JPS62286787A - 被記録材 - Google Patents

被記録材

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JPS62286787A
JPS62286787A JP61129171A JP12917186A JPS62286787A JP S62286787 A JPS62286787 A JP S62286787A JP 61129171 A JP61129171 A JP 61129171A JP 12917186 A JP12917186 A JP 12917186A JP S62286787 A JPS62286787 A JP S62286787A
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JP
Japan
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silica
recording
paper
water
recording material
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JP61129171A
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English (en)
Inventor
Naoya Morohoshi
直哉 諸星
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5218Macromolecular coatings characterised by inorganic additives, e.g. pigments, clays

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、染料を含有する記録液(以下インクと云う)
により画像を形成する被記録材に関するものであり、特
に水溶性染料を含有するインクの小滴を種々の吐出方式
により飛翔させ、被記録材に付着させて記録を行う多色
記録に適したインクジェット用被記録材に関する。
(従来の技術) インクジェット記録方式は、騒音の発生が少なく、高速
印字、多色印字の行える記録方式として注目され、漢字
を含む各種図形およびカラー画像のハードコピーを得る
方法として、種々の用途において静及しつつある。
インクジェット記録用のインクとしては、安全性、印刷
適性の面から主に水系のものが使用されている。
一方、被記録材としては、従来、通常の印刷や筆記に使
われる用紙が一般的に使用されてきた。
□ しかしながら、記録の高速化、高精細化あるいはフルカ
ラー化等、インクジェット記録装置の性能の向上に伴な
い、被記録材に対してもより高度な特性か要求されるよ
うになった。
すなわち、インクジェット用被記録材としては、インク
の吸収が速やかで、且つインク吸収容量が大きいこと、
インクドツトの濃度が高く1、色彩発色性が良いこと、
インクドツトの横方向への拡散が必要以上に大きくなく
、且つ周辺が滑らかでぼけないこと、更に記録画像が水
や空気中の酸化性気体ならびに光に対して十分な抵抗性
をもつこと等の諸要求を満足させる必要がある。
これらの要求を満たすために、従来からいくつかの提案
がなされてきた。例えば、吸収性やインクの滲みを改良
するために、特開昭53−491)3号公報には、木材
パルプ抄製シートに水溶性高分子を含浸させてなるイン
クジェット記録用紙が開示されている。
また、塗工紙の例としては、特開昭55−5830号公
報に、支持体上にインク吸収性の塗層を設けたインクジ
ェット記録用シートが、特開昭55−1)829号公報
には、ノーサイズ紙に、インク吸収性の異なる2層以上
の塗層を設けてなるインクジェット記録用シートがそれ
ぞれ開示されている。
更に、特開昭56−99693号公報に記載のインクジ
ェット用被記録材は、ハロゲン化第四級アンモニウム塩
等を含有させて耐水性を付与している。しかし、このよ
うな耐水性の改善策により逆に記録剤(染料等)の耐光
性が著しく低下するという欠点が認められている。
また、インクジェット用被記録材としてシリカを含有す
る用紙が提案されており、この被記録材は、インクジェ
ット用被記録材として、記録剤の色彩発色性が優れる等
の種々の利点を有するものであるが、該被記録材に水溶
性染料、特に直接染料、酸性染料または食品用色素を記
録剤とするインクで記録を行うと、形成された画像の耐
