JP2666854B2 - ダイバーシティ方式 - Google Patents

ダイバーシティ方式

Info

Publication number
JP2666854B2
JP2666854B2 JP63251336A JP25133688A JP2666854B2 JP 2666854 B2 JP2666854 B2 JP 2666854B2 JP 63251336 A JP63251336 A JP 63251336A JP 25133688 A JP25133688 A JP 25133688A JP 2666854 B2 JP2666854 B2 JP 2666854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diversity
antennas
signal
transmitting
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63251336A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0298224A (ja
Inventor
一郎 辻本
惇 室本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP63251336A priority Critical patent/JP2666854B2/ja
Publication of JPH0298224A publication Critical patent/JPH0298224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2666854B2 publication Critical patent/JP2666854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空間ダイバーシティ方式に関し、特に送信側
に2つの送信アンテナを使うことにより、システム・ゲ
インの増大およびメンテナンス時の運用系ダイバーシテ
ィ次数の保持などについて改善されたダイバーシティ方
式に関する。
〔従来の技術〕
従来用いられている空間ダイバーシティ方式を第3図
に示す。第3図において、空間ダイバーシティ方式は送
信局1Bと受信局2Aで構成されている。又、送信局1Bは、
送信機11、送信アンテナ13で構成され、受信局2Aは、受
信アンテナ21A,22A、受信機23B,25B、ダイバーシティ合
成器27Aで構成されている。次に、この空間ダイバーシ
ティ方式の動作について説明する。先ず、送信局1Bにお
いて、送信信号を送信機11に入力し、無線周波数に変換
及び増幅した後、送信アンテナ13により空間へ送出す
る。受信局2Aにおいて、空間的に離れて設置された受信
アンテナ21A及び22Aにより送信局1Bからの送信信号を受
信する。この際、送信局1Bからの送信信号は、伝搬特性
T113及びT114の異なる2個の伝搬路を伝搬することにな
り、受信アンテナ21Aと受信アンテナ22Aの間の距離を無
線周波数に対応した波長の約100倍に設定すれば、伝搬
特性T113及びT114の伝搬路間の空間的相関は小さくな
り、フェージングによる受信信号の変動はダイバーシテ
ィ・ルート間で独立となる。受信アンテナ21A及び22Aで
受信された信号r5及びr6は各々受信機23B及び25Bに入力
され増幅及び周波数変換され、ダイバーシティ合成器27
Aに入力され、互いに無相関なダイバーシティ・ルート
間の受信信号が合成され、ダイバーシティ合成器27A
は、伝搬路のフェージングによるレベル変動が抑圧され
た受信信号を出力する。厳しいフェージング回線では、
回線品質を高める為、通常上述した空間ダイバーシティ
に、周波数ダイバーシティ、角度ダイバーシティ、時間
ダイバーシティなどと組合わせて、ダイバーシティ次数
を上げている。
第4図は従来の空間ダイバーシティ方式の4重ダイバ
ーシティの適用例であり、空間および周波数ダイバーシ
ティにより構成されている。第4図において、空間及び
周波数ダイバーシティ方式は送信局1Cと受信局2Cで構成
されている。又、送信局1Cは無線周波数f1の送信機11、
無線周波数f2の送信機15、送信アンテナ13及び14で構成
され、又、受信局2Cは受信アンテナ21C及び22C、分波器
28及び29、無線周波数f1の受信機23B及び25B、無線周波
数f2の受信機24B及び26B、ダイバーシティ合成器27Bで
構成されている。次に、このダイバーシティ方式の動作
について説明する。先ず送信局1Cにおいて、送信信号を
2分岐し、送信機11及び12に入力し、各々無線周波数f1
及びf2に周波数変換し、増幅した後、送信アンテナ13及
び14に供給し、空間へ送信信号を送出する。受信局2Cに
おいて、空間的に無相関のなるように設置された受信ア
ンテナ21C及び22Cにより送信信号が受信される。受信ア
ンテナ21Cで受信した信号は分波器28により、無線周波
数がf1とf2の受信信号に分離され、無線周波数f1は受信
機23Bに、無線周波数f2は受信機24Bに各々に入力され
