JPH0744995A - 複合ディスク装置 - Google Patents

複合ディスク装置

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JPH0744995A
JPH0744995A JP20479293A JP20479293A JPH0744995A JP H0744995 A JPH0744995 A JP H0744995A JP 20479293 A JP20479293 A JP 20479293A JP 20479293 A JP20479293 A JP 20479293A JP H0744995 A JPH0744995 A JP H0744995A
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Japan
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optical
signal
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track
magnetic
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JP20479293A
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Takeshi Miyazaki
健 宮崎
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CLVの制御系を利用して、CAV制御を実
現できるようにし、それによりCAV専用の機構部品及
び制御系の電子回路を削減した、小型で低価格の複合デ
ィスク装置を提供する。 【構成】 光ディスク13の光記憶領域を有しない面上
に磁気記録領域が設けられている複合ディスク11を回
転制御し、線速度一定に回転制御された光トラック上の
光信号を光ヘッド20によって再生又は記録し、角速度
一定に回転制御された磁気トラック上の磁気信号を磁気
ヘッド17によって再生又は記録する複合ディスク装置
であって、前記光信号より前記線速度一定の回転制御信
号を得る手段と、前記光ヘッド20を所定の前記光トラ
ック上に保持する手段と、回転制御信号の基準となるべ
き前記線速度一定の第1の基準信号を変換して第2の基
準信号を得る手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録領域と光記憶領
域とを有する複合ディスクを使用する複合ディスク装置
に係わり、特に磁気記録領域における記録再生時の複合
ディスクの回転制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、添付図面を参照して、従来の技術
を説明する。図5は、従来例の複合ディスク装置におけ
るモ−タ回転制御回路のブロック図である。図6は、従
来例の複合ディスク装置を示す構成図である。図5及び
図6において、51はモ−タ回転制御回路を、52は光
信号端子を、53は基準信号1端子を、54は基準信号
2端子を、55は検出器を、56は比較器を、57は比
較器を、58はモ−タ駆動回路を、59はモ−タを、6
0はFGを、61はSWを、61aは端子を、61bは
端子を、61cは端子を、110は複合ディスク装置
を、111は複合ディスクを、112は磁気記録領域
を、113は光ディスクを、114はスピンドルハブ
を、115は回転軸を、117は磁気ヘッドを、118
は磁気ヘッド保持部を、119磁気ヘッド移動機構部
を、120は光ヘッドを、121は光ヘッド保持部を、
122は光ヘッド移動機構部を、123は筐体を、12
5はモ−タ保持部をそれぞれ示す。
【0003】まず、図6によって、複合ディスク装置1
10の構成の概要を説明する。複合ディスク111は、
光ディスク113上の光記憶領域以外の部分に磁気記録
領域112を設けたものを言う。複合ディスク装置11
0の筐体123の底面に、モ−タ支持部125を介して
モ−タ59が取り付けられており、このモ−タ59は、
図示しないモ−タ駆動回路によって、その回転を制御さ
れている。モ−タ59の下方には、回転数を検出するた
めのFG(周波数発生器)60が取り付けられている。
モ−タ59の回転軸115にはスピンドルハブ114が
