JP2669985B2 - モータの状態検出装置 - Google Patents

モータの状態検出装置

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JP2669985B2
JP2669985B2 JP4014109A JP1410992A JP2669985B2 JP 2669985 B2 JP2669985 B2 JP 2669985B2 JP 4014109 A JP4014109 A JP 4014109A JP 1410992 A JP1410992 A JP 1410992A JP 2669985 B2 JP2669985 B2 JP 2669985B2
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク媒体を等線速
度で回転させるモータの状態を検出し、モータ及びその
周辺回路の保護を図るのに好適なモータの状態検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、音楽、映像、文字等の所定の情
報信号が記憶されたディスク媒体を等線速度で回転させ
るモータの駆動装置である。図4において、(1)はディ
スク媒体であり、例えば音楽、映像、文字等の何れかの
情報信号、及び、これらの情報信号を再生するための同
期信号が記憶されている。(2)はディスク媒体(1)を回
転させるモータである。ディスク媒体(1)は、トレー
(図示せず)に載置された後マグネット(図示せず)によっ
てモータ(2)に固着され、後述するサーボ回路の出力信
号に基づいて等線速度で回転することになる。ここで、
等線速度とは、ディスク媒体(1)を回転させて情報信号
を再生する時、ディスク媒体(1)の情報信号の記憶位置
が内周であっても外周であっても、ディスク媒体(1)を
単位時間当りに同一距離だけ回転させる速度のことをい
う。即ち、ディスク媒体(1)の内周に記憶された情報信
号を再生する時の速度は、ディスク媒体(1)の外周に記
憶された情報信号を再生する時の速度に比べて大とな
る。
【0003】(3)はサーボ回路であり、モータ(2)を回
転制御してディスク媒体(1)を等線速度で回転させるも
のである。サーボ回路(3)には、ディスク媒体(1)の同
期信号及び所定周波数の基準クロックが印加され、同期
信号及び基準クロックが周波数比較される。ここで、デ
ィスク媒体(1)が等線速度で回転している時の同期信号
の周期は基準クロックの周期の所定倍となる様に予め定
められている。例えば、ディスク媒体(1)から得られる
同期信号の周期が基準クロックの周期の所定倍以上の場
合、モータ(2)が等線速度より遅く回転しているものと
判断され、サーボ回路(3)から「H」(ハイレベル)及び
「L」(ローレベル)を繰り返す矩形波の加速信号CLV
+、及び「L」の減速信号CLV−が出力される。反対
に、ディスク媒体(1)から得られる同期信号の周期が基
準クロックの周期の所定倍以下の場合、モータ(2)が等
線速度より速く回転しているものと判断され、サーボ回
路(3)から「L」の加速信号CLV+、及び「H」及び
「L」を繰り返す矩形波の減速信号CLV−が出力され
る。
【0004】(4)はドライバー回路であり、サーボ回路
(3)から出力された加速信号CLV+及び減速信号CL
V−を積分し、モータ(2)を加速又は減速するための駆
動信号を出力するものである。こうして、ディスク媒体
(1)は等線速度で回転することになる。(5)はディスク
媒体(1)を駆動ための機構部であり、ディスク媒体(1)
から情報信号を読み出すための光ピックアップ等をディ
スク媒体(1)の半径方向及び遠近方向に移動させるため
のフィードモータ、ディスク媒体(1)を載置するトレー
を移動させるためのトレーモータ等のことをいう。
【0005】(6)は機構制御回路であり、ディスク媒体
(1)から情報信号を読み出す為に機構部(5)の動作を制
御するものである。そして、機構制御回路(6)は、機構
部(5)が正常に動作しているか否かを検出し、その旨を
示す検出信号を出力するものである。例えば、機構制御
回路(6)は、ディスク媒体(1)に対するフィードモータ
の対面位置を検出した場合、この時のディスク媒体(1)
の情報信号の記憶位置を示す検出信号を出力する。
【0006】(7)は信号処理回路であり、ディスク媒体
