JPH0558312B2 - - Google Patents

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JPH0558312B2
JPH0558312B2 JP59280073A JP28007384A JPH0558312B2 JP H0558312 B2 JPH0558312 B2 JP H0558312B2 JP 59280073 A JP59280073 A JP 59280073A JP 28007384 A JP28007384 A JP 28007384A JP H0558312 B2 JPH0558312 B2 JP H0558312B2
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JP
Japan
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signal
difference signal
pass filter
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spatial
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JP59280073A
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Ikuo Someya
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Sony Corp
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、NTSC方式の映像信号よりノイズ成
分又は動き成分を分離するのに適用して好適な映
像信号の処理回路に関する。
〔従来の技術〕
NTSC方式の映像信号よりノイズ成分、動き成
分を分離して得るためには、原理的には、フレー
ム遅延線を用いて1フレーム差信号を得、この信
号の大振幅部を動き部分、小振幅部をノイズ部分
と判断することで行なわれる。ところが、色信号
(2.08MHz以上に周波数多重)はフレーム毎に位
相が反転するので、この原理のままでは、1フレ
ーム差信号に色信号(静止成分)が現われ、この
色信号の大振幅部を動き部分、小振幅部をノイズ
部分と誤判断してしまう。例えば、ノイズリダク
シヨン回路で、このような誤判断をしてしまう
と、色信号の小振幅部が抑圧され、色が薄くなつ
てしまう。
そこで、従来、クロマインバータを使い、色信
号と思われる部分を反転した後1フレーム差信号
を得、この1フレーム差信号に色信号が現われな
いようにすることが行なわれている。第8図はそ
の一例である。
同図において、端子1にはNTSC方式のカラー
映像信号SCVが供給される。この映像信号SCVは減
算器2に供給される。また、この映像信号SCV
減算器3を介して1フレームの遅延時間を有する
遅延線4に供給され、この遅延線4で1フレーム
だけ遅延させられた後、クロマインバータ5に供
給される。そして、このクロマインバータ5で色
信号の反転がなされた後減算器2に供給され、こ
の減算器2より1フレーム差信号が得られ、これ
がノイズ/動き検出回路6に供給される。検出回
路6では1フレーム差信号の小振幅部をノイズ部
分と判断し、ノイズ成分SNが検出される。この
ノイズ成分SNは減算器3に供給され、従つて、
この減算器3からノイズ成分SNの除去された映
像信号SCVOが得られる。また、検出回路6では1
フレーム差信号の大振幅部を動き部分と判断し、
動き成分SMが検出される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このようにクロマインバータ5によつ
て色信号を反転するものによれば、クロマインバ
ータ5で使用される輝度信号・色信号分離回路
(Y/C分離回路)として原理的に完全なものが
得られないので、色信号付近の輝度信号も色信号
と同様に反転されてしまい、1フレーム差信号に
もともと同位相であつた輝度信号(静止成分)が
現われ、この輝度信号の大振幅部を動き部分、小
振幅部をノイズ部分と判断してしまう。例えば、
クロマインバータ5のY/C分離回路が、第9図
に示すように、バンドエリミネートフイルタ5
a、バンドパスフイルタ5bでなるトラツプ型の
ものであるとき、上述した輝度信号の誤判断が生
じるのは、第10図に破線図示するように水平周
波数が3.58〔MHz〕(色副搬送波周波数)付近であ
り、また、クロマインバータ5のY/C分離回路
が、第11図に示すように、くし型のY/C分離
回路5cであるとき、上述した輝度信号の誤判断
が生じるのは、第12図に破線図示するように水
平周波数が3.58〔MHz〕付近で、かつ垂直周波数
が131.25〔本/画面高〕付近である。
本発明は斯る点に鑑み、NTSC方式の映像信号
よりノイズ成分又は動き成分の分離を正確に行な
えるようにするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、Y/C分離回路を要するクロマイン
バータを用いずに構成するものである。即ち、色
信号の多重されている空間周波数の高い部分は2
フレーム差信号S2Hを用い、一方応答性を確保す
るため、色信号の多重されていない、画像情報と
して重要な空間周波数の低い部分は1フレーム差
信号S1L又は1フイールド差信号を用いて、ノイ
ズ成分又は動き成分の分離を行なうものである。
〔作用〕
以上の構成において、色信号の多重されている
空間周波数の高い部分は2フレーム差信号S2H
用いるものであり、NTSC方式の映像信号の場
合、色信号は2フレーム毎に同位相となるので、
この2フレーム差信号S2Hには、色信号(静止成
分)は現れない。従つて、ノイズ成分又は動き成
分の分離を確実に行なうことができる。
〔実施例〕 以下、第1図を参照しながら本発明の一実施例
について説明しよう。
同図において、端子7にはNTSC方式のカラー
映像信号SCVが供給される。この映像信号SCVは減
算器8に供給される。また、この映像信号SCV
減算器9を介して1フレームの遅延時間を有する
遅延線10に供給され、この遅延線10で1フレ
ームだけ遅延させられた後減算器8に供給され
る。この減算器8からは1フレーム差信号S1が得
られ、この1フレーム差信号S1は空間ローパスフ
イルタ11に供給される。この空間ローパスフイ
ルタ11は、色信号の多重されていない画像情報
として重要な空間周波数の低い部分を通過帯域と
するものである。この空間ローパスフイルタ11
より得られる1フレーム差信号S1の空間周波数の
低い成分S1Lは加算器12に供給される。
また、端子7に供給される映像信号SCVは減算
器13に供給される。また、遅延線10の出力は
1フレームの遅延時間を有する遅延線14に供給
され、この遅延線14でさらに、1フレームだけ
遅延させられた後減算器13に供給される。この
減算器13からは2フレーム差信号S2が得られ、
この2フレーム差信号S2は空間ハイパスフイルタ
15に供給される。この空間ハイパスフイルタ1
5は、色信号の多重されている空間周波数の高い
部分を通過帯域とするものである。この空間ハイ
パスフイルタ15より得られる2フレーム差信号
S2の空間周波数の高い成分S2Hは加算器12に供
給される。
ここで、空間ハイパスフイルタ15は、例え
ば、第2図に斜線部で示すような通過特性を有す
るようにされ、一方、空間ローパスフイルタ11
は、同図に非斜線部で示すような通過特性を有す
るようにされる。尚、同図において、「○×」で示
すものは色副搬送波(水平周波数3.58〔MHz〕、垂
直周波数131.25〔本/画面高〕)を示しており、色
信号はこの色副搬送波を中心に分布している。ま
た、輝度信号は同図の原点を中心に分布してい
る。
第3図は、上述したような特性を得るための空
間ハイパスフイルタ15の構成例を示すものであ
る。同図において、16及び17は夫々140nsの
遅延時間を有する水平方向の遅延線、また、18
及び19は、夫々レベルを1/2及び1/4とするレベ
ル調整回路、また、20は加算器、21は減算器
であり、これらにより水平方向のハイパスフイル
タが構成されている。また、22及び23は、
夫々1ラインの遅延時間を有する垂直方向の遅延
線、24及び25は、夫々レベルを1/2及び1/4と
するレベル調整回路、また、26は加算器、27
は減算器であり、これらにより垂直方向のハイパ
スフイルタが構成されている。
また、上述したような特性を得るための空間ロ
ーパスフイルタ11は、第4図に示すように、空
間ハイパスフイルタ15及び減算器28で構成さ
れる。
第1図に戻つて、加算器12からは1フレーム
差信号S1のうち空間周波数の低い成分S1Lと2フ
レーム差信号S2のうち空間周波数の高い成分S2H
との加算信号S12が得られ、この加算信号S12はノ
イズ/動き検出回路29に供給される。この検出
回路29では、加算信号S12の小振幅部をノイズ
部分と判断し、ノイズ成分S* Nが検出される。こ
のノイズ成分S* Nは減算器9に供給され、従つて、
減算器9からはノイズ成分S* Nの除去された映像
信号S* CVOが得られる。また、検出回路29では加
算信号S12の大振幅部を動き部分と判断し、動き
成分S* Mが検出される。
第5図は検出回路29におけるノイズ成分S* N
の検出のための入出力特性であり、また、第6図
は動き成分S* Mの検出のための入出力特性である。
本例は以上のように構成され、NTSC方式の映
像信号の場合、色信号は2フレーム毎に同位相と
なるので減算器13より得られる2フレーム差信
号S2、従つて空間ハイパスフイルタ15の出力
S2Hには色信号(静止成分)は現れない。また、
減算器8より得られる1フレーム差信号S1には色
信号(静止成分)が現れるが、空間ローパスフイ
ルタ11で制限され、その出力S1Lには色信号
(静止成分)は現れない。従つて、加算器12か
らの加算信号S12には輝度信号及び色信号の動き
成分とノイズ成分のみが含まれ、例えば色信号
