JP2671234B2 - 改良されたビルダー含有水性洗浄脱脂剤ミクロエマルション組成物 - Google Patents

改良されたビルダー含有水性洗浄脱脂剤ミクロエマルション組成物

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JP2671234B2
JP2671234B2 JP2510224A JP51022490A JP2671234B2 JP 2671234 B2 JP2671234 B2 JP 2671234B2 JP 2510224 A JP2510224 A JP 2510224A JP 51022490 A JP51022490 A JP 51022490A JP 2671234 B2 JP2671234 B2 JP 2671234B2
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0008Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties aqueous liquid non soap compositions
    • C11D17/0017Multi-phase liquid compositions
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は、洗浄脱脂剤組成物に関し、より詳細に
は、高められた洗浄及び脱脂能力を示す、真のミクロエ
マルションの形の安定な水性のビルダー含有洗浄脱脂剤
組成物に関する。
これまで、慣用の及び入手可能な、すぐに使用できる
形の及び濃厚な水溶性の希釈可能な洗浄脱脂剤組成物は
全て、便宜上、ブチルセロソルブ(エチレングリコール
モノブチルエーテル)、ブチルカルビトール(ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル)、エチルカルビトー
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロ
ピレングリコールモノメチルエーテル又はイソプロパノ
ールのような無限に又は高度に水溶性の有機溶剤を、陰
イオン系界面活性剤又は非イオン系界面活性剤並びにキ
レート化剤、ビルダー、香料、染料、pH調節剤等のよう
な慣用の補助剤と共に含有していた。これらの成分は一
般的に次の重量%組成範囲内にある: 水溶性溶剤 2 〜10% 陰イオン系又は非イオン系界面活性剤 1 〜 3% 補助剤 0.1〜 3% 水 QS(足りるだけの量) 100.0% かかる慣用の組成物は一般的に、洗浄作用、特にヘビ
ーデューティーグリース、油、ワックス等のカット作用
が不足しており、そしてしばしば揮発性溶剤の強く不快
な臭いがし、濃厚な形においては時折、可燃性の問題を
示すことがある。これらはまた、手触りがざらざらし、
肌を脱脂してしまう傾向もある。さらに、所望の洗浄脱
脂作用を得るためには、特に過多な汚れ付着物がある場
合には、一般的に、激しくこすったり、モップ拭きした
り、他の機械的作用を用いたりする必要がある。特に、
濃厚な形においてさえ、落書き等を消す能力の点で効果
がない。
『改良された洗浄脱脂剤組成物(Improved Aqueous C
leaner/Degreaser Compositions)』という発明の名称
の本出願人の1989年の別の米国特許出願において、本出
願人は、完全に水溶性の溶液の形で配合される安定な水
性洗浄脱脂剤組成物を開示している。かかる組成物は、
(a)ある種の規定された特徴を持つ少なくとも1種の
弱水溶性有機溶剤、(b)0.1〜約100重量%の界面活性
剤と0〜99.9重量%のカップラーから成る可溶化用添加
剤(この可溶化用添加剤は、前記有機溶剤を過不足なく
可溶化するのに必要な量の約10倍を越えない量で存在す
る)、並びに(c)水を含む。かかる組成物は無限に水
溶性の有機溶剤を含有する組成物によって達成できるも
のより著しく優れた洗浄脱脂効力を示すが、さらにそれ
らの洗浄脱脂能力を高めるためにこれにビルダーを添加
する際に、慣用のビルダーの『塩析』特性による問題点
に遭遇する。
従って、洗浄及び脱脂活性のさらなる改善を可能にす
る改良されたビルダー含有水性洗浄脱脂剤組成物につい
ての要求がある。
発明の要約 本発明のいくつかの目的の中では、洗浄脱脂作用を増
強するビルダーを含有する安定な水性洗浄脱脂剤組成物
を提供すること;かかる組成物であって、安定なミクロ
エマルションの形で配合されるものを提供すること;こ
の種の組成物であって、生来的に制限された水溶解度を
有する有機溶剤を含有するものを提供すること;かかる
組成物であって、無毒性であり、使用時に危険でなく且
つ低い臭気の程度を示すものを提供すること;かかる組
成物であって、汚れの再付着を回避し且つ金属腐食を防
止するものを提供すること;並びに、かかる改善された
ビルダー含有組成物であって、入手可能な成分から容易
に配合することのできるものを提供すること、に注目す
ることができる。他の目的及び特徴は、一部は以下に記
載され、一部は明白であろう。
簡潔に言えば、本発明は、真のミクロエマルションの
形に配合される安定な水性洗浄脱脂剤組成物に関する。
この組成物は、 (a) (i) 約0.2〜約6重量%の範囲の水溶解度を持つこ
と、 (ii) 炭化水素又はハロカーボンでないこと、 (iii) 1個以上の同類の又は異類の酸素、窒素、硫
黄又は燐含有官能基を有すること、 (iv) 疎水性の汚れに対する溶剤であること、 及び (v) その水溶解度を越える量で存在すること を特徴とする少なくとも1種の弱水溶性有機溶剤、 (b) ビルダー、 (c) 約0.1〜約100重量%の界面活性剤と0〜約99.9
重量%のカップラーとから成る可溶化用添加剤(この可
溶化用添加剤は、前記有機溶剤と前記ビルダーとの組合
せ物を真のマクロエマルションの形からミクロエマルシ
ョンの形に変化させるのに必要な量を実質的に越えず且
つ真溶液を形成させるのに必要な量より少ない量で存在
する)、 並びに (c) 水 を含む。
本発明の組成物は、ビルダー成分を含有しない組成物
を越える改善された洗浄脱脂効力を示す。
好ましい具体例の説明 本発明によって、ある種の特徴を持つ少なくとも1種
の弱水溶性有機溶剤(これはその水溶解度を越える量で
存在させる)をビルダー、可溶化用添加剤(これは有機
溶剤とビルダーとの組合せ物を真のマクロエマルション
の形からミクロエマルションの形に変化させるのに必要
な量を実質的に越えず且つ真溶液を形成させるのに必要
な量より少ない量で存在させる)及び水と組合せること
によって、安定なミクロエマルションの形の改良された
ビルダー含有水性洗浄脱脂剤組成物を配合することがで
きるということが見出された。有機溶剤とビルダーとの
組合せ物に可溶化用添加剤を徐々に添加していくと、得
られる組成物は初めに真のマクロエマルションとなり、
次いでミクロエマルションの形に変化し、その後さらに
真溶液に変化する。本明細書において用語『実質的に越
えない』とは『それほど大幅には越えない』ということ
を意味する。驚くべきことに、後記の実験データによっ
て示されるように、ミクロエマルションとして配合され
るかかる組成物へのビルダーの添加はビルダーを含有し
ない組成物と比較して洗浄脱脂効力を増強する又は高め
るということが見出された。前記したように、有機溶剤
とビルダーとの組合せ物を真のマクロエマルションの形
からミクロエマルションの形に変化させるのに必要な量
を実質的に越えず且つ真溶液を形成させるのに必要な量
より少ない量で可溶化用添加剤を存在させることが本発
明に従うミクロエマルション組成物の形成にとって必須
