JP2671811B2 - 多重化方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多重化方式に関し、特
に、デジタル専用線に接続する構内交換機及び多重化装
置の多重化方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】図５は、この種の多重化方式の従来例を
示すブロック図である。この従来の多重化方式には、第
１の交換システム１０１と第２の交換システム１１１と
が具備されている。

【０００３】第１の交換システム１０１は、時分割スイ
ッチ２と、電話機３と、電話機３を収容するライン回路
４と、ライン回路４が時分割スイッチ２に入出力する６
４Ｋｂｐｓの音声データを３２Ｋｂｐｓ，１６Ｋｂｐ
ｓ，８Ｋｂｐｓ等の音声データに変換または逆変換する
音声データ圧縮回路５と、６４Ｋｂｐｓ以下の伝送速度
を有する低速データ端末６と、低速データ端末６を収容
し、収容する低速データ端末６の低速データを、時分割
スイッチ２が交換できる６４Ｋｂｐｓに変換する速度変
換回路２２と、音声データ圧縮回路５、速度変換回路２
２の入出力するデータをサブレート多重方式により、多
重・分解するサブレート多重回路８と、サブレート多重
回路８の入出力するデータをデジタル専用線に接続する
機能を有するデジタルトランクインターフェース回路９
と第１の交換システム１０１の上記各部をを制御する中
央制御回路１０とを有する。

【０００４】第２の交換システム１１１は、時分割スイ
ッチ１２と、電話機１３と、電話機１３を収容するライ
ン回路１４と、ライン回路１４が時分割スイッチ１２に
入出力する６４Ｋｂｐｓの音声データを３２Ｋｂｐｓ，
１６Ｋｂｐｓ，８Ｋｂｐｓ等の音声データに変換、また
は逆変換する音声データ圧縮回路１５，１５’と、６４
Ｋｂｐｓ以下の伝送速度を有する低速データ端末１６
と、低速データ端末１６を収容し、低速データ端末の入
出力する低速データを、時分割スイッチ１２で交換でき
る６４Ｋｂｐｓに変換する速度変換回路１７と、音声デ
ータ圧縮回路１５、速度変換回路１７の入出力するデー
タをサブレート多重方式により、多重・分解するサブレ
ート多重回路１９と、サブレート多重回路１９の入出力
するデータをデジタル専用線に接続するデジタルトラン
クインターフェース回路２０と、音声データ圧縮回路１
５’、速度変換回路１７の入出力するデータをサブレー
ト多重方式により、多重・分解するサブレート多重回路
１９’と、サブレート多重回路１９’の入出力するデー
タをデジタル専用線にインターフェースするデジタルト
ランクインターフェース回路２０’と、第２の交換シス
テム１１１の上述の各部を制御する中央制御回路２１と
を有する。

【０００５】第１，第２の交換システム１０１，１１１
の速度変換回路２２，１７は低速データ端末６，１６の
入出力する低速データを、時分割スイッチ２，１２が交
換動作を行える６４Ｋｂｐｓの速度に変換する機能を有
する。この変換の方式としては、ＣＣＩＴＴ勧告のＶ．
１１０等が考えられる。第２の交換システム１１１は、
幹線系に置かれることを想定しており、第１の交換シス
テム１０１がデジタル専用線に入出力するデータのう
ち、第２の交換システム１１１に収容される低速データ
端末１６に入出力する必要があるデータは、サブレート
多重回路１９により、６４Ｋｂｐｓの速度に変換し、速
度変換回路１７に入出力する。別の交換システム（不図
示）に、入出力する必要があるデータは、サブレート多
重回路１９’に接続し、再度、サブレート多重方式によ
り、多重・分解され、デジタルトランクインターフェー
ス回路２０’を介し、デジタル専用線へ入出力される。