(静止成分)が含まれるものではない。
従つて、本例によれば、検出回路29で誤判断
することなく、ノイズ成分S* N、動き成分S* Mが良
好に検出される。故に、減算器9からは、ノイズ
成分のみが良好に除去された映像信号S* CVOを得る
ことができる。
また、本例によれば、色信号の多重されていな
い画像情報として重要な空間周波数の低い部分は
1フレーム差信号、即ちS1Lを用いているので、
応答が遅くなる問題はない。
尚、上述実施例では、空間周波数の低い部分は
1フレーム差信号を用いるものであるが、第1図
破線で示すように減算器8に1フイールド遅延信
号を供給し、1フイールド差信号を用いるように
することもできる。この場合、NTSC方式の映像
信号は、2:1インターレースであるから、第7
図に示すように走査線(信号)があるとすると、
1フイールド差信号は、例えばA+B/2−Pで得 られる。
これにより応答速度をより速めることができ
る。
また、上述実施例における検出回路29にアダ
マール変換型のものを用いれば、空間ローパスフ
イルタ11、空間ハイパスフイルタ15の機能を
合せもつようになり、フイルタ11,15を省略
できる。
また、上述実施例では、検出回路29で検出さ
れた動き成分S* Mの使途については何等触れてい
ないが、例えば、動き適応形のY/C分離回路、
動き適応形の倍速変換回路等への制御信号として
使用して好適である。動き適応形のY/C分離回
路とは、例えば、画像の静止部分ではフレーム間
信号処理によるY/C分離を行なうものであり、
画像の動き部分ではライン間信号処理によるY/
C分離を行なうものである。また、動き適応形の
倍速変換回路とは、例えば、画像の静止成分で
は、補間信号として1フイールド前の情報を使用
し、画像の動き部分では、画像のボケの発生を防
ぐため、上下の走査線情報から補間信号を合成す
るものである。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明によれば、色信号の多重され
ている空間周波数の高い部分は2フレーム差信号
を用いるものであり、色信号(静止成分)が現れ
ることなく、誤判断することなくノイズ成分又は
動き成分の分離を確実に行なうことができる。し
かも、色信号の多重されていない、画像情報とし
て重要な空間周波数の低い部分は1フレーム差信
号又は1フイールド差信号を用いるものであり、
応答が遅くなる問題はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2
図は空間ローパスフイルタ及び空間ハイパスフイ
ルタの特性を示す図、第3図及び第4図は夫々空
間ローパスフイルタ及び空間ハイパスフイルタの
構成図、第5図及び第6図は夫々ノイズ成分及び
動き成分検出のための入出力特性図、第7図は本
発明の説明図のための図、第8図は従来例を示す
構成図、第9図及び第11図は夫々クロマインバ
ータの構成図、第10図及び第12図は夫々その
説明のための図である。 8及び13は夫々減算器、10及び14は夫々
フレーム遅延線、11は空間ローパスフイルタ、
12は加算器、15は空間ハイパスフイルタ、2
9はノイズ/動き検出回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 NTSC方式の映像信号の1フレーム又は1フ
    イールドの差信号を得る第1の差信号検出回路
    と、上記映像信号の2フレームの差信号を得る第
    2の差信号検出回路と、上記第1の差信号検出回
    路の検出出力が供給される空間ローパスフイルタ
    と、上記第2の差信号検出回路の検出出力が供給
    される空間ハイパスフイルタと、上記空間ローパ
    スフイルタ及び空間ハイパスフイルタの出力が供
    給され、この出力よりノイズ成分又は動き成分を
    検出するノイズ又は動き検出回路とよりなる映像
    信号の処理回路。
JP59280073A 1984-12-28 1984-12-28 映像信号の処理回路 Granted JPS61158276A (ja)

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JP59280073A JPS61158276A (ja) 1984-12-28 1984-12-28 映像信号の処理回路

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JP2581040B2 (ja) * 1986-07-25 1997-02-12 ソニー株式会社 映像信号相関検出装置
JPH01126833A (ja) * 1987-11-12 1989-05-18 Victor Co Of Japan Ltd 巡回型ノイズリデューサ回路
JP2947837B2 (ja) * 1988-11-30 1999-09-13 株式会社日立製作所 制御動き信号発生回路

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