JP2667321B2 - 光ディスクのトラックジャンプ検出方法及びその回路 - Google Patents

光ディスクのトラックジャンプ検出方法及びその回路

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JP2667321B2 JP3300787A JP30078791A JP2667321B2 JP 2667321 B2 JP2667321 B2 JP 2667321B2 JP 3300787 A JP3300787 A JP 3300787A JP 30078791 A JP30078791 A JP 30078791A JP 2667321 B2 JP2667321 B2 JP 2667321B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクのトラック
ジャンプの検出方法及びその回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録再生可能な光ディスク装置
では、記録中にトラックジャンプを起こすと、既に情報
が記録されたトラックに別の情報を重ね書きし、該記録
済みの情報を消去してしまう恐れがあるため、トラック
ジャンプを検出した場合は直ちに記録モードから再生モ
ードへ切換えるようになしている。
【0003】ところで、従来のトラックジャンプの検出
方法としては、トラッキングエラー信号を所定のスレッ
ショルドレベル(閾値電圧)と比較し、トラッキングエ
ラー信号が該閾値電圧を越えた場合のみをトラックジャ
ンプと判定する方法があった。また、従来の他のトラッ
クジャンプの検出方法としては、前述した方法に加えて
RF信号から反射率の変化を検出し、トラッキングエラ
ー信号が閾値電圧を越え且つ反射率が所定値以下に下が
った場合のみをトラックジャンプと判定する方法があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法では光ディスクの汚れ、傷、欠陥等によってもトラッ
キングエラー信号中に閾値電圧を越える誤差電圧が生じ
るため、該光ディスクの汚れ、傷、欠陥等をトラックジ
ャンプと誤って判定してしまう恐れがあった。また、ト
ラッキングエラー信号はトラックのオフセット(ずれ)
の影響を受け易く、トラック偏差等によっても閾値電圧
を越える誤差電圧が生じ、トラックジャンプと誤って判
定してしまう恐れがあった。
【0005】本発明は前記従来の問題点に鑑み、光ディ
スクの汚れ、傷、欠陥等もしくはトラック偏差等を誤っ
てトラックジャンプと判定することのない光ディスクの
トラックジャンプ検出方法及びその回路を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、ウォブリング法に基くトラッキングエラー
信号からトラックジャンプを検出する光ディスクのトラ
ックジャンプ検出方法であって、トラッキングエラー信
号からウォブリング周波数を中心とする狭帯域成分のみ
を抽出し、これを2値化し、該2値化した信号の周期を
計測し、該周期が所定の値より大きい場合はトラックジ
ャンプと判定するようになした光ディスクのトラックジ
ャンプ検出方法を提案し、また、ウォブリング法に基く
トラッキングエラー信号からトラックジャンプを検出す
る光ディスクのトラックジャンプ検出回路であって、ト
ラッキングエラー信号からウォブリング周波数を中心と
する狭帯域成分のみを抽出するフィルタと、該フィルタ
の出力を2値化する2値化回路と、該2値化回路の出力
信号の周期を計測し、該周期が所定の値より大きい場合
はトラックジャンプの判定信号を出力する判定回路とを
備えた光ディスクのトラックジャンプ検出回路を提案す
る。
【0007】
【作用】本発明方法によれば、ウォブリング法に基くト
ラッキングエラー信号からウォブリング周波数を中心と
する狭帯域成分のみが抽出され、これによって、光ディ
スクの汚れ、傷、欠陥等もしくはトラック偏差等による
ノイズ成分のないウォブル信号が得られる。また、該ウ
ォブル信号は2値化され、その周期が計測され、該周期
が所定の値より大きい場合はトラックジャンプと判定さ
れるため、ウォブル信号の欠落を生じるトラックジャン
プが誤りなく検出される。また、本発明回路によれば、
光ディスクの汚れ、傷、欠陥等もしくはトラック偏差等
による検出誤りのないトラックジャンプの判定信号が得
られる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すもので、
図中、1は入力端子、2はフィルタ(BPF)、3はコ
ンパレータ、4は発振器(OSC)、5はカウンタ、6
はアンドゲート、7はフリップフロップ、8は出力端子
である。
【0009】フィルタ2はウォブリング周波数を中心と
する狭い帯域を通過帯域とする帯域フィルタであり、入
力端子1より入力される信号からウォブリング周波数を
中心とする狭帯域成分のみを抽出し、コンパレータ3へ
送出する。コンパレータ3はフィルタ2の出力を所定の
スレッショルドレベル(閾値電圧)VTHと比較し、該閾
値電圧VTH以上の場合はハイレベルの信号に、また、閾
値電圧VTHより小さい場合はローレベルの信号に変換、
即ち2値化し、これをカウンタ5のスタート端子,アン
ドゲート6の一方の入力端子及びフリップフロップ7の
リセット(R)端子に送出する。
【0010】発振器4は所定の周波数のクロックパルス
を発生し、これをカウンタ5のクロック端子に送出す
る。カウンタ5はコンパレータ3の出力の立上りで起動
されて前記クロックパルスの計数を開始し、予めプリセ
ットされた値だけ計数すると動作を停止するもので、該
計数期間中のみハイレベルとなる信号をアンドゲート6
の反転入力端子に送出する。アンドゲート6はコンパレ
ータ3の出力及びカウンタ5の出力の反転値の論理積を
とり、これをフリップフロップ7のセット(S)端子に
送出する。フリップフロップ7はアンドゲート6の出力
の立上りでセットされるとともに、コンパレータ3の出
力の立上りでリセットされ、そのQ出力を出力端子8に
送出する。
【0011】図2は図1の回路における各部の信号波形
を示すもので、以下、これに従って動作を説明する。
【0012】図示しない光ヘッドの再生系より入力端子
1に入力されたウォブリング法に基くトラッキングエラ
ー信号はフィルタ2でウォブリング周波数を中心とする
狭帯域成分のみが抽出され、光ディスクの汚れ、傷、欠
陥等もしくはトラック偏差等によるノイズ成分が除去さ
れたウォブル信号Aとして出力される。該ウォブル信号
A中、a1 ,a2 はトラックジャンプに伴う信号の欠落
部を示す。前記ウォブル信号Aはコンパレータ3で閾値
電圧VTHと比較され、2値化信号Bに変換されて、カウ
ンタ5,アンドゲート6及びフリップフロップ7に出力
される。
【0013】前記2値化信号B中、b1 ,b2 は前記ウ
ォブル信号Aの欠落部a1 ,a2 に対応した直流信号部
であり、ハイレベルの直流信号部b1 を含む前記2値化
信号Bの一部を時間軸上で拡大した信号B´以降に従っ
て説明する。
【0014】信号B´はその立上りでフリップフロップ
7をリセットするとともにカウンタ5を起動し、発振器
4より供給されるクロックパルスCの計数を開始させ
る。カウンタ5は前記起動された時点から所定のプリセ
ット値の計数を完了する時点までの間、ハイレベルとな
る信号Dを出力する。該信号Dはアンドゲート6の反転
入力端子に入力され、ここで信号Bとの論理積がとら
れ、信号Eとなってフリップフロップ7に出力される。
【0015】ここで、クロックパルスCの周波数及びカ
ウンタ5のプリセット値は前記信号Dのハイレベルの期
間が正常なウォブリング周波数の1/2周期より長く且
つ1周期より短くなるように設定されており、ウォブル
信号が正常、即ち信号B´中のハイレベルの期間が信号
D中のハイレベルの期間より短ければ、信号Eはローレ
ベルのままとなる。
【0016】一方、ウォブル信号の欠落により信号B´
中のハイレベルの期間が信号Dのハイレベルの期間を上
回る長さになると、信号Eがハイレベルとなり、これに
よってフリップフロップ7がセットされる。この結果、
フリップフロップ7のハイレベルのQ出力、即ちトラッ
クジャンプを示す判定信号Fが出力端子8に出力され
る。この判定信号Fはウォブル信号が正常となるまで、
即ち信号B´が一旦、ローレベルとなり、再度ハイレベ
ルとなるまで出続ける。
【0017】このように本実施例によれば、フィルタ2
によりウォブリング法に基くトラッキングエラー信号か
ら光ディスクの汚れ、傷、欠陥等もしくはトラック偏差
等によるノイズ成分のないウォブル信号が得られ、ま
た、コンパレータ3により該ウォブル信号を2値化で
き、また、発振器4,カウンタ5,アンドゲート6及び
フリップフロップ7により該2値化されたウォブル信号
の周期が正常であるか否かを判定でき、異常の時はトラ
ックジャンプが発生したことを示す判定信号を出力でき
る。
【0018】ところで、前記第1の実施例では信号B´
