JP2671166B2 - Y/c分離フィルタ - Google Patents
Y/c分離フィルタInfo
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- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Description
に関し、特にフレーム間データの相関が小さい場合にも
高精度なY/C分離が可能で、輝度信号と色信号の漏れ
を防止するY/C分離フィルタに関する。 【0002】 【従来の技術】コンポジット映像信号からY信号(輝度
信号)とC信号(色信号)を分離するY/C分離回路と
しては、従来から図2に示すようなY/C分離フィルタ
構成が用いられている。図2において、コンポジット映
像信号は、カラーサブキャリアの4倍の周波数でサンプ
リングされ、1フィールド遅延メモリ1及び2と遅延回
路13とに入力される。1フィールド遅延メモリ2から
は標本化点から丁度1フレームだけ時間が遅れた信号が
得られる。ここで、図3に示す如く、この1フレーム分
遅れたデータは色成分の位相が1フレーム前のデータに
対して180度ずれているので、当該データを元のデー
タ(信号)から減算すれば1フレーム間でデータが変化
していない限り、完全な輝度成分と色成分の分離が可能
となる。したがって、加算回路3の+入力端子にはデジ
タル化されたコンポジット映像信号が、一入力端子には
1フィールド遅延メモリ2からの信号が入力され、両信
号の差信号が除算器12に供給される。除算器12で1
/2倍された信号が色成分C1となって得られる。一
方、遅延回路13において、入力コンポジット映像信号
と除算器12からの信号との位相ずれが補償される。そ
の後、加算器14で遅延回路13からの出力信号から除
算器12の出力信号が減算処理されて輝度信号Y1が得
られる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
Y/C分離フィルタは、1フィールド遅延メモリを用い
て位相を180度ずらせて減算処理するようなフレーム
間差信号に基づく時間軸方向櫛形フィルタ構成としてY
/C分離を行っている。しかしながら、かかる構成のY
/C分離フィルタは、1フレーム間でのデータに変化が
ない場合には充分なY/C分離が可能であるが、映像に
動きがあると、1フレーム遅延デジタル映像信号と元の
映像信号とは相関がとれず、データの変化量に応じて色
信号と輝度信号相互間にて漏れが生じてしまい、クロス
カラーが発生する。また、画像のエッジ部においてはド
ットが流れてしまうという問題も生ずる。そこで、この
発明の目的は、映像に動きがある場合の輝度信号と色信
号の漏れを防止するY/C分離フィルタを提供すること
にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、この発明によるY/C分離フィルタは、コンポジッ
ト信号をフィールド遅延回路により遅延させ、少なくと
も1フレーム分遅延させた映像信号に基づき、1フレー
ム間差の映像信号を加減算処理して色成分(C信号)と
輝度成分(Y信号)とを分離処理するY/C分離フィル
タにおいて、前フレーム間の輝度信号の差を示す輝度差
信号と色信号の差を示す色差信号のうち少なくとも前記
輝度差信号を検出し、前記輝度差信号を1フレーム間の
差分信号と直接に加減算を行うことにより前記分離処理
を補正するように構成されている。 【0005】 【作用】この発明では、フィールド遅延回路により遅延
されたコンポジット映像信号から、前フレーム間の輝度
信号の差を示す輝度差信号と色信号の差を示す色差信号
のうち少なくとも前記輝度差信号を検出し、色成分(C
信号)と輝度成分(Y信号)とを分離処理するための処
理をこの差信号に基づいて補正することにより、映像に
動きがある場合であっても輝度信号と色信号の漏れを防
止している。 【0006】 【実施例】次に、この発明について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明によるY/C分離フィルタ
の一実施例を示すブロック図である。図1において、1
フィールド遅延メモリ1と2は、図2と同様なフレーム
遅延信号を発生するフィールドメモリである。コンポジ
ット映像信号V1(色信号C1と輝度信号Y1の和信号
で表わす)は、加算器3の+入力端子と、デジタルフィ
ルタ4及び5とに入力される。また、1フィールド遅延
メモリ2の出力V2は、加算器3の一入力端子に入力さ
れるとともに、デジタルフィルタ6と7にも入力され
る。デジタルフィルタ4と7は、主に映像信号の色成分
のみを通過させるバンドパスフィルタであり、フィルタ
の伝達関数HBP(Z)は、例えば HBP(Z)=(−1/8)(1−Z-2)2(1+Z-4) である。デジタルフィルタ5と6は、主に映像信号の輝
度成分のみを通過させるトラップフィルタであり、フィ
ルタの伝達関数HT(Z)は、例えば HT(Z)=(−1/2)(1+Z-2) である。加算器9の入力端子にはデジタルフィルタ4の
出力と、デジタルフィルタ7の出力が供給される。ま
た、加算器8の+入力端子にはデジタルフィルタ6の出
力が、一入力端子にはデジタルフィルタ6の出力が供給
されている。 【0007】1フレーム遅延メモリ2の出力は、色相
(色信号)が180度ずれていることから、 V2=−C2+Y2 となる。また、C1信号とC2信号の差分をΔC(=C
1−C2)と定義し、Y1信号とY2信号の差分をΔY
で定義すると、加算器9の出力にはΔC信号が、加算器
8の出力にはΔY信号が発生する。加算器3の出力は、