(1)が等線速度で回転している時に読み出された「1」
又は「0」から成る情報信号が印加され、人間が視聴覚
で受け取ることのできる音声、映像、または文字等に信
号処理される。ところで、ディスク媒体(1)には、その
記憶フォーマット上、情報信号に関するデータも記憶さ
れている。例えば、音楽の情報信号が記憶されたディス
ク媒体には、最大曲数、最大時間、第1曲目から最終曲
までを順次再生した時の絶対経過時間、各曲を再生した
時の相対経過時間等を示すデータが記憶されている。そ
して、信号処理回路(7)には、これらの情報信号に関す
るデータが該情報信号の読み出し位置に応じて逐次印加
されるのである。
【0007】(8)はマイクロコンピュータであり、サー
ボ回路(3)、機構制御回路(6)、及び信号処理回路(7)
を制御するための命令信号を出力するものである。例え
ば、マイクロコンピュータ(8)は、モータ(2)を起動さ
せたり停止させたりするための命令信号をサーボ回路
(3)に印加し、機構部(5)を駆動するための命令信号を
機構制御回路(6)に印加している。更に、マイクロコン
ピュータ(8)には、機構制御回路(6)の出力と信号処理
回路(7)の出力とが印加され、情報信号の再生時の絶対
経過時間に対する該情報信号の読み出し位置が正常であ
るか否かが判定される。例えば、実際の情報信号の読み
出し位置が絶対経過時間に基づいて演算された本来の情
報信号の読み出し位置に比べて1トラックだけ外周側に
ずれていた場合、マイクロコンピュータ(8)は、実際の
情報信号の読み出し位置を1トラックだけ内周側にずら
すための命令信号を信号処理回路(7)に印加する。これ
によって、信号処理回路(7)は、フィードモータを移動
させることなく、光ピックアップ等の照射光を1トラッ
クだけ内周側にずらす動作を行うことになる。
【0008】以上の構成によって、ディスク媒体(1)の
回転を制御し、ディスク媒体(1)から正しい情報を再生
していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した様に、ディス
ク媒体(1)は等線速度で回転する為、ディスク媒体(1)
の内周側に記憶された情報信号を読み出す時の速度は、
ディスク媒体(1)の外周側に記憶された情報信号を読み
出す時の速度に比べて大となっている。即ち、ディスク
媒体(1)を停止させるのに要する時間は、ディスク媒体
(1)の読み出し位置に応じて異なってくるのである。そ
の為、ディスク媒体(1)の半径方向には、内周から或は
外周からの距離を示す複数のブレーキデータが記憶され
ており、また、マイクロコンピュータ(8)には、複数の
ブレーキデータに一義的に対応した停止時間が設定され
ている。
【0010】ディスク媒体(1)が等線速度で回転してい
る時、マイクロコンピュータ(8)からモータ(2)を停止
させるための命令信号が出力された場合、ディスク媒体
(1)の情報信号の読み出し位置に存在するブレーキデー
タが信号処理回路(7)を介してマイクロコンピュータ
(8)に印加され、このブレーキデータに対応した停止時
間だけモータ(2)を停止させるための命令信号がマイク
ロコンピュータ(8)から再度出力されることになる。こ
れより、ディスク媒体(1)を停止させていた。
【0011】しかしながら、ディスク媒体(1)の停止制
御をマイクロコンピュータ(8)のプログラムによって実
行しており、同一径のディスク媒体(1)の停止制御の他
に、異なる径のディスク媒体の停止制御も実行しなけれ
ばならない為、プログラムステップ数が増加してしま
い、プログラム処理が繁雑となってしまう問題点があっ
た。
【0012】また、同一径のディスク媒体(1)であって
も、重量はバラついているものである。その為、ブレー
キデータに一義的に対応した停止時間だけモータ(2)を
減速しても、停止時間が短過ぎてディスク媒体(1)が通
常方向に惰性回転してしまったり、或は、停止時間が長
過ぎてディスク媒体(1)が逆方向に回転してしまったり
する問題点があった。特に、ディスク媒体(1)が逆方向
に回転してしまうと、ディスク媒体(1)のデータ配列が
逆になってしまい、サーボ回路(3)は、同期信号を検出
できなくなって同期信号の周期が非常に長いものと誤判
断してしまうことになる。従って、サーボ回路(3)はモ
