JPH11328857A - デ―タ読取り装置 - Google Patents

デ―タ読取り装置

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Publication number
JPH11328857A
JPH11328857A JP6716999A JP6716999A JPH11328857A JP H11328857 A JPH11328857 A JP H11328857A JP 6716999 A JP6716999 A JP 6716999A JP 6716999 A JP6716999 A JP 6716999A JP H11328857 A JPH11328857 A JP H11328857A
Authority
JP
Japan
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pulse
signal
detection
bca
data
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6716999A
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English (en)
Inventor
Takao Miyazawa
孝雄 宮澤
Takahiro Iwashita
貴弘 岩下
Hiroyuki Sugano
弘幸 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH11328857A publication Critical patent/JPH11328857A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク回転数が既定値からずれている時や
トラックサーボをオフした状態においても、BCAデー
タを正確に検出できるようにする。 【解決手段】 スライスレベルをデジタル制御する方式
のRF2値化手段3を用いてアナログ信号3の2値化を
行ない、検出パルス発生手段50により2値化手段の出
力である再生パルス4のデジタルパルス幅が所定の長さ
以上が検出された時に検出パルス8を発生させ、そのB
CA検出パルスにより復調復号手段9によりBCAデー
タを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の光ディスク再生装置
はDVD(Digital VersatileDis
k)の再生、特に、バーストカッティング領域(BCA
(BurstCutting Area))の信号再生
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バーストカッティング領域(以降におい
てはBCA)は、DVD規格(DVD Specifications for
Read-Only Disc / Part1. Physical Specifications V
ersion1.0 Annex K: Burst Cutting Area (BCA)-Code)
で規定されているデータ記録領域の1つである。BCA
領域では、2枚の基板を貼り合わせたDVDディスクの
内周側に形成されているアルミ等の反射膜を半径方向に
細長く除去したストライプをYAGレーザ等により形成
し、最内周の円周に沿って配列することによりバーコー
ド状の信号を形成することができる。したがって、光デ
ィスクのトラック上にピットにより記録された信号とは
異なる種類の情報を、バーコード状の信号によりBCA
領域に記録することが可能であり、ディスクのシリアル
番号などの情報を記録することができる。
【0003】図15にDVDディスク90のBCA91
にストライプ(バーコード)状の記録が記録されている
様子を模式的に示してある。ストライプ状に記録の部分
では、反射膜がカットされているので光が透過する。こ
のため、光ヘッド(光ピックアップ)でBCA領域91
をフォーカスをかけて再生すると、ストライプ状の記録
の部分で反射光量がゼロレベル近くまで落ち、通常のピ
ットに比べて振幅が大きく周期が長い信号が再生され
る。その様子を図16にアナログ再生信号の原理波形を
用いて示してある。
【0004】BCA領域91を使うと、DVDのROM
のディスク一枚毎に個別情報を追記できるので、コンテ
ンツの部分販売やインターネットとの連携システム等へ
の応用が考えられている。BCAの変調方式はフェイズ
エンコーディング(PE変調)を用い、RZ記録する。
エラー訂正符号は、インターリーブ長4のリードソロモ
ン符号RS(52,48)である。
【0005】従来の光ディスク再生装置においては、ナ
ショナルテクニカルレポート(National Technical Rep
ort (Vol.43 No.3 Jun. 1997:DVDのROMディスクへの個
別情報記録技術BCA(Burst Cutting Area)))に開示
されているように、光ヘッドからの、アナログ再生信号
をローパスフィルタを通すことで、BCA領域に記録さ
れたバーコード(ストライプ)による信号(以降におい
てはBCA信号)とDVDのピットを再生した信号(以
下においてはRF信号)を弁別して、デジタル信号(以