である。本発明のミクロエマルションは透明であり、チ
ンダル効果を示す。ミクルエマルションの水相は溶解し
たビルダーを含有すると信じられる。本発明の実施にあ
たって用いられる有機溶剤の制限された水溶解度のため
に、真のミクロエマルションが形成することは予期され
ないことである。
本発明のミクロエマルション組成物中のビルダー成分
の添加は、ビルダー成分を含有しない洗浄脱脂剤によっ
ては得られない追加的な利点を提供する。しかして、か
かるミクロエマルションは高められた洗浄脱脂能力を達
成するだけではなく、さらに、汚れの再付着を回避し、
一般的に金属腐食を防止する。従って、本発明の組成物
は金属表面を洗浄脱脂するのに特に有用である。さら
に、かかるミクロエマルションは、一般的にビルダーを
含有しない配合物より少ない量の有機溶剤成分を含有す
るので、配合における費用対効果比がより大きい。ま
た、本発明は、親油性の汚れに対して大きい親和性及び
溶解作用を持つ標準的に疎水性(親油性)の溶剤をビル
ダー含有組成物中に実用的且つ効果的に使用することを
可能にもする。
本発明において使用するためには、弱水溶性有機溶剤
は、次の特徴を持っていなければならない: (a) 約0.2〜6重量%の範囲の制限された水溶解度
を持たなければならない; (b) 炭化水素又はハロカーボンであってはならな
い; (c) 1個以上の同類の又は異類の酸素、窒素、硫黄
又は燐含有官能基を有していなければならない; (d) 疎水性の汚れに対する溶剤でなければならな
い; そして (e) その制限された水溶解度を越える量で存在して
いなければならない。
これらの基準を満たす有機溶剤は、本発明に従って配
合した場合に優れた洗浄脱脂作用を提供する。
主な類の有機溶剤(その中から有用な有機溶剤を選択
することができる)には、エステル、アルコール、ケト
ン、アルデヒド、エーテル及びニトリルが包含される。
これらは一般的に、前記した所望の1個以上の同類の又
は異類の官能基を含有する。前記したものの中からの同
類の官能基を含有する有機溶剤の例には、グルタル酸ジ
エチル(エステル基2個)、フェナシルアセトン(ケト
基2個)、ジエチルエチルホスホネート(ホスホネート
エステル基2個)、エチレンジプロピオネート(エステ
ル基2個)、デシレングリコール(ヒドロキシル基2
個)、m−ジメトキシベンゼン(エーテル基2個)、ア
ジポニトリル(ニトリル基2個)、エチレングリコール
ジブチルエーテル(エーテル基2個)、及びo−フタル
酸ジエチル(エステル基2個)が包含される。前記した
ものの中からの異類の官能基を含有する有機溶剤の中で
は、2−フェノキシエタノール(ヒドロキシル基、エー
テル基)、1−フェノキシ−2−プロパノール(ヒドロ
キシル基、エーテル基)、N−フェニルモルホリン(ア
ミノ基、エーテル基)、アセト酢酸イソプロピル(ケト
基、エステル基)、o−メトキシベンジルアルコール
(エーテル基、ヒドロキシル基)、4′−メトキシアセ
トフェノン(エーテル基、ケトン基)、o−ニトロフェ
ネトール(ニトロ基、エーテル基)、2−ヘキソキシエ
タノール(ヒドロキシル基、エーテル基)、シアノアセ
ト酢酸エチル(シアノ基、ケト基、エステル基)、p−
アニスアルデヒド(エーテル基、アルデヒド基)、ポリ
プロピレングリコール1200(エーテル基、ヒドロキシル
基)、n−ブトキシアセテート(エーテル基、エステル
基)、及び2−フェニルチオエタノール(チオエーテル
基、ヒドロキシル基)を挙げることができる。
前記した基準に加えて、有機溶剤は比較的低い揮発性
又は高い引火点を有し、低い臭気の程度を示し、化学的
に安定で、無毒性であり、危険でなく且つ商品として入
手できるものであるということも望ましいが、これらは
必須要件ではない。
本発明の実施にあたって用いることのできる弱水溶性
有機溶剤(上に列挙した溶剤のいくつかを含む)には、
次のものが包含される{括弧内の数値はそれらの周囲温
度における水溶解度(重量%)を表わす}: 2−フェノキシエタノール(2.3)(商品名『ダワノー
ル(Dowanol)EPh』の下で市販)、 1−フェノキシ−2−プロパノール(1.1)(商品名
『ダワノールPPh』の下で市販)、 β−フェニルエタノール(1.6)、 アセトフェノン(0.5)、 ベンジルアルコール(4.4)、 ベンソニトリル(1.0)、 酢酸n−ブチル(0.7)、 酢酸n−アミル(0.25)、 ベンズアルデヒド(0.3)、 N,N−ジエチルアニリン(1.4)、 アジピン酸ジエチル(0.43)、 o−フタル酸ジメチル(0.43)、 n−アミルアルコール(2.7)、 N−フェニルモルホリン(1.0)、 酢酸n−ブトキシエチル(EBアセテート)(1.1)、 シクロヘキサノール(4.2)、 ポリプロピレングリコール1200(2)、 シクロヘキサノン(2.3)、 イソホロン(1.2)、 メチルイソブチルケトン(2.0)、 メチルイソアミルケトン(0.5)、 燐酸トリ−n−ブチル(0.6)、 1−ニトロプロパン(1.4)、 ニトロエタン(4.5)、 混合された琥珀酸、グルタル酸及びアジピン酸のジメチ
ルエステル(5.7){デュポン(DuPont)社より商品名
『DBEエステル(ester)』の下で市販}、 グルタル酸ジエチル(0.88)、並びに マロン酸ジエチル(2.08)。
当業者には明らかなように、上に列挙した弱水溶性有機
溶剤は単に例示的なものに過ぎず、本発明の実施にあた
っては、前記した基準を満たす他の種々の溶剤を用いる
こともできる。性能特性、臭気のなさ、低い揮発性/高
い引火点、化学的安定性及び入手可能性のために、2−
フェノキシエタノール及び1−フェノキシ2−プロパノ
ールが選択される好ましい有機溶剤である。好ましい有
機溶剤の中にはまた、酢酸n−ブトキシエチル(EBアセ
テート)並びに混合された琥珀酸、グルタル酸及びアジ
ピン酸のジメチルエステルもある。
前記したように、たった0.095重量%の水溶解度を持
つ2−(2−エチルヘキソキシ)エタノール(2−エチ
ルヘキシルセロソルブ)及び2,6−ジメチル−4−ヘプ
タノン(ジイソブチルケトン)(水溶解度0.05重量%)
のような約0.2重量%より小さい水溶解度を持つが他の
点では有力な多くの有機溶剤並びにプロピレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート(水溶解度16.5重量
%)、エチレングリコールジアセテート(水溶解度14.3
重量%)、プロピレンカーボネート(水溶解度19.6重量
%)及びN−メチルピロリドン(水溶解度無限)のよう
は約6重量%より大きい水溶解度を持つ有機溶剤は、本
発明の実施において有用ではない。
ミクロエマルションの形にある本発明の安定な水性洗
浄脱脂剤組成物を配合するにあたっては、必要な基準を
満たす有機溶剤をビルダー、可溶化用添加剤及び水と一
緒にする。当業者には周知のように、ビルダーは界面活
性剤の洗浄効果を高め又は維持する物質であり、水の硬
度を下げ、洗浄を促進するためにアルカリ性度を与え、
アルカリ性度を維持するために緩衝作用を与え、洗浄の
際に除去された汚れが再び付着するの防止し且つ油性の
汚れ及びグリース汚れを乳化させる働きをする。本発明
の実施にあたっては、当技術分野において周知の任意の
慣用のビルダーを用いることができる。これらビルダー
には、アルカリ金属珪酸塩及びメタ珪酸塩のような珪酸
塩、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、重炭
酸塩及びセスキ炭酸塩、アルカリ金属燐酸塩、ピロ燐酸
塩、トリポリ燐酸塩、ヘキサメタ燐酸塩及びテトラ燐酸
塩のような燐酸塩、硼砂並びにアルカリ金属硼酸塩が包
含される。本発明の実施にあたって用いることのできる