光性が乏しく変退色するという不都合がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、上記の技術分野において従来技術が解
決し得なかった諸課題を満足させることにある。
特に、本発明ではインクジェット記録方式による画像の
記録における上記諸要求、特に色彩発色性、耐光性およ
び耐水性を同時に向上させることにあり、とりわけ、優
れた色彩発色性を与えるものの、耐光性に乏しいシリカ
含有被記録材を用いた場合の画像の耐光性を向上させる
ことにある。
本発明の他の目的は、水溶性染料を含有する広範な水系
のインクを使用しても常に優れた記録特性が発揮できる
新規なインクジェット用被記録材を提供することにある
上記および他の目的は、以下の本発明によって達成され
る。
(問題を解決するための手段) すなわち、本発明は、水溶性染料を含有する記録液を用
いて、画像を形成する被記録材において、被記録材が有
機アルミニウム化合物により表面処理されたシソ力を含
有することを特徴とする被記録材である。
次に本発明を更に詳しく説明すると、本発明を主として
特徴づける点は、被記録材の記録面に有機アルミニウム
化合物で表面処理したシリカを含有せしめた点であり、
このような有機アルミニウム化合物で表面処理されたシ
リカの使用によって本発明の主たる目的、すなわち水溶
性染料で形成される画像の耐光性が著しく改良されたも
のである。
本発明を主として特徴づける上記有機アルミニウム化合
物は、従来公知のいずれの有機アルミニウム化合物でも
よいが、好ましいものはアルミニウムアルコレート化合
物、アルミニウムキレート化合物、環状アルミニウムオ
リゴマー等のアルミニウム化合物で、シリカの表面に存
在する吸着成分や、表面官能基との反応性を有するもの
である。
本発明で使用する有機アルミニウム化合物の好ましい具
体例としては、アルミニウムエチレート、アルミニウム
イソプロピレート、モノ5ec−ブトキシアルミニウム
ジイソプロピレート、アルミニウム5ec−ブチレート
等のアルミニウムアルコレート化合物二二チルアセトア
セテートアルミニウムジイソブロビレート、アルミニウ
ムトリス(エチルアセトアセテート)、アルキルアセト
アセテートアルミニウムジイソプロピレート、アルミニ
ウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセ
テート)、アルミニウムトリス(アセチルアセトネート
)等のアルミニウムキレート化合物:yA状アルミニウ
ムオキサイドイソプロピレート、環状アルミニウムオキ
サイドステアレート等の環状アルミニラ、ムオリゴマー
等が挙げられる。
本発明において用いられる有機アルミニウム化合物は、
単独でも一種以上を組み合わせてもよく、填料すなわち
後述のシリカ100重量部に対して0.1〜15重量部
の割合で用いられることが好ましく、特に好ましくは0
.5〜10重量部の割合である。使用量が0.1重量部
未満では本発明の効果が不十分であり、一方15重量部
より多いと被記録材のインク吸収性が低下するので好ま
しくない。
有機アルミニウム化合物によるシリカの処理方法として
は乾式法と湿式法があるが、いずれの方法を用いてもよ
い。乾式法は、シリカを撹拌、混合しながら有機アルミ
ニウム化合物の水溶液を噴霧し均一に付着させる方法で
ある。一方、湿式法は、シリカの製造工程の中で有機ア
ルミニウム化合物を含む処理液に浸漬したり、スラリー
の中に有機アルミニウム化合物を添加したり、乾燥工程
でスプレーして表面に処理させる方法である。
本発明の被記録材に使用する有機アルミニウム化合物処
理前のシリカとしては、従来公知の天然または合成のシ
リカはいずれも使用し得るが、特に好ましいものは、B
ET法による比表面積が100g/rrfI以上、好ま
しくは100〜700g/ばの合成微粒子シリカであり
、このような比表面積のシリカを使用することによって
、インク中の水溶性染料の優れた色彩発色性、最適のイ
ンクドツトの形状および大きさを達成することができる
本発明の被記録材は、従来公知の上質紙、中質紙、加工
紙1合成紙、プラスチックフィルム等の各種記録媒体を
基材とし、該基材に上記のシリカを包含させることによ
って得られる。
シリカを基材に包含させる方法はいずれの方法でもよい
が、例えば、このような基材の抄紙工程において、上記
シリカを添加して製紙する方法、あるいは紙用含浸液に
上記シリカを添加し、これに基材を浸漬する後処理によ
