JP2668298B2 - 二輪車用テールランプ - Google Patents

二輪車用テールランプ

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JP2668298B2
JP2668298B2 JP3198298A JP19829891A JP2668298B2 JP 2668298 B2 JP2668298 B2 JP 2668298B2 JP 3198298 A JP3198298 A JP 3198298A JP 19829891 A JP19829891 A JP 19829891A JP 2668298 B2 JP2668298 B2 JP 2668298B2
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reflector
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正好 海野
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な二輪車用テールラ
ンプに関する。
【0002】詳しくは、乗車時における二輪車用テール
ランプの配光のズレを防止すると共に後面レンズ内に雨
水等が溜ることを防止することができ、ライセンスプレ
ートへの照射光も十分になるようにした新規な二輪車用
テールランプを提供しようとするものである。
【0003】
【従来の技術】図8は従来の二輪車用テールランプの一
例を示すものである。
【0004】同図において、aはテールランプ及びライ
センスプレートランプの機能を有する二輪車用テールラ
ンプであり、後方に向かって開口し、その内面に回転放
物面状の反射面bが形成されたランプボディcと反射面
bの略焦点位置に配置された電球dと前面が開口した箱
状の後面レンズe等から成る。
【0005】ランプボディcの開口縁には後方に向かっ
て開口したレンズ据付溝fが形成されており、上記後面
レンズeはその側面壁の前端縁が上記レンズ据付溝fに
内嵌された状態でランプボディcに取着される。
【0006】g、gはランプボディcの前面に突設され
取付ボルトであり、該取付ボルトg、gは図示しない車
体のランプハウジングに形成されたボルト挿通孔に挿通
されこれにナットが螺合されることにより二輪車用テー
ルランプaが車体に取着されるようになっている。
【0007】そして、二輪車用テールランプaが車体に
取着された状態で、かつ、車輌に人間が乗っていない状
態(以下、「非乗車時」という。)において、反射面b
の光軸x−xは水平方向H−Hを向くようにされてい
る。
【0008】後面レンズeはその大部分はテールランプ
としての機能を果たすべく赤色透明に形成されており、
また、その下側壁hのうち、後側縁及び左右側縁を除く
部分が無色透明に形成されていて、当該二輪車用テール
ランプaが車体に取着された状態でその下方に位置する
ライセンスプレートiを照射するライセンスプレート用
レンズjとして機能する。
【0009】また、後面レンズeはその下側壁hが上記
反射面bの光軸x−xと略平行になるように形成されて
おり、従って、二輪車用テールランプaが車体に取着さ
れ、かつ、非乗車時においては後面レンズeの下側壁h
は略水平な姿勢になるようになっている。
【0010】しかして、上記した二輪車用テールランプ
aにあっては、後方から見たときにライセンスプレート
用レンズjが視認されることはなく、即ち、該ライセン
スプレート用レンズjを透して見える白色光が後方へ出
射されることはないので、テールランプ及びライセンス
プレートランプとしての機能を果たすことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな二輪車用テールランプaにあっては、車輌に人間が
乗車した状態(以下、「乗車時」という。)において、
配光にズレが生じ、また、後面レンズe内に雨水等が溜
ってしまうという問題があった(図9参照)。
【0012】即ち、乗車時においては車輌の後部が稍下
がり気味になり、反射面bの光軸x−xが水平方向H−
Hより後下がりになってしまい、配光が全体に下方にズ
レてしまうという問題があった。