る。同様にして受信アンテナ22Cで受信した信号は分波
器29により、無線周波数f1とf2の受信信号に分離され、
無線周波数f1は25Bに、無線周波数f2は26Bに各々入力さ
れる。受信機23B,24B,25B,26Bでは各々、受信信号を増
幅及び同一周波数に変換した後、ダイバーシティ合成器
27Bに入力し、ここで互いに無相関な空間及び周波数に
関する4個のダイバーシティ・ルートの受信信号を合成
し、出力する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の空間ダイバーシティ方式を、第4図に
示すように、4重ダイバーシティに適用した場合、送信
側での運用系及び障害時の為の待機系については、通常
送信機の待機系は持っていない。そのため送信機をメン
テンナンスする場合、メンテナンスを受ける送信機の送
信信号を断にする必要がある。この時f1又はf2のどちら
かの送信信号が断となるため、空間ダイバーシティのみ
となり、運用系は4重から2重へとダイバーシティ次数
が下ってしまい、回線品質が低下するという欠点があ
る。
本発明の目的は、システム・ゲインを増大し、又、メ
ンテナンス時の運用系ダイバーシティ次数を保持するこ
とによって回線品質を保つダイバーシティ方式を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本発明のダイバーシティ
方式は、 送信局が、 送信信号を同一無線周波数に変換及び増幅する第1及
び第2の送信機と、 前記第1及び第2の送信機の出力を各々送出する第1
及び第2の送信アンテナと、 受信局が、 前記送信局からの送信信号を受信する第1及び第2受
信アンテナと、 前記第1及び第2の受信アンテナからの出力を各々増
幅及び周波数変換する第1及び第2の受信機と、 前記第1及び第2の受信機からの出力を合成するダイ
バーシティ合成器とを備えている。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。第1
図は本発明の空間ダイバーシティ方式の一実施例であ
る。第3図の従来の空間ダイバーシティ方式の送信局1B
に同一無線周波数の送信信号を送出するための送信機12
と送信アンテナ14を新たに設けたことを特徴としてい
る。他の装置及び接続は第3図と同様である。次に、こ
の空間ダイバーシティ方式の動作について説明する。先
ず、送信局1Aにおいて、送信信号は2分岐され送信機11
及び12に入力され、ここで共に同一の無線周波数に変換
され増幅された後、各々空間的に無相関となるように設
置された送信アンテナ13及び14の送信アンテナに供給さ
れ、空間に送出される。送信アンテナ13からの信号は伝
搬特性T111AおよびT112Aで示される異なる2個の伝搬路
を通り、受信局2Aの空間的に無相関となるように設置さ
れた受信アンテナ21A及び22Aにより受信される。同様に
送信アンテナ14からの信号は伝搬特性T121A及びT122A
示される異なる2個の伝搬路を通り、各々受信アンテナ
21A及び22Aに受信される。受信アンテナ21A及び22Aで受
信された信号は各々受信機23A及び26Aに入力され、ここ
で増幅及び同一周波数に変換された後、ダイバーシティ
合成器27Aに入力され、空間的ダイバーシティ合成が行
われ、受信信号として出力される。ここで送信アンテナ
13及び14からの送信信号をSとし、受信アンテナ21A及
び22Aでの受信信号を各々r1,r4とすると、 となる。ここで、伝搬特性T111A,T112A,T121A,T122A
全てフラット性のレーレーフェージングであると仮定す
る。伝搬特性T111A,T112A,T121A,T122Aの各々の伝搬路
における伝搬遅延時間は全て等しいことから、(T111A
+T121A)および(T112A+T122A)の伝搬特性も、フラ
ット性のレーレーフェージングとなり、選択性フェージ
ングとはならない。すなわち受信信号r1及びr2は本発明
の空間ダイバーシティ方式により波形ひずみは生じな
い。伝搬特性T11A,T112A,T121A,T122Aが伝搬路で選択性
のマルチパスフェージングであると仮定した場合、(T
11A+T121A)および(T112A+T122A)の伝搬特性も、伝
搬特性T11A,T112A,T121A,T122Aと同じ厳しさのマルチパ
スフェージングであり、インパルス応答の時間的広がり
が大となることはない。伝搬特性T111A,T112A,T121A,T
122Aがフラットフェージングであっても、又、マルチパ
スフェージングであっても、振幅特性が全て等しいとし
た時、伝搬特性(T111A+T121A)および(T112A
T122A)は電力和により、伝搬特性T111A,T112A,T121A,T
122Aの各々レベルより3d増大したレベルとなる。次に、
本発明の空間ダイバーシティ方式の4重ダイバーシティ
への適用例であり空間及び角度ダイバーシティにより構
成されたダイバーシティ方式を第2図に示す。第2図の
ダイバーシティ方式は送信局1Aと受信局2Bで構成されて
いる。又、送信局1Aは送信機11及び12、送信アンテナ13
及び14で構成され、受信局2Bは受信アンテナ21B及び22
