JP2670454B2 - 被記録材及びこれを用いた記録方法 - Google Patents

被記録材及びこれを用いた記録方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インクを使用した記録に用いられる被記録
材(記録用紙)に関し、特にインクの発色性に優れ、高
解像度で耐水性のある記録画像を形成する被記録材及び
該被記録材を用いる記録方法に関する。
[従来の技術] 従来、インクジェット用の被記録材としては、 (1) パルプを主成分とした一般の紙を低サイズ度と
なるように抄紙して、濾紙や吸取紙のようにしたもの、 (2) 特開昭56-148585号公報に開示されているよう
に、一般の上質紙等のインク吸収性の低い基紙上に多孔
質な無機顔料を用いてインク吸収層を形成したもの等が
知られている。
一方、特に、高品位で高解像度のカラー画像を形成す
るインクジェット記録方式においては、使用する被記録
材に対して、以下のことが要求される。
(1) 被記録材に付着したインクが良好な発色性を呈
すること、 (2) インクドットが良好な真円性を示すこと、 (3) 複数のインク滴が同一スポットに付着しても流
れ出さないだけの十分なインク吸収容量を有すること、 (4) 付着直後のインク滴がこすられても、滲まない
だけの良好なインク定着性を有すること、 (5) 形成された画像の耐水性、耐光性等の画像保存
性が良好であること。
しかしながら、上記のすべての要求性能を満足する被
記録材は未だ知られていない。
[発明が解決しようとする課題] 特に、インクジェット記録方法が水系のインクを使用
するため、記録画像が耐水性に欠け、水がかかった場合
にインクが滲んで判読できなくなるという問題もあり、
これを解決することも要求されている。
例えば、特開昭56-99693号公報に記載のインクジェッ
ト記録用紙は、ハロゲン化第四級アンモニウム等を含有
させて耐水性を付与している。しかし、このような耐水
性のあるインクジェット記録用紙は記録剤(染料等)の
耐光性が著しく低下するという欠点がある。
更に、特開昭56-84992号公報、特開昭59-20696号公
報、特開昭59-33176号公報や特開昭61-58788号公報に
は、特定の構成を有する画像の耐水化剤が開示されてい
るが、これらの耐水化剤は、いずれも分子内に1〜3級
アミン乃至4級アンモニウム塩を有するものであり、記
録画像に充分な耐水性を与えるものの、耐光性は必ずし
も十分なものではなかった。
このように、水系インクを用いたインクジェット記録
方法により形成された画像の耐水性と耐光性を両立させ
るには、現在のところ十分な解決手段が見い出されてい
ない。
そこで、本発明の目的は、前述した諸要求を満足さ
せ、とりわけ耐水性に優れ且つ耐光性の良好な画像を与
えるインクジェット記録に好適な被記録材を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、インクの発色性を改善し、色彩
性に優れた画像を与える被記録材及びこれを用いた記録
方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的は以下の本発明によって達成される。
すなわち本発明は、基材と基材上に設けられたインク
受容層を有し、前記インク受容層が水不溶性で且つ無定
形の塩基性アルミニウム塩を含有することを特徴とする
被記録材である。
又、本発明は、基紙の表面に、水不溶性で且つ無定形
の塩基性アルミニウム塩を含有する顔料層を有し、且つ
ステキヒトサイズ度が0〜15秒の範囲にあることを特徴
とする被記録材である。
更に本発明は、酸性染料及び/又は直接染料を含むイ
ンクの液滴を被記録材に付与して記録を行なう記録方法
に於いて、前記被記録材が、水不溶性で且つ無定形の塩
基性アルミニウム塩を含有する表層を有することを特徴
とする記録方法である。
[作用] 基材上に水不溶性である無定形の塩基性アルミニウム
塩を含有する層を設けることによって、インクの発色
性、色彩性、耐水性及び耐光性に優れた画像を与える被
記録材が提供される。
[好ましい実施態様] 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に説明す
る。
本発明で言う塩基性のアルミニウム塩とは一般式で
表わされる化合物であり、 Alx(OH)yz …… (但し、x,y,zは正の整数であり、z=3x−y、及びx/z
≧3を満足し、Xは酸基を表わす。)具体的には塩酸、
硝酸、ギ酸、シュウ酸、スルファミン酸、乳酸等の塩基
