JP2668894B2 - テープ残量算出装置 - Google Patents
テープ残量算出装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、例えばVTRに装着されたテープの残量時
間を知らせるテープ残量算出装置に関する。 〔発明の概要〕 この発明は、例えばVTRに装着されたテープの残量時
間を知らせるテープ残量算出装置において、テープセレ
クターよりのデータと、テープ速情報と、供給側リール
が1回転するに要する時間と、巻き取り側リールが1回
転するに要する時間とからテープ種類を判別し、判別さ
れたテープの種類に応じてテープの厚み、ハブ径を定め
ておき、供給側リールが1回転するに要する時間を検出
し、この検出された供給側リールが1回転するに要する
時間からテープ残量時間を算出するようにすることによ
り、多数のテープ種類に対応でき、正確なテープ残量を
表示できるようにしたものである。 〔従来の技術〕 VTRに装着されたテープの使用量は、通常、テープカ
ウンタにより供給側のリールの回転数を表示することに
より知らされている。ところが、供給側のリールの巻径
がテープ量に応じて変わってくるので、テープカウンタ
では正確なテープ使用量を表示できない。また、テープ
カウンタでは、テープの残量表示ができない。 例えば特公昭58−17991号公報に、テープ残量表示
を、リールの回転数を検出し、この回転数を用いて算出
するようにしたものが開示されている。このテープ量表
示装置は、テープ移送速度と、テープ厚と、ハブ径と、
検出されたリールの回転数とを用いてテープ残量を求め
るものである。そこで、VTRのリールに回転数検出装置
を設け、テープ残量をリールの回転数を用いて算出し、
表示するようにすることが考えられる。 〔発明が解決がしようとする問題点〕 テープ残量を算出するには、テープ移送速度と、テー
プ厚と、ハブ径を定める必要がある。VTRでは、長時間
記録モードや標準モード等、モードの違いによりテープ
移送速度が変化する。また、VTRに使用されるテープカ
セットには、テープ長の異なる多数の種類のものがあ
り、これらのテープ種類により、テープ厚やハブ径が異
なっている。 したがって、VTRに装着されたテープのテープ残量を
算出するためには、テープがどのモードで送られている
かを判断させると共に、装着されたテープの種類を判断
させておく必要がある。 そこで、テープの種類を判断させるために、装着され
たテープの種類に対応する段数のテープセレクターを設
け、テープの種類に応じてテープセレクターを操作する
ようにすることが考えられる。しかしながら、このよう
にした場合、例えばテープの種類が10種類あれば、10段
階に設定されるテープセレクターが必要になる。また、
テープを装着するごとにテープの種類に応じてテープセ
レクターを操作するのは煩わしい。 したがってこの発明の目的は、多段のテープセレクタ
ーを用いずに、装着されたテープの種類が判別でき、ど
のような種類のテープが装着された場合でも、テープ残
量を正確に算出、表示できるテープ残量算出装置を提供
することにある。 また、従来、テープ残量を求めるのにリールの回転数
を検出するようにしていたが、リールの回転数を検出し
た場合、測定誤差が大きく、算出された残量時間の誤差
が大きい。 したがってこの発明の他の目的は、誤差の少ないテー
プ残量算出装置を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、テープセレクターよりのデータと、テー
プ速情報と、供給側リールが1回転するに要する時間
と、巻き取り側リールが1回転するに要する時間とから
テープの種類を判別し、更に、この判別されたテープの
種類からテープの厚みに関するデータと、ハブ径を定め
ておき、テープ残量を算出し、表示するようにしたテー
プ残量算出装置である。 〔作用〕 テープの残量時間TRは、テープ移送速度をv,テープ厚
をd,供給側リール1のテープ面積をSsとすると、 で求められる。上式に基づいてテープ残量時間を求める
ためには、テープ厚dとハブ径rを得る必要がある。 β方式のVTRでは、ハブ径やテープ厚の異なる10種類
のテープが用いられている。テープ残量時間を求めるた
めには、先ずテープ種類の判別を行う必要がある。 そこで、3つのポジションを取り得るテープセレクタ
ー10が設けられる。このテープセレクター10に設けられ
ている3つのポジションを装着されたテープに応じて設
定すれば、どのような種類のテープが装着されていても
テープ種類の判別が可能である。 テープの種類が判別されたら、ハブ径rとテープ厚d
が設定され、上式に基づいてテープ残量時間が算出され
る。 また、供給側のリール台11及び巻き取り側のリール台
12の1回転に要する時間は、円板13及び14が1回転して
同じ位置に戻ったときまでの時間をクロックをカウント
して計測するようにしている。このようにすると、リー
ル台11及び12が1回転するまでの間の状態に誤差があっ
ても何ら問題とならない。つまり、円板13及び14がリー
ル台11及び12に対してずれていたり、リール台11及び12
が傾いていて、光学センサ14及び15から出力されるパル
ス信号が乱れていても、誤差が全く生じない。 〔実施例〕 この発明の実施例について以下の順次に従って説明す
る。 a.テープの残量の求め方 b.テープの種類の判別の仕方 c.テープの種類の判別の具体例 d.テープ厚の補正 e.リールが1回転する時間の検出 f.一実施例 a.テープ残量の求め方 録画中、再生中にテープ残量は時間表示したい場合が
ある。テープ残量時間は、供給側リールに巻き残ってい
るテープの面積を用いて求めることができる。 つまり、第2図に示すように、供給側リール1に巻回
されているテープ2が速度vで巻き取り側リール3に送
られているとする。この時のテープ残量時間TRは、供給
側リール1に巻き残っているテープ2の長さをLsとすれ
ば、 である。供給側リール1に巻き残っているテープ2の長
さLsは、供給側リール1に巻かれているテープ2の面積
Ssから求められる。すなわち、テープ2の厚みをdとす
ると、供給側リール1に巻かれているテープ2の面積Ss
は、 Ss=d・Ls…… (2) である。したがって、供給側リール1に巻き残っている
テープ2の長さLsは、 である。(3)式を(1)式に代入すると、 となる。(4)式より、テープ残量時間TRは、テープ移
送速度vとテープ厚dがわかっていれば、供給側リール
1に巻き残っているテープ2の面積Ssから求めることが
できる。 この供給側リール1に巻かれているテープ2の面積Ss
は、供給側リール1が1回転するのに要する時間から求
めることができる。 つまり、供給側リール1に巻かれているテープ2の最
外周の円周の長さlは、供給側リール1が1回転する時
間をts、テープ移送速度をvとすると、 l=vs……z (5) である。中心から供給側リール1に巻かれているテープ
2の最外周の半径をRsとすると、 2πRs=l…… (6) である。したがって、半径Rsは、 である。(7)式に(5)式を代入すると、 である。供給側リール1に巻かれているテープ2の面積
Ssは、ハブ径をrとすると、 である。(8)式より、 であるから、 となる。(10)式より、供給側リール1に巻かれている
テープ2の面積Ssは、テープ移送速度vとハブ径rがわ
かっていれば、供給側リール1が1回転するのに要する
時間tsから求められる。 (10)式を(4)式に代入すると、 となる。この(11)式を用いて、テープ残量時間TRが求
められる。 このように、テープ残量時間TRは、テープ移送速度v,
ハブ径r,テープ厚dがわかっていれば、供給側リール1
が1回転する時間tsを検出することにより算出すること
ができる。 β方式のVTRでは、テープ移送速度vがモードに応じ
て3段階に設定される。βIモードでは40mm/sec,βII
モードでは20mm/sec,βIIIモードでは13.3mm/secであ
る。したがって、テープ移送速度vは、どのモードに設
定されているかを検出すればわかる。 ハブ径r,テープ厚dは、装着されたテープにより異な
っている。(11)式に基づいてテープ残量を算出する場
合には、このハブ径r,テープ厚dの正確な値を知る必要