B、受信機23A,24A,25A,26A、ダイバーシティ合成器27B
で構成されている。次に、このダイバーシティ方式の動
作について説明する。先ず送信信号は2分岐され、送信
機11及び12に入力され、各々同一無線周波数に変換及び
増幅された後、各々送信アンテナ13及び14に供給され、
空間に送出される。受信局2Bでは、主ビーム受信用ホー
ン及び角度ビーム受信用ホーンを持つ受信アンテナ21B
及び22Bにより、送信信号が受信され、受信アンテナ21B
の主ビーム受信による信号は受信機23Aへ、角度ビーム
受信による信号は受信機24Aへ、同様に受信アンテナ22B
の主ビーム受信による信号は受信機26Aへ、角度ビーム
受信による信号は受信機25Aへ入力され、各々の受信機
にて増幅器及び周波数変換されダイバーシティ合成器27
Bに入力され、空間および角度ダイバーシティの合成が
行われ、受信信号が出力される。第2図において、送信
アンテナ11及び12からの送信信号をS、受信機23A,24A,
25A,26Aへ入力される受信信号を各々r1,r2,r3,r4とする
と r1=(T111A+T121A)S ……(3) r2=(T111B+T121B)S ……(4) r3=(T112B+T122A)S ……(5) r4=(T112A+T122A)S ……(6) となる。送信局1Aの送信機12をメンテナンスする場合、
又は送信機12が障害などにより、送信信号断となった時
には r1=T111AS ……(7) r2=T111BS ……(8) r3=T112BS ……(9) r2=T112AS ……(10) となり、ダイバーシティ次数は4重を保持しており、ダ
イバーシティ効果は低下しない。また正常時、送信機11
及び12を同時運用するので、各ダイバーシティ・ルート
の受信信号r1,r2,r3,r4は前(3),(4),(5),
(6)式で各々示され、この際、主ビーム受信レート間
での受信入力電界差がない場合、すなわちT111A,T112A,
T121A,T122Aの振幅特性が等しいとき、また角度ビーム
受信ルート間でT111B,T112B,T121B,T122Bの振幅特性が
等しいときは、前(3),(4),(5),(6)式よ
り明らかなように受信信号r1,r2,r3,r4は、前(7),
(8),(9),(10)式で示される1個の送信機運用
時に比べて電力和により、そのレベルが各ダイバーシテ
ィ・ルート当り、3db増大している。従って、本発明の
ダイバーシティ方式では従来の方式に比べてシステム・
ゲインが3db増大することにより、回線品質はさらに向
上する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、送信信号を2個の送信
機により同一無線周波数に変換し、異なる2個の送信ア
ンテナにより送信し、受信局において、異なる2個の受
信アンテナによる空間ダイバーシティ送受信を行うこと
により、システム・ゲインを3db増大することができ、
回線品質を向上できる効果がある。また角度ダイバーシ
ティと組合せて、4重ダイバーシティ構成とした場合、
無線周波数は1波しか使わないので周波数の有効利用が
でき、さらに障害又はメンテナンスの為、2個の送信機
の内、一方が信号断となっても、ダイバーシティ次数が
減らないため、従来の方式に比べて回線品質は低下しな
い効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空間ダイバーシティ方式の一実施例の
ブロック図、第2図は本発明の空間ダイバーシティ方式
の4重ダイバーシティへの一適用例のブロック図、第3
図は従来の空間ダイバーシティ方式のブロック図、第4
図は従来の空間ダイバーシティ方式の4重ダイバーシテ
ィの適用例のブロック図である。 1A……送信局、2A,2B……受信局、11,12……送信機、1
3,14……送信アンテナ、21A,21B,22A,22B……受信アン
テナ、23A,24A,25A,26A……受信機、27A,27B……ダイバ
ーシティ合成器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−127617(JP,A) 特開 昭63−6934(JP,A) 特開 昭63−19932(JP,A) 特開 昭48−26314(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信局において、送信信号を2分岐し第1
    および第2の送信機に入力する手段と、該送信機におい
    て送信信号を同一無線周波数に変換および増幅する手段
    と、該第1および第2の送信機出力をそれぞれ第1およ
    び第2のアンテナに入力し、第1および第2の送信信号
    を送出する手段と、 受信局において、第3および第4のアンテナを用いて前
    記それぞれの送信信号を受信する手段と、該第3および
    第4のアンテナで受信された受信信号をそれぞれ第1お
    よび第2の受信機で増幅および周波数変換する手段と、
    該第1および第2の受信機出力をダイバーシティ合成す
    る手段とを備え、前記第1および第2の送信機の一方が