降においてはBCA検出パルス)に変換し、そのパルス
信号をマイコンのソフトウェアで復調復号することによ
り、BCAに記録されたデータを得るようにしている。
【0006】図17に従来の光ディスク再生装置におい
てBCAに記録されたデータを復号する部分のブロック
図を示してある。端子100から入力したRF信号10
1がローパスフィルタ102を通され、フィルタ後のア
ナログ信号103をコンパレータ104で2値化する。
これにより得られたBCA検出パルス105から、BC
A復調復号回路106はBCAのフォーマットに基づき
BCAデータを復調復号して、端子107に出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ディスク再生装置においては、単純なローパスフィル
タではBCAの信号からRF信号成分を完全には除去で
きない。さらにはBCAの信号とRF信号を分離する為
のローパスフィルタの帯域と、光ディスクの回転数で決
まるRF信号の周波数とのマッチングがとれていないと
信号の分離がうまく行なうことができなくなり、コンパ
レータ等でデジタル2値化信号に変換する際にRF信号
成分が漏れ込み、正確なBCAデータの再生ができなく
なるという課題を有していた。
【0008】また、BCA領域はトラックピッチより十
分に幅が広く、複数のトラックにかけてデータが存在す
る。このため、トラックサーボをオフにした状態でBC
Aの信号は再生できるが、実際に再生しようとすると、
ピット列(トラック)とピット列の間を光スポットが通
過するときに反射率の高いミラーと呼ばれる領域を通過
するのでRF信号が乱される。したがって、BCA信号
をデジタル2値化信号に変換する際にミラー成分が漏れ
込むので、復調復号回路106においては、BCAデー
タを再生するためのエラー処理に時間を費やしたり、正
確にBCAデータが再生できないという問題もある。
【0009】図18に、上述した従来の再生装置での各
部の信号観測波形を示す。RF信号の波形101をロー
パスフィルタを通しただけのBCA信号の波形103で
は、RF成分の除去が十分行われていないことが分か
る。このため、BCA検出パルス105にはグリッジが
発生している個所がある。また、ミラー領域を通過する
とき、すなわちRF信号の波形101の振幅の変動がロ
ーパスフィルタ後であってもBCA信号の波形103に
乗っており、それを閾値VthでコンパレートするとB
CA検出パルスが抜けたり位置がずれたりしてしまう個
所が有ることがわかる。このような状態では正確なBC
Aデータの再生ができなくなる。
【0010】そこで、本発明は、BCAデータの再生能
力の高いデータ読取り装置を提供することを目的として
いる。特に、ディスク回転数が規定回転数からずれてい
るときやトラックサーボをオフしたままの状態でも、正
確にBCAデータを再生できる光ディスクのデータ読取
り装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、ローパスフィルタによってRF信号とBCA信号
を分離する代わりに、RF信号を2値化するRF2値化
手段の出力であるデジタル化された再生パルスを採用
し、BCA信号は周期がRF信号より非常に長いので再
生パルスのパルス幅をカウントすることによりRF信号
とBCA信号とを分離するようにしている。すなわち、
本発明の光ディスクのバーストカッティング領域からデ
ータを読取り可能なデータ読取り装置は、光ディスクに
ピットにより記録された信号を再生するために光ディス
クから読取ったアナログ信号を2値化してデジタルパル
スを出力する手段であって、2値化後の再生パルスのパ
ルス幅を測定して、そのパルス幅が所望の値になるよう
に、2値化するスライスレベルを制御可能なRF2値化
手段と、再生パルスのパルス幅をカウントし、その値が
所定値以上のときに検出パルスを出力する検出パルス発
生手段と、検出パルスからバーストカッティング領域の
フォーマットに基づきデータを復号する復調復号手段と
を有する。
【0012】RF2値化手段の再生パルスを用いること
により、RF信号およびBCA信号が2値化された波形
を得ることが可能である。そして、そのパルス幅によっ
てBCA信号を選択することにより、BCA信号からR
F成分をほぼ完全に除去することができる。したがっ
て、検出パルス発生手段からは読み取りエラーの少ない
検出パルスを出力することができ、復調復号手段により
BCAデータを精度良く復号することができる。
【0013】BCAデータの読取り中は、先に図16に
示したようにストライプ状のBCA信号により、2値化
後の再生パルスのパルス幅がRF信号のみのときとは異
なる。したがって、スライスレベルがBCA信号のパル
ス幅を狭くする方向に調整され、その結果、RF信号が
乗りやすくなる。したがって、RF2値化手段に、スラ
イスレベルを固定できる手段を設け、BCA信号を読取
るときはスライスレベルを固定することが望ましい。ス
ライスレベルの固定値をRF2値化手段に入力されるア
ナログ信号のバイアス電圧と同じにすることにより、ア
ナログ信号の振幅のほぼ中心でスライスできるので、B
CA信号を精度良く分離できる。
【0014】一方、検出パルス発生手段においては、再