【０００６】音声についても、同様に、第１の交換シス
テム１０１がデジタル専用線に入出力する圧縮された音
声データのうち、第２の交換システム１１１に収容され
る電話機１３に入出力する必要がある音声データは、音
声データ圧縮回路１５により変換し、ライン回路１４に
入出力する。第１の交換システム１０１が、デジタル専
用線に入出力する圧縮された音声データのうち、別の交
換システムに、入出力する必要がある音声データは、音
声データ圧縮・変換されず、サブレート多重回路１９よ
りサブレート多重回路１９’に接続し、再度、他のデー
タと共に、サブレート多重されて、デジタルトランクイ
ンターフェース回路２０’を介し、デジタル専用線へ入
出力される。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】この従来の多重化方式
では、サブレート多重のみで、多重を行っているため、
低速データであっても必ず８Ｋｂｐｓのｎ倍（ｎ＝１〜
８）に変換される必要があった。例えば、２．４Ｋｂｐ
ｓであっても８Ｋｂｐｓに変換されるため、２．４Ｋｂ
ｐｓを２つデジタル専用線により伝送する場合、各々で
８Ｋｂｐｓを必要とし、合計１６Ｋｂｐｓの帯域を必要
とすることになる。

【０００８】このようにサブレート多重のみで多重を行
うと、低速データを伝送する場合に、デジタル専用線の
使用効率が悪くなるという問題点があった。また、ビッ
ト多重方式により多重する場合、デジタル専用線の使用
効率は、良くなるが、音声の伝送速度に関しては、遅延
が大きくなり、また、回路規模が大きくなるという問題
点がある。

【０００９】本発明は上記問題点に鑑み、音声データに
はサブレート多重を、数が限定された低速データにはビ
ット多重を用いて、回路規模の縮小と音声データの遅延
減少とを図ることを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の多重化方式は、
電話機および低速データ端末を収容し、収容する低速デ
ータ端末の台数が小数に限定されている第１の交換シス
テムと、第１の交換システムとは第１のデジタル専用線
で接続されるとともに、通信ネットワークの幹線である
第２のデジタル専用線に配置され、第１のデジタル専用
線を介して第１の交換システムと交換用データの授受を
行なう第２の交換システムとからなる多重化方式であっ
て、第１の交換システムは、第１の時分割スイッチと、
第１の交換システム側に配置された電話機を収容し、収
容した当該電話機からの音声信号を第１の時分割スイッ
チが交換できるビットレートの音声データに変換して、
第１の時分割スイッチに渡し、当該電話機に対する第１
の時分割スイッチからの音声データを音声信号に変換し
て、当該電話機に出力する第１のライン回路と、第１の
ライン回路が第１の時分割スイッチに出力する音声デー
タを圧縮変換し、与えられる圧縮変換された音声データ
を逆変換して第１のライン回路に渡す第１の音声データ
圧縮回路と、第１の交換システム側に配置された低速デ
ータ端末を収容し、当該低速データ端末からの低速デー
タを、ビット多重方式により多重して第１の時分割スイ
ッチに渡し、第１の時分割スイッチからの多重されたデ
ータを低速データに変換して低速データ端末に渡す第１
の低速データ端末インタフェ−ス回路と、第１の音声デ
ータ圧縮回路および第１の低速データ端末インターフェ
ース回路の出力するデータをサブレート多重方式により
多重し、第２の交換システムからの多重されたデータを
分解して第１の音声データ圧縮回路および第１の低速デ
ータ端末に渡す第１のサブレート多重回路と、第１のサ
ブレート多重回路と第１のデジタル専用線との間のサブ
レート多重されたデータの授受をインターフェースする
第１のデジタルトランクインタフェ−ス回路と、第１の
交換システムの前記各部を含め第１の交換システムの動
作を制御する第１の中央制御回路とを有し、第２の交換
システムは、第２の時分割スイッチと、第２の交換シス
テム側に配置された電話機を収容し、当該電話機と授受
する音声信号を第２の時分割スイッチが交換できるビッ
トレートの音声データに変換し、第２の時分割スイッチ
に出力し、第２の時分割スイッチからの音声データを音
声信号に変換し当該電話機に渡す第２のライン回路と、
第２のライン回路が第２の時分割スイッチとの間で入出
力する音声データを圧縮変換し、与えられる圧縮変換さ
れた音声データを逆変換して第２のライン回路に渡す第
２の音声データ圧縮回路と、第２の交換システム側に配
置された低速データ端末を収容し、低速データ端末から
入力する低速データを、第２の時分割スイッチが交換で
きるビットレートのデータに変換し、第２の時分割スイ
ッチに渡し、第２の時分割スイッチから与えられるデー
タを低速データに変換して低速データ端末に渡す速度変
換回路と、第１の交換システムのデジタルトランクイン
タフェース回路と第１のデジタル専用線を介して接続さ
れる第２のデジタルインターフェース回路と、第２のデ
ジタルインターフェース回路の入出力するデータをサブ
レート多重方式により、音声データおよびビット多重さ
れた低速データを、多重・分解する第２のサブレート多
重回路と、第２のサブレート多重回路の入出力するデー
タのうち、ビット多重方式により多重された低速データ
を、時分割スイッチで交換できるビットレートのデータ
に変換する第１のビット多重回路と、第１のビット多重
回路により、時分割スイッチで交換できるビットレート
に変換されたデータのうち、さらに、他の交換システム
に伝送する必要があるデータと、速度変換回路の授受す
るデータのうち、他の交換システムに伝送する必要があ
るデータを、再度、ビット多重する第２のビット多重回
路と、第２のビット多重回路により、ビット多重された
データと、第２のサブレート多重回路により、分解され
た音声データのうち、さらに、第２のデジタル専用線を
介して他の交換システムに伝送する必要がある音声デー
タをサブレ−ト多重により、多重する第３のサブレート
多重回路と、第３のサブレート多重回路と第２のデジタ
ル専用線との間のサブレート多重されたデータの授受を
インターフェースする第２のデジタルトランクインタフ
ェ−ス回路と、第２の交換システムの前記各部を含め第
２の交換システムの動作を制御する第２の中央制御回路
とを有する。