がある。 b.テープの種類判別の仕方 第3図は、β方式で定められているテープ規格であ
る。第3図に示すように、β方式では10種類のテープ
(L85,L125,L165,L250,L330,L370,L500,L660,L750,L83
0)が用いられている。各種類のテープのテープ長及び
テープ厚は、第3図に示す範囲の誤差が許容されてい
る。また、ハブ径については、52mmのものと、30mmのも
のがある。テープの種類がL85,L125,L165,L250のものに
ついてはハブ径が52mm、テープの種類がL330,L370,L50
0,L660,L750,L830のものについては、ハブ径が30mmであ
る。 前述したように、テープ残量時間TRを求めるために
は、テープ厚dと、ハブ径rがわからなければならな
い。テープ厚dとハブ径rを知るためには、先ず、装着
されたテープの種類を判別する必要がある。 テープの種類を判別させるためには、装着されたテー
プの種類に応じてテープセレクターを切り換えるように
することが考えられる。ところが、β方式では、第3図
に示すように、10種類のテープが用いられる。これら10
種類のテープに対応させてテープセレクターを設けたの
では、テープセレクターが10段に切り換えられることに
なり、操作性が良くない。そこで、装着されたテープの
種類を自動的に判別できるようにし、テープセレクター
の操作を殆ど不要とすることが望まれる。 テープの種類は、テープに巻回されているテープの総
長から判別できる。そこで、供給側のリール1に巻かれ
ているテープの長さと、巻き取り側のリール3に巻かれ
ているテープの長さとを、夫々、供給側のリール1が1
回転するのに要する時間と、巻き取り側のリール3が1
回転するのに要する時間とから算出し、これを加算して
テープ総長を求め、テープの種類を判別することが考え
られる。 つまり、供給側のリール1に巻かれているテープ2の
面積をSs,巻き取り側リール3に巻かれているテープ2
の面積をST,テープ2の厚みをdとしたとき、供給側リ
ール1に巻かれているテープ1の長さLsは、前述したよ
うに、 であり、巻き取り側リール3に巻かれているテープ2の
長さLTは、 である。したがって、テープ2の総長Lは、 である。 (14)式に基づいてテープ総長Lを求めるためには、
ハブ径rがわからなければならない。 つまり、供給側リール1に巻かれているテープ2の面
積Ssは、ハブ径をr,「営移送速度をv,供給側リール1が
1回転するのに要する時間をtsとすると、 であり、巻き取り側リール3に巻かれているテープ2の
面積STは、巻き取り側リール3が1回転するのに要する
時間をtTとすると、 である。したがって、面積Ss及びSTを求めるためには、
ハブ径rがわからなければならない。第3図に示したよ
うに、ハブ径rは、52mmのものと30mmのものがある。ま
た、テープ厚dがテープ種類により異なっている。この
ため、テープの種類を判別させるためには、最低限の切
り換えを行うテープセレクターが必要になる。このテー
プセレクターは段数が少ないことが望まれる。また、テ
ープの種類としては、L125,L250,L500,L750のものが良
く使われる。これら良く使われる種類のテープを用いた
とき、操作し易いことが望まれる。 そこで、この発明の一実施例では、第1図に示すよう
に、3つのポジションを取り得るテープセレクター10が
設けられている。このテープセレクター10に設けられて
いる3つのポジションを装着されたテープに応じて設定
すれば、どのような種類のテープが装着されていても判
別可能である。 3つのポジションは、夫々、「L500」,「L750」,
「L830」と表示されている。「L500」と表示されている
ポジションをポジションA、「L750」と表示されている
ポジションをポジションB、「L830」と表示されている
ポジションをポジションCとする。テープの種類がL50
0,L370,L85のものを用いるときには、ポジションAに設
定される。テープの種類がL750,L660,L330のものを用い
るときには、ポジションBに設定される。テープの種類
がL830のものを用いるときには、ポジションCに設定さ
れる。その他の種類のテープを用いるときには、どのポ
ジションに設定しておいても良い。 これらのポジションは、概ね、テープ厚dとハブ径r
が同じものを1つのグループとしてポジションを設定し
ている。但し、テープの種類がL85のものと、L330のも
のについては例外である。すなわち、第3図に示すよう
に、テープの種類がL500のものと、L370のものは、同じ
ハブ径r(30mm)であり、テープ厚dも略々同じ範囲
(L500が18.0μm〜20.9μm,L370が18.0μm〜22.0μ
m)にある。テープの種類がL660のものと、L750のもの
は、同じハブ径r(30mm)であり、テープ厚dも同じ範
囲(13.5μm〜15.3μm)にある。 c.テープの種類判別の具体例 以下、この発明の一実施例におけるテープ種類判別手
順について説明する。 前述したように、この一実施例には、3つのポジショ
ンを取り得るテープセレクター10が設けられている。装
着されたテープの種類がL500,L370,L85ならポジション
Aが選ばれている。装着されたテープの種類がL750,L66
0,L330ならポジションBが選ばれている。装着されたテ
ープがL830ならポジションCが選ばれている。 テープが装着されると、供給側リール1が1回転する
時間tsと、巻き取り側リール3が1回転する時間tTが計
測される。そして、(▲t2 s▼+▲t2 T▼)が求められ
る。この(▲t2 s▼+▲t2 T▼)の値は、(15)式,
(16)式からわかるように、テープの総面積を反映して
いる値である。 なお、後述するように、供給側リール1が1回転に要
する時間ts及び巻き取り側リール3が1回転に要する時
間の計測は、供給側リール1及び巻き取り側リール3が
1回転するに対応する数のFG信号が出力される間に、周
期tsmp(例えば1.95msec)のクロックを計数して行うよ
うにしている。供給側リール1が1回転する間のクロッ
クのカウント数がnsだとすると、供給側リール1が1回
転するに要する時間tsは(ts=tsmp・ns)で求められ
る。また、巻き取り側リール3が1回転する間のクロッ
クのカウント数がnTだとすると、巻き取り側リール3が
1回転するに要する時間tTは(tT=tsmp・nT)で求めら
れる。したがって、ns及びnTは、供給側リール1が1回
転に要する時間ts及び巻き取り側リール3が1回転に要
する時間tTと一定の関係にある。したがって(▲n2 s▼
+▲n2 T▼)もテープの総面積を反映している。 テープの総面積を反映する(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の
値と、テープセレクター10のポジションとから、装着さ
れたテープが4つのグループ内のどれに入るかが判断さ
れる。 すなわち、第4図において横軸はテープの種類を示
し、縦軸は(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値を示している。
各テープの種類毎に(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値を算出
すると、この値は第4図に示すような範囲に分散され
る。ここで、(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa1以上かど
うかを判断する。第4図から、(▲n2 s▼+▲n2 T▼)
の値がa1以上なら、テープの種類はL85,L125,L165,L250
のうちのどれかである。 第1のグループは、(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa1
以上のときに入るグループである。このグループに入る
テープは、L125,L165,L250を種類のテープである。 第2のグループはポジションAに設定されていて、
(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa1以下のとき、入るグル
ープである。このグループに入るテープは、L85,L370,L
500の種類のテープである。 なお、この時、ポジションAに設定されていて、且
つ、(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa2以上なら、L85の
テープであると判断する。 第3のグループは、ポジションBに設定されていて、
(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa1以下のときに入るグル
ープである。このグループに入るテープは、L330,L660,
L750の種類のテープである。 第4のグループは、ポジションCに設定されていて、
(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa1以下のときに入るグル
ープである。このグループに入るテープはL830である。 第1のグループに入るテープL125,L165,L250は、第3
図からわかるように、全て、テープ厚dが(18.0μm〜
22.0μm)と等しく、ハブ径rが52mmで等しい。そこ
で、この第1のグループに入るテープの標準的なテープ
厚d1を(18.0μm〜22.0μm)の中間値とし、標準的な
ハブ径r1を52mmとする。 第2のグループに入るテープL370,L500は、テープ厚
dが(18.0μm〜22.0μm又は18.0μm〜20.9μm)と
略々等しく、ハブ径rが30mmで等しい。そこで、第2の
グループに入るテープの標準的なテープ厚d2を(18.0μ
m〜20.9μm)の中間値とし、標準的なハブ径r2を30mm
とする。 第3のグループに入るテープL330,L660,L750,L330は
別として、テープ厚dが(13.5μm〜15.3μm)と等し
く、ハブ径rが30mmで等しい。そこで、第3のグループ
に入るテープの標準的なテープ厚d3を(13.5μm〜15.3
μm)の中間値とし、標準的なハブ径r3を30mmとする。 第4のグループに入るテープはL830である。第4のグ
ループに入るテープの標準的なテープ厚d4は(12.0μm
〜13.5μm)の中間値とし、標準的なハブ径r4を30mmと
する。 装着されたテープがこれらのグループの内のどれに入
るかが判断されたら、各グループ毎に標準的なテープ厚
(d1〜d4)とハブ径(r1〜r4)を用いてテープ総記録時
間が求められる。このテープ総記録時間Tは、で求められる。 第5図は、このように第1〜第4の各グループ毎に標
準的なテープ厚(d1〜d4)と標準的なハブ径(52mm又は
30mm)を設定して求めたテープ総記録時間の分散を示す
ものである。この分散の様子から、テープの種類が判別
される。第5図において、横軸がテープの種類を示し、
縦軸が各グループでの標準的なハブ径及びテープ厚に設
定して求めたテープ総記録時間である。 なお、第2のグループにおけるL85の種類のテープ
は、第2のグループの標準的なテープ厚d2及びハブ径r2
と、実際のテープ厚及びハブ径とは大きく異なっている
ので、ここでは例外的に扱う。 第1のグループに入るテープL125,L165,L250の中で求
められた総記録時間Tがb2以下であれば、L125のテープ
であると判断される。求められた総記録時間Tがb2以上
b3以下であれば、L165のテープであると判断される。求
められた総記録時間Tがb3以下であれば、L250のテープ
であると判断される。 第2のグループに入るテープL85,L370,L500のうち、L
85のテープは例外として、求められた総記録時間Tがb4
以下であれば、L370のテープであると判断される。求め
られた総記録時間Tがb4以上であればL500のテープであ
ると判断される。 なお、L85については、前述したように、第4図にお
いて(▲t2 s▼+▲t2 T▼)の値がa2以上で、且つ、ポ
ジションAが選ばれていたら、L85のテープと判断され
る。 第3のグループに入るテープL330,L660,L750のうち、
総記録時間Tがb5以下であればL330のテープであると判
断され、総記録時間Tがb5以上、b6以下であればL660の
テープであると判断され、総記録時間Tがb6以上であれ
ばL750のテープであると判断される。 第4のグループに入るテープはL830だけであるから、
第4のグループに入っていればL830のテープであると判
断できる。 以上のようにして、装着されたテープの種類が判別さ
れる。 d.テープ厚の補正 テープの残量時間は、前述の(11)式より、テープ移
送速度v,ハブ径r,テープ厚dがわかっていれば、供給側
リールの1回転に要する時間tsから求められる。テープ
移送速度vはどのモードに設定されているかでわかり、
ハブ径rはテープの種類からわかる。テープ厚dについ
ては、テープの種類から第3図に示した規格で許容され
る範囲内にあることはわかるが、テープ厚dは許容誤差
があるため、実際に装着されているテープ厚の正確な値
は分からない。実際に装着されているテープ厚が正確に
わからなければ、テープの残量時間を正確に求められな
い。 そこで、この発明の一実施例では、テープ厚の補正に
かけて対応するようにしている。 テープ厚の補正は、第3図に示した各種類のテープの
テープ厚の許容誤差範囲の中間値を基準テープ厚drefと
し、各種類のテープのテープ総長の最小値の基準テープ
長lrefとし、これらの基準テープ厚drefと基準テープ長
lrefから求められる供給側リール1及び巻き取り側リー
ル3に巻かれているテープ面積の総和Srefと、供給側リ
ール1の1回転に要する時間と巻き取り側リール3の1
回転に要する時間から求められる実際に供給側リール1
及び巻き取り側リール3に巻かれているテープ2面積の
総和Sdetを比較して行われる。 つまり、基準となる面積Srefは、基準テープ厚dref及
び基準テープ長lrefを用いて、 Sref=dref・lref…… (18) で求められる。一方、実際に供給側リール1及び巻き取
り側リール3に巻かれているテープ2の面積の総和Sdet
は、供給側リール1の1回転に要する時間がTs,巻き取
り側リール3の1回転に要する時間がtT,テープ移送速
度v,ハブ径がrなら、 である。ここで、実際のテープ2のテープ長を基準値d
refであると仮定したときのテープ厚をテープ厚補正値d
amdとする。このようにすると、テープ補正厚damdは、 Sref=dref・lref ……(20) Sdet=damd・lref ……(21) であるから、 となる。 このようにして求めたテープ厚補正値damdは、実際の
テープ長が基準テープ長lrefであると仮定し、この基準
テープ長lrefを許容値の最小値としている。このため、
テープ残量時間が経過してもテープを使用できる場合が
生じる。しかしながら、最悪の場合でも、テープ残量時
間が経過する前にテープが使用できなくなることはな
い。 e.リールが1回転する時間の検出 テープの種類の判別するためにテープの総記録時間を
もとめたり、テープ残量を算出したりする際に、リール
台の回転が検出される。リール台の回転は、リールの回
転に伴って発生するFG信号からリールの回転速度を検出
したり、回転数を検出したりして行うこともできるが、
このようにした場合には、リール台が傾いていたり、リ
ール台に取り付けるFG信号発生用の円板がずれていたり
した場合には誤差 生じる。そこで、この発明の一実施
例では、リールが1回転するのに要する時間を検出する
ようにしている。 すなわち、第6図に示すように、供給側のリール台11
及び巻き取り側リール台12には、円板13及び円板14が夫
々取り付けられる。この円板13及び14には、第7図に示
すように、30本の放射上の縞A1〜A30が形成される。こ
の円板13及び14の回転を検出する光学センサ15及び16が
夫々設けられる。 リール台13及び14が回転されると、この回転に従っ
て、第8図A及び第9図Aに示すようなパルス信号が光
学センサ15及び16から出力される。このパルス信号が第
8図B及び第9図Bに示すクロックにより夫々カウント
される。そして、最初のパルス信号の立上がりから31個
目のパルス信号の立上がりまでの時間が計測される。円
板13及び14には、30本の縞A1〜A30が形成されて、最初
のパルスの立上がりは円板13及び14の縞A1の終端の位置
が検出されたことに対応し、31回目のパルスの立上がり
は、円板13及び14が1回転し、縞A1の終端の位置に戻っ
たことに対応する。したがって、最初のパルス信号の立
上がりから31個目のパルス信号の立上がりまでの時間
は、円板13及び14が1回転する時間に対応する。 これにより、供給側リール台11及び巻き取り側リール
台12の1回転に要する時間ts及びtTが夫々検出される。
つまり、第8図に示すように、光学センサ15から最初の
パルス信号の立上がりが検出されてから31個目のパルス
が検出されるまでの間に、第8図Bに示すクロックがns
回カウントされたとする。この場合、供給側リール11の
1回転に要する時間tsは、クロックの周期をtsmpとする
と、 ts=tsmp・ns ……(23) となる。また、第9図に示すように、光学センサ16から
最初のパルス信号の立上がりが検出されてから31個目の
パルスが検出されるまでの間に、第9図Bに示すクロッ
クがnT回カウントされたとすると、巻き取り側リール12
の1回転に要する時間tTは、クロックの周期をtsmpとす
ると、 tT=tsmp・nT ……(24) となる。なお、クロックの周期は、例えば1.95msecであ
る。 このように、円板13及び14が1回転して同じ位置に戻
ったときまでの時間をクロックを計数して計測するよう
にすると、リール台11及び12が1回転するまでの間の状
態に誤差があっても何ら問題とならない。つまり、円板
13及び14がリール台11及び12に対してずれていたり、リ
ール台11及び12が傾いていて、光学センサ14及び15から
出力されるパルス信号が乱れていても、誤差が全く生じ
ない。 f.一実施例 第1図はこの発明の一実施例を示すものである。この
発明の一実施例には、スローマイコン21と、メカコン22
と、モードコン23と、タイマーマイコン24と、CRTマイ
コン25との5つのマイクロコンピュータが備えられる。
テープ判別やテープの残量時間の計算は、スローマイコ
ン21で行われている。モードコン23では、各種のスイッ
チ入力を受け付けられる。スローマイコン21とモードコ
ン23との間のデータのやり取りは、メカコン22を介して
行われる。メカコン22は、メカシャーシ(図示せず)の
動作設定のために設けられている。 モードコン23には、テープセレクター10からテープセ
レクト信号が与えられる。テープセレクター10には、
「L500」,「L750」,「L830」の表示がなされている。
前述したように、装着したテープの種類が応じてテープ
セレクター10が設定される。また、モードコン23には、
表示切り換えスイッチ27からのセレクト信号が供給され
る。この表示切り換えスイッチ27により、残量時間表示
を行うか、カウンター表示を行うかが選択される。 入力端子28には、CTLトラックから再生されたCTL信号
が供給される。このCTL信号が判別回路29に供給され
る。判別回路29で走行モードがβIモードか、βIIモー
ドか、βIIIモードかが判別される。この判別信号がモ
ードコン23に供給される。 モードコン23に供給されたこれらのスイッチ情報及び
走行モード情報は、メカコン22を介してスローマイコン
21に供給される。スローマイコン21には、供給側リール
台11及び巻き取り側リール台12が1回転する時間を検出
する時間検出手段31及び32が設けられる。この時間検出
は前述したように、供給側リール台11及び巻き取り側リ
ール台12の回転が光学センサ15及び16で検出され、これ
らの検出パルスの最初の立上がりから31個目のパルスの
立上がりまでの時間を計測して行われる。この計測され
た供給側リール台11及び巻き取り側リール台12が1回転
するのに要する時間と、モードコン23からメカコン22を
介して送られてきたスイッチ情報及び走行モード情報を
用いて、スローマイコン21で前述した処理を行い、テー
プの種類が判別される。このようにしてテープの種類が
判別できたら、テープ種類から標準的なテープ厚とハブ
径が設定される。そして、前述した処理ステップによ
り、供給側リール台11の1回転に要する時間からテープ
残量時間が算出される。 スローマイコン21で求められたテープ残量時間は、メ
カコン22を介してモードコン23に送られる。そして、こ
のテープ残量時間がモードコン23からタイマーコン24に
送られると共に、CRTマイコン25に送られる。タイマー
コン24には表示管26が接続され、テープ残量時間が表示
管26に表示される。また、CRTマイコン25の出力によ
り、CRTディスプレイ30の表示画面の一部にテープ残量
時間が表示される。 なお、テープ残量時間は、供給側リール1に巻き残っ
ているテープ2の面積Ssと、巻き取り側リール3に巻か
れているテープ2の面積STとの比から求めるようにして
も良い。 〔発明の効果〕 この発明に依れば、3つのポジションを取り得るテー
プセレクター10を設けるだけで、10種類のテープの何が
装着されているかを自動判別でき、このテープ判別に基
づいて、テープ残量を正確に算出できる。 また、この発明に依れば、供給側のリール台11及び巻
き取り側のリール台12の1回転に要する時間を、円板13
及び14が1回転して同じ位置に戻ったときまでの時間を
クロックをカウントして計測するようにしているので、
リール台11及び12が1回転するまでの間の状態に誤差が
あっても正確な時間を計測できる。
間を知らせるテープ残量算出装置に関する。 〔発明の概要〕 この発明は、例えばVTRに装着されたテープの残量時
間を知らせるテープ残量算出装置において、テープセレ
クターよりのデータと、テープ速情報と、供給側リール
が1回転するに要する時間と、巻き取り側リールが1回
転するに要する時間とからテープ種類を判別し、判別さ
れたテープの種類に応じてテープの厚み、ハブ径を定め
ておき、供給側リールが1回転するに要する時間を検出
し、この検出された供給側リールが1回転するに要する
時間からテープ残量時間を算出するようにすることによ
り、多数のテープ種類に対応でき、正確なテープ残量を
表示できるようにしたものである。 〔従来の技術〕 VTRに装着されたテープの使用量は、通常、テープカ
ウンタにより供給側のリールの回転数を表示することに
より知らされている。ところが、供給側のリールの巻径
がテープ量に応じて変わってくるので、テープカウンタ
では正確なテープ使用量を表示できない。また、テープ
カウンタでは、テープの残量表示ができない。 例えば特公昭58−17991号公報に、テープ残量表示
を、リールの回転数を検出し、この回転数を用いて算出
するようにしたものが開示されている。このテープ量表
示装置は、テープ移送速度と、テープ厚と、ハブ径と、
検出されたリールの回転数とを用いてテープ残量を求め
るものである。そこで、VTRのリールに回転数検出装置
を設け、テープ残量をリールの回転数を用いて算出し、
表示するようにすることが考えられる。 〔発明が解決がしようとする問題点〕 テープ残量を算出するには、テープ移送速度と、テー
プ厚と、ハブ径を定める必要がある。VTRでは、長時間
記録モードや標準モード等、モードの違いによりテープ
移送速度が変化する。また、VTRに使用されるテープカ
セットには、テープ長の異なる多数の種類のものがあ
り、これらのテープ種類により、テープ厚やハブ径が異
なっている。 したがって、VTRに装着されたテープのテープ残量を
算出するためには、テープがどのモードで送られている
かを判断させると共に、装着されたテープの種類を判断
させておく必要がある。 そこで、テープの種類を判断させるために、装着され
たテープの種類に対応する段数のテープセレクターを設
け、テープの種類に応じてテープセレクターを操作する
ようにすることが考えられる。しかしながら、このよう
にした場合、例えばテープの種類が10種類あれば、10段
階に設定されるテープセレクターが必要になる。また、
テープを装着するごとにテープの種類に応じてテープセ
レクターを操作するのは煩わしい。 したがってこの発明の目的は、多段のテープセレクタ
ーを用いずに、装着されたテープの種類が判別でき、ど
のような種類のテープが装着された場合でも、テープ残