V1−V2であり、 V1−V2=Y1−Y2+C1+C2 =ΔY+2C1−ΔC …(1) となる。加算器10の+入力端子には加算器3の出力
が、一入力端子には加算器8の出力が供給されており、
その出力には、 2C1+ΔY−ΔC−ΔY=2C1−ΔC が現れる。また、加算器11の+入力端子には加算器9
の出力が、一入力端子には加算器10の出力が入力さ
れ、結局、加算器11の出力には、 2C1−ΔC+ΔC=2C1 の出力信号が現れる。加算器11の出力が除算器12に
て1/2倍されることによりコンポジット映像信号V1
から色成分C1が求まることになる。コンポジット映像
信号V1は、遅延回路13を通ることにより、除算器1
2からの出力信号の入力コンポジット映像信号V1との
位相ずれが補償されて、加算器14の+入力端子に入力
される。加算器14では、遅延回路13からの信号から
除算器12からの出力信号が減算処理されることによっ
て輝度成分Y1が得られる。 【0008】以上の実施例の他、デジタルフィルタ処理
による輝度成分と色成分の変化量はそのまま上述櫛形フ
ィルタを動き適応型3次元フィルタとして用いるときの
動き量検出回路として用いることができる。また、デジ
タルフィルタ4〜7をライン相関を検出して行う垂直櫛
形フィルタに置き換えても良い。更に、デジタルフィル
タ4、6及び加算器11を省いてΔC成分を除去せずと
も、高性能が要求されなければ問題は少ない。 【0009】 【発明の効果】以上、説明したように、この発明による
Y/C分離フィルタでは、フレーム間の変化量を色成分
と輝度成分とに分離して検出し、時間フィルタの出力信
号に補正をかけているので、つまり、Y/C分離処理に
補正処理を施しているので、例えフレーム間で動きがあ
り、フレーム間のデータに完全な相関がない場合であっ
ても輝度成分の漏れ込みが少ない3次元櫛形時間フィル
タの色成分が分離できる。その結果、色成分の漏れ込み
の少ない輝度成分の分離も可能となる。
を示すブロック図である。 【図2】従来のY/C分離フィルタの構成ブロック図で
ある。 【図3】NTSC方式のコンポジット映像信号をカラー
バースト信号の4倍の周波数でサンプリングした信号の
フレーム間の色相を示す図である。 【符号の説明】 1、2 1フィールド遅延メモリ 3、8、9、10、11、14 加算器 4〜7 デジタルフィルタ 12 除算器 13 遅延回路
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 コンポジット信号をフィールト遅延回路により遅延さ
せ、少なくとも1フレーム分遅延させた映像信号に基づ
き、1フレーム間差の映像信号を加減算処理して色成分
(C信号)と輝度成分(Y信号)とを分離処理するY/
C分離フィルタにおいて、 前フレーム間の輝度信号の差を示す輝度差信号と色信号
の差を示す色差信号のうち少なくとも前記輝度差信号を
検出し、前記輝度差信号を1フレーム間の差分信号と直
接に加減算を行うことにより前記分離処理を補正するこ
とを特徴とするY/C分離フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2415150A JP2671166B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | Y/c分離フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2415150A JP2671166B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | Y/c分離フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04230196A JPH04230196A (ja) | 1992-08-19 |
JP2671166B2 true JP2671166B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=18523552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2415150A Expired - Lifetime JP2671166B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | Y/c分離フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2671166B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6345988A (ja) * | 1986-04-09 | 1988-02-26 | Hitachi Ltd | 輝度信号・色信号分離回路 |
JPH02177791A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-10 | Nec Home Electron Ltd | 動き適応型y/c分離回路 |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP2415150A patent/JP2671166B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04230196A (ja) | 1992-08-19 |
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