【００１１】また、前記の第１，第２の時分割スイッチ
が交換できるビットレートは６４Ｋｂｐｓであるのが好
ましい。

【００１２】

【作用】圧縮された音声データと低速データとを多重す
る場合に、音声データにはサブレート多重を用い、低速
度データには収容される低速データ端末数を限定し、ビ
ット多重を用いることにより、回路規模は大きくなら
ず、また音声の遅延も防止される。

【００１３】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は、本発明の多重化方式の一実施例を
示すブロック図である。本実施例は第１の交換システム
１と第２の交換システム１１とから構成されている。

【００１４】第１の交換システム１は、時分割スイッチ
２と、電話機３を収容したライン回路４と、音声データ
圧縮回路５と、低速データ端末６を収容した低速データ
端末インタフェース回路７と、サブレート多重回路８
と、デジタルトランクインタフェース回路９と、中央制
御回路１０とを有する。

【００１５】ライン回路４は、収容した電話機３からの
音声信号を時分割スイッチ２が交換できるビットレート
（例えば、本実施例の場合、６４Ｋｂｐｓ）の音声デー
タに変換して、時分割スイッチ２に渡し、電話機３に対
する時分割スイッチ２からの音声データを音声信号に変
換して、電話機３に出力する。

【００１６】音声データ圧縮回路５は、ライン回路４が
時分割スイッチ２と授受する６４Ｋｂｐｓの音声データ
を３２Ｋｂｐｓ，１６Ｋｂｐｓ，８Ｋｂｐｓ等の音声デ
ータに変換しサブレート多重回路８に渡し、またはサブ
レート多重回路８からの３２Ｋｂｐｓ，１６Ｋｂｐｓ，
８Ｋｂｐｓ等の音声データを６４Ｋｂｐｓの音声データ
に逆変換する。

【００１７】低速データ端末インターフェース回路７
は、６４Ｋｂｐｓ以下の伝送速度でデータ伝送を行なう
低速データ端末６を収容し、低速データ端末６のデータ
をビット多重化方式で多重し、時分割スイッチ２を介し
てサブレート多重回路８に渡すとともに、サブレート多
重回路８からのデータを６４Ｋｂｐｓ以下の伝送速度に
逆変換し低速データ端末６に渡す。

【００１８】サブレート多重回路８は、音声データ圧縮
回路５および低速データ端末インターフェース回路７か
らのデータをサブレート多重方式により多重し、デジタ
ルトランクインタフェース回路９に渡し、デジタルトラ
ンクインタフェース回路９からの多重されたデータを分
解して音声データ圧縮回路５または低速データ端末イン
タフェース回路７に渡す。

【００１９】デジタルトランクインターフェース回路９
は、サブレート多重回路８からのデータをデジタル専用
線３１に出力し、デジタル専用線３１からのデータをデ
ジタルトランクインタフェース回路９に渡す。中央制御
回路１０は、上述の第１の交換システム１の各部を制御
する。

