JP2558087B2 - 動き部分検出方法 - Google Patents

動き部分検出方法

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JP2558087B2
JP2558087B2 JP7104582A JP10458295A JP2558087B2 JP 2558087 B2 JP2558087 B2 JP 2558087B2 JP 7104582 A JP7104582 A JP 7104582A JP 10458295 A JP10458295 A JP 10458295A JP 2558087 B2 JP2558087 B2 JP 2558087B2
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JP
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moving part
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孝人 片桐
弘幸 伊賀
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理すべきテレビジョ
ン信号が動画か静画かを誤りなく判別し、例えば動き適
応型のYC分離を正確に行い得る動き部分検出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】標準テレビジョン方式であるNTSC方
式は、輝度信号と色信号が周波数多重されている。受像
機において周波数分離またはくし形フィルタにより、前
記輝度信号と色信号を分離した場合にはクロスカラー、
ドット妨害などの障害が生じる。そこで色副搬送波位相
のフレーム間反転に着目し、フレームメモリを用いた輝
度・色信号の分離が注目されている。
【0003】この分離方法は、画像の静領域(以下静画
と称する)ではフレーム間の和をとることで輝度信号Y
Sを得、逆に差をとることで色信号CSを得る。また、
画像の動領域(以下動画と称する)ではフレーム間和お
よび差を適用することが不可能なため前述した周波数分
離、またはくし形フィルタにて輝度信号YMと色信号C
Mを得る。このように画像の動きに応じた輝度・色信号
の分離を行う方式は動き適応型YC分離と呼ばれてい
る。この動き適応型YC分離では動画・静画を切り換え
る判定の正確さが要求される。
【0004】上記判定に際しては特に動画を動画として
必ず検出することが大切になる。静画を動画と判定し、
周波数分離またはくし形フィルタによる輝度・色信号分
離を行っても、この分離は従来から用いられてきた方法
でありそれ以下の画質劣化とはならない。しかし動画を
静画として判定し、フレーム間分離を適用すると、輝度
信号には2重像障害および色信号の漏洩が発生し、一方
の色信号には輝度信号の漏洩が生じ、大変な画質劣化と
なる。従って判定信号を発生する動き検出回路の動作が
動き適応形YC分離を正常に行い得るか否かの鍵とな
る。
【0005】図3に従来の動き部分検出回路例を示す。
同図で端子1にはディジタル化された画像データ2が入
力される。減算器5は、入力信号2とこれを2フレーム
メモリ3によって遅延した信号4との差分をとる。差分
信号6は絶対値回路7に供給され、得られる差分絶対値
信号8は比較器10に入力される。同回路では前記絶対
値信号8と設定値9とを比較し、比較結果を比較信号1
1として出力する。比較信号11は動画・静画の判定信
号であり、その値が「1」のとき動画,「0」のとき静
画である。この検出回路で2フレーム間差信号を使用す
るのは、前述した色副搬送波のフレーム反転により、1
フレーム間差信号を使用すると静止画像である場合に色
信号CSが差分として出力されるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画面内において、ある
対象が図4(a)〜(c)に示すような動き(右から左
への移動)を行った場合、従来の動き検出回路はフレー
ム間差信号(例えば2フレーム間差信号)を用いている
ため動画と判定される領域は図4(d)の斜線の領域と
なる。同図で破線の領域は本来動画と判定されるべき領
域であるのに静画と判定されている。従ってこの領域に
おいてはフレーム間YC分離が適用されることになり、
前述した2重像障害や、輝度信号と色信号相互間での漏
洩が発生し、非常な画質劣化を招く。
【0007】本発明は上記問題に挙げた動き検出誤判定
のない動き部分検出方法を提供することを目的とする。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の動き部分検出方法は、極性がnフレーム毎に
反転する搬送波により色差信号が輝度信号に周波数多重
されたテレビジョン信号を第1の遅延手段により2nフ
レーム期間遅延し、前記テレビジョン信号と前記第1の
遅延手段の出力との差分を示す差分信号を差分手段によ
り得、前記差分信号を第2の遅延手段によりnフレーム
期間遅延し、前記差分信号と第2の遅延手段の出力信号
とを合成手段により合成することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成により、従来動画領域であるにも係わ
らず静画と誤判定されていた1フレーム前の領域は、上
記フレーム間の差信号を遅延した信号によりその判定が
補佐されることになり、誤判定を生じることがない。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。比較信号1
1を得るまでの構成は図3に示した従来回路と同一なの
で説明を省略する。
【0012】本発明では、比較信号11は分岐されOR
回路14に供給される。このとき、一方は直接に、他方
はフレームメモリ12を介してそれぞれ前記OR回路1
4に導かれる。OR回路14は比較信号11とこれを1
フレーム遅延した遅延信号13のうち、いずれか絶対値
の大きい方を選択し出力する機能を有する。OR回路1
4の出力信号は、動画・静画の別を判定する動き検出信
号となる。
【0013】次に、この動き検出回路の動作を図2によ
って説明する。比較器10の出力信号11で動画と判定
される領域は同図(e)の斜線部Aになる。一方フレー
ムメモリ12の出力する遅延信号13は、1フレーム前
の動き信号であるから、n−1フレーム(図4(c))
とn−3フレーム(図4(a))の差分により検出され
た信号に等しい。従って遅延信号13は図2(e)の斜
線部Bの領域の動き判定を行う。OR回路14は斜線部
Aと斜線部Bの論理加算を行う。よって、従来では静画
と判定されていた破線部の領域が遅延信号13により動
画と判定され、誤検出がなくなる。逆に図2(e)にお
いて右端の斜線部Bは静画と判定されるべき領域である
が、この領域は周波数分離またはくし形フィルタによる
輝度・色信号分離が行われる。
【0014】なお、図1の実施例では比較器10によっ
て動き検出信号を1ビットとしているが、比較器の代わ
りにROM等を使用し、動き検出信号をnビットとした
動き検出回路とすることも可能である。この場合、フレ
ームメモリ12をnビットに、またOR回路14を最大
値選択回路に置き換えればよい。
【0015】また以上の説明はNTSC信号の一例を想
定して行ってきたが、これに限られるものではない。例
えば、2フレームメモリ3を4フレームメモリに、フレ
ームメモリ12を2フレームメモリとすることでPAL
信号に対応することも可能となる。
【0016】
【発明の効果】上述の本発明によれば、動画を静画と誤
判定することがなくなり、判定結果に応じて例えばYC
分離を行う場合には、画質劣化を招くことがなく、安定
した画像を現出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動き部分検出回路の一実施例を示
す回路図である。
【図2】本発明の回路動作を説明するための模式図であ
る。
【図3】従来の動き部分検出回路の回路図である。
【図4】従来の動き部分検出回路の動作を説明するため
の模式図である。
【符号の説明】
3…2フレームメモリ、5…減算器、10…比較器、1
1…比較信号、12…フレームメモリ、13…遅延信
号、14…OR回路、15…判定信号。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極性がnフレーム毎に反転する搬送波に
    より色差信号が輝度信号に周波数多重されたテレビジョ
    ン信号を第1の遅延手段により2nフレーム期間遅延
    し、 前記テレビジョン信号と前記第1の遅延手段の出力との
    差分を示す差分信号を差分手段により得、 前記差分信号を第2の遅延手段によりnフレーム期間遅
    延し、 前記差分信号と第2の遅延手段の出力信号とを合成手段
    により合成することを特徴とする動き部分検出方法
JP7104582A 1995-04-06 1995-04-06 動き部分検出方法 Expired - Lifetime JP2558087B2 (ja)

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