JP3430019B2 - マイクロ波送信装置 - Google Patents
マイクロ波送信装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる周波数の信
号を増幅する複数の送信機と複数のアンテナとを備えた
マイクロ波送信装置に関するもので、特に、アンテナあ
るいは送信機の故障に対して冗長切替が可能なマイクロ
波送信装置に関する。
号を増幅する複数の送信機と複数のアンテナとを備えた
マイクロ波送信装置に関するもので、特に、アンテナあ
るいは送信機の故障に対して冗長切替が可能なマイクロ
波送信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、例えば実開平４−４３０３４号
公報に記載された従来の無線通信装置の構成を示すブロ
ック図で、１ａ，１ｂは送信機、２５ｃ，２５ｄはこの
送信機１ａ，１ｂのそれぞれの出力を分配する送信用カ
ップラ、２３ｃ，２３ｄは上記２台の送信用カップラ２
５ｃ，２５ｄからの高電力送信出力と低電力送信出力と
をベクトル合成する送信用ハイブリッド、２２ａ，２２
ｂは送受信信号を分配するダイプレクサ、７ａ，７ｂは
送受信用アンテナ、２６ａ，２６ｂは受信信号を分配す
る受信用カップラ、２７ａ，２７ｂは上記２台の受信用
カップラ２６ａ，２６ｂからの高電力受信出力と低電力
受信出力をベクトル合成する受信用ハイブリッド、２４
ａ，２４ｂは受信機である。また、６１は受信用カップ
ラ２６ａからの第１の高電力受信信号、６２は受信用カ
ップラ２６ａからの第１の低電力受信信号、６３は受信
用カップラ２６ｂからの第２の高電力受信信号、６４は
受信用カップラ２６ｂからの第２の低電力受信信号、６
５は送信用カップラ２５ｃからの第１の高電力送信信
号、６６は送信用カップラ２５ｃからの第１の低電力送
信信号、６７は送信用カップラ２５ｄからの第２の高電
力送信信号、６８は送信用カップラ２５ｄからの第２の
低電力送信信号である。
公報に記載された従来の無線通信装置の構成を示すブロ
ック図で、１ａ，１ｂは送信機、２５ｃ，２５ｄはこの
送信機１ａ，１ｂのそれぞれの出力を分配する送信用カ
ップラ、２３ｃ，２３ｄは上記２台の送信用カップラ２
５ｃ，２５ｄからの高電力送信出力と低電力送信出力と
をベクトル合成する送信用ハイブリッド、２２ａ，２２
ｂは送受信信号を分配するダイプレクサ、７ａ，７ｂは
送受信用アンテナ、２６ａ，２６ｂは受信信号を分配す
る受信用カップラ、２７ａ，２７ｂは上記２台の受信用
カップラ２６ａ，２６ｂからの高電力受信出力と低電力
受信出力をベクトル合成する受信用ハイブリッド、２４
ａ，２４ｂは受信機である。また、６１は受信用カップ
ラ２６ａからの第１の高電力受信信号、６２は受信用カ
ップラ２６ａからの第１の低電力受信信号、６３は受信
用カップラ２６ｂからの第２の高電力受信信号、６４は
受信用カップラ２６ｂからの第２の低電力受信信号、６
５は送信用カップラ２５ｃからの第１の高電力送信信
号、６６は送信用カップラ２５ｃからの第１の低電力送
信信号、６７は送信用カップラ２５ｄからの第２の高電
力送信信号、６８は送信用カップラ２５ｄからの第２の
低電力送信信号である。
【０００３】次に、動作について説明する。アンテナ７
ａ，７ｂは、図外の人工衛星本体上で、その指向軸の方
向を相反対する方向に実装される。これらのアンテナ７
ａ，７ｂで受信した受信信号は、ダイプレクサ２２ａ，
２２ｂでそれぞれ送信信号からアイソレートされ、受信
用カップラ２６ａ，２６ｂに入力される。受信用カップ
ラ２６ａの高レベル出力側から出力される第１の高電力
受信信号６１と受信用カップラ２６ｂの低レベル出力側
から出力される第２の低電力受信信号６４とは受信用ハ
イブリッド２７ａでベクトル的に合成され、受信用カッ