【0013】また、二輪車用テールランプa内に雨水な
どが侵入した場合に、下側壁hの後側縁、即ち、下側壁
hと後面レンズeの後面壁とが接する部分に雨水などが
溜ってしまい、この雨水などが蒸発して後面レンズeを
曇らせてしまうという問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明二輪車用
テールランプは上記した課題を解決するために、非乗車
時において、リフレクタをその光軸が水平方向H−Hよ
り稍後上がりになるように配設すると共に、後面レンズ
の下面部が稍後上がりに傾斜するように形成し、さら
に、後面レンズの下面部に形成したライセンスプレート
用レンズにレンズステップを設けたものである。
【0015】
【作用】従って、本発明二輪車用テールランプによれ
ば、非乗車時に稍上向きになるようにリフレクタを配設
したので、乗車時にリフレクタの光軸が略水平となり、
所望した配光を得ることができる。
【0016】また、後面レンズの下面部は非乗車時にお
いて稍後上がりに傾斜されているので、少なくとも非乗
車時において、後面レンズの下側壁に雨水などが溜まる
ことはなく、しかも、その上記傾斜は乗車時において水
平若しくは水平に近くなるので、上記ライセンスプレー
ト用レンズを透して出射される白色光が後方から視認さ
れることはなく、テールランプ及びライセンスプレート
ランプとしての機能が損なわれることはない。そして、
さらに、ライセンスプレート用レンズに設けられたレン
ズステップにより光源からの直接光を効率的にライセン
スプレートへ向かわせることもできる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明二輪車用テールランプの詳細
を添付図面に示した実施例に従って説明する。
【0018】尚、図示した実施例は、本発明を仕向地毎
の異なった規格に適合するようにリフレクタを着脱自在
に取着した二輪車用テールランプに適用したものであ
る。
【0019】1は二輪車用テールランプであり、後面か
ら見て稍横長な矩形をし後方に開口した浅い略回転放物
面状の内面を有するランプボディ2と該ランプボディ2
の後面開口を覆う後面レンズ3とランプボディ2内に配
置され回転放物面状をした反射面4を有するリフレクタ
5と該リフレクタ5の略焦点位置に配置された電球6等
から成る。
【0020】尚、図1において、右斜め上方へ向う方向
を後側とし、左斜め下方へ向う方向を前側とする。ま
た、同図において右斜め下方へ向う方向を右側とし、左
斜め上方へ向う方向を左側とする。以下の説明において
向きを示すときも同様とする。
【0021】7はランプボディ2の上記回転放物面状の
内面が形成された反射部であり、該反射部7の内面はフ
レネル状の反射面7aとされている。
【0022】また、上記反射面7aの光軸X−Xは、後
述するようにランプボディ2を車体に取り付けた状態で
水平方向H−Hに対して3度の角度で後方に向かって上
向きになるように形成されている。この3度の角度は乗
車時において車輌の後部が下がった時に上記光軸X−X
が略水平になるような角度であって、車輌モデルごとに
適宜に設定される。
【0023】8は上記反射部7の中央より稍下方に偏位
した位置に前方に突出するように取着されたバルブソケ
ットであり、該バルブソケット8に上記電球6が着脱自
在に取着される。
【0024】9はランプボディ2の上記反射部7の上側
縁に後方へ向かって突設された庇壁であり、該庇壁9の
内面は反射面9aと、また、庇壁9の後側縁は反射部7
の左右側縁の後端部と前後方向で一致されていて、上方
から見て扁平な山形をしている。
【0025】10、10は反射部7の左右両側縁から斜
め前方へ向かって突設された側壁であり、該側壁10、
10は側方から見て上側縁が前方に行くに従い下方に偏
位する略三角形状をしている。
【0026】11は反射部7の下側縁から前方へ向かっ
て突設された下壁であり、該下壁11の前側縁はその大
部分が左右方向に延び、左右両端部が両端に行くに従っ
て前方に偏位するように傾斜されて上記側壁10、10
の前端部に連続している。
【0027】12はランプボディ2の周縁、即ち、庇壁
9の後側縁、側壁10、10の上側縁、側壁10、10