特定的なビルサーの中では、水酸化ナトリウム、メタ珪
酸ナトリウム、珪酸ナトリウム(Na2O:2SiO2又はNa
2O:3SiO2)、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、硼砂、燐酸三ナトリウム、ピロ
燐酸四ナトリウム、トリポリ燐酸ナトリウム、ヘキサメ
タ燐酸ナトリウム、テトラ燐酸ナトリウム及び過硼酸ナ
トリウムを挙げることができる。また、当業者に周知の
他のビルダーを用いることもできる。ビルダー成分は一
般的に組成物全体の約0.25〜10.0重量%を占める。
本発明の組成物の可溶化用添加剤成分は約0.1〜約100
重量%の界面活性剤と0〜約99.9重量%のカップラーと
から成り、この可溶化用添加剤は、ミクロエマルション
を形成させるのに必要な量、即ち有機溶剤とビルダーと
の組合せ物を真のマクロエマルションの形からミクロエ
マルションの形に変化させるのに必要な量を実質的に越
えず且つ真溶液を形成させるのに必要な量より少ない量
で配合組成物中に存在させる。好ましくは、可溶化用添
加剤の使用量はミクロエマルションを形成させるのにち
ょうど充分な量である。ミクロエマルションの形成を果
たすのに必要な可溶化用添加剤(界面活性剤又は界面活
性剤+カップラー)の量は用いられる有機溶剤及びビル
ダーの種類に応じて変化し、それぞれの場合において、
簡単な実験によって容易に決定することができる。
本発明の実施にあたって用いられる可溶化用添加剤
は、界面活性剤又は界面活性剤とカップラーとの組合せ
物から成ることができる。本明細書において、用語『カ
ップラー』とは、ヒドロトロープ、即ち少しだけしか水
溶性ではない他の物質(例えば有機溶剤又は界面活性
剤)の水に対する溶解度を増大させる物質を意味するも
のとする。ある場合には組成物の有機溶剤成分をちょう
ど過不足なく(ミクロコロイド的に)可溶にするのに界
面活性剤を単独で用いれば充分であるが、他の場合に
は、有機溶剤の所望のミクロコロイド的な可溶化を達成
するためには界面活性剤をカップラーと組合せて使用す
ることが利用されることがある。ミクロコロイド的な可
溶化とは、有機溶剤とビルダーとの組合せ物を真のマク
ロエマルションからミクロエマルションの形に変化させ
ることを意味する。界面活性剤を単独で用いるべきか界
面活性剤とカップラーとの組合せ物を用いるべきかは用
いられる有機溶剤及び界面活性剤の種類に依存し、それ
ぞれの場合において簡単な実験によって容易に決定する
ことができる。
用いられる界面活性剤は陰イオン系界面活性剤、非イ
オン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤又は両性界面
活性剤であってよく、一般的に陰イオン系界面活性剤又
は非イオン系界面活性剤の使用が、特に硬い表面の洗浄
脱脂のためには好ましい。本発明において用いるための
例示的な陰イオン系界面活性剤には、ドデシルベンゼン
スルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ドデシルベンゼンスルホン酸カリウム、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸トリエタノールアミン塩、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸モルホリニウム、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸イソプ
ロピルアミン塩、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、ジノニルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジドデ
シルベンゼンスルホン酸カリウム、ドデシルジフェニル
オキシドジスルホン酸、ドデシルジフェニルオキシドジ
スルホン酸ナトリウム、デシルジフェニルオキシドジス
ルホン酸イソプロピルアミン塩、ヘキサデシルオキシポ
リ(エチレンオキシ)(10)エチルスルホン酸ナトリウ
ム、オクチルフェノキシポリ(エチレンオキシ)(9)
エチルスルホン酸カリウム、α−C1214オレフィンス
ルホン酸ナトリウム、ヘキサデカン−1−スルホン酸ナ
トリウム、エチルオレエートスルホン酸ナトリウム、オ
クタデセニル琥珀酸カリウム、オレイン酸ナトリウム、
ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸トリエタノールアミ
ン塩、タル油酸モルホリニウム、タル油酸カリウム、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ジエタノールアミ
ン塩、ラウレス(laureth)(3)硫酸ナトリウム、ラ
ウレス(2)硫酸アンモニウム、ノニルフェノキシポリ
(エチレンオキシ)(4)硫酸ナトリウム、スルホ琥珀
酸ジイソブチルナトリウム、スルホ琥珀酸ラウリル二ナ
トリウム、テトラナトリウムN−ラウリルスルホスクシ
ニメート、デシルオキシポリ(エチレンオキシ(5)メ
チル)カルボン酸ナトリウム、オクチルフェノキシポリ
(エチレンオキシ(8)メチル)カルボン酸ナトリウ
ム、燐酸モノー[デシルオキシポリ(エチレンオキシ)
(4)]ナトリウム、燐酸ジー[デシルオキシポリ(エ
チレンオキシ)(6)]ナトリウム及び燐酸モノ/ジ−
[オクチルフェノキシポリ(エチレンオキシ)(9)]
カリウムが包含される。また、当技術分野において周知
の他の陰イオン系界面活性剤を用いることもできる。
用いることのできる有用な非イオン系界面活性剤の中
では、オクチルフェノキシポリ(エチレンオキシ)(1
1)エタノール、ノニルフェノキシポリ(エチレンオキ
シ)(13)エタノール、ドデシルフェノキシポリ(エチ
レンオキシ)(10)エタノール、ポリオキシエレン(1
2)ラウリルアルコール、ポリオキシエチレン(14)ト
リデシルアルコール、ラウリルオキシポリ(エチレンオ
キシ)(10)エチルメチルエーテル、ウンデシルチオポ
リ(エチレンオキシ)(12)エタノール、メトキシポリ
(オキシエチレン)(10)/(オキシプロピレン)(2
0)−2−プロパノールブロックコポリマー、ノニルオ
キシポリ(プロピレンオキシ)(4)/(エチレンオキ
シ)(16)エタノール、ドデシルポリグリコシド、ポリ
オキシエチレン(9)モノラウレート、ポリオキシエチ
レン(8)モノウンデカノエート、ポリオキシエチレン
(20)ソルビタンモノスデアレート、ポリオキシエチレ
ン(18)ソルビトールモノタレート、ショ糖モノラウレ
ート、ラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジ
メチルアミノオキシド、ラウリンアミドプロピル−N,N
−ジメチルアミンオキシド、1:1ラウリン酸ジエタノー
ルアミド、1:1ココナッツジエタノールアミド、1:1混合
脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレン(6)
ラウリンアミド、1:1大豆ジエタノールアミドポリ(エ
チレンオキシ)(8)エタノール、“改質”ココナッツ
ジエタノールアミド、及び、“長鎖改質”ココナッツジ
エタノールアミドを挙げることができる。同様に、他の
周知の非イオン系界面活性剤を用いることもできる。
例示的な有用な陽イオン系界面活性剤には、n−アル
キルジメチルエチルベンジルアンモニウムクロリド混合
物(C1250%、C1430%、C1617%、C183%)、メト硫酸
ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、ジデシルジメチ
