JP2001168789A - 指向性可変型移動体通信基地局 - Google Patents

指向性可変型移動体通信基地局

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JP2001168789A
JP2001168789A JP35447099A JP35447099A JP2001168789A JP 2001168789 A JP2001168789 A JP 2001168789A JP 35447099 A JP35447099 A JP 35447099A JP 35447099 A JP35447099 A JP 35447099A JP 2001168789 A JP2001168789 A JP 2001168789A
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JP35447099A
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Yoshihiro Shikamata
義弘 鹿又
Katsura Fujiwara
桂 藤原
Takeo Okamura
武夫 岡村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電力を少なくすることができる指向性可変
型移動体通信基地局を提供する。 【解決手段】分波・合成回路8では、可変増幅器5と高
出力増幅器7とで増幅された複数の信号をそれぞれ分波
し、分波されたそれぞれの信号を合成し、合成された複
数の信号をアンテナ10からそれぞれ出力する。マイコ
ン12は、分波・合成回路8から出力されるそれぞれの
信号が、あらかじめ定めた出力電力になるように、可変
位相器4で遷移させる位相を制御する。可変位相器4
は、複数の信号の位相を指示された位相に、それぞれ遷
移させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信に用い
られるの指向性可変型(アダプティブアンテナ、アクテ
ィブビームフォーミングアンテナ等)の機能を有する基
地局に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に指向性可変を実現する一般的な送
信回路の一例を示す。図2において、送信信号入力端子
101は基地局で送信する送信信号を入力する。ドライ
バ回路102は、送信信号を4つに分配する電力分配回
路103と、位相を遷移させる可変位相器104a・b
・c・dと、利得を調整できる可変増幅器105a・b
・c・dとを備える。高出力増幅器106は、送信信号
をそれぞれ増幅させる高出力増幅器107a・b・c・
dと、高出力増幅器107よりも十分大きな飽和電力を
有する高出力増幅器114と、結合器109a・b・c
・dとを備える。無指向性アンテナ110a・b・c・
dは、送信信号をそれぞれ出力させる。DAコンバータ
111は可変位相器104と可変増幅器105とに接続
されている。マイコン112は高出力増幅器106から
出力される信号の位相と電力とを決める。検出復調器1
13は高出力増幅器106から出力される信号の位相と
電力の校正を行う。
【0003】図2において、高出力増幅器114が高出
力増幅器107よりの十分大きな飽和電力を有する必要
があるのは、1つのアンテナへ出力する時に高出力電力
増幅を必要とするためである。
【0004】次に、図2に示すような従来の指向性可変
型のアダプティブアンテナ、アクティブビームアンテナ
等に使用される送信回路の動作について説明する。アダ
プティブアンテナ、アクティブビームアンテナ等の指向
性可変機能を有する基地局は、トラフィックが高い地域
において電波利用効率を上げるため、複数アンテナから
送信する電波の位相を、可変位相器104a・b・c・
dによって制御することにより、特定加入者方向にアン
テナビームを向け、不必要な方向に対し、送信電力を下
げる働きをする。一方、不特定多数の加入者端末に送出
される制御信号は、複数アンテナから電波を送出すると
位相干渉を起こし、均一な電波を送出することができな
い為、1つのアンテナから送出することが必要である。
1つのアンテナで電波を送出するには、高出力電力増幅
が必要となるため高出力増幅器114を用いて送出する
必要がある。
【0005】説明を簡単にするために、高出力増幅器1
07の最大能力を1W、高出力増幅器114の最大能力
を4Wと仮定すると、基地局は特定加入者端末に向けて
送出するときは4つのアンテナから送出される信号の位
相をコントロールし、各アンテナ1Wずつ、すなわち総
電力4Wで送出する。この時、高出力増幅器114も1
Wで使用する。一方、不特定多数の加入者端末に送出さ
れる制御信号を送信する時は、1つのアンテナで送出す
るので高出力増幅器114を用いて4Wで送出する必要
がある。