の下側縁及び下壁11の前側縁に形成され、後方に向か
って開口したレンズ据付溝である。
【0028】13、13は反射部7の左右両側部で上下
方向の略中央に後方に向かって突設されたボスであり、
該ボス13、13には螺穴が形成されており、該螺穴に
後面レンズ3をランプボディ2に取着するネジが螺合さ
れる。
【0029】14、14、・・・は上記ボス13、13
の外周面と反射部7の反射面7aとを連結するように形
成されたリブであり、該リブ14、14、・・・は反射
面7aからの高さがボス13、13よりも低く形成され
ている。
【0030】15aは反射部7と庇壁9との接合部であ
って、その左右方向における中央に後方かつ下方へ向け
て突設された当接部であり、15bは下壁11の左右方
向における中央であってその前側縁寄りの位置に垂設さ
れた当接部であり、これら2つの当接部15a、15b
は後述するようにリフレクタ5の位置規制を行なうため
のものである。
【0031】16はレンズ据付溝12の下側の部分の左
右方向における中央部にその底面から突設された凸部で
あり、後面レンズ3の位置規制を行なうためのものであ
る。
【0032】17、17はランプボディ2の反射部7の
前面側に前方に突設されたボスであり、該ボス17、1
7にはスタットボルト状の取付ボルト18、18が前方
に向かって突出するようにそれぞれ植設されている。
【0033】また、取付ボルト18、18は車体に取り
付けた状態で略水平になるようになっている。
【0034】尚、上記ランプボディ2の反射部7はその
反射面7aの焦点よりも稍前方に上記電球6が配置され
ていて該電球6から出射された光束は反射面7aにより
拡散する方向に反射されるようになっている。
【0035】そして、後述するリフレクタ5を使用しな
いでランプボディ2の反射部7を使用した場合には中心
光度が比較的低い欧州向けの二輪車用テールランプとす
ることができる。
【0036】後面レンズ3は後方から見て稍横長な台形
をしていて、上側の2つの角部に相当する部分が丸味を
帯びた形状をした後面レンズ部19と該後面レンズ部1
9の上側縁から前方に向かって突設された上面部20と
後面レンズ部19の左右両側縁から前方へ向かって突設
され、上記上面部20とR面にて連続するように形成さ
れた側面部21、21と後面レンズ部19の下側縁から
前方へ向かって突設され、上記側面部21、21とR面
にて連続するように形成された下面部22とからなり、
該下面部22の一部を除いて他の部分は赤色透明な合成
樹脂で一体に形成されている。
【0037】後面レンズ部19の内面にはレンズステッ
プが形成されており、該レンズステップにより、後述す
るようにリフレクタ5により平行にされた光束を制御し
て所望の配光を得るようになっている。
【0038】23、23は後面レンズ部19の左右両端
部であって上下方向における略中央に前方へ向かって突
設されたボスであり、該ボス23、23は前記ランプボ
ディ2の反射部7に形成されたボス17、17に対応し
た位置に形成されていて、また、ボス23、23にはビ
ス挿通孔23a、23aが形成されている。
【0039】24、24、・・・は上記ボス23、23
の外周面と後面レンズ部19の内面とを連結するように
形成されたリブであり、該リブ24、24、・・・は後
面レンズ部19の内面からの高さがボス23、23と同
じに形成されている。
【0040】下面部22は、後面レンズ部19に対して
稍鈍角に形成されていて、その上面部20に対しては、
両者の間隔が前方に行くに従い拡大するように形成され
ていて、後面レンズ3を一体成形する際に金型の抜けが
容易になるようになっている。
【0041】また、下面部22の左右両側部を除く部分
は無色透明な合成樹脂で形成されていて、二輪車用テー
ルランプ1が車体に取着された状態でその下方に位置す
るライセンスプレート25を照射するライセンスプレー
ト用レンズ26として機能する。
【0042】そして、ライセンスプレート用レンズ26
は、後面レンズ3の後面レンズ部19、上面部20、側
面部21、21及び下面部22の左右両側部と共に二色
インサート成形により一体に形成される。
【0043】また、後面レンズ3の下面部22は二輪車
