JP2663571B2 - ダム堆砂処理用揚土設備 - Google Patents

ダム堆砂処理用揚土設備

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JP2663571B2 JP27423788A JP27423788A JP2663571B2 JP 2663571 B2 JP2663571 B2 JP 2663571B2 JP 27423788 A JP27423788 A JP 27423788A JP 27423788 A JP27423788 A JP 27423788A JP 2663571 B2 JP2663571 B2 JP 2663571B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はダムに搭載した土砂を浚渫して処理するため
のダム堆砂処理用揚土設備に関する。
[従来の技術] ダムに土砂が堆積するとダムの貯水量が減ることか
ら、ダムに堆積した土砂を定期的また非定期的に浚渫す
ることが行われている。
従来、ダムに堆積した土砂の浚渫法の1つとして、バ
ックホーやグラブバケットを用いた方法があり、これら
バックホーやグラブバケットで浚渫されたダム底からの
浚渫土砂は、土運船に積んでダムに設置された揚土場に
運搬し、そこでグラブバケットを備えたクレーン式揚土
機等によって土運船から地上に揚土して、搬送ベルトコ
ンベアを介して土砂堆積処理場に搬送し、処理されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 上述したように、土運船によって運搬されたダム底か
らの浚渫土砂を、従来はグラブバケットを備えたクレー
ン式揚土機によって土運船から地上に揚土している。こ
のために、ダムの水位が高いときは問題ないが、渇水な
どによりダムの水位が低いときには、揚土場の岸壁の下
方の水面上に揚土機から大きな高低差で位置する土運船
上に、グラブバケットを吊り下して土砂を掴み、そして
土砂を掴んだグラブバケットを吊り上げるという面倒且
つ時間のかかる作業をしなければならず、土運船からの
土砂の揚土が容易でなく、効率が悪い問題があった。
本発明の目的は、上述の現状に鑑み、ダムの水位が低
いときでも土運船によって運搬されたダム底からの浚渫
土砂を容易に揚土することができるダム堆砂処理用揚土
設備を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ダムの傾斜壁に沿ってガイドレールを設
け、該ガイドレール上に台車をウインチによって位置変
更可能に設置し、該台車と上記傾斜壁の上端との間に搬
出コンベアをテークアップ装置により延出長さ調整可能
に設け、上記台車上に土運船によって運搬されたダム底
からの浚渫土砂を該搬出コンベア上に搬入する揚土機を
搭載したことを特徴とする。
[作用] ダムの水位が変化しても、その水位に合わせてウイン
チで台車の位置を変更することにより、揚土機を常にダ
ムの水面上付近に位置させることができ、また、テーク
アップ装置で搬出コンベアの延出長さを調整することに
より、揚土機の近くに搬出コンベアの下端部を位置させ
ることができるので、揚土機で土運船によって運搬され
たダム底からの浚渫土砂を容易に土砂搬出コンベア上に
搬入することができる。また、土砂を搬出コンベア上に
搬入することによって、ダムの傾斜壁上の地上に搬出す
るので、その土砂の地上への搬出は容易である。従っ
て、ダムの水位が高いときは勿論のこと、ダムの水位が
低いときにも、土運船によって運搬されたダム底からの
浚渫土砂を容易に揚土することができ、その効率も良
い。
[実施例] 以下本発明の実施例について詳述する。
第1図は本発明のダム堆砂処理用揚土設備の実施例を
示す側面図、第2図は第1図の揚土設備を示す平面図で
ある。
第1図および第2図において、1はダムの傾斜壁で、
本発明の揚土設備は、ダムの傾斜壁1に沿って設けられ
たガイドレール3および搬出コンベア2と、ガイドレー
ル3上に設置された台車4と、台車4上に搭載された揚
土機5とから基本的になっている。
ガイドレール3は、ダムの傾斜壁1に沿って傾斜壁1
の長手方向と直角に2条設けられており、2条のガイド
レール3は、傾斜壁1の長手方向に互いに間隔をあけて
位置されている。ガイドレール3の上端部は、傾斜壁1
上の地上に延出し、ガイドレール3の下端部は、ダムが
低水位のときの実線で示す水面9下に没している。
台車4は、この2条のガイドレール3上に載置され、
地上に設置した2基のウインチ12によって、台板7に取
付けたチェーン13を巻取り、巻出すことにより、位置変
更可能に設置されている。台車4の上部の車輪15aは、
台車4をガイドレール3に係合するために、ガイドレー
ル3のT字状の頭頂部を上下から挟持している。台車4
の下部の車輪15bは、通常通りガイドレール3の頭頂部
上に載置される。
台車4上には、傾斜壁1の長手方向に延びる長方形状
の浮体からなる台板7が設けられており、この台板7
は、水面9の揺れによる揺動を防ぐために、チェーン13
によって上部方向に引張り気味に支持されている。な
お、台板7を浮体としたのは台車4への荷重を軽減する
ためであって、必ずしも浮体であることを要しない。
搬出コンベア2は、台車4上の台板7の近くに横付け
された土運船6によって運搬されたダム底からの浚渫土
砂を、土運船6から傾斜壁1上の地上に搬出するための
もので、幅方向両側の耳とその間の横方向の桟とによつ
て、土砂の収容部を形成したベルトコンベアからなって
いる。搬出コンベア2は、一方のガイドレール3上に位
置する重畳自在な支持フレーム14で支持することによっ
て、台車4上の台板7とダムの傾斜壁1の上端との間に
傾斜壁1の長手方向と直角に1条設けられている。その
下端部は、台板7上に位置し、上端部は、傾斜壁1上方
の地上に延出して、払出しコンベア10上の土砂排出シュ
ート11内に臨んでいる。また搬出コンベア2の上端部
は、地上に設置されたテークアップ装置8に装架されて
いる。
このテークアップ装置8は、搬出コンベア2の上端部
の蛇行量を調節することによって、傾斜壁1に沿う部分
のコンベア2の延出長さを調整するためのもので、第1
図に水面9を実線で示すダムの低水位時には、テークア
ップ装置8により傾斜壁1に沿う部分のコンベア2の延
出長さを長くして、その下端部を台板7上に位置させ
る。水面9を一点鎖線で示すように、ダムの水位が高い
ときには、テークアップ装置8により傾斜壁1に沿う部
分のコンベア2の延出長さを短くして、その下端部を台
板7上に位置させる。
揚土機5は、台板7の近くに横付けされた土運船6上
の土砂を搬出コンベア2上に搬入するためのもので、バ
ックホー等からなっており、台板7の長手方向に間隔を
あけて3基設けられている。台板7上には、この揚土機
5で掬い上げた土運船6からの土砂を投入するホッパ16
が、揚土機5同志の間に設けられ、ホッパ16の排出シュ
ート17側に、ホッパ16からの土砂を搬出コンベア2上に
搬送する連絡コンベア18が設けられている。連絡コンベ
ア18の下流端は、土砂飛散防止用囲い19に臨んで、搬出
コンベア2の水平な下端部上に位置している。なお、揚
土機5はバックホーに限るものではない。
従って、以上のように構成された揚土設備によれば、
土運船6によって運搬されたダム底からの浚渫土砂の揚
土は次のように行われる。
第1図に水面9を実線で示すように、ダムの水位が低
いときには、ウインチ12によっつてチェーン13を介し
て、台車4をガイドレール3に沿って降下し、台板7上
の揚土機5を実線で示す水面9上付近に位置させる。ま
た、同時にコンベア2の下端部が台板7上に設置されて
いるためテークアップ装置8によってダムの傾斜壁1に
沿う部分の搬出コンベア2の延出長さを調整する。そし
て、台板7の近くに横付けされた土運船6によって運搬
されたダム底からの浚渫土砂を、土運船6から揚土機5
によって掬い上げ、ホッパ16、連絡コンベア18を介し
て、土砂を搬出コンベア2上に搬入する。搬出コンベア
2は、搬入された土砂を搬送して、傾斜壁1上の地上に
搬出させ、かくして、土運船6からの土砂が揚土され
る。揚土された土砂は、搬出コンベア2から払出しコン
ベア10を通って、近くの土砂堆積処理場に搬送して処理
される。
逆に、第1図に水面9を一点鎖線で示すように、ダム
の水位が高いときには、ウインチ12によってチェーン13
を介して、台車4をガイドレール3に沿って上昇し、ま
た、同時にテークアップ装置8によってダムの傾斜壁1
に沿う部分の搬出コンベア2の延出長さを調整して、同
様に台板7上の揚土機5を一点鎖線で示す水面9上付近
に位置し、コンベア2の下端部を台板7上に位置する。
そして、以下同様にして、揚土機5による土運船6から
の土砂の掬い上げ、ホッパ16、連絡コンベア18を介した
土砂の搬出コンベア2への搬入、搬出コンベア2による
土砂の地上への搬出を行い、土運船6からの土砂が地上
に揚土される。
以上のように、本発明の揚土設備によれば、ダムの水
位が変化しても、そのときの水面9付近に揚土機5を位
置させ、また、揚土機5の近くに排出コンベア3の下端
部を位置させて、揚土機5で土運船6からの土砂を搬出
コンベア2に搬入し、その土砂を搬出コンベア2で地上
に搬出しているので、ダムの水位が高いときは勿論のこ
と、低いときにも、土運船6によって運搬されたダム底
からの浚渫土砂を容易に連続的に揚土することができ、
その効率も良い。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ダムの水位が
低いときにも土運船によって運搬されたダム底からの浚
渫土砂を容易連続的に揚土することができ、連続的に揚
土できることにり設備も小さく、その効率も良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の揚土設備の実施例を示す側面図、第2
図は第1図の揚土設備を示す平面図である。 図中、1は傾斜壁、2は搬出コンベア、3はガイドレー
ル、5は揚土機、6は土運船である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダムの傾斜壁に沿ってガイドレールを設
    け、該ガイドレール上に台車をウインチによって位置変
    更可能に設置し、該台車と上記傾斜壁の上端との間に搬
    出コンベアをテークアップ装置により延出長さ調整可能
    に設け、上記台車上に土運船によって運搬されたダム底
    からの浚渫土砂を該搬出コンベア上に搬入する揚土機を
    搭載したことを特徴とするダム堆砂処理用揚土設備。
JP27423788A 1988-10-28 1988-10-28 ダム堆砂処理用揚土設備 Expired - Lifetime JP2663571B2 (ja)

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