【0006】各ポートm〜pの位相及び電力は、可変位
相器104および可変増幅器105の出力によって変わ
るが、可変位相器104と可変増幅器105はDAコン
バータ111によって制御されており、DAコンバータ
111の制御量はマイコン112によって直接コントロ
ールされる。検出復調器113は、各ポートm〜pの電
力と位相の関係を、結合器109を介して調べる為の物
である。マイコン112は検出復調器113を用い、各
ポートm〜pと各ポートi〜lの電力と位相との関係を
あらかじめ校正する。
【0007】図3は、4本の無指向性アンテナを用い指
向性可変型アンテナを構成した時のアンテナパターンイ
メージ例を示す。図3(a)は1つのアンテナから信号を
送出した場合の例であり、図3(b)は位相制御された信
号を4つのアンテナからそれぞれ送出した場合のイメー
ジ例を示す。図3(c)および(d)は2つのアンテナによっ
て信号を送出したイメージ例である。
【0008】また、他の従来技術として、特公平10−
02745456号公報に記載の衛星搭載マルチビーム
送信系のアンテナ送信回路がある。この従来技術では、
複数の信号を入力し、所望する1つの信号を出力する送
信回路において、同一信号が同じアンプに同時に入力さ
れたときに、信号が互いにキャンセルすることによるア
ンプ不均一動作を防ぐことを目的としている。このた
め、同じ信号が同時に入力されないようにハイブリット
回路を用いている。この従来技術では、複数の信号を入
力しており、一つの信号の出力電力を調整しているもの
ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動体通信に用
いられる指向性可変機能を有する基地局に使用される送
信回路では、不特定多数の加入者端末に送出される制御
信号を1つのアンテナで送出するために、例えば、図2
の高出力増幅器114に示すように、高出力増幅器10
7よりも十分大きい飽和電力を有する高出力増幅器を用
いる必要がある。高出力増幅器114を構成する為に
は、高出力増幅器114に合わせた大容量電源と放熱構
造とを必要とする。このため、消費電力が大きくなり、熱
放射も大きくなる。
【0010】一方、特定加入者に向けて送出する時には
高出力増幅器114を終段高出力増幅器とする1つのア
ンテナと、高出力増幅器107を終段高出力増幅器とす
る3つのアンテナとの双方の能力に合わせて使用するた
め、効率が悪く、高出力増幅器114の電流制御が必要
となる。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、消費電力を少なくすることがで
きる指向性可変型移動体通信基地局を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、無線で送受信
を行う指向性可変型移動体通信基地局において、位相手
段は、複数の信号の位相をそれぞれ遷移させる。増幅手
段は、前記位相手段から出力された複数の信号をそれぞ
れ増幅させる。分波・合成手段では、前記増幅手段によ
り増幅された複数の信号をそれぞれ分波し、分波された
それぞれの信号を合成し、合成された複数の信号をそれ
ぞれ出力する。アンテナ手段は、前記分波・合成手段か
ら出力される複数の信号をそれぞれ送信する。制御手段
は、前記分波・合成手段から出力されるそれぞれの信号
が、あらかじめ定めた出力電力になるように、前記位相
手段で遷移させる位相を制御する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態を
示す構成図である。図1は、基地局の送信回路の構成図
を示す。本実施の形態では、4個の90度ハイブリット
回路による各入力位相と各出力電力の関係を演算し、4
個の出力を持つドライバ回路の各位相と出力レベルとを
制御することでアンテナから出力する信号の出力電力を
制御するようにしている。
【0014】図1において、送信信号入力端子1は基地
局で送信する送信信号を入力する。ドライバ回路2は、
送信信号を4つに分配するための電力分配回路3と、送
信信号の位相を遷移させるための位相手段である可変位
相器4a・b・c・dと、利得を調整できる可変増幅器
5a・b・c・dとを備える。送信出力電力まで増幅す
るための高出力増幅部6は、送信信号をそれぞれ増幅さ
せる高出力増幅器7a・b・c・dと、4個の90度ハ
イブリットによって構成される分波・合成回路8a・b
・c・dと、出力をモニタする為の結合器9a・b・c
・dとを備える。無指向性アンテナ10a・b・c・d
は、送信信号をそれぞれ出力させる。DAコンバータ1
1は、可変位相器4a・b・c・dと可変増幅器5a・
b・c・dとにそれぞれ接続されている。マイコン12
は、出力電力と位相の関係をコントロールする為の制御
手段であり、DAコンバータ11を介して可変位相器4
a・b・c・dの位相と、可変増幅器5a・b・c・d
の利得とを制御する。検出復調器13は、結合器9a・