生パルスのパルス幅をカウントしてBCA信号を判断し
た後に、復調復号手段に供給される検出パルスのパルス
幅を一定にする手段を設けることが望ましい。検出パル
スのパルス幅を揃えることにより復調復号手段による復
号ミスを未然に防ぐことができる。さらに、検出パルス
のパルス幅をBCAフォーマットにしたがった適当な長
さのパルス幅に揃え、検出パルスが出力されている間
は、再生パルスのパルス幅のカウント結果をマスクする
ことにより、ディフェクトなどによる誤り検出を無視す
ることができる。
【0015】検出パルス発生手段においてカウントする
タイミングを供給するカウントクロックは、RF信号に
よるPLLから得られるクロックでも良いし、システム
クロックを用いても良い。
【0016】さらに、トラックサーボがオフのときにB
CA信号を読取ることを考慮すると、ミラー領域を通過
したときの信号は無視することが望ましい。したがっ
て、検出パルス発生手段に再生パルスの極性を判別する
手段を設け、ミラー領域を通過したときに発生する極性
のパルスは無視し、一方の極性のパルス幅が所定値以上
のときに検出パルスを出力することが望ましい。
【0017】一方、トラッキングサーボを有効にすると
共に逆極性にオンし、光ヘッドを検出用の光スポットが
ピット列とピット列の間のミラー領域に形成されるよう
にトラックサーボすることも有効である。ミラー領域に
トラックサーボをオンすると、光ヘッドから得られるア
ナログ信号に乗るRF信号成分が減少し、BCA信号が
主体となるのでBCA信号を分離することが容易とな
り、精度の高いBCA検出パルスを出力できる。したが
って、BCAデータの復号能力の高いデータ読取り装置
を提供できる。
【0018】検出パルス発生手段における再生パルスの
パルス幅をカウントする手段は、再生パルスのパルス幅
を測定して光ディスクの回転速度を制御するCLV(Co
nstant Linear Velocity)制御手段と共通する。そこ
で、このCLV制御手段により検出パルス発生手段の機
能を実現することが可能であり、回路規模を小さくし、
コンパクトで低コストであり、BCAデータの再生能力
の高いデータ読取り装置を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明のデータ読取り装置と
しての機能を備えた光ディスク再生装置70の一実施例
のブロック図である。光ディスクであるDVD79に光
スポットを形成して反射光からアナログ信号を生成する
光ヘッド(光ピックアップ)78と、光ヘッド78から
の信号によりフォーカシングおよびトラッキングエラー
信号を生成するエラー信号発生回路75と、これらのエ
ラー信号に基づき光ヘッド78をトラッキングおよびフ
ォーカシングサーボするサーボ機構76を備えている。
【0020】一方、本例の光ディスク再生装置(以降に
おいては光ディスク装置)70においては、DVD79
のピットを光ピックアップ78により再生したアナログ
信号2は、RF2値化手段3に入力される。RF2値化
手段3はアナログ信号2をデジタルの2値に変換する手
段で、2値化された出力のデジタルパルス(再生パル
ス)4のパルス幅を測定して、この値が所望の値になる
ようにスライスレベルをデジタル制御する機能を有す
る。DVDの場合は8/16変調という変調方式をNR
ZI記録しており、再生パルス4における“1”と
“0”の出現確率が平均して50%ずつになるような変
調方式になっている。従ってRF2値化手段は、出力の
再生パルス4の“1”と“0”の時間幅の測定を行な
い、その割合が50%になるようにスライスレベルを制
御する。
【0021】そして、そのようにしてデジタル化された
再生パルス4は信号再生手段71に供給され、光ディス
ク79にピットにより記録されたデータを復号する。一
方、図15に基づき説明したBCAを読取る場合は、ピ
ットにより記録されたデータの他に、BCAデータも読
取られる。そこで、本例の光ディスク装置70において
は、RF2値化手段3の出力である再生信号4のパルス
幅を検出パルス発生手段50によりカウントし、ピット
の8/16変調から外れるパルス幅の信号を捉えてBC
A検出パルス8として出力し、BCA復調復号手段9に
より復号するようにしている。
【0022】BCA復調復号手段9は検出パルス8から
BCAのデータ10を生成し端子11に出力する。BC
A復調復号手段9は光ディスク装置70に搭載されてい
るマイコンでソフト的に復調復号でき、またハードウエ
アでも同等の機能が実現できる。
【0023】図2にRF2値化手段3の一実施例の回路
図を示す。RF2値化手段3をアナログ回路により実現
した例であり、端子1から入力されたアナログ信号2
は、コンデンサ12と抵抗13で決まる時定数のハイパ
スフィルタを介してコンパレータ15の+入力端子に入
力される。抵抗13の片端は14のバイアス電圧Vrに
接続されているため、+入力端子は電圧Vrにバイアス
された信号26が入力される。一方、コンパレータ15
の−入力端子へは、スライスレベルの電圧16が接続さ
れる。コンパレータ15の出力17は、インバータ18
を介してデジタルパルス4として端子19から出力され
る。
【0024】スライスレベル16は、コンパレータ15
の出力17のパルス幅の高レベルおよび低レベルが均等