プラ２６ａの低レベル出力側から出力される第１の低電
力受信信号６２と受信用カップラ２６ｂの高レベル出力
側から出力される第２の高電力受信信号６３とは受信用
ハイブリッド２７ｂでベクトル的に合成される。上記受
信用ハイブリッド２７ａ，２７ｂからの出力はそれぞれ
冗長構成の２台の受信機２４ａ，２４ｂに入力される。
また、２台の冗長構成の送信機１ａ，１ｂから出力され
る送信信号は、それぞれ送信用カップラ２５ｃ，２５ｄ
に入力される。送信用カップラ２５ｃの高レベル出力側
から出力される第１の高電力送信信号６５と送信用カッ
プラ２５ｄの低レベル出力側から出力される第２の低電
力送信信号６８とは送信用ハイブリッド２３ｃでベクト
ル的に合成され、送信用カップラ２５ｃの低レベル出力
側から出力される第１の低電力送信信号６６と送信用カ
ップラ２５ｄの高レベル出力側から出力される第２の高
電力送信信号６７とは送信用ハイブリッド２３ｄでベク
トル的に合成され、それぞれダイプレクサ２２ａ，２２
ｂを介して２本のアンテナ７ａ，７ｂに出力される。
ａ，７ｂは、図外の人工衛星本体上で、その指向軸の方
向を相反対する方向に実装される。これらのアンテナ７
ａ，７ｂで受信した受信信号は、ダイプレクサ２２ａ，
２２ｂでそれぞれ送信信号からアイソレートされ、受信
用カップラ２６ａ，２６ｂに入力される。受信用カップ
ラ２６ａの高レベル出力側から出力される第１の高電力
受信信号６１と受信用カップラ２６ｂの低レベル出力側
から出力される第２の低電力受信信号６４とは受信用ハ
イブリッド２７ａでベクトル的に合成され、受信用カッ
プラ２６ａの低レベル出力側から出力される第１の低電
力受信信号６２と受信用カップラ２６ｂの高レベル出力
側から出力される第２の高電力受信信号６３とは受信用
ハイブリッド２７ｂでベクトル的に合成される。上記受
信用ハイブリッド２７ａ，２７ｂからの出力はそれぞれ
冗長構成の２台の受信機２４ａ，２４ｂに入力される。
また、２台の冗長構成の送信機１ａ，１ｂから出力され
る送信信号は、それぞれ送信用カップラ２５ｃ，２５ｄ
に入力される。送信用カップラ２５ｃの高レベル出力側
から出力される第１の高電力送信信号６５と送信用カッ
プラ２５ｄの低レベル出力側から出力される第２の低電
力送信信号６８とは送信用ハイブリッド２３ｃでベクト
ル的に合成され、送信用カップラ２５ｃの低レベル出力
側から出力される第１の低電力送信信号６６と送信用カ
ップラ２５ｄの高レベル出力側から出力される第２の高
電力送信信号６７とは送信用ハイブリッド２３ｄでベク
トル的に合成され、それぞれダイプレクサ２２ａ，２２
ｂを介して２本のアンテナ７ａ，７ｂに出力される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線通信装置は
以上のように構成されているので、２台の受信機２４
ａ，２４ｂ及び２台の送信機１ｂを、２本のアンテナ７
ａ，７ｂにそれぞれ電力差を持たしてクロス接続給電す
ることにより冗長性を維持し、かつ、２台のアンテナ７
ａ，７ｂの放射パターンを異なるものとし、その合成放
射パターンにて送受信できるという特徴がある。しかし
ながら、２台のアンテナ７ａ，７ｂに異なる放射パター
ンを持たせているため、１台のアンテナが故障した場合
には、他方のアンテナで完全にバックアップすることが
できないという問題点があった。また、上記従来の無線
通信装置では、異なる周波数の信号を送信する場合につ
いては開示されていなかった。
以上のように構成されているので、２台の受信機２４
ａ，２４ｂ及び２台の送信機１ｂを、２本のアンテナ７
ａ，７ｂにそれぞれ電力差を持たしてクロス接続給電す
ることにより冗長性を維持し、かつ、２台のアンテナ７
ａ，７ｂの放射パターンを異なるものとし、その合成放
射パターンにて送受信できるという特徴がある。しかし
ながら、２台のアンテナ７ａ，７ｂに異なる放射パター
ンを持たせているため、１台のアンテナが故障した場合
には、他方のアンテナで完全にバックアップすることが
できないという問題点があった。また、上記従来の無線
通信装置では、異なる周波数の信号を送信する場合につ
いては開示されていなかった。
【０００５】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、周波数の異なる信号をそれぞれの送信
機で増幅して各アンテナから送信するとともに、アンテ
ナ等の故障に対する冗長切替を行うことのできるマイク
ロ波送信装置を提供することを目的とする。
れたものであり、周波数の異なる信号をそれぞれの送信
機で増幅して各アンテナから送信するとともに、アンテ
ナ等の故障に対する冗長切替を行うことのできるマイク
ロ波送信装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
のマイクロ波送信装置は、複数の送信機と、上記各送信
機のそれぞれに接続された複数のアンテナとを備えると
ともに、上記各送信機のそれぞれの出力側に、複数の入
力ポートからの信号を合成して出力ポートから出力する
周波数合成器と、上記周波数合成器の出力ポートに接続
され、一方の出力を当該送信機のアンテナとし、他方の
出力を他の送信機に接続された周波数合成器の入力ポー
トとする切換スイッチとを設けたものである。
のマイクロ波送信装置は、複数の送信機と、上記各送信
機のそれぞれに接続された複数のアンテナとを備えると
ともに、上記各送信機のそれぞれの出力側に、複数の入
力ポートからの信号を合成して出力ポートから出力する
周波数合成器と、上記周波数合成器の出力ポートに接続
され、一方の出力を当該送信機のアンテナとし、他方の
出力を他の送信機に接続された周波数合成器の入力ポー
トとする切換スイッチとを設けたものである。
【０００７】本発明の請求項２に記載のマイクロ波送信
装置は、各アンテナが異なる受信局を指向するようにし
たものである。
装置は、各アンテナが異なる受信局を指向するようにし
たものである。
【０００８】また、本発明の請求項３に記載のマイクロ
波送信装置は、周波数合成器と切替スイッチとを送信機
の入力側に設け、上記切替スイッチの一方の出力を当該
送信機とし、他方の出力を他の送信機に接続された周波
数合成器の入力ポートとしたものである。
波送信装置は、周波数合成器と切替スイッチとを送信機
の入力側に設け、上記切替スイッチの一方の出力を当該
送信機とし、他方の出力を他の送信機に接続された周波
数合成器の入力ポートとしたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づき説明する。
て図面に基づき説明する。
【００１０】実施の形態１．図１は、本発明の実施の形
態１に係わるマイクロ波送信装置の構成を示すブロック
図で、１ａ，１ｂは送信機、２ａ，２ｂはこの送信機１
ａ，１ｂのそれぞれの出力側に接続される周波数合成
器、３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂ及び５ａ，５ｂは上記周波
数合成器２ａ，２ｂのそれぞれに設けられた第１の入力
ポート，出力ポート及び第２の入力ポートを示す。ま
た、６ａ，６ｂは上記周波数合成器２ａ，２ｂのそれぞ
れの出力ポート４ａ，４ｂに接続する切替スイッチであ
り、この切替スイッチ６ａ，６ｂの一方の出力はアンテ
ナ７ａ，７ｂと接続され、他方の出力は別ルートの周波
数合成器（２ｂ，２ａ）の第２の入力ポート（４ｂ，４
ａ）と接続されている。なお、８はマイクロ波送信装置
の２つのアンテナ７ａ，７ｂから発射される送信信号を
受信する受信局である。