ルアンモニウムブロミド及びn−アルキルジメチルベン
ジルアンモニウムクロリド混合物(C1268%、C1432%)
が包含される。同様に、有用な両性界面活性剤には、コ
カミドプロピルベタイン、ナトリウムパルミチロアンフ
ォプロピオネート、N−ココ−β−アミノプロピオン
酸、N−ラウリルイミノジプロピオン酸二ナトリウム、
ナトリウムココイミダゾリアンフォグリシネート及びコ
コベタインが包含される。また、当技術分野において周
知の他の陽イオン系界面活性剤剤及び両性界面活性剤を
用いることもできる。
本発明の実施にあたって一般的に用いるための好まし
い界面活性剤には、ドデシルベンゼンスルホン酸及びそ
のナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン
塩、モルホリニウム塩、アンモニウム塩及びイソプロピ
ルアミン塩、並びにタル油酸モルホリニウムが包含され
る。
本発明の実施にあたって用いることのできるカップラ
ーには、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、トルエンスル
ホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、エ
チルベンゼンスルホン酸カリウム、クメンスルホン酸ナ
トリウム、オクタン−1−スルホン酸ナトリウム、ジメ
チルナフタリンスルホン酸カリウム、キシレンスルホン
酸アンモニウム、n−ヘキシルジフェニルオキシドジス
ルホン酸ナトリウム、2−エチルヘキシル硫酸ナトリウ
ム、n−ブトキシエチル硫酸アンモニウム、2−エチル
ヘキサン酸ナトリウム、ペラルゴン酸ナトリウム、n−
ブトキシメチルカルボン酸ナトリウム、燐酸モノ/ジフ
ェノキシエチルカリウム、燐酸モノ/ジ−n−ブトキシ
エチルナトリウム、トリエタノールアミントリメチロー
ルプロパンホスフェート、ナトリウムカプリロアンフォ
プロピオネート、カプリロイミノジプロピオン酸二ナト
リウム及びナトリウムカプロイミダゾリンアンフォグリ
シネートが包含される。本発明の実施にあたっては、プ
ロピレンクリコールエーテル(例えばトリプロピレング
リコールモノメチルエーテル)のようなカップラーとし
て当技術分野において周知のある種の水溶性溶剤を用い
ることもできるが、しかし、これらを弱水溶性有機溶剤
成分と置き換えることはできない。また、当技術分野に
おいて周知の追加のカップラー又はヒドロトロープを用
いることもできる。
本発明の組成物の可溶化用添加剤成分については、1
種以上の相溶性の類の界面活性剤からの1種以上の界面
活性剤を混合可溶化用界面活性剤系中に用いることがで
きることが理解されよう。例えば、相溶性の陰イオン系
界面活性剤及び非イオン系界面活性剤の組合せ物を用い
ることができる。同様に、相溶性の複数のカップラーの
組合せ物を用いることができ、また、種々の類の界面活
性剤からの1種以上の相溶性の界面活性剤と1種以上の
カップラーとの組合せ物を用いることもできる。しかし
て、所望の最小の溶剤可溶化を達成するために、ブレン
ドされた界面活性剤及びカップラーの組合せ物を用いる
ことができる。種々の界面活性剤及び種々のカップラー
の互いの及び組合せとしての相溶性は、簡単な実験によ
って容易に決定することができる。
好ましさは劣るが、本発明の組成物を配合するにあた
ってはまた、弱可溶性有機溶剤の混合物を用いることも
できる。しかしながら、溶剤の混合物を用いる場合、各
溶剤は、可溶化用添加剤を添加した際にはほとんど同時
にそれらが水中に可溶化するように、ほとんど同じ水溶
解度を有するべきである。
本発明の組成物の有機溶剤及び可溶化用添加剤成分に
加えて、種々の随意としての補助剤を添加することがで
きる。これら補助剤には、エチレンジアミン四酢酸のナ
トリウム塩{『ハンペン(Hampene)100』又は『ヴェル
セン(Versene)100』}のようなキレート化剤、カルボ
キシアクリルポリマー{『カルボポール(Carbopol)94
0』}又はアクリル酸/メタクリル酸アルキルコポリマ
ー{『アクリゾール(Acrysol)ICS−1』}のような増
粘剤、芳香剤、染料、pH調節剤、脱泡剤、腐蝕防止剤及
び防錆剤が包含される。金属表面を洗浄し且つ(又は)
脱脂するために組成物を用いる場合にフラッシュ錆び発
生を防止するために、アルカノールアミン(例えばモノ
ー、ジー又はトリエタノールアミン)のようなフラッシ
ュ錆び発生防止用添加剤を添加することができる。
本発明の組成物を配合するにあたっては、一緒にした
各種成分は初めに油性懸濁液を形成することができ、こ
れは界面活性剤/カップラーを添加した際にエマルショ
ンになり、次いで最終的部分の可溶化用カップラーを添
加することによって最終的にミクロエマルションに変え
られる。例えば、2.0重量%のメタ珪酸ナトリウム、7.5
重量%の1−フェノキシ−2−プロパノール、2.5重量
%のトリプロピレングリコールモノメチルエーテル及び
76.4重量%の軟水を撹拌してpH13.3を有する油性懸濁液
を形成させる。2.4重量%のドデシルベンゼンスルホン
酸を撹拌しながら添加してpH13.1を有するクリーム様の
白色エマルションを形成させる。次いで7.2重量%のキ
シレンスルホン酸ナトリウム(40%)を撹拌しながら添
加し、その際にエマルションの少々の淡色化が起こる。
1.8重量%のキシレンスルホン酸ナトリウム(40%)を
添加することによってエマルションの色がさらにより薄
くなるが、しかし不透明なままである。最終的に0.2重
量%のキシレンスルホン酸ナトリウム(40%)を撹拌し
ながら添加すると、白色エマルションがpH13.05を有す
る青味を帯びたミクロコロイド系ミクロエマルションに
変化する。本発明のミクロエマルションはまた、各種成
分を異なる順序で互いに一緒にして形成するエマルショ
ンをミクロエマルションに変化させることによって配合
することもできる。配合物に過剰の可溶化用添加剤を添
加するとミクロエマルションが溶液に変わってしまう。
ビルダー含有配合物の最高の洗浄脱脂効力を達成するた
めにはこのことは回避しなければならない。
下記の実施例において用語『全固体成分含有率』及び
『全活性成分含有率』で示された時の水性洗浄脱脂剤溶
液の濃度は、それぞれ、不揮発性成分の合計百分率及び
非水性揮発性成分と不揮発性成分との合計を言う。
用語『曇り点』は、それ以下では組成物が透明な単一
相ミクロエマルションとして存在し、それ以上では相分
離(不均質化)が起こる温度を示す。実用上の理由か
ら、組成物は好ましくは、使用可能性上安全で、暑い夏
季の倉庫貯蔵条件下で貯蔵安定な保存寿命を持つため
に、例えば50℃以上の曇り点を有するべきである。
以下に示される脱脂試験の実験データによって示され
るように、本発明の組成物は、ビルダーを含有しない組
成物又は完全な溶液の形で配合された入手可能なビルダ
ー含有組成物によって達成できるものを越える高められ
た洗浄脱脂効力を提供する。
以下の例は本発明の実施を例示する。
例1 本発明の例示的な洗浄脱脂剤組成物の以下の例におい
ては、示されたように、それらの洗浄脱脂効力を測定す
るために組成物を下記の一定の半定量的な脱脂試験に付
した。
羽根車型電磁式撹拌棒{7/8インチ(直径)×5/8イン
チ(高さ)、22mm×15mm、フィッシャー・サイエンティ
フィック(Fisher Scientific)社製、カタログ番号14-
511-98C}を備えた電磁式撹拌機(フィッシャー・サイ
エンティフィック社製、カタログ番号14-511-1A)を用
いた。それぞれの場合において、予め洗浄した硼珪酸塩
マイクロスライドガラス(3インチ×1インチ、厚さ1.
