JP2003142923A - フェーズドアレイアンテナ - Google Patents

フェーズドアレイアンテナ

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JP2003142923A
JP2003142923A JP2001336180A JP2001336180A JP2003142923A JP 2003142923 A JP2003142923 A JP 2003142923A JP 2001336180 A JP2001336180 A JP 2001336180A JP 2001336180 A JP2001336180 A JP 2001336180A JP 2003142923 A JP2003142923 A JP 2003142923A
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transmission signal
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Toshio Imai
俊夫 今井
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Nihon Dengyo Kosaku Co Ltd
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Nihon Dengyo Kosaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信信号の信号ラインに挿入される移相器に
より、送信信号が減衰するのを防止することが可能なフ
ェーズドアレーアンテナを提供する。 【解決手段】 局部発振器と、前記局部発振器から出力
される局部発振信号をn(n≧2)分配する電力分配器
と、前記電力分配器で分配されたn個の局部発振信号毎
に設けられ、前記電力分配器で分配された各局部発振信
号の位相量を調整するn個の移相器と、一方の端子に、
振幅および位相がアンテナから放射されるべき放射ビー
ムの指向特性、あるいは放射ビームの放射パターンに応
じた値とされた送信信号が入力され、他方の端子に前記
各移相器から出力される局部発振信号が入力されるn個
の周波数変換手段と、前記各周波数変換手段で周波数変
換された送信信号が入力されるn個のアンテナ素子とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェーズドアレイ
アンテナに係わり、特に、アレイアンテナに供給するマ
イクロ波信号の振幅と位相を制御し、アンテナから放射
される放射ビームの特性やヌル点を電子的に適応制御す
るアダプティブフェーズドアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】複数のアンテナ素子をアレイ状に配置
し、空間において電力合成を行うフェーズドアレイアン
テナでは、各アンテナ素子に給電される送信信号の振幅
と、位相量を調整することにより、放射ビームの指向特
性および放射ビームのビームパターンを変化させること
が可能である。このフェーズドアレイアンテナは、例え
ば、携帯電話に代表される移動通信システムにおける基
地局アンテナ、または、船舶レーダ、気象レーダなどの
各種レーダ装置のアンテナ、あるいは、到来電波を全自
動的に自動追尾するアダプティブフェーズドアレイに使
用されている。なお、このような、フェーズドアレイア
ンテナは、例えば、特開2001−85923号公報な
どに記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4は、従来のフェー
ズドアレイアンテナを説明するための回路図である。な
お、この図4は、前述の特開2001−85923号公
報に、図1として記載されているものである。この図4
に示す従来のフェーズドアレイアンテナでは、高周波信
号源11で生成された高周波の送信信号は信号処理器1
2に供給される。信号処理器12は送信信号を分割し、
分割した送信信号(S1〜Sn)をそれぞれ複数の移相
器(131〜13n)に送出する。また、信号処理器1
2では、複数の移相器(131〜13n)の移相量を制
御するための制御信号(C1〜Cn)を生成し、複数の
移相器(131〜13n)に送出する。複数の移相器
(131〜13n)により、所定位相に制御された送信
信号は、サーキュレータ(141〜14n)、電力増幅
器(151〜15n)、およびサーキュレータ(161
〜16n)介して、導波管スロットアンテナ(171〜
17n)に給電され、スロット(m1〜mn)から空間