になるように設定される。このため、2つのインバータ
61を介してデジタル化したパルスをローパスフィルタ
62を介してスライスレベル成分を生成しそれをアンプ
63により増幅してスライス電圧(スライスレベル)1
6としている。
【0025】一方、図3は、RF2値化手段3をデジタ
ル回路で構成した例である。スライスレベル成分は、U
p/Downカウンタ20により生成される。このUp
/Downカウンタ20は、クリスタル等から作られた
システムクロック21または2値化された信号からPL
Lで生成されたクロックが端子22から入力され、それ
で動作する。2値化後のデジタルパルス17が“H”の
時にカウントアップ、“L”の時にカウントダウンする
ことにより、デジタルパルス17の“H”と“L”の出
現割合を計測できる。“L”の出現割合が多い時にはU
p/Downカウンタ20出力値はマイナス側の値にな
り、D/Aコンバータ25の出力であるスライスレベル
16も下がり、その結果デジタルパルス17は“L”側
の時間幅が短くなるように制御される。逆に、“H”の
出現割合が多い時には、Up/Downカウンタ20の
出力値はプラス側の値になり、D/Aコンバータ25の
出力であるスライスレベル16も上がり、その結果デジ
タルパルス17は“H”側の時間幅が短くなるように制
御される。このようにして、スライスレベル16を制御
することで、デジタルパルス7の“L”と“H”の出現
確率が50%づづになる制御ループとなる。
【0026】さらに、本例のRF2値化手段3は、Up
/Downカウンタ20の出力値にかかわらずスライス
レベル16を固定できるスライスレベル生成回路23を
備えており、選択手段24によりUp/Downカウン
タ20の出力か、スライスレベル生成回路23の出力か
を選択してD/Aコンバータ25に供給できるようにな
っている。
【0027】図4にRF2値化手段3の各部の信号波形
を示す。RF2値化手段3のコンパレータ15の+入力
端子に入力される電圧Vrにバイアスされたアナログ信
号26に対し、スライスレベル16はピットを再生して
いる個所ではデジタルパルス7の“L”と“H”の出現
確率が50%づづになる場所になる。これに対し、BC
A信号の現れたストライプ領域では“L”の長いパルス
が出現するので、Up/Downカウンタ20の働きに
よりスライスレベル16は下がる。そして、その後ピッ
トのある領域になると、スライスレベル16は上がり、
デジタルパルス7の“L”と“H”の出現確率が50%
づづになる場所になる。
【0028】BCA信号が現れたときにスライスレベル
16が変動すると、BCA信号とRF信号との分離が難
しくなる可能性がある。特に、パルス幅の長いBCAが
連続するときはその可能性が高い。したがって、BCA
領域を再生するときは、スライスレベル生成回路23に
設定した固定値を選択手段24で選択することが望まし
い。図4の波形に示すように、スライスレベルは、BC
Aのストライプ部分が検出できればよいので、ストライ
プ部分のボトムから、ピット再生部分でのピークレベル
までマージンが広い。この中で、後述するようにCLV
制御を有効にして光ディスクの回転速度を制御するに
は、ピット部分でデジタルパルス4が出力されるのが望
ましい。したがって、スライスレベル16をコントロー
ルしている状態の付近が良いことがわかる。このため、
バイアス電圧Vr14でバイアスされたアナログ波形2
6においては、スライスレベル16をバイアスレベルV
rに固定しても再生パルス4を得ることが可能である。
【0029】一方、通常のDVDのデータが記録されて
いるピット部分での再生を行ない、スライスレベルコン
トロールしている状態でのUp/Downカウンタ20
の出力値をスライスレベル生成回路23に記憶させてお
き、BCA領域の再生にはこの値を選択手段24で選択
し、固定したスライスレベルとして使用する方法も有
る。この方法によれば、RF信号の2値化に最適なアナ
ログ信号26の振幅の中央付近のスライスレベル16で
BCA信号も含んだ再生パルス4を生成できる。したが
って、RF信号がBCA信号に乗ることがなく、検出パ
ルス発生手段50でパルス幅をカウントすることにより
RF信号とBCA信号との分離が容易になる。
【0030】図5に、検出パルス発生手段50の回路を
ブロック図により示してある。また、図6に各部の信号
波形を示してある。端子31からはクリスタル発振器等
で生成したシステムクロック32、または再生系のPL
Lから得られるクロックを入力する。端子27からはR
F再生信号をコンパレートした再生パルス4が入力され
る。エッジ検出回路28でパルスの立ち下がりと立ち上
がりのエッジの検出を行ない、エッジ検出信号29を出
力する。そして、データ長検出カウンタ33により再生
パルス4の“H”及び“L”の期間の長さをクロック3
2でカウントする。
【0031】DVDで採用されている8/16変調の中
で最長パターンはシンクパターンの14T(Tは1デー
タビット周期)である。したがって、14T以上のパタ
ーンを識別することにより、RF信号によるパルスと、
BCA信号によるパルスを分離することができる。1デ
ータビット周期Tは、1倍速再生ではT=1/26.1
6MHzなる値である。クロック32の周波数を33.
8688MHzとすると、14Tの長さは1倍速再生時
には、ほぼ18クロック分となる。したがって、例え
ば、1/2倍速でBCA領域を再生したとすると、14
Tのカウント値である36から余裕を見て、たとえば6
4回に設定しておけば最長の14Tの8/16変調のパ
ターンとBCA信号との分離が行なえる。この値は外部
から変更可能にしておけば良い。図6の波形は上限値を
64回に設定した場合の例である。再生パルス4のエッ
ジでエッジ信号29が発生し、カウント値は0にリセッ
トされカウントアップしていく。カウント値が63に達
すると、上限値の64回を超えたのでカウントリセット
パルスを発生させカウント値がゼロにリセットされると
ともに、外部に検出信号51を出力する。この図の例で
はさらにカウント値は63まで行き、もう一回カウント
リセットされ13という値までカウントしている。検出
信号51は次のエッジ信号が来るまで続いて出力され、
パルス幅調整はされていない。
【0032】BCA領域でデータを再生すると、BCA
のストライプ部分では、デジタルパルス4に“H”の長
いパルスが出現する。カウント値は上限値をこえ検出信
号51が出力されるが、パルス幅が調整されていない検
出信号51でもBCAの復調復号は可能である。
【0033】さらに、図5に示した本例の検出パルス発
生手段50は、極性判定回路39を設けてデータ長検出
用カウンタ33にミラー領域を通過した時に発生するパ
ルスの極性の側を無視して行なう機能を持たせている。
この機能は本来シーク中でもCLVのラフサーボを機能
させるために設けられたものである。シーク中はミラー
領域の通過により、DVDデータピットの再生パルスと
は別に特定の極性にパルスが発生する。シーク速度が遅
い時には、8/16変調の最長パターンである14Tパ
ルスと、ミラーによるパルスの長さとの差が大きいの
で、カウント値に上限を設けることにより、ミラーによ
るパルスを除去できる。しかし、シーク速度が速くなる
と、最長パターンである14Tパルスと、ミラーによる
パルスの長さとの差が小さくなり、カウント値に上限を
設けることだけでは、ミラーによるパルスを除去できな
くなる。しかし、ミラーによるパルスはその極性が決ま
っているので、そちら側の極性のパルスについてはパタ
ーン長の検出のためのカウント動作を行なわないように
すれば良い。
【0034】パルス極性判別回路39はデジタルパルス
4の極性を判別して、イネーブル信号40で、データ長
検出用カウンタ33のカウントのイネーブル制御を行な
う。本実施例においては、デジタルパルス4の極性が
“L”の側にミラーによるパルスが発生する。従って
“H”のパルスの時のみカウントをイネーブルにし、
“L”のパルスの時はカウントしないように制御を行な
う。
【0035】この機能を働かせてBCA領域の再生を行
なった時の信号の測定波形を図7に示す。BCA領域を
再生する場合のBCAのストライプのパルス幅であるデ
ジタルパルス4の“H”の長いパルスは、ミラーによる
“L”の長いパルスと似ていることがわかる。図7の再
生パルス4の“H”の長いパルスでは検出パルス8(こ
こでは、検出信号51と等価)を発生させるが、ミラー
領域の通過による“L”の長いパルスでは、極性判別回
路によりカウンタが動作しないので、その結果検出パル
ス8は発生していないことがわかる。従って、本発明を
用いれば、BCA領域を再生する時にはトラックサーボ
をオフの状態のままでも、BCAデータの再生を安定し
て行なうことができる。
【0036】一方、光ディスク装置70のサーボ機構7
6の特性を変えて、光ヘッド78のトラックサーボを逆
極性にすると、ミラー領域に光スポットを形成できる。
ミラー領域にはピットが形成されていないので、信号全
体に漏れ込むピット成分は小さくなり、BCAを記録し
たストライプ(バーコード)によるアナログレベルにお
けるBCA信号が強調される。すなわち、逆極性にトラ
ックオンすると、BCAのストライプ以外では、主にミ
ラーレベルによる全反射によりアナログ信号レベルは極
大値を示すが、BCAのストライプを通過するときは無
反射なので、アナログ信号レベルは極小値を示す。した
がって、信号の有無が明確になり誤り検出を減少する。
このため、BCA検出パルスの検出精度を向上すること
ができる。
【0037】さらに、本例の検出パルス発生手段50に
おいては、データ長検出用カウンタ33で出力されたB
CA検出信号51に基づき、所定のパルス幅のBCA検
出パルス8を出力するパルス長調整用カウンタ52を備
えている。したがって、本例の検出パルス発生手段50
から復調復号手段9に供給されるパルス幅は一定にな
り、復調復号手段9において検出パルス8を認識しやす
くなる。例えば、データ長検出用カウンタでBCA信号
を認識するためのパルス長を長く取ったときにBCA信
号の間隔が短いときは、BCA検出信号51が1クロッ
ク程度のパルス幅しかないことが有る。したがって、高
速のクロック信号を用いていると、後続の復調復号手段
9でBCA検出信号を検出できないことがありえる。ま
た、パルス幅が一定しないと、1個のパルスが複数のパ
ルスとして認識される可能性もある。このような誤検出
を防止するには、復調復号手段9を構成するCPUなど
にエッジ検出機能を持たせる必要があるが、これにより
CPUの選択範囲を狭めることになり、設計の自由度が
阻害される。
【0038】これに対し、検出パルス発生手段50で一
定のパルス幅のBCA検出パルスを出力すれば、そのよ
うな問題は解決でき、認識漏れによる誤り検出や、復号
ミスを防止することができる。また、パルス長調整用カ
ウンタ52において、BCAのフォーマットに従って適
当な長さのパルス幅に揃え、そのBCA検出パルス8が
出力されている間(アサートしている間)は、データ長
検出用カウンタ33から出力されるBCA検出信号51
をマスクする。これにより、BCAフォーマットに従っ