態１に係わるマイクロ波送信装置の構成を示すブロック
図で、１ａ，１ｂは送信機、２ａ，２ｂはこの送信機１
ａ，１ｂのそれぞれの出力側に接続される周波数合成
器、３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂ及び５ａ，５ｂは上記周波
数合成器２ａ，２ｂのそれぞれに設けられた第１の入力
ポート，出力ポート及び第２の入力ポートを示す。ま
た、６ａ，６ｂは上記周波数合成器２ａ，２ｂのそれぞ
れの出力ポート４ａ，４ｂに接続する切替スイッチであ
り、この切替スイッチ６ａ，６ｂの一方の出力はアンテ
ナ７ａ，７ｂと接続され、他方の出力は別ルートの周波
数合成器（２ｂ，２ａ）の第２の入力ポート（４ｂ，４
ａ）と接続されている。なお、８はマイクロ波送信装置
の２つのアンテナ７ａ，７ｂから発射される送信信号を
受信する受信局である。
【００１１】次に、上記構成のマイクロ波送信装置の動
作について説明する。通常の運用においては、異なる周
波数を有する第１の信号（周波数ｆ１）と第２の信号
（周波数ｆ２）とは、互いに異なる送信機（１ａ，１
ｂ）に入力され、適切なレベルまで増幅された後、それ
ぞれ周波数合成器（２ａ，２ｂ）、切替スイッチ（６
ａ，６ｂ）を経て、アンテナ（７ａ，７ｂ）より、同一
の受信局８に送出される。この受信局８としては、例え
ば衛星があり、マイクロ波送信装置から送出された信号
を受信し、周波数変換，増幅等を実施した後、地上局に
配信することとなる。なお、この機能については本発明
の範囲外のため詳細は省略する。このような通信システ
ムにおいて、例えば、一方のアンテナ７ａが故障した場
合、マイクロ波送信装置は、切替スイッチ６ａの切替に
より、第１の信号のルートを変更する。すなわち、周波
数合成器２ａの出力ポート４ａから出力された第１の信
号は周波数合成器２ｂの第２の入力ポート５ｂに入力
し、ここで上記第１の信号と第２の信号とが合成され、
周波数合成器２ｂの出力ポート４ｂより出力され、切替
スイッチ６ｂを経て、アンテナ７ｂから受信局８に送出
される。また、他方のアンテナ７ｂが故障した場合も、
同様に、切替スイッチ６ｂの切替により、第２の信号を
第１の信号とともにアンテナ７ａから受信局８へ送出す
ることができる。
作について説明する。通常の運用においては、異なる周
波数を有する第１の信号（周波数ｆ１）と第２の信号
（周波数ｆ２）とは、互いに異なる送信機（１ａ，１
ｂ）に入力され、適切なレベルまで増幅された後、それ
ぞれ周波数合成器（２ａ，２ｂ）、切替スイッチ（６
ａ，６ｂ）を経て、アンテナ（７ａ，７ｂ）より、同一
の受信局８に送出される。この受信局８としては、例え
ば衛星があり、マイクロ波送信装置から送出された信号
を受信し、周波数変換，増幅等を実施した後、地上局に
配信することとなる。なお、この機能については本発明
の範囲外のため詳細は省略する。このような通信システ
ムにおいて、例えば、一方のアンテナ７ａが故障した場
合、マイクロ波送信装置は、切替スイッチ６ａの切替に
より、第１の信号のルートを変更する。すなわち、周波
数合成器２ａの出力ポート４ａから出力された第１の信
号は周波数合成器２ｂの第２の入力ポート５ｂに入力
し、ここで上記第１の信号と第２の信号とが合成され、
周波数合成器２ｂの出力ポート４ｂより出力され、切替
スイッチ６ｂを経て、アンテナ７ｂから受信局８に送出
される。また、他方のアンテナ７ｂが故障した場合も、
同様に、切替スイッチ６ｂの切替により、第２の信号を
第１の信号とともにアンテナ７ａから受信局８へ送出す
ることができる。
【００１２】図２は、上記周波数合成器２ａの一構成例
を示すもので、９ｐ，９ｑはバンドパスフィルタ（以
下、ＢＰＦという）、１０ｐ，１０ｑは３ｄＢ分配器、