b・c・dを介して出力電力の一部をモニタし、位相と
出力電力の関係を検出する。なお、図1においては、ド
ライバ回路2より4個に信号を分配し、4つの無指向性
アンテナから出力する構成で説明したが、必ずしも4個
である必要は無く、2のN乗(2,8,16・・・)で
あれば適用できる。また、回路間には、必要であれば、
フィルタや送受信共用回路を備えることができる。
【0015】つぎに、本実施の形態における指向性可変
型移動体通信基地局の動作について説明する。図1にお
いて、基地局における送信すべき変調信号は、送信信号
入力端子1に入力され、4個の出力を持つドライバ回路
2に入力される。電力分配回路3は変調信号を分配し、
各ポートa〜dにほぼ同じ位相と電力で4分配する。可
変位相器4a・b・c・dは、DAコンバータ11を介
してマイコン12から指示された位相にしたがって、そ
れぞれ変調信号の位相を遷移させる。可変増幅器5a・
b・c・dでは、DAコンバータ11を介してマイコン
12から指示された電力に増幅する。ドライバ回路2に
よって、各ポートe〜hには、指示された位相で、ま
た、指示された電力レベルに変換された同一信号が出力
される。なお、ドライバ回路2は、図1に示すような構
成である必要は無く、各ポートe〜hに指示された位相
及び電力レベルに変換できれば良い。例えば、ポート毎
に直交変調器を配し、変調信号を制御する構成でも良
い。
【0016】出力ドライバ回路2の各ポートe〜hの変
調信号は、各高出力増幅器7a・b・c・dによって増
幅され、各ポートi〜lの信号に変換される。i〜lの
信号の信号は90度ハイブリットの分波・合成回路8a
・b・c・dを通り、各ポートm〜pに出力される。各
ポートm〜pの信号は結合器9a・b・c・dを介して
無指向性アンテナ10a・b・c・dから出力される。
【0017】各ポートm〜pの位相及び電力は、可変位
相器4a・b・c・dと可変増幅器5a・b・c・dと
によってそれぞれ変わるが、これらはDAコンバータ1
1によって制御されており、DAコンバータ11の制御
量は、マイコン12によって各ポートm〜pの出力電力
と位相の関係を演算されて決定される。検出復調器13
は、各ポートm〜pの電力および位相の関係を、結合器
9a・b・c・dを介して調べる。また、マイコン12
は、検出復調器13を用い、各ポートm〜pと各ポート
i〜lの電力と位相の関係を校正する。これにより、例
えば、実際のハードウエア上の遅延により生じるポート
ごとの位相差や電力差などを検出し、出荷前に調整して
おくことできる。なお、検出復調器13は常に動作させ
る必要は無く、校正できれば良い。検出復調器13は専
用回路である必要は無く、例えば受信回路を用いても良
い。検出復調器13は送信回路と一体である必要は無
く、校正を行うときに接続されれば良い。
【0018】合成・分波回路8の構成図を図4に示す。
図4において、合成・分波回路8a・b・c・dのそれ
ぞれは、2入力×2出力であって、各端子は、遅延線な
どの遅延回路80a・b・c・dにより接続され、それ
ぞれ入力信号の波長λ/4、すなわち位相差90度の遅
延が生じるように構成されている。入力1から入力され
た信号は、2分配され、一方は遅延回路80aを経由して
90度遅延して出力端子1に出力され、また、もう一方は
遅延回路80bおよびcを経由して180度遅延して出
力端子2にも出力される。同様に、入力2から入力され
た信号は2分配されて、一方は遅延回路80cを経由し
て90度遅延して出力端子2に出力され、また、もう一方
は遅延回路80cおよびdを経由して180度遅延して
出力端子1にも出力される。
【0019】図4に示す90度ハイブリット回路の4個
が、図1に示すように構成されたと
【0020】きに、出力ポートm〜pと入力ポートi〜
lとの関係式を
【数1】〜
【数4】に示す。
【0021】
【数1】m=(i/2)∠0゜+(j/2)∠-90゜+(k/2)∠-90゜+(l
/2)∠-180゜
【0022】
【数2】n=(i/2)∠-90゜+(j/2)∠-180゜+(k/2)∠0゜+
(l/2)∠-90゜
【0023】
【数3】o=(i/2)∠-90゜+(j/2)∠0゜+(k/2)∠-180゜+
(l/2)∠-90゜
【0024】
【数4】p=(i/2)∠-180゜+(j/2)∠-90゜+(k/2)∠-90゜
+(l/2)∠-0゜ 数1〜数4において、入力ポートi〜lにそれぞれ入力
された信号をi〜lとおき、出力ポートm〜pに出力す
る信号をm〜pおくと、合成・分波回路8a・b・c・
dを経由したそれぞれの信号i〜lは、各信号が各々遅
延されて合成されて、出力ポートm〜pにそれぞれ出力
されることになる。
【0025】つぎに、制御信号の送信時等に、一つのア
ンテナで出力する必要がある時の動作について説明す
る。表1は単一出力を送出した時の各部e〜pの状態を
示した一実施の形態である。
【0026】