固着されており、このスピンドルハブ114に複合ディ
スク111が取り付けられる。
【0004】複合ディスク111の上方で、筐体123
に固着されている磁気ヘッド移動機構部119には、磁
気ヘッド保持部118が半径方向の水平方向に移動自在
に取り付けられている。この磁気ヘッド保持部118に
は、磁気ヘッド117が、複合ディスク111の磁気記
録領域112上に接触する配置で取り付けられている。
磁気ヘッド移動機構部119には図示しない駆動回路が
接続されており、磁気ヘッド117を複合ディスク11
1の半径方向の磁気記録領域の所望の位置に配置できる
ようになっている。
【0005】一方、複合ディスク111の下方で、筐体
123に固着されている光ヘッド移動機構部122に
は、光ヘッド保持部121が半径方向の水平方向に移動
自在に取り付けられている。この光ヘッド保持部121
には、光ヘッド120が、複合ディスク111の光ディ
スク113の下方に、所定の距離離間する配置で取り付
けられている。光ヘッド移動機構部122には図示しな
い駆動回路が接続されており、光ヘッド120を複合デ
ィスク111の半径方向の光記憶領域の所望の位置に配
置できるようになっている。
【0006】次に、複合ディスク装置110の回転制御
の概要を説明する。複合ディスク(以下、ディスクと言
う)111を構成する光ディスク113には、大量の情
報が記録されている。従って、大記録容量を得るため、
光信号の記録再生は、光記憶領域内の各光トラック上で
の光ヘッド120と回転するディスク111との相対速
度は一定になるように(すなわち、線速度一定:CL
V)、ディスク111の回転が制御される。一方、ディ
スク111の磁気記録領域112には、ディスク111
に関する付加情報が記録されている。従って、参照した
い情報の記録されている磁気トラックを早くサ−チする
ことが求められ、磁気信号の記録再生においては、磁気
トラックの位置に係わらず、ディスク111の回転数が
一定(すなわち、角速度一定:CAV)になるように、
ディスク111の回転制御が行われる。従って、1個の
モ−タでディスクを回転駆動するため、光ヘッドによる
光信号の記録再生と、磁気ヘッドによる磁気信号の記録
再生とは、同時には行われない。
【0007】このため、図5に示す、モ−タ回転制御回
路51が使用されている。ここでは、光信号の記録再生
の時はCLVに、磁気信号の記録再生の時はCAVに、
切り替えてモ−タ59の回転制御が行われる。まず、光
信号を記録再生するときは、SW61の端子61aと端
子61cが接続されている。光ヘッド120によって、
光記憶領域内の所定の光トラック上の光信号を検出す
る。検出された光信号は、光信号端子52より検出器5
5に入力される。この検出器55において、光信号より
同期信号が抽出され回転制御信号として出力され、比較
器56に入力される。
【0008】一方、光ヘッド120がディスク111の
最内周光トラックに位置する時を、線速度の基準とし
て、ここには図示しない内部回路より、光ヘッド120
が配置された所定の光トラック位置に対応して発生され
る基準信号1が、基準信号1端子53より比較器56に
入力される。比較器56において、回転制御信号と基準
信号1とが比較されて、その差分がモ−タ制御信号とし
て出力され、接続されたSW61を通して、モ−タ駆動
回路58に入力される。モ−タ駆動回路58は、回転制
御信号と基準信号1との差がなくなるように、モ−タ5
9の回転を制御する。モ−タ59は光トラックの位置に
対応する基準信号1に従って、一定の線速度(CLV)
で回転する。
【0009】次に、磁気記録領域112に記録再生する
ときには、SW61の端子61bと端子61cが接続さ
れている。ここには図示しない内部回路より、所定の一
定値の回転数(角速度一定:CAV)を示す基準信号2
が、基準信号2端子54より比較器57に入力される。
一方、回転するモ−タ59に接続されたFG60によっ
て、このときのモ−タの回転数が検出され、比較器に入
力される。比較器において、基準信号2とモ−タの回転
数とが比較され、それらの差分がモ−タ制御信号として
出力され、接続されたSWを通して、モ−タ駆動回路に
入力される。モ−タ駆動回路は、モ−タの回転数と基準
信号2との差がなくなるように、モ−タを制御する。モ