ータ(2)を逆方向に高速回転させる様にサーボをかけ、
この結果、モータ(2)及び周辺回路を破損してしまう恐
れがあった。
【0013】更に、ディスク媒体(1)が歪んでいると、
ディスク媒体(1)には場所によって重負荷がかかること
になり、同期信号の周期は基準クロックの周期の所定倍
以上となったり所定倍以下となったりするのを繰り返す
ことになる。従って、サーボ回路(3)はモータ(2)を加
速したり減速したりするのを繰り返すことになり、この
結果、ディスク媒体(1)から適切な情報信号を読み出す
ことができない問題点があった。
【0014】そこで、本発明は、モータの逆起電圧を利
用してディスク媒体の回転状態を検出することによっ
て、モータ及びその周辺回路を保護できるモータの状態
検出装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、その特徴とするとこ
ろは、所定の情報信号及び同期信号が記憶されたディス
ク媒体を等線速度で回転させるモータと、前記ディスク
媒体の同期信号の周波数に応じて、前記ディスク媒体の
回転を加速するための加速信号又は前記ディスク媒体の
回転を減速するための減速信号を出力するサーボ手段
と、前記サーボ手段の加速信号又は減速信号に基づい
て、前記モータを駆動するための駆動信号を出力するド
ライバー手段と、前記モータの逆起電圧及び前記ドライ
バー手段の駆動信号に基づいて、前記モータの状態を示
す検出信号を出力する状態検出手段と、前記状態検出手
段の検出信号に基づいて、前記モータの状態を判定して
前記サーボ手段を制御する判定手段と、を備え、前記判
定手段は、前記モータの状態に応じて、前記モータを正
常状態とするための指示信号を出力する点である。
【0016】
【作用】本発明によれば、モータの逆起電圧及びドライ
バー手段の駆動信号を状態検出手段に印加することによ
って、ディスク媒体が如何なる状態であるのかを容易に
検出でき、モータ及びその周辺回路の破損を未然に防ぐ
ことができる。
【0017】
【実施例】本発明の詳細を図面に従って具体的に説明す
る。図1は本発明のモータの状態検出装置を示す図であ
る。尚、図1の素子と図4の素子とが同一の場合、同一
符号を付し、説明を省略するものとする。図1におい
て、(9)は状態検出回路であり、モータ(2)の逆起電圧
及びドライバー回路(4)の駆動信号を加算した信号a,
bが印加され、モータ(2)の状態を示す検出信号c,d
を出力するものである。
【0018】状態検出回路(9)内部において、(10)は第
1のコンパレータであり、非反転入力端子は抵抗(11)を
介して信号aと接続され、反転入力端子は抵抗(12)を介
して信号bと接続され、出力端子は帰還抵抗(13)を介し
て反転入力端子と接続されている。第1のコンパレータ
(10)の出力端子はNPN型トランジスタのオープンコレ
クタを導出したものであり、非反転入力端子の入力が反
転入力端子の入力より大の時、及び、非反転入力端子及
び反転入力端子の入力が零の時、出力端子の出力はオー
プンとなって後段の構成に依存することになり、また、
非反転入力端子の入力が反転入力端子の入力より小の
時、出力端子の出力は「L」となる。(14)は第1のコン
パレータ(10)の出力を増幅するトランジスタであり、ベ
ースは抵抗(15)を介して第1のコンパレータ(10)の出力
端子と接続されると共に抵抗(16)を介して電源VCCと接
続され、コレクタは抵抗(17)を介して電源VCCと接続さ
れ、エミッタはアースされている。そして、トランジス
タ(14)のコレクタから信号a,bに応じて検出信号cが
出力され、マイクロコンピュータ(8)に印加される。同
様に、(18)は第2のコンパレータであり、非反転入力端
子は抵抗(19)を介して信号bと接続され、反転入力端子
は抵抗(20)を介して信号aと接続され、出力端子は帰還
抵抗(21)を介して反転入力端子と接続されている。第2
のコンパレータ(18)の出力端子もNPN型トランジスタ
のオープンコレクタを導出したものであり、非反転入力
端子の入力が反転入力端子の入力より大の時、出力端子
の出力はオープンとなって後段の構成に依存することに
なり、また、非反転入力端子の入力が反転入力端子の入
力より小の時、出力端子の出力は「L」となる。(22)は
第2のコンパレータ(18)の出力を増幅するトランジスタ