１１はダミー終端である。ＢＰＦ９ｐ，９ｑは、とも
に、第１の入力ポート３ａからの入力信号周波数を通過
帯域とし、第２の入力ポート５ａからの入力信号周波数
を反射帯域とする同一性能のＢＰＦで、このＢＰＦ９
ｐ，９ｑの各両端に、両分配ポート間に９０度の位相差
がつくタイプの３ｄＢ分配器１０ｐ，１０ｑを接続する
ことにより、第１の入力ポート３ａからの入力信号と、
第２の入力ポート５ａからの入力信号とを合成して、と
もに、出力ポート４ａから出力することができる。な
お、周波数合成器２ｂの構成は、上記周波数合成器２ａ
の構成と全く同一である。
を示すもので、９ｐ，９ｑはバンドパスフィルタ（以
下、ＢＰＦという）、１０ｐ，１０ｑは３ｄＢ分配器、
１１はダミー終端である。ＢＰＦ９ｐ，９ｑは、とも
に、第１の入力ポート３ａからの入力信号周波数を通過
帯域とし、第２の入力ポート５ａからの入力信号周波数
を反射帯域とする同一性能のＢＰＦで、このＢＰＦ９
ｐ，９ｑの各両端に、両分配ポート間に９０度の位相差
がつくタイプの３ｄＢ分配器１０ｐ，１０ｑを接続する
ことにより、第１の入力ポート３ａからの入力信号と、
第２の入力ポート５ａからの入力信号とを合成して、と
もに、出力ポート４ａから出力することができる。な
お、周波数合成器２ｂの構成は、上記周波数合成器２ａ
の構成と全く同一である。
【００１３】実施の形態２．上記実施形態１では、入力
信号が２入力の場合について説明したが、入力信号が３
入力以上の場合も、各送信機に対して上記実施形態１と
同様の構成をとることにより、アンテナ故障に対する冗
長切替を行うことができる。図３は入力信号を３入力と
した例で、２つの入力ポートを有し、その入力ポートか
ら入力された２つの信号を、ともに出力ポートから出力
することができる周波数合成器２ａ，２ｂ，２ｃと切替
スイッチ６ａ，６ｂ，６ｃとを用い、アンテナの故障時
には送信信号の送出ルートを切替え、他のアンテナから
信号を送信することができるように構成したものであ
る。この例は、切替スイッチ６ａのアンテナ７ａ側と逆
のルートを異なる信号径路に配置した周波数合成器２ｃ
の入力ポート５ｃに、切替スイッチ６ｂのアンテナ７ｂ
側と逆のルートを周波数合成器２ａの入力ポート５ａ
に、切替スイッチ６ｃのアンテナ７ｃ側と逆のルートを
周波数合成器２ｂの入力ポート５ｂに接続することによ
り、３台のアンテナのうち２台が故障した場合でも残り
の１台より３信号を送信することができるようにしてい
る。なお、入力信号がｎ入力（ｎ＞４）の場合も、図３
と同様構成でアンテナ故障に対する冗長切替を行うこと
ができる。
信号が２入力の場合について説明したが、入力信号が３
入力以上の場合も、各送信機に対して上記実施形態１と
同様の構成をとることにより、アンテナ故障に対する冗
長切替を行うことができる。図３は入力信号を３入力と
した例で、２つの入力ポートを有し、その入力ポートか
ら入力された２つの信号を、ともに出力ポートから出力
することができる周波数合成器２ａ，２ｂ，２ｃと切替
スイッチ６ａ，６ｂ，６ｃとを用い、アンテナの故障時
には送信信号の送出ルートを切替え、他のアンテナから
信号を送信することができるように構成したものであ
る。この例は、切替スイッチ６ａのアンテナ７ａ側と逆
のルートを異なる信号径路に配置した周波数合成器２ｃ
の入力ポート５ｃに、切替スイッチ６ｂのアンテナ７ｂ
側と逆のルートを周波数合成器２ａの入力ポート５ａ
に、切替スイッチ６ｃのアンテナ７ｃ側と逆のルートを
周波数合成器２ｂの入力ポート５ｂに接続することによ
り、３台のアンテナのうち２台が故障した場合でも残り
の１台より３信号を送信することができるようにしてい
る。なお、入力信号がｎ入力（ｎ＞４）の場合も、図３
と同様構成でアンテナ故障に対する冗長切替を行うこと
ができる。