に送信される。このとき、電子ビームが放射される方向
は、例えば、それぞれの移相器(131〜13n)の移
相量によって決定される。
【0004】このように、従来のフェーズドアレイアン
テナは、例えば、図4に示すように、高周波の送信信号
の信号ライン(または、伝送経路)毎に、それぞれ移相
器を持ち、この移相器により、各アンテナ素子に入力さ
れる送信信号の位相量を調整するようにしている。しか
しながら、この従来の方法では、送信信号の信号ライン
に、例えば、電子的に制御する移相器が挿入されるた
め、送信信号が減衰し、所望の出力を得るためには、利
得の大きい電力増幅器を使用する必要があるという問題
点があった。また、電子的に制御する移相器として、例
えば、PINダイオードを用いたものなどを使用する場
合には、以下のような問題点があり、その対策が必要で
あった。 位相変化量により挿入損失が変化する。そのため、位
相変化に応じた放射波の出力を補償する補償回路が必要
となる。また、補償回路を用いない場合には、位相変化
量を制限する必要がある。 送信信号の入力電力により混変調を発生するものがあ
る。そのため、送信信号の入力電力を制限する必要もあ
った。
【0005】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、フェー
ズドアレーアンテナにおいて、送信信号の信号ラインに
挿入される移相器により、送信信号が減衰するのを防止
することが可能となる技術を提供することにある。本発
明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細
書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。本発明では、n(n≧2)個の周波
数変換手段において、中間周波数帯の送信信号と、共通
の局部発振器からの局部発振信号とをミキシングするこ
とにより、n個のアンテナ素子(あるいは、n個のアン
テナ素子ブロック)に供給する周波数変換された送信信
号(即ち、高周波の送信信号)を生成する。このとき、
各周波数変換手段には、振幅および位相が、アンテナか
ら放射されるべき放射ビームの指向特性、あるいは放射
ビームの放射パターンに応じた値に設定された送信信号
が入力される。したがって、n個の周波数変換手段にお
いて、周波数変換された送信信号も、アンテナから放射
されるべき放射ビームの指向特性、あるいは放射ビーム
の放射パターンに応じた振幅および位相となる。この周
波数変換された送信信号をn個のアンテナ素子(あるい
は、n個のアンテナ素子ブロック毎)に供給することに
より、アンテナから、所望の指向特性、あるいは放射パ
ターンを有する放射ビームを放射することが可能とな
る。
【0007】この場合に、各周波数変換手段と、共通の
局部発振器との間には移相器が設けられ、この移相器に
より、各周波数変換手段から各アンテナ素子(あるい
は、各アンテナ素子ブロック)に至る各経路における、
各構成要素(例えば、周波数変換器、帯域通過フィル
タ、電力増幅器など)の電気長の誤差、および、接続線
路の電気長の誤差に起因する、周波数変換された送信信
号の位相誤差を補正する。また、本発明において、各周
波数変換手段の一方の端子に入力される送信信号の振幅
のみを、アンテナから放射されるべき放射ビームの指向
特性、あるいは放射ビームの放射パターンに応じた値に
設定し、かつ、前記各移相器で調整される位相量とし
て、前述した位相誤差を補正する分に、アンテナから放
射されるべき放射ビームの指向特性、あるいは放射ビー
ムの放射パターンに応じた位相量を加えた値とする。ま
た、本発明において、共通の局部発振器からの局部発振
信号の電力レベルが不足する場合には、各移相器の前
段、または、後段、あるいは、その両方に、局部発振信
号を増幅する増幅器を設け、局部発振信号を増幅する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。 [実施の形態1]図1は、本発明の実施の形態1のフェ
ーズドアレイアンテナの概略構成を示すブロック図であ
る。同図において、T〜Tは中間周波数帯の送信信
号が入力される入力端子、1〜1は第1の帯域通過
フィルタ、2〜2は周波数変換器、3〜3は第
2の帯域通過フィルタ、4〜4は電力増幅器、5
〜5はアンテナ素子、6〜6は移相器、7は電力
分配器、8は局部発振器である。以下、本実施の形態の
フェーズドアレイアンテナの動作を説明する。各入力端
子(T〜T)から入力される中間周波数帯の送信信
号は、振幅および位相が、アンテナから放射されるべき
放射ビームの指向特性、あるいは放射ビームの放射パタ
ーンに応じた値に設定されており、これにより、後述す