であり、ベースは抵抗(23)を介して第2のコンパレータ
(18)の出力端子と接続されると共に抵抗(24)を介して電
源VCCと接続され、コレクタは抵抗(25)を介して電源V
CCと接続され、エミッタはアースされている。そして、
トランジスタ(22)のコレクタから信号a,bに応じて検
出信号dが出力され、マイクロコンピュータ(8)に印加
される。マイクロコンピュータ(8)は、検出信号c,d
を判定し、モータ(2)の正常状態を指示する命令信号を
出力することになる。尚、実験上、抵抗(11)(12)(19)(2
0)を1KΩ、帰還抵抗(13)(21)を3KΩ、抵抗(15)(23)
を18KΩ、抵抗(16)(17)(24)(25)を10KΩ、電源V
CCを5ボルトに設定することによって、信号a,bから
適切な検出信号c,dを得ることができる。
【0019】(26)はコンデンサであり、モータ(2)の逆
起電圧の急峻な変化を吸収するものである。以下、図1
の動作を図2及び図3の波形図を用いて説明する。ディ
スク媒体(1)が通常方向に等線速度で回転している時、
サーボ回路(3)は、同期信号の周期が基準クロックの周
期の所定倍となる様に常にサーボ動作を行う為、「H」
及び「L」を繰り返す矩形波の加速信号CLV+及び
「L」の減速信号CLV−を所定時間だけ出力したり、
「L」の加速信号CLV+及び「H」及び「L」を繰り
返す矩形波の減速信号CLV−を所定時間だけ出力した
りすることを交互に繰り返す。一方、モータ(2)のm端
子にはディスク媒体(1)の情報信号の読み出し位置に応
じた逆起電圧が発生し、モータ(2)のn端子にはアース
レベルGNDの逆起電圧が発生する。詳しくは、モータ
(2)のm端子には、等線速度の定義によって、ディスク
媒体(1)の内周側の情報信号を読み出す時にVHの逆起
電圧が発生し、ディスク媒体(1)の外周側の情報信号を
読み出す時にVL(<VH)の逆起電圧が発生することにな
る。従って、信号aは、ディスク媒体(1)の内周側の情
報信号を読み出す時にVHを中心に振幅l1で発振を繰り
返す信号a 1となり、ディスク媒体(1)の外周側の情報
信号を読み出す時にVLを中心に振幅l2(<l1)で発振
を繰り返す信号a2となる。また、信号bは、ディスク
媒体(1)の情報信号の読み出し位置に関わらず、アース
レベルGNDを中心に僅かに発振を繰り返す信号とな
る。即ち、信号aは、ディスク媒体(1)の情報信号の読
み出し位置に関わらず、信号bより大となっている。
【0020】ディスク媒体(1)が通常方向に等線速度で
回転している時、信号a,bが状態検出回路(9)に印加
されると、信号aが信号bより大の為、トランジスタ(1
4)のコレクタから「L」の検出信号cが出力され、トラ
ンジスタ(22)のコレクタから「H」の検出信号dが出力
される。マイクロコンピュータ(8)は、「L」の検出信
号c及び「H」の検出信号dが一定時間以上印加される
為、ディスク媒体(1)が通常動作状態であるものと判定
し、サーボ回路(3)に命令信号を出力することを禁止す
る。従って、サーボ回路(3)は、同期信号と基準クロッ
クとの周波数比較を繰り返し、ディスク媒体(1)の通常
動作状態を継続させる。
【0021】時刻t0において、ディスク媒体(1)を停
止させるための命令信号がサーボ回路(3)に印加される
と、サーボ回路(3)から「L」の加速信号CLV+及び
「H」及び「L」を繰り返す矩形波の減速信号CLV−
が短時間だけ出力され、ドライバー回路(4)からモータ
(2)のm端子の逆起電圧をn端子の逆起電圧より小とす
るための駆動信号が短時間だけ出力される。これによっ
て、信号aが信号bより小となる為、トランジスタ(14)
のコレクタから「H」の検出信号cが出力され、トラン
ジスタ(22)のコレクタから「L」の検出信号dが出力さ
れる。その後、ディスク媒体(1)が停止できずに通常方
向に惰性で回転した時、モータ(2)のm端子の逆起電圧
はn端子の逆起電圧より大となる。これによって、信号
aが信号bより大となる為、トランジスタ(14)のコレク
タから「L」の検出信号cが出力され、トランジスタ(2
2)のコレクタから「H」の検出信号dが出力される。マ
イクロコンピュータ(8)は、ディスク媒体(1)を停止さ
せるための命令信号を発生したにも関わらず、「L」の
検出信号c及び「H」の検出信号dが印加される為、デ