【００１４】実施の形態３．上記実施の形態１，２では
各アンテナが同一の受信局を指向するようにし、上記受
信局に送信する場合について示したが、図４に示すよう
に、各アンテナが異なる受信局を指向するようにし、複
数の受信局８ａ，８ｂに対して送信を行うことができる
ように構成した場合には、受信局８ａ，８ｂの故障に対
する冗長切替も行うことができる。
各アンテナが同一の受信局を指向するようにし、上記受
信局に送信する場合について示したが、図４に示すよう
に、各アンテナが異なる受信局を指向するようにし、複
数の受信局８ａ，８ｂに対して送信を行うことができる
ように構成した場合には、受信局８ａ，８ｂの故障に対
する冗長切替も行うことができる。
【００１５】実施の形態４．上記実施の形態１〜３で
は、周波数合成器及び切替スイッチを送信機とアンテナ
との間に設けたが、図５に示すように、これらを送信機
の入力側に配置しても良い。この場合には、アンテナの
みならず、送信機の故障に対する冗長切替を行うことが
できる。
は、周波数合成器及び切替スイッチを送信機とアンテナ
との間に設けたが、図５に示すように、これらを送信機
の入力側に配置しても良い。この場合には、アンテナの
みならず、送信機の故障に対する冗長切替を行うことが
できる。
【００１６】なお、上記実施の形態１，２では各アンテ
ナが全て同一の受信局を指向するようにし、上記実施の
形態３では各アンテナが全て異なる受信局を指向するよ
うにしたが、各アンテナの指向方向はこれらに限られる
ものではなく、マイクロ波送信装置の規模や受信局の種
類等により、適宜決定されるものである。
ナが全て同一の受信局を指向するようにし、上記実施の
形態３では各アンテナが全て異なる受信局を指向するよ
うにしたが、各アンテナの指向方向はこれらに限られる
ものではなく、マイクロ波送信装置の規模や受信局の種
類等により、適宜決定されるものである。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明によれば、複数の送信機と上記各送信機から出力さ
れた各信号を送出するアンテナとの間に周波数合成器と
切替スイッチを設け、通常個別のアンテナへ信号が向う
ルートを異なる信号用の周波数合成器の入力ポートに切
替えることができるように構成したので、アンテナ等の
故障に対し、容易に他のアンテナをバックアップとして
使用することができ、マイクロ波送信装置の信頼性を向
上させることができる。また、故障が発生したルート以
外に対しては本切替を実施することによる影響はないの
で、切替中に瞬断等が発生することもない。
発明によれば、複数の送信機と上記各送信機から出力さ
れた各信号を送出するアンテナとの間に周波数合成器と
切替スイッチを設け、通常個別のアンテナへ信号が向う
ルートを異なる信号用の周波数合成器の入力ポートに切
替えることができるように構成したので、アンテナ等の
故障に対し、容易に他のアンテナをバックアップとして
使用することができ、マイクロ波送信装置の信頼性を向
上させることができる。また、故障が発生したルート以
外に対しては本切替を実施することによる影響はないの
で、切替中に瞬断等が発生することもない。
【００１８】また、請求項２に記載の発明によれば、各
アンテナが異なる受信局を指向するようにしたので、受
信局の故障に対する冗長切替を行うことができる。
アンテナが異なる受信局を指向するようにしたので、受
信局の故障に対する冗長切替を行うことができる。
【００１９】請求項３に記載の発明によれば、周波数合
成器と切替スイッチとを送信機の入力側に設け、上記切
替スイッチの一方の出力を当該送信機とし、他方の出力
を他の送信機に接続された周波数合成器の入力ポートと
したので、アンテナのみならず、送信機の故障に対して
も冗長切替を行うことができる。