用テールランプ1として組み立てられて車体に取り付け
られた状態で、かつ、非乗車時において後方に行くに従
い上方に偏位するように傾斜されていて、この傾斜角は
水平方向H−Hに対して4.5度〜6度の角度にされて
いる。この傾斜角は乗車時において水平にならないよう
な角度でかつライセンスプレート用レンズ26を透る光
束が後方から視認されない角度であることが好ましく、
車輌モデルごとに適宜に設定される。
【0044】26a、26a、・・・はライセンスプレ
ート用レンズ26の後側部内面にその左右方向の全長に
亘って形成されたレンズステップであり、該レンズステ
ップ26a、26a、・・・により電球6からの直接光
がライセンスプレート25に向かって照射されるように
なっている。
【0045】27は後面レンズ3の下面部22の前側縁
であって、その左右方向の中央部に形成された矩形の切
欠であり、後面レンズ3がランプボディ2に取着される
際にランプボディ2のレンズ据付溝12内に形成された
凸部16に係合して後面レンズ3がランプボディ2に対
して位置決めされるようになっている。
【0046】28、28は後面レンズ3の下面部22の
前側縁であって、その左右両端部寄りの位置に形成され
た水抜き用の切欠である。
【0047】リフレクタ5は後方へ向かって開口し、回
転放物面状の反射面4を備え、かつ、該反射面4は上側
の略3/4の部分4uと下側の略1/4の部分4dとに
分割されて下側部分4dは前方に偏位されていて上側部
分4uと下側部分4dとの間に段差が形成されていると
共に、両部分4uと4dとは共通の焦点を有している。
【0048】また、上記下側部分4dは上側部分4uよ
りも前方に偏位されることにより、その下側縁にはリフ
レクタ5の上側縁よりも前方に偏位されている分、切欠
部29が形成された如き形状をしている。
【0049】30はリフレクタ5の中央より稍下方に偏
位した位置に形成されたバルブ挿通孔であり、前記反射
面4の上側部分4uと下側部分4dとの境線はバルブ挿
通孔30を中心に斜め稍下方に延びるように形成されて
いる。
【0050】リフレクタ5の反射面4の開口面は左右方
向においてランプボディ2の反射部7aよりも小さく形
成されていて、その左右両側縁から外方で斜め前方へ向
かって取付片31、31が突設されている。
【0051】32、32は取付片31、31の左右両側
縁寄りの位置であって上下方向の中央に形成された座部
であり、該座部32、32は真後方を向く垂直面を有
し、後方から見て円形をしている。
【0052】また、座部32、32はその前後方向の肉
厚が前記ランプボディ2のボス13とそのリブ14との
反射面7aからの高さの差の分より稍大きく形成され、
また、その中心には、上記ボス13の先端部が挿通され
るボス挿通孔32a、32aが形成されており、従っ
て、座部32のボス挿通孔32aにボス13の先端部が
挿通されると、座部32の前面がリブ14、14の後端
に当接したところでボス13の先端面は座部32の後面
より稍前方に引っ込んだ位置に位置される。
【0053】33はリフレクタ5の反射面4及び左右取
付片31、31の上側縁から前方へ向かって突設された
上面壁であり、該上面壁33の前側縁33aはその左右
方向における中央部が前方へ突出する扁平な弧状をして
おり、リフレクタ5がランプボディ2に取着された時は
上面壁33の上面がランプボディ2の庇壁9の反射面9
aに略接触すると共に、上記前側縁33aが反射部7の
上側縁と庇壁9の前側縁が接する位置に近接するように
なっている。
【0054】34はリフレクタ5の反射面4及び左右取
付片31、31の下側縁から前方へ向かって突設された
下面壁であり、該下面壁34の前側縁34aはその左右
方向における中央部が前方へ突出する扁平な弧状をして
おり、リフレクタ5がランプボディ2に取着された時に
ランプボディ2の反射部7の下側縁にその左右両端部が
略合わさるように、また、その中央部がランプボディ2
の下壁11の後端縁寄りの部位であってその中央部下面
に重なるようになっている。
【0055】35、35は上面壁33の前側縁33aの
中央部に左右方向に並んで前方へ向かって突設された突
部であり、該2つの突部35と35との間に前方に向か