【００２０】第２の交換システム１１は、時分割スイッ
チ１２と、電話機１３を収容したライン回路１４と、音
声データ圧縮回路１５，１５’と、低速データ端末１６
を収容した速度変換回路１７と、ビット多重回路１８，
１８’と、サブレート多重回路１９，１９’と、デジタ
ルトランクインタフェース回路２０，２０’と、中央制
御回路２１とを有する。

【００２１】ライン回路１４は、収容した電話機１３か
らの音声信号を時分割スイッチ１２が交換できるビット
レート（例えば、本実施例の場合、６４Ｋｂｐｓ）の音
声データに変換して、時分割スイッチ１２に渡し、電話
機１３に対する時分割スイッチ１２からの音声データを
音声信号に変換して、電話機１３に出力する。

【００２２】音声データ圧縮回路１５，１５’は、ライ
ン回路１４が時分割スイッチ１２と授受する６４Ｋｂｐ
ｓの音声データを３２Ｋｂｐｓ，１６Ｋｂｐｓ，８Ｋｂ
ｐｓ等の音声データに変換し、それぞれサブレート多重
回路１８，１８’に渡し、またはサブレート多重回路１
８，１８’からの３２Ｋｂｐｓ，１６Ｋｂｐｓ，８Ｋｂ
ｐｓ等の音声データを６４Ｋｂｐｓの音声データに逆変
換して、ライン回路１４に渡す。

【００２３】速度変換回路１７は、６４Ｋｂｐｓ以下の
伝送速度でデータ伝送を行なう低速データ端末１６を収
容し、低速データ端末６のデータを、時分割スイッチ１
２で交換できるデータに変換し、時分割スイッチ１２を
介してサブレート多重回路１８，１８’に渡すととも
に、サブレート多重回路１８，１８’からのデータを６
４Ｋｂｐｓ以下の伝送速度に逆変換し低速データ端末６
に渡す。

【００２４】ビット多重回路１８，１８’は、速度変換
回路１７が時分割スイッチ１２と授受するデータをビッ
ト多重方式により多重し、サブレート多重回路１９，１
９’にそれぞれ渡し、サブレート多重回路１９，１９’
からの多重化されたデータを分解して、速度変換回路１
７に渡す。

【００２５】サブレート多重回路１９は、音声データ圧
縮回路１５およびビット多重回路１８からのデータをサ
ブレート多重方式により、多重化し、デジタルトランク
インタフェース回路２０に渡し、デジタルトランクイン
タフェース回路２０からの多重化されたデータを分解し
て、音声データ圧縮回路１５またはビット多重回路１８
に渡す。

【００２６】デジタルトランクインタフェース回路２０
は、サブレート多重回路１９からのデータをデジタル専
用線３１に出力し、デジタル専用線３１からのデータを
サブレート多重回路１９に渡す。

【００２７】サブレート多重回路１９’は、音声データ
圧縮回路１５’およびビット多重回路１８’からのデー
タをサブレート多重方式により、多重化し、デジタルト
ランクインタフェース回路２０’に渡し、デジタルトラ
ンクインタフェース回路２０’からの多重化されたデー
タを分解して、音声データ圧縮回路１５’またはビット
多重回路１８’に渡す。

【００２８】デジタルトランクインタフェース回路２
０’は、サブレート多重回路１９’からのデータをデジ
タル専用線３２（幹線系）に出力し、デジタル専用線３
２からのデータをサブレート多重回路１９’に渡す。中
央制御回路１０は、上述の第１の交換システム１の各部
を制御する。

【００２９】次に、図１の実施例の動作について図２お
よび図３を参照して説明する。図２はビット多重の例を
示しており、低速データ２．４Ｋｂｐｓのもの２つ（デ
ータＡ，Ｂ）と、９．６Ｋｂｐｓのもの２つ（デ−タ
Ｃ，Ｄ）の合計４つのデータをマルチフレームのデータ
とともに３２Ｋｂｓｐに多重した様子を示している。図
３はサブレート多重の例を示しており、図２の４つの低
速データに、１６Ｋｂｐｓに圧縮された音声データ２つ
を、合計６４Ｋｂｐｓのデータとして多重した様子を示
している。