【表1】
【0027】例えば、図1に示す出力ドライバ回路2の
出力を表1のポートe〜hに示すように、各ポートにそ
れぞれの位相と、Saなる信号レベルを出力するように、
可変位相器4a・b・c・dと可変増幅器5a・b・c
・dとをマイコン12により設定する。図1に示すポー
トe〜hの各信号は4つの高出力増幅器7a・b・c・
dによってそれぞれG倍され、表1のi〜lに示す信号
にそれぞれ増幅される。各ポートi〜lの信号は合成・
分波回路8a・b・c・dを通ることにより、数1〜数
4に示すような変換が行われ、ポートpにのみ合成され
た信号Sa×2Gが出力される。すなわち、各高出力増幅
器の利得Gに対し、合成・分波回路を通すことにより+
6dBの利得が得られる。この現象は90度ハイブリッ
トに90度の位相差をもって増幅された信号が入力され
ると一方の出力は逆相になるため打ち消し合い、もう一
方の出力は同相になり合成されて出力することによって
起こる。なお、説明ではポートpに出力する条件で説明
したが、回路構成がそれぞれに対称構造であるため、入
力信号の位相を調整することにより、m〜pのいずれか
のポートに単一出力を送出する事ができる。
【0028】つぎに、通話信号の送信時等、各ポートに
同じ信号を出力し、位相を異ならせて4つのアンテナよ
り出力する必要がある時の動作について説明する。表2
は各アンテナより出力を送出した時の各部e〜pの状態
を示した一実施の形態である。
【0029】
【表2】
【0030】例えば、図1に示す出力ドライバ回路2の
出力を表2の各ポートe〜hに示すように、同じ位相の
信号Saを出力するように、可変位相器4a・b・c・d
と可変増幅器5a・b・c・dとをマイコン12により
設定する。高出力増幅器7a・b・c・dによってポー
トe〜hの信号はそれぞれG倍され、表2のi〜lに示
す信号にそれぞれ増幅される。各ポートi〜lの信号は
図1に示す合成・分波回路8a・b・c・dを通ること
により、数1〜数4に示すような変換が行われ、各信号が
分配合成され、表2のm〜pに示すようにSa×Gなる同
位相信号が各ポートに出力される。
【0031】つぎに、通話信号送信時等、4個の出力を
持つドライバ回路の特定2ポートに信号を入力すること
により特定の2つのアンテナより出力するような動作に
ついて説明する。表3は特定の2つのアンテナより出力
を送出した時の各部e〜pの状態を示した一実施の形態
である。
【0032】
【表3】
【0033】例えば、図1に示す出力ドライバ回路2の
出力を表3の各ポートe〜hに示すように、特定の2ポ
ートe、fに位相-45度、g、hに位相-135度の信号を
出力するように、可変位相器4a・b・c・dと可変増
幅器5a・b・c・dとをマイコン12により設定す
る。各ポートe〜hの信号は、高出力増幅器7a・b・
c・dによってそれぞれG倍され、90度ハイブリット
によって構成される合成・分波回路8a・b・c・dを
通り、入力部と同様に分配合成され、特定2ポートに合
成された信号√2Sa×Gが出力される。
【0034】2つのアンテナから信号を出力する場合の
各ポートの位相の組み合わせを表4に示す。
【0035】
【表4】
【0036】つぎに、信号の出力において各高出力増幅
部の出力レベルを可変させ、4個の高出力増幅器を効率
よく動作させ、4つの出力の電力和が常に一定となるよ
うな制御方法について説明する。上記説明において、表
1から表3に示した通り、4つの出力ドライバ回路2の
出力をSaで一定とし、各位相のみを可変することにより
各ポートe〜hに示された高出力増幅部の入力レベル
は、すべて1倍となる。すなわち、高出力増幅器の動作
点を一定に保つことができるので、4つの高出力増幅器
の入力レベルを使用可能な最大値に設定することによ
り、常に効率的に動作させる事が可能になる。また、そ
れぞれの分波・合成回路の出力ポートi〜lの値の電力
和は、各レベルの2乗和で求められ、表1〜表3に示す
電力和の値はすべて一定になる。
【0037】以上説明した実施の形態では、常に出力が
一定になる説明をしたが、必ず出力が一定にする必要は
無く、例えば、アンテナ指向性利得に合わせて低減する
など、目的に合わせて出力を下げて使用しても良い。ま
た、4ポート及び2ポートドライバ回路の出力は各ポー
ト同じであると各高出力増幅器は均一に動作するが、常
に同じである必要は無く、位相がそろっていれば目的に
合わせて重み付けをして出力しても良い。いずれの場合
も信号は各高出力増幅器に分散されて増幅されるため、
効率良く増幅される。
【0038】上記実施の形態によれば、簡易に出力ドラ
イバ回路の位相を変えることにより送出アンテナの切換
ができる。また、高出力増幅器を効率的に使用できるた
め、大きな飽和出力の高出力増幅器を使用する必要がな
く、消費電力を少なくすることができる。また、熱効率
を良くすることができる。上記実施の形態によれば、小
型化、低コスト化を実現できる。また、各出力アンテナ