るように、フェーズドアレイアンテナから放射される空
間合成された放射ビームの方向や、ヌル方向を適応的に
変化させる。
【0009】各入力端子(T〜T)から入力される
中間周波数帯の送信信号は、第1の帯域通過フィルタ
(1〜1)により不要波成分が除去され、周波数変
換器(2〜2)の一方の端子に入力される。なお、
第1の帯域通過フィルタ(1〜1)に代えて、ロー
パスフィルタを使用してもよい。また、共通の局部発振
器8からの局部発振信号は、電力分配器7でn分配さ
れ、この電力分配器7で分配された各局部発振信号は、
周波数変換器(2〜2)の他方の端子に入力され
る。各周波数変換器(2〜2)から出力される周波
数変換された送信信号は、第2の帯域通過フィルタ(3
〜3)に入力され、第2の帯域通過フィルタ(3
〜3)により不要波が取り除かれて所望の送信信号と
なる。これらの送信信号は、電力増幅器(4〜4
により、それぞれ所要の電力に増幅された後、アンテナ
素子(5〜5)に入力され、アンテナ素子(5
)から空中へ放射される。
【0010】ここで、各周波数変換器(2〜2)に
入力される中間周波数帯の送信信号をA(ω)cos
(ωi・t+θ)、局部発振信号をBcos(ωlo・
t)とすると、各周波数変換器(2〜2)から出力
される出力信号F(ω)は、下記(1)式で表される。
【数1】 F(ω)=A(ω)cos(ωi・t+θ)×Bcos(ωlo・t) =A(ω)×B[cos{(ωi+ωlo)・t+θ}/2 +cos{(ωi−ωlo)・t+θ}/2] …(1) 第2の帯域通過フィルタ(3〜3)において、co
s{(ωi−ωlo)・t+θ}/2の成分が除去され
るので、アンテナ素子(5〜5)に入力される送信
信号Fa(ω)は、下記(2)式で表される。
【数2】 Fa(ω)=A(ω)×Bcos{(ωi+ωlo)・t+θ}/2 =A(ω)×Bcos(ωs・t+θ)/2 …(2) 但し、ωsは、アンテナ素子(5〜5)に入力され
る送信信号の角周波数で、ωs=ωi+ωloである。
【0011】この(2)式から分かるように、最終的に
アンテナ素子(5〜5)に入力される送信信号の位
相量(θ)は、中間周波数帯の送信信号の位相量と同じ
になる。したがって、各周波数変換器(2〜2)に
入力される中間周波数帯の送信信号の位相量(θ)を、
アンテナから放射される放射ビームの指向特性、あるい
は放射ビームの放射パターンが所望の特性となるような
値に設定することにより、アンテナから、所望の指向特
性、あるいは放射パターンを有する放射ビームが放射さ
れる。また、各周波数変換器(2〜2)に入力され
る局部発振信号は、共通の局部発振器8からの出力であ
るので、各周波数変換器(2〜2)に入力される局
部発振信号の位相量は同じになる。しかしながら、実際
には、各周波数変換器(2〜2)で周波数変換され
た送信信号は、各第2の帯域通過フィルタ(3
)や、各電力増幅器(4〜4)で位相量が変動
し、また、各周波数変換器(2〜2)と各第2の帯
域通過フィルタ(3〜3)との間、および、各第2
の帯域通過フィルタ(3 〜3)と各電力増幅器(4
〜4)との間、並びに、各電力増幅器(4
)と各アンテナ素子(5〜5)との間を接続す
る接続線路の電気長もバラツキを有しており、さらに、
各周波数変換器(2〜2)から出力される送信信号
の位相量も同じとは限らない。
【0012】即ち、各周波数変換器(2〜2)から
各アンテナ素子(5〜5)に至る各経路中の周波数
変換器(2〜2)、帯域通過フィルタ(3
)、および電力増幅器(4〜4)の電気長、並
びに、接続線路の電気長は、ある誤差を有している。し
たがって、各周波数変換器(2〜2)で周波数変換
された送信信号の位相量は、各アンテナ素子(5〜5
)への入力時点で、それぞれある誤差(φ1〜φn)
を持っている。これらの誤差(φ1〜φn)に起因し
て、各アンテナ素子(5〜5)に入力される周波数
変換された送信信号の相対的な位相量が、中間周波数帯
の各送信信号の相対的な位相量と異なってしまうことに
なり、その結果として、アンテナから放射される放射パ
ターンが目的とする放射パターンとは異なることにな
る。本実施の形態では、各周波数変換器(2〜2
と電力分配器7との間に挿入される各移相器(6〜6
)の位相量を、前述の位相誤差(φ1〜φn)を打ち
消す値とすることで、各移相器(6〜6)におい
て、前述の位相誤差(φ1〜φn)を補正する。
【0013】即ち、各移相器(6〜6)は、各周波
数変換器(2〜2)から各アンテナ素子(5〜5
)に至る各経路における、各構成要素(周波数変換器
(2 〜2)、帯域通過フィルタ(3〜3)、電
力増幅器(4〜4))の電気長の誤差、および、接