ていないタイミングで表れる光ディスク上のディフェク
ト、例えば、ブラックスポットなどの影響を除くことが
できる。
【0039】図8および図9を参照しながら、検出パル
ス発生手段50における処理を説明する。ここで扱う2
値化データ4は、これまで述べてきた信号の極性とは逆
向きで、2値化データ4における”H”がミラー領域
側、”L”がBCA検出側となっている。これは2値化
データ4を得るまでにたどる信号処理過程によって決ま
るものであり、例えば、図2におけるインバータ18が
入るか否かなどにより異なる。しかしながら、これらの
極性は装置設計においては既知のものであるから、それ
に合わせて極性判定回路39を作動させることができ
る。
【0040】また、ここで取り上げる検出パルス発生手
段50は、PLLから得られるクロックを用いている。
PLLから得られるクロックは1クロックが再生データ
の1T分に相当するので、最長パターンの14Tから余
裕を見て、例えば20T以上のパターンを検出すること
により、BCAを分離することができる。
【0041】まず、時刻t1に2値化データ4が低レベ
ルから高レベルに変動すると、エッジ検出回路28から
エッジ検出信号29が出力される。このとき、極性判定
回路39においては、BCA信号と極性が異なると判断
されるので、イネーブル信号40が低レベルになる。し
たがって、データ長検出用カウンタ33ではカウントは
開始されない。
【0042】時刻t2に、2値化データ4が高レベルか
ら低レベルに変動すると、エッジ検出信号29が出力さ
れ、極性判定の結果、イネーブル信号40が出力され
る。したがって、エッジ検出信号29の立ち下がりであ
る次のクロックのタイミングからデータ長検出用カウン
タ33がカウントを開始する。なお、本例では、上述し
たように20T以上のパターンをBCAとして検出して
いる。
【0043】時刻t3にデータ長検出用カウンタ33の
カウント結果が19になると、RF信号ではないことが
認識されるので、BCA検出信号51が出力される。こ
れにより、次の時刻t4からパルス長調整用カウンタ5
2がカウントを開始し、同時にBCA検出パルス8を出
力する。パルス長調整用カウンタ52が既に動作を始め
ているので、時刻t4においてデータ検出用カウンタ3
3は図6の例のようにリセットされても、あるいは本図
のようにホールドされていても良い。時刻t5には、2
値化データ4が高レベルになるので、次のクロックでB
CA検出信号51はリセットされるが、パルス長調整用
カウンタ52を設けてあるので、所定のパルス幅PW1
(本図では8)のBCA検出パルス8が出力される。こ
のため、後続の復調復号回路9における認識が容易にな
ったことは上述した通りである。
【0044】これに対し、図9には、極性判定回路39
を設けていない場合を示してある。極性判定回路39が
ない場合は、時刻t6において2値化データ4が低レベ
ルから高レベルに変動したタイミングにおいても、デー
タ長検出用カウンタ33がカウントを開始する。そし
て、その状態が十分に長く続くのでデータ長検出用カウ
ンタ33がカウントアップし、時刻t7にBCA検出信
号51が出力される。この結果、次のタイミングである
時刻t8からBCA検出パルス8が出力される。
【0045】時刻t8のBCA検出パルス8は、ミラー
領域を横切ったときの信号であり、BCAによる信号で
はない。したがって、これを受けた復調復号手段9にお
いては、この信号を誤り訂正する必要がある。このよう
に、極性判定回路39を設けておくことにより、BCA
検出パルス8が誤って出力されるのを防止することが可
能である。
【0046】図10は、2値化データ4の状態によりB
CA検出信号51のパルス幅が変動する様子と、これに
対し、本例の検出パルス発生手段50においてはパルス
幅が一定のBCA検出パルス8が出力されている様子を
示してある。2値化データ4、データ検出用カウンタ3
3、BCA検出信号51、パルス長調整用カウンタ52
およびBCA検出パルス8の関係は上記にして説明した
通りなので、詳しい説明は省略する。本図から判るよう
にミラー領域による信号と、BCAによる信号との間隔
が短いとBCA検出信号51のパルス幅は急激に狭くな
る。しかしながら、パルス長調整用カウンタ52が設け
られているので、本例の検出パルス発生手段50からは
パルス幅が一定のBCA検出パルス8を供給できる。こ
のため、復調復号手段9において復号が容易になること
は上述した通りである。
【0047】図11に、2値化データ4にブラックピッ
トBTのようなディフェクトによるノイズがある場合を
示してある。2値化データ4、データ検出用カウンタ3
3、BCA検出信号51、パルス長調整用カウンタ52
およびBCA検出パルス8の関係は上記にして説明した
通りなので、詳しい説明は省略する。データ検出用カウ
ンタ33がカウントアップしてBCA検出パルス8が出
力された後、そのパルス幅PW1に入る時間内に2値化
データ4にノイズBTがあると、それによってアサート
されたBCA検出信号51は無視され、パルス出力され
ない。したがって、パルス調整用カウンタ52は何ら影
響を受けず、それまで通りカウントアップを続ける。す
なわち、BCA検出パルス8のパルス幅PW1の範囲内
に存在するノイズBTにより、再度トリガのかかったパ
ルスを出力することが抑えられる。このように、BCA
検出用パルス8のパルス幅PW1をBCAフォーマット
に従った適当な値に選択することにより、本来であれば
ありえないタイミングで2値化データ4に乗ったノイズ
によるBCA検出信号51をマスクすることができ、そ
の影響がBCA検出パルス8に及ぶのを防ぐことができ
る。
【0048】このようにして、本例の検出パルス発生手
段50は誤検出の少ないBCA検出パルス8を出力する
ことができる。このため、復調復号手段の負荷を低減
し、高速でBCAデータの復号能力の高い光ディスク装
置70を提供することができる。
【0049】図12に、上述した検出パルス発生手段5
0としての機能をCLV制御手段5と兼用した光ディス
ク装置70の例を示してある。CLV制御手段5はデジ
タルパルス4を受けて、パルス幅を測定してディスクの
回転数が既定値になるようにモータ制御手段6に制御信
号を出力して、スピンドルモータ7の回転速度を一定に
保つようにCLV制御を行なう。また、CLV制御手段
5には、入力されるデジタルパルス4の時間幅が所定値
以上の場合、つまり通常の8/16変調方式では出現し
ない長さであるパルスが検出された時に、検出パルス8
を発生させる機能を有する。通常のDVDのデータであ
るRF信号を再生している時には、この検出パルスはシ
ーク中でトラックを横断してミラー領域を通過している
ことの判断や、通常再生時はディフェクトの検出信号と
して使われ、スピンドルモータ7の制御信号をホールド
したり、フォーカスやトラックのサーボ系やデータ再生
系のPLLの暴走防止に使われる。したがって、この検
出機能をBCA再生時には、そのまま用いるとBCAデ
ータがカッティングされたストライプ部分はディフェク
トと同じような信号となるので、ストライプ部で検出パ
ルス8が得られる。
【0050】図13に、CLV制御手段5の一実施例の
回路ブロック図を示してある。端子31からはクリスタ
ル発振器等で生成したクロック32を入力する。端子2
7からはRF再生信号をコンパレートしたデジタルパル
スである再生パルス4が入力される。エッジ検出回路2
8でパルスの立ち下がりと立ち上がりのエッジの検出を
行ない、エッジ検出信号29を出力する。CLVの制御
はデジタルパルス4のパターン長を計測するラフサーボ
モードと、再生パルス4の中に存在するシンクフレーム
長を計測するファインサーボモードがある。ここでは本
発明に関係あるラフサーボモードについて詳しく説明を
する。ラフサーボモードではクロック32を使って8/
16変調されたデジタルパルス4の中の最長パターンで
ある14Tのパターンを検出するものである。したがっ
て、先に説明したデータ長検出用カウンタ33と同じ機
能が必要であり、それを組み込んである。カウンタ33
は、デジタルパルス4の“H”及び“L”の期間の長さ
をクロック32でカウントする。最長パターン検出周期
カウンタ30はエッジのきた回数をカウントするもの
で、たとえば512になるのを数えるカウンタである。
最長パターンカウント回路25は、最長パターン検出周
期カウンタ30で設定したカウント回数512回のパル
スの中で、最も大きい値を理想的な14T長に相当する
カウント値との比較を行なう。33.8688MHzの
クロックを用いると、14Tの長さは1倍速再生時に
は、ほぼ18クロック分となる。連続検出回路36によ
り複数回分たとえば8回分の大小または同じの比較結果
を記憶し、8回すべてが同じ大小または同じであるとの
結果だった場合に、出力制御回路37はスピンドルモー
タを加速/減速する信号を端子38から出力する。
【0051】図14は、図13に示したCLV制御手段
5から極性判別回路39を除いたものである。したがっ
て、ミラー領域の通過により発生する、DVDデータピ
ットの再生パルスとは別に特定の極性のパルスによりデ
ータ長検出用カウンタ33が動作し、それに起因してB
CA検出パルス8が出力される可能性があるが、多くの
場合、復号復調手段9により誤り訂正できる。
【0052】なお、上記の各例においては、システムク
ロック32を用いた場合と、PLL系のクロックを用い
た場合を示してきたが、PLL系クロックを用いると、
再生速度によらずに同じ回路構成でBCA検出が可能に
なる。一方、システムクロックを採用すると、一定周波
数のクロックによりBCA信号が検出できるので、BC
Aデータを安定して復号できるという特徴がある。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のデータ読取
装置によれば、スライスレベルを制御する方式のRF2
値化手段を用いてアナログ再生信号の2値化を行ない、
そのデジタル出力である再生パルスのパルス幅をカウン
トすることによりRF信号とBCA信号を識別するよう
にしている。したがって、RF信号の漏れ込みを防止す
ることが可能であり、BCAデータを精度良く再生でき
る。
【0054】さらに、BCA信号のパルス幅をカウント
するときに、極性判定を行うことにより、ミラー領域を
通過した時に発生するパルスの極性側のパルスについて
はその長さの検出を行なわないという機能を付加でき
る。したがって、BCA領域での再生に用いることによ
り、BCA領域を再生する時にはトラックサーボをオフ
の状態のままでも、BCAの再生を安定して行なうこと
ができる。
【0055】さらに、逆極性にトラックをオンすること
により、ミラー領域でBCA信号を得ることが可能であ
り、信号レベルが強調されるので、さらに、検出精度が
向上する。そして、BCA信号が検出されたときに出力
されるBCA検出パルスのパルス幅をBCAフォーマッ
トに合わせて揃えることにより、復調復号手段における
誤認識を防止し、さらに、復号能力の高いデータ読取装
置を提供できる。
【0056】このようなBCA検出パルスは、ディスク
の回転数の制御を行なうCLV制御手段中にある、デジ
タルパルス幅が所定の長さ以上が検出された時に検出パ
ルスを発生させる機能を、用いて出力することが可能で
あり、ディスク回転数が規定回転数からずれている時で
も、正確にBCAデータを再生することができる。した
がって、CLV制御手段に加え、追加回路として複雑な
ローパスフィルタを設ける必要も無く、DVDのデータ
を再生するための機能をそのまま使うことができるの
で、回路を簡素化でき、また、光ディスク再生装置など
のデータ読取り装置をローコストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ読取り装置
(光ディスク再生装置)の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すRF2値化回路の一例を示す図であ
る。
【図3】図1に示すRF2値化回路の異なる例を示す図
である。
【図4】図3の各部の信号波形図である。
【図5】図1に示す検出パルス発生手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】図5の各部の信号波形図である。
【図7】本発明の効果を示す為の信号波形図である。
【図8】検出パルス発生手段における処理を示すタイミ
ングチャートである。
【図9】極性判別を行わない場合の検出パルス発生手段
における処理を示すタイミングチャートである。
【図10】検出パルス発生手段のパルス長調整手段の効
果を示すタイミングチャートである。
【図11】2値化データにディフェクトのノイズが乗っ
ている場合のタイミングチャートである。
【図12】検出パルス発生手段をCLV制御手段により
兼用した光ディスク再生装置の例を示すブロック図であ
る。
【図13】図12に示す光ディスク再生装置における、
CLV制御手段の一実施例の回路ブロック図である。
【図14】CLV制御手段の他の例を示す回路ブロック
図である。
【図15】BCAが記録されたDVDディスクの図であ
る。
【図16】BCAの再生波形の概念を示す波形図であ
る。
【図17】従来の光ディスク再生装置のブロック図であ
る。
【図18】図17の各部の信号波形図である。
【符号の説明】
2 RF再生信号 3 RF2値化手段 4 デジタルパルス 5 CLV制御手段 8 検出パルス 9 BCA復号調復号手段 15 コンパレータ 16 スライスレベル 20 Up/Downカウンタ 23 スライスレベル生成回路 24 選択手段 25 D/Aコンバータ 28 エッジ検出回路 33 データ長検出カウンタ 39 極性判別回路 50 検出パルス発生手段 52 パルス長調整用カウンタ 70 光ディスク再生装置(データ読取り装置) 75 エラー信号生成回路 76 サーボ機構 78 光ヘッド 79 DVD

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのバーストカッティング領域
    からデータを読取り可能なデータ読取り装置において、 光ディスクにピットにより記録された信号を再生するた
    めに光ディスクから読取ったアナログ信号を2値化して
    デジタルパルスを出力する手段であって、2値化後の再
    生パルスのパルス幅を測定して、そのパルス幅が所望の
    値になるように、2値化するスライスレベルを制御可能
    なRF2値化手段と、 前記再生パルスのパルス幅をカウントし、その値が所定
    値以上のときに検出パルスを出力する検出パルス発生手
    段と、 前記検出パルスからバーストカッティング領域のフォー
    マットに基づきデータを復号する復調復号手段とを有す
    るデータ読取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記RF2値化手段
    は、前記スライスレベルを固定できる手段を備えている
    ことを特徴とするデータ読取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記スライスレベル
    の固定値は該RF2値化手段に入力されるアナログ信号
    のバイアス電圧と同じであることを特徴とするデータ読
    取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記検出パルス発生
    手段は、前記復調復号手段に供給される検出パルスのパ
    ルス幅を一定にする手段を備えていることを特徴とする
    データ読取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記検出パルス発生
    手段は、前記検出パルスが出力されている間は、前記再
    生パルスのパルス幅のカウント結果をマスクすることを
    特徴とするデータ読取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記検出パルス発生
    手段は、前記再生パルスの極性を判別する手段を備えて
    おり、一方の極性のパルスのパルス幅が所定値以上のと
    きに検出パルスを出力することを特徴とするデータ読取
    り装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記再生パルスのパ
    ルス幅を測定して光ディスクの回転速度を制御するCL
    V制御手段を有し、このCLV制御手段が前記検出パル
    ス発生手段の機能を備えていることを特徴とするデータ
    読取り装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、トラッキングサーボ
    手段を有し、検出用の光スポットがピット列とピット列
    の間のミラー領域に形成されるように光ヘッドをトラッ
    クサーボ可能なことを特徴とするデータ読取り装置。
JP6716999A 1998-03-16 1999-03-12 デ―タ読取り装置 Withdrawn JPH11328857A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100335069B1 (ko) * 2000-06-22 2002-05-03 구자홍 광 기록매체의 비씨에이 검출 방법 및 장치
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