る方法等があるが、いずれの方法を用いてもよい。この
ような方法においてシリカの被記録材中への添加量は、
被記録材100重量部中でシリカが約5〜30重量部を
占める範囲とすることによって本発明の目的が最良に達
成されることを知見した。
一方、基材表面の塗工層中に有機アルミニウム化合物で
処理したシリカを含有するタイプの本発明の被記録材は
、紙等の基材用の塗工液に上記シリカを添加し、この塗
工液を基材上に塗布し、乾燥させることによって製造さ
れる。この場合の塗工液の他の成分としては、従来公知
のクレー、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸
カルシチンホワイト、ケイ酸アルミニウム、リトポン等
の無機質顔料類およびスチレン系プラスチックピグメン
ト、アクリル系ピグメント、マイクロカプセル、尿素樹
脂顔料等の有機顔料:デンプン、ゼラチン、カゼイン、
アラビアゴム、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸ソーダ等の水容性高分子:合成ゴム
ラテックス等の合成樹脂ラテックス:ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルクロライド等の有機溶剤可溶性樹脂:
更には分散剤、蛍光染料、ρ1)調整剤、消泡剤、潤滑
剤、防腐剤、界面活性剤、耐水化剤の各種添加剤を挙げ
ることができる。
こわらの添加剤のうち耐水化剤については、水に溶解し
た時、解離してカチオン性を呈する従来公知のモノマー
、オリゴマーあるいはポリマーはいずれも使用できるが
、好ましくは4級アンモニウム基を有するポリジアリル
アミン誘導体である。
徐丁遥/7+1田彩4H→ぬ1〜ζn所訃傷L−?>ス
訃h(好適であり、該塗工液は、公知の手法、例えばロ
ールコータ−法、ブレードコーター法、エアナイフコー
ター法等により、通常1〜50g/rn”程度(乾燥塗
工量)の量を基材上に塗工する。好ましくは2〜30g
/rn”程度(乾燥塗工量)塗工する。
従来の被記録材、特にインクジェット記録方式における
被記録材としては、シリカ含有被記録材が、インクによ
る優れた色彩発色性を発揮するものとして知られている
が、このようなシリカ含有被記録材に水溶性染料からな
るインクで記録を行うと、形成される画像の耐光性が著
しく低いものであったが、本発明によれば、上記の如く
有機アルミニウム化合物で表面処理したシリカを被記録
材中に含有させることによって、シリカ含有被記録材の
木来有する優れた色彩発色性を何ら失うことなく、その
欠点であった耐光性を著しく向上せしめ得たものである
本発明で云うインクとは、水溶性染料および液媒体、そ
の他の添加剤からなるインクであり、水溶性染料として
は、直接染料、酸性染料あるいは食品用色素等の水溶性
染料が好ましく用いられる。
例えば、直接染料としては、 C,1,ダイレクトブラック 2,4,9,1).14
.17、!9.22.27.32.36.38.41.
48.49.51゜56.62.71.74.75.7
7.78.80.105.106.107 、 108
.1)2.1)3 、 1)7 、 132.146 
154 、 +94  ; C,1,ダイレクトイエロー 1.2,4,8.II、
12.24.26.27.28.33.34.39.4
1.42.44.48.50. 5+、 58.72.
85.86.87.88.98.100 、1)0  
C,[、ダイレクトオレンジ 6,8,10.26.2
9.39.41.49.51.102  ;(:、1.
ダイレクトレッド1,2.4,8.9,1).13.1
7.20.23.24.28、:ll、 :13.37
.39.44.46.47.48.51.59.62.
63.73.75.77.80.81、8:l、84.
85.9G、 94.99.101 、 108.1)
0 、 145 、 189 、 197 、220 
、224 、225.226 .227 .230  
C,1,ダイレクトヴアイオレット 1 .7,9.1
2.35.48.51.90.94:C,1,ダイレク
トブルー 1.2,6,8,15.22.25.34.
69.70.71.72.75.76.78.80.8
1.82.83.86.90.98.106 、 10
8.1)゜+20 、123 、+58 、163 、
165 、 192.193゜194 、195 、 
196.199 、200.20+ 、202.203
 、207 、218 、238.237 、239.