続線路の電気長の誤差に起因する、周波数変換された送
信信号の位相誤差を補正する。これにより、各周波数変
換器(2〜2)で周波数変換された送信信号の相対
的な位相量が、アンテナ素子(5〜5)に入力され
る時点で、中間周波数帯の各送信信号の相対的な位相量
と同じにすることができるので、アンテナから放射され
る放射ビームは、空間合成されて所望のアンテナ特性
(即ち、所望の指向特性、あるいは放射パターン)を得
ることが可能となる。このように、本実施の形態のフェ
ーズドアレイアンテナでは、従来のフェーズドアレイア
ンテナのように、高周波の送信信号の信号ライン中に移
相器を挿入する必要がないので、高周波の送信信号の信
号ラインに挿入される移相器による信号の損失をなくす
ことができ、しかも、移相器の位相量の変化させたとき
に、損失の変化の影響を直接受けることがない。そのた
め、電力増幅器(4〜4)として、従来のものに比
較して、利得の小さい増幅器を使用することが可能とな
る。
【0014】[実施の形態2]図2は、本発明の実施の
形態2のフェーズドアレイアンテナの概略構成を示すブ
ロック図である。本実施の形態のフェーズドアレイアン
テナは、複数のアンテナ素子5(図2では、4個)を一
つのグループとするアンテナ素子ブロック(50〜5
)毎に、周波数変換器(2〜2)を配置し、各
周波数変換器(2〜2)で周波数変換された送信信
号を、各アンテナ素子ブロック(50〜50)に入
力するようにした点で、前述の実施の形態1のフェーズ
ドアレイアンテナと相違する。本実施の形態でも、前述
したような作用・効果を得ることが可能である。
【0015】[実施の形態3]図3は、本発明の実施の
形態3のフェーズドアレイアンテナの概略構成を示すブ
ロック図である。本実施の形態のフェーズドアレイアン
テナは、各移相器(6〜6)の前段に、局部発振信
信号を増幅する増幅器(9〜9)を設けた点で、前
述の実施の形態1のフェーズドアレイアンテナと相違す
る。前述したように、各周波数変換器(2〜2)の
他方の端子に入力される局部発振信号は、共通の局部発
振器8から出力される局部発振信号を、電力分配器7で
n分配したものが使用される。そのため、分配数(n)
が多くなると、局部発振信号の電力レベルが不足する恐
れがある。本実施の形態のフェーズドアレイアンテナで
は、このような場合に、局部発振信号を増幅して、不足
した電力レベルを補うようにしたものである。なお、本
実施の形態の増幅器(9〜9)としては、高価な直
線増幅器ではなく、飽和出力の小さな増幅器を使用する
ことができる。
【0016】また、前述の各実施の形態において、各入
力端子(T〜T)から入力される中間周波数帯の送
信信号の振幅のみを、アンテナから放射されるべき放射
ビームの指向特性、あるいは放射ビームの放射パターン
に応じた値に設定しておき、かつ、各移相器(6〜6
)で調整する位相量として、各周波数変換器(2
)から各アンテナ素子(5〜5)(あるいは、
各アンテナ素子ブロック(50〜50))に至る各
経路における、前述した周波数変換された送信信号の位
相誤差を補正する位相量に、アンテナから放射されるべ
き放射ビームの指向特性、あるいは放射ビームの放射パ
ターンに応じた位相量を加えた値とするようにしてもよ
い。この場合でも、フェーズドアレイアンテナから放射
される空間合成された放射ビームの方向を変化させるこ
とが可能となる。
【0017】なお、特許第3148320号明細書に
は、アダプティブアレイアンテナの受信コンバータの構
成として、周波数変換を行うものが記載されている。こ
の公報(特許第3148320号明細書)に記載されて
いるものでは、共通の局部発振器を使用する構成では高
出力の局部発振器が必要になる等の欠点があるとして、
PLL回路を使用する構成が記載されている。しかしな
がら、前述したPLL回路は、各受信ブロック毎に必要
となるので、この各受信ブロック毎のPLL回路を構成
することを考慮すると、共通の局部発振器を使用した場
合の方がコストを低減することが可能である。しかも、
前述の公報(特許第3148320号明細書)には、ア
ダプティブアレイアンテナの送信側の構成は何ら開示さ
れておらず、特に、本発明の各移相器(6〜6)に
より、各周波数変換器(2〜2)から各アンテナ素
子(5 〜5)(あるいは、各アンテナ素子ブロック
(50〜50))に至る各経路における、各構成要
素の電気長の誤差、および、接続線路の電気長の誤差に
起因する、周波数変換された送信信号の位相誤差を補正
することは何ら開示されていない。以上、本発明者によ
ってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に
説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。本発明のフェーズドアレーアンテナに
よれば、送信信号の信号ラインに挿入される移相器によ
り、送信信号が減衰するのを防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のフェーズドアレイアン
テナの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2のフェーズドアレイアン
テナの概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態3のフェーズドアレイアン
テナの概略構成を示すブロック図である。
【図4】従来のフェーズドアレイアンテナを説明するた
めの回路図である。
【符号の説明】
〜1…第1の帯域通過フィルタ、2〜2…周
波数変換器、3〜3 …第2の帯域通過フィルタ、4
〜4…電力増幅器、5,5〜5…アンテナ素
子、6〜6…移相器、7…電力分配器、8…局部発
振器、9〜9…増幅器、11…高周波信号源、12
…信号処理器、131〜13n…移相器、141〜14
n,161〜16n…サーキュレータ、151〜15n
…電力増幅器、171〜17n…導波管スロットアンテ
ナ、181〜18n…位相検出器、191〜19n…低
雑音増幅器、50〜50…アンテナ素子ブロック、
〜T…中間周波数帯の送信信号が入力される入力
端子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部発振器と、 前記局部発振器から出力される局部発振信号をn(n≧
    2)分配する電力分配器と、 前記電力分配器で分配されたn個の局部発振信号毎に設
    けられ、前記電力分配器で分配された各局部発振信号の
    位相を調整するn個の移相器と、 一方の端子に、振幅および位相がアンテナから放射され
    るべき放射ビームの指向特性、あるいは放射ビームの放
    射パターンに応じた値に設定された送信信号が入力さ
    れ、他方の端子に前記各移相器から出力される局部発振
    信号が入力されるn個の周波数変換手段と、 前記各周波数変換手段で周波数変換された送信信号が入
    力されるn個のアンテナ素子とを備えることを特徴とす
    るフェーズドアレイアンテナ。
  2. 【請求項2】 局部発振器と、 前記局部発振器から出力される局部発振信号をn(n≧
    2)分配する電力分配器と、 前記電力分配器で分配されたn個の局部発振信号毎に設
    けられ、前記電力分配器で分配された各局部発振信号の
    位相を調整するn個の移相器と、 一方の端子に、振幅および位相がアンテナから放射され
    るべき放射ビームの指向特性、あるいは放射ビームの放
    射パターンに応じた値に設定された送信信号が入力さ
    れ、他方の端子に前記各移相器から出力される局部発振
    信号が入力されるn個の周波数変換手段と、 複数のアンテナ素子から成り、前記各周波数変換手段で
    周波数変換された送信信号が入力されるn個のアンテナ
    素子ブロックとを備えことを特徴とするフェーズドアレ
    イアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記各周波数変換手段の一方の端子に入
    力される送信信号は、振幅がアンテナから放射されるべ
    き放射ビームの指向特性、あるいは放射ビームの放射パ
    ターンに応じた値に設定されており、 前記各移相器で調整される位相量は、アンテナから放射
    されるべき放射ビームの指向特性、あるいは放射ビーム
    の放射パターンに応じた位相量を含むことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のフェーズドアレイアン
    テナ。
  4. 【請求項4】 前記n個の移相器の前段、または、後
    段、あるいは、その両方に、局部発振信号を増幅する増
    幅器を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3
    のいずれか1項に記載のフェーズドアレイアンテナ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011078029A1 (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 日本電気株式会社 アンテナ素子への配線距離を最短にするアレイアンテナ装置
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