    信号断となってもダイバーシティ次数を保持することを
    特徴とするダイバーシティ方式。
JP63251336A 1988-10-04 1988-10-04 ダイバーシティ方式 Expired - Fee Related JP2666854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63251336A JP2666854B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 ダイバーシティ方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63251336A JP2666854B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 ダイバーシティ方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0298224A JPH0298224A (ja) 1990-04-10
JP2666854B2 true JP2666854B2 (ja) 1997-10-22

Family

ID=17221311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63251336A Expired - Fee Related JP2666854B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 ダイバーシティ方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2666854B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4303355A1 (de) * 1993-02-05 1994-08-11 Philips Patentverwaltung Funksystem

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5855707B2 (ja) * 1978-03-28 1983-12-10 株式会社日立国際電気 移動局へのダイバ−シチ送信装置
JPS636934A (ja) * 1986-06-26 1988-01-12 Nec Corp 網同期方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0298224A (ja) 1990-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3233088B2 (ja) 指向性制御アンテナ装置
JPH11261474A (ja) 分散アンテナシステム
JPH06169273A (ja) ダイバーシチを行なう無線受信機、送信機、および中継器
KR20070102622A (ko) 주파수 선택 빔 형성을 위한 방법 및 장치
WO2000018022A1 (fr) Dispositif station de base et procede d'emission
JP3411055B2 (ja) 宇宙船通信システム
JPH10336087A (ja) 最大比合成送信ダイバーシティ装置
US6275482B1 (en) Combined angular, spatial, and temporal diversity for mobile radio system
US6611511B1 (en) Cellular telephone communication system using sector splitting for improved performance
KR100363216B1 (ko) 이동통신 시스템의 다중경로 중계방법 및 그 장치
JP2666854B2 (ja) ダイバーシティ方式
JP2000286772A (ja) 無線中継増幅装置の制御方法及び無線中継増幅装置
JP3818078B2 (ja) ダイバーシティ無線機
JPH09505715A (ja) 無線機のアンテナ構成
JP2001168789A (ja) 指向性可変型移動体通信基地局
JP3451231B2 (ja) 適応ゾーン形成システム
JP3456405B2 (ja) 2偏波スペースダイバーシティ無線装置
JP2000324033A (ja) 同一周波数中継方法および装置
WO2022111628A1 (zh) 一种射频芯片以及通过射频芯片的信号反馈方法
JP2000353998A (ja) ダイバーシティ受信機およびダイバーシティ送信機
JPH04150113A (ja) スペースダイバーシティ方式
JP4505678B2 (ja) 送信ダイバーシチ装置
RU2255423C1 (ru) Устройство для многонаправленной связи
JP3430019B2 (ja) マイクロ波送信装置
JPS638657B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees