JP2668417B2 - 給糸体の糸端位置決め装置 - Google Patents

給糸体の糸端位置決め装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、たとえば、織機の緯糸用の給糸体交換作
業を自動化するに際して有効に適用することができる給
糸体の糸端位置決め装置に関する。
従来技術 出願人は、先きに、現用給糸体から供給されている緯
糸が、給糸体の使用完了または断糸事故の発生等によっ
て、その供給が断たれた際に、予備給糸体から緯糸の糸
端を引き出して、これを織機内に引き込むことにより、
自動的に織機の運転を再開させることができる自動緯糸
引込装置を提案した(たとえば、特開昭61−47849号公
報、特願昭62−62290号、特願昭62−92627号)。
而して、これらの先行技術によれば、給糸体スタンド
装置上に装着されている現用給糸体から予備給糸体への
緯糸の切換え動作は、円滑に自動化することができるか
ら、つづいて、給糸体スタンド装置上の使用済給糸体
(給糸体上の緯糸を完全に使用してしまった際の空きボ
ビンと、使用途中における断糸事故等のために、任意量
の糸が残存している給糸体とを含む、以下同じ)と、新
しい補充用の給糸体(以下、補給用給糸体という)との
交換作業を自動化することができれば、織布工場におけ
る全自動化システムの完成への大きなステップとなり得
るものである。
発明が解決しようとする課題 而して、前述の各従来技術のうち、特願昭62−62290
号に係る自動糸引込装置は、補給用給糸体からの緯糸
を、所定の位置決め部材上に位置決めしてセットしてお
き、この位置決め部材に向けて受渡しロッドを伸長して
緯糸を把持し、これを織機内に引き込むように作動する
ものであるから、給糸体スタンド装置上の使用済給糸体
を補給用給糸体と自動交換するに際しては、補給用給糸
体からの緯糸を、自動的に位置決め部材上に位置決めセ
ットする技術が必要となるが、従来、かかる動作を行な
うための有効な手段は全く知られていなかった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の実情に
鑑み、補給用給糸体を給糸体スタンド装置に自動装着す
るときに、補給用給糸体から引き出した糸の糸端部を、
適確に位置決め部材上に位置決めセットするための給糸
体の糸端位置決め装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するこの発明の構成は、位置決め部
材と、ボビンホルダと、クランプと、ガイド部材とを設
け、位置決め部材は、織機の緯糸取入口に対向し、給糸
体から引き出した後を所定位置に位置決めし、ボビンホ
ルダは、位置決め部材の前面より後方で給糸体を保持
し、クランプは、ボビンホルダに保持される給糸体の径
方向に配設し、給糸体から引き出した糸の糸端部を把持
し、位置決め部材の前面を横切る方向に移動可能とし、
ガイド部材は、クランプが位置決め部材の前面を横切る
際に、給糸体とクランプとの間に連なる糸を位置決め部
材の前面に案内するようにしたことをその要旨とする。
なお、移動後のクランプの近傍には、クランプが解放
した糸端部を把持して位置決め部材の後方に移動させる
糸端ホルダを付設することができる。
また、ボビンホルダは、保持中の給糸体を回転駆動可
能とし、さらに、クランプは、糸を滑り可能に把持する
ようにすることもできるものとする。
作 用 而して、この構成によるときは、まず、給糸体をボビ
ンホルダに装着するとともに、クランプは、同時に、給
糸体から、その径方向に引き出した糸の糸端部を把持す
ることができるから、次いで、ボビンホルダを移動し
て、給糸体を所定位置に搬送した後、クランプを移動す
れば、糸は、給糸体とクランプとによって経路を一定に
定められた状態で、その糸端部が位置決め部材の前面を
横切る方向に移動することができる。このとき、ガイド
部材は、給糸体とクランプとの間の糸を位置決め部材の
前面に案内するので、糸は、給糸体とクランプとの間に
おいて、位置決め部材によって屈曲保持することがで
き、位置決め部材上における糸の位置決め動作を実現す
ることができるものである。
なお、糸端ホルダを設ければ、クランプが解放した糸
端部を位置決め部材の後方に移動することができるの
で、位置決め部材上における糸端部の保持は、一層確実
なものとすることができ、ボビンホルダを回転駆動可能
とするときは、給糸体からの糸に適当な張力を加え、ま
たは、クランプの移動等に際し、糸の所要長さを積極的
に補正することができる。さらに、糸を滑り可能を把持
するようにクランプを形成すれば、単に、給糸体を回転
して糸を張ることにより、容易に糸の張力設定を実現す
ることができる。
以上のように作用するものである。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
給糸体の糸端位置め装置は、ボビンホルダ54と、クラ
ンプ55と、ガイド56と、位置決め部材L2とを主要部材と
してなる(第1図)。
ボビンホルダ54とクランプ55とガイド56とは、その一
部のみを図示する円筒座標形のロボット50の旋回アーム
53と補助アーム53b上に配設されている。ロボット50
は、同様に、その一部のみを図示する給糸体スタンド装
置10上に装着された給糸体Yの交換作業を行なうもので
ある。
ボビンホルダ54は、旋回アーム53に対して、上下方向
のスライドベース53aと、スライドベース53aに係合する
スライダ53fとを介して、全体として上方にフリーに取
り付けられている(第2図)。すなわち、スライダ53f
は、ボビンホルダ54の取付部を形成しており、スライド
ベース53aとの係合状態を保ちながら、スライドベース5
3aの下部のストッパ53eによって、その下降限を規制さ
れている。
ボビンホルダ54は、左右に開閉自在の、一対の下向き
の爪54a、54aと、爪54a、54aを開閉するエアシリンダ54
bと、爪54a、54aを回転駆動するモータ54dとを備え、爪
54a、54aの基端部と、エアシリンダ54bのロッドとは、
リンク片54k、54kを介して連結されている。また、爪54
a、54aの中間部は、ピン54m、54mを介して、ホルダケー
ス54nに対し、摺動自在に枢支されている。爪54a、54a
の内側の各先端部は鈎形に形成され、ホルダケース54n
の下面には、段付きの突出部54gが形成されている。
エアシリンダ54bには、そのロッドを常に短縮させる
方向に付勢する圧縮ばね54cが装着されている他、その
伸縮限を検知するためのセンサ54b1、54b1が付設されて
いるまた、エアシリンダ54bとモータ54dの共通の取付ベ
ース54pには、スライドベース53aの上端面を感知してボ
ビンホルダ54の下限位置と上限位置とを検出するセンサ
54p1、54p1が取り付けてある。
モータ54dは、取付ベース54p上に設置されている。モ
ータ54dは、ベルト54eを介して、エアシリンダ54bの伸
縮に拘らず、爪54a、54aを水平方向に回転駆動すること
ができるものとする。すなわち、ホルダケース54nの上
部には、円筒形の支持部54qが形成されており、支持部5
4qは、取付ベース54pに対して回転自在に軸支されてい
る。一方、エアシリンダ54bのロッドは、支持部54qを上
下に貫通しており、ベルト54eは、ベルトプーリを介し
て、支持部54qに巻き掛けられている。なお、支持部54q
側のベルトプーリは、図示しない滑りキーを介して、エ
アシリンダ54bのロッドに対しても係合されているもの
とする。
エアシリンダ54bとモータ54dとは、全体として、箱形
のケース54hに収容されており、補助アーム53bの基端部
は、ケース54hの側面に固定されているものとする。
クランプ55は、ガイド56とともに、補助アーム53bの
先端部に、垂下ロッド53c、ベースプレート53dを介し
て、下向きに取り付けられている。ただし、ボビンホル
ダ54から遠い側に取り付けられたクランプ55は、長いエ
アシリンダ55aを介して、上下動自在となっている。ま
た、ボビンホルダ54とガイド56とクランプ55とは、旋回
アーム53の旋回中心を通る直線上に一直線に配置されて
いるものとする。
クランプ55とガイド56とは、それぞれ、エアシリンダ
55b、56aを介して左右に開閉可能な一対のクランプ部材
55c、55c、ガイド部材56b、56bを有してなる(第3
図)。ただし、クランプ部材55c、55cは、先端の平行部
を両側から押し合うようにして当接させることにより、
両者間の糸Y1を把持することができ、ガイド部材56b、5
6bは、その先端部のみをV字形に当接することにより、
両者間の糸Y1の落下を阻止することができるようになっ
ている。
クランプ55とガイド56とは、エアシリンダ55aを短縮
させたときは、ほぼ同一高さにあるものとし(第1
図)、しかも、このときの両者の先端部は、ボビンホル
ダ54の爪54a、54aの先端部に対し、搬送の対象となる給
糸体Yの高さ寸法の約1/2に相当するだけ下方にあるも
のとする。すなわち、クランプ55とガイド56とは、ボビ
ンホルダ54に保持される給糸体Yの径方向に配設されて
いる(第4図)。
給糸体スタンド装置10は、上向きの給糸体保持軸14
に、給糸体Yを着脱自在に装着して保持することができ
る。ただし、給糸体保持軸14は、その先端部に、給糸体
Yの芯孔に挿入可能な大径部14aを形成するとともに、
大径部14aの基部には、給糸体Yを保持するための円板
状のフランジ14bを形成してある。
位置め部材L2は、給糸体スタンド装置10の近傍であっ
て、給糸体スタンド装置10上の給糸体Yよりやや下方に
水平に配設された短管状の部材である(第1図、第4
図)。位置決め部材L2は、図示しない織機に付設された
自動緯糸引込装置L1の緯糸取入口L1aに対向しているも
のとし、その先端部には、略V字形の切欠部L2aが形成
されている。
位置決め部材L2の下方には、吸気管L2cが配設されて
いる。吸気管L2cは、その先端の開口部が、位置決め部
材L2の先端とほぼ同一とする待機位置(第4図の実線)
から、後方の位置決め位置(同図の二点鎖線)に揺動す
ることができる。また、位置決め部材L2の下方には、位
置決め部材L2と吸気管L2cとの間に張られる糸Y1を切断
するためのカッタL2bが配設されている。
ロボット50は、旋回アーム53を上下動自在に、しか
も、水平方向に旋回自在に支持するコラム52を備え第
(第1図)、コラム52は、給糸体スタンド装置10の給糸
体保持軸14とともに、自動緯糸引込装置L1の延長線上に
あるものとする。すなわち、コラム52と、給糸体保持軸
14と、位置決め部材L2とは、いずれも、自動緯糸引込装
置L1の延長線上に一直線に配置されている。また、ロボ
ット50は、旋回アーム53を旋回することにより、ボビン
ホルダ54を、給糸体保持軸14の直上位置、すなわち位置
決め部材L2の前面より後方において位置決めすることが
でき、ボビンホルダ54が保持する給糸体Yを給糸体保持
軸14に装着するとき、クランプ55は、シリンダ55aによ
って、位置決め部材L2と、待機位置にある吸気管L2cと
の各前面を横切り、両者の下方にまで移動することがで
きるものとする(第4図の一点鎖線)。
かかる構成の給糸体の糸端位置決め装置の作動は、次
のとおりである。
まず、ロボット50は、給糸体スタンド装置10上の使用
済給糸体Yを排出する。すなわち、旋回アーム53を上昇
させ、旋回することにより、ボビンホルダ54を使用済給
糸体Yの真上に移動し、旋回アーム53を下降せしめて、
ボビンホルダ54を使用済給糸体Yの上面に当接させる。
その後、ボビンホルダ54によって使用済給糸体Yを把持
して上方に吊り上げ、旋回アーム53を旋回して所定位置
にまで搬送し、これを解放することにより、排出工程を
完了することができる。
次いで、ロボット50は、旋回アーム53を旋回して、ボ
ビンホルダ54を他の所定位置に移動して、ボビンホルダ
54に補給用給糸体Yを装着する。このとき、クランプ55
は、その補給用給糸体Yから引き出された糸Y1の糸端部
を同時に把持するものとし、また、ガイド56は、糸Y1の
下方において、そのガイド部材56b、56bを閉鎖する(第
3図)。
そこで、再び、旋回アーム53を上昇旋回し、ボビンホ
ルダ54を給糸体スタンド装置10の真上に移動するとき
は、補給用給糸体Yからの糸Y1は、クランプ55との間で
一直線に張られた状態にある(第4図)。なお、ボビン
ホルダ54が補給用給糸体Yを保持し、クランプ55が糸Y1
を把持した後、モータ54dを駆動することにより、ボビ
ンホルダ54に対し、糸Y1が張る方向に回転を与えれば、
糸Y1は、簡単に所定の形態に張ることができる。また、
このとき、糸Y1に過大な張力が加わることがないよう
に、クランプ55は滑り可能とし、いわゆるルーズクラン
プの状態に形成するのがよい。
つづいて、ロボット50は、旋回アーム53を下降し、上
向きの給糸体保持軸14に補給用給糸体Yを装着する。と
同時に、エアシリンダ55aを伸長することによりクラン
プ55を下方に移動すれば(第3図の二点鎖線)、糸Y1
は、ガイド56の先端部で屈曲させられ、その糸端部は、
位置決め部材L2の前面と、前方に揺動して待機している
吸気管L2cの前面との直近位置を横切るようにして通過
して、両者より下方にまで搬送される(第4図の一点鎖
線)。ただし、このとき、補給用給糸体Yは、モータ54
dにより、糸Y1を送り出す方向に回転駆動するものとす
る。
しかる後、吸気管L2cを作動させるとともに、クラン
プ55を解放すれば、糸Y1の糸端部は吸気管L2cに吸引さ
れるので、つづいて、吸気管L2cを後方に揺動させる。
と同時に、ガイド56を開いて糸Y1を解放すると、糸1
は、補給用給糸体Yと吸気管L2cとの間において、位置
決め部材L2によって屈曲して張られることになり(同図
の二点鎖線)、しかも、その位置は、位置決め部材L2の
先端の切欠部L2aに係合することによって、正確に位置
決めすることができる。そこで、ロボット50は、ボビン
ホルダ54を開いて補給用給糸体Yを解放し、ボビンホル
ダ54と旋回アーム53との双方を上方に退避させる(第1
図)。
このようにして、位置決め部材L2の先端の切欠部L2a
に位置決めされた糸Y1は、自動緯糸引込装置L1によって
図示しない織機内に引き込まれ、緯糸として使用され
る。すなわち、自動緯糸引込装置L1からは、位置決め部
材L2に向けて、図示しない受渡しロッドを伸長して、位
置決め部材L2上に位置決めセットされている糸Y1を把持
させ、次いで、受渡しロッドを短縮することにより、緯
糸取入口L1aを介しで、糸Y1を織機内に引き込むことが
できるものである(特願昭62−62290号)。なお、カッ
タL2bは、受渡しロッドが糸Y1を把持して引き込む際
に、余分の糸端部を切除することができる。
このようにして、補給用給糸体Yからの糸Y1を緯糸と
して使用するに先き立ち、給糸体スタンド装置10は、給
糸体保持軸14を、上向きの給糸体交換姿勢から、緯糸取
入口L1aに対向する使用姿勢に姿勢変更し、補給用給糸
体Yからの糸Y1の解舒をし易くすることができる。この
ときの補給用給糸体Yの姿勢変更に際しても、位置決め
部材L2の切欠部L2aに係合されている糸Y1は、吸気管L2c
によって連続的に吸引され、一定の張力が加えられてい
るので、切欠部L2aから脱落してしまうおそれがない。
また、補給用給糸体Yの姿勢変更に伴ない、給糸体Yと
位置決め部材L2との相対距離に変化が生じたとしても、
その間における糸Y1の所要長さの変更は、吸気管L2cに
吸引されている糸Y1が出入りすることにより、円滑に吸
収することができる。
以上の説明において、ガイド56は、クランプ55が下方
に移動するときに、糸Y1を、位置決め部材L2の前面に案
内するためのガイド部材を形成する。したがって、ガイ
ド56は、かかる機能を有する限り、他の任意の形式によ
ることができ、たとえば、位置決め部材L2の上方に、そ
の軸方向に前後動可能なフォーク状のガイドL2dを設け
てもよい(第5図)。さらには、位置決め部材L2の切欠
部L2aのみによって、その機能を実現することもできる
ものとし、その場合の切欠部L2aの形状は、位置決め部
材L2の前面において、さらに大きく左右に開くともに、
その周縁部には、糸1を表面損傷を防止するための適当
な保護部材を付設するとよい。さらには、単に、切欠部
L2aの入口部に、略V字形に開拡する一対のガイド部材
を付設することもできる。