246.258: (:、[、ダイレクトグリーン 1.6.8.28.3
31.37.63.64: C,1,ダイレクトブラウン IA 、 2 、6.2
5.27.44.58.95、+00 、 101 、
 106 、 1)2 、173.194 、195 
、209 、210 、21)  。
酸性染料としては、(:、1.アシッドブラック 1.
2.7,16.17.24.26.28.31.41.
48.52.58.60.63.94、+07.109
 、 1)2.1)8.1)9 、121 、122 
、131 、155 、156  。
C,1,アシッドイエロー 1.3,4,7.+1.1
2.13.14.17.18、+9.、23.25.2
9.34.36.38.40.41.42.44.49
.53.55.59.  fil、71.72.76.
78.99、Ill  、  1)4  、 1)6 
 、 122  、+35.16+  、+72  。
C: 、 L、アシッドオレンジ 7.8.1O133
,56,64: C1),アシッドレット !、4,6,8.+3.14
.15.18.19.21.26.27.30.32.
34.35.37.40.42.51.52.54.5
7.80.82.83.85.87.88.89.92
.94.97.106.108 、 1)0 、+19
 、+29  、 +31  、1413  、 +3
4  、+35  、 154 .155  。
172  、176 .180 .184  、186
  、 187 .243  。
249.254  、 258.21i0 、 289
 、 317 、  :]18  。
C,1,アシットヴアイオレット 7.1).15.3
4.41.43.49.75: (:、1.アシッドブルー 1.7,9,22.23.
25.27、29.40.41.43.45.49.5
1.53.55.56.59.62.78.80.81
.83.90.92.93.102、+04 、Ill
 、 ll:I 、+17 、120.124 、12
6.145 、167.171.175.183 、2
29 、234、236 : C,1,アシッドグリーン3.9.12.16.19.
20.25.27.41: (:、1.アシッドブラウン4.14:更に食品用色素
としては、 C1),フードブラック2; C1),フードイエロー 3,4,5  。
C,1,フードレッド2.3,7,9,14.52.8
7.92.94.102 、104.105 、 10
6  。
C,1,フードヴフイオレット2: C,1,フードブルー1.2 ; C,1,フードグリーン2.3等が挙げられるが、もち
ろんこれらに限定されるものではない。
これらの水溶性染料は、一般に水または水と有機溶剤か
らなる液媒体中に溶解して使用するものであり、これら
の液媒体成分としては、好ましくは水と水溶性に各種有
機溶剤等との混合物が使用されるが、インク中の水分含
有量が、20乃至90重量%の範囲°内となるよう調整
するのが好ましい。
上記水溶性の有機溶剤としては、例えばメチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、5ec−
ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イソ
ブチルアルコール、等の炭素原子数が1〜4のアルキル
アルコール類ニジメチルホルムアミ阻ジメチルアセトア
ミド等のアミド類:アセトン、ジアセトンアルコール等
のケトンまたはケトンアルコール類:テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリ
コールyA:エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,2.6−ヘキサンドリオール、チオグリコール
、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のア
ルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリ
コール類:グリセリン:エチレングリコールメチルエー
テル、ジエチレングリコールメチル(またはエチル)エ
ーテル、トリエチレングリコールモノメチル(またはエ
チル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエー
テル類等が挙げられる。これらの多くの水溶性宵機溶顎
1の中でも、ジエチレングリコール等の多価アルコール
、トリエチレングリコールモノメチル(またはエチル) エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類
が好ましいものである。多価アルコール類は、インク中