成器と切替スイッチとを送信機の入力側に設け、上記切
替スイッチの一方の出力を当該送信機とし、他方の出力
を他の送信機に接続された周波数合成器の入力ポートと
したので、アンテナのみならず、送信機の故障に対して
も冗長切替を行うことができる。
【図１】 本発明の実施の形態１に係わるマイクロ波送
信装置の構成を示す図である。
信装置の構成を示す図である。
【図２】 周波数合成器の一構成例を示す図である。
【図３】 本発明の実施の形態２に係わるマイクロ波送
信装置の構成を示す図である。
信装置の構成を示す図である。
【図４】 本発明の実施の形態３に係わるマイクロ波送
信装置の構成を示す図である。
信装置の構成を示す図である。
【図５】 本発明の実施の形態４に係わるマイクロ波送
信装置の構成を示す図である。
信装置の構成を示す図である。
【図６】 従来の無線通信装置の構成を示す図である。
１ａ，１ｂ，１ｃ 送信機、２ａ，２ｂ，２ｃ 周波数
合成器、３ａ，３ｂ，３ｃ 第１の入力ポート、４ａ，
４ｂ，４ｃ 出力ポート、５ａ，５ｂ，５ｃ 第２の入
力ポート、６ａ，６ｂ，６ｃ 切替スイッチ、７ａ，７
ｂ、７ｃ アンテナ、８、８ａ，８ｂ 受信局、９ｐ，
９ｑ バンドパスフィルタ、１０ｐ，１０ｑ ３ｄＢ分
配器、１１ ダミー終端器。
合成器、３ａ，３ｂ，３ｃ 第１の入力ポート、４ａ，
４ｂ，４ｃ 出力ポート、５ａ，５ｂ，５ｃ 第２の入
力ポート、６ａ，６ｂ，６ｃ 切替スイッチ、７ａ，７
ｂ、７ｃ アンテナ、８、８ａ，８ｂ 受信局、９ｐ，
９ｑ バンドパスフィルタ、１０ｐ，１０ｑ ３ｄＢ分
配器、１１ ダミー終端器。
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の送信機と、上記各送信機のそれぞ
れに接続された複数のアンテナとを備えたマイクロ波送
信装置において、上記各送信機のそれぞれの出力側に、
複数の入力ポートからの信号を合成して出力ポートから
出力する周波数合成器と、上記周波数合成器の出力ポー
トに接続され、一方の出力を当該送信機のアンテナと
し、他方の出力を他の送信機に接続された周波数合成器
の入力ポートとする切換スイッチとを設けたことを特徴
とするマイクロ波送信装置。 - 【請求項２】 上記各アンテナが異なる受信局を指向す
るようにしたことを特徴とする請求項１に記載のマイク
ロ波送信装置。 - 【請求項３】 上記周波数合成器と切替スイッチとを送
信機の入力側に設け、上記切替スイッチの一方の出力を
当該送信機とし、他方の出力を他の送信機に接続された
周波数合成器の入力ポートとしたことを特徴とする請求
項１に記載のマイクロ波送信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17498298A JP3430019B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | マイクロ波送信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17498298A JP3430019B2 (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | マイクロ波送信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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1998
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|---|---|---|---|---|
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