−タは基準信号2に対応する一定回転数(CAV)で回
転する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複合ディス
ク装置において、ディスク回転駆動用のモ−タを、CL
V又はCAVで回転制御するには、CLV用の制御系と
CAV用の制御系の両方が必要であり、専用の機構部品
と高価で複雑な電子回路が必要である。そこで、本発明
は、複合ディスク装置において、CLVの制御系を利用
して、CAV制御を実現できるようにし、それによりC
AV専用の機構部品及び制御系の電子回路を削減した、
小型で低価格の複合ディスク装置を提供する事を目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の複合ディスク装
置は、光ディスクの光記憶領域を有しない面上に磁気記
録領域が設けられている複合ディスクを回転制御し、線
速度一定に回転制御された前記複合ディスクの前記光記
憶領域に同心円状又はスパイラル状に形成された光トラ
ック上の光信号を前記光トラック上を移動する光ヘッド
によって再生又は記録し、角速度一定に回転制御された
前記複合ディスクの前記磁気記録領域に形成された磁気
トラック上の磁気信号を前記磁気トラック上を移動する
磁気ヘッドによって再生又は記録する複合ディスク装置
であって、前記光信号より前記線速度一定の回転制御信
号を得る手段と、前記光ヘッドを所定の前記光トラック
上に保持する手段と、前記回転制御信号の基準となるべ
き前記線速度一定の第1の基準信号を変換して前記複合
ディスクを前記角速度一定に回転制御するための第2の
基準信号を得る手段とを備えた事により、上述の目的を
達成するものである。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
につき説明する。図1は、本発明の一実施例である複合
ディスク装置におけるモ−タ回転制御回路のブロック図
である。図2は、本発明の一実施例である複合ディスク
装置を示す構成図である。図3は、本発明の一実施例で
ある複合ディスク装置における基準信号変換器の第1の
例を示すブロック図である。図4は、本発明の一実施例
である複合ディスク装置における基準信号変換器の第2
の例を示すブロック図である。
【0013】図1、図2、図3及び図4において、1は
モ−タ回転制御回路を、2は光信号端子を、3は基準信
号1端子を、4は検出器を、5は基準信号変換器を、5
aは第1の基準信号変換器を、5bは第2の基準信号変
換器を、6はSWを、6aは端子を、6bは端子を、6
cは端子を、7は位相比較器を、8はモ−タ駆動回路
を、9はモ−タを、10は複合ディスク装置を、11は
複合ディスクを、12は磁気記録領域を、13は光ディ
スクを、14はスピンドルハブを、15は回転軸を、1
7は磁気ヘッドを、18は磁気ヘッド保持部を、19磁
気ヘッド移動機構部を、20は光ヘッドを、21は光ヘ
ッド保持部を、22は光ヘッド移動機構部を、23は筐
体を、32は比較器を、33は低域フィルタ−を、34
は電圧制御発信器を、35はカウンタ−を、42はカウ
ンタ−をそれぞれ示す。
【0014】まず、図2によって、複合ディスク装置1
0の構成の概要を説明する。複合ディスク11は、光デ
ィスク13上の光記憶領域以外の部分に磁気記録領域1
2を設けたものを言う。複合ディスク装置10の筐体2
3の底面に、モ−タ9が取り付けられており、このモ−
タ9は、図示しないモ−タ駆動回路によって、その回転
を制御されている。モ−タ9の回転軸15にはスピンド
ルハブ14が固着されており、このスピンドルハブ14
に複合ディスク11が取り付けられる。
【0015】複合ディスク11の上方で、筐体23に固
着されている磁気ヘッド移動機構部19には、磁気ヘッ
ド保持部18が半径方向の水平方向に移動自在に取り付
けられている。この磁気ヘッド保持部18には、磁気ヘ
ッド17が、複合ディスク11の磁気記録領域12上に
接触する配置で取り付けられている。磁気ヘッド移動機
構部19には図示しない駆動回路が接続されており、磁
気ヘッド17を複合ディスク11の半径方向の磁気記録
領域の所望の位置に配置できるようになっている。
【0016】一方、複合ディスク11の下方で、筐体2
3に固着されている光ヘッド移動機構部22には、光ヘ
ッド保持部21が半径方向の水平方向に移動自在に取り