量を正確に算出、表示できるテープ残量算出装置を提供
することにある。 また、従来、テープ残量を求めるのにリールの回転数
を検出するようにしていたが、リールの回転数を検出し
た場合、測定誤差が大きく、算出された残量時間の誤差
が大きい。 したがってこの発明の他の目的は、誤差の少ないテー
プ残量算出装置を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、テープセレクターよりのデータと、テー
プ速情報と、供給側リールが1回転するに要する時間
と、巻き取り側リールが1回転するに要する時間とから
テープの種類を判別し、更に、この判別されたテープの
種類からテープの厚みに関するデータと、ハブ径を定め
ておき、テープ残量を算出し、表示するようにしたテー
プ残量算出装置である。 〔作用〕 テープの残量時間TRは、テープ移送速度をv,テープ厚
をd,供給側リール1のテープ面積をSsとすると、 で求められる。上式に基づいてテープ残量時間を求める
ためには、テープ厚dとハブ径rを得る必要がある。 β方式のVTRでは、ハブ径やテープ厚の異なる10種類
のテープが用いられている。テープ残量時間を求めるた
めには、先ずテープ種類の判別を行う必要がある。 そこで、3つのポジションを取り得るテープセレクタ
ー10が設けられる。このテープセレクター10に設けられ
ている3つのポジションを装着されたテープに応じて設
定すれば、どのような種類のテープが装着されていても
テープ種類の判別が可能である。 テープの種類が判別されたら、ハブ径rとテープ厚d
が設定され、上式に基づいてテープ残量時間が算出され
る。 また、供給側のリール台11及び巻き取り側のリール台
12の1回転に要する時間は、円板13及び14が1回転して
同じ位置に戻ったときまでの時間をクロックをカウント
して計測するようにしている。このようにすると、リー
ル台11及び12が1回転するまでの間の状態に誤差があっ
ても何ら問題とならない。つまり、円板13及び14がリー
ル台11及び12に対してずれていたり、リール台11及び12
が傾いていて、光学センサ14及び15から出力されるパル
ス信号が乱れていても、誤差が全く生じない。 〔実施例〕 この発明の実施例について以下の順次に従って説明す
る。 a.テープの残量の求め方 b.テープの種類の判別の仕方 c.テープの種類の判別の具体例 d.テープ厚の補正 e.リールが1回転する時間の検出 f.一実施例 a.テープ残量の求め方 録画中、再生中にテープ残量は時間表示したい場合が
ある。テープ残量時間は、供給側リールに巻き残ってい
るテープの面積を用いて求めることができる。 つまり、第2図に示すように、供給側リール1に巻回
されているテープ2が速度vで巻き取り側リール3に送
られているとする。この時のテープ残量時間TRは、供給
側リール1に巻き残っているテープ2の長さをLsとすれ
ば、 である。供給側リール1に巻き残っているテープ2の長
さLsは、供給側リール1に巻かれているテープ2の面積
Ssから求められる。すなわち、テープ2の厚みをdとす
ると、供給側リール1に巻かれているテープ2の面積Ss
は、 Ss=d・Ls…… (2) である。したがって、供給側リール1に巻き残っている
テープ2の長さLsは、 である。(3)式を(1)式に代入すると、 となる。(4)式より、テープ残量時間TRは、テープ移
送速度vとテープ厚dがわかっていれば、供給側リール
1に巻き残っているテープ2の面積Ssから求めることが
できる。 この供給側リール1に巻かれているテープ2の面積Ss
は、供給側リール1が1回転するのに要する時間から求
めることができる。 つまり、供給側リール1に巻かれているテープ2の最
外周の円周の長さlは、供給側リール1が1回転する時
間をts、テープ移送速度をvとすると、 l=vs……z (5) である。中心から供給側リール1に巻かれているテープ
2の最外周の半径をRsとすると、 2πRs=l…… (6) である。したがって、半径Rsは、 である。(7)式に(5)式を代入すると、 である。供給側リール1に巻かれているテープ2の面積
Ssは、ハブ径をrとすると、 である。(8)式より、 であるから、 となる。(10)式より、供給側リール1に巻かれている
テープ2の面積Ssは、テープ移送速度vとハブ径rがわ
かっていれば、供給側リール1が1回転するのに要する
時間tsから求められる。 (10)式を(4)式に代入すると、 となる。この(11)式を用いて、テープ残量時間TRが求
められる。 このように、テープ残量時間TRは、テープ移送速度v,
ハブ径r,テープ厚dがわかっていれば、供給側リール1
が1回転する時間tsを検出することにより算出すること
ができる。 β方式のVTRでは、テープ移送速度vがモードに応じ
て3段階に設定される。βIモードでは40mm/sec,βII
モードでは20mm/sec,βIIIモードでは13.3mm/secであ
る。したがって、テープ移送速度vは、どのモードに設
定されているかを検出すればわかる。 ハブ径r,テープ厚dは、装着されたテープにより異な
っている。(11)式に基づいてテープ残量を算出する場
合には、このハブ径r,テープ厚dの正確な値を知る必要
がある。 b.テープの種類判別の仕方 第3図は、β方式で定められているテープ規格であ
る。第3図に示すように、β方式では10種類のテープ
(L85,L125,L165,L250,L330,L370,L500,L660,L750,L83
0)が用いられている。各種類のテープのテープ長及び
テープ厚は、第3図に示す範囲の誤差が許容されてい
る。また、ハブ径については、52mmのものと、30mmのも
のがある。テープの種類がL85,L125,L165,L250のものに
ついてはハブ径が52mm、テープの種類がL330,L370,L50
0,L660,L750,L830のものについては、ハブ径が30mmであ
る。 前述したように、テープ残量時間TRを求めるために
は、テープ厚dと、ハブ径rがわからなければならな
い。テープ厚dとハブ径rを知るためには、先ず、装着
されたテープの種類を判別する必要がある。 テープの種類を判別させるためには、装着されたテー
プの種類に応じてテープセレクターを切り換えるように
することが考えられる。ところが、β方式では、第3図
に示すように、10種類のテープが用いられる。これら10
種類のテープに対応させてテープセレクターを設けたの
では、テープセレクターが10段に切り換えられることに
なり、操作性が良くない。そこで、装着されたテープの
種類を自動的に判別できるようにし、テープセレクター
の操作を殆ど不要とすることが望まれる。 テープの種類は、テープに巻回されているテープの総
長から判別できる。そこで、供給側のリール1に巻かれ
ているテープの長さと、巻き取り側のリール3に巻かれ
ているテープの長さとを、夫々、供給側のリール1が1
回転するのに要する時間と、巻き取り側のリール3が1
回転するのに要する時間とから算出し、これを加算して
テープ総長を求め、テープの種類を判別することが考え
られる。 つまり、供給側のリール1に巻かれているテープ2の
面積をSs,巻き取り側リール3に巻かれているテープ2
の面積をST,テープ2の厚みをdとしたとき、供給側リ
ール1に巻かれているテープ1の長さLsは、前述したよ
うに、 であり、巻き取り側リール3に巻かれているテープ2の
長さLTは、 である。したがって、テープ2の総長Lは、 である。 (14)式に基づいてテープ総長Lを求めるためには、
ハブ径rがわからなければならない。 つまり、供給側リール1に巻かれているテープ2の面
積Ssは、ハブ径をr,「営移送速度をv,供給側リール1が
1回転するのに要する時間をtsとすると、 であり、巻き取り側リール3に巻かれているテープ2の
面積STは、巻き取り側リール3が1回転するのに要する
時間をtTとすると、 である。したがって、面積Ss及びSTを求めるためには、
ハブ径rがわからなければならない。第3図に示したよ
うに、ハブ径rは、52mmのものと30mmのものがある。ま
た、テープ厚dがテープ種類により異なっている。この
ため、テープの種類を判別させるためには、最低限の切
り換えを行うテープセレクターが必要になる。このテー