の水が蒸発し、水溶性染料が析出することに基つくノズ
ルの目詰まり現象を防止するためのin剤としての効果
が大きいため、特に好ましいものである。
インクには可溶化剤を加えることもできる。代表的な可
溶化剤は、含窒素複素環式ケトン類であり、その目的と
する作用は、水溶性染料の液媒に対する溶解性を飛躍的
に向上させることにある。
例えば、N−メチル−2−ピロリドン、1.3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノンが好ましく用いられる。
このような成分から調製されるインクは、それ自体で記
録特性(信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安定性、
長時間の連続記録性、長時間の記録休止後の吐出安定性
)、保存安定性、記録媒体への定着性に優れたものであ
るが、これらの特性を更に改とするために、各種添加剤
を更に含存させてもよい。例えばポリビニルアルコール
、セルロース類等の水溶性樹脂等の粘度調節剤:カチオ
ン、アニオンまたはノニオン系の各種界面活性剤ニジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン等の表面張カニ
A整剤:緩衝液によるpH調整剤等を挙げることができ
る。
また、インクを帯電させるタイプのインクジェット記録
方法に使用されるインクを調合するためには、塩化リチ
ウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩類
等の比抵抗調整剤が添加される。尚、熱エネルギーの作
用によってインクを吐出させるタイプのインクジェット
記録方式に適用する場合には、熱的な物性値(例えば、
比熱、熱膨張係数、熱伝導率等)が調整されることもあ
る。
(作  用) 本発明において、シリカが該被記録材中でインりおよび
その中の水溶性染料にどのように作用するが、その機構
は現在のところ明確ではない。しかしながら、水溶性染
料が、未処理のシリカ特にBET法で比表面1)100
g/rn’以上の合成微粒子シリカの触媒的作用によっ
て、酸素、オゾン等の空気中の酸化性気体による酸化な
らびに空気中の酸化性気体と光の相互作用による酸化を
受けやすくなるために変退色を起こすものと推測される
。 本発明者らは、鋭意研究の結果、被記録材、特にそ
のインク受容層中の顔料あるいは填料の固体酸強度と記
録画像の変退色との間に相関関係があることを知見する
に至った。
本発明における有機アルミニウム化合物によるシリカの
表面処理は、この触媒的作用の原因となっていると推測
されるシリカ表面の活性な酸性サイトを不活性にし、そ
の為に、本発明の被記録材においては、該水溶性染料の
シリカに起因する酸化反応を抑制し、記録画像の耐光性
(保存性)が著しく向上したものと考えられる。
(実施例) 以下、実施例および比較例に従って本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものでは
ない。尚、文中、部または%とあるのは特に断りのない
限り重量基準である。
′yL施例雄 側リカをn−ヘキサン中に分散したスラリー中に、シリ
カ100部に対して、有機アルミニウム化合物をX部(
第1表)の割合で添加し、常温で30分間撹拌した後、
該スラリーを濾過し、生成したケーキを温度80℃で3
0分間の条件で乾燥して有機アルミニウム化合物で表面
処理したシリカを調製した。
次いで、基材として、一般上質紙(銀環;坪量64g/
rn”、山陽国策パルプ■製)を使用し、この基材上に
下記組成の塗工液を乾燥塗工量12g/ばの割合で、バ
ーコーターにより塗工し、常法により乾燥させて本発明
の被記録材を得た。
合成シリカ (富士デヴインソン化学製、サイロイド74、比表面M
300g/rn”)       Zoo部有機アルミ
ニウム化合物        X部ポリビニルアルコー
ル(クラレ製、PVA1)7:PVA105=1:4)
    so部水                 
   400部また比較のために有機アルミニウム化合
物による処理をしないシリカからなる塗工液を調製し、
これを同様に塗工して比較例の被記録材とした。
上記被記録材に対して、下記のインクを用いてキャノン
製BJ−80インクジェットプリンタにてインクジェッ
ト記録を行ない、得られた画像のベタ印字部について耐
光性の評価を行なった。
耐光性は、キセノンフェードメーター50時間照射(4
0℃、65%RH155mW/cm’)し、高速分光光
度計CA−35型(村上色彩技術研究所領)を用いて、
未照射のものとの色差(ΔEab*)を求め耐光性の尺
度とした。数値が小さい程耐光性が良好である。その結