0mm)に、一方の面のみに下端から1.0インチの距離のと
ころに1.0インチ×1.0インチの被覆領域に設けるよう
に、ワセリン銘柄の白色の石油ゼリーを薄く塗り広げて
被覆した。被検洗浄脱脂剤溶液は、特に記載がない限り
最高強度で、羽根車型電磁式撹拌棒を含有された50mlの
パイレックスビーカーを40mlの量まで満たすのに充分な
量で用いた。各被検溶液及び周囲空気は21±0.5℃に保
ち、被検溶液の撹拌速度は電磁式撹拌機の撹拌ダイヤル
を“3"に設定することによって決定した。撹拌ディスク
は、中心を外して配置させ、各マイクロスライドガラス
に配置してビーカーの壁面にもマイクロスライドガラス
にも触れず且つ使用時に自由に回転するようにした。各
試験において、ビーカーの底に縦に静置させるマイクロ
スライドガラスは、約75°の角度でビーカーの縁に立て
かけさせ、羽根車型電磁式撹拌棒から離してワセリン被
覆面が上向きになるように配置させた。
各試験について、撹拌棒を含有させたビーカーを、示
された濃度の被検洗浄脱脂剤溶液で40mlまで満たし、電
磁式撹拌プレートの上に置き、マイクロスライドガラス
に配慮しながらなお且つ羽根車型撹拌棒が自由に回転す
るように、中心を外して配置させた。撹拌機を作動さ
せ、ダイヤルを手で撹拌速度設定“3"に調節し、ワセリ
ン薄膜被覆したマイクロスライドガラスを被検溶液の浴
中に、被覆面が上向きになり且つ撹拌棒から離れて位置
するようにして入れた。即座に秒針付き時計で時間0を
記録した。
適当な時間間隔でマイクロスライドガラスを洗浄脱脂
剤溶液浴から一時的に取り出し、1.0インチ×1.0インチ
の処理領域からのワセリンの除去率(%)を即座に読み
取り(客観的測定)、その後にマイクロスライドガラス
を即座に撹拌された水性洗浄脱脂剤浴に戻した。脱脂試
験の期間は、マイクロスライドガラスの表面からワセリ
ン薄膜を完全に即ち100%除去するのに必要とされた時
間によって決まる。
上記の試験方法の精度は、反復作業平均によって決定
されるように、ほぼ±5%である。
例2 次の組成を持つミクロエマルションの形の水性洗浄脱
脂剤配合物を調製した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 3.0 (ダワノールPPh) モノエタノールアミン 1.8 メタ珪酸ナトリウム 1.5 ドデシルベンゼンスルホン酸 1.0 軟水 92.7 100.0 メタ珪酸ナトリウムを撹拌しながら水中に溶解させ
た。モノエタノールアミン、1−フェノキシ−2−プロ
パノール及びドデシルベンゼンスルホン酸を添加し、得
られたエマルション/懸濁液を、エマルションが徐々に
澄んで玉虫色の(即ち真珠光沢がある)(青味を帯び
た)ミクロエマルションを生じるまで撹拌し続けた。こ
のミクロエマルションはpH12.65、全固体成分含有率2.5
%及び全活性成分含有率7.3%を有していた。加熱する
と、このミクロエマルションは50℃まで玉虫色のままで
あり、次いで75℃まではさらに濁りが大きくなり、約75
℃以上で透明な無色の水溶液になった。これは100℃ま
で曇り点を示さなかった。
この組成物は、アルキドエナメル塗装金属表面から次
の汚れのマーキングを容易に除去した:黒のマジックマ
ーカー、黒及び青の消せないボールペン、硬度1番の鉛
筆、赤の(ワックス)クレヨン、並びに自動車用グリー
ス汚れ。多少の痕跡のしみが表面に残った。この組成物
は、4度塗りの床仕上げ被覆{ディヴィーズ−ヤング
(Davies-Young)社製の商品名『バッカイ・サイテイシ
ョン(Buckeye Citation)』}をビニルタイルから、室
温における5分の接触時間で、次いで雑巾掛け作用、水
洗い及び空気乾燥によって、容易に除去した。
この組成物を例1の脱脂試験方法に対して、次の結果
が得られた。
2〜3秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率30% 1.0分でグリース除去率60〜65% 1.5分でグリース除去率100% 例3 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 3.5 (ダワノールPPh) モノエタノールアミン 0.5 メタ珪酸ナトリウム 1.2 ドデシルベンゼンスルホン酸 1.2 キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 5.0 軟水 88.6 100.0 この組成物は、pH12.5、全固体成分含有率4.4%及び
全活性成分含有率8.4%を有する、青味を帯びた玉虫色
のミクロエマルションだった。加熱すると、この組成物
は48℃まで玉虫色のミクロエマルションのままであり、
48〜59℃の範囲においては濁ったエマルションになり、
約60℃以上で透明な無色の溶液になった。
この組成物は、例2に記載したマーキングの100%除
去を果たし、また、例2におけるような4度塗りの『バ
ッカイ・サイテイション』床仕上げ被覆の100%除去も
果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
2秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 15秒でグリース除去率33% 30秒でグリース除去率60% 45秒でグリース除去率80〜85% 1.0分でグリース除去率100% 例4 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 3.5 (ダワノールPPh) モノエタノールアミン 0.5 メタ珪酸ナトリウム 1.2 ドデシルベンゼンスルホン酸 1.2 クメンスルホン酸ナトリウム(45%) 3.5 軟水 90.1 100.0 この組成物は、pH12.6、全固体成分含有率3.98%及び
全活性成分含有率7.98%を有する、青味を帯びた玉虫色
のミクロエマルションだった。加熱すると、この組成物
は39℃まで玉虫色のミクロエマルションのままであり、
約39℃以上で透明な無色の溶液になった。これは100℃
まで曇り点を示さなかった。
この組成物は、例2に記載したマーキングを全くしみ
を残さずに100%除去し、また、例2におけるような4
度塗りの『バッカイ・サイテイション』床仕上げ被覆の
100%除去も果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
15秒でグリース除去率10% 30秒でグリース除去率25% 1.0分でグリース除去率45〜50% 1.5分でグリース除去率70% 2.0分でグリース除去率85〜90% 2.5分でグリース除去率100% 例5 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 3.5 (ダワノールPPh) モノエタノールアミン 0.5 メタ珪酸ナトリウム 1.2 ドデシルベンゼンスルホン酸 1.2 ナトリウムカプリロアンフォ プロピオネート、50% 2.0 モナテリック(Monateric)CY-Na-50 軟水 91.6 100.0 この組成物は、pH12.5、全固体成分含有率3.4%及び
全活性成分含有率7.4%を有する、薄黄色を帯びた玉虫
色のミクロエマルションだった。加熱すると、この組成
物は50℃まで玉虫色のミクロエマルションのままであ
り、50℃以上の温度において透明な溶液になった。これ
は曇り点を示さなかった。
この組成物は、例2に記載したマーキングを全く〜ご
く僅かしかしみを残さず100%除去し、また、例2にお
けるような4度塗りの『バッカイ・サイテイション』床
仕上げ被覆の95〜100%除去も果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
3秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 15秒でグリース除去率20〜25% 30秒でグリース除去率50% 45秒でグリース除去率85〜90% 1.0分でグリース除去率100% 例6 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 4.0 (ダワノールPPh) メタ珪酸ナトリウム 1.0 水酸化ナトリウム(50%) 0.2 ドデシルベンゼンスルホン酸 1.5 キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 5.0 モノエタノールアミン 0.5 軟水 87.8 100.0 この組成物は、pH12.65、全固体成分含有率4.6%及び
全活性成分含有率9.1%を有する、青味を帯びた玉虫色
のミクロエマルションだった。加熱すると、この組成物
は51.5℃まで玉虫色のミクロエマルションのままであ
り、50〜60℃の範囲において濁り、約60℃以上で透明な
無色の溶液だった。
この組成物は、例2に記載したマーキングを僅かにし
みを残しただけで100%除去し、また、例2におけるよ
うな4度塗りの『バッカイ・サイテイション』床仕上げ
被覆の100%除去も果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
30秒でグリース除去率20% 1.0分でグリース除去率35% 2.0分でグリース除去率60% 3.0分でグリース除去率90% 3.33分でグリース除去率100% 例7 次の成分を示した量で一緒にすることによって対照用
組成物を調製した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 4.0 (ダワノールPPh) ドデシルベンゼンスルホン酸 1.7 水酸化ナトリウム(50%) 0.5 モノエタノールアミン 1.5 軟水 92.3 100.0 この組成物は、ビルダー成分を含有しない透明な本質
的に無色の溶液だった。この組成物はpH11.7、全固体成
分含有率1.844%及び全活性成分含有率7.344%を有して
いた。この組成物は100℃まで曇り点を示さなかった。
この組成物は、例2に記載したマーキングをアルキド
エナメル塗装金属表面から次の割合で全く容易に除去し
た。
黒のマジックマーカーフェルトペン除去率85〜90% 黒の消せないボールペン除去率80% 青の消せないボールペン除去率100% 硬度1番の鉛筆除去率90% 赤の(ワックス)クレヨン除去率95% 自動車用グリース汚れ除去率100% 黒のマジックマーカー及び黒の消せないボールペンの
マーキングについて僅かなしみがあった。この組成物は
また、例2におけるような4度塗りの『バッカイ・サイ
テイション』床仕上げ被覆の100%除去も果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
15秒でグリース除去率10〜15% 30秒でグリース除去率25% 1.0分でグリース除去率45% 2.0分でグリース除去率70〜75% 3.0分でグリース除去率90% 3.5分でグリース除去率100% 例8 次の組成を持つミクロエマルションの形の水性洗浄脱
脂剤配合物を調製した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 4.0 (ダワノールPPh) ドデシルベンゼンスルホン酸 1.7 水酸化ナトリウム(50%) 0.4 モノエタノールアミン 0.9 軟水 92.6 メタ珪酸ナトリウム 0.4 100.0 メタ珪酸ナトリウム以外の上記の全ての成分を一緒に