性アルミニウム塩である。
前述のように従来技術においてインクジェット用に使
用される染料がアニオン性であるために、記録画像の耐
水性を向上させる耐水化剤として、アミン系化合物を被
記録材に含有させてきた。しかしながら、これらのアミ
ン系化合物を加えることにより画像の耐光性が低下する
問題があり、種々改良が成されているものの、その改良
は耐光性の低下を緩和させるものでしかなかった。
一方、アミン系化合物以外の耐水化剤として、特開昭
60-257286号公報には、塩基性ポリ水酸化アルミニウム
化合物を用いることが開示されている。
しかしながら、本発明者の知見によれば、特開昭60-2
57286号公報に示される化合物は水溶性のポリカチオン
化合物であり、これらの化合物を用いた場合、高精細で
高濃度の画像を得るために、多量の染料が被記録材に付
与されると、記録画像の耐水性は必ずしも十分ではな
い。
本発明の第1の特徴は、水不溶性である塩基性アルミ
ニウム塩を使用することである。本発明者の知見によれ
ば、水不溶性の塩基性アルミニウム塩を使用することに
より、多量の染料が付与された場合に於いても、十分な
耐水性および耐光性を得ることができる。
上記化合物の溶解性は、一般的には、Alと酸基である
Xとのモル比で調整され、前述の式において、z=3x
−yであり、x/zが3以上となる場合が水不溶性であ
る。
たとえば、前述の塩基性塩化アルミニウム(一般式Al
x(OH)yCl3x-y)に於いても、Al2(OH)5Clで表わされ
る化合物まで(つまり、x/z=2)は水溶液として存在
する水溶性のポリカチオン物質であるが、Al2(OH)8Cl
以上(つまりx/z≧3)では水不溶性であり、重合した
コロイド状物質となる。
また、一方x/z比の増大に伴い、上記のコロイド液
(ゾル)の粘度は上昇する傾向にある。このため本発明
に於いて最も好ましい塩基性アルミニウム塩の構造はAl
3(OH)8Xであり、その重合体を主体としてなる粒子と
して構成されることである。
このような粒子自体は、アルミニウムと塩を作る前述
の陰イオンを含む酸の溶液、すなわち塩酸、酢酸、硝酸
等にアルミニウム粉末を加熱溶解、あるいは塩化アルミ
ニウムや塩基性塩化アルミニウム等のアルミニウム塩の
溶液に、アルミニウム粉末を加熱溶解することにより、
コロイド状物質として得ることができる。
このようにして得られ、本発明で使用する塩基性アル
ミニウム塩粒子は、通常数十nm×数百nmの棒状粒子の凝
集体となっている。
上記の方法に於けるアルミニウム粒子と酸のモル比
は、10/1〜1/2程度が望ましい。また通常の加熱溶解条
件は80℃乃至140℃であり、この温度で1乃至24時間、
加熱溶解する。
このようにして得られるコロイド状粒子は非晶質で無
定形の塩基性アルミニウム塩である。
上記のコロイド粒子を更に高温で処理することによ
り、ベーマイト(AlOOH)やγ型、α型のアルミナ粒子
を得ることができるが、これらの結晶性粒子を用いた場
合には、十分な耐水性を得ることができない。
すなわち、本発明においては、アルミニウム塩にアル
カリを加えて生成させたγ−Al23・H2Oタイプのア
ルミナゾルや、アルミン酸ソーダ溶液を硫酸アルミニウ
ムで処理した後、生成した水酸化アルミニウムで処理し
た後、生成した水酸化アルミニウムをオート・クレープ
で加熱して得られるベーマイト型のアルミナ・ゾルま
た、分相法、バイヤー法等で得られる超微粒子状のγ−
アルミナなどは、効果的でなく使用できない。
以上のような、水不溶性である無定形の塩基性アルミ
ニウム塩を用いた本発明の被記録材は、従来になく、画
像の耐水性及び耐光性に優れた被記録材である。
本発明に於いては、更に画像の耐光性を向上させるた
めには、式に於ける酸基として、有機酸の酸基を用い
ることが好ましい。
以下に本発明の更に好ましい実施態様をあげて説明す
る。
本発明の被記録材は、基材としての基紙と、顔料とバ
インダーより成る表層により構成される。
本発明に於いては、更に画像の耐水性を向上させる目
的で、上記の顔料としてカチオン性の顔料を用いること
が好ましい。
なお、ここで言うところの、カチオン性の顔料とは、
そのゼータ電位が正の値を示すものを言う。一般的に、
正のゼータ電位を有する粉体は、その表面にアニオン性
物質を吸着しやすく、このため、前記、塩基性アルミニ
ウム塩の塩基性を阻害することなく、更に、補助的に、
耐水化剤としての役割を示すと考えられる。
このような顔料の具体例としては、酸化アルミニウ
ム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化マ
