が適している。ゴム系接着剤は、その弾力性に
より、ゴム材と金属基体の界面での圧縮・開放の繰り返
しによる影響の緩和に効果がある。一方、エポキシ系接
着剤は、ゴム材と金属基板とを堅固に接着して一体とす
ることにより、界面でおこる上述の影響を小さくするの
に有効である。
（作 用） このように構成された本発明のプリンタのプラテン部
材に使用するミラブル型のウレタンゴムは、反ぱつ弾
性、耐摩耗性等の諸物理的性質に優れおり、従来の加工
機械をそのまま流用することが可能である。一般にミラ
ブル型ウレタンゴムの硬度はあまり高くなく80（JIS−
Ａによる）以下であるが、本発明においてはウレタンゴ
ムに炭素微粉末を配合しているため、硬度が90以上と充
分高くなり、プリンタヘッドの衝撃に耐え得る。また、
ゴム材が金属基体上に強固に接着されているため、長期
の使用に耐え得る。
材に使用するミラブル型のウレタンゴムは、反ぱつ弾
性、耐摩耗性等の諸物理的性質に優れおり、従来の加工
機械をそのまま流用することが可能である。一般にミラ
ブル型ウレタンゴムの硬度はあまり高くなく80（JIS−
Ａによる）以下であるが、本発明においてはウレタンゴ
ムに炭素微粉末を配合しているため、硬度が90以上と充
分高くなり、プリンタヘッドの衝撃に耐え得る。また、
ゴム材が金属基体上に強固に接着されているため、長期
の使用に耐え得る。
（実施例） 以下本発明の実施例を参照して説明する。
図面は、本発明の一実施例の断面を概略的に示したも
のである。
のである。
符号１は、炭素微粉末を配合して加硫されたウレタン
ゴム材であり、金属製の基体２の表面上に、ゴム系ある
いはエポキシ系の接着材３を用いて接着されている。こ
のウレタンゴム材は、未加硫のウレタンゴム（商品名
ミラセンHT、米国TSE社製）100重量部に対して加硫剤8.
5部、および炭素微粉末（ISAFカーボン）［比表面積120
m2/g］70重量部を配合し、155℃で20分間加硫させたも
のであり、硬度は93゜（JIS−Ａによる）である。
ゴム材であり、金属製の基体２の表面上に、ゴム系ある
いはエポキシ系の接着材３を用いて接着されている。こ
のウレタンゴム材は、未加硫のウレタンゴム（商品名
ミラセンHT、米国TSE社製）100重量部に対して加硫剤8.
5部、および炭素微粉末（ISAFカーボン）［比表面積120
m2/g］70重量部を配合し、155℃で20分間加硫させたも
のであり、硬度は93゜（JIS−Ａによる）である。
このプラテン部材をワイヤードットプリンタに装着し
て500時間の連続印字試験を行ったところ、何らの障害
を生じることなく、良好な印字結果が得られた。
て500時間の連続印字試験を行ったところ、何らの障害
を生じることなく、良好な印字結果が得られた。
［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、小型で単純な構
造で、良好な印字性能および耐久性を有するインパクト
タイプが得られる。したがって、小型で低コストのイン
パクトタイプのプリンタを、特殊な製造装置など必要と
せずに製造することが可能となる。
造で、良好な印字性能および耐久性を有するインパクト
タイプが得られる。したがって、小型で低コストのイン
パクトタイプのプリンタを、特殊な製造装置など必要と
せずに製造することが可能となる。
図面は本発明の一実施例の断面を概略的に示す図であ
る。 １……炭素微粉末配合のウレタンゴム材 ２……金属基体 ３……接着剤
る。 １……炭素微粉末配合のウレタンゴム材 ２……金属基体 ３……接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 洋一 神奈川県川崎市川崎区小田栄２丁目１番 １号 昭和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−181356（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】未加硫のミラブル型ウレタンゴム100重量
部に対して、比表面積が100m2/g以上の炭素微粉末を30
〜200重量部配合してなる板状のゴム材を、金属基体平
面上に接着してなることを特徴とするプリンタのプラテ
ン部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011388A JP2671989B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | プリンタのプラテン部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011388A JP2671989B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | プリンタのプラテン部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01195072A JPH01195072A (ja) | 1989-08-04 |
| JP2671989B2 true JP2671989B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=12018065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011388A Expired - Lifetime JP2671989B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | プリンタのプラテン部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2671989B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6244768B1 (en) * | 1999-03-02 | 2001-06-12 | Printronix, Inc. | Resilient elastomeric line printer platen having outer layer of hard material |
-
1988
- 1988-01-29 JP JP2011388A patent/JP2671989B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01195072A (ja) | 1989-08-04 |
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