撹拌して水溶液を形成させた。次いでメタ珪酸ナトリウ
ムを粒体として添加し、溶液中に溶解した際に、青味を
帯びた玉虫色の外観を持つミクロエマルションが形成し
た。このミクロエマルションはpH12.1、全固体成分含有
率2.22%及び全活性成分含有率7.12%を有していた。加
熱すると、このミクロエマルションは37℃まで玉虫色の
ままであり、約37℃以上で透明な無色の溶液になった。
これは曇り点を示さなかった。
この組成物は、例2に記載したマーキングを全く汚さ
ずに100%除去し、また、例2におけるような4度塗り
の『バッカイ・サイテイション』床仕上げ被覆の100%
除去も果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
15秒でグリース除去率33% 30秒でグリース除去率60% 45秒でグリース除去率80〜90% 1.0分でグリース除去率100% 例9 次の組成を持つミクロエマルションの形の水性洗浄脱
脂剤配合物を調製した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 4.0 (ダワノールPPh) ドデシルベンゼンスルホン酸 1.7 水酸化ナトリウム(50%) 0.5 モノエタノールアミン 1.5 軟水 91.9 メタ珪酸ナトリウム 0.4 100.0 メタ珪酸ナトリウム以外の上記の全ての成分を一緒に
撹拌して透明な水溶液を形成させた。次いでメタ珪酸ナ
トリウムを粒体として添加し、溶液中に溶解した際に、
青味を帯びた玉虫色の外観を持つミクロエマルションが
形成した。このミクロエマルションはpH12.3、全固体成
分含有率2.24%及び全活性成分含有率7.74%を有してい
た。加熱すると、このミクロエマルションは41℃まで玉
虫色のままであり、約41℃以上で透明な無色の溶液にな
った。これは曇り点を示さなかった。
この組成物は、例2に記載したマーキングをごく僅か
に汚しただけで100%除去し、また、例2におけるよう
な4度塗りの『バッカイ・サイテイション』床仕上げ被
覆の100%除去も果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
15秒でグリース除去率25〜30% 30秒でグリース除去率60〜65% 45秒でグリース除去率85〜90% 50秒でグリース除去率100% 例7に記載した結果と比較することによって、上記の
結果は、ビルダーの添加によって高められた脱脂活性が
達成されるということを示す。
例10 次の組成を持つミクロエマルション洗浄脱脂剤配合物
を調製するにあたって、例8及び例9を繰り返した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 4.0 (ダワノールPPh) ドデシルベンゼンスルホン酸 1.6 水酸化ナトリウム(50%) 0.4 モノエタノールアミン 1.5 軟水 92.1 メタ珪酸ナトリウム 0.4 100.0 このミクロエマルションは青味を帯びた玉虫色の外
観、pH12.3、全固体成分含有率2.12%及び全活性成分含
有率7.62%を有していた。加熱すると、このミクロエマ
ルションは44℃まで玉虫色のままであり、それ以上で透
明な無色の溶液を形成した。これは曇り点を示さなかっ
た。
この組成物は、自動車用グリースを含めて例2に記載
した全てのマーキングの100%除去を果たし、また、例
2におけるような4度塗りの『バッカイ・サイテイショ
ン』床仕上げ被覆の100%除去も果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
1〜2秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 15秒でグリース除去率40% 30秒でグリース除去率70〜75% 45秒でグリース除去率100% 例11 次の組成を持つミクロエマルション洗浄脱脂剤配合物
を調製するにあたって、例8及び9を繰り返した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 4.0 (ダワノールPPh) ドデシルベンゼンスルホン酸 1.6 水酸化ナトリウム(50%) 0.4 モノエタノールアミン 1.5 軟水 92.0 メタ珪酸ナトリウム 0.5 100.0 このミクロエマルションは青味を帯びた玉虫色の外
観、pH12.4、全固体成分含有率2.22%及び全活性成分含
有率7.72%を有していた。加熱すると、このミクロエマ
ルションは52.5℃まで玉虫色のままであり、52.5℃以上
で透明な溶液になった。これは曇り点を示さなかった。
この組成物は、例2に記載した全てのマーキングを全
く汚さずに100%除去し、また、例2におけるような4
度塗りの『バッカイ・サイテイション』床仕上げ被覆の
100%除去も果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
15秒でグリース除去率20〜25% 30秒でグリース除去率50% 1.0分でグリース除去率75% 1.5分でグリース除去率85〜90% 2.0分でグリース除去率100% 例12 次の組成を持つミクロエマルションの形の水性洗浄脱
脂剤配合物を調製した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 4.0 (ダワノールPPh) ドデシルベンゼンスルホン酸 1.5 水酸化ナトリウム(50%) 0.4 軟水 93.7 ピロ燐酸四カリウム 0.4 100.0 ピロ燐酸四カリウム以外の上記の全ての成分を一緒に
撹拌し、痕跡量のセスキ炭酸ナトリウムによってpHを7.
0に調節して、透明な無色の水溶液を得た。次いでピロ
燐酸四カリウムを粒体として添加し、この溶液は即座に
青味を帯びた玉虫色のミクロエマルションに変化した。
このミクロエマルションはpH9.11、全固体成分含有率2.
11%及び全活性成分含有率6.115%を有していた。加熱
すると、このミクロエマルションは42℃まで玉虫色のま
まだった。これは100℃まで曇り点を示さず、引火点を
示さなかった。
この組成物は、例2に記載した全てのマーキングの容
易且つ迅速な100%除去を果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
2秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 15秒でグリース除去率45% 30秒でグリース除去率90〜95% 35秒でグリース除去率100% 例13 次の組成を持つミクロエマルション洗浄脱脂剤配合物
を調製するにあたって、例12を繰り返した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 4.0 ドデシルベンゼンスルホン酸 1.5 水酸化ナトリウム(50%) 0.4 軟水 93.7 硼砂 0.4 100.0 粒状硼砂を他の成分に添加した際にミクロエマルショ
ンが形成した。硼砂がゆっくり溶解することによって、
透明な水溶液から青味を帯びた玉虫色のミクロエマルシ
ョンへの漸次の変化が起きた。このミクロエマルション
はpH8.93、全固体成分含有率2.115%及び全活性成分含
有率6.115%を有していた。加熱すると、このミクロエ
マルションは38℃まで玉虫色のままであり、38.5℃にお
いて透明になり、約39℃以上で透明な無色の溶液になっ
た。これは100℃まで曇り点を示さず、引火点を示さな
かった。
この組成物は、例2に記載した全てのマーキングの容
易な100%除去を果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
1〜2秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 15秒でグリース除去率50〜55% 30秒でグリース除去率80% 40秒でグリース除去率100% 例14 次の組成を持つミクロエマルション洗浄脱脂剤配合物
を調製するにあたって、例12を繰り返した。
成分 重量% 1−フェノキシ−2−プロパノール 4.0 (ダワノールPPh) ドデシルベンゼンスルホン酸 1.5 水酸化ナトリウム(50%) 0.4 軟水 93.6 炭酸ナトリウム 0.5 100.0 粉末状の炭酸ナトリウムを他の成分の透明な無色の水
溶液に添加すると、青味を帯びた玉虫色のミクロエマル
ションが即座に形成した。このミクロエマルションはpH
10.75、全固体成分含有率2.215%及び全活性成分含有率
6.215%を有していた。このミクロエマルションは例12
及び13のものと違って僅かに粘性であり、21℃において
37cpsのブルックフィールド粘度を有していた。加熱す
ると、このミクロエマャションは60.5℃まで玉虫色のま
まであり、約61℃以上で透明な無色の水溶液になった。
これは100℃まで曇り点を示さなかった。
この組成物は、例2に記載した全てのマーキングの迅
速な100%除去を果たした。
この組成物を例1の脱脂試験方法に付して、次の結果
が得られた。
2秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 15秒でグリース除去率30〜35% 30秒でグリース除去率60% 40秒でグリース除去率85〜90% 50秒でグリース除去率100% 例15 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 2−フェノキシエタノール 6.4 (ダワノールEPh) ドデシルベンゼンスルホン酸 2.5 無水メタ珪酸ナトリウム 3.5 キレート化剤(ハンペン100、40%) 2.0 キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 7.5 軟水 78.1 100.0 この組成物は、pH12.86、全固体成分含有率9.8%及び
全活性成分含有率16.2%を有する、弱い青味を帯びたミ
クロエマルションだった。これは100℃まで曇り点を示
さず、引火点を示さなかった。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの75%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
8秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率10% 1.0分でグリース除去率30% 2.0分でグリース除去率55% 4.0分でグリース除去率80〜85% 6.0分でグリース除去率100% 例16 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 3.6 ドデシルベンゼンスルホン酸 2.80 キレート化剤(ハンペン100) 2.00 プロピレングリコール 2.00 モノメチルエーテル ジプロピレングリコール 0.95 モノメチルエーテル トリプロピレングリコール 0.70 モノメチルエーテル 1−フェノキシ−2−プロパノール 6.35 (ダワノールPPh) キシレンスルホン酸ナトリウム 8.50 軟水 73.10 100.00 この組成物は、pH13.23、全固体成分含有率10.6%及