グネシウム、塩基性炭酸マグネシウム等があげられる。
また、上記のゼータ電位とは、粉体層に、電解質溶液
を流したときに発生する電位(流動電位)より下記式
により求められる値である。
E:流動電位 P:液体を流すための圧力 η:液体の粘性係数 λ:液体の導電率 ε:液体の誘電率 なお、本発明に於いては、1000分の1規定の塩化カリ
ウム溶液を流したときの流動電位より求められる値をゼ
ータ電位とした。
本発明で使用するカチオン性の顔料の好ましいBET比
表面積は、20乃至170m2/g、より好ましくは40乃至170m2
/g、更に好ましくは60乃至170m2/gの範囲内である。BET
比表面積が20m2/gに満たない場合には、インク吸収性、
画像濃度や、特に耐水性の面で不十分であり、170m2/g
を超すと、画像の室内変色と呼ばれ、耐光性の問題とは
異なる画像の堅牢性に関する新たな問題を生じる。
本発明の知見によれば、前述の水不溶性塩基性アルミ
ニウム塩のみを耐水化剤として用いた場合には、耐光性
は良好であり、耐水性は水溶性の耐水化剤に比較して飛
躍的に向上するものの、まだ前記のアミン系化合物と比
較すると不十分な面もある。
本発明に於いては、その表層を主としてカチオン性の
顔料により形成することによって、耐水性を更に向上
し、更に良好な耐水性、耐光性を有する画像を得ること
ができる。
一般にインクジェット用被記録材のコート層の形成に
用いられるシリカ粒子は、吸着した染料の耐水性に関し
ては十分ではなく、一方、前記のカチオン性顔料はカチ
オン性の表面性状を有するため、酸性、直接染料を吸着
し、耐水性を高める効果を有している。
以上のように、本発明においては、更に十分な耐水性
と耐光性を得るために、前述の水不溶性塩基性アルミニ
ウム塩と前記のカチオン性顔料を併用することがより望
ましい。
用いる塩基性アルミニウム塩の量は、顔料100重量部
に対して5〜35重量部、好ましくは8〜30重量部、より
好ましくは12〜24重量部の範囲である。
この量が5重量部未満のとき、画像の耐水性、耐光性
に対する効果が乏しく、35重量部を越えると画像のODが
低下する。
本発明に於いて、表面に含まれる他の成分として、澱
粉、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム、アルギン酸ソ
ーダ、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ソーダ等
の水溶性高分子;合成ゴムラテックス等の合成樹脂ラテ
ックス、ポリビニルブチラール、ポリビニルクロライド
等の有機溶剤可溶性樹脂;更に分散剤、蛍光染料、pH調
整剤、消泡剤、潤滑財、防腐剤、界面活性剤等の各種添
加剤を挙げることができる。
本発明に於いては、従来公知のシリカ等の顔料をカチ
オン性顔料と混合して用いることも可能であるが、顔料
層を形成する原料中に少なくともカチオン性顔料を40重
量%以上、より好ましくは80重量%以上含有することが
好ましい。40%に満たない場合には、カチオン性顔料を
用いた効果が十分に現われない。
更に、前述の塩基性アルミニウム塩を前述の如きアミ
ン系の耐水化剤を混合して用いることも可能であるが、
この場合のアミン系耐水化剤は塩基性アルミニウム塩の
70重量%以下、より好ましくは25重量%以下の範囲内で
あることが好ましい。
70%を超えて含ませると、アミン系耐水化剤を用いた
悪影響が現われ、耐光性が低下する。
上記の顔料と水溶性高分子は好適には10/1乃至1/3の
重量比で用いられる。
更に、本発明に於いて、上記のカチオン性顔料を用い
る場合には、通常インクジェット用として使用される合
成シリカ粒子に比べ、粒子自体のインク吸収性が低いた
め、被記録材としては、以下に述べる構成であることが
好ましい。
すなわち、被記録材の構成として、前述の表層と、イ
ンク吸収性を有する基材より成ることが好ましい。
本発明で言う表層とは、記録面を構成する層であり、
それ自体は付着したすべてのインクを吸収・保持しうる
ものではなく、受容したインク中の染料を主として吸着
し、インク溶剤の大部分は透過し、インク吸収性の基材
へと移行させる機能を有するものである。
このため、本発明の被記録材は、表層を形成する顔料
と、基紙の繊維状物質が混在する記録面とを有する態
様、及び/又は記録面が最大厚さ20μm、より好ましく
は15μm以下の表層で覆われた態様を有している。
また、本発明でいう、表層の好ましい塗工量は、顔料
の総量として、0.3〜7g/m2の範囲内である。塗工量が0.