って開口する凹部36が形成されている。
【0056】37、37は下面壁34の前側縁34aの
中央部に左右方向に並んで前方へ向かって突設された突
部であり、該2つの突部37と37との間に前方に向か
って開口する凹部38が形成されている。
【0057】39は後面レンズ3がランプボディ2に取
着される際にランプボディ2のレンズ据付溝12内に内
嵌されるパッキンである。
【0058】そして、ランプボディ2と後面レンズ3と
リフレクタ5の組み立ては次のように行なわれる。
【0059】先ず、リフレクタ5の反射面4の裏面がラ
ンプボディ2の反射部7の反射面7aに対向する向き
で、反射部7のボス16、16の先端部をリフレクタ5
の座部32、32のボス挿通孔32a、32aに挿通す
る。
【0060】このとき、リフレクタ5の上面壁33の上
面はランプボディ2の庇壁9の反射面9aの一部に当接
されると共に上面壁33の前側縁33aに形成された凹
部36がランプボディ2の上側の当接部15aに外嵌状
に当接され、また、下面壁34の前側縁34aはその中
央部がランプボディ2の下壁11の後端縁寄りの部位で
あってその中央部下面に重なった状態になると共にその
凹部38がランプボディ2の下側の当接部15bに外嵌
状に当接される。
【0061】また、ランプボディ2にリフレクタ5が取
着された状態ではリフレクタ5の反射面4の焦点位置に
電球6が位置され、電球6から出射された光は反射面4
により略平行な光束とされるようになっている。
【0062】そして、リフレクタ5を使用した場合に
は、中心光度が比較的高い北米向けの二輪車用テールラ
ンプとすることができる。
【0063】次に、後面レンズ3をその各部(上面部2
0、側面部21、21及び下面部22)の各前側縁をラ
ンプボディ2のレンズ据付溝12内に上記パッキン39
を介して嵌合する。
【0064】このとき、後面レンズ部19のボス23、
23の先端面がランプボディ2のボス13、13の先端
面に近接又は接触すると共に、そのリブ24、24、・
・・がリフレクタ5の座部32、32の後面に当接され
る。
【0065】そして、この状態でビス40、40を後面
レンズ3の後方からそのビス挿通孔23a、23aに挿
通し、これをランプボディ2のボス13、13の螺穴に
螺合して、ランプボディ2と後面レンズ3とリフレクタ
5の組み付けが完了して二輪車用テールランプ1が形成
される。
【0066】そして、このような二輪車用テールランプ
1は二輪車の車体後部にランプボディ2の取付ボルト1
8、18が挿通されて、これにナットを螺合することに
より取着される。
【0067】しかして、二輪車に取着された二輪車用テ
ールランプ1は非乗車時においてそのリフレクタ5の反
射面4の光軸X−Xが水平方向H−Hより3度の角度で
上向きにされているため、該光軸X−Xは乗車時におい
て略水平となり、乗車時に所望の配光が得られる。
【0068】また、後面レンズ3の下面部22は後方へ
行くに従って上方に偏位するように4.5度〜6度の角
度で傾斜した傾斜面に形成されているので二輪車用テー
ルランプ1内に雨水等が侵入しても、後面レンズ3内に
溜ることはなく、下面部22の前側縁に形成された水抜
き用切欠28、28から二輪車用テールランプ1外に排
出される。
【0069】そして、電球6が点灯されると後面レンズ
3の後面レンズ部19を透して後方へ出射された光束は
赤色光となり、尾灯としての機能を果たし、また、下面
部22に形成されたライセンスプレート用レンズ26を
透して下方へ出射された光束は着色されずにライセンス
プレートに照射されライセンスランプとしての機能を果
たす。
【0070】また、このとき、電球6から出射された光
で下斜め前方に出射された光束は、リフレクタ5の切欠
部29を照射することになり、これによりこの光束は後
方へ反射されることはなく、よって、ライセンスプレー
ト用レンズ26を透して後方へ出射される光束はほとん
どなく、上記光束はライセンスプレートを照射する光束
として機能することになる。
【0071】尚、上記実施例においては、ランプボディ
2とは別体のリフレクタ5を取着し、北米向けの二輪車
用テールランプとしたが、該リフレクタ5を外してラン
プボディ2の反射面7aを使用することにより欧州向け