ィスク媒体(1)が停止できずにいるものと判定し、サー
ボ回路(3)にディスク媒体(1)を停止させるための命令
信号を再度出力する。この動作を繰り返すことによっ
て、ディスク媒体(1)は最終的に停止することになる。
【0022】時刻t1において、ディスク媒体(1)が停
止した時、モータ(2)のm端子及びn端子には逆起電圧
が発生しなくなる。これによって、信号a及び信号bが
零となる為、トランジスタ(14)のコレクタから「L」の
検出信号cが出力され、トランジスタ(22)のコレクタか
ら「L」の検出信号dが出力される。マイクロコンピュ
ータ(8)は、「L」の検出信号c,dが印加される為、
ディスク媒体(1)が停止したものと判定し、サーボ回路
(3)にディスク媒体(1)を停止させるための命令信号を
出力することを禁止する。
【0023】時刻t2において、ディスク媒体(1)が何
らかの原因によって逆方向に回転してしまった時、モー
タ(2)のm端子の逆起電圧はn端子の逆起電圧より小と
なる。これによって、信号aが信号bより小となる為、
トランジスタ(14)のコレクタから「H」の検出信号cが
出力され、トランジスタ(22)のコレクタから「L」の検
出信号dが出力される。マイクロコンピュータ(8)は、
「H」の検出信号c及び「L」の検出信号dが一定時間
以上印加される為、ディスク媒体(1)が異常動作状態で
あるものと判定する。
【0024】時刻t3において、ディスク媒体(1)を停
止させるための命令信号がサーボ回路(3)に印加される
と、サーボ回路(3)から「H」及び「L」を繰り返す矩
形波の加速信号CLV+及び「L」の減速信号CLV−
が短時間だけ出力され、ドライバー回路(4)からモータ
(2)のm端子の逆起電圧をn端子の逆起電圧より大とす
るための駆動信号が短時間だけ出力される。これによっ
て、信号aが信号bより大となる為、トランジスタ(14)
のコレクタから「L」の検出信号cが出力され、トラン
ジスタ(22)のコレクタから「H」の検出信号dが出力さ
れる。その後、ディスク媒体(1)が停止できずに逆方向
に惰性で回転した時、モータ(2)のm端子の逆起電圧は
n端子の逆起電圧より小となる。これによって、信号a
が信号bより小となる為、トランジスタ(14)のコレクタ
から「H」の検出信号cが出力され、トランジスタ(22)
のコレクタから「L」の検出信号dが出力される。マイ
クロコンピュータ(8)は、ディスク媒体(1)を停止させ
るための命令信号を発生したにも関わらず、「H」の検
出信号c及び「L」の検出信号dが印加される為、ディ
スク媒体(1)が停止できずにいるものと判定し、サーボ
回路(3)にディスク媒体(1)を停止させるための命令信
号を再度出力する。この動作を繰り返すことによって、
ディスク媒体(1)は最終的に停止することになる。
【0025】時刻t4において、ディスク媒体(1)が停
止した時、モータ(2)のm端子及びn端子には逆起電圧
が発生しなくなる。これによって、信号a及び信号bが
零となる為、トランジスタ(14)のコレクタから「L」の
検出信号cが出力され、トランジスタ(22)のコレクタか
ら「L」の検出信号dが出力される。マイクロコンピュ
ータ(8)は、「L」の検出信号c,dが印加される為、
ディスク媒体(1)が停止したものと判定し、サーボ回路
(3)にディスク媒体(1)を停止させるための命令信号を
出力することを禁止する。
【0026】また、ディスク媒体(1)の情報信号の読み
出し位置が1トラックだけ外周側にずれた場合、同期信
号の周期が基準クロックの周期の所定倍以下になってし
まう為、サーボ回路(3)から「L」の加速信号CLV+
及び「H」及び「L」を繰り返す矩形波の減速信号CL
V−が短時間だけ出力され、ドライバー回路(4)からモ
ータ(2)のm端子の逆起電圧をn端子の逆起電圧より小
とするための駆動信号が短時間だけ出力される。これに
よって、信号aが信号bより小となる為、トランジスタ
(14)のコレクタから「H」の検出信号cが出力され、ト
ランジスタ(22)のコレクタから「L」の検出信号dが出
力される。この動作を数回繰り返すことによって、ディ
スク媒体(1)はずれた読み出し位置に応じた等線速度で
回転することになる。マイクロコンピュータ(8)は、パ
ルス状の「H」の検出信号c及び「L」の検出信号dが
数回印加される為、ディスク媒体(1)の情報信号の読み