【００３０】第１の交換システム１の低速データ端末イ
ンターフェース回路７は、低速データ端末６を複数台
（本実施例では４台）収容し、収容している低速データ
端末６の入出力するデータをまとめて、ビット多重方式
により、８Ｋｂｐｓのｎ倍（ｎ＝１〜８）に多重する。

【００３１】第１の交換システム１は、企業における小
規模な支店等に置かれることを想定しており、必要とさ
れる低速データ端末６の台数は、一般に、１〜４台程度
と少ない。そのため、低速データ端末インターフェース
回路７の収容する低速データ端末６の台数を限定し（例
えば、４台）、この低速データ端末インターフェース回
路７の収容する低速データ端末数単位にビット多重を行
う。このことにより、回路を小規模に抑えることができ
る。

【００３２】第２の交換システム１１の速度変換回路１
７は、ビット多重機能は持たず、低速データ端末１６の
入出力する低速データを、時分割スイッチ１２が交換動
作を行える６４Ｋｂｐｓの速度に変換する機能を有す
る。この変換の方式としては、ＣＣＩＴＴ勧告のＶ．１
１０等が考えられる。第２の交換システム１１のデータ
のビット多重方式による多重・分解は、ビット多重回路
１８，１８’により行われる。

【００３３】第２の交換システム１１は、図４に示す通
り、通信ネットワーク上、幹線系に置かれることを想定
している。すなわち、第２の交換システム１１は、幹線
系のデジタル専用線３２により互いに接続され、各第２
の交換システム１１の下には支線となるデジタル専用線
３１により複数の第１の交換システム１が接続されてい
る。

【００３４】第１の交換システム１がデジタル専用線に
入出力するデータのうち、第２の交換システム１１に収
容される低速データ端末１６に入出力する必要があるデ
ータは、ビット多重回路１８により、６４Ｋｂｐｓの速
度に変換し、速度変換回路１７に入出力する。別の交換
システムに、入出力する必要があるデータは、ビット多
重回路１８より、ビット多重回路１８’に渡されて、再
度、ビット多重方式により多重化され・分解され、サブ
レート多重回路１９’と授受される。

【００３５】音声データについては、第１の交換システ
ム１がデジタル専用線３１を介して授受する圧縮された
音声データのうち、第２の交換システム１１に収容され
る電話機１３と授受する必要がある音声データは、音声
データ圧縮回路１５により変換し、ライン回路１４と授
受する。第１の交換システム１がデジタル専用線３１を
介して授受する圧縮された音声データのうち、デジタル
専用線３２を介して別の交換システム（不図示）と授受
する必要がある音声データは、音声データ圧縮回路１５
を経由しないで、サブレート多重回路１９よりサブレー
ト多重回路１９’に渡され、、再度、他のデータと共
に、サブレート多重されて、デジタルトランクインター
フェース回路２０’を介し、デジタル専用線３２へ渡さ
れる。

【００３６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、小規模
な支店においては、必要とされる低速データ端末の台数
が限定されることに着目し、限定された数の低速データ
に関して、ビット多重を行うこと及び、音声データはサ
ブレート多重、低速データはビット多重を組み合わせて
使うことにより、回路規模の縮小と音声の遅延を減らす
という効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の多重化方式の一実施例を示すブロック
図である。

【図２】図１の実施例によるビット多重の例を示す図で
ある。

【図３】図１の実施例によるサブレート多重の例を示す
図である。

【図４】第１の交換システム１および第２の交換システ
ム１１を用いたより大きい規模の接続方法を説明するた
めの図である。

【図５】従来の多重化方式を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ 第１の交換システム ２，１２ 時分割スイッチ ３，１３ 電話機 ４，１４ ライン回路 ５，１５，１５’ 音声データ圧縮回路 ６，１６ 低速データ端末 ７ 低速データインターフェース回路 ８，１９，１９’ サブレート多重回路 ９，２０，２０’ デジタルトランクインターフェー
ス回路 １０，２１ 中央制御回路 １１ 第２の交換システム １７，２２ 速度変換回路