果を後記第1表に示す。
C,1,フードブラック2       2部ジエチレ
ングリコール        15部ポリエチレングリ
コール       18部水           
          70部後記第1表に示す通り、本
発明の被記録材を用いて得られる記録画像の耐光性は、
比較例の場合に比して著しく改良されたものであり、更
に本発明による記録画像は、水溶性染料を含む水系のイ
ンクを用いてもインクの滲み出しがなく、高解像度で鮮
明なものであった。尚、色彩発色性は、実施例と比較例
において同様に優れたものであった。
実施例2 合成シリカ(日本シリカ製、ニップシールNS、比表面
積160 g/rn’)を水−メタノール混合溶媒(1
: 1)中に分散させたスラリー中に、合成シリカ10
0部に対して、有機アルミニウム化合物をY部の割合で
添加し、30分間攪拌する。更に攪拌しながら、該スラ
リーを加温し90℃に加温し、メタノールを揮散させて
有機アルミニウム化合物処理シリカスラリーを調製した
原料バルブとして、濾水度350mfCSFのLBにP
を使用し、これに填料として上記の有機アルミニウム化
合物処理シリカをバルブ固形分に対して30%(乾燥重
量)、歩留向上剤としてカチオンデンプン(玉子ナショ
ナル製、CATOF)を同じくバルブ固形分に対して0
.2%内添させ、TApptm準シートフォーマ−を用
いて坪1)70g/m”に抄紙し、抄紙原紙とした。
次いで、濃度2%のポリビニルアルコール溶液(クラレ
製、PVA  C3T)を塗工液として、サイズプレス
装置にて前記原紙に乾燥塗工量1.2g/rn”となる
ように塗工処理を行ない、常法により乾燥させて本発明
の被記録材を得た。
また有機アルミニウム化合物による表面処理を行なわな
いシリカを内添させた抄紙原紙を抄紙し、同様の塗工処
理を行ない、比較例の被記録材とした。
上記被記録材に対して、下記組成のインクを用いてイン
クジェット記録を行ない、実施例1と同様にして耐光性
の評価を行なった。その結果を後記第2表に示す。
C,1,ダイレクトブルー86    2部グリセリン
             5部ポリエチレングリコー
ル#300   15部ジエチレングリコール    
     20部水                
      58部後記第2表に示す通り、本発明の被
記録材を用いて得られる画像の耐光性は、比較例の場合
に比して著しく改良されたものであった。
(以下余白) −に五−4 豆へ乙に≦とl憔論物   吸口【ひ墨り耐層【μ廷諷
巴り一−26,5(比較例) エチルアセトアセテートアルミニ ウムジイソブロピレート(用研)    0.2   
  17−3    (実施例)アインケミカル凋、八
LC1)’) 同上             t、o       
tt、a    (実施例)同上          
  5.0      8.5   (実施例)同上 
          10.0      6.4  
 (実施例)アルミニウム5ec−ブチレート(川  
  2.0     10.6   (実施例)研ファ
インケミカッ曝、ASBD) アルキルアセトアセテートアルミ ニウムジイソプロピレート(味の    2.0   
   9.3   (実施例)素製、プレンアクトAL
−M) 二互Σ−2−jく− 旬引ツ組三zIJ物   園厘しσ1正虹側1μ廷誦巴
L−−15,1(比較例)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水溶性染料を含有する記録液を用いて、画像を形
    成する被記録材において、該被記録材が有機アルミニウ
    ム化合物により表面処理されたシリカを含有することを
    特徴とする被記録材。
  2. (2)有機アルミニウム化合物が、アルミニウムアルコ
    レート化合物である特許請求の範囲第(1)項記載の被
    記録材。
  3. (3)有機アルミニウム化合物が、アルミニウムキレー
    ト化合物である特許請求の範囲第(1)項に記載の被記
    録材。
  4. (4)インクジェット用である特許請求の範囲第(1)
    項記載の被記録材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998022388A1 (fr) * 1996-11-21 1998-05-28 Oji-Yuka Synthetic Paper Co., Ltd. Poudre minerale composite extremement fine et utilisation de cette derniere
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