の二輪車用テールランプとすることができる。
【0072】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明二輪車用テールランプは、後方を向いたリフ
レクタと該リフレクタの焦点又は焦点近傍に光源と上記
リフレクタの後方に配置されると共に前方に向かって開
口した略箱状をした後面レンズとを備えた二輪車用テー
ルランプであって、後面レンズのうち上記光源の下方に
位置された下面部に無色透明なライセンスプレート用レ
ンズが形成され、非乗車時において、上記リフレクタは
その光軸が水平方向より稍後上がりになるように配置さ
れると共に、上記後面レンズの下面部は稍後上がりに傾
斜するように形成され、上記ライセンスプレート用レン
ズの後側部に光源からの直接光をライセンスプレートに
向けて照射させるためのレンズステップを形成したこと
を特徴とする。
【0073】従って、本発明二輪車用テールランプによ
れば、非乗車時に稍上向きになるようにリフレクタを配
設したので、乗車時にリフレクタの光軸が略水平とな
り、所望した配光を得ることができる。
【0074】また、後面レンズの下面部は非乗車時にお
いて稍後上がりに傾斜されているので、少なくとも非乗
車時において、後面レンズの下側壁に雨水などが溜まる
ことはなく、しかも、その上記傾斜は乗車時において水
平若しくは水平に近くなるので、上記ライセンスプレー
ト用レンズを透して出射される白色光が後方から視認さ
れることはなく、テールランプ及びライセンスプレート
ランプとしての機能が損なわれることはない。そして、
さらに、後面レンズの下面部に形成したライセンスプレ
ート用レンズにレンズステップを設けたので、光源から
の直接光を効率的にライセンスプレートへ向かわせるこ
ともできる。
【0075】尚、前記実施例において示した具体的な形
状乃至構成は、本発明二輪車用テールランプの実施に当
たってのほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図7は本発明二輪車用テールランプの
実施の一例を示すもので、図1は後斜め下方から見た分
解斜視図である。
【図2】前斜め上方から見た分解斜視図である。
【図3】拡大正面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿う断面図であ
る。
【図5】図3におけるV−V線に沿う断面図である。
【図6】図3におけるVI−VI線に沿う断面図であ
る。
【図7】図3におけるVII−VII線に沿う断面図で
ある。
【図8】従来の二輪車用テールランプの一例を示す中央
断面図である。
【図9】従来の二輪車用テールランプの問題点を説明す
るための概略側面図である。
【符号の説明】
1 二輪車用テールランプ 3 後面レンズ 5 リフレクタ 6 光源25 ライセンスプレート 26 ライセンスプレート用レンズ26a レンズステップ X−X リフレクタの光軸 H−H 水平方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後方を向いたリフレクタと該リフレクタ
    の焦点又は焦点近傍に配置された光源と上記リフレクタ
    の後方に配置されると共に前方に向かって開口した略箱
    状をした後面レンズとを備えた二輪車用テールランプで
    あって、 後面レンズのうち上記光源の下方に位置された下面部に
    無色透明なライセンスプレート用レンズが形成され、 非乗車時において、上記リフレクタはその光軸が水平方
    向より稍後上がりになるように配置されると共に、上記
    後面レンズの下面部は稍後上がりに傾斜するように形成
    され 上記ライセンスプレート用レンズの後側部に光源からの
    直接光をライセンスプレートに向けて照射させるための
    レンズステップを形成した ことを特徴とする二輪車用テ
    ールランプ。
JP3198298A 1991-07-15 1991-07-15 二輪車用テールランプ Expired - Lifetime JP2668298B2 (ja)

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