び全活性成分含有率20.6%を有する、弱い青味を帯びた
コロイド状ミクロエマルションだった。これは曇り点及
び引火点を示さなかった。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの90%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
5秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率15% 1.0分でグリース除去率35% 2.0分でグリース除去率70% 3.0分でグリース除去率90% 3.75分でグリース除去率100% 例17 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤組成物を配合するにあ
たって、例2を繰り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 5.50 ドデシルベンゼンスルホン酸 5.00 キレート化剤(ハンペン100) 2.00 プロピレングリコール 2.00 モノメチルエーテル ジプロピレングリコール 0.95 モノメチルエーテル トリプロピレングリコール 0.70 モノメチルエーテル 1−フェノキシ−2−プロパノール 6.35 (ダワノールPPh) キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 8.5 軟水 69.0 100.0 この組成物はミクロエマルションを形成するのに必要
な量を超える過剰の可溶化用添加剤を含有するために、
これらの成分はミクロエマルションではなくて透明な水
溶液を形成した。
水による1:5の希釈度において、この溶液のアルキド
エナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマーカ
ーのマーキングの除去率は0%だった。
水による1:2の希釈度においてこの溶液を例1の脱脂
試験方法に付して、次の結果が得られた。
2.5分でグリース塗布スライドへの最初の作用 4.5分でグリース除去率10% 10分でグリース除去率20〜25% 20分でグリース除去率50% 30分でグリース除去率70% 50分でグリース除去率90〜95% 65分でグリース除去率100% 例18 次の組成を持つ水性ミクロンエマルションを配合する
にあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 4.0 ドデシルベンゼンスルホン酸 2.0 プロピレングリコール モノ−t−ブチルエーテル 9.5 {アーコソルブ(Arcosolve)PTB} キレート化剤(ハンペン100) 3.0 軟水 81.5 100.0 有機溶剤成分のプロピレングリコールモノーt−ブチ
ルエーテルは21℃において13.9重量%の水溶解度を有す
る。この組成物は、pH13.73、全固体成分含有率7.2%及
び全活性成分含有率16.7%を有する、非常に弱い青味を
帯びたコロイド状ミクロエマルションだった。これは曇
り点28℃を有していた。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの60%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物は溶液にな
った。これを例1の脱脂試験方法に付して、次の結果が
得られた。
7秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 1.0分でグリース除去率20〜25% 2.0分でグリース除去率33% 3.0分でグリース除去率40% 4.0分でグリース除去率45〜50% 5.0分でグリース除去率60% 6.0分でグリース除去率65〜70% 7.0分でグリース除去率75% 8.0分でグリース除去率80% 9.0分でグリース除去率85% 10.0分でグリース除去率90% 12.0分でグリース除去率95% 13.5分でグリース除去率100% 例19 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 2.0 ノニルフェノールエトキシラート酸 3.5 (T-Det N-14) キレート化剤(ハンペン100、40%) 2.0 ジプロピレングリコール 3.5 モノメチルエーテル 1−フェノキシ−2−プロパノール 6.5 (ダワノールPPh) キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 11.0 軟水 11.5 100.0 この組成物は、pH13.62、全固体成分含有率10.7%及
び全活性成分含有率20.7%を有する、僅かに青味を帯び
たコロイド状ミクロエマルションだった。これは曇り点
26℃を有し、引火点を示さなかった。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの100%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
5秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 20秒でグリース除去率25% 40秒でグリース除去率60% 1.0分でグリース除去率85〜90% 1.5分でグリース除去率100% 例20 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 2.0 ドデシルベンゼンスルホン酸 1.5 キレート化剤(ハンペン100、40%) 5.0 ベンジルアルコール 9.0 トリプロピレングリコール 1.0 モノメチルエーテル キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 9.5 軟水 72.0 100.0 この組成物は、pH13.19、全固体成分含有率9.3%及び
全活性成分含有率19.3%を有する、弱い青味を帯びたミ
クロエマルションだった。これは曇り点100℃以上を有
し、引火点を示さなかった。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの50%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
4秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率35% 1.0分でグリース除去率60% 1.5分でグリース除去率75〜80% 2.0分でグリース除去率85〜90% 2.5分でグリース除去率95% 2.75分でグリース除去率100% 例21 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 2.0 ドデシルベンゼンスルホン酸 2.5 キレート化剤(ハンペン100、40%) 1.5 トリプロピレングリコール 2.5 モノメチルエーテル 1−フェノキシ−2−プロパノール 7.0 (ダワノールPPh) キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 9.0 軟水 75.5 100.0 この組成物は、pH13.05、全固体成分含有率8.7%及び
全活性成分含有率18.2%を有する、弱い青味を帯びたミ
クロエマルションだった。これは曇り点約75℃を有し、
引火点を示さなかった。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの95%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
4秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率45% 1.0分でグリース除去率65〜70% 1.5分でグリース除去率80% 2.0分でグリース除去率90% 2.5分でグリース除去率100% 例22 次の組成を持つビルダー成分を含有しない水性ミクロ
エマルションを配合するにあたって、例21を繰り返し
た。
成分 重量% ドデシルベンゼンスルホン酸 2.5 水酸化ナトリウム(50%) 0.4 キレート化剤(ハンペン100、40%) 1.5 トリプロピレングリコール 2.5 モノメチルエーテル 1−フェノキシ−2−プロパノール 7.0 (ダワノールPPh) キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 6.5 軟水 79.6 100.0 ドデシルベンゼンスルホン酸を部分的に中和して塩形
成させるために、少量の水酸化ナトリウムを含有させ
た。この組成物は、pH7.0、全固体成分含有率5.9%及び
全活性成分含有率15.4%を有する、弱い乳白光を出すミ
クロエマルションだった。これは曇り点100℃以上を有
し、引火点を示さなかった。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの除去率がたった0〜5%だけだっ
た。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
11秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率5〜10% 1.0分でグリース除去率30% 1.5分でグリース除去率55〜60% 2.0分でグリース除去率70% 3.0分でグリース除去率85〜90% 4.0分でグリース除去率95% 4.5分でグリース除去率100% しかして、例21の組成物と比較することによって、本
例のビルダー成分を含有しない組成物は例21のビルダー
含有組成物より効果が少なかった。
例23 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% トリポリ燐酸ナトリウム 2.0 ドデシルベンゼンスルホン酸 2.5 キレート化剤(ハンペン100、40%) 1.5 トリプロピレングリコール 2.5 モノメチルエーテル 1−フェノキシ−2−プロパノール 7.0 (ダワノールPPh) キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 7.5 軟水 76.4 100.0 この組成物は、pH11.27、全固体成分含有率8.4%及び
全活性成分含有率17.9%を有する、青味を帯びた乳白色
を出すミクロエマルションだった。これは曇り点100℃
以上を有し、引火点を示さなかった。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの60%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
6秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率25% 1.0分でグリース除去率40〜45% 1.5分でグリース除去率65〜70% 2.0分でグリース除去率80% 2.5分でグリース除去率90% 3.0分でグリース除去率100% 例24 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 2.2 ドデシルベンゼンスルホン酸 2.5 ポリグリコール112−2(ダウ) 10.0 (ブロックエチレンオキシド/ プロピレンオキシドコポリオール、 グリセロール末端基含有) 軟水 85.3 100.0 この組成物は、pH12.73、全固体成分含有率及び全活
性成分含有率14.7%を有する、微弱色のミクロエマルシ
ョンだった。これは曇り点40℃を有し、引火点を示さな
かった。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの100%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
4秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率20% 1.0分でグリース除去率55〜60% 1.5分でグリース除去率80% 2.0分でグリース除去率100% 例25 弱水溶性有機溶剤の代わりに高度に水溶性の有機溶剤
を含有する次の組成物を配合するにあたって、例2を繰
り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 2.0 ドデシルベンゼンスルホン酸 2.4 エチレングリコールモノブチルエーテル 10.0 (ブチルセロソルブ) 軟水 85.6 100.0 この組成物は、pH12.53、全固体成分含有率4.4%及び
全活性成分含有率14.4%を有する、透明な非常に薄い黄
色の溶液だった。これは曇り点100℃以上を有してい
た。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの除去率が5%未満だった。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
20秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 1.0分でグリース除去率15% 2.0分でグリース除去率25〜30% 3.0分でグリース除去率35〜40% 4.0分でグリース除去率45% 6.0分でグリース除去率50〜55% 10.0分でグリース除去率65% 15.0分でグリース除去率75% 20.0分でグリース除去率80% 25.0分でグリース除去率85% 30.0分でグリース除去率90% 35.0分でグリース除去率95% 39.0分でグリース除去率100% 例26 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 2.3 ドデシルベンゼンスルホン酸 2.8 トリプルピレングリコール 5.0 モノメチルエーテル アセトフェノン 5.0 軟水 84.9 100.0 この組成物は、pH12.61、全固体成分含有率5.1%及び
全活性成分含有率15.1%を有する、青味を帯びた玉虫色
のミクロエマルションだった。これは曇り点100℃以上
を有し、引火点を示さなかった。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの100%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
5秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率25〜30% 1.0分でグリース除去率70% 1.5分でグリース除去率100% 例27 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 2.0 ドデシルベンゼンスルホン酸 2.5 シクロヘキサノール 8.5 トリプロピレングリコール 1.5 モノメチルエーテル キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 5.4 軟水 80.1 100.0 この組成物は、pH12.74、全固体成分含有率6.66%及
び全活性成分含有率16.66%を有する、弱い青味を帯び
たミクロエマルションだった。これは曇り点65℃以上を
有していた。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの約65%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
1.5秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率5〜10% 1.0分でグリース除去率15% 2.0分でグリース除去率20% 3.0分でグリース除去率30% 4.0分でグリース除去率40% 5.0分でグリース除去率50〜55% 6.0分でグリース除去率70% 7.0分でグリース除去率85% 8.0分でグリース除去率100% 例28 次の組成を持つ水性洗浄脱脂剤ミクロエマルションを
配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% 無水メタ珪酸ナトリウム 2.0 2−フェノキシエタノール酸 9.0 (ダワノールEPh) ココベタイン(30%) 4.0 キシレンスルホン酸ナトリウム(40%) 9.6 軟水 75.4 100.0 この組成物は、pH13.42、全固体成分含有率7.04%及
び全活性成分含有率16.04%を有する、薄い青味を帯び
た玉虫色のミクロエマルションだった。これは曇り点10
0℃以上を有し、引火点を示さなかった。
水による1:5の希釈度において、この組成物はアルキ
ドエナメル塗装スチールパネルからの黒のマジックマー
カーのマーキングの100%除去を果たした。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
3秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 30秒でグリース除去率25〜30% 1.0分でグリース除去率65〜70% 1.5分でグリース除去率100% 例29 次の組成を持つミクロエマルションの形の水性洗浄脱
脂剤を配合するにあたって、例2を繰り返した。
成分 重量% モノエタノールアミン 0.5 メタ珪酸ナトリウム 2.0 1−フェノキシ−2−プロパノール酸 7.0 (ダワノールPPh) トリプロピレングリコール 3.0 モノメチルエーテル ドデシルベンゼンスルホン酸 3.0 軟水 82.4 イソデシルオキシプロピルイミノジプロ ピオン酸{『アルカリ・サーファクタン 2.0 ト(Alkali Surfactant)』、トマー・プ ロダクツ(Tomah Products)、35%} 脱泡剤 0.1 {アットサーフ(Atsurf)F−12} 100.0 メタ珪酸ナトリウムを撹拌しながら水に溶解させた。
モノエタノールアミンを添加し、次いで1−フェノキシ
−2−プロパノール、トリプロピレングリコールモノメ
チルエーテル及びドデシルベンゼンスルホン酸を撹拌し
ながら添加した。均質エマルションが形成するまで撹拌
を続けた。次いでアルカリ・サーファクタントを添加
し、エマルションがミクロエマルションに変化し、その
後に脱泡剤を添加した。得られたミクロエマルションは
僅かに青味を帯びた玉虫色の外観、pH12.42、全固体成
分含有率5.7%及び全活性成分含有率16.2%を有してい
た。これは曇り点100℃以上を示した。
水による1:2の希釈度においてこの組成物を例1の脱
脂試験方法に付して、次の結果が得られた。
1秒でグリース塗布スライドへの最初の作用 15秒でグリース除去率40% 30秒でグリース除去率75% 65秒でグリース除去率100% 以上のことから、本発明のいくつかの目的が達成さ
れ、他の有利な結果が得られることがわかるだろう。
本発明の範囲から外れることなく、上記の組成物にお
ける様々な変更を為すことができ、以上の記載に含まれ
る又は添付図面に示される全ての内容は例示的なもので
あって、限定的な意味を持たないと解釈されることを意
図する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−317567(JP,A) 特開 昭59−176398(JP,A) 特開 昭60−90034(JP,A) 特開 昭56−145998(JP,A) 米国特許4414128(US,A) 英国特許2144763(GB,B) 欧州公開171122(EP,A1)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) (i) 0.2〜6重量%の範囲の水溶解度を持つこと、 (ii) 炭化水素又はハロカーボンでないこと、 (iii) 1個以上の同類の又は異類の酸素、窒素、硫
    黄又は燐含有官能基を有すること、 (iv) 疎水性の汚れに対する溶剤であること、 及び (v) その水溶解度を越える量で存在すること を特徴とする少なくとも1種の弱水溶性有機溶剤、 (b) 組成物全体を基準として0.25〜10.0重量%の量
    のビルダー (c) 0.1〜100重量%の界面活性剤と0〜99.9重量%
    のヒドロトロープとから成る可溶化用添加剤 (この可溶化用添加剤は、前記有機溶剤と前記ビルダー
    との組合せ物を含むミクロエマルションを形成させるの
    に必要な最小量以上の量であってしかし真溶液を形成さ
    せるのに必要な量よりは少ない量で存在する)、 並びに (d) 水 を含む、ミクロエマルションの形の安定な水性洗浄脱脂
    剤組成物。
  2. 【請求項2】前記有機溶剤が1〜2.5重量%の範囲の水
    溶解度を持つ、請求の範囲第1項記載の安定な水性洗浄
    脱脂剤組成物。
  3. 【請求項3】前記有機溶剤がエステル、アルコール、ケ
    トン、アルデヒド、エーテル及びニトリルより成る群か
    ら選択される、請求の範囲第1項記載の安定な水性洗浄
    脱脂剤組成物。
  4. 【請求項4】前記有機溶剤が2−フェノキシエタノー
    ル、1−フェノキシ−2−プロパノール、β−フェニル
    エタノール、アセトフェノン、ベンジルアルコール、酢
    酸ブトキシエチル、イソホロン並びに混合された琥珀
    酸、グルタル酸及びアジピン酸のジメチルエステルより
    成る群から選択される、請求の範囲第1項記載の安定な
    水性洗浄脱脂剤組成物。
  5. 【請求項5】前記ビルダーがアルカリ金属水酸化物、ア
    ルカリ金属珪酸塩及びメタ珪酸塩、アルカリ金属炭酸
    塩、重炭酸塩及びセスキ炭酸塩、硼砂、アルカリ金属燐
    酸塩、ピロ燐酸塩、トリポリ燐酸塩、ヘキサメタ燐酸塩
    及びテトラ燐酸塩並びにアルカリ金属過硼酸塩より成る
    群から選択される、請求の範囲第1項記載の安定な水性
    洗浄脱脂剤組成物。
  6. 【請求項6】前記界面活性剤が陰イオン系界面活性剤、
    非イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤及び両性
    界面活性剤より成る群から選択される、請求の範囲第1
    項記載の安定な水性洗浄脱脂剤組成物。
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