中のハイレベルの直流信号部b1 は検出できるが、ロー
レベルの直流信号部b2 は検出できない。
【0019】図3はこの点を改良した本発明の第2の実
施例を示すもので、図中、11及び12は第1及び第2
の判定回路、13はインバータ、14はオアゲートであ
る。第1及び第2の判定回路11及び12はいずれも第
1の実施例における発振器4,カウンタ5,アンドゲー
ト6及びフリップフロップ7からなる構成を備えてお
り、第1の判定回路11にはコンパレータ3の出力がそ
のまま入力され、また、第2の判定回路12にはコンパ
レータ3の出力がインバータ13で反転されて入力され
ている。また、第1及び第2の判定回路11及び12の
出力はオアゲート14に入力され、その論理和がとられ
て出力端子8に送出される如くなっている。従って、第
1の判定回路11により第1の実施例の場合と同様に信
号B´中のハイレベルの直流信号部b1 を検出でき、ま
た、第2の判定回路12によりローレベルの直流信号部
b2 を検出できる。なお、その他の構成・作用は第1の
実施例と同様である。
【0020】なお、前記第1及び第2の実施例ではウォ
ブリング周波数の1周期分でも長い信号があれば、これ
をトラックジャンプとみなして判定信号を出力するよう
になしたが、2〜4周期分長い信号がある場合をトラッ
クジャンプとみなして判定信号を出力するようになして
も良く、具体的にはコンパレータの直後に1/2〜1/
4分周器を挿入するとともに、クロックパルスの周波数
を1/2〜1/4又はカウンタのプリセット値を2〜4
倍にすれば良い。
【0021】また、これまでの説明ではウォブル信号の
周期のみに着目したが、その振幅にも着目し、これを計
測し、前記周期が所定の値より大きく且つ該振幅が所定
の値以下となった場合はトラックジャンプと判定するよ
うになしても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明方法によれ
ば、光ディスクの汚れ、傷、欠陥等もしくはトラック偏
差等によるノイズ成分のないウォブル信号が得られ、該
ウォブル信号からトラックジャンプのみを誤りなく検出
できる。
【0023】また、本発明回路によれば、光ディスクの
汚れ、傷、欠陥等もしくはトラック偏差等による検出誤
りのないトラックジャンプの判定信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路構成図
【図2】図1の回路の各部における信号波形図
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路構成図
【符号の説明】
2…フィルタ、3…コンパレータ、4…発振器、5…カ
ウンタ、6…アンドゲート、7…フリップフロップ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォブリング法に基くトラッキングエラ
    ー信号からトラックジャンプを検出する光ディスクのト
    ラックジャンプ検出方法であって、 トラッキングエラー信号からウォブリング周波数を中心
    とする狭帯域成分のみを抽出し、 これを2値化し、 該2値化した信号の周期を計測し、 該周期が所定の値より大きい場合はトラックジャンプと
    判定するようになしたことを特徴とする光ディスクのト
    ラックジャンプ検出方法。
  2. 【請求項2】 トラッキングエラー信号から抽出したウ
    ォブリング周波数を中心とする狭帯域成分を2値化し、
    該2値化した信号の周期を計測するとともに該狭帯域成
    分の振幅を計測し、前記周期が所定の値より大きく且つ
    該振幅が所定の値以下となった場合はトラックジャンプ
    と判定するようになしたことを特徴とする請求項1記載
    の光ディスクのトラックジャンプ検出方法。
  3. 【請求項3】 ウォブリング法に基くトラッキングエラ
    ー信号からトラックジャンプを検出する光ディスクのト
    ラックジャンプ検出回路であって、 トラッキングエラー信号からウォブリング周波数を中心
    とする狭帯域成分のみを抽出するフィルタと、 該フィルタの出力を2値化する2値化回路と、 該2値化回路の出力信号の周期を計測し、該周期が所定
    の値より大きい場合はトラックジャンプの判定信号を出
    力する判定回路とを備えたことを特徴とする光ディスク
    のトラックジャンプ検出回路。
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