付けられている。この光ヘッド保持部21には、光ヘッ
ド20が、複合ディスク11の光ディスク13の下方
に、所定の距離離間する配置で取り付けられている。光
ヘッド移動機構部22には図示しない駆動回路が接続さ
れており、光ヘッド20を複合ディスク11の半径方向
の光記憶領域の所望の位置に配置できるようになってい
る。
【0017】次に、複合ディスク装置10の回転制御の
概要を説明する。複合ディスク(以下、ディスクと言
う)11を構成する光ディスク13には、大量の情報が
記録されている。従って、大記録容量を得るため、光信
号の記録再生は、光記憶領域内の各光トラック上での光
ヘッド20と回転するディスク11との相対速度は一定
になるように(すなわち、線速度一定:CLV)、ディ
スク11の回転が制御される。一方、ディスク11の磁
気記録領域12には、ディスク11に関する付加情報が
記録されている。従って、参照したい情報の記録されて
いる磁気トラックを早くサ−チすることが求められ、磁
気信号の記録再生においては、磁気トラックの位置に係
わらず、ディスク11の回転数が一定(すなわち、角速
度一定:CAV)になるように、ディスク11の回転制
御が行われる。従って、1個のモ−タでディスクを回転
駆動するため、光ヘッドによる光信号の記録再生と、磁
気ヘッドによる磁気信号の記録再生とは、同時には行わ
れない。
【0018】このため、図1に示す、モ−タ回転制御回
路1を使用する。ここでは、光信号の記録再生の時はC
LVに、磁気信号の記録再生の時は、光信号を基準とす
るCAVに、切り替えてモ−タ9の回転制御が行われ
る。まず、光信号を記録再生するときは、SW6の端子
6aと端子6cが接続されている。光ヘッド20によっ
て、所定の光トラック上の光信号を検出する。検出され
た光信号は、光信号端子2より検出器4に入力される。
この検出器4において、光信号より同期信号が抽出され
回転制御信号として出力され、位相比較器7に入力され
る。
【0019】一方、光ヘッド20がディスク11の最内
周光トラックに位置する時を線速度の基準として、ここ
には図示しない内部回路より、光ヘッド20が配置され
た所定の光トラック位置に対応して算出された基準信号
1が、基準信号1端子3より接続されたSW6を通し
て、比較器7に入力される。比較器7において、回転制
御信号と基準信号1とが比較されて、その差分がモ−タ
制御信号として出力され、モ−タ駆動回路8に入力され
る。モ−タ駆動回路8は、回転制御信号と基準信号1と
の差がなくなるように、モ−タ9の回転を制御する。モ
−タ9は光トラックの位置に対応する基準信号1に従っ
て、一定の線速度(CLV)で回転する。
【0020】次に、磁気記録領域12に記録再生すると
きには、SW6の端子6bと端子6cが接続される。デ
ィスク回転の角速度としては、光記録の際の最内周光ト
ラック位置での角速度と最外周光トラック位置での角速
度との範囲にある特定の値が選ばれる。この角速度に対
応する光トラックの位置に光ヘッドを固定する(ポ−ズ
・モ−ドと言う)。光トラックがスパイラル状の場合
は、光ヘッドはキックバックによって、同一トラックを
トレ−スし続け、光トラックが同心円状の場合には、光
ヘッドは停止したまま、同一トラックをトレ−スし続け
る。したがって、光ヘッド20によって、特定の光トラ
ック上の光信号を検出する。検出された光信号は、光信
号端子2より検出器4に入力される。この検出器4にお
いて、光信号より同期信号が抽出され回転制御信号とし
て出力され、位相比較器7に入力される。
【0021】一方、光ヘッド20がディスク11の最内
周光トラックに位置する時を回転速度の基準として、こ
こには図示しない内部回路より、光ヘッド20が固定し
てトレ−スする特定の光トラック位置に対応して発生さ
れる基準信号1が、基準信号1端子3より入力され基準
信号変換器5によって基準信号2に変換され、接続され
たSW6を通して、位相比較器7に入力される。比較器
7において、回転制御信号と基準信号1とが比較され
て、その差分がモ−タ制御信号として出力され、モ−タ
駆動回路8に入力される。モ−タ駆動回路8は、回転制
御信号と基準信号1との差がなくなるように、モ−タ9
の回転を制御する。モ−タ9は光トラックの位置に対応
する基準信号1に従って、一定の速度で回転する。