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電話機および低速データ端末を収容し、
   収容する低速データ端末の台数が小数に限定されている
   第１の交換システムと、第１の交換システムとは第１の
   デジタル専用線で接続されるとともに、通信ネットワー
   クの幹線である第２のデジタル専用線に配置され、第１
   のデジタル専用線を介して第１の交換システムと交換用
   データの授受を行なう第２の交換システムとからなる多
   重化方式において、 第１の交換システムは、 第１の時分割スイッチと、 第１の交換システム側に配置された電話機を収容し、収
   容した当該電話機からの音声信号を第１の時分割スイッ
   チが交換できるビットレートの音声データに変換して、
   第１の時分割スイッチに渡し、当該電話機に対する第１
   の時分割スイッチからの音声データを音声信号に変換し
   て、当該電話機に出力する第１のライン回路と、 第１のライン回路が第１の時分割スイッチに出力する音
   声データを圧縮変換し、与えられる圧縮変換された音声
   データを逆変換して第１のライン回路に渡す第１の音声
   データ圧縮回路と、 第１の交換システム側に配置された低速データ端末を収
   容し、当該低速データ端末からの低速データを、ビット
   多重方式により多重して第１の時分割スイッチに渡し、
   第１の時分割スイッチからの多重されたデータを低速デ
   ータに変換して低速データ端末に渡す第１の低速データ
   端末インタフェ−ス回路と、 第１の音声データ圧縮回路および第１の低速データ端末
   インターフェース回路の出力するデータをサブレート多
   重方式により多重し、第２の交換システムからの多重さ
   れたデータを分解して第１の音声データ圧縮回路および
   第１の低速データ端末に渡す第１のサブレート多重回路
   と、 第１のサブレート多重回路と第１のデジタル専用線との
   間のサブレート多重されたデータの授受をインターフェ
   ースする第１のデジタルトランクインタフェ−ス回路
   と、 第１の交換システムの前記各部を含め第１の交換システ
   ムの動作を制御する第１の中央制御回路とを有し、 第２の交換システムは、 第２の時分割スイッチと、 第２の交換システム側に配置された電話機を収容し、当
   該電話機と授受する音声信号を第２の時分割スイッチが
   交換できるビットレートの音声データに変換し、第２の
   時分割スイッチに出力し、第２の時分割スイッチからの
   音声データを音声信号に変換し当該電話機に渡す第２の
   ライン回路と、 第２のライン回路が第２の時分割スイッチとの間で入出
   力する音声データを圧縮変換し、与えられる圧縮変換さ
   れた音声データを逆変換して第２のライン回路に渡す第
   ２の音声データ圧縮回路と、 第２の交換システム側に配置された低速データ端末を収
   容し、低速データ端末から入力する低速データを、第２
   の時分割スイッチが交換できるビットレートのデータに
   変換し、第２の時分割スイッチに渡し、第２の時分割ス
   イッチから与えられるデータを低速データに変換して低
   速データ端末に渡す速度変換回路と、 第１の交換システムのデジタルトランクインタフェース
   回路と第１のデジタル専用線を介して接続される第２の
   デジタルインターフェース回路と、 第２のデジタルインターフェース回路の入出力するデー
   タをサブレート多重方式により、音声データおよびビッ
   ト多重された低速データを、多重・分解する第２のサブ
   レート多重回路と、 第２のサブレート多重回路の入出力するデータのうち、
   ビット多重方式により多重された低速データを、時分割
   スイッチで交換できるビットレートのデータに変換する
   第１のビット多重回路と、 第１のビット多重回路により、時分割スイッチで交換で
   きるビットレートに変換されたデータのうち、さらに、
   他の交換システムに伝送する必要があるデータと、速度
   変換回路の授受するデータのうち、他の交換システムに
   伝送する必要があるデータを、再度、ビット多重する第
   ２のビット多重回路と、 第２のビット多重回路により、ビット多重されたデータ
   と、第２のサブレート多重回路により、分解された音声
   データのうち、さらに、第２のデジタル専用線を介して
   他の交換システムに伝送する必要がある音声データをサ
   ブレ−ト多重により、多重する第３のサブレート多重回
   路と、 第３のサブレート多重回路と第２のデジタル専用線との
   間のサブレート多重されたデータの授受をインターフェ
   ースする第２のデジタルトランクインタフェ−ス回路
   と、 第２の交換システムの前記各部を含め第２の交換システ
   ムの動作を制御する第２の中央制御回路とを有すること
   を特徴とする多重化方式。
2. 【請求項２】 第１，第２の時分割スイッチが交換でき
   るビットレートは６４Ｋｂｐｓである請求項１記載の多
   重化方式。