プセレクターは段数が少ないことが望まれる。また、テ
ープの種類としては、L125,L250,L500,L750のものが良
く使われる。これら良く使われる種類のテープを用いた
とき、操作し易いことが望まれる。 そこで、この発明の一実施例では、第1図に示すよう
に、3つのポジションを取り得るテープセレクター10が
設けられている。このテープセレクター10に設けられて
いる3つのポジションを装着されたテープに応じて設定
すれば、どのような種類のテープが装着されていても判
別可能である。 3つのポジションは、夫々、「L500」,「L750」,
「L830」と表示されている。「L500」と表示されている
ポジションをポジションA、「L750」と表示されている
ポジションをポジションB、「L830」と表示されている
ポジションをポジションCとする。テープの種類がL50
0,L370,L85のものを用いるときには、ポジションAに設
定される。テープの種類がL750,L660,L330のものを用い
るときには、ポジションBに設定される。テープの種類
がL830のものを用いるときには、ポジションCに設定さ
れる。その他の種類のテープを用いるときには、どのポ
ジションに設定しておいても良い。 これらのポジションは、概ね、テープ厚dとハブ径r
が同じものを1つのグループとしてポジションを設定し
ている。但し、テープの種類がL85のものと、L330のも
のについては例外である。すなわち、第3図に示すよう
に、テープの種類がL500のものと、L370のものは、同じ
ハブ径r(30mm)であり、テープ厚dも略々同じ範囲
(L500が18.0μm〜20.9μm,L370が18.0μm〜22.0μ
m)にある。テープの種類がL660のものと、L750のもの
は、同じハブ径r(30mm)であり、テープ厚dも同じ範
囲(13.5μm〜15.3μm)にある。 c.テープの種類判別の具体例 以下、この発明の一実施例におけるテープ種類判別手
順について説明する。 前述したように、この一実施例には、3つのポジショ
ンを取り得るテープセレクター10が設けられている。装
着されたテープの種類がL500,L370,L85ならポジション
Aが選ばれている。装着されたテープの種類がL750,L66
0,L330ならポジションBが選ばれている。装着されたテ
ープがL830ならポジションCが選ばれている。 テープが装着されると、供給側リール1が1回転する
時間tsと、巻き取り側リール3が1回転する時間tTが計
測される。そして、(▲t2 s▼+▲t2 T▼)が求められ
る。この(▲t2 s▼+▲t2 T▼)の値は、(15)式,
(16)式からわかるように、テープの総面積を反映して
いる値である。 なお、後述するように、供給側リール1が1回転に要
する時間ts及び巻き取り側リール3が1回転に要する時
間の計測は、供給側リール1及び巻き取り側リール3が
1回転するに対応する数のFG信号が出力される間に、周
期tsmp(例えば1.95msec)のクロックを計数して行うよ
うにしている。供給側リール1が1回転する間のクロッ
クのカウント数がnsだとすると、供給側リール1が1回
転するに要する時間tsは(ts=tsmp・ns)で求められ
る。また、巻き取り側リール3が1回転する間のクロッ
クのカウント数がnTだとすると、巻き取り側リール3が
1回転するに要する時間tTは(tT=tsmp・nT)で求めら
れる。したがって、ns及びnTは、供給側リール1が1回
転に要する時間ts及び巻き取り側リール3が1回転に要
する時間tTと一定の関係にある。したがって(▲n2 s▼
+▲n2 T▼)もテープの総面積を反映している。 テープの総面積を反映する(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の
値と、テープセレクター10のポジションとから、装着さ
れたテープが4つのグループ内のどれに入るかが判断さ
れる。 すなわち、第4図において横軸はテープの種類を示
し、縦軸は(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値を示している。
各テープの種類毎に(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値を算出
すると、この値は第4図に示すような範囲に分散され
る。ここで、(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa1以上かど
うかを判断する。第4図から、(▲n2 s▼+▲n2 T▼)
の値がa1以上なら、テープの種類はL85,L125,L165,L250
のうちのどれかである。 第1のグループは、(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa1
以上のときに入るグループである。このグループに入る
テープは、L125,L165,L250を種類のテープである。 第2のグループはポジションAに設定されていて、
(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa1以下のとき、入るグル
ープである。このグループに入るテープは、L85,L370,L
500の種類のテープである。 なお、この時、ポジションAに設定されていて、且
つ、(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa2以上なら、L85の
テープであると判断する。 第3のグループは、ポジションBに設定されていて、
(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa1以下のときに入るグル
ープである。このグループに入るテープは、L330,L660,
L750の種類のテープである。 第4のグループは、ポジションCに設定されていて、
(▲n2 s▼+▲n2 T▼)の値がa1以下のときに入るグル
ープである。このグループに入るテープはL830である。 第1のグループに入るテープL125,L165,L250は、第3
図からわかるように、全て、テープ厚dが(18.0μm〜
22.0μm)と等しく、ハブ径rが52mmで等しい。そこ
で、この第1のグループに入るテープの標準的なテープ
厚d1を(18.0μm〜22.0μm)の中間値とし、標準的な
ハブ径r1を52mmとする。 第2のグループに入るテープL370,L500は、テープ厚
dが(18.0μm〜22.0μm又は18.0μm〜20.9μm)と
略々等しく、ハブ径rが30mmで等しい。そこで、第2の
グループに入るテープの標準的なテープ厚d2を(18.0μ
m〜20.9μm)の中間値とし、標準的なハブ径r2を30mm
とする。 第3のグループに入るテープL330,L660,L750,L330は
別として、テープ厚dが(13.5μm〜15.3μm)と等し
く、ハブ径rが30mmで等しい。そこで、第3のグループ
に入るテープの標準的なテープ厚d3を(13.5μm〜15.3
μm)の中間値とし、標準的なハブ径r3を30mmとする。 第4のグループに入るテープはL830である。第4のグ
ループに入るテープの標準的なテープ厚d4は(12.0μm
〜13.5μm)の中間値とし、標準的なハブ径r4を30mmと
する。 装着されたテープがこれらのグループの内のどれに入
るかが判断されたら、各グループ毎に標準的なテープ厚
(d1〜d4)とハブ径(r1〜r4)を用いてテープ総記録時
間が求められる。このテープ総記録時間Tは、で求められる。 第5図は、このように第1〜第4の各グループ毎に標
準的なテープ厚(d1〜d4)と標準的なハブ径(52mm又は
30mm)を設定して求めたテープ総記録時間の分散を示す
ものである。この分散の様子から、テープの種類が判別
される。第5図において、横軸がテープの種類を示し、
縦軸が各グループでの標準的なハブ径及びテープ厚に設
定して求めたテープ総記録時間である。 なお、第2のグループにおけるL85の種類のテープ
は、第2のグループの標準的なテープ厚d2及びハブ径r2
と、実際のテープ厚及びハブ径とは大きく異なっている
ので、ここでは例外的に扱う。 第1のグループに入るテープL125,L165,L250の中で求