【0022】この時、光トラックが同心円状の場合は、
完全に一定角速度回転である。光トラックが、スパイラ
ル状のときは、同心円状の場合とは異なり、厳密には、
光トラック毎に、角速度が少しずつ変化しているため、
トラックジャンプ時に角速度の変化がある。特定のトラ
ックをトレ−スするときの角速度は、幅を持っている。
これを、光ディスクとしてCDの場合について説明す
る。CDにおいては、光トラックピッチは1.6μmで
あり、相対線速度は1.2m/secである。、光ヘッ
ドがポ−ズ・モ−ドになるのは、直径50mmの位置の
光トラック(ポ−ズ・トラック)とすると、次の光トラ
ックは直径50.0032mmである。従って、ポ−ズ
・トラックでの平均回転数は、7.6394rpmであ
り、次の光トラックでの平均回転数は、7.6389r
pmであり、この平均回転数の誤差(回転数変動)は、
0.006%である。
【0023】CAVである磁気記録再生の際のモ−タ回
転数変動の許容値は、±0.03%であり、トラックジ
ャンプのあるCLVのポ−ズ・モ−ドにおけるモ−タ回
転数変動より遥かに大きい。従って、CLVのポ−ズ・
モ−ドにおけるモ−タ回転は、一定角速度回転として、
不都合はない。以上の説明で、光トラックが、同心円状
でも、スパイラル状でも、基準信号1により、CAV制
御出来る事がわかる。
【0024】ディスクの回転制御は、デ−タの転送速
度、ディスク媒体の信頼性、サ−ボの追従特性等を考慮
して決定される。一般には、光ディスクの最適回転数と
磁気ディスクの最適回転数とは異なっているため(CA
V、CLVの方式の違いは別問題である)、光ディスク
の回転制御信号を、そのまま磁気ディスクの回転制御信
号に使用出来ない事が多い。
【0025】そこで、基準信号変換器5の持つ一つの条
件を説明する。光ディスクがCD(相対速度1.2m/
sec)の場合、最内周光トラック(直径50mmの位
置)の平均回転数は458rpmであり、最外周光トラ
ック(直径118mmの位置)の平均回転数は194r
pmであるから、光ヘッドをポ−ズ・モ−ドにして、光
信号をそのままCAV制御用に使用すると、モ−タの回
転数は、194〜458rpmの範囲に限定されてしま
う。そのため、CAV制御用には、光信号から得られる
回転制御信号を変換するか、基準信号1を変換する必要
がある。本発明では、簡単で安価な電子回路で実現でき
る基準信号1の変換を行っている。
【0026】次に、基準信号変換器5の具体例を説明す
る。第1の例は、図3に示す第1の基準信号変換器5a
である。上述の基準信号1が基準信号1端子より入力さ
れると、比較器32は、カウンタ35によって所定のN
分周されたVCO34(電圧制御発信器:入力信号がな
いときは、自走周波数で発振する)の出力と基準信号と
の位相差を検出し、誤差信号を発生する。誤差信号は、
LPF33(低域フィルタ)により低周波成分のみが抽
出されて、VCO制御電圧として、VCO34に入力さ
れる。VCO34は、基準信号1の周波数と分周された
VCO出力の周波数との差がなくなるように、VCO制
御電圧により制御され、基準信号2を出力する。すなわ
ち、基準信号1より高精度な基準信号2が第1の基準信
号変換器5aの出力として得られる。この基準信号2
は、端子6aを通して、図1に示す比較器7に入力され
る。従って、モ−タ回転は、角速度一定(CAV)で制
御される。
【0027】第2の例は、図4に示す第2の基準信号変
換器5bである。光記録再生の場合の、光ヘッドの配置
された光トラックでの所定の回転数をa(CLVのた
め、aの値は、最内周トラックから最外周トラックまで
の範囲に対応して変化する)とし、磁気記録再生のばあ
いの所定の回転数をbとする。b/aが整数になるよう
に、光ヘッドを固定停止する光トラックを定める。カウ
ンタ42に入力される、内部回路によって発生させられ
た基準信号1は、光ヘッドに位置が回転数aに対応する
ので、aに対応する。カウンタ42によって、b/a倍
されるので、端子6bにはbに対応する基準信号2が出
力される。この基準信号2は、端子6aを通して、図1
に示す比較器7に入力される。従って、モ−タ回転は、
bの一定角速度(CAV)で制御される。この第2の基
準信号変換器5bを用いれば、第1の基準信号変換器5
aを使用する場合と比較して、一層簡単な回路構成で、