の選択に合わせた高出力増幅器の設計をする必要がない
等の設計が容易になる効果を奏する。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、常に高出力増幅器を効
率良く使用するため消費電力を少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における基地局の構成図で
ある。
【図2】従来の基地局の構成図である。
【図3】指向性可変アンテナを構成した時のアンテナパ
ターンイメージを示す説明図である。
【図4】合成・分波回路8の構成図である。
【符号の説明】
1…送信信号入力端子 2…ドライバ回路 3…電力分配回路 4a・b・c・d…可変位相器 5a・b・c・d…可変増幅器 6…高出力増幅部 7a・b・c・d…高出力増幅器 8a・b・c・d…合成・分波回路 9a・b・c・d…結合器 10a・b・c・d…無指向性アンテナ 11…DAコンバータ 12…制御部 13…検出復調器 15…アンテナ指向性パターンイメージ例 21…処理回路 22…受信回路 25…基地局 80a・b・c・d…遅延回路 101…送信信号入力端子 102…ドライバ回路 103…電力分配回路 104a・b・c・d…可変位相器 105a・b・c・d…可変増幅器 106…高出力増幅器 107a・b・c・d…高出力増幅器 109a・b・c・d…結合器 110a・b・c・d…無指向性アンテナ 111…DAコンバータ 112…制御部 113…検出復調器 114…高出力増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 武夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信システム事業本部内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 CA06 DB03 EA04 FA05 FA14 FA15 FA16 FA17 FA20 FA24 FA26 FA29 FA32 GA02 GA08 HA03 HA05 HA07 HA10 5K067 AA42 AA43 AA44 CC24 EE10 KK02 KK03 5K072 AA19 AA20 BB13 BB25 CC03 DD16 EE19 EE33 GG02 GG12 GG22 GG35 GG38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信信号を複数に分配するドライバ部と、
    前記ドライバ部により分配された信号を増幅する増幅部
    と、前記信号の送出を制御する制御部とを有する指向性
    可変型移動体通信基地局において、 前記ドライバ部は、送信すべき信号を複数に分配する分
    配手段と、当該複数の信号の位相をそれぞれ遷移させる
    位相手段とを備え、前記増幅部は、前記ドライバ部から出
    力された複数の信号をそれぞれ増幅させる増幅手段と、
    前記増幅手段により増幅された複数の信号をそれぞれ分
    波し、分波されたそれぞれの信号を合成し、合成された
    複数の信号をそれぞれ出力する分波・合成手段とを備
    え、前記制御部は、前記分波・合成手段から出力される
    それぞれの信号が、あらかじめ定めた電力で出力される
    ために、前記位相手段で遷移させる位相を、前記あらか
    じめ定めた電力に対応する位相に制御することを特徴と
    する指向性可変型移動体通信基地局。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の指向性可変型移動体通信
    基地局において、前記ドライバ部は、前記位相手段から
    出力された複数の信号をそれぞれ増幅させ、利得を調整
    できる可変増幅手段をさらに備え、前記制御部は、前記可
    変増幅手段における利得をさらに制御することを特徴と
    する指向性可変型移動体通信基地局。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の指向性可変型移動体通信
    基地局において、前記分波・合成手段は、4個の90度
    ハイブリット回路を備えることを特徴とする指向性可変
    型移動体通信基地局。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の指向性可変型移動体通信
    基地局において、あらかじめ定められた位相の信号が入
    力された前記分波・合成手段から出力される複数の信号
    を検出復調し、位相と電力との関係をあらかじめ校正す
    る校正手段をさらに備えることを特徴とする指向性可変
    型移動体通信基地局。
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