3g/m2に満たない場合には、表層を設けなかった場合と
比較して効果がなく、7g/m2を超えて設けた場合や、表
層の最大厚さが20μmを超す場合には、前記の被記録材
(2)の場合と同じく、特に前記アルミニウム酸化物粒
子を用いた場合に、著しいインク吸収性の低下、室内変
色の低下や紙粉の発生等の問題を生ずる。
本発明に於いて、より好ましい表層の顔料塗布量は1
〜7g/m2、更に好ましくは2〜7g/m2の範囲内である。
本発明で言う表層の最大厚さとは、被記録材の断面に
於ける表層の深さ方向の厚さの最大値であり、また顔料
塗布量とは、表層として塗工された顔料の量である。表
層の顔料の塗布量とは、JIS−P−8128の方法により求
まる、被記録材全体の灰分の量から基紙の灰分の量を除
いた値として得ることができる。
上記の表層を設ける基紙は、インク吸収性であること
が好ましく、その好ましいステキヒト・サイズ度の範囲
は、0〜15秒、より好ましくは0〜10秒、更に好ましく
は0〜8秒である。ステキヒト・サイズ度が15秒を超す
基紙を用いた場合には、被記録材全体としての、インク
吸収性が不足する。
基紙上に上記の表層を設けた被記録材のサイズ度は0
乃至15秒の範囲であることが好ましい。
サイズ度が15秒を超えた場合にはインクの吸収の大半
を上記範囲のコート層に頼ることになり、インク吸収性
が不足する。
本発明において、基紙を構成するパルプは特に限定さ
れるものではなく、従来公知のLBKPやNBKPに代表される
木材パルプを主体とするが、必要により合成繊維やガラ
ス繊維を混合してもよい。
本発明に用いる基紙の填料の具体例としては、一般的
に用いられるクレー、タルク、カオリナイト、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム等であり、特に本発明においては、
これらの填料を灰分量の換算で1〜30g/m2、より好まし
くは2〜10g/m2の範囲で含有する。
更に上記填料のうち炭酸カルシウムは、特にドット形
状と発色性が良好となるために好ましい。
本発明に使用する基紙は上記の材料と従来公知の抄紙
助剤、サイズ剤、歩留まり向上剤、紙力増強剤等を必要
に応じて使用して抄造される。
また、インク吸収性の基紙とした場合には、基紙の坪
量も印字品位に影響する重要な因子であり、この場合に
は60〜120g/m2の範囲内にあることが好ましい。基紙が
インクを吸収するために、基紙の坪量が60g/m2に満たな
い場合には高密度印字を行なうと、裏抜けやコックリン
グを発生し易い。逆に120g/m2を超えると、紙のコシが
強くなりすぎ記録装置内での搬送性に問題を生じ易い。
本発明の被記録材を調製するに当っては、前記の如き
成分を含む塗工液を、公知の方法で、例えば、ロールコ
ーター法、ブレードコーター法、エアナイフコーター
法、ゲートロールコーター法、サイズブレス法等により
基材表面に塗工する。又、顔料とバインダーからなる水
系塗工液を基材上に塗布した後は従来公知の乾燥法、例
えば、熱風乾燥炉、熱ドラム等を用いて乾燥し本発明の
被記録材が得られる。
又、インク受容層表面を平滑化するため、或いはイン
ク受容層の表面強度を上げるために工程上スーパーカレ
ンダーを用いてもよい。
更に本発明においてはインク受容層に必要に応じて染
料固着剤(耐水化剤)、蛍光増白剤、界面活性剤、消泡
剤、pH調整剤、防かび剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等
を含有させてもよい。
本発明方法は上記本発明の被記録材を用いる記録方法
であり、この記録方法において上記の如き特定の被記録
材にインクジェット記録方法により付与するインクそれ
自体は公知のものでよく、例えば、その記録剤は直接染
料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、食用色素等に
代表される水溶性染料であり、特にインクジェット記録
方式のインクとして好適であり、上記の被記録材との組
立合せで定着性、発色性、鮮明性、安定性、耐光性その
他の要求される性能を満たす画像を与えるものとして好
ましいものは、例えば、 C.I.ダイレクトブラック17、19、32、51、71、108、14
6、 C.I.ダイレクトブルー6、22、25、71、86、90、106、1
99、 C.I.ダイレクトレッド1、4、17、28、83、 C.I.ダイレクトイエロー12、24、26、86、98、142、 C.I.ダイレクトオレンジ34、39、44、46、60、 C.I.ダイレクトバイオレット47、48、 C.I.ダイレクトブラウン109及び C.I.ダイレクトグリーン59 等の直接染料、 C.I.アシッドブラック2、7、24、26、31、52、63、11
2、118、 C.I.アシッドブルー9、22、40、59、93、102、104、11
3、117、120、167、229、234、 C.I.アシッドレッド1、6、32、37、51、52、80、85、
87、92、94、115、180、256、317、315、 C.I.アシッドイエロー11、17、23、25、29、42、61、7
1、 C.I.アシッドオレンジ7、19及び C.I.アシッドバイオレット49 等の酸性染料が好ましく、その他 C.I.フードブラック1、2 等酸性染料及び/又は直接染料である。
上記の染料の例は本発明の記録方法に適用できるイン
クに対して特に好ましいものであり、本発明に使用する
インクの染料はこれらの染料に限定されるものではな
い。
この様な水溶性染料は、従来のインク中において一般
には約0.1乃至20重量%を占める割合で使用されてお
り、本発明においてもこの割合と同様でよい。
本発明に用いる水系インクに使用する溶媒は、水又は
水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適なも
のは水と水溶性有機溶剤と混合溶媒であって、水溶性有
機溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価アルコ
ールを含有するものである。又、水としては種々のイオ
ンを含有する一般の水でなく、脱イオン水を使用するの
が好ましい。
インク中の水溶性有機溶剤の含有量は、一般にはイン
クの全重量に対して重量%で0乃至95重量%、好ましく
は2乃至80重量%、より好ましくは5乃至50重量%の範
囲である。
又、本発明に用いるインクは上記の成分の外に必要に
応じて界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤等を包
含し得る。
本発明方法において前記の被記録材に上記のインクを
付与して記録を行うための方法はいずれの記録方法でも
よいが、好ましくはインクジェット記録方法であり、該
方法は、インクをノズルより効果的に離脱させて、射程
体である被記録材にインクを付与し得る方式であればい
かなる方式でもよい。
特に特開昭54-59936号公報に記載されている方法で、
熱エネルギーの作用を受けたインクが急激な体積変化を
生じ、この状態変化による作用力によって、インクをノ
ズルから吐出させるインクジェット方式は有効に使用す
ることができる。
[効果] 以上の如き、本発明の特に好ましい態様によれば、塗
工層が多孔性の無機質顔料を主体として形成され、更に
水不溶性である無定形の塩基性アルミニウム塩を含有さ
せることによって、インクが速やかにその内部に吸収さ
れ、異色のインクが短時間内に同一個所に重複して付着
した場合にもインクの流れ出しや滲み出し現象がなく、
高解像度の鮮明な画像を与えるものである。しかも得ら
れた画像は耐水性、耐光性双方とも優れており、インク
ジェット記録用の被記録材として好適なものである。
[実施例] 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのない
限り重量基準である。
◎ 耐水化剤の調整 (耐水化剤1) 水約12lと5.18%の塩酸1.6Kgを良く加熱攪拌し、反応
温度が80℃以上にて、アルミニウム粉末200gを約3時間
かけて添加した。この液を更に、21時間温度90〜105℃
で反応を続けた後、加熱攪拌をとめ、約2時間静置後、
遠心分離器にて処理し、不溶解残さを分離した。得られ
た希薄ゾルの濃度はAl23換算で2.2%であった。
次に得られた希薄ゾルを順次加えながら、5倍の濃度
に凝縮した後、約2時間で35℃まで冷却しその後攪拌を
続けながら水を添加し、濃度10%のゾルを得た。
得られた粒子は、棒状の粒子形状を有する粒子の凝集
体であり、主成分はAl3(OH)8Clの重合体であった。ま
た、X線回折の結果、この粒子は結晶構造を有さない、
無定形の粒子であった。
(耐水化剤2) 耐水化剤1と同様に、水約14l中に、5.18%の塩酸1.1
Kgを加えたのち90℃以上にて、アルミニウム粉末220gを
6時間かけて添加、90〜105℃の温度で26時間反応を続
けたのち、12時間静置し残さを除去し、Al23換算で3
%の濃度のゾルを得た。以下、耐水化剤1と同様にして
濃度10%のゾルを得た。
得られた粒子は、1と同様の形状を有し、主成分はAl
4(OH)11Clの重合体であり、無定形の粒子であった。
(耐水化剤3) 耐水化剤1のゾル1を、あらかじめ10%の酢酸溶液
で処理した陰イオン交換樹脂を透過させ、濃度10%のゾ
ルを得た。
得られた粒子は、主成分がAl3(OH)8・CH3COOの重合
体であり、粒子の性状は耐水化剤1と同様であった。
(耐水化剤4) 5.0%の濃度を有する、アルミン酸ソーダ1Kgに、2.5
%の濃度の硫酸アルミニウム水溶液0.92Kgを加え、スラ
リーを生成した。得られたスラリーを50℃に昇温し、こ
の温度に1時間保持したのち、減圧濾過したのち洗浄
し、ぼう硝を除去した。
得られた粒子にNO3/Alのモル比が0.3となる相当量の
硝酸を加え、1時間煮沸したのち、濃度調整して10%の
ゾルを得た。
得られた粒子は球状に近い粒子形状を有し、X線回折
の結果、粒子の主成分はベーマイト(AlOOH)であっ
た。
(耐水化剤5) 従来知られたアミン系化合物の耐水化剤として、ポリ
アリルアミン(PAA=10S、日東紡製)の10%水溶液を用
いた。
(耐水化剤6) 水溶性の塩基性塩化アルミニウム[Al2(OH)1C
l6-1mの例としてPACという商品名で上市されている多
木化学工業製の塩化アルミニウムを10%水溶性に調整し
て用いた。
(耐水化剤7) 結晶性のアルミナの代表例として、超微粒状アルミナ
(アエロジル アルミニウムオキサイド−C デグサ
製)を10%スラリーとして調整し用いた。
実施例1〜7、比較例1〜5 基紙としてステキヒト・サイズ度5秒、坪量66g/m2
灰分量9.0%(JIS−P−8128による)を有するものを用
いて、下記の塗工液を乾燥塗工量で5g/m2となるよう
に、バーコーター法で塗布し、110℃で3分間乾燥し
て、第1表にした本発明の及び比較の被記録材を得た。
(塗工液組成) 顔料 100部 ポリビニルアルコール 40部 (PVA−117/PVA−105 クラレ製) 耐水化剤(固形分10%) X部 水 (200−X)部 上記の被記録材のインクジェット記録適性は、1mmに1
6本の割合のノズル間隔で128本のノズルを備えた、イン
クに熱エネルギーを付与して液滴として吐出させるイン
クジェットヘッドをY,M,C,Bkの4色分有するインクジェ
ットプリンターを用い、下記組成のインクによりインク
ジェット記録を行い評価した。
◎ インク組成(I) 染料 5部 ジエチレングリコール 30部 水 68部 染料(インクI) Y:C.I.ダイレクトイエロー86 M:C.I.アッシドレッド35 Bk:C.I.ダイレクトブルー199 C:C.I.フードブラック2 評価は次に示す項目について行った。結果は後記第2
表に示した。
(1) 画像濃度は、上記のインクジェットプリンター
を用いたベタ印字したブラック印字部の画像濃度を、マ
クベス濃度計RD−918を用いて評価した。
(2) 耐水性は上記の印字物を5分間流水(20℃)
に浸漬しマゼンタ印字部の浸漬後の画像濃度の浸漬前の
値に対する割合(残O.D率)を求め評価した。
(3) 耐水性は(2)と同様に、マゼンタ印字部に
水滴を付着させ、30秒後に水滴をぬぐった際に、水滴の
あとが全く確認されないものを◎、水滴のあとはみえて
も染料の未印字部分への流れ出しが確認されないものを
○、染料の流れ出しのみえるものを×として評価した。
(4) 耐光性は(1)の印字物をキセノンフェードメ
ーター(Ci−35アトラス社製)を用いて、ブラックパネ
ル温度63℃、湿度70%RHの条件下で100時間照射し、マ
ゼンタ印字部の照射前後の色度(CIE LAB)の差を、カ
ラーアナライザー(CA−35村上色彩科学製)を用いて求
め評価した。