ボビンホルダ54は、モータ54により、保持中の給糸体
Yを回転駆動することによって、クランプ55との間にお
いて糸Y1に一定の張力を与え、また、クランプ55が移動
するに際して、糸Y1を送り出すことができる。かかる回
転制御は、モータ54dによるのみならず、エアモータ
や、エアシリンダとラックピニオン機構等の任意の駆動
源によってもよいことはいうまでもない。さらに、糸Y1
の張力は、ばね等による回転トルクによって与え、クラ
ンプ55の移動の際には、この回転トルクを除去するとと
もに、給糸体Yを消極回転させるようにしてもよいもの
である。
なお、ボビンホルダ54に保持する給糸体Yの方向は、
給糸体保持軸14の方向に適合させれば足るものであるか
ら、下向きに限るもとなく、たとえば水平方向とし、ク
ランプン55等の配設位置と移動方向とは、それぞれ、そ
のときの給糸体Yの方向に適合するように変更すること
ができるものとする。
さらには、吸気管L2cは、クランプ55が解放する糸端
部を把持して位置決め部材L2の後方に移動する糸端ホル
ダを形成するから、このものは、たとえばニップ形式等
の任意の形式に変更することができる。また、糸端ホル
ダそのものを位置決め部材L2の後方に移動するのに代え
て、両者間に、糸端部のみを位置決め部材L2の後方に屈
曲して移動するような別のガイドを設けてもよい。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、位置決め部
材と、ボビンホルダと、クランプと、ガイド部材とを設
け、ボビンホルダに保持している給糸体からの糸の糸端
部を、クランプとガイド部材とによって、位置決め部材
の前面を横切るようにして案内し、ここに位置決めする
ことができるので、補給用給糸体を給糸体スタンド装置
に装着するに際し、その糸端部を所定位置に適確に位置
決めセットして、自動緯糸引込装置の作動に備えること
ができ、したがって、織布工場の全自動化システムを構
築する場合に極めて有効であるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は実施例を示し、第1図は全体構成
説明図、第2は要部構成図、第3図は第2図のC矢視斜
視説明図、第4図は動作説明図である。 第5図は他の実施例を示す要部斜視説明図である。 L1a……緯糸取入口 Y……給糸体 Y1……糸 L2……位置決め部材 54……ボビンホルダ 55……クランプ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機の緯糸取入口に対向し、給糸体から引
    き出した糸を所定位置に位置決めする位置決め部材と、
    該位置決め部材の前面より後方で給糸体を保持するボビ
    ンホルダと、該ボビンホルダに保持される給糸体の径方
    向に配設し、給糸体から引き出した糸の糸端部を把持し
    て前記位置決め部材の前面を横切る方向に移動可能なク
    ランプと、該クランプが前記位置決め部材の前面を横切
    る際に、給糸体と前記クランプとの間に連なる糸を前記
    位置決め部材の前面に案内するガイド部材とを備えてな
    る給糸体の糸端位置決め装置。
  2. 【請求項2】移動後の前記クランプの近傍において、該
    クランプが解放した糸端部を把持して、前記位置決め部
    材の後方に移動させる糸端ホルダを付設したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の給糸体の糸端位置決
    め装置。
  3. 【請求項3】前記ボビンホルダは、保持中の給糸体を回
    転駆動可能としたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の給糸体の糸端位置決め装置。
  4. 【請求項4】前記クランプは、糸を滑り可能に把持する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の給糸体の
    糸端位置決め装置。
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