められた総記録時間Tがb2以下であれば、L125のテープ
であると判断される。求められた総記録時間Tがb2以上
b3以下であれば、L165のテープであると判断される。求
められた総記録時間Tがb3以下であれば、L250のテープ
であると判断される。 第2のグループに入るテープL85,L370,L500のうち、L
85のテープは例外として、求められた総記録時間Tがb4
以下であれば、L370のテープであると判断される。求め
られた総記録時間Tがb4以上であればL500のテープであ
ると判断される。 なお、L85については、前述したように、第4図にお
いて(▲t2 s▼+▲t2 T▼)の値がa2以上で、且つ、ポ
ジションAが選ばれていたら、L85のテープと判断され
る。 第3のグループに入るテープL330,L660,L750のうち、
総記録時間Tがb5以下であればL330のテープであると判
断され、総記録時間Tがb5以上、b6以下であればL660の
テープであると判断され、総記録時間Tがb6以上であれ
ばL750のテープであると判断される。 第4のグループに入るテープはL830だけであるから、
第4のグループに入っていればL830のテープであると判
断できる。 以上のようにして、装着されたテープの種類が判別さ
れる。 d.テープ厚の補正 テープの残量時間は、前述の(11)式より、テープ移
送速度v,ハブ径r,テープ厚dがわかっていれば、供給側
リールの1回転に要する時間tsから求められる。テープ
移送速度vはどのモードに設定されているかでわかり、
ハブ径rはテープの種類からわかる。テープ厚dについ
ては、テープの種類から第3図に示した規格で許容され
る範囲内にあることはわかるが、テープ厚dは許容誤差
があるため、実際に装着されているテープ厚の正確な値
は分からない。実際に装着されているテープ厚が正確に
わからなければ、テープの残量時間を正確に求められな
い。 そこで、この発明の一実施例では、テープ厚の補正に
かけて対応するようにしている。 テープ厚の補正は、第3図に示した各種類のテープの
テープ厚の許容誤差範囲の中間値を基準テープ厚drefと
し、各種類のテープのテープ総長の最小値の基準テープ
長lrefとし、これらの基準テープ厚drefと基準テープ長
lrefから求められる供給側リール1及び巻き取り側リー
ル3に巻かれているテープ面積の総和Srefと、供給側リ
ール1の1回転に要する時間と巻き取り側リール3の1
回転に要する時間から求められる実際に供給側リール1
及び巻き取り側リール3に巻かれているテープ2面積の
総和Sdetを比較して行われる。 つまり、基準となる面積Srefは、基準テープ厚dref及
び基準テープ長lrefを用いて、 Sref=dref・lref…… (18) で求められる。一方、実際に供給側リール1及び巻き取
り側リール3に巻かれているテープ2の面積の総和Sdet
は、供給側リール1の1回転に要する時間がTs,巻き取
り側リール3の1回転に要する時間がtT,テープ移送速
度v,ハブ径がrなら、 である。ここで、実際のテープ2のテープ長を基準値d
refであると仮定したときのテープ厚をテープ厚補正値d
amdとする。このようにすると、テープ補正厚damdは、 Sref=dref・lref ……(20) Sdet=damd・lref ……(21) であるから、 となる。 このようにして求めたテープ厚補正値damdは、実際の
テープ長が基準テープ長lrefであると仮定し、この基準
テープ長lrefを許容値の最小値としている。このため、
テープ残量時間が経過してもテープを使用できる場合が
生じる。しかしながら、最悪の場合でも、テープ残量時
間が経過する前にテープが使用できなくなることはな
い。 e.リールが1回転する時間の検出 テープの種類の判別するためにテープの総記録時間を
もとめたり、テープ残量を算出したりする際に、リール
台の回転が検出される。リール台の回転は、リールの回
転に伴って発生するFG信号からリールの回転速度を検出
したり、回転数を検出したりして行うこともできるが、
このようにした場合には、リール台が傾いていたり、リ
ール台に取り付けるFG信号発生用の円板がずれていたり
した場合には誤差 生じる。そこで、この発明の一実施
例では、リールが1回転するのに要する時間を検出する
ようにしている。 すなわち、第6図に示すように、供給側のリール台11
及び巻き取り側リール台12には、円板13及び円板14が夫
々取り付けられる。この円板13及び14には、第7図に示
すように、30本の放射上の縞A1〜A30が形成される。こ
の円板13及び14の回転を検出する光学センサ15及び16が
夫々設けられる。 リール台13及び14が回転されると、この回転に従っ
て、第8図A及び第9図Aに示すようなパルス信号が光
学センサ15及び16から出力される。このパルス信号が第
8図B及び第9図Bに示すクロックにより夫々カウント
される。そして、最初のパルス信号の立上がりから31個
目のパルス信号の立上がりまでの時間が計測される。円
板13及び14には、30本の縞A1〜A30が形成されて、最初
のパルスの立上がりは円板13及び14の縞A1の終端の位置
が検出されたことに対応し、31回目のパルスの立上がり
は、円板13及び14が1回転し、縞A1の終端の位置に戻っ
たことに対応する。したがって、最初のパルス信号の立
上がりから31個目のパルス信号の立上がりまでの時間
は、円板13及び14が1回転する時間に対応する。 これにより、供給側リール台11及び巻き取り側リール
台12の1回転に要する時間ts及びtTが夫々検出される。
つまり、第8図に示すように、光学センサ15から最初の
パルス信号の立上がりが検出されてから31個目のパルス
が検出されるまでの間に、第8図Bに示すクロックがns
回カウントされたとする。この場合、供給側リール11の
1回転に要する時間tsは、クロックの周期をtsmpとする
と、 ts=tsmp・ns ……(23) となる。また、第9図に示すように、光学センサ16から
最初のパルス信号の立上がりが検出されてから31個目の
パルスが検出されるまでの間に、第9図Bに示すクロッ
クがnT回カウントされたとすると、巻き取り側リール12
の1回転に要する時間tTは、クロックの周期をtsmpとす
ると、 tT=tsmp・nT ……(24) となる。なお、クロックの周期は、例えば1.95msecであ
る。 このように、円板13及び14が1回転して同じ位置に戻
ったときまでの時間をクロックを計数して計測するよう
にすると、リール台11及び12が1回転するまでの間の状
態に誤差があっても何ら問題とならない。つまり、円板
13及び14がリール台11及び12に対してずれていたり、リ
ール台11及び12が傾いていて、光学センサ14及び15から
出力されるパルス信号が乱れていても、誤差が全く生じ
ない。 f.一実施例 第1図はこの発明の一実施例を示すものである。この
発明の一実施例には、スローマイコン21と、メカコン22
と、モードコン23と、タイマーマイコン24と、CRTマイ
コン25との5つのマイクロコンピュータが備えられる。
テープ判別やテープの残量時間の計算は、スローマイコ
ン21で行われている。モードコン23では、各種のスイッ
チ入力を受け付けられる。スローマイコン21とモードコ
ン23との間のデータのやり取りは、メカコン22を介して
行われる。メカコン22は、メカシャーシ(図示せず)の
動作設定のために設けられている。 モードコン23には、テープセレクター10からテープセ
レクト信号が与えられる。テープセレクター10には、
「L500」,「L750」,「L830」の表示がなされている。
前述したように、装着したテープの種類が応じてテープ
セレクター10が設定される。また、モードコン23には、
表示切り換えスイッチ27からのセレクト信号が供給され
る。この表示切り換えスイッチ27により、残量時間表示
を行うか、カウンター表示を行うかが選択される。 入力端子28には、CTLトラックから再生されたCTL信号
が供給される。このCTL信号が判別回路29に供給され
る。判別回路29で走行モードがβIモードか、βIIモー
ドか、βIIIモードかが判別される。この判別信号がモ