実施例8〜10 比較例6〜8 カチオン性の顔料を用いた場合と従来のシリカ系の顔
料を用いた場合の例として第3表に示される材料を用い
て本発明および比較用の被記録材を調整した。
被記録材は上記以外は実施例1と同様に調整し、また
評価方法も実施例1と同様にし、第4表に示した。

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材と基材上に設けられたインク受容層を
    有し、前記インク受容層が水不溶性で且つ無定形の塩基
    性アルミニウム塩を含有することを特徴とする被記録
    材。
  2. 【請求項2】前記塩基性アルミニウム塩が下記一般式
    で表わされる化合物である請求項1に記載の被記録材。 Alx(OH)yz …… (但し、x,y,zは正の整数であり、z=3x−y、及びx/z
    ≧3を満足し、Xは酸基を表わす。)
  3. 【請求項3】前記インク受容層が顔料を主体として成る
    層である請求項1に記載の被記録材。
  4. 【請求項4】前記塩基性アルミニウム塩が一般式で表
    わされる化合物の重合体を主体としてなる粒子の凝集体
    を形成している請求項2に記載の被記録材。
  5. 【請求項5】基紙の表面に、水不溶性で且つ無定形の塩
    基性アルミニウム塩を含有する顔料層を有し、且つステ
    キヒトサイズ度が0〜15秒の範囲にあることを特徴とす
    る被記録材。
  6. 【請求項6】前記塩基性アルミニウム塩が下記一般式
    で表わされる化合物である請求項5に記載の被記録材。 Alx(OH)yz …… (但し、x,y,zは正の整数であり、z=3x−y、及びx/z
    ≧3を満足し、Xは酸基を表わす。)
  7. 【請求項7】前記塩基性アルミニウム塩の量が、顔料10
    0重量部に対して5〜35重量部の範囲にある請求項5に
    記載の被記録材。
  8. 【請求項8】前記塩基性アルミニウム塩が一般式で表
    わされる化合物の重合体を主体としてなる粒子の凝集体
    を形成している請求項6に記載の被記録材。
  9. 【請求項9】前記顔料がカチオン性顔料である請求項5
    に記載の被記録材。
  10. 【請求項10】前記顔料が酸化アルミニウム、水酸化ア
    ルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム及
    び塩基性炭酸マグネシウムから選択される請求項9に記
    載の被記録材。
  11. 【請求項11】前記基紙のステキヒトサイズ度が0〜15
    秒の範囲にある請求項5に記載の被記録材。
  12. 【請求項12】基紙が填料として炭酸カルシウムを含む
    請求項5に記載の被記録材。
  13. 【請求項13】前記基紙の坪量が60〜120g/m2の範囲に
    ある請求項5に記載の被記録材。
  14. 【請求項14】インクジェット記録用である請求項1乃
    至13のいずれかに記載の被記録材。
  15. 【請求項15】酸性染料及び/又は直接染料を含むイン
    クの液滴を被記録材に付与して記録を行なう記録方法に
    於いて、前記被記録材が、水不溶性で且つ無定形の塩基
    性アルミニウム塩を含有する表層を有することを特徴と
    する記録方法。
  16. 【請求項16】前記記録方法がインクジェット記録方法
    である請求項15に記載の記録方法。
  17. 【請求項17】前記インクジェット記録方法がインクに
    熱エネルギーを付与してインク滴を吐出される方法であ
    る請求項16に記載の記録方法。
  18. 【請求項18】前記塩基性アルミニウム塩が下記一般式
    で表わされる化合物である請求項15に記載の記録方
    法。 Alx(OH)yz …… (但し、x,y,zは正の整数であり、z=3x−y、及びx/z
    ≧3を満足し、Xは酸基を表わす。)
  19. 【請求項19】前記表層が顔料を含む請求項15に記載の
    記録方法。
  20. 【請求項20】前記顔料がカチオン性顔料である請求項
    19に記載の記録方法。
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