出し位置が1トラックだけ外周側にずれたものと判定
し、信号処理回路(7)に光ピックアップ等の照射光を1
トラックだけ内周側にずらすための命令信号を出力す
る。従って、ディスク媒体(1)は等線速度で回転し、情
報信号が適切に読み出されることになる。
【0027】また、ディスク媒体(1)が歪んでいた場
合、同期信号の周期が基準クロックの周期の所定倍以上
であったり所定倍以下であったりするのを繰り返す。例
えば、同期信号の周期が基準クロックの周期の所定倍以
下であった時、サーボ回路(3)から「L」の加速信号C
LV+及び「H」及び「L」を繰り返す矩形波の減速信
号CLV−が短時間だけ出力され、ドライバー回路(4)
からモータ(2)のm端子の逆起電圧をn端子の逆起電圧
より小とするための駆動信号が短時間だけ出力される。
これによって、信号aが信号bより小となる為、トラン
ジスタ(14)のコレクタから「H」の検出信号cが出力さ
れ、トランジスタ(22)のコレクタから「L」の検出信号
dが出力される。この動作はディスク媒体(1)の歪みに
応じて繰り返されることになる。マイクロコンピュータ
(8)は、パルス状の「H」の検出信号c及び「L」の検
出信号dがディスク媒体(1)の歪みに応じて繰り返し印
加される為、ディスク媒体(1)が歪んでいるものと判定
し、サーボ回路(3)にディスク媒体(1)を停止させるた
めの命令信号を出力する。従って、ディスク媒体(1)
は、適切な情報信号を読み出せなくなっている為、停止
することになる。
【0028】以上より、状態検出回路(9)が、ディスク
媒体(1)の状態即ちモータ(2)の状態を検出できる為、
モータ(2)及びその周辺回路の破損等を未然に防ぐこと
ができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、モータの逆起電圧及び
ドライバー手段の駆動信号を状態検出手段に印加するこ
とによって、ディスク媒体が如何なる状態であるのかを
容易に検出でき、これより、モータ及びその周辺回路の
破損を未然に防ぐことができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータの状態検出装置を示す図であ
る。
【図2】図1の状態検出手段の入力波形を示す図であ
る。
【図3】図1の状態検出手段の出力波形を示す図であ
る。
【図4】従来のモータの駆動装置を示す図である。
【符号の説明】
(1) ディスク媒体 (2) モータ (3) サーボ回路 (4) ドライバー回路 (8) マイクロコンピュータ (9) 状態検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報信号及び同期信号が記憶され
    たディスク媒体を等線速度で回転させるモータと、 前記モータの回転を加速させる為の加速信号又は前記モ
    ータの回転を減速させる為の減速信号を、前記モータの
    回転方向に応じて出力するサーボ手段と、 前記サーボ手段からの加速信号又は減速信号に基づい
    て、前記モータを駆動する為の信号であって、前記モー
    タの一端に生じる第1逆起電圧に影響を与える第1駆動
    信号及び前記モータの他端に生じる第2逆起電圧に影響
    を与える第2駆動信号を出力するドライバー手段と、 前記第1逆起電圧及び前記第1駆動信号の加算出力が一
    方の論理入力に印加されると共に前記第2逆起電圧及び
    前記第2駆動信号の加算出力が他方の論理入力に印加さ
    れ、前記モータの状態を判定する為の第1検出信号を出
    力する第1コンパレータと、前記2つの加算出力が前記
    第1コンパレータとは逆の論理入力に印加され、前記モ
    ータの状態を判定する為の第2検出信号を出力する第2
    コンパレータとを含む状態検出手段と、 前記第1検出信号及び前記第2検出信号から前記モータ
    の状態を判定し、前記サーボ手段を制御する判定手段
    と、を備え、 前記判定手段は、少なくとも、前記モータがあるべき状
    態でないことを検出した時、前記モータがあるべき状態
    となる様に、前記サーボ手段を制御する ことを特徴とす
    るモータの状態検出装置。
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