磁気記録再生の時のCAVを実現できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合ディ
スク装置は、光ディスクの光記憶領域を有しない面上に
磁気記録領域が設けられている複合ディスクを回転制御
し、線速度一定に回転制御された前記複合ディスクの前
記光記憶領域に同心円状又はスパイラル状に形成された
光トラック上の光信号を前記光トラック上を移動する光
ヘッドによって再生又は記録し、角速度一定に回転制御
された前記複合ディスクの前記磁気記録領域に形成され
た磁気トラック上の磁気信号を前記磁気トラック上を移
動する磁気ヘッドによって再生又は記録する複合ディス
ク装置であって、前記光信号より前記線速度一定の回転
制御信号を得る手段と、前記光ヘッドを所定の前記光ト
ラック上に保持する手段と、前記回転制御信号の基準と
なるべき前記線速度一定の第1の基準信号を変換して前
記複合ディスクを前記角速度一定に回転制御するための
第2の基準信号を得る手段とを備えた事により、CLV
の制御系を利用して、CAV制御を実現できるように
し、それによりCAV専用の機構部品及び制御系の電子
回路を削減した、小型で低価格の複合ディスク装置を提
供する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である複合ディスク装置にお
けるモ−タ回転制御回路のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である複合ディスク装置を示
す構成図である。
【図3】本発明の一実施例である複合ディスク装置にお
ける基準信号変換器の第1の例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の一実施例である複合ディスク装置にお
ける基準信号変換器の第2の例を示すブロック図であ
る。
【図5】従来の複合ディスク装置におけるモ−タ回転制
御回路のブロック図である。
【図6】従来の複合ディスク装置を示す構成図である。
【符号の説明】
11 複合ディスク 13 光ディスク 17 磁気ヘッド 20 光ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクの光記憶領域を有しない面上に
    磁気記録領域が設けられている複合ディスクを回転制御
    し、線速度一定に回転制御された前記複合ディスクの前
    記光記憶領域に同心円状又はスパイラル状に形成された
    光トラック上の光信号を前記光トラック上を移動する光
    ヘッドによって再生又は記録し、角速度一定に回転制御
    された前記複合ディスクの前記磁気記録領域に形成され
    た磁気トラック上の磁気信号を前記磁気トラック上を移
    動する磁気ヘッドによって再生又は記録する複合ディス
    ク装置であって、 前記光信号より前記線速度一定の回転制御信号を得る手
    段と、 前記光ヘッドを所定の前記光トラック上に保持する手段
    と、 前記回転制御信号の基準となるべき前記線速度一定の第
    1の基準信号を変換して前記複合ディスクを前記角速度
    一定に回転制御するための第2の基準信号を得る手段と
    を備えた事を特徴とする複合ディスク装置。
JP20479293A 1993-07-27 1993-07-27 複合ディスク装置 Pending JPH0744995A (ja)

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JP20479293A JPH0744995A (ja) 1993-07-27 1993-07-27 複合ディスク装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100452181C (zh) * 2003-04-21 2009-01-14 松下电器产业株式会社 Pll时钟发生器及其控制方法和光盘装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100452181C (zh) * 2003-04-21 2009-01-14 松下电器产业株式会社 Pll时钟发生器及其控制方法和光盘装置

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