ードコン23に供給される。 モードコン23に供給されたこれらのスイッチ情報及び
走行モード情報は、メカコン22を介してスローマイコン
21に供給される。スローマイコン21には、供給側リール
台11及び巻き取り側リール台12が1回転する時間を検出
する時間検出手段31及び32が設けられる。この時間検出
は前述したように、供給側リール台11及び巻き取り側リ
ール台12の回転が光学センサ15及び16で検出され、これ
らの検出パルスの最初の立上がりから31個目のパルスの
立上がりまでの時間を計測して行われる。この計測され
た供給側リール台11及び巻き取り側リール台12が1回転
するのに要する時間と、モードコン23からメカコン22を
介して送られてきたスイッチ情報及び走行モード情報を
用いて、スローマイコン21で前述した処理を行い、テー
プの種類が判別される。このようにしてテープの種類が
判別できたら、テープ種類から標準的なテープ厚とハブ
径が設定される。そして、前述した処理ステップによ
り、供給側リール台11の1回転に要する時間からテープ
残量時間が算出される。 スローマイコン21で求められたテープ残量時間は、メ
カコン22を介してモードコン23に送られる。そして、こ
のテープ残量時間がモードコン23からタイマーコン24に
送られると共に、CRTマイコン25に送られる。タイマー
コン24には表示管26が接続され、テープ残量時間が表示
管26に表示される。また、CRTマイコン25の出力によ
り、CRTディスプレイ30の表示画面の一部にテープ残量
時間が表示される。 なお、テープ残量時間は、供給側リール1に巻き残っ
ているテープ2の面積Ssと、巻き取り側リール3に巻か
れているテープ2の面積STとの比から求めるようにして
も良い。 〔発明の効果〕 この発明に依れば、3つのポジションを取り得るテー
プセレクター10を設けるだけで、10種類のテープの何が
装着されているかを自動判別でき、このテープ判別に基
づいて、テープ残量を正確に算出できる。 また、この発明に依れば、供給側のリール台11及び巻
き取り側のリール台12の1回転に要する時間を、円板13
及び14が1回転して同じ位置に戻ったときまでの時間を
クロックをカウントして計測するようにしているので、
リール台11及び12が1回転するまでの間の状態に誤差が
あっても正確な時間を計測できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図はこ
の発明の一実施例の動作説明に用いる平面図、第3図は
この発明の一実施例の説明に用いる略線図、第4図及び
第5図はこの発明の一実施例の説明に用いるグラフ、第
6図はこの発明の一実施例におけるリール台の回転検出
の説明に用いる斜視図、第7図はこの発明の一実施例に
おけるリール台の回転検出の説明に用いる平面図、第8
図及び第9図はこの発明の一実施例におけるリール台の
回転検出の説明に用いるタイミングチャートである。 図面における主要な符号の説明 1:供給側リール、2:テープ、3:巻き取り側リール、11:
供給側リール台、12:巻き取り側リール台、13,14:円
板、21:スローマイコン。
の発明の一実施例の動作説明に用いる平面図、第3図は
この発明の一実施例の説明に用いる略線図、第4図及び
第5図はこの発明の一実施例の説明に用いるグラフ、第
6図はこの発明の一実施例におけるリール台の回転検出
の説明に用いる斜視図、第7図はこの発明の一実施例に
おけるリール台の回転検出の説明に用いる平面図、第8
図及び第9図はこの発明の一実施例におけるリール台の
回転検出の説明に用いるタイミングチャートである。 図面における主要な符号の説明 1:供給側リール、2:テープ、3:巻き取り側リール、11:
供給側リール台、12:巻き取り側リール台、13,14:円
板、21:スローマイコン。
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(56)参考文献 特開 昭61−29477(JP,A)
特開 昭59−215093(JP,A)
特開 昭61−267988(JP,A)
特開 昭61−162881(JP,A)
特開 昭62−66492(JP,A)
特開 昭61−201888(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.供給側リール及び巻き取り側リールが1回転するの
に要する時間を計測する手段と、 上記供給側リールが1回転するのに要する時間と、上記
巻き取り側リールが1回転するのに要する時間との2乗
和を演算する手段と、 テープセレクターよりのデータと、上記供給側リールが
1回転するのに要する時間と上記巻き取り側リールが1
回転するのに要する時間との2乗和とから、装着されて
いるテープがどのグループに属するかを判断する手段
と、 上記グループは、上記複数種類のテープの中で略同一の
テープ厚及びハブ径となるものを集めたものであり、 上記テープセレクターは、上記供給側リールが1回転す
るのに要する時間と上記巻き取り側リールが1回転する
のに要する時間の2乗和からでは判別できないグループ
を判別可能とするために、略同一のテープ厚及びハブ径
となるテープの種類を指定するものであり、 上記判断されたグループから、装着されているテープの
テープ厚及びハブ径を推測する手段と、 上記推測されたテープ厚及びハブ径を使って、装着され
ているテープの総記録時間を推定する手段と、 上記推定されたテープの総記録時間から装着されている
テープの種類を判別する手段と、 上記判別されたテープの種類に基づいて、テープの厚み
に関するデータと、ハブ径に関するデータとを設定して
テープの残量を演算する手段と からなることを特徴とするテープ残量算出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62256697A JP2668894B2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | テープ残量算出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62256697A JP2668894B2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | テープ残量算出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0198179A JPH0198179A (ja) | 1989-04-17 |
JP2668894B2 true JP2668894B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=17296219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62256697A Expired - Lifetime JP2668894B2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | テープ残量算出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2668894B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59215093A (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-04 | Victor Co Of Japan Ltd | テ−プ残量検出装置 |
JPS6129477A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-10 | Akai Electric Co Ltd | カセツトテ−プの自動判別方法 |
-
1987
- 1987-10-12 JP JP62256697A patent/JP2668894B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0198179A (ja) | 1989-04-17 |
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